2018年以降に販売終了した国産車まとめ
三菱・パジェロやトヨタ・エスティマ、マークX、日産・キューブなど、多くの名車が2018年以降に生産・販売終了を迎えました。日本自動車販売協会連合会のデータによると、国内乗用車市場ではSUVとミニバンが販売台数の過半数を占め、セダンやステーションワゴンの比率は年々低下しています。この傾向を反映するように、廃止対象になる車種はセダンタイプに集中しているのが近年の特徴です。メーカーごとに生産終了した車種を整理しました。
販売終了したトヨタ車
国内販売車種数が最多のトヨタは、販売台数が見込めるSUV・ミニバン・コンパクトカーに資源を集中させる方針を明確にしており、ステーションワゴンやセダンが廃止対象になる傾向があります。OEM供給元のダイハツ車の生産終了に伴って整理されたモデルも複数あります。
パッソ
2023年に生産終了したパッソ
パッソは2004年から2023年まで販売されたコンパクトカーで、ダイハツ・ブーンのOEM供給モデルです。トヨタ最小のリッターカー(排気量1,000cc)として、コンパクトなボディと充実した安全装備からファーストカーとして選ばれることが多いモデルでした。OEM供給元のブーンが2023年に生産終了したことに伴い、パッソも同年に生産終了しています。中古市場では走行距離の少ない個体が比較的安価に流通しており、初心者の街乗り用として今も根強い需要があります。
| 車種名 | パッソ |
|---|---|
| 販売期間 | 2004年~2023年 |
| 概要 | ダイハツ・ブーンのOEMコンパクトカー。トヨタ最小のリッターカーで安全装備も充実。 |
| 生産終了理由 | OEM元のダイハツ・ブーンの生産終了に伴い廃止。 |
カムリ
2023年に生産終了したカムリ
カムリは1980年から2023年まで販売されたトヨタの中核セダンで、北米では16年連続乗用車販売台数1位を記録したグローバルモデルです。日本では2011年発売の9代目以降、ハイブリッド専用セダンとして展開しました。実際に座ってみると、後席のゆとりはクラウンに迫る水準で、静粛性の高さもハイブリッドセダンならではの強みでした。国内販売台数が振るわない中でも長く継続されたのは、北米や中国市場での好調さが背景にあります。なお、2024年には新型カムリが日本市場に導入されています(現行モデルは販売中)。
| 車種名 | カムリ(旧型) |
|---|---|
| 販売期間 | 1980年~2023年(日本での旧型) |
| 概要 | トヨタの中核セダン。北米では16年連続乗用車販売台数1位。日本では9代目以降ハイブリッド専用。 |
| 備考 | 2024年に新型カムリが日本市場に導入。現行モデルは継続販売中。 |
C-HR
2023年に生産終了したC-HR
C-HRはプリウスをベースにしたコンパクトクロスオーバーで、2016年から2023年まで販売されました。コンセプトカーをほぼそのまま市販化したような独創的なエクステリアが話題を呼び、2017年にはSUV新車販売台数1位を獲得しています。その後、カローラクロスやヤリスクロスなどトヨタ内の強力なライバルが相次いで登場し、販売台数は失速。2023年に登場した2代目モデルは日本市場への導入が見送られ、日本仕様の初代はそのまま生産終了となりました。実際の乗り味は走行安定性が高い一方、後席と荷室の狭さをオーナーから指摘されることが多かったモデルです。
| 車種名 | C-HR(初代) |
|---|---|
| 販売期間 | 2016年~2023年 |
| 概要 | プリウスベースのコンパクトクロスオーバー。独創的なデザインで2017年SUV新車販売台数1位を獲得。 |
| 生産終了理由 | トヨタ内の競合強化と販売台数の低下。2代目の日本市場導入は見送り。 |
ピクシスジョイ
2023年に生産終了したピクシスジョイ
ピクシスジョイはダイハツ・キャストのOEMモデルで、2016年から2023年まで販売された軽自動車です。安全装備はトヨタセーフティセンスではなく、ダイハツのスマートアシストを採用するなど、キャストの仕様をほぼそのまま継承しています。OEM元のキャストが2023年に生産終了したことに伴い、ピクシスジョイも同年に生産終了しました。
| 車種名 | ピクシスジョイ |
|---|---|
| 販売期間 | 2016年~2023年 |
| 概要 | ダイハツ・キャストのOEM軽自動車。安全装備はダイハツのスマートアシストを採用。 |
| 生産終了理由 | OEM元のキャストの生産終了に伴い廃止。 |
ピクシスメガ
2022年に生産終了したピクシスメガ
ピクシスメガはダイハツ・ウェイクをベースにした軽自動車で、2015年から2022年まで販売されたトール系モデルです。両側スライドドアと軽自動車トップクラスの車内高が特徴で、チャイルドシートの取り付けや乗り降りのしやすさから子育て世代に支持されました。OEM元のウェイクが2022年に販売終了したことに伴い、ピクシスメガも生産終了しています。
| 車種名 | ピクシスメガ |
|---|---|
| 販売期間 | 2015年~2022年 |
| 概要 | ダイハツ・ウェイクをベースにしたトール系軽自動車。両側スライドドアと広い室内が特徴。 |
| 生産終了理由 | OEM元のウェイクの販売終了に伴い廃止。 |
エスクァイア
2022年に生産終了したエスクァイア
エスクァイアはノア・ヴォクシーと並ぶ「ミニバン3兄弟」の一角として2014年から2022年まで販売されました。ノア・ヴォクシーより上級の高級ミニバンをコンセプトに、押し出しの強いフロントフェイスと上質なインテリアを採用し、販売価格もやや高めに設定されていました。2022年のノア・ヴォクシーのフルモデルチェンジを機に統合される形で生産終了しています。購入を検討していた方には、現行のノアZ・ヴォクシーS-Zグレードが近い価格帯・装備感で後継となっています。
| 車種名 | エスクァイア |
|---|---|
| 販売期間 | 2014年~2022年 |
| 概要 | ノア・ヴォクシーの上級ミニバン。高級感重視のエクステリア・インテリアで価格帯もやや上。 |
| 生産終了理由 | ノア・ヴォクシーのモデルチェンジに伴い統合され廃止。 |
ポルテ
2021年に生産終了したポルテ
ポルテはコンパクトボディに大開口スライドドアを搭載したプチバンとして2004年にデビュー。高齢者や身体に不自由のある方の乗り降りを考慮した設計で、助手席側スライドドアの開口幅はクラス随一の広さを誇りました。2016年に登場したルーミーとコンセプトが重なることから、販売台数が見込めるルーミーを後継車種と位置づけ、2021年に生産終了しています。
| 車種名 | ポルテ |
|---|---|
| 販売期間 | 2004年~2021年 |
| 概要 | コンパクトボディに大開口スライドドアを搭載したプチバン。乗降性を重視した設計。 |
| 生産終了理由 | コンセプトが近いルーミーを後継とするため廃止。 |
スペイド
2021年に生産終了したスペイド
スペイドは2代目ポルテのモデルチェンジと同タイミングで2012年に発売されたプチバンで、ポルテの兄弟車にあたります。販売チャンネルはポルテがトヨタ店・トヨペット店、スペイドがカローラ店・ネッツ店と分かれていましたが、2020年のトヨタ全店舗での全車種取り扱い開始後は差別化が薄れ、ポルテとともに2021年に生産終了しました。
| 車種名 | スペイド |
|---|---|
| 販売期間 | 2012年~2021年 |
| 概要 | ポルテの兄弟車のプチバン。カローラ店・ネッツ店で販売チャンネルを区別して展開。 |
| 生産終了理由 | 全店舗併売化でポルテとの差別化が薄れ、ポルテとともに廃止。 |
プレミオ
2021年に生産終了したプレミオ
プレミオは2001年から2021年まで販売されたトヨタの5ナンバーコンパクトセダンで、アリオンとは基本設計を共有する兄弟車です。国内では実用的な5ナンバーセダンとして法人需要や年配層に支持されていたほか、東南アジアでも高い人気を集めていました。国内でのセダン需要の落ち込みと販売チャンネルの整理により2021年に生産終了しています。
| 車種名 | プレミオ |
|---|---|
| 販売期間 | 2001年~2021年 |
| 概要 | 5ナンバーサイズのコンパクトセダン。アリオンの兄弟車で東南アジアでも人気。 |
| 生産終了理由 | 国内セダン需要の落ち込みと販売チャンネル整理による廃止。 |
アリオン
2021年に生産終了したアリオン
アリオンはカリーナの後継車種として2001年から2021年まで販売された5ナンバーのコンパクトセダンです。プレミオの兄弟車で基本設計を共有しており、ホイールベース2,700mmという5ナンバーとしては余裕のある設計により、大人5人乗車でも窮屈さを感じにくい後席スペースを確保していました。タクシーや法人向け需要でも一定の存在感がありましたが、プレミオとともに2021年に生産終了しています。
| 車種名 | アリオン |
|---|---|
| 販売期間 | 2001年~2021年 |
| 概要 | カリーナの後継でプレミオの兄弟車。ホイールベース2,700mmで後席が広い5ナンバーセダン。 |
| 生産終了理由 | プレミオとともに国内セダン需要の落ち込みにより廃止。 |
タンク
2020年に生産終了したタンク
タンクはルーミーとともに2016年から発売されたコンパクトミニバンで、ダイハツ・トールのOEMモデルです。販売当初はタンクがトヨペット店・ネッツ店、ルーミーがトヨタ店・カローラ店でそれぞれ取り扱われていましたが、2020年のトヨタ全車種併売化により両車種を全店舗で扱うことになり、実質的に同一モデルを2種類販売する意義が薄れました。2020年のモデルチェンジによりルーミーに一本化され、タンクは生産終了となっています。
| 車種名 | タンク |
|---|---|
| 販売期間 | 2016年~2020年 |
| 概要 | ダイハツ・トールのOEMコンパクトミニバン。ルーミーの兄弟車として販売チャンネルを分けて展開。 |
| 生産終了理由 | 全店舗併売化でルーミーと統合され廃止。 |
サクシード
2020年に生産終了したサクシード
サクシードは2002年から2020年まで販売された商用バンで、ワゴンモデルは2013年に先行廃止されています。余計な装備を持たず価格を抑えた商用バンとして、配送業者や自営業者に重宝されるとともに、改造のベース車としても一定の人気がありました。2020年のトヨタ全車種併売化により兄弟車のプロボックスに統合され、生産終了となっています。
| 車種名 | サクシード |
|---|---|
| 販売期間 | 2002年~2020年 |
| 概要 | 商用バン。余計な装備を省いて価格を抑えた仕様で法人需要に対応。ワゴンモデルは2013年廃止。 |
| 生産終了理由 | 全車種併売化によりプロボックスに統合され廃止。 |
ウィッシュ
2017年に生産終了したウィッシュ
2003年に初代が発売されたウィッシュは、5ナンバーサイズの6・7人乗りステーションワゴン型ミニバンで、2009年にフルモデルチェンジを実施し、2017年10月にプリウスαへ統合する形で販売終了しました。箱型ミニバンとは一線を画すスポーティなシルエットで、「ファミリーカーに乗らなければならないが、のっぺりしたミニバンは避けたい」という層に支持されました。後部ドアにはスライドドアではなくヒンジドアを採用し、派生車のアイシスと差別化を図っていました。ライバルのホンダ・ストリームも2014年に販売終了しており、このカテゴリー自体が市場から姿を消しています。
| 車種名 | ウィッシュ |
|---|---|
| 販売期間 | 2003年~2017年 |
| 概要 | 5ナンバーの6・7人乗りミニバン。スポーティなシルエットとヒンジドアが特徴。 |
| 生産終了理由 | 2017年10月にプリウスαへ統合され販売終了。 |
アイシス
2018年に生産終了したアイシス
アイシスは2004年に登場したスライドドア搭載の6・7人乗りミニバンで、助手席側のBピラーを持たない「パノラマオープンドア」を採用したことで注目を集めました。この技術は後にダイハツのタントにも採用されています。フルモデルチェンジは行われず、2007年のマイナーチェンジ以降は特別仕様車の追加と一部改良を繰り返し、14年の販売期間を経て2018年にウィッシュと同様プリウスαへ統合しました。
| 車種名 | アイシス |
|---|---|
| 販売期間 | 2004年~2018年 |
| 概要 | スライドドア搭載の6・7人乗りミニバン。Bピラーレスのパノラマオープンドアを採用。 |
| 生産終了理由 | ウィッシュ同様2018年にプリウスαへ統合。フルモデルチェンジは未実施。 |
SAI
2018年に生産終了したSAI
2009年12月に発売されたSAIは、ミドルクラスの小型高級ハイブリッドセダンとして開発され、レクサスのハイブリッドカー「HS」の姉妹車にあたります。2013年のマイナーチェンジと2015年の一部改良を経て販売を継続しましたが、2018年のカムリのフルモデルチェンジでハイブリッドセダンとしての訴求が強化されたことから、同クラスのSAIはカムリに統合され、2018年2月に販売終了となりました。
| 車種名 | SAI |
|---|---|
| 販売期間 | 2009年~2018年 |
| 概要 | ミドルクラスの小型高級ハイブリッドセダン。レクサスHSの姉妹車。 |
| 生産終了理由 | カムリのフルモデルチェンジによりハイブリッドセダンを統合。2018年2月に販売終了。 |
マークX
2019年に生産終了したマークX
マークXは2004年にミドルセダンのマーク2の後継車として登場し、2009年のフルモデルチェンジで2代目へ移行しました。FR(後輪駆動)にこだわった設計と自然吸気の3.5LエンジンはSUVが台頭する中でも走り好きから高く評価されており、2017年9月にはスポーツモデル「GR」を追加してテコ入れを図りましたが、セダン全体の販売不振は避けられず2019年12月に販売終了しています。中古市場ではGRスポーツや後期型の状態の良い個体に人気が集まっています。
| 車種名 | マークX |
|---|---|
| 販売期間 | 2004年~2019年 |
| 概要 | マーク2の後継FRミドルセダン。2009年に2代目へ。2017年にGRスポーツを追加。 |
| 生産終了理由 | セダン市場の縮小により2019年12月に販売終了。 |
FJクルーザー
2018年に生産終了したFJクルーザー
ランドクルーザーFJ40をオマージュしたレトロなデザインと、本格的な悪路走破性を持つFJクルーザーは2018年1月に日本での販売を終了しました。燃費性能や維持コストの高さがモデル廃止の背景にあるとされていますが、独特のスタイルとタフな走行性能を惜しむファンが今も多く、中古市場では程度の良い個体に高値がついています。なお、海外市場では現在も一部の地域で新車販売が継続されています。
| 車種名 | FJクルーザー |
|---|---|
| 日本での販売終了 | 2018年1月 |
| 概要 | ランドクルーザーFJ40オマージュのレトロデザインと高い悪路走破性を持つSUV。 |
| 生産終了理由 | 燃費性能・維持コストの高さが主な背景。根強いファンが多く中古市場での人気は継続中。 |
オーリス
2018年に生産終了したオーリス
2006年から販売されたオーリスは2018年3月に日本での生産・販売を終了し、同年6月より後継モデルのカローラスポーツが販売を開始しました。台湾では「オーリス」の名称を継続して販売しています。実用的なハッチバックとして国内では地味な印象もありましたが、欧州仕様との共通プラットフォームによる走行安定性はカローラ系として水準が高く、走りを重視する層から評価されていました。
| 車種名 | オーリス |
|---|---|
| 販売期間 | 2006年~2018年3月 |
| 概要 | コンパクトハッチバック。後継モデルはカローラスポーツ。台湾では「オーリス」名で継続販売。 |
アベンシス
2018年に生産終了したアベンシス
トヨタ・アベンシスは1997年から3代にわたり販売されたステーションワゴン・セダン・ハッチバックです。元々は欧州専売モデルでしたが、2003年10月からビスタの後継モデルとして日本国内でも逆輸入販売が始まりました。最終モデルは2009年に登場し、日本では2011年より輸入販売がスタートしましたが、国内のSUV人気の高まりを受けて2018年4月に販売を終了しています。
| 車種名 | アベンシス |
|---|---|
| 販売期間 | 1997年~2018年4月 |
| 概要 | 欧州専売のステーションワゴン・セダン・ハッチバック。日本では2003年以降ビスタの後継として逆輸入販売。 |
| 生産終了理由 | 国内SUV人気の高まりにより2018年4月に販売終了。 |
エスティマ
2019年に生産終了したエスティマ
「天才タマゴ」の愛称で親しまれたトヨタ・エスティマは、1990年の初代登場以来30年近くにわたって販売され、2019年10月に生産終了しました。ミニバン市場の牽引役として一時代を築きましたが、ヴェルファイア・アルファードなどの上位モデルやRAV4などのSUVに需要を奪われる形となっています。次期型での燃料電池自動車化の噂もありましたが、現時点で後継モデルの発表はなく、名車の復活を望むファンの声は根強く残っています。
| 車種名 | エスティマ |
|---|---|
| 販売期間 | 1990年~2019年10月 |
| 概要 | 「天才タマゴ」の愛称で知られた人気ミニバン。約30年にわたり販売。 |
| 生産終了理由 | 上位ミニバンやSUVへの需要移行。後継モデルは現時点で未発表。 |
販売終了した日産車
e-POWERシリーズで一定の販売台数を維持している日産ですが、2020年から2022年にかけてフーガ・シーマ・シルフィなどセダンタイプのモデルが次々と廃止されました。国内でのセダン需要の低迷が直撃した形です。
マーチ
2022年に生産終了したマーチ
マーチは1982年から2022年まで販売されたベストセラーコンパクトカーです。丸みを帯びた可愛らしいデザインが特徴で、2代目モデルは日本と欧州の両カーオブザイヤーを獲得するなど世界的に高く評価されました。日本での生産終了後も、海外では「マイクラ」の名称で販売が継続されています。中古市場では程度の良い後期型でも比較的安価に購入でき、ファーストカーや街乗り用として今も選ばれています。
| 車種名 | マーチ |
|---|---|
| 販売期間 | 1982年~2022年 |
| 概要 | ベストセラーコンパクトカー。2代目は日本・欧州のカーオブザイヤーを受賞。海外では「マイクラ」として販売継続。 |
フーガ
2022年に生産終了したフーガ
フーガはグロリア・セドリックの後継車として2004年から2022年まで販売された日産のミドル〜フラッグシップセダンです。初代のエンブレムは日産でしたが、2代目は2015年のビッグマイナーチェンジよりインフィニティエンブレムに変更されました。シーマが不在だった2010年から2012年にかけては日産のフラッグシップセダンとしてもラインナップされていました。高い直進安定性と重厚な乗り味は国産セダンの中でも評価が高く、中古市場ではハイブリッドモデルを中心に根強い需要が続いています。
| 車種名 | フーガ |
|---|---|
| 販売期間 | 2004年~2022年 |
| 概要 | グロリア・セドリックの後継セダン。2代目は2015年よりインフィニティエンブレムへ変更。 |
| フラッグシップ期間 | 2010年~2012年、シーマ不在時に日産フラッグシップとして展開。 |
シーマ
2022年に生産終了したシーマ
シーマは1988年から2022年まで生産された日産のフラッグシップセダンで、初代モデルは「シーマ現象」と呼ばれるほどの社会的ブームを巻き起こし、年間36,400台・4年間で累計129,000台を販売しました。バブル景気を象徴する車のひとつとして語り継がれています。2010年から2012年に一時生産終了してフラッグシップをフーガに譲りましたが、2013年に復活し、ハイブリッドシステムを搭載するラグジュアリーセダンとして再登場しました。最終的には需要の低下により2022年に再度生産終了となっています。
| 車種名 | シーマ |
|---|---|
| 販売期間 | 1988年~2022年(2010〜2012年は一時生産終了) |
| 概要 | 日産のフラッグシップセダン。初代は「シーマ現象」で年間36,400台、4年間で129,000台を販売。 |
| 生産終了理由 | 高級セダン需要の低下により2022年に再度生産終了。 |
シルフィ
2021年に生産終了したシルフィ
シルフィは名車ブルーバードの後継モデルとして2000年から2021年まで販売されたエントリーセダンです。当初は5ナンバーサイズでトヨタ・プレミオなどと販売台数を競い、2012年に3ナンバーへサイズアップしました。世界中で販売するグローバルモデルで、日本市場での生産終了後も中国市場を中心に高い販売台数を記録しています。
| 車種名 | シルフィ |
|---|---|
| 販売期間 | 2000年~2021年(日本市場) |
| 概要 | ブルーバードの後継エントリーセダン。2012年に5ナンバーから3ナンバーへサイズアップ。中国市場では継続販売中。 |
ティアナ
2020年に生産終了したティアナ
ティアナは2003年から2020年まで販売された日産の上級セダンで、セフィーロやローレルの後継車種にあたります。「モダンリビング」をコンセプトに豪華なインテリアを採用し、日本だけでなくアジア・オセアニア地域でも販売台数を伸ばしました。国内ではセダン需要の低迷が直撃し2020年に生産終了となりましたが、海外では一部市場で継続販売されています。
| 車種名 | ティアナ |
|---|---|
| 販売期間 | 2003年~2020年 |
| 概要 | 上級セダン。セフィーロ・ローレルの後継。モダンリビングをコンセプトに豪華なインテリアが特徴。 |
| 生産終了理由 | 国内セダン需要の低迷により2020年に廃止。 |
ラフェスタ ハイウェイスター
2018年に生産終了したラフェスタ ハイウェイスター
2004年から販売されたロールーフミニバンのラフェスタは初代が2012年に販売終了し、2011年から実質的な後継として販売されたラフェスタ ハイウェイスターも2018年に販売終了しました。ラフェスタ ハイウェイスターはマツダ・プレマシーのOEM車種で、マツダがプレマシーとビアンテをCX-8に置き換える形で販売終了させたことに連動しています。これにより日産のラインナップから6〜7人乗りのロールーフミニバンが消滅することになりました。
| 車種名 | ラフェスタ ハイウェイスター |
|---|---|
| 販売期間 | 2011年~2018年 |
| 概要 | マツダ・プレマシーのOEMロールーフミニバン。OEM元の廃止により日産から6〜7人乗りロールーフミニバンが消滅。 |
ジューク
2019年に生産終了したジューク
日産ジュークは2010年から国内で販売されたコンパクトクロスオーバーで、個性的なデザインで人気を集めました。2019年9月に海外向けフルモデルチェンジが発表されましたが、新型ジュークの日本市場導入は見送られ、代わりにe-POWER搭載のコンパクトSUV「キックス」が2020年より発売されています。
キックスはジュークに替わるコンパクトSUVとして2020年デビュー
後ろから見たキックス
| 車種名 | ジューク |
|---|---|
| 販売期間 | 2010年~2019年(日本市場) |
| 概要 | 個性的なデザインのコンパクトクロスオーバー。新型は日本市場に未導入。後継はキックス。 |
キューブ
2019年に生産終了したキューブ
スクエアボディの個性的なエクステリアとデザイン性の高いインテリアが特徴のキューブは、1998年から3代にわたって販売されました。安全性能のアップデートが他車種に比べて遅れていたことから、フルモデルチェンジによる巻き返しが期待されていましたが、2019年12月の生産終了が発表され(販売は2020年2月末まで)、後継モデルは用意されていません。独特の非対称デザインとゆとりある室内空間は一定のファン層を形成しており、中古市場でも個性派を探すユーザーから指名買いされています。
| 車種名 | キューブ |
|---|---|
| 販売期間 | 1998年~2019年12月(販売は2020年2月末まで) |
| 概要 | スクエアボディとデザイン性の高いインテリアが特徴のコンパクトカー。後継モデルなしで廃止。 |
| 生産終了理由 | 安全性能の更新遅れと、フルモデルチェンジの見送りによる廃止。 |
販売終了したホンダ車
2020年にはコンパクトセダンのグレースやステーションワゴンのジェイドが、2022年にはフラッグシップセダンのレジェンドやピュアスポーツのNSXが生産終了しました。先進的なデザインで話題を集めたBEVのホンダeも2024年で生産終了しています。電動化の過渡期において、内燃機関モデルの整理が加速した時期と重なっています。
ホンダe
2024年に生産終了したホンダe
ホンダeは2020年に登場したホンダ初の量産BEV(電気自動車)で、先進的なエクステリアと全面液晶のインテリアは「未来の車が来た」と発表時に大きな話題を集めました。しかし航続距離259km(WLTCモード)という実用上の課題と、車格に見合わない500万円超という車両価格から商業的には苦戦。2024年に生産終了となりました。「デザインは最高だが、実用面では一歩及ばなかった」という評価がオーナーからも聞かれるモデルです。ホンダは現在、後継となるEVシリーズ「Honda 0(ゼロ)」の展開を進めています。
| 車種名 | ホンダe |
|---|---|
| 販売期間 | 2020年~2024年 |
| 概要 | ホンダ初の量産BEV。先進的なデザインで話題を集めたが、航続距離259kmと高額な車両価格が課題となった。 |
| 生産終了理由 | 実用性と価格の課題による販売不振。後継はHonda 0シリーズへ。 |
S660
2022年に生産終了したS660
S660は軽自動車規格のオープンスポーツとして2015年から2022年まで販売され、熱狂的なファンを獲得したモデルです。ミッドシップレイアウトに660ccターボエンジンという本格的なスポーツカーの構成で、峠道でのコーナリングの軽快さはクラスを超えた楽しさがあると試乗者からの評価も高いモデルでした。生産終了が発表されると残りの生産台数を上回る注文が殺到し、入手困難な状況になりました。中古市場では程度の良い個体に生産終了後も値崩れが少なく、需要の高さを反映しています。
| 車種名 | S660 |
|---|---|
| 販売期間 | 2015年~2022年 |
| 概要 | ミッドシップ軽スポーツカー。生産終了発表後、残り生産台数を上回る注文が殺到。中古価格も高水準で維持。 |
シャトル
2022年に生産終了したシャトル
シャトルはフィット シャトルの後継モデルとして2015年から2022年まで販売されたステーションワゴンです。フィット譲りのセンタータンクレイアウトにより荷室床面を低くフラットにでき、同クラスのステーションワゴンとしては実用性が際立つモデルでした。この後席シートを倒したときのフラットな荷室はシャトルならではの強みで、ファミリーユースから趣味の荷物運びまで幅広く活用されていました。国内のステーションワゴン需要の縮小に伴い2022年に生産終了しています。
| 車種名 | シャトル |
|---|---|
| 販売期間 | 2015年~2022年 |
| 概要 | フィット シャトルの後継ステーションワゴン。センタータンクレイアウトにより荷室の低床フラット化を実現。 |
| 生産終了理由 | 国内ステーションワゴン需要の縮小による廃止。 |
CR-V
2022年に生産終了したCR-V
CR-VはトヨタのRAV4とともに都市型SUVというカテゴリーを確立した先駆けモデルで、1995年から2022年まで日本で販売されました。北米ではモデルチェンジを継続しホンダの主力SUVとして好調な売れ行きを維持しています。日本市場ではその後、燃料電池車(FCEV)モデルのCR-Vが2023年に導入されており、現在も法人向けを中心に限定的に販売されています。
| 車種名 | CR-V(ガソリン・ハイブリッドモデル) |
|---|---|
| 販売期間 | 1995年~2022年(日本市場でのガソリン・HV系) |
| 概要 | 都市型SUVの先駆けモデル。北米では現行モデルが継続販売中。日本では2023年にFCEVモデルが導入。 |
NSX
2022年に生産終了したNSX
ホンダを代表するミッドシップスーパースポーツのNSXは、初代が1990年から2005年まで販売された後、2016年に3モーターハイブリッドシステムを搭載する2代目として復活しました。しかし2代目もわずか6年で2022年に生産終了となっています。2028年から2030年頃にピュアEVとして3代目が登場するという報道が一部でありますが、ホンダからの公式発表はなく、現時点では未確認の情報です。
| 車種名 | NSX(2代目) |
|---|---|
| 販売期間 | 2016年~2022年 |
| 概要 | 3モーターハイブリッドのミッドシップスーパースポーツ。初代は1990〜2005年。 |
| 備考 | 3代目EVとしての復活は一部で報じられているが、ホンダからの公式発表はなし。 |
インサイト
2022年に生産終了したインサイト
インサイトはトヨタ・プリウスをライバルとするハイブリッドセダンで、2代目が2014年に一度廃止された後、2018年に北米向けの3代目として復活しました。シビックと同じプラットフォームを採用するインサイトは、シビックにe:HEV(ハイブリッド)グレードが追加された2022年に役割が重複するとして日本市場での販売が終了しました。
| 車種名 | インサイト(3代目) |
|---|---|
| 販売期間 | 2018年~2022年(日本市場への導入後) |
| 概要 | プリウスのライバルとなるハイブリッドセダン。シビックと同プラットフォーム。 |
| 生産終了理由 | シビックe:HEVの追加により役割が重複し販売終了。 |
レジェンド
2022年に生産終了したレジェンド
レジェンドは1985年から2022年まで販売されたホンダのフラッグシップセダンで、日産シーマやトヨタクラウンと競い合った名車です。最終型となった5代目(2015年〜)はSH-AWD(スーパーハンドリング全輪駆動)と3モーターハイブリッドを搭載し、ホンダの技術の粋を集めたモデルでした。セダン市場全体の需要低下により販売台数が落ち込み、2022年に生産終了しています。
| 車種名 | レジェンド |
|---|---|
| 販売期間 | 1985年~2022年 |
| 概要 | ホンダのフラッグシップセダン。最終型はSH-AWDと3モーターハイブリッドを搭載。 |
| 生産終了理由 | セダン需要の低下と販売台数の減少による廃止。 |
クラリティ フューエルセル/クラリティ PHEV
2021年に生産終了したクラリティ
ホンダの燃料電池搭載セダンのクラリティ フューエルセルと、クラリティ PHEVは2016年から2021年まで販売されました。北米向けに販売されたクラリティ エレクトリックとあわせ、一車種に燃料電池・PHEV・BEVという3種類の異なるパワートレインを用意した世界初のモデルとして注目されました。普及に向けたインフラ整備の遅れもあり、2021年に生産終了しています。
| 車種名 | クラリティ フューエルセル / クラリティ PHEV |
|---|---|
| 販売期間 | 2016年~2021年 |
| 概要 | 燃料電池・PHEV・BEVの3パワートレインを一車種で設定した世界初のモデル。 |
グレイス
2020年に生産終了したグレイス
グレイスは2014年から2020年まで販売されたハイブリッド搭載の5ナンバーコンパクトセダンです。3ナンバーが主流となっていたセダン市場で、コンパクトかつ燃費の良さが売りで、教習車としても広く採用されたモデルです。フィットベースのコンパクトなボディは取り回しのしやすさが好評でしたが、セダン需要の低迷により2020年に生産終了しています。
| 車種名 | グレイス |
|---|---|
| 販売期間 | 2014年~2020年 |
| 概要 | ハイブリッド搭載の5ナンバーコンパクトセダン。教習車としても採用。 |
N-BOX SLASH
2020年に生産終了したN-BOX SLASH
N-BOX SLASHは2014年から2020年まで販売されたN-BOXの派生モデルです。屋根部分をスパッと切り落としたような低重心のフォルムと、インディロック・ノヴァカントリー・ダーク・ダイナーなど世界観の異なる8種類のインテリアテーマが最大の特徴でした。N-BOXとは異なる個性を持つ一方、室内高の低さから実用性を優先するユーザーには向かず、販売台数が伸び悩んで2020年に生産終了しています。
| 車種名 | N-BOX SLASH |
|---|---|
| 販売期間 | 2014年~2020年 |
| 概要 | N-BOX派生の個性派軽自動車。8種類のインテリアテーマと独特の低重心フォルムが特徴。室内高の低さが実用面での課題。 |
ジェイド
2020年に生産終了したジェイド
ジェイドは2015年から2020年まで販売されたステーションワゴンで、3列シートを標準とするほか、2018年には中国市場向けの2列5人乗りモデルを逆輸入して追加しました。低床・低重心のスタイリッシュな外観と使い勝手のよい室内が評価されましたが、国内でのステーションワゴン市場の縮小傾向に抗えず、2020年に生産終了しています。
| 車種名 | ジェイド |
|---|---|
| 販売期間 | 2015年~2020年 |
| 概要 | 3列シートのステーションワゴン。2018年から2列5人乗り仕様(中国市場モデル)も追加。 |
バモス
2018年に生産終了したバモス
1999年から販売されたバモスは2018年に新型軽バン「N-VAN」へ統合される形で生産終了しました。2回のマイナーチェンジを経て2015年に一部改良を行った後は大きな変更はなく、19年の販売期間を経ての廃止となりました。N-VANはバモスが担っていた軽商用バンの需要を引き継いでいます。
| 車種名 | バモス |
|---|---|
| 販売期間 | 1999年~2018年 |
| 概要 | ホンダの軽商用バン。2018年にN-VANへ統合される形で廃止。 |
アクティ
2018年に生産終了したアクティバン
2021年に生産終了したアクティトラック
アクティバンは2018年4月に生産終了・同年7月にモデル廃止となったホンダの商用バンです。バンは3代目まで販売されました。軽トラモデルのアクティトラックは4代目まで継続しましたが、2021年6月に販売終了が決定し、ホンダは軽トラック市場から撤退しています。農家や小規模事業者に長く使われてきたモデルで、廃止後は整備部品の入手についてディーラーへの確認が推奨されます。
| 車種 | 生産開始 | 主な改良・変更 | 生産終了 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| バモス | 1999年 | 2回のマイナーチェンジ、2015年に一部改良 | 2018年 | 新型「N-VAN」に統合 |
| アクティバン | ― | 3代目まで販売 | 2018年4月(モデル廃止は7月) | ホンダの商用バン |
| アクティトラック | ― | 4代目まで販売 | 2021年6月 | 販売終了に伴いホンダは軽トラック市場から撤退 |
販売終了したマツダ車
マツダはミニバンのプレマシー・ビアンテを販売終了し、3列シートの需要をSUVのCX-8へ移行させる戦略を取りました。フラッグシップモデルのアテンザ(MAZDA6)やCX-8自体も生産終了しており、マツダのラインナップは現在SUV中心に再編されています。
アテンザ(MAZDA6)
2024年に生産終了したアテンザ(MAZDA6)
アテンザはマツダのフラッグシップモデルで、セダンとステーションワゴンの両モデルをラインナップしていました。2012年から「アテンザ」の名称で販売し、2019年途中から「MAZDA6」に改名、2024年に生産終了しました。魂動デザインと走りへのこだわりが高く評価されたモデルで、特にステーションワゴン(ワゴン)はデザインと実用性のバランスから熱心なファンが多く、中古市場でも程度の良い個体は値崩れしにくい傾向にあります。
| 車名 | アテンザ(MAZDA6) |
|---|---|
| 販売期間(アテンザ名) | 2012年から2019年途中まで |
| 販売期間(MAZDA6名) | 2019年途中から2024年まで |
| 概要 | マツダのフラッグシップセダン・ワゴン。魂動デザインと走行性能が高く評価されたモデル。 |
| 生産終了 | 2024年 |
CX-8
2023年に生産終了したCX-8
CX-8はマツダがミニバン廃止後の3列シート需要に応えるべく2017年から販売した3列6〜7人乗りSUVです。ミニバン以外の3列シートSUVとしてはトップクラスの快適性を持ち、2018年・2019年の3列シート搭載SUV販売台数1位を獲得しています。2023年に生産終了しましたが、マツダの3列SUV需要はCX-80が引き継いでいます(CX-80は現在販売中)。
| 車名 | CX-8 |
|---|---|
| 生産期間 | 2017年から2023年まで |
| 概要 | 3列シート6〜7人乗りSUV。ミニバン代替車種として開発。2018・2019年の3列シートSUV販売台数1位。 |
| 備考 | 後継の3列SUVとしてCX-80が現在販売中。 |
プレマシー
2018年に生産終了したプレマシー
1999年に初代が発売されたプレマシーは7人乗りのロールーフミニバンで、2010年発売の3代目まで2回のフルモデルチェンジを行いました。2013年のマイナーチェンジ後は魂動デザインを取り入れることなく一部改良を繰り返し、2018年にCX-8の登場に伴い販売終了となりました。日産ラフェスタ ハイウェイスターのOEM供給元でもあります。
| 車名 | プレマシー |
|---|---|
| 販売期間 | 1999年から2018年まで |
| 概要 | 7人乗りロールーフミニバン。2018年にCX-8の登場で廃止。日産ラフェスタ ハイウェイスターのOEM供給元。 |
ビアンテ
2017年に生産終了したビアンテ
マツダのワンボックスミニバンのビアンテは8人乗りで、2008年の発売から一度もフルモデルチェンジを行わないまま、2017年9月に生産終了・2018年に販売終了となりました。ワンボックス型の後継車種は設定されておらず、6〜7人乗りのCX-8がその役割を引き継いでいます。
| 車名 | ビアンテ |
|---|---|
| 生産期間 | 2008年から2017年9月(販売は2018年まで) |
| 概要 | 8人乗りワンボックスミニバン。フルモデルチェンジなしで約10年販売。後継はCX-8。 |
販売終了したスバル車
スバルでは水平対向エンジンとAWDを軸とした独自路線を維持しつつも、3列シートモデルのエクシーガやスポーツセダンのWRX STI・レガシィB4などが生産終了しています。スポーツモデルの廃止については、規制対応コストとモデル存続のバランスがその背景にあります。
インプレッサG4
2023年に生産終了したインプレッサG4
スバルのエントリーセダンとして2011年から2023年まで販売されたインプレッサG4は、アイサイトを標準装備するなどコストパフォーマンスの高さが魅力でした。2023年の6代目インプレッサへのモデルチェンジで5ドアハッチバックのみのラインナップとなり、セダンのG4は生産終了しています。スバルのセダンが全廃されたことで、AWDセダンを選びたい場合はWRX S4などに限られることになりました。
| 車名 | インプレッサG4 |
|---|---|
| 販売期間 | 2011年から2023年まで |
| 概要 | スバルのエントリーセダン。アイサイト標準装備でコストパフォーマンスが高い。6代目モデルチェンジでセダン廃止。 |
インプレッサスポーツ
2023年に生産終了したインプレッサスポーツ
インプレッサスポーツは2011年から2023年まで販売されたステーションワゴン型のモデルです。インプレッサG4と同じく6代目モデルチェンジのタイミングで生産終了となりました。現行の6代目インプレッサ(5ドアハッチバック)が事実上の後継モデルにあたります。
| 車名 | インプレッサスポーツ |
|---|---|
| 販売期間 | 2011年から2023年まで |
| 概要 | インプレッサのステーションワゴン型。6代目モデルチェンジにより廃止。現行5ドアハッチバックが後継。 |
レガシィB4
2020年に生産終了したレガシィB4
レガシィB4は1989年から2020年まで31年にわたって生産・販売されたスバルのフラッグシップスポーツセダンです。水平対向エンジンとフルタイムAWD(AWD)による力強くも安定した走りは、スバルの走行性能の象徴として高い評価を得ていました。国内のセダン需要の低迷により2020年に生産終了しています。中古市場では特にターボモデルが走り好きから人気を集めており、程度の良い個体は相場が安定しています。
| 車名 | レガシィB4 |
|---|---|
| 生産期間 | 1989年から2020年まで(31年) |
| 概要 | スバルのフラッグシップスポーツセダン。水平対向エンジン+AWDが特徴。中古市場ではターボモデルが人気。 |
ディアスワゴン
2020年に生産終了したディアスワゴン
ディアスワゴンは1999年から2020年まで販売された軽商用車で、2009年以降はダイハツ・アトレーのOEMモデルとして展開しました。積載量の多さと使い勝手の良さからスバルの商用バンの主力として活躍しましたが、2020年に生産終了しています。現在、スバルのラインナップに商用バンの設定はありません。
| 車名 | ディアスワゴン |
|---|---|
| 生産期間 | 1999年から2020年まで |
| 概要 | ダイハツ・アトレーのOEM軽商用車。積載性の高さが特徴。廃止後スバルに商用バンのラインナップはなし。 |
スバルWRX STI
2019年に生産終了したWRX STI
スバルWRX STIの国内市場向けモデルは2019年12月23日に生産終了しました。30年間にわたって搭載されてきたEJ20型エンジンの生産終了がその直接的な理由です。有終の美を飾る555台限定の「EJ20 Final Edition」の抽選には13,000件以上の応募が殺到し、いかに多くのファンに愛されていたかを示しました。後継となるWRX S4(FA24型エンジン搭載)は現在も販売されていますが、STIの名を持つモデルは国内では未設定のままです。
| 車名 | スバルWRX STI |
|---|---|
| 国内生産終了日 | 2019年12月23日 |
| 概要 | EJ20型エンジン搭載のスポーツモデル。限定555台の「EJ20 Final Edition」に13,000件超の応募が殺到。 |
| 備考 | 後継はWRX S4(FA24型)。国内向けSTIグレードは現在設定なし。 |
プレオ
2018年に生産終了したプレオ
ヴィヴィオの後継モデルとして誕生したプレオは、2代目からダイハツ・ミラのOEM供給を受けていました。2018年3月にミラと同タイミングで販売終了しています。現在販売されている「プレオ+」はプレオの派生車種であり、ダイハツ・ミライースのOEM車にあたります。
| 車名 | プレオ |
|---|---|
| 販売終了 | 2018年3月 |
| 概要 | ヴィヴィオの後継軽自動車。2代目はダイハツ・ミラのOEM。派生の「プレオ+」はミライースのOEMとして現在も販売中。 |
エクシーガ クロスオーバー7
2017年に生産終了したエクシーガ クロスオーバー7
2008年から販売されたスバル・エクシーガは3列シートを装備したミニバンで2015年に販売終了し、翌日から派生モデルのSUV「エクシーガ クロスオーバー7」の販売が始まりました。アイサイトVer.2を搭載したスバル唯一の3列シートモデルでしたが、2017年12月18日に生産終了しています。この廃止以降、スバルのラインナップに3列シートモデルは存在しません。
| 車名 | エクシーガ クロスオーバー7 |
|---|---|
| 生産終了 | 2017年12月18日 |
| 概要 | スバル唯一の3列シートSUV。アイサイトVer.2搭載。廃止後、スバルに3列シートモデルは設定なし。 |
販売終了した三菱車
三菱自動車は、フラッグシップとして長年君臨してきたパジェロや、アウトランダーのガソリンモデル、コンパクトカーのミラージュ、電気自動車(BEV)のi-MiEVなどが生産終了しています。現在の三菱国内ラインナップはPHEVモデルに軸足を移しつつあります。
ミラージュ
2023年に生産終了したミラージュ
1978年から販売し圧倒的な知名度を持つコンパクトカーのミラージュは2023年に生産終了しました。国内では販売台数が低迷していましたが、東南アジアや中南米では根強い人気を持つグローバルモデルでした。三菱はミラージュの販売終了により、軽自動車を除くコンパクトカーのラインナップがD:2のみとなっています。
| 車名 | ミラージュ |
|---|---|
| 販売期間 | 1978年から2023年まで(日本市場) |
| 概要 | 長い歴史を持つコンパクトカー。国内は低迷も海外では人気。廃止後、三菱の軽自動車以外のコンパクトカーはD:2のみ。 |
i-MiEV
2021年に生産終了したi-MiEV
i-MiEVは2009年に世界で初めて量産された大型蓄電池搭載のBEV(電気自動車)として登場し、2021年まで販売されました。2018年の一部改良で軽自動車規格から普通自動車規格へ変更されています。EV普及の先駆けとなったモデルですが、航続距離や充電インフラの制約から販売台数は伸び悩み、現在の三菱EVの主役はアウトランダーPHEVへと移っています。
| 車名 | i-MiEV |
|---|---|
| 販売期間 | 2009年から2021年まで |
| 概要 | 世界初の量産大型蓄電池BEV。2018年の改良で軽自動車規格から普通自動車規格へ変更。 |
アウトランダー
2020年に生産終了したアウトランダー(ガソリンモデル)
アウトランダーは三菱の中核を成すミドルサイズSUVです。2020年にアウトランダーPHEVのフルモデルチェンジに際し、ガソリンモデルのアウトランダーは生産終了となりました。現在はアウトランダーPHEVが後継として販売されており、三菱のSUV戦略はPHEVへと完全移行しています。
| 車名 | アウトランダー(ガソリンモデル) |
|---|---|
| 生産終了 | 2020年(PHEVのフルモデルチェンジに伴い廃止) |
| 概要 | 三菱の中核ミドルサイズSUV。現在はアウトランダーPHEVが後継として販売中。 |
デリカD:3
2019年に生産終了したデリカD:3
デリカD:3は日産のNV200バネットのOEMモデルで、2011年から2019年まで生産されました。多くのOEMモデルがエクステリアをほぼそのまま採用するのに対し、デリカD:3はフロントバンパーなどを変更することで外観に独自性を持たせています。
| 車名 | デリカD:3 |
|---|---|
| 生産期間 | 2011年から2019年まで |
| 概要 | 日産NV200バネットのOEM商用バン。フロントバンパーを独自仕様に変更し外観を差別化。 |
パジェロ
2019年に生産終了したパジェロ
パリ・ダカールラリー(パリダカ)での輝かしい戦績とともに進化を続けてきたパジェロは、2019年8月に生産終了しました。三菱のフラッグシップSUVとして長年君臨し、生産終了発表時には特別仕様車「ファイナルエディション」も設定されています。海外でのPHEVとしての復活については、現時点でメーカーからの公式発表はありません。中古市場では後期型・ショートボディの個体に根強い需要があります。
| 車名 | パジェロ |
|---|---|
| 生産終了 | 2019年8月 |
| 概要 | パリダカで培った本格SUV。三菱フラッグシップとして長年販売。海外でのPHEV復活は現時点で未公式。 |
販売終了したダイハツ車
ダイハツはミラ・ミラココア・ミラトコットなどミラシリーズの整理を進めたほか、OEM供給モデルのブーンやアルティスも生産終了しました。軽自動車とコンパクトカーが中心のダイハツにとって、OEM供給元メーカーの動向が自社の生産終了判断に直結することが多い点が特徴です。
ミラトコット
2023年に生産終了したミラトコット
ミラトコットはミラココアの後継車種として2018年から2023年まで販売された軽自動車です。スライドドアを持たない分、車両重量が軽く空気抵抗も少ないため走行安定性が高く、軽自動車としての走りの質感が評価されていました。2023年に生産終了しています。
| 車名 | ミラトコット |
|---|---|
| 販売期間 | 2018年から2023年まで |
| 概要 | ミラココアの後継軽自動車。スライドドアなしで軽量・低空気抵抗を実現し走行安定性が高い。 |
キャスト
2023年に生産終了したキャスト
キャストは2015年から2023年まで販売された軽自動車で、丸みを帯びたコンパクトなデザインが特徴です。ターボモデルも設定されており、高速道路でも軽自動車らしからぬ余裕のある走りが魅力でした。トヨタへはピクシスジョイとしてOEM供給されていましたが、2023年に共に生産終了しています。
| 車名 | キャスト |
|---|---|
| 販売期間 | 2015年から2023年まで |
| 概要 | 丸みのあるデザインの軽自動車。ターボモデルあり。トヨタへピクシスジョイとしてOEM供給。2023年に生産終了。 |
ブーン
2023年に生産終了したブーン
ブーンは2004年から2023年まで生産・販売されたコンパクトカーで、トヨタへOEM供給されパッソとしても販売されました。6速MTを搭載するGTグレードを設定するなど、リッターカーの軽さを活かしたスポーティな仕様も用意されていたことが特徴です。
| 車名 | ブーン |
|---|---|
| 販売期間 | 2004年から2023年まで |
| 概要 | コンパクトカー。トヨタへパッソとしてOEM供給。6速MTのGTグレードを設定。 |
アルティス
2023年に生産終了したアルティス
アルティスはトヨタ・カムリのOEM供給モデルで、カムリの販売開始に合わせ2000年から2023年まで販売されました。ダイハツでは珍しい大排気量ハイブリッドモデルとして、ダイハツのフラッグシップ的な位置づけを担っていましたが、カムリの生産終了に伴い同年に廃止されています。
| 車名 | アルティス |
|---|---|
| 販売期間 | 2000年から2023年まで |
| 概要 | トヨタ・カムリのOEMモデル。大排気量ハイブリッドでダイハツのフラッグシップ的存在。カムリ廃止に伴い終了。 |
ハイゼットキャディー
2022年に生産終了したハイゼットキャディー
ハイゼットキャディーはウェイクをベースにした軽商用バンで、2016年から2022年まで販売されました。ベースのウェイク同様、軽自動車トップクラスの室内高と広い荷室を持ち、配達・介護・移動販売など幅広い商用ニーズに応えていました。OEM元のウェイクが2022年に生産終了したことに伴い廃止されています。
| 車名 | ハイゼットキャディー |
|---|---|
| 販売期間 | 2016年から2022年まで |
| 概要 | ウェイクベースの軽商用バン。軽自動車トップクラスの室内高と広い荷室を持つ。ウェイク廃止に伴い終了。 |
ウェイク
2022年に生産終了したウェイク
ウェイクは2014年から2022年まで販売された軽自動車で、登場時には軽自動車トップクラスの車内空間を誇るモデルとして人気を集めました。車中泊やバイク・自転車などを積むトランスポーターとして活用するオーナーも多く、アウトドア愛好者にも支持されていました。2022年に生産終了しています。
| 車名 | ウェイク |
|---|---|
| 販売期間 | 2014年から2022年まで |
| 概要 | 軽自動車トップクラスの室内高が特徴。車中泊やトランスポーター用途に人気。2022年に生産終了。 |
メビウス
2021年に生産終了したメビウス
メビウスは2013年から2021年まで販売されたモデルで、トヨタ・プリウスαのOEM供給車です。燃費性能の高さと、ダイハツのラインナップになかったステーションワゴンのボディタイプという希少性から、ファミリー層を中心に一定の支持を得ていました。プリウスαの生産終了に伴い廃止されています。
| 車名 | メビウス |
|---|---|
| 販売期間 | 2013年から2021年まで |
| 概要 | トヨタ・プリウスαのOEMステーションワゴン。ダイハツ唯一のワゴン型として燃費性能とともにファミリー層に訴求。 |
ミラ
2018年に生産終了したミラ
ミラは1980年から7代38年にわたって販売されたダイハツのロングセラー軽自動車で、2018年3月にミライースへ統合される形でモデル廃止となりました。多くの派生車種を生み出した歴史があり、ミラ・ミラターボ・ミラアヴィなど世代によって様々なバリエーションが存在しました。
| 車名 | ミラ |
|---|---|
| 販売期間 | 1980年から2018年3月まで(7代38年) |
| 概要 | ダイハツのロングセラー軽自動車。多くの派生車種を展開し2018年3月にミライースへ統合。 |
ミラココア
2018年に生産終了したミラココア
ミラココアは2009年から2018年3月まで販売されたかわいらしいデザインの軽自動車で、女性をメインターゲットに内外装のデザイン性を高めていたモデルです。同年6月には後継モデルのミラトコットがデビューしています。
| 車名 | ミラココア |
|---|---|
| 販売期間 | 2009年から2018年3月まで |
| 概要 | 女性向けのデザイン重視軽自動車。後継はミラトコット(2018年6月デビュー)。 |
販売終了したスズキ車
スズキは軽自動車を中心に販売するメーカーで、エスクードやバレーノなど普通乗用車の多くは海外生産の輸入車として取り扱っています。日本市場で生産終了となったモデルでも海外では現役のケースが多く、モデルチェンジを経て海外での販売が継続されているものも少なくありません。
バレーノ
2020年に生産終了したバレーノ
バレーノはインドで生産し日本に逆輸入して販売していたスズキのコンパクトハッチバックです。2016年から2020年まで日本で販売され、生産終了後もインドでは大人気のため生産・販売が継続しています。コンパクトなボディと軽量設計による燃費の良さが強みでしたが、スズキの国内コンパクトラインナップの整理により廃止となりました。
| 車種名 | バレーノ |
|---|---|
| 販売期間 | 2016年~2020年(日本国内) |
| 概要 | インド生産の逆輸入コンパクトハッチバック。日本での廃止後もインドでは継続販売中。 |
SX4/SX4 S-CROSS
2020年に生産終了したSX4 S-CROSS
初代SX4は2006年から2014年まで販売されたフィアットとの共同開発コンパクトカーです。2代目からはSX4 S-CROSSに名称変更し、ボディタイプもクロスオーバーSUVへと進化して2020年まで日本市場で販売されました。欧州向けモデルとして設計されたため輸入車的な質感が評価されていましたが、スズキの国内SUVラインナップの見直しにより廃止となっています。
| 車種名 | SX4 / SX4 S-CROSS |
|---|---|
| 初代販売期間 | 2006年~2014年(SX4、フィアットとの共同開発) |
| 2代目販売期間 | 2014年~2020年(SX4 S-CROSS、クロスオーバーSUVに進化) |
販売終了した車は新古車や中古車として流通している場合も

車種が販売終了やフルモデルチェンジを迎えた際、ディーラーに残った展示車や在庫車は「新古車」としてディーラー系列の中古車販売店に流れることがあります。メーカーオプションを追加していないグレード標準仕様の個体は、新車価格より割安で購入できるケースもあるため、特定のグレードや仕様にこだわらないのであれば狙い目です。
ただし、生産終了モデルはボディカラーやオプションを選ぶことができません。また車種によっては今後の補修部品の供給期間にも注意が必要で、購入前にディーラーや販売店で部品入手の見通しを確認しておくことをおすすめします。生産終了が決まってから需要が急増するモデルも多く、状態の良い個体は早めに押さえる判断が重要です。

























