東京モーターショー2017 出展車一覧

第45回 東京モーターショー2017で発表された国内メーカー出展車一覧

東京モーターショー2017に出展された国内メーカーのコンセプトカーや市販前の乗用車を一覧で紹介します。2017年のテーマ「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」の通り、自動車業界のこれからを示す車が数多く展示されています。注目は「自動運転」と「EV」です。近い将来に登場する未来の車を紹介します。

第45回 東京モーターショー2017で発表された国内メーカー出展車一覧

第45回東京モーターショー2017 国内出展車一覧

2017年で45回を迎える東京モーターショー(TMS)は国内外の自動車メーカーが一同に集結して、注目の市販車やコンセプトカーを披露する自動車展示会です。
ドイツのフランクフルトモーターショー、フランスのパリサロン、スイスのジュネーヴモーターショー、アメリカの北米国際オートショーと並ぶ世界5大モーターショーにも数えられています。

「全日本自動車ショウ」として1954年に初開催、商用車中心で乗用車の展示はわずか17台でした。
その後、回を重ねるごとに参加する自動車メーカーも増え、規模も大きくなり2017年に開催される45回東京モーターショーでは国内外から24の自動車メーカーが参加、合計211台もの乗用車が展示されています。

1975年からは2年に1度の奇数年に開催され、開催期間は10月下旬から11月上旬の約10日間行われます。
2017年の東京モーターショーでは10月25日~10月26日にプレスデー、10月27日に開会式などの式典が行われるオフィシャルデー、10月28日~11月5日に一般公開が行われ、計12日間の会期となっています。

今回は東京モーターショー2017に出展する国内自動車メーカーの市販前の乗用車やコンセプトカーを中心に一覧で紹介します。

トヨタの出展車一覧

トヨタブースに出展され注目されたのはパワートレインにFCVを採用した車種です。世界的にみるとディーゼルエンジンやガソリンエンジンは廃止の方向で、新たなパワートレインにEVを採用する「EVシフト」が起きています。トヨタはEVにも対応する他にFCV(燃料電池)にも力を入れています。

Fine-Comfort Ride

トヨタが「プレミアムサルーンの新しいかたち」として提案するFCV(燃料電池)のミニバンコンセプトカーがFine-Comfort Rideです。中央が絞り込まれたダイヤモンド型のエクステリア、前席と2列目を自由にレイアウトできるインテリアが魅力です。

ホイールにモーターを組み込んだインホイールモーターを採用、満充電時間約3分で航続距離1,000kmを達成するという使い勝手の良さでFCVの更なる可能性を感じられる車となっていて、次期エスティマのコンセプトカーとも言われています。

Tjクルーザー

VANの積載力とSUVの力強さを融合したのがTjクルーザーです。TOOL-BOXとJoyの頭文字を取り名付けられたTjクルーザーはトヨタのFJクルーザーの後継車種と言われています。オフローダー感を強く押し出しダイナミックな走りを予感させます。

ボディサイズは全長4,300mm×全幅1,775mm×全高1,620mmとなりコンパクトSUVのジャンルとなりますが、助手席までフルフラットになるためロングサイズのサーフボードも積み込むことができます。近年流行している車中泊も楽々こなせる、次世代の遊べる車を提案したコンセプトカーです。

Concept-愛i

TMS2017に出展されたConcept-愛i

人工知能を搭載した「人を理解する車」がConcept-愛iです。ドライバーの感情認識や嗜好推定を行う「Learn」と、自動運転技術を使って安心と安全を提供する「Protect」と、移動の楽しさを感じる新しいFun to Driveを実現する「Inspire」を提供する未来の車です。

Concept-愛iは人を理解しパートナーとなるように開発され、ヘッドライトを使った感情表現もしてくれます。車を単なる移動手段とせず、信頼できる新しい形を提案しています。
第45回東京モーターショー2017ではConcept-愛iシリーズとして、ステアリングに替わりジョイスティックを採用した車いすでも乗り降りしやすいConcept-愛i RIDE、観光地での利用も視野に入れた気軽に使用できるConcept-愛i WALKも登場しました。

SORA

TMS2017に出展されたFCバスのSORA

FCバスのSORAは2020年の東京オリンピック・パラリンピックを想定した次世代バスです。2018年から販売され2020年には東京を中心に100台以上の導入を予定しています。
バスのコンセプトカーはトヨタ初ということで注目される車です。

トヨタが推進するFCV(燃料電池)を採用したSORAは社会奉仕の観点から二酸化炭素を排出しない優しい車で、大容量外部給電システムを採用することで災害時にも電源として利用できます。
8つ高精細カメラで安全を確保、バス停への自動停車も備えるなど日本初の技術が詰め込まれた次世代バスとなっています。

JPN TAXI

TMS2017に出展されたJPN TAXI

日本の「おもてなしの心」を表現したのが2017年10月23日に発売されたJPN TAXI(ジャパンタクシー)です。海外からの観光客や車いす使用者、高齢者を想定した観光立国への貢献を示した車です。
バリアフリーを備えた低床フラットフロアや乗り降りしやすい大開口スライドドアが特徴のユニバーサルデザイン(たくさんの人が利用しやすいデザイン)を採用しています。

FCバスのSORAと同じように2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け世界中のゲストに日本のおもてなしを感じてもらえるように提案された新しいタクシーです。

GR HV SPORTS concept

TOYOTA GAZOO Racingが制作するスポーツブランドGRから次世代のハイブリッドスポーツが世界初公開されました。
GR HV SPORTS conceptはトヨタスポーツ800やスープラにも搭載されているエアロトップを採用した本格的なピュアスポーツモデルですが、環境に優しいハイブリッドエンジンと組み合わせたエコでクリーンなイメージも持ち合わせています。

シフトノブにパワースイッチを配置するなど遊び心もあるスポーツコンセプトです。

クラウン コンセプト

トヨタのフラッグシップセダンの次期モデルとして登場したのがクラウン コンセプトです。1955年に誕生し自動車市場へ大旋風を巻き起こした大ヒットモデルということで注目を浴びています。
クラウン コンセプトは次世代の共通プラットフォームは「TNGA」を採用し、高剛性で安定感のある走りを提供しています。

クラウン コンセプトの売りは走りだけではなく、世界中で導入が進んでいるコネクティッド機能が強化されていることです。ビッグデータを活用して進化する次世代クラウンは2018年6月にトヨタ初のコネクティッドカーとして市販化されました。

新型センチュリー

日本を代表するプレミアムセダン センチュリーが約21年振りにフルモデルチェンジして2018年に発売されました。
レクサスのフラッグシップセダンLSに搭載されているハイパワーの5.0リッターV8ハイブリッドを搭載し更なる静粛性と滑らかな走りを手に入れます。

センチュリーのためチューニングした専用サスペンション、乗り心地を追求された新開発のタイヤなど、最高峰のセダンに相応しい究極のショーファーカーとして登場しました。

レクサスの出展車一覧

トヨタの高級車ブランドのレクサスからはフラッグシップセダンの未来を示すLS+が登場しました。自動車の次の形「自動運転」の技術を垣間見れるコンセプトカーです。

LS+ Concept

レクサスLSをベースにしたLS+ Conceptは将来のLSを示唆したコンセプトカーです。フラッグシップセダンとしてレクサスの技術の粋を結集して作られるLSのコンセプトカーとして登場しただけに最先端が随所に見られます。

2020年にはレベル3の高速道路自動運転技術「Highway Teammate」を搭載、2020年前半には一レベル4の一般道自動運転技術「Urban Teammate」を搭載するとしています。

エクステリアには新しい大型スピンドルグリルを採用、エンジン冷やす冷却効果と安定した走行を追求する空力性能を両立するシャッター機能を新たに搭載しました。

LS+ Conceptが採用する自動運転実用化は各社が取り組む技術で、世界最高レベルの実力を持つレクサスがどのような形で採用するのか、将来が楽しみになるコンセプトカーです。

日産の出展車一覧

日産の目玉はSUVで初めてEVを採用したコンセプトカーNISSAN IMxです。2018年のモーターショーにも幾度か出展されていて、市販化されることも視野に入れられている注目車種です。

NISSAN IMx

NISSAN IMxコンセプト

「クルマとドライバーがより繋がり、もっとクルマで移動したくなる」をコンセプトに開発されたのがNISSAN IMxです。日産ではリーフに次ぐ100%EV(電気自動車)でリーフ版SUVとしてかねてから噂されていたコンセプトカーです。

クロスオーバーSUVに分類されるNISSAN IMxは日産の自動運転技術「プロパイロット」を進化させたレベル5の完全自動運転を実現しています。
プロパイロット ドライブモードではステアリングが格納され、シートが深く沈み込むなど、近未来の自動運運転を体験できる車として注目されています。

特徴的な大型Vモーショングリルを持つNISSAN IMxは、フロントからリヤにかけて流れるような一体感を持つスタイリングとなり空力性能に特化したデザインを採用、インテリアには和を取り入れ、日本家屋のような広々した空間、組木デザインのヘッドレスト、大胆な木目を取り入れたインパネやドアトリムが特徴となっています。

セレナ e-POWER ハイウェイスター

TMS2017に出展されたセレナ e-POWER

2016年11月に登場したノートe-POWERは爆発的なヒットとなり、2017年1月~6月の上半期販売台数ランキングではトヨタのプリウスに次ぐ2位となっています。
e-POWERとはガソリンで電気を発生させ、電気のみで走る日産が開発した新しい技術です。モーターのみで走るので静粛性が高く力強いトルクが楽しめるのが特徴です。

東京モーターショー2017では人気のミニバン セレナへe-POWERを搭載した「セレナ e-POWER」を公開しました。
クラストップレベルの燃費性能を持つセレナに待望のe-POWERモデルを追加し、ミニバン市場販売台数トップを狙います。セレナe-POWERは2018年に発売されています。

リーフ NISMO コンセプト

TMS2017に出展されたリーフ NISMO コンセプト

2017年10月2日にフルモデルチェンジして販売された新型リーフにNISMOモデルが登場しました。専用サスペンション、専用タイヤを装備、車の頭脳であるコンピューターも専用にチューニングされています。

エクステリアにはレッドの加飾、インテリアにはブラックの加飾でスポーティモデルのリーフNISMOを彩ります。
従来の新型リーフと同様に高速道路単一車線自動運転機能「プロパイロット」やアクセルペダルの操作のみで発進・減速・停止ができる「e-Pedal」を搭載しています。
エコなイメージのEVに走りの楽しさをプラスした新しい提案のコンセプトカーです。

新型スカイライン

TMS2017に出展された新型スカイライン

日産を代表するプレミアムスポーツセダン スカイラインのマイナーチェンジモデルです。全方位安全支援システムを全グレードに採用し安全性能を強化しました。卓越した運動性能を持つスカイラインは高出力のハイブリッドエンジンを搭載、アルミホイールなどのエクステリアデザインを刷新し新しく生まれ変わります。

室内空間もより上質に進化した新型スカイラインは2017年12月下旬に販売されています。

ホンダの出展車一覧

ホンダの出展車はEVが主力です。コンセプトカーの段階ですが、注目度の高いホンダアーバンコンセプトは市販化が明言されているので2018年以降のモーターショーで市販モデルがお目見えするのが楽しみです。

Honda Sports EV Concept

EVとAIを組み合わせたスポーツカーを提案しているのがHonda Sports EV Conceptです。新たに開発したEV専用プラットフォームを採用し「車を操る喜び」の実現に向けたコンセプトカーです。
AI技術を使ったHonda Automated Network Assistantを組み合わせることで人と車が一つになるコミュニケーションも研究されています。

エクステリアは低い地上高と全幅の広い伝統的なスポーツカーのフォルムとなっています。愛着の沸く可愛らしいヘッドライトも特徴的で生き物のような躍動感を感じられるコンセプトカーです。

ホンダアーバンEVコンセプト

フランクフルトモーターショーでワールドプレミアされたスモールEVがホンダアーバンEVコンセプトです。人や暮らしに寄り添う先進技術を目的に開発され、ホンダEVコンセプトと同様にEV専用プラトフォームを使い開発されています。

親しみやすいキュートなエクステリア、大型ディスプレイを装備するリビングのように快適な空間はコンセプト通りの人と暮らしに寄り添うスモールカーを実現しています。

Honda NeuV

「ココロ」を持った自動運転EVの可能性を示すのがHonda NeuVです。ホンダのAI技術「Honda Automated Network Assistant」を搭載しドライバーの表情や声からストレス状況を判断、AIが安全運転のサポートをします。

ドライバーのライフスタイルを学習して状況に応じたコミュニケーションを実現、自動運転とAIを搭載した次世代のコンセプトカーです。

新型CR-V

TMS2017に出展された新型CR-V

2016年8月に日本での販売が終了したクロスオーバーSUV CR-Vが2018年に復活して販売開始しました。
全世界160ヵ国以上で販売され絶大な人気を誇るCR-Vですが日本にはヴェゼルがあるため販売不振となっていました。今回フルモデルチェンジしたCR-Vを復活するにあたり、ヴェゼルにはない3列シートを設定、歴代初の2モーターハイブリッド「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載しました。

ハイブリッドモデルには珍しい2WDと4WDをラインナップしているのも特徴的です。日本のSUV市場へ再戦する世界のCR-Vに注目です。

クラリティ PHEV

TMS2017に出展されたクラリティ PHEV

FCV(燃料電池車)のクラリティがPHEVとなり2018年に販売されました。
日本国内では水素ステーションの普及が進みにくい状況にある中、PHEVの需要を見込んでクラリティPHEVが登場しました。

高出力・高容量のバッテリーを搭載し100kmのEV走行を可能にしています。大人5人が悠々と座れる広い居住空間が魅力的なクラリティ PHEVは、トヨタのプリウスPHVの強力なライバルとなるでしょう。

新型レジェンド

TMS2017に出展された新型レジェンド

ホンダのフラッグシップセダン レジェンドがフルモデルチェンジしました。最新の技術を惜しみなく投入したプレミアムカーはヘッドライトにジュエルアイを、グリルにはヘキサゴングリルを採用し世界のホンダをアピールします。

「SPORT HYBRID SH-AWD」による次世代の走りに磨きをかけた最上級のドライバーズカーとなっています。フルモデルチェンジしたレジェンドは2018年に登場しました。

新型オデッセイ

TMS2017に出展された新型オデッセイ

ホンダの最上級ミニバンのオデッセイが2017年11月にマイナーチェンジしました。
先進の安全装備とスタイリッシュなエクステリアに身を包んだ新型オデッセイは、ハイブリッドモデルに渋滞追従機能ACCを装備、家族で出かける行楽シーズンの渋滞も疲れ知らずでドライブできます。

電動パーキングブレーキやHondaスマートパーキングアシストシステムなどフラッグシップミニバンらしいプレミアムな装備が充実しています。

スバルの出展車一覧

スバルは「走る愉しさ」を表現したヴィジヴ・パフォーマンス・コンセプトが注目を集めました。次世代のスバルのスバルの形を見られた貴重なコンセプトカーです。スバルは最新技術だけでなく走りの進化もしっかりと表現しています。

ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト

TMS2017に出展されたヴィジヴ パフォーマンス コンセプト

次期WRXの方向性を示すのがヴィジヴ パフォーマンス コンセプトです。「走る愉しさ」をコンセプトにしたエクステリアは、ドライバーズカーとしてスバルがこだわるボクサーエンジンの魂動、安定した走りを提供するシンメトリカルAWDの運動性能も表現しています。

次世代プラットフォーム「SGP(スバル グローバル プラットフォーム)」や進化したアイサイト ツーリングアシストを採用する可能性が高いです。
いつまでも運転したいと思うスポーツセダンがヴィジヴ パフォーマンス コンセプトです。

インプレッサ FUTURE スポーツ コンセプト

TMS2017に出展されたインプレッサ FUTURE スポーツ コンセプト

インプレッサ スポーツをベースにした気軽に運転を愉しむコンセプトのもと誕生した車です。
ボディは低重心を採用し、ダイナミックで動きのあるバンパーや存在感のあるマフラーを装備しています。

ボディカラーのイエローパールは、ステアリングホイールやセンターメータ、シフトノブなど内装の各所にも配置されアクティブな印象を与えてくれます。

SUBARU XV ファン アドベンチャー コンセプト

TMS2017に出展されたSUBARU XV ファン アドベンチャー コンセプト

SUBARU XVのタフなイメージを強調したオフロード仕様のコンセプトカーです。ブラックホイールとオフロードタイヤがアウトドアに似合うエクステリアとなっています。
大自然の中でも目立つイエローメタリックのボディがXVの魅力を高めてくれます。

SUBARU BRZ STI スポーツ

TMS2017に出展されたSUBARU BRZ STI スポーツ

BRZのポテンシャルを最大まで高めた最上級グレード BRZ STI スポーツは操縦安定性と乗り心地のレベルを上げボディ剛性や足回りを強化しています。
現在販売中のBRZグレードの最上級モデルとして販売します。

また特別外装色の「SUBARU BRZ STI SportクールグレーカーキEdition」の100台限定で2017年10月25日に発売しています。

S208

TMS2017に出展されたS208

S208はハイパフォーマンスモデルWRX STIをベースにした「Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現した究極のドライビングカー」として登場しました。
スバルとSIT(スバルテクニカインターナショナル)が足回りを専用に開発し、内外装に専用パーツも追加されています。

2017年に販売したS207より出力・加速性能が向上スポーツ性能を極限まで高めています。2017年10月25日に販売開始され450台の限定販売になりました。

マツダの出展車一覧

最新技術を次々投入し、今国産メーカーで最も勢いのあるマツダは次世代のクーペモデルをコンセプトカーで出展しました。新たなガソリンエンジンやプラットフォームもお披露目して注目を集めました。

マツダ VISION COUPE

TMS2017に出展されたマツダ VISION COUPE

「エレガントで上質なスタイル」を描いたマツダの次世代デザインを提案したコンセプトカーがマツダ VISION COUPEです。
「引き算の美学」を体現したシンプルながらも流麗なデザインはボディの陰影を美しく輝かせます。自然な生命観を表現し魂動デザインの深化が感じられます。

大型化が進む車内ディスプレイは壁と捉え、必要な時だけ機能するシースルースクリーン技術を開発し採用しています。
マツダのロータリースポーツRX-7のコンセプトモデルとも言われています。

魁 コンセプト

TMS2017に出展された魁 コンセプト

マツダの次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を搭載したコンセプトモデルです。次世代プラットフォーム「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」を採用し、深化した魂動デザイン採用しています。

理想のコンパクトハッチを目指して作られ、本能を揺さぶる魅力的な存在として誕生しました。次期マツダ3(アクセラ)のコンセプトカーとして有名になりました。

新型CX-8

TMS2017に出展された新型CX-8

従来のファミリーミニバンに替わるSUVとして登場したのがCX-8です。3列シートを持つ6~7人乗り仕様で、2列目にはSUVとしては珍しい独立したキャプテンシートを装備しています。
マツダの国内向けラインナップでは最上級モデルとなり高級感は申し分ありません。

クリーンディーゼルモデルのみの販売で2017年12月14日に販売されています。

三菱の出展車一覧

三菱の名車ランサーエボリューションがSUVになったと話題をさらったのが、イーエボリューションコンセプトです。新たなパワートレインにはEVを採用して抜群の走破性とエコを武器に市販化を目指します。

MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT

TMS2017に出展されたMITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT

三菱の名車ランサーエボリューションがSUVになって復活します。
ランエボのようなセダンではなく、クロスオーバーSUVとして登場したMITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTはSUVとEV開発に注力すると発表した三菱の覚悟の表れとなっています。

フロントに1基、リヤに2基のデュアルモーターAYCを搭載した合計3モーターの「トリプルモーター方式」を採用した4WDシステムを搭載しています。大容量で高出力のバッテリーで走行距離を気にすることなくドライブを楽しむことができます。

MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTはコンセプトカーに留まらず本気で開発する先行公開車として登場したため、市販車にどこまで落とし込めるのかが期待されます。

新型エクリプスクロス

TMS2017に出展された新型エクリプスクロス

スタイリッシュなクーペフォルムを持つ新型コンパクトSUVがエクリプスクロスです。
SUVの力強さを表現するダイナミックシールド、上部には薄くシャープなLEDヘッドライト、下部にはターンランプとフォグランプを配置された精悍な顔つきが魅力で、三菱の新世代クーペSUVの本気が見られるデザインで2018年3月に市販されました。

アクティブギアシリーズ

TMS2017に出展されたアクティブギアシリーズ

オレンジカラーが美しい三菱のアクティブギアシリーズが「eKカスタム」「eKスペース カスタム」「デリカD:5」「アウトランダー」「RVR」5車種登場しました。
「eKカスタム」「eKスペース カスタム」はサプライズカーとして登場して初披露され会場を沸かせました。

内外装に配色されたオレンジはアクティブギアの名前の通り、乗る人を前向きでアクティブな気持ちにさせてくれます。

ダイハツの出展車一覧

ダイハツは女性や年配者も使いやすいコンセプトカーやレトロな雰囲気をもつクーペモデルのコンセプトカーを出展しました。勢いのある東南アジア市場でも存在感を見せるダイハツなので、アジアからの逆輸入モデルも将来誕生するかもしれません。

DN PRO CARGO

TMS2017に出展されたDN PRO CARGO

女性や年配者でも使いやすい低床フラットフロアにより、室内を最大限利用できる商用軽自動車の新しい形がDN PRO CARGOです。
1957年に発売された「ミゼット」の使い勝手の良さと拡張性を受け継いだマルチユースバンで、未来の頼れるパートナーとして提案しています。

DN COMPAGNO

TMS2017に出展されたDN COMPAGNO

レトロな雰囲気を残しつつ表情のあるスタイルを見せるのがDN COMPAGNOです。大人2人がゆったり過ごせる室内空間で、シニア世代のセカンドライフを彩る新しい提案です。
1963年に登場したコンパーノからインスパイアされたスタイリッシュなデザインが特徴的で、パワートレインには日常使いに十分な1,000ccターボを搭載しています。

DN U-SPACE

TMS2017に出展されたDN U-SPACE

子育て世代のママへ提案する、使い勝手の良さをさらに高めた軽自動車の提案です。
今までの軽自動車にはない前後両面スライドドアや、運転しやすさが格段に向上する前席パノラマビューを装備するなど「モアスペース」を重要視した痒い所に手が届く次世代の軽自動車です。

DN TREC

TMS2017に出展されたDN TREC

日常と趣味を両立するためのコンパクトSUVがDN TRECです。
アクティブ、ファン、タフをテーマに開発されたアクティブビークルで大径タイヤや前後左右に配置された樹脂パーツがDN TRECの走破性の高さを予感させます。
パワートレインには1,200ccのハイブリッドを搭載していますが、1,000ccターボも搭載可能な汎用性の高さも魅力です。

DN MULTISIX

TMS2017に出展されたDN MULTISIX

ダイハツのプレミアムミニバンとして提案されているのがDN MULTISIXです。コンパクトボディに最大6人乗車可能な室内の広さが最大の魅力です。
2列目シートはウォークスルー可能で3列目へのアクセスも容易です。子育て世代の家庭へ訴求する新たな提案です。
パワートレインは1,500ccで最大乗車でも十分なパワーを発揮します。

スズキの出展車一覧

ジムニーの市販車と目されたe-SURVIVORが注目を集めたスズキです。ジムニーのフルモデルチェンジした姿ではありませんでしたが、存在感は抜群で将来の市販化が楽しみなるわくわくするモデルになっています。

e-SURVIVOR

TMS2017に出展されたe-SURVIVOR

スズキが提案する次の100年へ向けた新世代SUVがe-SURVIVORです。ジムニーの未来の姿とも言われるe-SURVIVORは梯子型のフレーム「ラダーフレーム」を採用した走破性の高い1台となっています。

自動運転技術や4モーターをタイヤに採用した四輪独立駆動、左右のタイヤを逆回転させることで定位置にいたまま旋回する「定置旋回モード」も魅力です。
軽量でコンパクトなボディでスズキ伝統の走りの良さを継承、EV4WDの新たな可能性を示しています。

クロスビー

TMS2017に出展されたクロスビー

東京モーターショー2017発表前から噂となっていた、ハスラーワイドの市販車がクロスビーです。
ハスラーワイドと言われていた通り、軽自動車のハスラーとほぼ同じ見た目のコンパクトカーです。ハスラーのカラフルで元気なイメージはそのままに、流用パーツを殆ど使用しないオリジナル車両として開発されています。

1.0L 直噴ターボを搭載してマイルドハイブリッド仕様で2WDと4WDをラインナップします。コンパクト×広い室内のワゴン×SUVの融合が新しい小型コンパクトクロスオーバーワゴンです。

東京モーターショー2017で出展されたクロスビーはベースとなる「クロスビー」、自然に溶け込むアウトドアモデル「クロスビー アウトドア アドベンチャー」、存在感のある都会派モデル「クロスビー ストリート アドベンチャー」の3台です。

スペーシア コンセプト

TMS2017に出展されたスペーシア コンセプト

わくわくと楽しさを詰め込んだ新しいスタイルの軽ハイトワゴンがスペーシア コンセプトです。
次期スペーシアとして誕生し、低床の乗り降りしやすい広い室内、後席両側に装備されたスライドドアが新たな可能性を示します。

同時にスペーシア カスタム コンセプトも発表されスペーシア コンセプトとは違う、迫力と存在感の大型フロントグリルメッキが特徴的な軽ハイトワゴンとなっています。
使い勝手とラグジュアリーを組み合わせた豪華な軽自動車となっています。

キャリイ軽トラいちコンセプト

TMS2017に出展されたキャリイ軽トラいちコンセプト

「軽トラ市」に出店することをイメージしたのがキャリイ軽トラいちコンセプトです。
キャビンスペースを後方に拡大してスペースを確保、太陽電池を装備した荷台には日よけタープを装備して使い勝手を向上しています。
キャリイよりも120mm高くしているので使える空間も広くなった商用車の枠を越えた理想的な車となっています。

バックカメラ内蔵ルームミラーを装備するなど日常使いで便利な機能を装備しているのも特徴的です。

次回の第46回東京モーターショーは2019年開幕

東京モーターショー2017の車両

世界中の自動車メーカーの最新鋭の技術を見られる機会はそうそうありません。特に日本で行われる東京モーターショーは、国内メーカーの気合の入り方も違うので一見の価値があります。

一般公開日のチケットは最安価格で、一般900円、高校生300円、中学生以下無料(日曜除く16時以降に入場できるチケットの料金で、全日入場できるチケットは一般1,800円、高校生600円、中学生以下無料)となっています。

東京モーターショーは純粋な車の展示だけではなく、人工知能を搭載した車と人が共存する近未来の社会を見られる貴重な場でもあります。開催は2年に1度の隔年で行われるため次回の第46回東京モーターショーは2019年に行われます。