希望ナンバーランキング 語呂合わせや縁起の良い抽選ナンバー

好きな数字をナンバーに！希望ナンバーの見分け方やランキング

自分の愛車の4桁の数字で表示される部分へ好きな数字を付けられる希望ナンバーサービスは1999年5月14日に乗用車へ、2005年1月4日から軽自動車に導入され、今では当たり前に利用されています。

新車や中古車などを購入し、新規に登録する際や引っ越しして住んでいる地域の管轄が変わった場合、名義が変わった場合、今のナンバープレートが壊れて数字が見られなくなった場合などに希望ナンバーを申請できます。

この希望ナンバーは比較的取得しやすい一般希望番号と、人気が集中し抽選となることが多い抽選対象希望番号の2種類を合わせたランキングを紹介します。その他にも希望ナンバーを取得するコツ、取得する費用、見分け方、一風変わった希望ナンバーを解説します。

抽選対象希望番号の人気は「･･･1」など1桁の数字やゾロ目の数字

希望ナンバーは一般希望番号と抽選希望番号の2種類があり、一般希望番号は抽選がないため殆どの場合取得することが可能です。

もうひとつの抽選希望番号はゾロ目や一桁の数字、年号などを含めた15個の数字が対象となります。15個の数字は全国の都道府県で同じですが、各地域の人気により15個以上の数字が加わることがあります。

また、乗用車と軽自動車で人気が違い、特に軽自動車では語呂で人気の「2525」が抽選希望番号に指定されている地域が多くあります。2つの数字を組み合わせた「1188」や「1122」なども抽選対象番号に加わることがあります。

希望ナンバーの人気は3ナンバー乗用車、5ナンバー乗用車、軽自動車で違いあります。それぞれで人気のナンバーを2015年東京モーターショーで全国自動車標板協議会が発表した資料を基に紹介します。

「1122」や「1188」や「･･･3」など全国で指定されていないナンバーもランクインしています。希望ナンバーは管轄ごとに抽選希望対象番号が違うので、ランキング上位でも取得する地域によりすんなり取得できるケースもあります。

地域毎の抽選希望対象番号も紹介します。

抽選希望番号のナンバーを取るコツは希望のナンバーが指定されているかどうか調べること

抽選希望対象番号は取得希望者が多い人気の番号が揃っていますが、競合率が低い地域ではすんなり取得できるケースもあります。

例えば北海道の札幌以外の地域では人気の「･･･1」のナンバーも、希望者がいないことがあります。軽自動車で人気の「2525」などは抽選希望対象番号に指定もされていないため、取得は容易になります。

希望ナンバーを取得するコツは、お目当てのナンバーが自分がお住まいの管轄で、抽選希望番号に指定されているかどうかを調べることから始まります。

希望ナンバーは毎週日曜日までの分を翌日の月曜日に抽選します。インターネットでは土日も希望ナンバーの受付をしているので、日曜日までに実際にどのくらい希望する人数がいるか希望番号申し込みサービスで調べます。お目当ての番号に希望者がいない場合、抽選をせずに希望ナンバーを取得できます。

都道府県別の希望ナンバー取得費用は3,860円から6,788円で地域により金額が変動

希望ナンバーを取得するには費用がかかります。また受注生産のため通常のナンバープレートよりも発行までに日数がかかり、通常のペイント式ナンバープレートで4営業日前後、字光式ナンバープレートで5営業日前後かかります。実際どのくらいの費用がかかるのか都道府県別の希望ナンバー料金を紹介します。

※ペイント式は通常のナンバープレート
※字光式は字が光るナンバープレート

ディーラーで申請した場合はこの料金の他に手数料として3,000円から5,000円程度かかります。

希望ナンバープレートかどうかは分類番号の下2桁の数値とアルファベッドが記載されているかどうかで確認

縁起の良い数字や語呂合わせの良い数字のナンバープレートを設置している車が、自ら希望してその番号を取得したかどうかは、ナンバープレートに記載されている分類番号の下2桁の数値とアルファベッドが記載されているかどうかで確認できます。

3ナンバーの場合には下2桁の数字が30～98　/　4・5・8ナンバーの場合には下2桁の数字が30～79であれば希望ナンバープレートである　

分類番号が531などの車両は希望ナンバープレートを取り付けている

ナンバープレートの地域名の隣に記載されている、車の種類や用途を表示している分類番号を確認すれば、希望して取得した番号であるかを見分ける事が出来ます。

総排気量が2,001cc以上などの条件をクリアする3ナンバーの車の場合では330～398、4ナンバーでは430～479、5ナンバーでは530～579、8ナンバーでは830～879の分類番号を割り当てられている車両が、任意の一連指定番号（「せ」などのひらがなの隣の数字）を希望して取得したナンバープレートであると確認できます。

例えば「品川 335 あ1234」というナンバープレートを付けている車があった場合には、分類番号が335なので、希望ナンバーであると判断できます。「横浜501 い 5678」というナンバープレートであれば、下2桁の数字が30～79の範囲から外れてしまうため、希望して取得したナンバーではないと確認できます。

語呂合わせ・縁起の良い数字で分類番号に「A」などのアルファベッドが記載されているナンバープレートは希望して取得した可能性が高い

1999年5月にスタートして全国的に普及した希望番号制度では、「1」や「333」などの抽選希望番号だけではなくて、語呂合わせや縁起の良い数字に人気が集中する、車両を特定するために用いられるナンバープレートは別の車両に対して再度使われる事がないなどの理由が重なって、分類番号を数字で記載するだけでは、番号が枯渇するなどのシステム上の問題が生じてきた為、2018年1月より分類番号へアルファベッドも組み合わせる事を可能とする新制度が導入されました。

同制度では、分類番号に「A」「C」「F」「H」「K」「L」「M」「P」「X」「Y」の10文字も組み合わせる事で、人気が集中する新たな希望ナンバーの提供を可能とします。

そのため「名古屋5AC い 1122」などの、分類番号にアルファベッドが含まれていて、人気のある語呂合わせや縁起の良い数字が一連指定番号部に記載されているナンバープレートは、自ら希望して取得した可能性が高いと判断できます。

「3776」や「4444」など一風変わった希望ナンバープレート例

都会でなければ「8823（ハヤブサ）」などの人気が集中しやすい語呂合わせの数字であっても取得しやすい

人気の抽選希望対象番号にあった「3776」などは地域限定で人気のあるナンバープレートです。これは富士山の標高3776mを表した数字で特定の地域で人気となっています。
また一見縁起の悪そうな「･･44」「･444」「4444」はエンジェルナンバーと呼ばれるもので縁起がいい数字とされています。

その他にも日本人にはあまり馴染みのない「･･･8」「･･88」「･888」「8888」などは中国では大変縁起が良い数字とされているため人気があります。

仏教の釈迦が35歳8ヶ月に悟りを開いたのにあやかった「･358」も聖なる数字として人気があります。車種や読み方による語呂合わせの数字も人気となっています。

「830」や「2215」などユニーク・こだわりが強いと感じられる希望ナンバープレート例

このセクションでは、先ほど紹介した「4122（良い夫婦）」などの人気がある語呂合わせよりも、もっと発想がユニークである、共通のアーティストを好む方同士でなければ解りにくい、こだわりが強いと感じられる希望ナンバープレートの事例を紹介します。

例えば、2018年にドームツアーを行ったロック界のカリスマである矢沢永吉氏のファンは、「830（ヤザワ）」などの希望ナンバープレートを取得しています。その他には、若い世代からの圧倒的な人気を誇るロックバンドであるONE OK ROCKの熱狂的なファンは「1069（ワンオク）」のナンバーを取得しています。

車好きの方達は、ニコラス・ジョセフ氏が設計した蒸気を動力源とする世界初の自動車が誕生した1726年にちなんだ「1769」や、富士重工業時代からのスバリストを刺激する数字の羅列「2215（フジジュウコウ）」などのマニアックな番号を希望する傾向があります。

また、後藤さんなら「510」斎藤さんなら「3110」など、オーナーの苗字や名前に語呂合わせしたユニークな番号を希望してナンバープレートを取得されている方達も多くいらっしゃいます。

自分らしい素敵なナンバープレートに

希望ナンバーは定番の数字や自分の好きな数字、名前の語呂合わせや誕生日、記念日など様々な数字を選ぶことができます。

縁起の良いナンバーでは良い気持ちでドライブでき、ファミリーで使う方は子どもの誕生日など家族の絆をナンパープレートに込めるのも素敵です。車へより愛着が沸く希望ナンバーで、自分らしい数字を選んでみましょう。