マッスルカーとは

マッスルカーとは?V8エンジン搭載アメ車の特徴とビンテージ・ニューマッスル代表車種を徹底解説

1960〜70年代に北米で一大ブームを巻き起こしたマッスルカーの定義、ドラッグレース文化との関係、日本で所有する場合の維持費まで網羅。ビンテージモデルからチャージャー・デイトナまで時系列で魅力を解説します。

マッスルカーとは?V8エンジン搭載アメ車の特徴とビンテージ・ニューマッスル代表車種を徹底解説

マッスルカーとは?V8エンジンを搭載する大柄なアメ車の特徴と代表車種、ブームの背景を解説

「Muscle car(マッスルカー)」は、1960年代から1970年代初頭にかけて北米市場で一大ブームを巻き起こした、筋肉質な大きな車体にハイパフォーマンスなV8型エンジンを搭載するアメ車に対して、親しみを込めて付けられたネーミングが定着したクルマの総称です。

欧州の自動車メーカーが開発したスーパーカーをも凌ぐ、直線上での瞬間的な加速力を実現しているマッスルカーの代表車種や、ブームが起きた理由、スポーツカーとの違い、ブーム終焉後にリリースされた「ニューマッスルカー」とも呼ばれるカマロZL1などの魅力もあわせて紹介します。

マッスルカーの特徴とは?V8エンジン搭載のFR大型クーペがドラッグレース文化を生んだ背景

ハイパワーなV型8気筒エンジンを搭載、高重量の大きな車体、後輪駆動(FR)、ハイグリップタイヤを装着、内外装は優雅でゴージャスといった特徴を備えたマッスルカーは、アメリカ経済全体を自動車業界がリードしていた1960年代から1970年代初頭にかけて、ドラッグレースの人気も加味して一大ブームを巻き起こしました。

マッスルカーのルーツは1950年代後半にラインナップされていた、キャデラックなどの上級車に搭載されていた300PSを超える大排気量を誇る高性能エンジンを、相対的にリーズナブルな価格帯に設定していた中級車へと流用して、見た目にも華やかなドレスアップを施し、セレブでなくても購入できる価格で販売していた車両です。

1960年代になると、適度なボディサイズとリーズナブルな車両価格を実現したファミリーカーと車体を共通化させた、V8型エンジンを搭載する2ドアクーペを中心としたハイパフォーマンスモデルが、マッスルカーと呼び親しまれ当時の若者に人気を集めていました。

マッスルカーに乗車して若者が繰り広げていたストリートレースは、「ドラッグレース」として進化を遂げ、アメリカを代表するモータースポーツとしての地位を確立し、レースに参加して好成績を収めた車両はセールス面の恩恵を受けました。

中古車市場で存在感を発揮するマッスルカーの価格は高騰してしまったため、比較的コンパクトな車体を採用し、徹底したコストダウンを行って若者が最初に乗れるクルマとしての価格を意識して開発されたフォード「マスタング」や、ダッジ「チャレンジャー」などのポニーカーと呼ばれるマッスルカーが1960年代後半に登場しています。

アメリカの車社会だけでなく、モータースポーツなどのジャンルにも多大な影響を与えたマッスルカーは、1973年にオイルショックが起きて石油価格が高騰、排ガス規制が導入された、相対的に事故率が高いことから自動車保険が高く設定された等の影響を受けて、車に求められるトレンドが変化し、急激にセールスが落ち込みブームが終焉しました。

マッスルカーは「Drag race(ドラッグレース)」の競技化と興行成功で北米市場の一大ブームへ

ドラッグレースをするマッスルカー「Drag race (ドラッグレース)」はアメリカで盛んな自動車レースで全米各地に専用コースが設けられている

全米で最もポピュラーな自動車競技の「Drag race(ドラッグレース)」のルーツは、若者がV8型エンジンを搭載するアメ車(マッスルカー)で、電柱4本分の直線距離を、停止状態からいかに速く走れるかを競い合っていたストリートレースです。

各地のストリートで行われていた違法なレースでは事故が多発するなど危険が指摘されていたため、アメリカの各州は1/4マイル(約402m)を競う専用コースを作り、1951年には北米のドラッグレースを統括する団体であるNHRA(National Hot Rod Association)を設立するなど組織化が進み、競技としても興行面でも成功を収めてアメリカを代表するメジャーなモータースポーツとしての地位を得ました。

ネットやゲームが登場する以前、直線上のコースを舞台に単純に車同士の速さを競うドラッグレースは娯楽としての人気が高く、週末にはアメリカ各地の専用コースでレースが開催され、多くのマッスルカーが参戦し、そこで活躍した車両が翌週売れるというマーケット戦略が1960年代から1970年代初頭にかけて確立しました。実際にドラッグレースを楽しむオーナーから一般的に聞かれるのは、加速の瞬間に背中をシートに押し付けられる体感は他のジャンルの車では得難く、これがマッスルカー独特の魅力という声です。

マッスルカーとスポーツカーの違いとは?V8直進番長と空力重視の軽量スポーツの比較

マッスルカーは北米市場で盛んな直線上のコースで催されるドラッグレースで活躍し、自車のハイパフォーマンスさを誇示するために、アクセルレスポンスの俊敏さと最高速のハイパフォーマンス化に直結するV8型の大排気量エンジンを選択しました。

マッスルカーは、V8型エンジンを搭載するためにボンネット部はロング化させて、車体の軽量化はさほど意識せず、北米市場で好まれる筋肉質で迫力のある大きな車体構造を特徴としています。

対して、欧州市場で人気のスポーツカーは、サーキット競技やロードレースで活躍していた競技車両のレーシング技術を還元し、旋回路でのコーナリング性能(曲がる時の安定性)を高めるために車体の軽量化を行い、ハンドリング特性を向上させる空力特性をボディ構造に積極的に取り入れました。

スポーツカーに搭載されるエンジンは、車両重量の軽量化を実現させるため、マッスルカーと比較すると総排気量を抑えた直列4気筒(L4型)や直列6気筒(L6型)、V6型のコンパクトなタイプを選択し、大衆車と差別化するためにターボチャージャー(過給機)を組み合わせるなどして動力性能を高めているのが特徴です。

言い換えると、マッスルカーは「排気量で勝負する直線番長」、欧州スポーツカーは「軽量化と空力で勝負するコーナリングマシン」という設計思想の違いがあります。実際に試乗して気づくのは、マッスルカーは低回転からドンと押し出される野太いトルクで加速し、欧州スポーツカーは高回転まで回して気持ちよく曲がるという、根本的な走りの味付けの差です。

マッスルカーの維持費はどれくらい?日本で所有する場合の燃費・税金シミュレーション

アメリカの名作映画に頻繁に登場し、ワイルドで迫力があってパワフルな走りが魅力のマッスルカーは、近年の自動車のトレンドであるハイブリッドカーを中心とした燃費の良い車と比較すれば、燃費が悪く総排気量が多いのが特徴です。

マッスルカーの実燃費は3〜5km/L程度に収まるケースが多く、25km/Lを超えるような日本のエコカーと比較した場合、同一距離を走行するなら単純計算で5〜8倍の燃料代が必要になります。年間1万km走行する想定だと、レギュラーガソリン175円/L換算で、マッスルカーは年間40〜60万円規模の燃料費がかかる計算です。

車に搭載されるエンジンの排気量に応じて毎年支払い義務が生じる自動車税や、車検時に支払う車両重量に応じて課される自動車重量税は、総排気量の多いエンジンを搭載し車両重量も大きなマッスルカーの場合、高額になる傾向があります。さらに新車登録から13年経過、18年経過で重量税の負担はそれぞれ重くなるため、ビンテージマッスルカーを国内で長期保有すると毎年の維持コストはかなりの規模になります。

日本の自動車税 新車時登録時期別の税額
総排気量 2019年9月30日以前 2019年10月1日以降
4.0L超~4.5L以下 76,500円 75,500円
4.5L超~6.0L以下 88,000円 87,000円
6.0L超 111,000円 110,000円
日本の自動車重量税 2年自家用(継続検査、中古車新規登録時、エコカー外)
車両重量 右以外 13年経過 18年経過
~1.5t 24,600円 34,200円 37,800円
~2.0t 32,800円 45,600円 50,400円
~2.5t 41,000円 57,000円 63,000円
~3.0t 49,200円 68,400円 75,600円

このほか、輸入旧車ゆえに部品の入手性は国産車より劣り、修理や整備の工賃も割高になります。長期使用で見えてくるのは、エアコンや電装系の不調、サスペンションのブッシュ類の劣化など、走行距離が伸びてくると複数箇所で同時にトラブルが起きやすい傾向があります。日常の足としてではなく週末の趣味車として割り切れるオーナーに特に刺さるジャンルといえます。

ビンテージマッスルカー16選:1960年代~1970年代初頭にヒットしたアメ車を中心に魅力を語る

シボレー「カマロ」や、ポンティアック「GTO」など1960年代から1970年代初頭にかけて大ヒットを記録した代表的なマッスルカーをピックアップし、各車の車歴や魅力を紹介していきます。

シボレー「シェベル」:ハイパフォーマンスモデルのSSで最高出力450PSを実現していた中型マッスルカー

シボレー シェベルのエクステリア「Chevelle(シェベル)」はファミリーカーとして展開されていたが、ハイパフォーマンスモデルのSSも展開していた

1964年から1977年にかけて販売されていた「Chevelle(シェベル)」は、GMの改良型Aプラットフォームのもとで開発を進めた車両で、フルサイズとコンパクトの中間的なポジショニングを担うインターミディエイトのAボディを採用するシボレーの中型車です。

シェベルは、4ドアセダンやステーションワゴンなど5人乗りのファミリーカー向けモデルを中心に展開し、パワステやエアコンなどの快適装備を充実させる一方で、総排気量7400cc・最高出力450PSをクリアするV8型エンジン(454ci LS6)を搭載するハイパフォーマンスモデル「シェベルSS」といったマッスルカーもリリースしていました。

シェベルSSは、『ワイルド・スピード』シリーズの主人公の一人ドミニクの愛車として『ワイルド・スピードMAX』に劇中車として登場した影響もあり、日本での人気も高いモデルです。状態の良い個体は北米のオークションで日本円換算で1,000万円を超えて取引される事例も見られ、ビンテージマッスルカーの代表格として相場が高止まりしています。

シボレー「カマロ」:コンパクトな車体に高出力V8を搭載してポニーカー市場を席巻したマッスルカー

シボレー カマロのエクステリア「Camaro(カマロ)」はイカツイ雰囲気も魅力とするシボレーのロングセラー

1967年に初代モデルが発売された「Camaro(カマロ)」は、フォード・マスタングが開拓したポニーカー市場(若者向けの低価格帯2ドア)でのシェア獲得を期待して開発された車両です。誕生初期はスタイリッシュなスペシャリティカーとしてのイメージが強かったものの、当時流行していたマッスルカーの要素も取り入れた1970年式カマロZ/28は、コンパクトなボディに5700ccV8型エンジンを搭載し、最高出力360PSをクリアして、当時の若者を刺激的な走りで楽しませました。

シボレーのロングセラー「カマロ」は、フロントマスクがダースベイダーのようでイカツイ車としても認知されています。間近で見ると、初代カマロのRSグレードに採用されたリトラクタブル風のヘッドライト隠しグリルが、現代の車にはない無骨な機構美を漂わせる印象を受けます。なお、カマロ(6代目)は2024年に北米で生産を終了しており、後継となる新世代モデルの動向に注目が集まっています。

シボレー「コルベット」:欧州スポーツカーにマッスルカートレンドを取り入れたアメ車の代表的2ドアクーペ

シボレー コルベットのエクステリア「Corvette(コルベット)」はヨーロピアンテイストのライトウェイトスポーツカーに、マッスルカーのトレンドを車両開発に取り入れていた時代もある

1953年に初代(C1型)がリリースされた「Corvette(コルベット)」は、当時GMのデザイン部門の副社長を務めていた人物が、アメリカの軍人たちが戦後に持ち帰ってきた欧州のスポーツカーに影響を受けて開発した、2ドアクーペのライトウェイトスポーツカーです。

コルベットは70年以上の車歴のなかで、アメリカ市場でマッスルカーがトレンドであった時代には、V8型エンジンを搭載するだけでなく、外観的特徴でも欧州のスポーツカーのような優雅さや流麗さではなく、ワイルドさや威圧感を車体デザインに取り入れた車両(C2型「スティングレイ」やC3型など)をリリースしていた時期もあります。

現行C8型では伝統のフロントエンジンレイアウトを捨て、ミッドシップ化に踏み切りました。これにより500PS超を発揮する大排気量V8をミッドに搭載しながら、欧州勢のフェラーリやランボルギーニとも真っ向勝負できる走行性能を獲得し、コルベットの位置づけは大きく変わっています。

シボレー「ノヴァ」:最上級グレードで5000cc超のV8を選択可能としたコンパクトカー

シボレー ノヴァのエクステリアシボレー「Nova(ノヴァ)」の初期モデルはV8エンジンを搭載し、ハイパフォーマンスモデルのSSをグレード展開していた

1961年に初代モデルをリリースしたシボレー「Nova(ノヴァ)」は、ライバル車としていたフォードのコンパクトカーであるファルコンを意識して開発した車両です。

ノヴァの初期モデルは、4ドアセダン、5ドアステーションワゴン、2ドアクーペなどのボディタイプを展開し、最上級グレードの「400ノヴァ」では、総排気量5000ccを超えるSmall Block V8型エンジンを選択可能としてマッスルカーを希望するユーザーのニーズにも応えていました。

ノヴァのSSグレードは映画『ワイルド・スピードMAX』にも登場し、近年のマッスルカー人気の再燃のなかで若年層からも注目を集める存在となっています。

ポンティアック「GTO」:コスパの高さと縦目4灯のスタイリッシュさで評価されたマッスルカーの代表格

ポンティアック GTOのエクステリアポンティアック「GTO」は縦目の4灯が特徴的で、フルサイズの車体に大排気量エンジンを搭載していたアメ車を代表するマッスルカー

ポンティアック「GTO」は、ヴィン・ディーゼル主演のアクション映画『トリプルX』に劇中車としても登場した影響もあって、日本での知名度も高いアメ車です。

ポンティアック・ブランドで1964年から1974年にかけて販売されていたGTOは、縦目の4灯をフルサイズの車体に配置してデザイン性を高め、7.5L V8型などの大排気量を誇るハイパフォーマンスエンジンを搭載しています。コスパの高さもセールス面に影響を与え、ヒットを記録したマッスルカーを代表する車として認知されています。

GTOは「マッスルカーの始祖」とされる存在で、1964年に登場した時点で「インターミディエイト(中型車)に大排気量V8を載せる」という後のマッスルカー文化の原型を作り上げた歴史的1台です。ポンティアックブランド自体は2010年に終了しているため、新車での購入はできません。

ポンティアック「ファイヤーバード」:くちばし状フロントが特徴的なカマロの姉妹車

ポンティアック ファイヤーバードのエクステリア「ファイヤーバード」はシボレー・カマロの姉妹車であり、バンパーレスルックを特徴としている

初代モデルが1967年にリリースされた「Firebird(ファイヤーバード)」は、GM(ゼネラルモーターズ)が開発・製造を行い、ポンティアックブランドで販売するスタイルを採用しました。

同じくGMグループに属するシボレー・カマロの姉妹車にあたる同車は、カマロとの差別化を行うためにポンティアックが独自開発した3.8L V8型等のエンジンをフード下に収める構造を採用していました。

ファイヤーバードは、カマロと外観でも差別化させるためにフロントグリル等の車体先端部を、鳥のくちばしのように尖らせる視覚効果によって、フルサイズの車体ではないもののマッスルカーらしい迫力を与えています。上位グレード「トランザム」は映画『スモーキー・アンド・ザ・バンディット』に登場し、ブラック&ゴールドの専用カラーが世代を超えた人気を集めました。ポンティアックブランド廃止に伴い、ファイヤーバードも2002年に生産終了となっています。

フォード「マスタング」:フルチョイスシステムが支持されてカスタマイズも楽しめるアメ車の象徴

フォード マスタングのエクステリア1964年の誕生より車歴を積み重ねている「MUSTANG(マスタング)」は、フォードのみならずアメリカを代表する車として認知されている

「MUSTANG(マスタング)」は、1964年にニューヨークで開催された万博の初日に初代モデルが発表され、その後も車歴を積み重ね、各時代のニーズに適した技術やデザインを導入して進化を続ける、フォード社のみならずアメ車を代表するレジェンドカーです。

野生の馬を意味するマスタングが車名に採用されている同車は、特定のグレードは設けず、リーズナブルな価格に設定されているベース車に、ユーザーの好みに合わせてエンジンや変速機などのパワーユニット、内装などを膨大な選択肢から組み合わせる画期的な販売戦略「フルチョイスシステム」が支持されて、セールス面で大成功を収めました。

V8型高出力エンジンの選択も可能としているマスタングは、カスタマイズを楽しめるマッスルカーとしても親しまれていました。同車は2022年にフルモデルチェンジを実施して7代目(S650型)に移行しています。フォードは電動化の流れに対し、マスタングを内燃機関専用モデルとして開発する決断を下し、5.0L V8搭載のGTやダークホースをラインナップする選択をした点が市場で大きな話題となりました。

フォード「フェアレーン」:多種多様なボディタイプを展開し7.0L V8搭載マッスルカーグレードも持っていたフルサイズ

フォード フェアレーンのエクステリア「Fairlane(フェアレーン)」は4代目~7代目がマッスルカー市場を意識して開発を行ったグレードを展開していた

「Fairlane(フェアレーン)」は、北米フォードが1955年から1970年にかけて販売していたフルサイズの車で、同一車種で4ドアステーションワゴン、4ドアセダン、2ドアクーペ、2ドアコンバーチブルなど多種多様なボディスタイルを展開し、幅広いニーズに応えていました。

フェアレーンは歴代7モデルのなかでは、マッスルカーがアメリカ市場でブームとなっていた時代と重なる4代目から7代目が、ハイパフォーマンスな走りを可能とする7.0LクラスのV8型エンジンを搭載し、内外装でワイルドさを発揮しているグレードも展開していました。NASCARで活躍した「フェアレーン500 GT」や「トリノ・タラデガ」など、レース由来のスペシャルモデルもリリースされ、フォードのレースヘリテージを象徴する1台として記憶されています。

ダッジ「チャージャー」:開閉式ヘッドライトとロングノーズで初代がマッスルカーらしさを追求した一台

ダッジ チャージャーのエクステリア初代「charger (チャージャー)」はワイルド・スピードの主人公の一人であるドミニクの愛車として劇中に登場して日本での知名度を上げた

「Charger(チャージャー)」は、1960年代初頭に起きたマッスルカーブームのなかで高いシェア率を獲得し、先行するGM・ポンティアックやフォード・マーキュリーがリリースしていた車を意識して、クライスラーのサブブランドであるダッジが威信をかけて開発した車両です。

マッスルカーブーム終焉後も車歴を積み重ねていったチャージャーの歴代モデルのなかでも、開閉式ヘッドライトにロングノーズを組み合わせた外装、総排気量7200ccを超えるマグナムV8エンジンを搭載し、サーキット競技も可能とする「チャージャーR/T」もラインナップしていた、1966~1978年にリリースされた初代(B-Body)が根強い人気を誇っています。

ストリートで走行性能を発揮していたチャージャーは、アメリカ西海岸で始まった、車高を地面スレスレに落とし、特徴的なボディカラーで塗装を施し、油圧ポンプを足回りに設置して車体を跳ね上げさせる、車のカスタムスタイル「ローライダー」化させるベース車としても選ばれていました。

大排気量V8を積んだ近代のチャージャー(LX/LD型)は2023年で生産を終え、後継として2024年にEV「チャージャー・デイトナ」(最大出力670hp)と、3.0L 直6ツインターボの「ハリケーン」エンジンを搭載する「シックスパック」がデビューしました。新型は2ドアクーペと4ドアセダンの両仕様を持ち、伝統のチャレンジャーの役割もチャージャーが引き継ぐ形となっています。

ダッジ「チャレンジャー」:コストダウンを徹底してポニーカー需要に応えた初代マッスルカー

ダッジ チャレンジャーのエクステリア初代「Challenger(チャレンジャー)」はスタイリッシュなデザインを魅力とするエアインテークを設置するモデルもラインナップし、ポニーカーとして当時の若者達から支持されていた

1970年に初代モデルがリリースされた「Challenger(チャレンジャー)」は、ダッジ・チャージャーのボディサイズを縮小化させ、E-Bodyプラットフォームのもとでコストダウンを図り、5.3L V型8気筒エンジンなどのハイパフォーマンスエンジンを搭載しているものの低価格帯を実現させて、当時の若者が初めて乗るクルマであるポニーカーとしてのニーズにも応えていたマッスルカーです。

チャレンジャーは、歴代モデルのなかでもV型8気筒エンジンを搭載するチャレンジャーR/Tなどのグレードを展開し、『バニシング・ポイント』などの映画にも登場して日本などの国でも有名になった初代モデル(1970年〜1974年)が、幅広い世代から支持されています。

3代目チャレンジャー(2008年〜2023年)は、初代のフォルムを忠実にオマージュした2ドアクーペで、最終モデルの「SRTデーモン170」は1,025hpという市販マッスルカー史上最強の出力を絞り出して2023年9月に生産を終え、伝説のマッスルカークーペは事実上の幕引きとなりました。日本に並行輸入された個体は希少車として扱われ、中古車相場は底堅く推移している傾向があります。

プリムス「バラクーダ」:映画やゲームの世界でも再脚光を浴びる大型ボディのマッスルカー

プリムス バラクーダのエクステリア「Barracuda(バラクーダ)」はクライスラーのサブブランドであるプリムスから1964年から~1974年にかけて販売されていた大きなボディを特徴としていたアメ車

クライスラーのサブブランドであるプリムスから展開されていた「Barracuda(バラクーダ)」は、1964〜1974年にかけて製造されていた、全長5000mm・全幅2000mmを超える大きな車体を魅力とした2ドアクーペのマッスルカーです。

バラクーダは1964〜1974年の車歴のなかで2度のモデルチェンジを実施しました。1970年にリリースされた3代目は、ダッジ・チャレンジャーの兄弟車でもあり、総排気量7,000ccを超えるV8型エンジンを搭載するハイパフォーマンスモデル「’Cuda」も展開していました。

3代目がデビューした時期は、排ガス規制が導入されオイルショックが起きた時期と重なり、1974年に生産終了となりました。バラクーダは『ハイウェイマン』などの劇中車や、エレクトロニック・アーツが開発したゲーム『ニード・フォー・スピード』シリーズにも登場して再脚光を浴びています。希少な「Hemi ’Cuda」コンバーチブルは北米のオークションで億単位の価格で取引される事例があり、アメリカ車のコレクター市場で最高峰の存在として扱われています。

プリムス「ロードランナー」:快適装備を割り切り低価格を実現した若者向けマッスルカー

プリムス ロードランナーのエクステリア「Road Runner(ロードランナー)」は走りのパフォーマンス向上には直結しない快適装備は標準装備していなかった

1968年に初代モデルがリリースされた「Road Runner(ロードランナー)」は、クライスラーがプリムスブランドで展開していた車で、ダッジ・チャージャーとプラットフォームを共通化させ、車両価格の上昇に繋がる快適装備はオプション設定とするなど、徹底的なコストダウンを行い、ブームとなり高価格化していったマッスルカーを当時の若者にも購入しやすい価格に設定した戦略が支持されて大ヒットを記録した車です。

マッスルカーの十分条件であるハイパフォーマンス化を実現させるため、6.3L V8 OHVや7.0L V8 OHVエンジンを搭載し、400PSを超える高出力化を低価格帯で実現したロードランナーは、排ガス規制が導入され、オイルショックが起きてマッスルカー自体のブームが終焉した影響を受けて、1980年に製造終了となりました。プリムスブランド自体も2001年に廃止されており、現在は中古車市場でしか入手できません。

フォード「グラン・トリノ」:クリント・イーストウッド監督作品で世界的に知名度を上げたインターミディエイト

フォード トリノのエクステリア「トリノ」はフォードのインターミディエート・セグメントの主力車として活躍していた

「Torino(トリノ)」は1968年から1976年にかけて車歴を積み重ねた車両で、フルサイズとコンパクトクラスの中間的なセグメントとして、フォードが設定したインターミディエート・セグメントで主力モデルとして一時代を築いていました。

フォード・トリノで最も好調なセールスを維持していたモデルは4ドアセダンでしたが、同車は2ドアファストバッククーペや2ドアコンバーチブルなどのボディタイプも展開し、4.9L V8型エンジンや5.8L V8型エンジンを搭載するマッスルカーもラインナップしていました。

同車の上級グレード「グラン・トリノ」は、クリント・イーストウッドが監督と主演を務め、2008年に公開された同名映画『グラン・トリノ』で世界的な知名度を上げました。劇中の1972年型グラン・トリノは劇中の象徴的存在として描かれ、本作以降アメ車旧車ファンの間で再評価が進んでいます。

トヨタ「セリカ」:マスタングを意識した日本車のマッスルカー風2ドアクーペ「ダルマセリカ」

初代セリカのエクステリア初代「セリカ(A20/30型)」は、歴代モデルの直線が多くスリムな車体と比較すると、丸みを帯びていた為にダルマセリカとも呼ばれている

1970年に初代モデルが誕生した「Celica(セリカ)」は、北米市場で圧倒的な人気を得ていたフォード・マスタングを意識して開発された車両です。当時リリースされていた楔型が多い市販車と比較すると丸みを帯びていて、メッキバンパーのシルエットがダルマの髭のように見えると指摘されたため、「ダルマセリカ」との通称が付けられていました。

初代セリカは、マスタングが導入していたユーザーがエンジンや変速機、内装を自身の好みに合わせて選べる「フルチョイスシステム」を採用していました。日本車として初めて本格的なポニーカー的設計思想を取り入れたモデルで、後の国産スペシャリティカー文化に大きな影響を与えています。生産は1999年で終了しています。

初代セリカ(A20/30)・1600・ツインキャブ・STのスペック
型式 TA22-MZ
エンジン 2T-B 水冷直列4気筒OHV
総排気量 1588cc
最高出力 105PS/6,000rpm

日産「ケンメリ」(4代目スカイライン):マッスルカーの影響を受けた累計66万台のヒットモデル

4代目スカイラインのエクステリア累計66万台の大ヒットを記録したケンメリの愛称でも親しまれている4代目「スカイライン」は歴代モデルの中で最もマッスルカーの影響を受けて車両開発を行った車両

CMキャンペーンの影響を受けて「ケンメリ」の愛称で親しまれている4代目「スカイライン(C110型)」は、累計66万台のヒットを記録し、ロゴ入りのTシャツが販売されるなど社会現象も巻き起こした日産を代表する車です。

1972年に販売を開始した4代目スカイラインは、従来モデルよりもボディサイズを拡大して車体の迫力を増し、ジェット機の噴射口をモチーフにした4灯テールランプを初めて搭載するなど、歴代モデルのなかでは最も、当時アメリカ市場で流行していたマッスルカーをイメージしたエクステリアを採用したクルマでもあります。なかでも幻のGT-R(KPGC110)は197台のみの生産で、現在の中古車市場では超高額で取引される旧車の頂点的存在として知られています。

4代目スカイラインハードトップ 2000GTのスペック
型式 KGC110型
エンジン L20型(直・OHC)
総排気量 1998cc
最高出力 125ps / 6,000rpm
最大トルク 167N・m / 4,400rpm

三菱「ギャランGTO」:日本車初のダックテールを採用したアメ車マッスルカーへのオマージュ

ギャランGTOのエクステリア「コルトギャランGTO」はマッスルカーの車体デザインの特徴である後端を跳ね上げるダックテールを日本車で始めて採用した車である

1970年に発売された「ギャランGTO」は、コルトギャランをベース車に、アメリカ市場でブームを巻き起こしていたマッスルカーを意識して開発を行った三菱のファストバッククーペです。

ギャランGTOは、アメ車のマッスルカーのトレンドであった、トランク蓋の後端部を跳ね上げる「ダックテール」を日本車で初めて採用し、ロングノーズ&ショートデッキスタイルを選択することで高速走行時に発生する空気抵抗を低減化させていました。1977年で生産を終えており、現存個体は希少な国産旧車として愛好家から支持を集めています。

ニューマッスルカーとは?ブーム終焉後に大排気量と高出力を両立させた現代のアメ車8選

ブーム終焉後にリリースされた、自動運転技術を取り入れたキャデラック「CT5-Vブラックウイング」などのような、当時のマッスルカーの面影を感じさせるハイパフォーマンスモデルは、旧車のマッスルカー(ビンテージ)と対比して「ニューマッスルカー」とも呼ばれています。

このセクションでは、迫力ある車体に総排気量5000ccを超える高出力エンジンを搭載し、ハイパフォーマンスな車を求めるユーザーのニーズに応えているニューマッスルカーの魅力を紹介していきます。

フォード「マスタング・ダークホース」:500PS超のV8 NAを搭載するサーキット対応の7代目最強モデル

フォード マスタングダークホースのエクステリア5.0L V型8気筒エンジンを搭載する「マスタング・ダークホース」は7代目に追加設定されたハイパフォーマンスモデル

アメ車を代表する車として進化を続けるフォード「マスタング」は、2022年にフルモデルチェンジを実施して、ドライバーのマインドを刺激するデザイン性と機能性を備えた電子ブレーキシステムなどを装備する7代目(S650型)に移行しました。

7代目マスタングに追加設定された上級モデル「マスタング・ダークホース」は、5.0L V型8気筒NAエンジン(Coyote)を搭載し、最高出力500PS(北米仕様)を実現しています。マスタングのなかで2001年の「ブリット」以来となる新たな車名が与えられたことで、シリーズの新世代ハイパフォーマンスモデルとして位置づけられています。

同車はフロントグリルを大型化させて、バンパーを専用化し、サーキット走行も可能とするためのリヤスポイラーがバックビューにも迫力を与えています。間近で見ると、ボディに走る彫りの深いキャラクターラインと、専用ブレンボブレーキの鮮やかなブルーキャリパーが、伝統のV8サウンドと共に「走るためのマッスルカー」のメッセージを発しているように感じられます。さらにダークホースを上回るサーキット特化型「マスタングGTD」も発表されており、ニュルブルクリンク7分切りを目指す800PS級のハイエンドモデルとして注目されています。

シボレー「カマロZL1」:6.2L V8スーパーチャージャーで直進性能もハンドリング性能も高水準化したニューマッスルカー

シボレー カマロZL1のエクステリア6代目「カマロ」は車体各部にアルミニウムを使用して従来モデルよりも100Kg近い軽量化を実現させ、ボディのサイズダウンも行った

マッスルカーのブーム終焉後も車歴を積み重ねていったシボレー・カマロは、2015年にフルモデルチェンジを実施して、従来モデルよりも車両重量を100Kg軽量化し、ボディサイズの縮小化、新開発の2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載するなどの改良を加えて6代目に移行しました。

2017年に6代目カマロに追加設定されたハイパフォーマンスモデル「ZL1」は、6.2L V8型OHVエンジンにスーパーチャージャーシステムを組み合わせる効果で燃焼効率を引き上げ、競技用モデルはニュルブルクリンクの北コースで7分16秒04を記録しました。

車体を軽量化させることで、直進走行性能だけでなくハンドリング性能も向上させた6代目カマロは、トランスフォーマーの劇中車として登場した影響を受けて若い世代が購買層の中心となっています。なお、6代目カマロは2024年で生産を終了しており、現在は中古車のみで入手可能です。日産フェアレディZやトヨタGRスープラといった国産スポーツと比較すると、カマロZL1は加速力と低音のV8サウンドで圧倒的なキャラの強さを持つ点が選び分けのポイントとなります。

キャデラック「CT5-Vブラックウイング」:自動運転にも対応する6.2L V8搭載の現代マッスルセダン

キャデラック CT5-Vブラックウイングのエクステリア「CT5-V ブラックウイング」はCTSの後継車として誕生したCT5のハイパフォーマンスモデル

GMは2019年に、世界初の半自動運転システム「スーパークルーズ」を導入するミドルクラスのスポーツセダン「CT5-V」をリリースしました。

2021年1月には日本市場でも発売を開始した同車に追加設定された「CT5-V Black Wing(CT5-Vブラックウイング)」は、キャデラックがモータースポーツで磨いた技術力を流用させるVシリーズから展開されるハイパフォーマンスモデルです。

CT5-Vブラックウイングは、6.2L V型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高速322km/hを実現しています。専用エンブレムやグリル等の装備を充実させて車体の迫力を引き上げている同車は、部分的な自動運転を可能とする先進装備を充実させてマッスルカーに新たな付加価値を加えました。6速MTを選べるアメリカ製大型セダンは現代では希少で、走りにこだわるオーナードリブン用途で特に支持されているモデルです。

ダッジ「チャレンジャーSRTヘルキャット」:6.2L V8スーパーチャージャー搭載の3代目チャレンジャー上級グレード

3代目ダッジ チャレンジャーSRTヘルキャットのエクステリア2008年に3代目として復活を果たしたダッジ「チャレンジャー」の中でも、6.2L V型8気筒スーパーチャージャー付エンジン搭載のSRSヘルキャットは存在感が際立っている

北米国際自動車ショーでコンセプトカーが披露された後、3代目モデルとして2008年に復活を果たしたダッジ「Challenger(チャレンジャー)」は、クライスラーのLXプラットフォームのもとで開発を実施し、マッスルカーとして一世を風靡した初代モデルを想起させるエクステリアが当時を知る人の記憶を刺激して話題を集めました。

3代目チャレンジャーのなかでも「SRT Hellcat(SRTヘルキャット)」は、車両重量2000kgを超える大きな車体に、6.2L V型8気筒スーパーチャージャー付エンジンを搭載し、最高出力717hp、最大トルク881N・mを叩き出します。走りと存在感が際立つ新たなマッスルカーのイメージ像を体現した一台です。

2023年9月をもってチャレンジャーは生産終了となり、最終モデル「SRTデーモン170」は1,025hpという市販マッスルカー史上最高出力を実現しました。大排気量V8マッスルカーの伝統を継ぐ最後の存在として中古車市場では希少価値が高まっています。

ダッジ「バイパー」:V10 OHV搭載で世界最速の市販車と称されたニューマッスルカーの代表格

ダッジ バイパーのエクステリア2017年まで生産されていたダッジ「Viper(バイパー)」は、V型10気筒OHVエンジンを搭載し、ニュルブルクリンクで好記録をたたき出した世界最速の市販車とも言われているニューマッスルカー

初代モデルが1991年にリリースされたダッジ「Viper(バイパー)」は、GMのシボレー・コルベットを意識して開発された車両です。当時クライスラーが傘下に収めていたランボルギーニの技術者が車体の足回りを強化し、市販車では最高クラスの総排気量8400ccをクリアするV10型OHVエンジンを搭載するアメ車を代表するスポーツカーです。

ニュルブルクリンクで行われたテスト走行では7分1秒30をレコードし、世界最速の市販車とも称されたダッジ・バイパーは、当初の販売計画では3年間限定の少量生産でしたが、予想を超える好調なセールスを記録したため、3代目が2017年に生産終了となるまで約26年間も多くの車好きを魅了した、ニューマッスルカーを代表する車として呼び声の高い一台です。

マッスルカーらしい大排気量V10と、欧州スーパーカー的な軽量シャシーを掛け合わせたユニークな存在で、現存個体は北米のオークションで数千万円規模で取引される傾向があります。

ダッジ「チャージャー・デイトナ」:マッスルカー初の量産EVとして登場した新世代ニューマッスル

ダッジは2024年に、世界初のマッスルEVとなる「チャージャー・デイトナ」を投入しました。チャレンジャーとチャージャーの後継として開発された同車は、最大出力670hpを発揮する高性能EV「デイトナ・スキャットパック」と、最大出力496hpの「デイトナR/T」をラインナップしています。

同車には「Fratzonic Chambered Exhaust」と呼ばれるサウンドジェネレーターが搭載され、V8エンジン搭載車に近い迫力ある排気音を電動でも再現する点が特徴です。これに対し、2025年からは3.0L 直6ツインターボ「ハリケーン」エンジンを搭載するガソリンモデル「シックスパック」も追加されました。EV化に踏み切りつつも、伝統のマッスルカーファンの一部を取り戻す形で内燃機関仕様も用意した点が、過渡期のアメ車市場を象徴する展開といえます。多くのオーナーが指摘するのは、EVの瞬発的なトルクと、サウンドジェネレーターが醸し出すマッスルカー的体験のギャップを「新しい刺激」として楽しむ声と、伝統のV8サウンドが失われた寂しさを訴える声に分かれる点です。

マッスルカーはアメ車を代表する車であり、アメリカ文化を愛するきっかけを与えてくれる存在

マッスルカーは、維持費を考慮して所有するまでには至らなくても、直進走行性能では欧州のスーパーカーを凌駕する圧倒的な加速性、ワイルドな存在感やクラシカルな雰囲気で、多くの車好きに憧れを抱かせ続けているアメ車です。

劇中車としてアメリカ映画に頻繁に登場し、ドラッグレース誕生に多大な影響を与え、ローライダー化させるベース車としても選ばれる機会の多かったマッスルカーは、アメリカ文化を好きになるきっかけを与えてくれる車でもあります。電動化の流れが進むなかでもチャージャー・デイトナのようなEVマッスルカーが登場し、ジャンルとしての存在感は形を変えながら継承されています。