外車のスポーツカー

スポーツカーの外車まとめ!クーペからセダンまで高性能な車がたくさん

スポーツカーの外車はクーペからセダン、タルガトップまで、様々なボディタイプがある。イギリス、ドイツ、イタリア、アメリカ車の中からスポーティモデルの車種をエンジンスペックやパフォーマンス、スタイリングや価格帯を紹介。

スポーツカーの外車まとめ!クーペからセダンまで高性能な車がたくさん

外車スポーツカーのスペックや価格、スタイリングまとめ

外車のスポーツカーをメーカーごとに紹介します!各メーカーが誇る自慢のスポーツカーのスペックや価格、スタイリングをまとめました。
「外車といえば」と聞かれて出てくる、ドイツ車やイタリア車、イギリス車にアメリカ車の中から、スポーツタイプの車を紹介します。

i8/BMWは最大出力362PSのBMWを代表するプラグインハイブリッドのスポーツカー

BMW i8のエクステリア

BMWのスポーツカーである「i8」は、プラグインハイブリッド車で、電気のみの走行は40km可能です。日本では2014年夏から納車を開始しています。

BMW i8の内装

コクピットは、ドライバーが操作しやすいよう自然に手が届く場所にスイッチ類やシフトノブが配置されていて、中央にあるモニターには、車速や航続距離、充電の状態などが表示されます。

BMW i8のパワートレイン

パワートレインは、フロントに電気モーター、リアには直列3気筒の1,500ccのツインターボエンジンが搭載されています。トランスミッションは6速ATで、フロントモーター+リアエンジンの4輪駆動方式です。ドライビングモードは、「コンフォート」「ECO PRO」「スポーツ」などのモードを選ぶことができて、「e drive」スイッチを押すと、バッテリーでの走行が可能になり120km/hでの巡行も可能です。

BMW i8のタイヤとホイール

タイヤはフロントに195/50R20、リアには215/45R20のタイヤが装着されていて、ハイブリッド走行の燃費は19.4km/L、EV走行では40km走れます。モーターの出力は131PSでトルクは250Nmですが、1.5Lツインターボエンジンを合わせたシステム最高出力は362PS、最大トルクは570Nmにもなります。

BMW・i8 クーペ諸元
全長 4,690mm
全幅 1,940mm
全高 1,300mm
ホイールベース 2,800mm
車両重量 1,500kg
エンジン 直列3気筒ツインターボ+モーター
排気量 1,498cc
最高出力 362PS/5,800rpm
最大トルク 570Nm/3,700rpm
駆動方式 4WD
乗員定員 4名
ハンドル設定 右・左

R8/アウディは0-100km加速3.5秒の驚異的な外車スポーツカー

アウディ R8のエクステリア

アウディのスポーツカー「R8」は、初代が2006年に発売され2016年にはフルモデルチェンジして2代目へと進化しました。5,200ccのV型10気筒エンジンを搭載し、最高出力は540PS、最大トルクは540Nm、0-100kmの加速は3.5秒で駆け抜けます。

また、エンジンを強化した「R8 V10 Plus」では、最高出力が619PSに高められ最大トルクも559Nmにアップし、0-100km加速も3.2秒に縮められています。

アウディ R8のコクピット

コクピットやインテリアは、ブラックで統一された落ち着いた雰囲気で、カーボンルックの加飾が走りへの情熱を高めてくれます。ステアリングハンドルは本革巻きで扱いやすく、オーディオはデンマークの「Bang&Olufsen」のシステムを使っています。

アウディ R8の本革シート

シートには本革が使われていて、ダイヤモンドステッチが施されているので高級感もあります。ただ単に座り心地がいいだけではなく、スポーツカーのシートらしく身体をホールドしてくれるので長時間の運転でも疲れにくくなっています。

また、「quattro」と呼ばれるフルタイム4WDシステムを搭載していて、駆動トルクが4輪それぞれに最適に配分されるようになっていて、発進時のホイールスピンなどを回避してくれます。また、乾いた路面だけではなく濡れた路面においても状況に応じてシステムを調整することができます。

アウディ・R8 クーペ諸元
全長 4,430mm
全幅 2,037mm
全高 1,240mm
ホイールベース 2,650mm
車両重量 1,670kg
エンジン V型10気筒
排気量 5.204cc
最高出力 456PS/8,000rpm
最大トルク 580Nm/6,600rpm
駆動方式 4WD
乗員定員 2名
ハンドル設定 右・左

パナメーラ/ポルシェはスポーツカーの外車では数少ないセダンタイプの車

「911」「カイエン」「718ボクスター・ケイマン」など、ポルシェではクーペやSUVタイプの様々なスポーツカーが販売されていますが、セダンタイプのスポーツサルーン「パナメーラ」も生産しています。
パナメーラ生産10周年を迎える2019年には、パワーステアリングプラス、アダプティブ3チャンバーエアサスペンションなど特別装備を有する「ポルシェパナメーラ10イヤーエディション」が欧州で発売されました。
また、現在はパナメーラの最強モデル「ライオン(仮名)」の開発も進んでいます。ライオンのパワートレインには最高出力750psの4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載する見込みです。

ポルシェ パナメーラのエクステリア

パナメーラは2009年に初代モデルが発売され、2016年には新型へと進化しています。FR駆動の「パナメーラ」とAWD駆動の「パナメーラ4」では、3,000ccのV型6気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載し、最高出力は330PS、最大トルクは450Nmを発揮し、0-100kmの加速は5.7秒です。

ポルシェ パナメーラのインテリア

インテリアは白を基調とした上質な空間が広がり、センターコンソールはリアシートにまで広がっていてそれぞれの座席設定を調整できるコントローラーが装備されています。

ポルシェ パナメーラのコクピット

コクピットの3眼メーターには、スポーツカーらしく中央にエンジン回転数を示すタコメーターが配置され、左にはスピードメーター、右には車両インフォメーションが配置されています。また、ダッシュボード中央には高級サルーンならではのアナログ時計が装備されています。

ポルシェ・パナメーラ諸元
全長 5,050mm
全幅 1,425mm
全高 1,425mm
ホイールベース 2,950mm
車両重量 1,770kg
エンジン V型6気筒ツインスクロールターボ
排気量 2.995cc
最高出力 330PS/5,400-6,400rpm
最大トルク 450Nm/1,340-4,900rpm
駆動方式 FR
乗員定員 4名
ハンドル設定

F-TYPE/ジャガーはクーペとコンバーチブル(オープンカー)の外車スポーツカー

ジャガー F-TYPEのエクステリア

ジャガーのスポーツカー「F-TYPE」は、2013年5月にコンバーチブル、2014年1月からクーペが発売。2020年には内外装デザインを一新し、プレミアムLEDヘッドライトやキーレスエントリー、12.3型インタラクティブドライバーディスプレイを標準装備した改良新型も市場に投入されます。駆動方式はFR、3,000ccのV型6気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力は340PS、最大トルクは450Nmを発揮します。0-100kmの加速は5.3秒で、最高速度は260km/hです。

ジャガー F-TYPEの内装

インテリアは黒を基調とした落ち着いたデザインで、センターコンソールにはナビ、エアコンコントローラー、シフトなどが配置されています。ヘッドライトとリアテールにはLEDが採用されていて、前方は見やすく後続車からも発見されやすくなっています。

ジャガー F-TYPEクーペモデルのトランククーペモデルのトランク

ジャガー F-TYPEのMERIDIANスピーカーMERIDIANスピーカー

クーペモデルでは、408リットルのトランク容量を確保していて、オプションで電動テールゲートを装備できます。また、イギリスのオーディオブランド「MERIDIAN」の380Wサラウンドシステムを標準装備していて、オプションで2個のサブウーファーを搭載した770Wシステムが用意されています。

ジャガー・F-TYPE クーペ諸元
全長 4,470mm
全幅 2,042mm
全高 1,311mm
ホイールベース 2,622mm
車両重量 1,520kg
エンジン V型6気筒スーパーチャージャー
排気量 1.997cc
最高出力 221PS/5,500rpm
最大トルク 400Nm/1,500-4,500rpm
駆動方式 FR
乗員定員 2名
ハンドル設定

エリーゼS/ロータスは徹底的に軽量化された外車スポーツカーで見た目以上の運動性能を発揮

ロータス エリーゼSのエクステリア

ロータスは、ライトウェイトスポーツカーを製造しているメーカーで、中でも有名なモデルが「エリーゼ」です。自然吸気エンジンの「エリーゼ」と、スーパーチャージャーエンジンを搭載した「エリーゼS」があり、1,800ccのエンジンとイートンスーパーチャージャーを搭載したモデルは、最高出力220PS、最大トルク250Nmを発揮し、最高速度は234km/hに達します。

ロータス エリーゼSの内装

インテリアは黒とシルバーを基調としたデザインで、クロスシートやエアコン、アルミ製シフト・ハンドブレーキ、アルパイン製のオーディオに4つのスピーカーを装備していて車両重量は900kgと、とても軽く仕上がっています。

トランスミッションは6速マニュアル、ヘッドライトはハロゲンですが、ウィンカー、スモールランプ、リアランプはLEDになっています。ツーリングパッケージには、インテリアがフルレザーになったり、Eliseロゴ入りのフロアカーペット、補助ドライビングランプやクルーズコントロールが装備されます。

ロータス・エリーゼS諸元
全長 3,800mm
全幅 1,720mm
全高 1,130mm
ホイールベース 2,300mm
車両重量 950kg
エンジン 直列4気筒スーパーチャージャー
排気量 1.798cc
最高出力 220PS/6,800rpm
最大トルク 250Nm/4,600rpm
駆動方式 MR
乗員定員 2名
ハンドル設定

4C/アルファロメオはイタリアンスポーツを代表するFRモデルの外車

アルファロメオ 4Cのエクステリア

アルファロメオはイタリアのミラノにある自動車メーカーで、ヨーロッパ車らしいおしゃれな車を製造しています。日本では「ジュリエッタ」「ミト」「4C」「ジュリア」「ステルヴィオ」の5車種がラインナップしています。

スポーツカーの「4C」は、1,800ccの直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力は240PS、最大トルクは350Nmを発揮します。6速オートマチックトランスミッションを装備し、駆動方式はFRです。

アルファロメオ 4Cの内装

インテリアは黒と赤を基調としたデザインで、落ち着いた印象を受けます。シートステッチには赤色が使われレーシーなインテリアです。シート素材は、ファブリック、レザー、アルカンターラの3種類用意されていて、スイッチ類もドライバーに向いて配置されているので、自然な態勢で操作することができます。

アルファロメオ・4C諸元
全長 3,990mm
全幅 1,870mm
全高 1,185mm
ホイールベース 2,380mm
車両重量 1,050kg
エンジン 直列4気筒ICターボ
排気量 1.742cc
最高出力 240PS/6,000rpm
最大トルク 350Nm/2,100-4,000rpm
駆動方式 FR
乗員定員 2人
ハンドル設定 右・左

カマロ/シボレーはアメリカンスピリッツ溢れる外車スポーツカーでハリウッド映画の出演経験も豊富

シボレー カマロのエクステリア

シボレーのスポーツカー「カマロ」は、2015年5月に6代目モデルが発表され6,200ccのV型8気筒エンジンと新開発の2,000ccの直列4気筒ターボエンジンの2種類ラインナップがあります。

「カマロSS」に搭載されているエンジンは、6,200ccのV型8気筒エンジンで、最高出力は461PS、最大トルクは617Nmを発揮し、0-100km加速は4秒のスペックです。トランスミッションは8速オートマチックを装備し、駆動方式はFRです。

シボレー カマロの内装

インテリアは、レザーをふんだんに使用した豪華な作りで、メタル加飾や24色も設定可能なLEDインテリアライトなどがシックな雰囲気を作り上げています。

シボレー・カマロSS諸元
全長 4,780mm
全幅 1,900mm
全高 1,340mm
ホイールベース 2,810mm
車両重量 1,710kg
エンジン V型8気筒
排気量 6,153cc
最高出力 461PS/6,000rpm
最大トルク 617Nm/4,400rpm
駆動方式 FR
乗員定員 4名
ハンドル設定

シェルビーマスタングGT350/フォードはマッスルカーのイメージにピッタリの外車スポーツカー

フォード マスタングのエクステリア

フォードのスポーツカー「マスタング」は、2014年に7代目がアメリカで発売されました。日本では2015年から導入されていましたが、残念ながらフォードが日本から撤退したので正規ディーラーで購入することができなくなりました。 2019年11月17日にはマスタングをベースとした次世代EV車が世界初公開されることが決定しています。

アメリカで販売されているマスタングには、たくさんのモデルがありますが、中でもハイパフォーマンスなモデルが「シェルビーGT350」です。5,200ccのV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力は526PS、最大トルクは582Nmを発揮します。

フォード マスタングの内装

シートにはレカロのクロスシートが装備されていて、高速走行でも身体をガッチリとホールドしてくれ常に安定した姿勢をとりながら運転することができます。

フォード・マスタングGT350諸元
全長 4,815mm
全幅 2,080mm
全高 1,375mm
ホイールベース 2,720mm
車両重量 1,705kg
エンジン V型8気筒
排気量 5.200cc
最高出力 533PS/7,500rpm
最大トルク 582Nm/4,750rpm
駆動方式 FR
乗員定員 4名
ハンドル設定

ヴァルキリー/アストンマーティンは6.5リットルV12+モーターを搭載するMRスポーツカー

アストンマーティン ヴァルキリーアストンマーティン・ヴァルキリーのエクステリア

2016年より開発が進められているアストンマーティンのヴァルキリーは、F1技術を惜しみなく投入した2シーターのMRスポーツです。
最大出力1000hp/10500rpm、最大トルク75.5kgm/7000rpmを発揮する6.5L V型12気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載し、最大出力160hp、最大トルク28.6kgmのモーターを組み合わせます。

アストンマーティン ヴァルキリーの内装アストンマーティン・ヴァルキリーのインテリア

先進的なフルデジタルコックピットやミラーレスを採用したアストンマーティン・ヴァルキリー。着脱可能なステアリングにスイッチ類を集約することで、走行中もスマートに操作が可能となっています。

アストンマーティン・ヴァルキリー諸元
エンジン 6.5L V型12気筒ガソリン自然吸気エンジン+モーター
最高出力 1,000hp/10,500rpm
最大トルク 75.5kgm/7,000rpm
駆動方式 後輪駆動
乗員定員 2名

外車のスポーツカーは日本産に負けない高スペック車ばかり

外車のスポーツカー

外車のスポーツカーは、日本の「GT-R」を始め「86」「シビックタイプR」など、国産スポーツカーにも負けないスペックかつ価格も抑えてあるモデルもたくさんあります。フォードのマスタングは日本から撤退してしまったので、正規ディーラーで購入することが出来ませんが、輸入品の個体なら手に入れることができます。

左ハンドルだけではなく、右ハンドル設定があるモデルもたくさんありますので、ぜひ自分の気に入った1台を手に入れてください。