WRX STIのモデルチェンジ

WRX STIのフルモデルチェンジ情報 EJ20型は2019年12月をもって受注終了

スバル新型WRX STIのモデルチェンジ情報。ピュアスポーツセダンWRX STIのEJ20型水平対向エンジン搭載モデルは2019年12月に受注を終了します。WRX STIのモデルチェンジ内容やEJ20型水平対向エンジンを搭載する最後の限定モデル「EJ20 Final Edition」について解説します。

WRX STIのフルモデルチェンジ情報 EJ20型は2019年12月をもって受注終了

スバルのピュアスポーツ WRX STIのフルモデルチェンジ最新情報

スバルの本格派スポーツセダンWRX STIのモデルチェンジ最新情報を解説します。WRX STIの前身モデルは1992年に販売されたインプレッサWRXで、インプレッサの派生車種として登場。レガシィRSに代わり、WRC(世界ラリー選手権)に参戦するスポーツ性能を極めたモデルとして、モーターファンの注目を集めました。

1994年に登場したスバルのチューニングメーカー、スバルテクニカインターナショナル株式会社(STI)のコンプリートカーWRX STIは、1996年に登場したバージョン3以前の車両では改造車申請が陸運局で必要なほどのハイスペックモデルでした。

2014年に完全に独立した車種としてWRX STIが誕生しましたが、2019年12月には、EJ20型水平対向エンジンの生産終了に伴い現行モデルの受注を終了することが発表されています。スバルWRX STIの今後のモデルチェンジの動向についてまとめました。

次期型WRXは86/BRZと同様トヨタとの共同開発となるとの情報を入手

現行型WRX STI(EJ20型)が2019年12月に受注終了することが明らかとなっていますが、次期型WRXは86とBRZのように、トヨタと共同開発される可能性があるとの情報が飛び込んできました。

次期型WRXには新駆動方式の「ウルトラAWD」を採用し、現行のWRX STIと同等かそれ以上のハイパフォーマンスを発揮すると推測され、86/BRZにも同じ技術を導入する可能性があります。次期型WRXが登場するとすれば、発表は2021年以降となるでしょう。

TMS2019にWRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」プロトタイプが登場

WRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」プロトタイプ東京モーターショー2019に出展されたWRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」プロトタイプ

WRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」のEJ20型水平対向エンジンWRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」に搭載されるEJ20型水平対向エンジン

2019年10月23日開幕の東京モーターショーで、スバルWRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」のプロトタイプが公開されました。ベース車両にWRX STI Type Sを採用した「EJ20 Final Edition」は、EJ20型水平対向エンジンを搭載するWRX STI最後の特別仕様車。

購入受付期間は10月24日から11月11日までで、555台限定で販売。2019年11月14日の午後4時以降、応募者のメールアドレス宛に抽選結果が送られます。
事前エントリーの時点でも9倍近くの件数が集まりましたが、最終的な応募件数はなんと約1万3000件にまでのぼり、最終倍率は23倍となりました。

WRX STI 特別仕様車WRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」のリヤのエクステリア

グレードは「EJ20 Final Edition」とレカロシート・アドバンスドセイフティパッケージを装備する「WRX STI EJ20 Final Edition FULL PACKAGE」の2種類です。

WRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」のボディカラーWRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」のボディカラーは3色

WRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」のフロントグリルWRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」のフロント部分にはチェリーレッドのアクセント

チェリーレッドのアクセントが利いたフロントグリルやリアバンパーに、大型のリヤスポイラー、ブラックのサイドガ―ニッシュとドアミラーが目をひく「EJ20 Final Edition」のエクステリア。用意されるボディカラーは「WRブルー・パール」「クリスタルホワイト・パール」「クリスタルブラック・シリカ」の3種類で、クリスタルホワイト・パールは有料色のため+33,000円となります。

WRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」のアルミホイールWRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」に装備されている19インチアルミホイール

足元にはゴールド塗装のBBS19インチ鍛造アルミホイールとbrembo製のベンチレーテッドディスクブレーキを装着します。

乗り込む際にはフットランプ付きのウェルカムライティングがドライバーを出迎えてくれます(WRX STI EJ20 Final Edition FULL PACKAGEのみ)。コックピットにはシルバーステッチ入りのインパネセンターバイザーやウルトラスエード巻ステアリングホイール、シフトブーツを装備。プッシュエンジンスイッチはSTI製でロゴ入りの専用デザインを採用します。

Final Edition FULL PACKAGEのレカロシートFinal Edition FULL PACKAGEのレカロシート

EJ20 Final Editionのシートはウルトラスエードと本革を採用した高級感のある作り。WRX STI EJ20 Final Edition FULL PACKAGEにはレカロ製のスポーツシートが標準装備となっています。マットなカーボン調のインパネ加飾が精悍な印象を与えます。

スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)

WRX STI EJ20 Final Edition FULL PACKAGEは、「スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)」「自動防眩ルームミラー付ハイビームアシスト」「フロントandサイドビューモニター」の3つの先進機能をセットとした「アドバンスドセイフティパッケージ」を標準装備します。
スバルリヤビークルディテクションは、車線変更の際に後方から来る車両を検知してサイドミラーに警告表示する機能です。

WRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」プロトタイプの主要緒元
グレード WRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」プロトタイプ
全長/全幅/全高 4,595mm×1,795mm×1,475mm
ホイールベース 2,650 mm
エンジン 2.0ℓ DOHC16バルブデュアルAVCSツインスクロールターボ
最大出力
[ネット][kW(PS)]
227(308)
最大トルク
[ネット][N・m(kgf・m)]
422(43.0)
トランスミッション 6MT
駆動方式 AWD(常時全輪駆動)
サスペンション形式[前/後] ストラット式独立懸架/ダブルウィッシュボーン式独立懸架
タイヤサイズ 245/35R19
価格 WRX STI EJ20 Final Edition:4,521,000円
WRX STI EJ20 Final Edition FULL PACKAGE:4,851,000円

現行型WRX STIが2019年12月に受注終了 東京モーターショー2019に最後の特別仕様車「WRX STI EJ20 Final Edition」のプロトタイプが出展!

スバルWRX STI EJ20 Final EditionのエクステリアスバルWRX STI EJ20 Final Editionのエクステリア

EJ20型水平対向エンジンの生産終了に伴い、スバル現行型WRX STIが2019年12月に受注を終了し、30年の歴史に幕を閉じます。さらにWRX STIの最後の特別限定モデルとして「WRX STI EJ20 Final Edition」を発売し、そのプロトタイプが東京モーターショーで発表されることとなりました。

スバルWRX STI EJ20 Final EditionのインテリアスバルWRX STI EJ20 Final Editionのインテリア

スバルWRX STI EJ20 Final EditionのレカロシートスバルWRX STI EJ20 Final Editionのレカロシート

スバルWRX STI EJ20 Final EditionのアルミホイールスバルWRX STI EJ20 Final Editionのアルミホイール

WRX STI EJ20 Final Editionは限定抽選販売となり、東京モーターショーが開幕される2019年10月23日よりさらに詳しい情報が解禁されます。
次期型に関する情報は今のところ入ってきていませんが、モデルサイクルから推測するに、もし登場するとすれば2022年頃となるでしょう。

2020年秋に登場予定のWRX STIのレンダリング画像が公開!

2020年秋にフルモデルチェンジが噂されているスバルWRX STIですが、この新型WRX STIのレンダリングが海外メディアサイトで公開されています(画像は入手し次第紹介します)。

主要3モデルとされるWRX STI・WRX S4・レヴォーグは、フルモデルチェンジによってパワートレインやプラットフォームを刷新。排気量2.0リットルF20型の水平対向4気筒直噴ターボエンジンで、スポーティーかつ安定した走行性能を実現します。最高出力は320ps、最大トルクは441Nmとなる見込みです。

エクステリアについては、従来型の雰囲気を残しつつもグリルやヘッドライトのデザインを新しくする予定。新型を発売したばかりのスバル・インプレッサと同様のフロントLEDデイタイムランニングライト(シームレス)が採用される可能性があります。また、レンダリングでは足回りをゴールドのホイールやブレーキキャリパーとしています。

新型WRX STIのフルモデルチェンジは2020年実施予定

独立する前のインプレッサ WRXは約7年周期でフルモデルチェンジをしてきました。これにWRX STIを当てはめると、2014年の販売から7年目の2021年にフルモデルチェンジが行われることになります。

しかし独立した車種として登場したWRX STIはフルモデルチェンジのサイクルが5年になったという噂があります。これはWRX STIのベースとなった車種の4代目インプレッサが、モデルチェンジサイクルを5年に短縮したことが理由となっています。
このことから2014年に登場し、2019年で5年が経つWRX STIのフルモデルチェンジ時期は2020年と予想できます。

エクステリアのヒントはヴィジヴ パフォーマンス コンセプト

ヴィジヴ パフォーマンス コンセプトのフロントビュー

ヴィジヴ パフォーマンス コンセプトのリヤビュー

WRX STIのフロントビュー現行モデルのWRX STIのフロントビュー

WRX STIのリヤビュー現行モデルのWRX STIのリヤビュー

東京モーターショー2017で初公開されたスバルのコンセプトカー「ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト」が次期WRX STIと言われています。

スバルのデザインアイコンとなっているヘキサゴングリル、コの字型のヘッドライトが特徴的なコンセプトカーで、ボンネットに大きく開口したエアインテークがピュアスポーツセダンらしい走りを予見させます。
リヤには4本のマフラーを装備して、スバル共通のデザインフィロソフィ(デザイン哲学)「DYNAMIC×SOLID」を表現しています。

ヴィジヴ パフォーマンス コンセプトにはスバルが新開発した次世代プラットフォーム「Subaru Global Platform(SGP)」が採用されています。
フルモデルチェンジする新型WRX STIもこの次世代プラットフォームSGPを採用することから、今よりワンランク上の運動性能やボディ剛性、安全性を手に入れます

WRX STIがフルモデルチェンジでボディカラーを追加

現在WRX STIに設定されているボディカラーは全6色となっていますが、フルモデルチェンジによりボディカラーが追加される可能性があります。
WRX STIと同じ2014年に登場したレヴォーグは、ベース車両もWRX STIと同じインプレッサです。レヴォーグは全8色展開となっていて、レヴォーグのボディカラー「ストームグレー・メタリック」「ラピスブルー・パール」の2色を追加することも考えられます。

アイスシルバー・メタリックの新型WRX STIアイスシルバー・メタリック

クリスタルホワイト・パールの新型WRX STIクリスタルホワイト・パール(32,400円高)

ダークグレー・メタリックの新型WRX STIダークグレー・メタリック

クリスタルブラック・シリカの新型WRX STIクリスタルブラック・シリカ

ピュアレッドの新型WRX STIピュアレッド

WRブルー・パールの新型WRX STIWRブルー・パール

ストームグレー・メタリックの新型レヴォーグストームグレー・メタリック(レヴォーグのボディカラー)

ラピスブルー・パールの新型レヴォーグラピスブルー・パール(レヴォーグのボディカラー)

WRX STIのパワートレインにはトヨタ製ハイブリッドエンジンを採用か

トヨタのハイブリッドシステムTHS2

2005年にトヨタはスバルと業務提携を結び筆頭株主になりました。
2017年にはスバルが発行する株式の16.82%を保有し発言権を増していますが、トヨタからの「トヨタにはならないでください」の言葉通り、独自性の保たれた良好な関係を築いています。

次期WRX STIのパワートレインにはレヴォーグ、BRZ、トヨタ86にも搭載されている新開発のFA20型の2.0L 水平対向4気筒DOHC直噴ターボエンジン(ボクサーエンジン)が搭載される予定となっていますが、ハイブリッドエンジンも採用される可能性がでています。
それがトヨタのプリウスやC-HRに搭載されているTHS2と呼ばれるハイブリッドユニットです。

ハイブリッド技術で世界の先頭を走るトヨタの技術と、ラリーで鍛えられたWRX STI走りの融合により、新たな時代を切り拓く次世代ハイブリッドピュアスポーツセダンが登場するかもしれません。

次期WRX STIには進化したアイサイトが搭載

2017年8月に一部改良したレヴォーグに「アイサイト ツーリングアシスト」を採用しました。これは日産のプロパイロットと同じ、高速道路の単一車線を自動化するレベル2の自動運転システムです。

東京モーターショー2017に登場したヴィジヴ パフォーマンス コンセプトには高速道路において、加減速や操舵をシステムが行うレベル3の自動運転技術が採用されています。

スバルはヴィジヴ パフォーマンス コンセプトに搭載されているレベル3の自動運転技術を2020年頃に実現する計画となっているため、2020年フルモデルチェンジ予定のWRX STIはレベル3の自動運転技術の採用は見送られる可能性が高いです。

しかしWRX STIはスバルのスポーツを象徴する車なので、より精度を増して進化したアイサイトver.4を装備することが予想されます。
自動運転に繋がる技術は日々進化するため、フルモデルチェンジする新型WRX STIにも注目が集まるでしょう。

現行WRX STIの販売価格一覧
グレード 駆動方式 販売価格
WRX STI 4WD 3,866,400円~
WRX STI Type S 4WD 4,060,800円~

新型WRX STIのモデルチェンジは自動運転の進化にも期待

東京モーターショー2017に出展されたコンセプトカーに共通したのが、「環境に優しい車」です。これは今後の自動車業界が「エンジンからモーターへシフト」することを明確にしているでしょう。
動力にエンジンを使うガソリン車やディーゼル車から、動力にモーターを使うEVやFCVへの変革に、世界中のモーターファンが魅了されました。

そして、交通インフラに革命をもたらす「完全自動運転」の実用化にも、期待がかかるモデルが複数登場しています。
その一つが次期WRX STIを示唆するヴィジヴ パフォーマンス コンセプトです。2018年にフルモデルチェンジを迎える新型WRX STIにも完全自動運転に繋がる新技術が搭載されるのか、期待しましょう。