メルセデス・マイバッハの新型SUV「メルセデス・マイバッハ GLS」が広州オートショー2019でワールドプレミア
2019年11月21日、メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATICが広州オートショー2019にて世界初公開されました。メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATICはAMG GLS63 4MATIC+の上位グレードにあたるモデルです。
メルセデスの店舗にマイバッハGLSが並ぶのは2020年後半より
マイバッハGLSは2020年後半から店舗にデリバリーされる予定で、価格はおよそ2,300万円からとなる見込みです。
メルセデスマイバッハGLSのエクステリア
メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATICのパワートレインは4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステム”EQブースト”で、最高出力572hp、最大トルク980Nmを発揮し、高性能ながらも滑らかな乗り心地を実現。最高時速は250km/hにまで達します。
エクステリアはパープルとブラックの2トーンカラーなど豊富にラインナップ。クロームのエクステリアパーツを散りばめた上質なデザインです。足元には22インチのアルミホイールを装着します。
メルセデスマイバッハGLSのインテリア
視認性に優れたフルデジタルディスプレイを採用したメルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATICのコックピット。リヤシートは電動リクライニングつきで、パノラマサンルーフやクーラーボックス、シャンパングラスを備えるなど、ゲストにゆったりとプレミアムな移動体験を提供します。
また、荷室とリヤシートの間にパーテーションを設置しているため、遮音性にも優れています。
マイバッハが新型SUVのコンセプトカーを北京モーターショー2018に出展
メルセデス・マイバッハは、北京モーターショー2018で、新型SUVのコンセプトカーにあたる「Vision Mercedes-Maybach Ultimate Luxury(ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー)」を世界初公開しました。
同車は、中国市場で人気の高いSUVとセダンを融合させた3ボックスタイプのクロスオーバーです。メルセデスの高級車ブランドであるマイバッハが開発する「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」は、SUVの走行性能にセダンの格式が加わる、高級車の新たな可能性を広げる1台です。 そんな、特別な車の内外装の特徴やスペック情報を紹介します。
公開直前のメルセデスマイバッハのプロトタイプを目撃!
ほぼ完成しているメルセデスマイバッハのプロトタイプ
メルセデスマイバッハの市販型プロトタイプが目撃されました。
メルセデスマイバッハの開発車両を見ると「ビジョン・メルセデスマイバッハ・アルティメート・ラグジュアリー」と違うのがわかる
今回スパイショットされた個体を見ると、北京モーターショー2018でお披露目された「ビジョン・メルセデスマイバッハ・アルティメート・ラグジュアリー」とはエクステリアデザインが大きく異なっています。
メルセデスマイバッハには豪華な装備が用意されている
メルセデスマイバッハの価格は約1770万円で、キャビンには専用マットやコンパートメント・エグゼクティブシート、エアバランスシステムなどの豪華な装備を用意。パワートレインは最高出力490ps、最大トルク699Nmの4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載します。
メルセデスマイバッハブランド初となるSUVは、2019年11月21日に中国で行われる広州モーターショー2019のプレビューイベントで初公開されます。
メルセデスマイバッハの新型SUVは2019年秋に初公開されることが明らかに!
2019年9月14日、メルセデスベンツはメルセデスマイバッハの新型SUVを2019年秋に発表することを明らかにしました。
ベース車両はベルセデスベンツ「Sクラス」で、メルセデスベンツの上位にあたる高級ブランドのメルセデスマイバッハからSUVが登場するのは今回が初めて。ライバル車種にはベントレーの「ベンテイガ」やロールスロイスの「カリナン」などが挙げられます。これを機にメルセデスマイバッハもラグジュアリーSUV市場へと参入します。
マイバッハの新型SUVのエクステリアは3ボックスでレトロな雰囲気
マイバッハ新型SUVコンセプト「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」が北京モーターショーでワールドプレミア
「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」のエクステリアは、3ボックスタイプで洗練されたレトロな雰囲気が印象的です。同車は、北京モーターショー2018に出展する事を意識して、色鮮やかで深みのある赤をボディカラーとして選びました。
縦スリットが特徴のフロントグリル 上部には「MAYBACH」の刻印
幾つもの均整のとれた縦スリットで構成される、フロントグリルの存在感は圧巻です。その両隣には、3連のLEDヘッドライトが設置されています。フロントアンダーグリルには、抜群の光沢感を発揮させる特殊加工を施します。
レッドカラーのボディが映えるシルバーガーニッシュ
サイドビューでは、「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」の深紅なボディカラーに映えるシルバーが印象的です。サイドガーニッシュやドアピラーなど、限られた場所へのシルバーの配色は絶妙です。
ホイールは中心部を凹ませるコンケイブ方式のデザインを採用し、各スポークにはうねりを加えて一様ではない個性を与えます。それらを組み合わせる事で、圧倒的な躍動感が生まれます。
SUVとセダンが融合したスタイリング
「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」は、SUVにセダンの魅力を加えたクロスオーバーです。そのため、本来は2ボックスカーであるSUVに、セダンの特徴であるトランクルームを加えて、3ボックスカーとします。
同車は、リヤ部にも、スリーポインテッドスターのエンブレムや「MAYBACH」のブランド名も取り付けて、特別感を引き上げます。
インテリアは中国を意識したデザインを採用したハイテクな空間
ホワイト基調のインテリア インパネには先進性を感じるモニターを配置
「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」のコックピットは、先進的なモニターや操作パネル等のハイテク機器、ステアリングホイールやアクセルペダルが採用するスタイリッシュかつスポーティなデザインが印象的です。
インパネやドアトリムなどの内装パーツでは、中国の伝統的な家具に使用される檀を用いて、伝統と先端テクノロジーを室内空間で融合させます。
檀を使用した室内空間
シートにはナッパレザーを使用 細やかなステッチも特徴
インテリアでは、限られた室内空間を広く見せる視覚効果のある、ホワイトカラーを基調とします。シートには上質感がただようナッパレザーを採用し、ローズゴールドできめ細やかなステッチ加工を施して、乗車するVIPな方々を満足させます。
ロングサイズのコンソールボックスでティータイムを楽しめる
「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」に搭載されるセンターコンソールボックスは、リヤ部まで連なるロングサイズです。
センターコンソールボックスには、音楽や映像といったエンターテインメントを堪能できる機能だけでなくて、室内でティータイムを楽しむために必要となる道具を保管できるスペースも備わります。
メルセデス・マイバッハの新型SUVのスペック情報
メルセデス・マイバッハの新型SUVのコンセプカーにあたる「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」のスペック情報を紹介します。
ボディサイズは「5,260mm×2,110mm×1,746mm」です。ベース車とされる現行モデルのGLSと比べれば、全長は130mm・全幅は180mmほどサイズアップ、全高は86mmサイズダウンさせて、ワイド&ロースタイル実現します。
同車が採用するエレクトリックパワートレインでは、4輪各部に電動モーターを備えさせるなどしてパワーユニットを強化し、最高出力758psを実現させます。
搭載するバッテリーの容量は80kWh、100kmを走行するのに必要とする電力を確保する充電時間は5分という高性能も魅力的です。
バッテリーへの充電は家庭用電源で行える他、「充電スポット」あるいは「非接触式」で充電できるシステムも導入する予定です。
全長 | 5,260mm |
全幅 | 2,110mm |
全高 | 1,746mm |
乗車人数 | 4名 |
駆動方式 | AWD |
最高出力 | 758PS |
最高速度 | 250km/h |
バッテリー容量 | 80kWh |
航続可能距離(NEDCモード) | 500km |
マイバッハの新型SUVが発売される可能性は高い
北京モーターショー2018年に出展された、メルセデス・マイバッハのコンセプトカー、「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」が市販化される可能性は高いと予想します。
ライバル企業であるベントレーは「ベンティガ」を、ロールスロイスは「カリナン」という、新時代のラグジュアリーSUVを発売します。セレブ向けの車を開発するマイバッハも、新たなラグジュアリーSUVをリリースして追随するはずです。
また、「ビジョン・アルティメット・ラグジュアリー」が、世界最大の自動車市場である、中国を意識している事も市販化の流れを加速させます。中国市場での成功は、大きな収益につながります。
ライバル車の動向を見据えて、2020年頃にも市販化されると噂される、マイバッハの新型SUVの登場によって、グローバルで繰り広げられるSUV・高級車のシェア争いは新時代に突入します。