東京モーターショー2019 出展車一覧~各メーカーの注目車を要チェック!
第46回東京モーターショー2019の出展車を紹介します。
国内メーカーは、トヨタ、スバル、マツダ、ホンダ、三菱、日産、ダイハツ、スズキなどが新型車や次世代コンセプトカーのワールドプレミアを行います。
残念ながら輸入車メーカーの乗用車出展は、メルセデス・ベンツ、ルノー(アルピーヌ含む)、アルピナの3社のみですが、新技術や日本未発売の新型車など、見所はたくさん!
日本自動車工業会の豊田章男会長は、東京モーターショー2019年の目標来場者数を100万と語っています。
トヨタの東京モーターショー2019出展車一覧
東京モーターショー2019のトヨタ出展の目玉は、エンジンやプラットフォームを刷新する新型ヤリスです。トヨタのバン事業を担うトヨタ車体のブースで展示される新型グランエースも見逃せません。
その他、次期MIRAIのコンセプトモデルや自動運転可能な電気自動車コンセプトカーEQ、2020年市販化予定の超小型EVなど、見所満載です!
新型グランエース【世界初公開】
トヨタの新型ワゴン「グランエース」は東京モーターショー2019で公開!
2019年10月18日、トヨタはフルサイズワゴンの新型車「グランエース」を東京モーターショー2019に出展し、2019年内に発売すると発表しました。
新型グランエースは、全長5300mm×全幅1970mm×全高1990mmで、ホイールベースは3210mm。トヨタの高級ミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」よりもひとまわり大きく、ゆとりあるラグジュアリーな室内空間が特徴です。
新型グランエースのパワートレインは、2.8Lクリーンディーゼルエンジン1GDですが、徹底した振動・遮音対策を施し、快適な乗り心地を実現。発売時には、3列シート6人乗り、4列シート8人乗りの2種類をラインアップします。
新型グランエースは、東京モーターショー2019トヨタ車体ブース(東京ビックサイト青海展示棟Bホール)での展示となります。
MIRAI Concept【世界初公開】
MIRAI Concept 次期型MIRAIとして2020年末発売
トヨタは東京モーターショー2019のMEGA WEB会場で開催されるFUTURE EXPOにて、次期MIRAIのコンセプトモデルにあたる「MIRAI Concept」を世界初公開します。発売は2020年末の予定です。
2014年に発売されて初のフルモデルチェンジとなるMIRAIは、FCシステムを刷新し、水素搭載量も拡大。燃料電池車としての更なる性能向上のため、航続可能距離は現行型より30%の延長を目指して開発が進められています。
新型MIRAIは、新プラットフォーム「TNGA」を採用。低重心なスタイルに、20インチの大径タイヤを装着したスポーティーなエクステリアが目を惹きます。高い剛性と静寂性を持ち、従来の4人乗りから5人乗りへ定員も拡大。
エコなだけではない、気持ちのいい走行フィーリングを持つクルマへと進化を遂げます。
コンセプトカー LQ
トヨタLQ TMS2019「FUTURE EXPO」に出展
LQは、「新しい時代の愛車」をテーマに開発された新しいコンセプトカーです。東京モーターショー2017に出展したコンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i」をベースにしていますが、LQは走行可能な電気自動車として制作されています。
LQは、特定の交通状況下においてシステムが全運転を行うことが可能な「自動運転レベル4」に該当。無人自動バレーパーキングシステムも搭載しており、隣接車両と約20センチの感覚で駐車が可能です。
コックピットにはデンソーとJOLEDが共同開発した有機ELディスプレイを採用しており、近未来的なデジタルメーターは、視認性が高く、スタイリッシュなデザインに仕上がっています。
Toyota Research Instituteと共同開発したLQは、AIエージェント「YUI」を搭載。ドライバーの眠気を事前に判断して休憩を促したり、興味のありそうな施設の情報を提供してくれるなど、オーナーが快適な移動時間を過ごせるようにサポートします。
新型ヤリス(ヴィッツ・フルモデルチェンジ)【世界初公開】
新型ヤリスのプロトタイプ
トヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」は、次期フルモデルチェンジで車名をグローバルモデルと同じ「ヤリス」に変更します。2020年2月中旬の発売に先駆けて、東京モーターショー2019の期間中、お台場のヴィーナスフォートに展示されることが決定しました。
新型ヤリスは、トヨタが新開発したプラットフォーム「TNGA」を採用し、ハンドリング性能や静寂性が従来モデルより向上。パワートレインには、1.5リッターの直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載し、トヨタの小型車として初めて電気式4WDシステム「E-Four」も設定予定です。
新型ヤリスには、運転席や助手席が回転する「ターンチルトシート」を採用し、運転手や同乗者の車の乗り降りをサポート!「Toyota Safety Sense」を標準装備し、幅広い世代の人が安心して乗れる新世代コンパクトカーとして活躍するでしょう。
1人乗りEVスポーツカー e-RACER
サプライズ出展された1人乗りスポーツカー「e-RACER」
「e-RACER」は、東京モーターショー2019のプレスカンファレンスでトヨタがサプライズ出展した未来志向の一人乗りのEVスポーツカー。
全長3,340mm×全幅1,620mm×全高970mmのボディサイズを採用する「e-RACER」は、トヨタが単独で開発を行い、市販化の予定は現時点ではないコンセプトカーです。
「e-RACER」が搭載するパワートレインなどについての情報は発表されてはいないものの、同車は自身の体格にマッチさせたシートアレンジなどのカスタマイズを気軽に楽しめて、各個人がよりパーソナライズされた商品を求める未来社会の選択肢となり得る可能性を秘めているモビリティです。
新型超小型EV/超小型EVビジネス向けコンセプトモデル
TMS2019で初めて公開される超小型EV 2020年冬市販化予定
トヨタは東京モーターショー2019に、2020年冬市販化予定の2人乗り「超小型EV」を出展することを明らかにしました。期間中、MEGA WEB会場FUTURE EXPOで一般公開されます。
TMS2019に出展される超小型EVは、全長2,490mm×全幅1,290mm×1,550mmと軽自動車よりも大幅に小さいボディサイズで、最小回転半径は3.9mと非常に小回りが利くのが特徴。最高速度は60km/h、1回約5時間の充電で約100キロの走行が可能です。
その他、2019年6月に発表された「超小型EV ビジネス向けコンセプトモデル」も同時出展。
有明エリアと青海エリアを結ぶ1.5キロのOPEN ROADでは、「TOYOTA i-ROAD」や1人乗りの「歩行領域EV(立ち乗りタイプ/座り乗りタイプ/車いす連結タイプ)」などの試乗もできます。
eパレット 東京オリンピック・パラリンピック仕様車
カメラやセンサーを活用した自動運転システムを採用したe-Palette
eパレットは、トヨタ独自の自動運転技術によるモビリティサービスAutono-MaaS専用のEV車です。最高速度は19km/h、航続可能距離は約150kmで、東京オリンピック・パラリンピックでは選手村巡回などに活用される予定です。
eパレットは全長5,255mm×全幅2,065mm×全高2,760、最大20名の乗車が可能。低床フロアやスライドドア、格納式スロープなど、車椅子ユーザーにも配慮した設計となっています。
PMCVコンセプト
「2030年のミニバンのあたらしいカタチ」を提案するPMCV Concept(ピーエムシーブイ コンセプト)
トヨタ車体が展示するPMCVコンセプトは、1人~7人乗りまで可能で、8つの多彩なシートアレンジが楽しめる未来のミニバン。
ボディサイズは全長4600mm×全幅1790mm×全高1760mmで、ホイールベースは3285mm。運転席以外の座席すべてを格納して、バイクやサーフボードなども積載できます。
リゾートツアラー コンセプト
おもてなし精神満載のハイヤーResort Tourer Concept(リゾートツアラー コンセプト)
リゾートツアラーコンセプトは、トヨタ車体ブースで内装モデルのみの展示。特別な旅にぴったりなハイヤー(貸し切り自動車)の新しい形を提案します。
質の良い対面4座シートにはカップフォルダーや小物入れなどが完備され、豪華列車のようなラグジュアリーな空間が広がっています。1人1台タブレットが完備されていますが、シートテーブルを4つ合わせると、天井プロジェクターからテーブルに旅先の情報を映し出すことも可能です。
ビジネスライナー コンセプト
移動時間も無駄にしたくないビジネスパーソンのためのBusiness Liner Concept(ビジネスライナー コンセプト)
ビジネスライナー コンセプトは、空港からオフィスまで、忙しいビジネスマンの送迎に適した内装モデルです。トヨタ車体ブースでの展示となります。
シート下にスーツケーツを置けて、ジャケット等は皺にならないようにシート後方に収納できます。スマートフォンをタッチするだけで、予約シートが「WELCOM」と表示するので、乗車が非常にスムーズ。シートが左右15度回転する「ジグザグシート」も完備しています。
e-Chargeair/e-Care/e-Trans/e-4me/e-broom
東京モーターショー2019トヨタブースでは、未来のモビリティが多数展示されています。『未来をもっと、遊ぼう PLAY THE FUTURE!』のコンセプト通り、未来のクルマや移動の在り方を考えさせられる展示車ばかりです。
e-Chargeair 充電が必要なEVのもとへ自走するモビリティ
ヨットのような個性あふれるシルエットをしている「e-Chargeair」は、未来のEV時代にお世話になるかもしれないコンセプトカーです。
「e-Chargeair」の役目はズバリ充電。バッテリーが不足している状態のEVのもとへと自動走行で移動して、電力を供給します。非接触充電システム・空気清浄・Wi-Fi機能も備える「e-Chargeair」は、未来の災害時にも役立ちそうなモビリティです。
e-Care 東京モーターショー2019では人間の表情を判断する「顔じゃんけん」が可能
e-Trans シェアでの使用を想定しているため清掃しやすいフラットな床が特徴
e-4me 移動しながらプライベート空間を確保!
e-broom 未来には空を飛ぶかもしれない箒型モビリティ
病院へ向かいながら医師と会話ができるe-Care。移動と荷物の運搬を両方叶えるライドシェアモビリティe-Trans。1人乗りで人目を気にせず移動中をプライベートタイムにできる自動運転車e-4me。
魔法使いの空飛ぶ箒をモチーフにしたe-broomは、さすがに空を飛ぶことはできませんが、「人機一体」モビリティとして試乗可能です。
レクサスの東京モーターショー2019出展車一覧
2019年10月10日、LEXUSは東京モーターショー2019でEVのコンセプトカーを出展することを明らかにしました。
新型EVコンセプトカー LF-30 Electrified【世界初公開】
LF-30 Electrified ボンネットはないがデザインアイコン「スピンドル」は継承
スーパーカーのような跳ね上げ式のドア LF-30 Electrified
ドライバーはあくまで補助役 自動運転を視野にいれたインテリア
2019年10月23日、レクサスは電動化ビジョン「Lexus Electrified」を発表。東京モーターショー2019にはビジョンを体現するコンセプトカー「LF-30 Electrified」が登場します。
LF-30 Electrifiedには、レクサスが培ってきた運動制御術と電動化技術を統合した「Lexus Advanced Posture Control」テクノロジーによって制作。非常に未来的なエクステリアと自動運転を思わせる先進的なコックピットですが、レクサスは「2030年」というそう遠くない未来を見据えたモデルであることを明かしています。
LF-30 Electrifiedのボディサイズは、全長5,090mm×全幅1,995mm×全高1,600mmで、ホイールベースは1,600mm。駆動方式は、常に理想の車両姿勢をコントロールできるようFF、FR、AWDと選択可能です。
コックピットの設計には、レクサス新コンセプト「Tazuna」を採用。「手綱」を意味し、人と馬の関係性のように、人と車が一体となった運転感覚を味わえます。
LF-30 Electrifiedの市販化には時間がかかりそうですが、レクサスは2019年には初のEV車を発表、2020年以降もPHVやピュアEVモデルを本格的に投入予定です。
以下には、2019年10月23日の「LF-30 Electrified」発表前のレクサスの東京モーターショー2019に向けたティザー動画とその情報を記載しています。
レクサスは東京モーターショー2019で電気自動車のコンセプトカーを世界初公開します。公開された公式ティーザー広告はライトがともっていく2秒ほどの動画で、車両の全体像は一切不明。
LEXUSのビジョンを象徴するモデルとのことですので、東京モーターショー2019での発表を楽しみに待ちましょう。
レクサスLCコンバーチブル・コンセプト【日本初公開】
TMS2019には白のボディカラーのレクサスLC コンバーチブル・コンセプトが登場
東京モーターショー2019には、レクサスLCコンバーチブル・コンセプトも登場。2019年のデトロイトモーターショーでワールドプレミアされ、7月のグッドウッドフェスティバル・オブ・スピードで市販化が正式発表されたレクサス久々のオープンモデルが日本初公開です!
LCコンバーチブル・コンセプトは、全長4,760mm×全幅1,920mm×全高1,350mm、ホイールベースは2,870mm。展示車両はオープンの状態のみですが、すっきりしたリヤデザインが特徴的な電動ソフトトップを採用しています。
フロントマスクのデザインアイコン「スピンドルグリル」は健在ですが、フロントフェンダーには反射板が組み込まれるなど、LC500から細かな変更が加えられています。
ホンダの東京モーターショー2019出展車一覧
2019年9月26日、ホンダは東京モーターショー2019の出展車を発表しました。市販予定モデル、市販モデルなど、四輪車の主な出展車両を紹介します。
新型フィット【世界初公開】
新型フィット 発売は2020年2月!
新型フィットは、東京モーターショー2019で世界初公開となり、今回の目玉となる車両の1つです。
新型フィットには、新開発のハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」採用したモデルが登場。
「BASIC」「HOME」「NESS」「CROSSTA」「LUXE」の計5種類のガソリン車とハイブリッド車がラインアップしており、東京モーターショー2019会場では各タイプのフィット新型を見比べることが可能です。
「ホンダ・センシング」は全車標準装備し、ホンダ車初の近距離衝軽減ブレーキも搭載しています。最先端の安全運転システム、高い静寂性、広い室内空間、多彩なシートアレンジが可能なコンパクトカーとして市場を席巻するでしょう。
新型アコード【日本初公開・2020年国内導入予定】
新型アコード 日本発売は2020年初頭予定
北米で既に発売済みの10代目アコードは、東京モーターショー2019でいよいよ日本初公開されます。国内発売は2020年初頭の予定です。
新型アコードは、新プラットフォーム「ホンダ・グローバルスモールプラットフォーム」を採用。ホイールベースが拡大し、ワイド&ローの上級ハイブリッドセダンらしい美しいスタイルが特徴です。
ホンダe【日本初公開】
ホンダが開発したピュアEV ホンダe
ホンダeのサイドビュー
2019年9月にフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた電気自動車「Honda e」も、東京モーターショー2019で改めてお披露目されます。市販化は2020年の予定で、価格はおおよそ350万円です。
内装には、左右のカメラミラーの映像を映し出すディスプレイなどを含めて、5つのモニターを完備。「OK、ホンダ」と呼びかけると起動する音声認識AIシステム「ホンダ パーソナル アシスタント」など、近未来的な装備が満載の注目車です。
新型フリード【マイナーチェンジ版市販車】
新型フリード 2019年10月マイナーチェンジ
コンパクトミニバン2代目フリード/フリード+は、2019年10月18日にマイナーチェンジ版が発売され、フリード初のクロスオーバーモデル「フリードクロスター」もラインナップに加わりました。
東京モーターショーでは、発売したばかりの市販車の展示を行います。
NSX【市販車】
ハイブリッドシステム搭載2代目NSX(2017年2月~)
ホンダの名スポーツカー「NSX」も出展予定車に名を連ねています。
2019年6月には、「NSXタイプR」が復活し、東京モーターショー2019でワールドプレミアされるという情報もありましたが、あくまで「市販モデル」の展示であり、「NSXタイプR」の登場はありませんでした。
N-BOX/ N-WGN/ N-VAN【市販車】
2019年8月に発売された新型N-WGN
ホンダの人気軽自動車Nシリーズも東京モーターショー2019に出展。
軽自動車販売台数NO.1として君臨し続けるN-BOX、2018年7月に誕生したNシリーズ最新作N-VAN、2019年8月9日に発売された新型(2代目)N-WGNなどが展示されます。
その他ホンダから出展される四輪車
- A272(1965年 FIAフォーミュラ・ワン世界選手権 メキシコGP優勝モデル)
- McLaren Honda MP4/4(1988年 FIA フォーミュラ・ワン世界選手権 チャンピオンモデル)
- RA106 (2006年 FIA フォーミュラ・ワン世界選手権 ハンガリーGP優勝モデル)
- Scuderia Toro Rosso STR13(2019年FIA フォーミュラ・ワン世界選手権出場カラーモデル)
- Aston Martin Red Bull Racing RB14(2019年FIA フォーミュラ・ワン世界選手権出場カラーモデル)
スバルの東京モーターショー2019出展車一覧
2019年9月25日、SUBARUは東京モーターショー2019への出展車両を公表しました。
SBARUの東京モーターショー2019のテーマは『人生をより良くできるクルマは、きっと、ある。~believe.~』。目玉は世界初公開となる新型レヴォーグと、最後のEJ20型エンジン搭載モデルとなるWRX STI EJ20 Final Editionです。
新型レヴォーグ プロトタイプ【世界初公開】
東京モーターショー2019でワールドプレミアされた新型レヴォーグのプロトタイプ
スバルは「東京モーターショー2019」のプレスカンファレンスで、第2世代のレヴォーグのプロトタイプを世界初披露。
スバル・グローバル・プラットフォームとフルインナーフレーム構造を組み合わせた新型レヴォーグ
新型レヴォーグのプロタイプは、SUBARU GLOBAL PLATFORMにフルインナーフレーム構造を組み合わせて、ボディ剛性や乗り心地をアップさせます。以前より噂されていた新開発の1.8L水平対向ターボエンジンや、予防安全性能が更に強化された新世代アイサイトの搭載も発表されました。
新開発の高精度マップや、スバルの国内車としては初採用となるコネクティドサービスを導入するプランも掲げる新型レヴォーグ。2020年後半の市販化を予定しており、「レヴォーグ」はもっと安全・快適にロングツーリングを愉しめる車へと進化します。
WRX STI EJ20 Final Edition プロトタイプ【EJ20型エンジン搭載の特別仕様車】
BBSの19インチアルミなど特別装備が多数採用される「WRX STI EJ20 Final Edition」プロトタイプ
「WRX STI EJ20 Final Editionプロトタイプ」は、東京モーターショー2019に出展されている数ある車両の中で、スバリスト達が最も注目している一台です。
「EJ20型」水平対向エンジン
誕生以来スバルの名機として名高く、そのパワフルで刺激的な走りによって世界ラリー選手権などのモータースポーツでの活躍に多大なる貢献をしてきた「EJ20型」水平対向エンジンが2019年末で生産を終了します。
1989年に初代レガシィに搭載されて以降、幅広い車種に搭載されてきましたが、現在のEJ20型搭載市販車は日本市場向けのWRX STIのみ。EJ20型の生産終了に伴い、現行型WRX STIは2019年12月で受注終了となります。
WRX STI EJ20ファイナルエディションに装備されるBBS製19インチのアルミホイール
EJ20型水平対向エンジンを搭載する最後の車両として開発される特別仕様車である「WRX STI EJ20ファイナルエディション」は、EJ20型が発揮し得るポテンシャルを最大化させるために、バランスドエンジンを搭載、足回りにはゴルード塗装が存在感と貫禄を与えるBBS製19インチのアルミホイールを装備させます。
「WRX STI EJ20ファイナルエディション」は、限定555台が抽選で販売される特別仕様車であり、東京モーターショーにはプロトタイプが展示されます。
インプレッサSPORT 2.0i-S EyeSight【大幅改良モデル】
インプレッサスポーツ 2.0i-S EyeSight 2019年秋発売
5代目インプレッサの大幅改良モデルとして、アイサイト・ツーリングアシストを全グレード標準装備し、安全性が向上した「インプレッサスポーツ 2.0i-S EyeSight」。
既に専用サイトがオープンし、先行予約も開始されていますが、東京モーターショー2019では刷新されたエクステリアを間近で見るチャンスです。改良モデルは、特にフロントグリルやバンパーなどのフロントフェイスが変更されています。
XV Advance(e-BOXER搭載車)【一部改良モデル】
スバルの人気SUV「XV」アドバンス
スバルの人気クロスオーバーSUVである「XV」。東京モーターショーには、ハイブリッドシステム「e-BOXER」搭載アドバンスグレードの一部改良モデルが出展されます。
今回の一部改良では、スバルの車両統合制御技術X-MODEを改良し、悪路走破性を強化。アイサイト・ツーリングアシストも全車標準装備し、安全性・快適性が更に向上しています。
フォレスター Advance(e-BOXER搭載車)【市販モデル】
「ドライバーモニタリングシステム」を初採用した5代目フォレスター
東京モーターショー2019には、2018年にフルモデルチェンジされた5代目フォレスターのe-BOXER搭載モデルであるアドバンスグレードも出展されます。
5代目フォレスターは、スバルで初めて「ドライバーモニタリングシステム」を採用。車内に内臓されたカメラによってドライバーの顔を認識し、最適なシートポジションを再現したり、脇見や居眠りを検知すると、警告音を発してドライバーに注意を促します。
スバル ヴィジヴ アドレナリン コンセプト【参考出品】
「大胆」をテーマに設計されたSUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT
スバル ヴィジヴ アドレナリン コンセプトは、「BOLDER(日本語で「大胆」)」をテーマに開発されたコンセプトカーです。ジュネーブ国際モーターショー2019でも公開されており、サイズはアウトバックとXVの中間に位置しています。「スバルの新型クーペSUVとしていずれデビューするのでは?」と噂されているコンセプトカーです。
SUBARU BRZ GT300 2019 【2019 Super GT参戦車両レプリカ】
スーパーGTに参戦しているSUBARU BRZ GT300 2019
「SUBARU BRZ GT300 2019」は、スーパーGT300クラスに参戦する車両のレプリカです。水平対向4気筒シングルターボEJ20型エンジンを搭載し、最高出力は350ps以上 、最大トルクは45.0kgf.m以上/4000rpmです。
マツダの東京モーターショー2019出展車一覧
2019年9月25日、マツダは第46回東京モーターショー2019出展車両を発表しました。
注目はなんといっても、マツダ創業以来、はじめての量産電気自動車です!そのほか、MAZDA3、CX-30など、2019年に発売された新型市販車も展示されます。
新型EV MAZDA MX-30【世界初公開】
新型EV MAZDA MX-30
マツダ初の量産EV車が東京モーターショー2019で世界初公開されます。車名は「MAZDA MX-30」で、例え電気自動車であっても30年愛されているロードスター(海外車名:MX-5)同様に「人間中心」の哲学を変えないことを明言。「MAZDA MX-30」は人馬一体感が味わえるクーペSUVスタイルとなっています。
新型EV MAZDA MX-30の室内
MAZDA MX-30は、RX-8以来のフリースタイルドアを採用した、実用性の高さも注目のモデルです。
なお、マツダは、2019年9月にはノルウェーでCX-30をベースにしたEV試作車「e-TPV(Technology Prove-out Vehicle)」の試乗会を行っています。
「MAZDA MX-30」は2019年10月23日より欧州から予約を開始します。
発売されるMAZDA MX-30欧州仕様車は、バッテリー容量35.5kWhのリチウムイオン電池を搭載した「e-SKYACTIV」テクノロジーを採用。ボディサイズは全長4,395mm ×全幅1,795mm × 全高1,570mmで、ホイールベースは2,655mmです。
2019年10月15日に公開されたティザー動画の一部
2019年10月15日に新たに公開されたティザー動画には、内装のイメージも映っており、フローティングタイプのセンターコンソールを備えていることが見て取れます。また、環境に配慮した素材を使った、開放感あるインテリアになることをマツダ欧州部門は明言しています。
更に2019年10月18日に公開されたティザー動画からは、クーペスタイルに近いエクステリアであることがうかがえます。魂動デザインはキープコンセプトで、以前より米国の特許庁に申請している新設計のドアが採用される見通しです。
ロードスター【商品改良/特別仕様車シルバートップ】
TMS2019展示車のロードスター 特別仕様車「SILVER TOP」として発売
2019年に生産30周年を迎えたマツダのオープンカー「ロードスター」も東京モーターショー2019に出展。3度目の商品改良を実施し、マツダブースには市販化予定の特別仕様車「シルバートップ」が展示されています。
特別仕様車「シルバートップ」は、新色ポリメタルグレーのボディカラーを追加し、ソフトトップには新色グレーを採用。シートにもこれまでのレッドに変わり、グレーステッチが採用されます。
改良版ロードスターと特別仕様車「シルバートップ」の発売時期は未定ですが、ポリメタルグレーのボディカラーは、特別仕様車以外の改良モデルでも追加設定可能となる見込みです。
MAZDA3 ファストバック/ MAZDA3 セダン【市販車】
2019年5月24日発売 魂動デザインを深化させたMAZDA3
2019年5月に日本で販売を開始した新型MAZDA3。「アクセラ」の車名からグローバルモデルと同じ「MAZDA3」へ車名を変更し、マツダの次世代商品群第1弾と位置付けられています。
MAZDA3は、新世代車両構造技術「スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー」を初採用。当初の予定より発売日がずれ込みましたが、2019年12月には世界初「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」を採用した次世代エンジン「SKYACTIV-X」を搭載予定です。
新型CX-30【市販車】
新型CX-30 XD L Package
新型クロスオーバーSUV「CX-30」も東京モーターショー2019に出展されています。2019年9月20日より予約受注を開始している、マツダでもっとも新しい注目車で、マツダブースではガソリンモデルとディーゼルモデルが展示されています。
CX-30は、MAZDA3に続く次世代商品群第2弾として「スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー」や「SKYACTIV-X」を採用。どこへでも出かけられるジャストサイズを目指し、エクステリアの美しさと荷室や室内空間の広さを両立させたSUVです。
CX-5【市販車】
マツダの基幹車種 クロスオーバーSUV「CX-5」
ミドルサイズのクロスオーバーSUV「CX-5」は、国内外でもっとも高い人気を誇るマツダSUVの代表車種です。新型CX-30はCX-3との社内競合が懸念されていますが、CX-5はCX-30よりも後部座席や荷室が広く、全高も高いのが特徴です。
東京モーターショーでは、一部改良が発表される可能性もあります。
CX-8【商品改良モデル】
現行型CX-8 XD L Package
2017年12月に発売されたCX-8も東京モーターショー2019出展車として名を連ねています。予想通り、10月23日に商品改良を発表し、東京モーターショー会場でも改良モデルが展示される運びとなりました。発売は11月28日です。
改良モデルのCX-8は、一部グレードに電動スライドガラスサンルーフや3列目シートに充電用USB端子がプラスされて、ファミリーでも使えるクロスオーバーSUVとしての快適席が向上。ルーフに新たな塗布型制振材を追加し、雨音などの騒音を低減させ、車内での会話をさらに楽しめるようになりました。
その他、特別仕様車「Exclusive Mode」が追加。全グレードで、2WDとAWDが選択できるようになり、AWD車にはぬかるみや轍などからもスムーズに脱出できる「オフロード・トラクション・アシスト」を採用しています。
三菱の東京モーターショー2019出展車一覧
三菱は2019年9月18日に他社に先駆けて、東京モーターショー2019に向けた専用サイトをオープン。電動SUVコンセプトカーを世界初公開することを明言しました。
電動小型SUVコンセプトカー マイテックコンセプト【世界初公開】
東京モーターショー2019で世界初公開された小型PHEV「マイテックコンセプト」
2019年10月23日、三菱は東京モーターショー2019で小型PHEVのコンセプトカー「マイテックコンセプト(MI-TECH CONCEPT)」を世界初公開しました。
ティザー画像の時点で、オープンモデルであり、ドアがないことが話題になっていました。ドアはさすがに2シーターモデルであることを示すために省いたと予想されていましたが、なんと本当にドアがないバギー風スタイルで登場したのは驚きです。
衝突安全性確保のために市販化は難しくなりますが、技術的に難しいとされているコンパクトモデルのPHEV車であり、注目の「ガスタービン」ユニットは、ガソリンや軽油以外に、アルコールや灯油なども使用可能。エクステリア、パワートレインともに革新的なモデルです。
以下には、東京モーターショー2019公開前の「マイテックコンセプト」のティザー画像と、2019年9月に発表されていたスペックに関して記載しています。
三菱自動車が東京モーターショー2019に向けて公開したティーザー画像
TMS2019で世界初公開マイテックコンセプト
三菱は電動小型SUVのコンセプトカーMI-TECH CONCEPT(マイテックコンセプト)を出展。
『光と風を感じながら大地を駆け抜ける電動SUV』をテーマに、「PHEV」「電動4WDシステム」「SUV」の3つを組み合わせた世界初公開モデルです。
驚くべきことにこのマイテックコンセプト、公開画像に屋根とドアがありません。ドアはさすがに2シーターであることを見せるために省いたのでしょうが、オープントップSUVの可能性もでてきました。
マイテックコンセプトは、ガソリンエンジンの代わりにガスタービンエンジンを採用したPHEVシステムを採用。三菱独自の「デュアルモーターAYC」を前後に搭載し、四輪すべてを最適な形で駆動する「Quad motor(クアッドモーター) 4WDシステム」により、高い悪路走破性を実現しています。
最先端の運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」や光センサーが検知した必要情報をARウィンドウシールドに投影する「ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)」も搭載しています。
スーパーハイト軽ワゴン コンセプト【世界初公開】
ワールドプレミアされたスーパーハイト軽ワゴン コンセプト
「Super Height K-Wagon Concept(スーパーハイト軽ワゴンコンセプト)」は、次世代のスーパーハイト軽ワゴンのコンセプトモデル。2020年春に発売が予定される次期「ekスペース」のベースになる可能性が濃厚な注目車です。
スーパーハイト軽ワゴンコンセプトは、高速道路で前走者と適切な距離をキープしたり、車線変更をアシストする高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT」採用車。
国が定める安全運転サポート車の中でも、もっとも基準の厳しい「サポカーSワイド」に該当するよう衝突被害軽減ブレーキシステム、踏み間違い衝突防止アシストなどの予防安全技術を搭載しています。
ミッドサイズの電動SUVコンセプトカー ミツビシエンゲルベルクツアラー【日本初公開】
2019年3月のジュネーブモーターショーで発表された際には「次期型パジェロ」とも噂されたミツビシエンゲルベルクツアラー
MITSUBISHI ENGELBERG TOURER(ミツビシエンゲルベルクツアラー)は、ジュネーブモーターショー 2019で世界初公開されたクロスオーバーSUVのコンセプトカーです。日本ではTMS2019が初公開となります。
ミツビシエンゲルベルクツアラーは、アウトランダーPHEVで培ったツインモーター4WDのPHEVシステムを採用。総航続距離は700km以上、3列シート完備のミドルサイズSUVとして実用性の高いモデルです。
三菱のデザインアイコン「ダイナミックシールド」を採用したSUVらしいエクステリアからは、2019年8月に惜しまれつつ生産終了となったパジェロの面影も感じられます。
その他の三菱の出品予定車
- アウトランダーPHEV
- デリカD:5
- RVR
- エクリプス クロス
- eKワゴン
- eKクロス
ダイハツの東京モーターショー2019出展車一覧
2019年10月8日、ダイハツは東京モーターショー2019で4種類のコンセプトカーを世界初公開すると発表しました。
また、TMS閉幕後の11月5日に独自発表する運びとなった新型ロッキーは、車名を明かさず、ダイハツブースに「新型コンパクトSUV(市販予定)」として展示されることになりました。
新型コンパクトSUV(ロッキー)
ロッキーと見られる新型コンパクトSUV
かねてよりダイハツが開発中と噂されてきた小型SUV。ベースとなっているのは、東京モーターショー2017に出展されたコンセプトカー「DNトレック」です。
サプライズ出展された新型コンパクトSUV
市販車名には様々な情報が飛び交っていましたが、ダイハツからは「ロッキー」、トヨタからはOEMモデル「ライズ」の車名で販売されるのがほぼ決定しています。
ボディサイズは全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mm、駆動方式はFFで、パワートレインは1.0Lの直列3気筒ターボに、トランスミッションCVTの組み合わせです。最大トルク98PS/6,000rpm、最大トルク140N/m/2,400~4,000rpmを発生させます。
イコイコ&ニポテ【世界初公開】
自動運転タイプのパブリックトランスポーターIcoIco(イコイコ)
IcoIco(イコイコ)は自動運転式の電気自動車であり、ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1995mmと背の高さが特徴。車椅子でも乗り降りしやすいように格納式スロープを搭載し、誰でも活用できる「パブリックトランスポーター」を名乗っています。
イタリア語で「孫」を意味する可愛らしいロボットNipote(ニポテ)
IcoIco(イコイコ)には、お世話ロボットNipote(ニポテ)付属。道案内など、移動に関わるサポートを行ってくれます。
ツムツム(TsumuTsumu)【世界初公開】
未来のはたらくクルマTsumuTsumu(ツムツム)
ダイハツ新開発の中折れ式ドア
コンセプトカーTsumuTsumu(ツムツム)は、「物を積む」に由来する未来の軽トラック。全長3395×全幅1475×全高1850mmで荷台の長さは軽トラックと同程度ながら、キャビンを広くとったスタイリングが特徴です。乗降性に優れる中折れドアも採用されています。
ツムツムは荷台を換装可能にすることで多用なビジネスニーズにも対応。農業用ドローン基地や移動販売車などにも使える、新時代の働くクルマです。
ダイハツは約10年前の東京モーターショー2007にも軽トラ「マッドマスターC(MUD MASTER-C)」を出展して話題を呼びました。
マッドマスターCは、ハブリダクション式4輪駆動を採用した本格オフロードモデルで、マウンテンバイクのサポートカーやスノーボード仕様などを想定。結局、発売はされませんでしたが、インパクト大のコンセプトカーでした。
ワイワイ(WaiWai)【世界初公開】
女性にもおすすめな小型ミニバンのコンセプトカーWaiWai(ワイワイ)
WaiWai(ワイワイ)は、ハイブリッドの小型ミニバンで、全長4200mm×全幅1665mm×全高1665mmに3列シート6人乗りのパッケージング。サンルーフ仕様の開放感が特徴で、ダイハツは「心地よい広さのジャストサイズミニバン」としています。
ワクワク(WakuWaku)【世界初公開】
軽自動車SUV のコンセプトカーWakuWaku(ワクワク)
WakuWaku(ワクワク)は、遊び心溢れるデザインがかっこいい軽クロスオーバーSUVのコンセプトカーです。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmで、ルーフラゲージも装備。
軽自動車という枠を超えて、遠くまで出かけたくなるような「ワクワク」させてくれるデザインに、便利な機能が詰まっています!
日産の東京モーターショー2019出展車一覧
日産の東京モーターショー2019の出展車が2019年10月1日に発表となりました。
今回はEVモデルのニッサン IMkやマイナーチェンジを実施したセレナ、新型スカイラインなどの注目車種を含む計14 モデルが登場します。
アリア・コンセプト(ARIYA concept)【世界初公開】
東京モーターショー2019で世界初公開されたARIYA concept
東京モーターショー2019で日産は「アリア・コンセプト」と名付けた電動クロスオーバーSUVを発表しました。事前情報はなく、10月23日のプレスデーのサプライズでの公開となりました。
アリア・コンセプトは、EV専用に新開発したプラットフォームに、ツインモーター4WDシステムを採用。全長4,600mm×全幅1,920mm×全高1,630mmのボディに、発光するVモーショングリルが非常に未来的な印象です。
アリア・コンセプトは、新型スカイラインにも搭載された運転支援システム「プロパイロット2.0」を搭載し、ハンズオフ走行も可能。プレスカンファレンスでは、単なるコンセプトカーで終わらせず、近い将来の量産化を宣言しました。
具体的なアリアの販売時期について2020年内という噂もある中、販売価格についての噂も広がっています。
噂される予想販売価格は約600万円から約840万円で、EVの普及モデルと言うよりはラグジュアリーモデルの位置づけで販売されるようです。
ニッサン IMk【世界初公開】
ニッサン IMkは「ニッサン インテリジェント モビリティ」の将来を示唆するコンセプトモデル
ニッサン IMkは今回の東京モーターショーで初公開される軽自動車規格のコンパクトEV。ボディサイズは全長3,434mm、全幅1,512mm、全高1,664mmです。
ボディカラーには「アカガネ」と呼ばれる日本古来の金属を採用し、アーバンな雰囲気漂う次世代デザインとなっています。新型スカイラインにも搭載された「プロパイロット 2.0」をさらにアップグレードし、最先端の運転支援技術を有しています。
特に注目したいのは「バレーパーキング機能」と呼ばれる機能。無人の状態で自動的に駐車スペースを探して駐車操作を行ったり、スマートフォンでドライバーを迎えに来てくれるシステムです。
セレナ e-POWER
日産セレナは2019年8月にマイナーチェンジを行ったばかり
プロパイロットやe-POWERなど様々な先進技術を投入した日産セレナは、2018年度のミニバン販売台数ナンバーワンを誇る人気車種。
2019年8月のマイナーチェンジでは全方位運転支援システムを全車標準装備化し、安全性能の大幅な向上を実現。エクステリアはよりスポーティーな顔つきへと変化しました。
新型スカイライン
新型スカイライン プロパイロット2.0を搭載しプレミアムスポーツセダンとしてさらに進化
日産車の中でも長い歴史を持つスカイラインは、2019年7月にビッグマイナーチェンジを実施し、先進運転支援システム「プロパイロット2.0」を採用。一定の走行状況下において、同一車線内でハンズオフ走行を可能としています。
日産リーフe+
日産リーフe+は航続距離458kmを超える高性能グレード
世界で累計43万台を売り上げている日産リーフ。今回東京モーターショー2019で登場するのは新開発のe-パワートレインを採用した上級グレードの「リーフe+」で、1回の充電で航続距離458kmに到達します。リーフe+は車としての性能はもちろんのこと、電気製品の電源としての用途も期待できる一台です。
NISSAN GT-R(NISSAN GT-R 50th Anniversary/NISSAN GT-R NISMOの2台)
GT-Rの50周年を祝して登場したNISSAN GT-R 50th Anniversary
NISSAN GT-R NISMO(2020年モデル)
東京モーターショー2019では、NISSAN GT-RはNISSAN GT-R 50th AnniversaryとNISSAN GT-R NISMOの2台が展示されます。
ブルーの車体にホワイトのアクセントカラーを身にまとうNISSAN GT-R 50th Anniversaryは、内外装ともにレーシーな特別感のある一台となっていて、GT-R50周年を祝うにふさわしい一台。NISSAN GT-R NISMOの2020年モデルは従来モデルから30kgもの軽量化を行い、さらなる走行性能アップを実現しています。
スズキの東京モーターショー2019出展車一覧
2019年9月30日、スズキは東京モーターショー2019の出展車を正式に発表。次期ハスラーのコンセプトモデルなどを世界初公開します。
新型ハスラー コンセプト【世界初公開】
東京モーターショー2019で世界初公開される新型「ハスラー コンセプト」
アーバンアウトドアスタイルの「ハスラーコンセプト」 ルーフラックでSUVらしさをプラス
スズキは、東京モーターショー2019で2代目ハスラーのコンセプトモデル「HUSTLER CONCEPT(ハスラー コンセプト)」をワールドプレミアします。
現行型ハスラーは6年前の東京モーターショー2013で世界初公開されて、一躍人気SUVとなりました。2019年末~2020年にかけてのフルモデルチェンジが予定されています。
2代目となる新型ハスラーは、エクステリアは初代モデルのキープコンセプト。ボディサイズ全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,680mm、ホイールベース2,460mmと、こちらもほぼ先代を踏襲しています。
その他、新型ハスラーは新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用し、夜間歩行者検知など「スズキ セーフティ サポート」の機能がより充実するはずです。
パーソナルコンパクトPHEV ワクスポ(WAKUスポ)【世界初公開】
世代を超えてワクワクをシェアできる小型車「ワクスポ」
スズキが世界初公開するコンセプトカー「ワクスポ(WAKUスポ)」は、Aセグメントの小型ボディに、ワクワクスイッチを搭載。スイッチひとつで、車体形状がクーペかワゴンに変更できます。
インテリア表示やフロントマスクも切り替えられ、1台で家族みんな使えるパーソナルコンパクトPHEVとして「小さなクルマ」の未来を提案します。
ワクスポ(WAKUスポ)のスペックとエクステリア
モバイルルーム自動運転車HANARE(ハナレ)【世界初公開】
移動時間を快適に過ごせる空間が広がる自動運転車ハナレ
自動運転車「HANARE」は、「家の離れ」から命名。コンパクトミニバンのようなルックスですが、自動運転を前提としたコンセプトカーのため、ガラスエリアが狭いのが特徴。車内にはリビングのようなプライベート空間が広がっています。
HANARE(ハナレ)のスペック・インテリア
エブリイどこでもベビールーム with コンビ【世界初公開】
災害時にも役立つ軽商用車「エブリイどこでもベビールーム with コンビ」
「エブリイどこでもベビールーム with コンビ」は、ベビー用品の製造販売を手掛けるコンビとコラボレーションしたコンセプトモデルです。軽商用車エブリィをベースに、授乳やおむつ替えなど赤ちゃんのお世話がしやすい設計で、屋外イベントや災害時の活用を視野に開発されました。
エブリイどこでもベビールーム with コンビの内装はママや赤ちゃんに配慮されている
インテリアは赤ちゃんや親御さんがリラックスできるように木目調やグリーン絨毯を採用。授乳するお母さんにも配慮し、窓にはカーテンが取り付けられ、後席とラゲッジルームの間には仕切りも設置されています。
その他、スズキが出展する予定の車は以下の通り。四輪車は計19台が出展予定です。
その他のスズキ四輪車出品予定車
- クロスビー
- ソリオバンティット
- エスクード
- ジムニー・ジムニーシエラ
- スイフトスポーツ
- SX4
- スペーシア ギア・カスタム
- アルト
- ワゴンR
- スーパーキャリイ
メルセデス・ベンツ(スマート)の東京モーターショー2019出展車一覧
輸入車ブランドの多くが出展を見送ったTMS2019ですが、日本の輸入車市場NO.1のメルセデス・ベンツは、傘下ブランドのスマートも含めて、大規模な出展を実施します。
また、TMSメイン会場の東京ビックサイトと六本木にあるサテライト会場「メルセデス ミー 東京」間をベンツの高級ミニバンVクラスを用いて無料送迎することも明らかにしました。
メルセデス・ベンツVISION EQS【コンセプトカー・アジア初公開】
フランクフルトモーターショーでワールドプレミアされたVISION EQSはTMS2019にも登場!
TMS2019に出展されるコンセプトカー「VISION EQS」は、メルセデス・ベンツのフラグシップSクラスのEV版です。現在メルセデス・ベンツは本格的にEVやPHVの車種開発を進めており、VISION EQSはそう遠くない将来実現する、未来のSクラスといっても過言ではないでしょう。
VISION EQSは、蓄電容量100kWHの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、航続可能距離は最大700km。世界初デジタルフロントグリルは188個のLEDで構成されています。
新型スマート EQ フォーツー【アジア初公開】
TMS2019 でアジア初公開される2人乗りEV「スマートEQフォーツー」
メルセデス・ベンツ傘下の小型車ブランド「スマート」は、2020年以降全車種が電動化される予定です。スマート EQ フォーツーは、2人乗りのEV車で、フランクフルトモーターショー2019で改良新型がワールドプレミアされました。アジアでは東京モーターショーで初公開されます。
新型スマート EQ フォーツーの航続距離は1回の充電で最大159km。スマートフォンとの連携機能が強化され、「Apple Watch」とも連携します。車外に出てもバッテリーの残量が確認でき、遠隔操作で車内の空調を起動することもできます。
その他メルセデス・ベンツの出品予定車
- メルセデス・ベンツE 350 de【日本初公開】
- メルセデス・ベンツV 220 d AVANTGARDE long【日本初公開】
- メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1【日本初公開】
- メルセデスAMG A 35 4MATIC Sedan【日本初公開】
- メルセデスAMG GT 63 S 4MATIC+
- メルセデス・ベンツ S 560 long Chauffeured Limited
- メルセデス・ベンツ EQC 400 4MATIC
- メルセデス・ベンツ GLC 300 4MATIC
- メルセデス・ベンツ CLA 200 d
- メルセデス・ベンツ C 200 Laureus Edition
- メルセデス・ベンツ B 180
ルノー(アルピーヌ)の東京モーターショー2019出展車一覧
フランスの自動車メーカーであるルノーは、ルノー・ジャポンとして日本未発表モデルを含む3車種を東京モーターショー2019に出展します。
また、アルピーヌ・ジャポンとしては、アルピーヌA110 Sを参考出展します。
トゥインゴ EDC【改良モデル】
新色「ジョン マンゴー」カラーのトゥインゴEDC
ルノーは、日本でも注目度の高いAセグメントの小型車トゥインゴを出展。トゥインゴは2019年8月に大幅改良が実施され、エクステリアデザインが刷新。新色「ジョン マンゴー」もラインアップに加わっています。
新型ルーテシア【参考出展】
新型ルーテシア 欧州では「クリオ」の名前で発売
ルーテシアは、2018年にフランス国内の自動車販売台数NO.1を獲得した人気コンパクトハッチバックです。フランスでは「クリオ」の車名で販売されており、新型モデルはルノー日産三菱アライアンスが開発した「CMF-B」プラットフォームをはじめて採用しています。
新型メガーヌR.S.トロフィー
欧州を代表する本格ホットハッチ メガーヌ R.S. トロフィー
ルノー・ジャポンは、メガーヌ ルノースポールにハイチューンを施した新型モデル「メガーヌR.S.トロフィー」を東京モーターショー2019に出展します。
メガーヌR.S.トロフィーは、最高出力300ps、最大トルク400Nm以上を発生させ、歴代メガーヌR.S.の中でも非常にパワフルな本格ホットハットです。
発売は2019年10月31日で、MTが489万円、EDCが499万円となります。
アルピーヌA110S【参考出展】
日本未発売の高性能モデル アルピーヌA110 S
アルピーヌA110 Sは、2019年6月にル・マン24時間レース会場で発表された新型ハイパフォーマンスモデル。ベース車A110 は日本でも発売されていますが、A110 Sは日本未導入です。
アルピーヌA110 Sは、A110搭載の1.8L直列4気筒ガソリンターボエンジンをチューニング。最高出力が40馬力向上し、292ps/6400rpm。その他、足周りにも専用チューニングを施し、0~100km/h加速は4.4秒です。
アルピナの東京モーターショー2019出展車一覧
ドイツの自動車メーカーであるアルピナ(Alpina)は、BMWの車両をベースとしてチューニング等を施して独自モデルの生産及び販売を行っています。アルピナは東京モーターショー2019に計4台を出展します。
B3リムジン アルラッド(AWD)【世界初公開】
2020年秋発売 BMW ALPINA B3 Limousine Allrad
東京モーターショー2019でワールド・プレミアされた新型B3リムジンアルラッド。3.0Lの直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力は462ps、最大トルク71.4kgmを発生し、特に中回転域での加速がスムーズなのが特徴。0-100km/h加速は3.8秒のスーパースポーツセダンです。
展示車両は20インチの鍛造アルミを着用し、スポーティーかつエレガントなエクステリアが目を惹きます。高い運動性能を持ちながらも、二酸化炭素排出量を低減するために最新の処理技術を採用し、環境にも配慮したモデルです。
XD4アルラッド(AWD)【日本初公開】
初のクーペSUV ALPINA XD4 Allrad
東京モーターショー2019でジャパン・プレミアを果たしたXD4アルラッド。3.0Lの直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載したアルピナ初のクーペSUVです。
トランスミッションは8速ATで、0-100km/h加速4.6秒。最高出力は388ps、ディーゼルターボらしく最大トルクは770Nm/1750-3000rpmを記録しています。
その他のアルピナの出展車両
- BMW ALPINA B7リムジン アルラッド(AWD)
- BMW ALPINA XD3アルラッド(AWD)
第46回東京モーターショー2019は10月24日~11月4日まで開催!
世界5大モーターショーの1つであり、日本最大の自動車の祭典である東京モーターショーは多くの歴史を刻んできました。インターネットで簡単に情報が入手できる時代ですが、会場の熱気を感じながら、生で見られるのがモーターショーの良さです。
第46回東京モーターショー2019は、10月24日~11月4日まで開催目標来場者数は無料スペースも含めて100万人、過去になく体験型の展示にも力を注いでいます。第46回は2020年東京オリンピック・パラリンピック開催の影響もあり、例年のメイン会場である東京ビックサイト以外に、トヨタMEGA WEBなど近隣の臨界副都心エリアも会場となります!