GT-Rがフルモデルチェンジで2028年に新型モデルが誕生
2016年にビッグマイナーチェンジが行われてから、GT-Rのフルモデルチェンジの期待度が高まってきました。日本を代表するスポーツカーであるGT-Rのフルモデルチェンジには、世界から注目が集まります。
フルモデルチェンジによって誕生する新型GT-Rのエクステリアやエンジンスペック、販売価格等を予想も交えて紹介します。
R32GT-RのBEVコンバージョンコンセプトモデルを制作する車両公開
BEVプロジェクトは最も人気のあるR32型GT-Rを使用
GT-RをBEV(電気自動車)にする「R32 GT-R EVコンバージョンコンセプトモデル」プロジェクトで使用するR32GT-Rの車両を2023年4月6日、日産公式SNSで発表。
1989年に2代目として誕生したR32GT-Rは、歴代GT-Rで最も人気あるモデルとしても有名なのでこれからのプロジェクトが楽しみです。
R35 GT-Rが最後のマイナーチェンジ 2023年春でピュアスポーツNISMOも復活
GT-Rの2024年モデルはスタンダードモデルのほかNISMOと特別仕様車T-specを設定
販売停止中のR35 GT-Rの2024モデルが2023年春頃に、スパルタンモデルのNISMOが2023年夏頃に登場。
発表されたのは2023年の東京オートサロンで、インテリアやパワートレインなどはそのままで、フロントグリルのVモーションをフラットタイプのバンパーに変更、原点回帰したシャープな印象に変わりました。嬉しいのはハイパフォーマンスのピュアスポーツNISMOが2023年夏頃に復活すること。
2024年の改良版GT-R NISMOは「GT-R市場最高のパフォーマンスを発揮する」と発表された通りパワートレインをチューニングして最高出力・最大トルクを向上する可能性が考えられます。2022年モデルに設定されていた特別仕様車T-specも再設定することが決まり、R35型GT-Rの最後を飾るに相応しいモデル展開になります。
グレード | 値段 |
---|---|
ピュアエディション(Pure edition) | 13,750,000円~ |
プレミアムエディション(Premium edition) | 14,840,100円~ |
ブラックエディション(Black edition) | 15,350,500円~ |
トラックエディション ニスモ(Track edition engineered by NISMO) | 17,650,600円~ |
特別仕様車プレミアムエディション T-Spec(Premium edition T-Spec) | 18,960,700円~ |
特別仕様車トラックエディション ニスモ T-Spec(Track edition engineered by NISMO T-Spec) | 21,380,700円~ |
ニスモ(NISMO) | 28,650,600円~ |
特別仕様車ニスモ スペシャルエディション(NISMO Special edition) | 29,150,000円~ |
GT-Rの2024年モデルはミレニアムジェイドがメインカラーになっています。
設定する多くのボディカラーがオプション設定される中、レッド系のバイブランドレッド、ダークメタルグレーが無償カラーに。
ワンガンブルーとアルティメイトメタルシルバーは330,000円とオプション価格も高額になります。
GT-R 2024年モデルのボディカラー一覧
- ミレニアムジェイド(165,000円高)
- ミッドナイトパープル(165,000円高)
- アルティメイトメタルシルバー(330,000円高)
- ブリリアントホワイトパール(44,000円高)
- ダークメタルグレー
- メテオフレークブラックパール(44,000円高)
- ワンガンブルー(330,000円高)
- バイブラントレッド
ミレニアムジェイド(165,000円高)のGT-R2024年モデル
ミッドナイトパープル(165,000円高)のGT-R2024年モデル
アルティメイトメタルシルバー(330,000円高)のGT-R2024年モデル
ブリリアントホワイトパール(44,000円高)のGT-R2024年モデル
ダークメタルグレーのGT-R2024年モデル
メテオフレークブラックパール(44,000円高)のGT-R2024年モデル
ワンガンブルー(330,000円高)のGT-R2024年モデル
バイブラントレッドのGT-R2024年モデル
2027年から2028年頃にGT-RがBEV(ピュアEV)になりフルモデルチェンジか
日産GT-RがBEV(100%モーター走行の電気自動車)になり2027年から2028年頃に発表するという噂。
詳細なスペックなどは判明していませんが、2028年頃に日産が新たなバッテリーの全個体電池を実用化するという目標もあり、電気自動車の弱点とも言える充電時間の問題も解決している可能性もあります。
他車のBEVスポーツでは2030年までにホンダが新型NSXを、レクサスが2021年にワールドプレミアしたエレクトリファイドスポーツをベースにしたLFA2を、トヨタもGRスープラBEVを2025年末から2026年頃に投入するという噂もあります。ソニーとホンダが協業開発するスポーツBEVのVISION-S(ビジョンS)も2026年に生産開始することが発表されています。
国内を代表するBEVのスーパースポーツが同時期に出揃うことで、電気自動車市場がより本格化するかもしれません。
R36 GT-Rはパワートレインをガソリンターボのままフルモデルチェンジか
次期GT-RのR36モデルは、当初VR38DETTエンジンをベースにしたマイルドハイブリッドをパワートレインに採用するという噂がありましたが、R35と同じガソリンターボエンジンを搭載してフルモデルチェンジ(型式が変わらないマイナーチェンジになる可能性も)するという噂が有力になっています。
R36 GT-Rの発売時期ですが、R35の生産が2026年までで、2028年に発表する噂も。2022年モデルのニスモや、ニスモスペシャルエディションは発表と同時に完売の案内がされるなど、いまだに高い人気をもっています。
R36も即完売の可能性があるため注目しましょう。
新型GT-Rは電動化で登場が現実味を帯びてきた!ハイブリッドかフルEVか!?
新型GT-Rが電動化する可能性が高まってきた
次期型「GT-R」が電動化になる可能性が高いとわかり、話題を呼んでいます。イギリスの「Top Gear」が日産のチーフ・プランニング・オフィサーのフィリップ・クライン氏から引き出した証言によるものとされています。
「新型をすぐに販売することはない。ドライビング・エクスペリエンスは非常に高く、内燃機関からハイブリッド・e-Powerへ移行しているか、電動かしてもその走る楽しさは何も変わらない」とフィリップ・クライン氏が語ったとイギリスの自動車番組「Top Gear」は伝えていて、電動化するのが現実味を帯び、ハイブリッドとなるのか、それともフルEVとなるのか気になる発言です。
新型GT-Rのワールドプレミアは2028年か
2018年に、新型GT-Rに関して日産の設計責任者のアルフォソ・アルベイザ氏が「世界でもっとも早いスーパーカーでなければならない」と語っていることから、電動化しつつもパワーのあるGT-Rになるのではないかと期待が高まります。
新型GT-Rの電動化でハイブリッドかフルEVか気になるところ
予想されるパワートレインは3.8L V型6気筒ツインターボ「VR38DETT」エンジン+電気モーターのハイブリッド、または100%モーター走行可能なBEVになるのではないかと考えます。最高出力はR35GT-Rを超える600psオーバーになるかと予想します。
気になる世界初公開は、早くても2028年になる可能性があるとのこと。新しい情報が入り次第、お伝えしていきます。
新型GT-R(R36)のスクエアを取り入れた未来的な予想レンダリング画像
従来のGT-R(R35)よりもスクエアなスタイリングが特徴の次期GT-R(R36)の予想レンダリング
次期GT-R(R36)の予想レンダリングを海外のデジタルアーティストが公開しました。従来のGT-Rとは違うスクエアを取り入れたエクステリアで、現実離れした未来の車のようなスタイルになっています。
レーシングモデルのような低くワイドな設計で、20インチ以上にも見える大径ホイールを装着しています。フロント部分はグリルレスにも見えるため電気自動車(EV)になると予想してデザインされたのかもしれません。
フルモデルチェンジする次期GT-Rは世界最速のスーパースポーツカーとして登場
世界中が注目したGT-R50の発表の場で、市販化される新型GT-Rについての情報が公表されました。インタビューを受けたGT-Rのデザインチーフの発言では、次期GT-Rはイタルデザインとは別のオリジナルのデザインになる可能性があること、パワートレインにはEVを使う可能性があることを示唆しました。
ビジョングランツーリスモは2014年に発表されたコンセプトカーで「グランツーリスモ6」の中に登場する
グランツーリスモと日産がコラボした車種だが次期GT-Rとして登場するのが現実味を帯びてきた
ビジョングランツーリスモのヘッドライトはGT-R50のように上に切れ上がったデザイン
テールランプはGT-R伝統の4つの円形を使ったデザイン
新型GT-Rのコンセプトモデルとされる「ニッサン コンセプト2020 ビジョングランツーリスモ」のアップデート版を2019年の東京モーターショー展示する可能性もあります。世界最速を目指す新型GT-Rに期待しましょう。
日産「GT-R50 イタルデザイン」がグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界デビュー
2018年7月に公開されたGT-R生誕50周年を記念して製作された「GT-R50 イタルデザイン」が7月12日に英国チェスターで行われる「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で世界デビューしました。
日産のGT-R NISMO(ニスモ)をベースに開発されたGT-R50はゴールドとシルバーの2トーンカラーと大きく口を開けたように見えるフロントグリルが特徴です。インパネやシートなどの内装にはカーボン素材を使い軽量化と高剛性を図りました。
大きく開いたフロントグリルが特徴
ゴールドとシルバーの2トーンカラーが目を惹くデザイン
GT-R50は最大出力720psを発揮する世界最高レベルの運動性能
GT-R50のパワートレインには3.8LのV型6気筒ツインターボを搭載して、最高出力720ps/7,100rpm、最大トルク780Nm/5,600rpmを発揮するモンスターエンジンを搭載しています。GT-Rの伝統的なAWD(4WD)駆動は健在なので安定した制動性も特徴です。
2018年12月7日に50台限定で正式受注が始まったGT-Rイタルデザイン ボディカラーやインテリアカラーも自由に選べる
正式名称「Nissan GT-R50 by Italdesign」はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを始め世界各国でお披露目され、2018年12月7日に50台限定で正式受注が始まりました。販売価格は90万ユーロ(日本円で117,000,000円)からで2019年から2020年にかけて順次納車、日本でも2020年後半から納車開始するとアナウンスされました。
GT-Rイタルデザイン | GT-Rニスモ | |
全長 | 4,784mm | 4,690mm |
全幅 | 1,992mm | 1,895mm |
全高 | 1,316mm | 1,370mm |
ホイールベース | 2,780mm | |
エンジン | V型6気筒ツインターボ | |
排気量 | 3.799L | |
最高出力 | 720ps/7,100rpm | 600ps/6,800rpm |
最大トルク | 79.5kgm/3,600-5,600rpm | 66.5kgm/3,600-5,600rpm |
トランスミッション | 強化デュアルクラッチ6速 | デュアルクラッチ6速 |
タイヤサイズ | F:225/35R21 R:285/30R21 | F:225/40R20 R:285/35R20 |
販売価格 | 90万ユーロ | 18,700,200円 |
2018年7月にはイタルデザインと日産が共同開発した限定プロトタイプ「GT-R50」を公開した
日産とイタルデザインが共同開発した「GT-R50」 滑らかな曲線美が目を惹く
2018年7月にR35型GT-Rで日産とイタルデザインが共同開発したGT-R50のプロトタイプが、日産公式ホームページで公開されました。GT-Rが誕生から50周年を迎え、同じく50周年を迎えたイタルデザインがタッグを組んで開発されています。
イタルデザインといえばデロリアンをデザインしたイタリアの会社ですが、1969年にはスズキ・キャリイ、1983年のトヨタ・カローラ、1991年にはスバル・アルシオーネのデザインを担当するなど日本車にも深くかかわっています。
ヘッドライトは現行GT-Rのフォルムを継承しGT-Rらしさが感じられる
フロントやサイド・リヤには全体的にゴールドカラーがアクセントとして配置されたデザインで、ルーフも標準モデルより54mm低くなっていて、どこかフェラーリのような印象を受けるスタイリングです。ボンネットにはパワーバルジが採用されていてよりパワフルなルックスになっています。
歴代GT-Rから受け継いだGT-R50の丸型4灯テールランプ
リアデザインで1番目立っているのがGT-Rの象徴ともいえる丸型4灯テールランプで、細い線が何本も入り浮いているように見えます。まるでジェットエンジンを想像させるようなデザインで市販車の中でも時速300km/hを達成するGT-Rに相応しいデザインです。
専用デザインのホイールはブラックカラーでシックな印象を与えますが、攻撃的なスポークがアグレッシブなイメージを与えてくれます。サイズはフロント21×10インチ、リヤは21×10.5インチで、インチ数は前後一緒ですがリム幅が違いリヤのほうが太いタイヤを履けてタイヤサイズはフロント255/35R21、リヤ285/30R21となっています。
GT-R50のブラックに統一されたインテリア ゴールドを使った派手な外装とのギャップも特徴
インテリアはカーボンファイバーやアルカンターラをふんだんに使ったデザインで、ブラックで統一されています。シート素材にはイタリアレザーとアルカンターラが使われていて、パネルやドア内張りと同じく黒のシートです。
エンジンはNISMO製3.8リッターVR38DETTエンジンを改良して最高出力は720PS、最大トルクは780Nmを発生させ大口径ツインターボチャージャーや大型インタークーラーなどを装備し、各種パーツも強化されています。
改良されているパワートレインパーツ
- クランクシャフト
- ピストン
- コネクティングロッド
- ベアリング
- 大流量ピストンオイルジェット
- 大容量燃料噴射装置
- カフシャフト
- イグニッションシステム
- 吸排気システム
詳しい発売時期や価格帯は不明ですが、2018年末か2019年にはお披露目になると思われるGT-R50の販売が楽しみです。
日本を代表するスーパースポーツカー新型GT-R(現行モデルR35型)の画像8枚
1
2