NSXタイプR

NSXタイプRは登場せず生産終了 最後の特別仕様車タイプS発売

NSXタイプRは、ハイブリッドシステムを外し、カーボン素材を使うなどボディの軽量化が行われ1,500kg前後になると予想されていました。最高出力は650PSになるなどベースグレードのNSXよりもスペックアップしたタイプRは登場せずNSXは生産終了に。

NSXタイプRは登場せず生産終了 最後の特別仕様車タイプS発売

NSXにタイプRが登場か?エクステリアやスペックまとめ

2016年に発売したスーパーカーの「NSX」からピュアスポーツモデルである「タイプR」が発売するという情報がありました。ベースであるNSXのスペックは、3,500ccのV型6気筒ターボエンジンと、3基のモーターを搭載していて、ハイブリッドシステムの最高出力は581PS、最大トルクは646Nmにもなります。

NSXタイプRは、車両重量に重くのしかかるハイブリッドシステムを外し、さらにカーボンなどの軽量素材で車両重量の軽量化を行い、NSXよりもさらにハイスペックなモデルへと進化すると考えられていましたが、2022年にNSXの生産終了に伴いタイプR発売の可能性は消滅しました。

NSXタイプRの予想エクステリアやインテリア、搭載エンジンやスペック、価格や発売日などを紹介します。

NSXタイプRは発売されず2022年に生産終了

2代目NSXはホンダの技術の粋を凝縮した国産スーパーカーで、特に3モーターハイブリッドシステムのSPORT HYBRID SH-AWDは世界中から注目された技術でした。しかし、24,200,000円の販売価格としては質感が低いと評価されていたことから、販売台数は伸びませんでした。

NSXは2022年生産終了することが公式発表され、タイプRの発売もなくなりましたが、最後の特別仕様車としてタイプSを発売することを発表しています。
インテリアにはシリアルナンバーが刻印され、全世界で350台限定で発売するうち日本では30台が割り当てられます。
NSX最後の特別仕様車なので即完売が予想されるため、気になる方は早めにディーラーへお問合せしましょう。

ホンダ「NSXタイプR」は東京モーターショー2019でワールドプレミアされず

NSXのエクステリアホンダ「NSXタイプR」が東京モーターショー2019でワールドプレミアされる可能性が!

ホンダの「NSXタイプR」が東京モーターショー2019で姿を現す噂がありましたが、登場しませんでした。
米国の経済誌フォーブスによると、これまでのNSXよりも尚いっそうパワーアップしたモデルになるだろうと言われています。

パワートレインは3.5L V型6気筒ツインターボエンジンに変わりはありませんが、電気モーターを3基加えたハイブリッドエンジンに仕上げ、最高出力650hpを発揮するなど、ホンダ史上最強の1台になるのは間違いないでしょう。

ホンダ「NSXタイプR」ホンダ「NSXタイプR」は今まで以上にパワフルに生まれ変わる

スポーツユニットでもある「NSXタイプR」では、サーキットでも満足できる走りができるよう、スポーツサスペンションやカーボンセラミックブレーキを採用すると考えられ、パワフルな足まわりとブレーキングを体感できるでしょう。

「NSX GT3レーサー」からひらめきを受けたフロントスプリッター、GTリアウイングなどのエアロキットを装備することで、過激でアグレッシブなエクステリアになることも考えられ、空力特性のアップや車体の軽量化も徹底的に行われているでしょう。

気になる価格ですが、アメリカ価格で22,000,000円以上になると予想されます。

NSXタイプRのエクステリア

NSXのフロントビュー

NSXタイプRのエクステリアは、NSXをベースにリアウィングを装備してドアパネルなどにカーボンを装着し軽量化を図ったモデルになると考えられます。

NSXのリアビュー

リアビューから見るとリアウィングがとても大きいデザインであることが分かります。センターの4本出しマフラーがスポーティさを醸し出しています。

ベルリナブラックに塗装されたNSXタイプRの予想エクステリアの他にも、130RホワイトのボディカラーでレッドをポイントにしたシビックタイプRに似たカラーリングやソースシルバー・メタリックなどの予想エクステリアもあります。

NSXタイプRのコクピット

NSXタイプRのインテリアは、NSXと同様に赤を基調としたデザインになっていると予想され、ベースのNSXとほぼ変わらないデザインになると考えられます。

NSXタイプRの搭載エンジン・スペック

NSXタイプRのエンジン

NSXタイプRに搭載されるエンジンは、重いハイブリッドシステムを外して軽量化すると考えられます。また、エンジンにタイプR専用のチューニングを加えてベースのNSXの最高出力は581PSですが、軽量化・チューニングにより650PS以上になると考えられます。

NSXタイプR予想スペック
搭載エンジン V型6気筒ツインターボ
排気量 3,500cc
最高出力 650PS
最大トルク 750Nm
トランスミッション 9速AT
駆動方式 SH-AWD
車両重量 1,550kg

NSXタイプRの発売日・価格帯

NSXタイプRのエクステリア

出荷を待つNSXタイプR

NSXタイプRが発売するのなら、2021年10月になると考えられます。ホンダは、2017年9月に販売を開始するシビックタイプRを皮切りにスポーツモデルを増やしてくると予想し、「タイプR」の第1号車であるNSXには、ホンダとしても設定して販売したい思いがあると考えます。

販売価格は、ハイブリッドシステムを外すとはいえ、エンジンやサスペンションのチューニング、ボディの軽量化などを行うと考えられるので2,500万円以上にはなると予想します。

ベースモデルとなるNSXは2016年に発売済み

レッドカラーのNSX

2006年に販売終了した初代NSXから10年後の2016年、ついに日本のスーパーカーであるNSXが復活しました。アメリカで製造されていて、価格は日本車の中で1番高い2,370万円です。

3.5LのV型6気筒ターボエンジンと3基のモーターを搭載したハイブリッドカーで、燃費は12.4km/L、システム最高出力は581PS、最大トルクは646Nmになります。トランスミッションは9速デュアルクラッチ、駆動方式は「SH-AWD」と呼ばれるスポーツ走行に適した4輪駆動です。最高速度は308km/hで、日産GT-Rとともに日本車で時速300km/h以上を出せる車になっています。

ボディカラーは全8色で、「ソースシルバー・メタリック」が85,000円高、「ヌーベルブルー・パール」が670,000円高の2色が特別塗装色になっています。

  • クルバレッドのNSXクルバレッド
  • ベルリナブラックのNSXベルリナブラック
  • 130RホワイトのNSX130Rホワイト
  • ソースシルバー・メタリックのNSXソースシルバー・メタリック(85,000円高)
  • カジノホワイト・パールのNSXカジノホワイト・パール
  • ノルドグレイ・メタリックのNSXノルドグレイ・メタリック
  • バレンシアレッド・パールのNSXバレンシアレッド・パール
  • ヌーベルブルー・パールのNSXヌーベルブルー・パール(640,000円高)

NSXの内装

インテリアには、スポーティな「レッド」の他に落ち着いた「サドル」、上品な「オーキッド」、シックな「エボニー」の計4色が設定されています。シート素材はミラノレザーとセミアニリンレザーが用意されていて、自分の好きな素材を選ぶことができます。

NSXの特徴的な部分

ヘッドライトには、レジェンドやグレイスに採用されているジュエルアイLEDヘッドライトを装備し、バンパーに装着されたセンサーによって駐車時に障害物が近くにあると音と表示で知らせてくれる機能もあります。サーキット走行も可能なピュアスポーツカーですが、街乗りも可能な快適装備が充実している点が嬉しいです。

日本が誇るスーパーカー NSXタイプRのモデルチェンジ遍歴

NSXタイプRはホンダが販売していた日本が誇るスーパーカーです。スペックアップが期待されていましたが、は登場せずに生産が終了しています。

NSXタイプR 初代NA1/2型(1992年~2005年)

1992年11月、NSXへの追加グレードとして「NSXタイプR」が登場しました。レスポンスの向上と、内部軽量化が図られています。レカロ製のフルパッケージシートやモモ製のステアリングが装備され、サーキットでの走行を視野に入れた仕上がりになっています。
1994年2月と1995年2月、マイナーチェンジを実施。
1997年2月のマイナーチェンジでは、排ガス規制に適合させています。
1999年9月と2001年12月にもマイナーチェンジを実施。
2002年5月、「NSXタイプR」から「NSX-R」に名称を変更。空力性能と操縦安定性が向上しました。
2005年2月、特別仕様車「NSX-R GT」を発表しました。12月、欧米での燃費・排ガス環境規制への対応が難しいため、生産を終了しました。

NSXタイプRのモデルチェンジ遍歴
NSXタイプRのモデル 販売年表
初代 NA1/2型 1992年~2005年

NSXタイプRは発売されず2022年に生産終了

NSX

NSXは1990年に発売した日本で最初のスーパーカーと言われているモデルで、2代目が発売された時も世界中で話題になったモデルです。しかし販売台数が伸びなかったことから、2022年にタイプRの発売を待たず生産終了になりました。