レクサスLCのモデルチェンジ

レクサスLC500は2026年に販売終了 V8最終モデルPINNACLEと生産終了時期 後継GR GTの行方

レクサスLCの後継はどうなるのか、生産終了はいつか。噂されたLC FやLC・RC統合クーペが実現しなかった顛末と、2025年公開のGR GT(V8ハイブリッド)やLFAコンセプトの位置づけを、現時点の情報でまとめました。

レクサスLC500は2026年に販売終了 V8最終モデルPINNACLEと生産終了時期 後継GR GTの行方

レクサスのフラッグシップクーペLC 2026年に販売終了へ V8クーペの歩みとスペックを総括

レクサスのLCは、「L」を冠するクーペボディのフラッグシップモデルでした。
北米のデトロイトモーターショーでワールドプレミアを飾り、スピンドルグリルと流麗なボディラインを組み合わせたスタイルで会場を魅了しました。

LCはスーパーGTのGT500クラスやニュルブルクリンク24時間レースなどモータースポーツにも積極参戦し、一部改良でコンバーチブル(オープンカー)も加わって選択肢が広がりました。しかし2026年、レクサスはLCの販売終了を正式に発表しています。
レクサスを代表するスポーツクーペLCの改良の歩みと、その終幕までを紹介します。

レクサスLCが2026年3月に販売終了を正式発表 V8自然吸気クーペが姿を消す

レクサスは2026年3月、フラッグシップクーペ「LC」の販売終了を正式にアナウンスしました。対象はガソリンの「LC500」、ハイブリッドの「LC500h」、オープンの「LC500 Convertible」の全モデルで、2026年3月上旬には新規受注も終了。生産終了は2026年夏頃が予定されています。2017年3月の発売以来、フルモデルチェンジを一度も受けないまま約9年でその歴史に幕を下ろすことになりました。

この販売終了により、レクサスの2ドアクーペは姿を消し、同時に5.0L V型8気筒自然吸気エンジン「2UR-GSE」もカタログから消滅します。すでに同エンジンを積んだ「RC F」や「IS500」も相次いで生産を終えており、電動化を加速させるレクサスにとって、大排気量NAの終焉を象徴する出来事となりました。グローバルの累計販売台数は3万3000台以上とされ、2025年8月に設定された特別仕様車「PINNACLE」が実質的な最終モデルとなっています。

正式な後継モデルの情報は公表されていません。ただ、2025年にはトヨタがスーパースポーツ「GR GT」(V8ハイブリッド、2027年頃の発売予定)を、レクサスがEVの「LFAコンセプト」を世界初公開しており、LCが築いたラグジュアリースポーツの系譜を受け継ぐのはこれらではないか、という見方が広がっています。とはいえ、これらがLCの直接の後継と決まったわけではなく、現時点では観測の域を出ません。

レクサスLCに実質最終の特別仕様車PINNACLE(ピナクル)を2025年8月4日発売 各100台の計200台を抽選販売

レクサスLC特別仕様車ピナクルのエクステリア最高峰、頂上を意味するLC特別仕様車PINNACLE(ピナクル)

レクサスは、LC500とLC500コンバーチブルをベースにした特別仕様車「PINNACLE」を2025年7月24日に発表し、8月4日に発売しました。設定台数はLC500・LC500コンバーチブルにそれぞれ100台、合計200台で、いずれも抽選販売です。各100台のうち50台は既存オーナー向けの先行抽選、残り50台が一般向けの抽選枠とされ、申し込みは2025年7月24日から8月7日まで受け付けられました。
RCやISの大排気量ガソリンモデルが2025年に相次いで整理されていた流れもあり、この時点でPINNACLEはLC500系の実質的な最終特別仕様車と見られていましたが、実際に2026年3月、LCそのものの販売終了が発表されています。
LC500・LC500 Convertible“PINNACLE”の価格は、いずれも17,800,000円(1,780万円)です。

PINNACLEの追加とあわせて、LC全モデルにドアストライカの構造変更を施す一部改良も実施されました。
剛性感を高めることで、優れた操縦安定性と車両応答性を高次元で両立しています。なお、この改良で既存グレードは一律5万円の価格改定を受けています。

レクサスLC特別仕様車PINNACLEの装備

  • 特別仕様車専用 固定式CFRPリヤウイング
  • 特別仕様車専用一体成型フロントバンパーカナード
  • 高精度チューニングエンジン
  • 特別組付けLSD
  • 特別仕様車専用スカッフプレート
  • センターコンソール 特別仕様車専用プレート
  • 助手席インストルメントパネル 特別仕様車専用グラデーション刺繍
  • 特別仕様車専用ブラックスパッタリング塗装21インチ鍛造アルミホイール
  • 特別仕様車専用ボディカラー 朧銀(LC500 PINNACLE)
  • 特別仕様車専用インテリアカラー : ブラック&ホワイト(LC500 PINNACLE)
  • 特別仕様車専用リヤアルミ中空サスペンションメンバー(LC500 PINNACLE)
  • 特別仕様車専用チューニング(LC500 PINNACLE)
  • 特別仕様車ボディカラー ニュートリノグレー(LC500 コンバーチブル PINNACLE)
  • 特別仕様車専用インテリアカラー : サドルタン&ホワイト(LC500 コンバーチブル PINNACLE)
  • 特別仕様車専用ルーフカラー : ブラウンシルバー(LC500 コンバーチブル PINNACLE)
  • 特別仕様車専用チューニング(LC500 コンバーチブル PINNACLE)
レクサス LCの販売価格一覧(2025年一部改良後・最終)
グレード トランスミッション 値段
LC500h Lexus Hybrid 14,550,000円~
LC500h S package 15,380,000円~
LC500h L package 14,550,000円~
LC500 Direct Shift-10AT 14,100,000円~
LC500 S package 14,930,000円~
LC500 L package 14,100,000円~
LC500 Convertible 15,550,000円~
LC500 特別仕様車 PINNACLE 17,800,000円~
LC500 Convertible 特別仕様車 PINNACLE 17,800,000円~

レクサスLCが一部改良で床下ブレース追加 車両剛性強化とインパネアルカンターラ採用

2025年一部改良したレクサスLC500のエクステリアレクサスLC500が一部改良で床下ブレース追加で走行性能強化

レクサスLCは2025年1月16日に一部改良を受けました。
内容はLC500のフロントとリヤに床下ブレースを追加して車両剛性を強化し、操縦安定性とステアリング操舵の安定性を高次元で達成したことです。
インテリアでは、インストルメントパネルの助手席側にアルカンターラを採用し、造形美を際立たせてエレガントな空間としました。
一部改良後のLCの販売価格は、14,050,000円から15,500,000円でした(その後、2025年8月の改良で一律5万円の改定を受けています)。

レクサスLC500h・LC500のスペック(諸元)
LC500h LC500
全長 4,770mm 4,770mm
全幅 1,920mm 1,920mm
全高 1,345mm 1,345mm
室内長 1,870mm 1,870mm
室内幅 1,550mm 1,550mm
室内高 1,075mm-1,080mm 1,075mm-1,080mm
ホイールベース 2,870mm 2,870mm
車両重量 2,000kg-2,010kg 1,940kg-1,950kg
最低地上高 140mm 135mm
最小回転半径 5.3m-5.4m 5.3m-5.4m
総排気量 3.456L 4.968L
最高出力 220kW(299PS)/6,600rpm 351kW(477PS)/7,100rpm
最大トルク 356Nm(36.3kgm)/5,100rpm 540Nm(55.1kgm)/4,800rpm
モーター最高出力 132kW(180PS)
モーター最大トルク 300Nm(30.6kgm)
WLTCモード燃費 14.4km/L 8.4km/L

レクサスLCのボディカラーはネープルスイエローコントラストレイヤリングなど全グレード共通の9色ラインナップ

LCのボディカラーの特徴は、L package・S package・Convertibleの全グレードで共通する9色を設定していたことです。
Fスポーツ専用色になることが多いホワイトノーヴァガラスフレークも選べました。スポーツ性能の高いLCと相性のよいネープルスイエローコントラストレイヤリング、ヒートブルーコントラストレイヤリング、ラディアントレッドコントラストレイヤリングなども設定されていました。

レクサスLCのボディカラー一覧

  • ホワイトノーヴァガラスフレーク
  • ソニッククロム
  • ソニックイリジウム
  • グラファイトブラックガラスフレーク
  • ラディアントレッドコントラストレイヤリング(165,000円高)
  • ソニックカッパー(165,000円高)
  • ネープルスイエローコントラストレイヤリング(165,000円高)
  • テレーンカーキマイカメタリック
  • ヒートブルーコントラストレイヤリング(165,000円高)
  • レクサスLCのホワイトノーヴァガラスフレークホワイトノーヴァガラスフレーク
  • レクサスLCのソニッククロムソニッククロム
  • レクサスLCのソニックイリジウムソニックイリジウム
  • レクサスLCのグラファイトブラックガラスフレークグラファイトブラックガラスフレーク
  • レクサスLCのラディアントレッドコントラストレイヤリングラディアントレッドコントラストレイヤリング(165,000円高)
  • レクサスLCのソニックカッパーソニックカッパー(165,000円高)
  • レクサスLCのネープルスイエローコントラストレイヤリングネープルスイエローコントラストレイヤリング(165,000円高)
  • レクサスLCのテレーンカーキマイカメタリックテレーンカーキマイカメタリック
  • レクサスLCのヒートブルーコントラストレイヤリングヒートブルーコントラストレイヤリング(165,000円高)

「LCとRCを統合したハイブリッドクーペを2025年に発売」の噂は不成立 次世代はGR GTとLFAコンセプトへ

かつては、レクサスのフラッグシップクーペLCとスポーツクーペRCが統合され、2025年に新型クーペが登場するという噂がありました。
その新型はFR駆動のハイブリッドスポーツで、V型6気筒3.4Lツインターボ+モーター、あるいは直列4気筒2.4Lターボ+モーターを積み、ボディはLCより大きく全長4,800mm程度、システム最高出力は380ps程度になるのでは、と予想されていました。オープンのコンバーチブル設定の可能性も語られていました。

しかし、この「2025年に統合クーペが発売」という筋書きは現実にはなりませんでした。RCは2025年に生産終了が発表され、LCも2026年に販売終了へと向かいます。その一方で、2025年にはトヨタが新たなスーパースポーツ「GR GT」を、レクサスがEVの「LFAコンセプト」を公開しました。GR GTはV8ハイブリッドを搭載し、2027年頃の発売が見込まれています。フラッグシップスポーツの舞台は、LC/RCの延長ではなく、GR GTとLFAコンセプトという新たな二本柱へ移りつつあるというのが、現時点の見立てです。

レクサスLC500・LC500h・LC500コンバーチブルを一部改良と高い走行性能を搭載した特別仕様車「EDGE」を限定60台で抽選販売

レクサスは、一部改良を施したLC500、LC500h、LC500コンバーチブルを2023年6月8日に発売し、あわせて特別仕様車「EDGE」を限定60台で抽選販売しました。

この改良では走行性能をいっそう引き上げ、レクサスのフラッグシップクーペにふさわしい仕上がりとしています。

  • LC500・LC500コンバーチブル/エンジンマウント特性を変更
  • LC500・LC500h/リヤサスペンションメンバー取り付け部の補強
  • LC500コンバーチブル/トンネルブレースや床下ブレースなどの剛性向上
  • AT制御の見直し
  • ATオイルクーラーの採用

このほか、従来のナット締結からハブボルト締結へ変更してホイール締結力を高め、上質な乗り心地とハンドリングを両立。諸元の最適化や操舵応答性の向上で、LCの挙動をなめらかでリニアなものへと磨き上げました。

クーペらしい走りを求めるユーザーに向けて、走行安定システムに「EXPERTモード」を設定し、挙動が大きく乱れた際に制御が介入するようにしています。

今回の一部改良では、ボディカラーにRXから採用された「ソニックカッパー」、スポーツ専用色となる「ヒートブルーコントラストレイヤリング」を追加。インテリアカラーは新たに「ダークローズ」を採用し、LC500・LC500hには「ブルー&ホワイト」を新設定しました。
LC500コンバーチブルのソフトトップには新色のレッドを採用し、スポーティでありながら上質な印象を与えます。

2023一部改良で変更した12.3インチのタッチディスプレイオーディオドライバーが使いやすいように配置した12.3インチのタッチディスプレイオーディオ

マルチメディアは12.3インチのタッチディスプレイオーディオを採用。各種メニューのスイッチをドライバーが触れやすいよう運転席側にアイコンを表示し、停車時に操作しやすい配慮がなされています。充電用USBはType-Cを採用しました。

安全性能では、Lexus Safety System+の機能がさらに充実しています。

プリクラッシュセーフティ

  • 対応領域を拡大し、夜間の歩行者だけでなく、右折先の対向直進車まで検知が可能に
  • 緊急時操舵支援・低速時加速抑制機能の追加

レーントレーシングアシスト

  • AI技術を車線認識に活用することで支援範囲の拡大・操舵支援

レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)

  • カーブ速度抑制機能追加

ロードサインアシスト

  • 主要な道路標識をカメラで読み取りマルチインフォメーションディスプレイに表示

また、パノラミックビューモニターを採用しました。全方位のカメラ映像をセンターディスプレイに合成表示し、路面映像と車両下部を重ねる床下透過表示機能でタイヤ位置や車両下の路面状況を把握できます。ワンタッチウインカーなども加わり、LCの使い勝手はさらに高められています。

レクサスLC特別仕様車「EDGE」限定60台抽選販売で注目が集まる

レクサスLC限定モデルEDGEのエクステリア限定60台EDGEにマットホワイトのボディカラーHAKUGINを設定

LCシリーズの一部改良と同時に、LC500をベースとした特別限定車「EDGE」を60台限定で抽選販売しました。「より鋭く、より優雅に」をコンセプトに開発された「EDGE」は、走行性能もデザインも話題性の高いモデルです。生産開始は2023年9月でした。

走行性能

  • 新規開発のリヤアルミ中空サスペンションメンバー
  • フロント床下ブレース追加でボディ剛性を向上
  • 固定式リヤウィング+一体成型バンパーカナードの採用で空力性能を改善
  • サスペンションの適合で旋回安定性と操縦安定性を実現
  • 高精度チューニングエンジン

「EDGE」のデザインでは、ボディカラーに「HAKUGIN(白銀)」を採用。静寂の銀世界で光と影が織りなす情景を思わせる、マットホワイトの質感です。エクステリア加飾は統一された漆黒調で、「HAKUGIN」とのコントラストが美しく映えます。

「EDGE」専用の鍛造アルミホイールは強度に優れ、レクサスロゴ入りのブラックキャリパーがさりげないワンポイントです。固定式リヤウィングやバンパーロアガーニッシュはスポーティでありながらラグジュアリーで、ルーフモールのカラーも一体となり、「EDGE」ならではの特別感を放ちます。

インテリアカラーは「KACHIIRO(勝色)」を採用。勝利の色とされるブルーのワントーンで細部までこだわり、運転に没入できる落ち着いた車内空間としています。

最上位「LC F」は2021年内発表の可能性が噂されたが市販化されず

かつてLCには、600psオーバーのスポーツモデル「LC F」が設定され、2021年内に発表されるのではないか、という噂がありました。4.0LのV型8気筒ツインターボを積み、予想最高出力は600ps超、2010年発売の「天使の咆哮」を持つスーパーカーLFAの再来とも言われ、世界中から注目を集めていました。

当時は海外での目撃例も伝えられ、LC Fの発表と同時に2017年に公開されたオープンのコンバーチブルも設定されるのでは、と語られていました。発表時期は早ければ2019年10月の東京モーターショーか、2020年の北米ロサンゼルスオートショーになるだろう、との読みもありました。
しかし、これらの予想はいずれも実現しませんでした。LC Fが市販化されることはなく、噂だけを残して立ち消えとなっています。結果的に、レクサスの頂点スポーツという役割は、後年公開されるEVの「LFAコンセプト」やトヨタ「GR GT」へと引き継がれていく流れになりました。

レクサスLCが一部改良し操舵性を高め乗り心地を向上(2018年8月)

2018年8月30日、LCが一部改良を受けました。内容は、ステアリングサポートの一部をアルミダイキャスト化して高剛性とし、ブッシュ特性のチューニングで操舵性を向上、ショックアブソーバーに伸圧独立オリフィスを採用して乗り心地を高めたことです。

あわせてマルチステージハイブリッドシステムをチューニングしてより滑らかな加速とし、クラウドと車載機を使ったルート検索によるナビゲーションも標準設定。ドクターヘリなどの早期出動判断を行うD-Call Netにも対応し、万一の事故でも速やかに対応できるようになりました。

ハイパフォーマンスモデル「LC F」の海外目撃も 発売は実現しなかった

ドイツのニュルブルクリンクなどで開発が噂され、路上を走るLC Fが海外でとらえられた、という話も当時は伝わっていました。フロント下部の左右に大きなエアインテークを備えるとされ、現行LCより大柄でハイパワーなパワートレインになるのでは、と見られていました。

候補として挙がっていたのは、5.0LのV型8気筒自然吸気、あるいは最大出力608ps・最大トルク636Nmの4.0L V型8気筒ツインターボで、これにハイブリッドを組み合わせる可能性も語られていました。ライバルはポルシェ911ターボやアストンマーティンDB11 AMRなどとされ、公道からサーキットまで楽しめるオールマイティなスポーツになると期待されていました。RCとRC Fの価格差から、LC Fの価格帯は1,750万円以上、発表は早ければ2019年10月の東京モーターショー、という予想もありました。

しかし、これらはあくまで噂・予想にとどまり、LC Fは発売に至りませんでした。一方で、当時同じく語られていたオープンモデル「LCコンバーチブル」については、3.5Lマルチステージハイブリッドを積むソフトトップ仕様として2020年に実際に登場しており、こちらは現実のものとなっています。

レクサス新型LCのエクステリアは立体感のあるワイドなボディが特徴

新型LCのデザインモチーフLF-LCデザインモチーフとなったコンセプトカーLF-LC

2017年3月16日に販売開始されたLCは、コンセプトカー「LF-LC」とほぼ同じデザインで登場し、自動車市場に大きな衝撃を与えました。コンセプトカーと同じデザインのまま市販化される例は稀で、そのデザイン性は高く評価されています

車高は極限まで低く設計され、全幅1,920mmの抑揚あるワイドな立体ボディは艶やかでエレガントな印象を与え、クーペらしい機敏な走りを予感させます。

新型LCのフロントビュー

LCの象徴ともいえるフロントマスクは三眼のフルLEDヘッドライトを備え、そこから流れるようなラインでスピンドルグリル下部まで縦型ウインカーが伸びます。L字型のアローヘッドライトはデイライト機能付きで、精悍な表情を演出します。

新型LCのスピンドルグリル

スピンドルグリルは下から上へ密度が濃くなるグラデーションを採り、形状と大きさを少しずつ変化させた芸術的な造形です。

グリル下部の密度を広くとることでデザイン性を高めつつ、エンジン冷却のための空気を多く取り込めるという利点の多い構造です。

新型LCのリヤビュー

新型LCのテールランプ

フルLEDのリアコンビネーションランプはレクサスの「L」を象ったデザインで、合わせ鏡の原理を用いた奥行きのある光を放ちます。光が重なって見え、幻想的な雰囲気も感じられます。

レクサス新型LCのインテリア

ドライバーを包み込むプレミアム空間がLCの特徴です。
一体感あるコクピット、ペダルやスイッチのレイアウト、シートのホールド感を徹底的に作り込み、心地よい運転を実現しています。

新型LCのガラスパノラマルーフ

新型LCの内装

2ドアクーペの弱点になりがちな室内の閉塞感は、ガラスパノラマルーフの採用で解消。シートにはセミアニリン本革を、本革スポーツシートにはアルカンターラを採用した格別な空間です。

純正ナビ満足度で高い評価を得たレクサスナビゲーションは、10.3インチのワイドディスプレイを採用しています。

  • 新型LCのメーター
  • 新型LCの10.3インチワイドナビ
  • 新型LCのドアハンドル
  • 新型LCのシフトノブ

ドアトリムやステアリングホイール、もっとも触れる機会の多いシフトノブにも本革を使い、すべてにおいて「ラグジュアリー」を感じられるのがLCの室内空間です。

新型LCのために新開発された内装色に注目

LCには全4色の内装色が用意され、ブラックとダークローズのほかに、LC専用の特別な内装色「オーカー」と「ブリージーブルー」が新規開発されました。どちらも柔らかく手触りのよいセミアニリン本革を用いた最高級素材です。

オーカーは落ち着いたブラウンで、フラッグシップクーペの最先端テクノロジーを感じさせる知的なイメージを与えます。

ブリージーブルーはオーカーの対極ともいえるアグレッシブなスタイルで、ダークブルーと柔らかなベージュ、ドアトリムの鮮やかなオレンジが先鋭的な印象を生みます。

  • 新型LCのオーカーのコクピットオーカーのコクピット
  • 新型LCのオーカーのシートオーカーのシート
  • 新型LCのブリージーブルーのコクピットブリージーブルーのコクピット
  • 新型LCのブリージーブルーのシートブリージーブルーのシート

ブリージーブルーは108,000円のオプション設定ですが、LCでしか味わえない上品な色合いで人気の高いインテリアカラーでした。

レクサス新型LCの特徴や特別装備

新型LCのポップアップハンドル

LCはレクサスのフラッグシップクーペとして最先端の技術を凝縮しています。
海外ではアストンマーティンや日産GT-Rなどで採用される、レクサスエンブレム付きのポップアップハンドルを採用しています。

新型LCのワンタッチウォークインシート

後席へスムーズに移動できるワンタッチウォークインシートは全自動のメモリー付きで、後席への乗り降りが多い方にも便利です。

新型LCのヘッドアップディスプレイ

ドライブに必要な情報をフロントガラスに映すカラーヘッドアップディスプレイは、視線移動を最小限に抑える位置へ投影し、車速やレーン、ナビなどを瞬時に表示します。フルカラーのワイド画面で視認性が高いのも特徴です。

新型LCのアクティブリヤウイング

スポーツクーペらしい装備がアクティブリヤウイングです。
ダウンフォースを発生させて車体を安定させる装備で、時速約80km/hで作動し、時速約40km/hで格納されます。作動は自動ですが、手動でも操作できます。

新型LCのマークレビンソンサウンドシステム

新開発の13スピーカーによる7.1chサラウンドを備えた「マークレビンソン」のサウンドシステムがオプション設定されています。

レクサスは世界の自動車メーカーで唯一マークレビンソンのオーディオを採用しており、特別感を味わえるオプションです。

レクサスの次世代FRプラットフォームGA-Lを採用

新型LCの次世代プラットフォームGA-L

LCはレクサスのFRラインナップの基盤となるGA-Lプラットフォームを先駆けて採用し、世界トップレベルのボディ高剛性化と、カーボンやアルミによる軽量化を実現してワイド&ローのスタイリングを成立させました。

コーナリング時のねじれを均一化した軽快なハンドリングは、従来のスポーツモデルとは一線を画す操作性です。LCはこのGA-Lによって、クルマを操る楽しさを深く感じさせてくれます。実際、このGA-Lはその後もLSをはじめとするレクサスのFRモデルの基盤として展開されました。

10速ATと新開発されたハイブリッドシステムが魅力

新型LCに搭載されるエンジン

LCのガソリンモデルには、RC FやGS Fと同じV8 5.0Lエンジンを搭載。新開発のDirect Shift-10ATは10速のオートマチックで、マニュアルに近い操作感を実現し、エンジン回転を抑えて低燃費と静粛性を高めています。

ハイブリッドモデルには、GS450hやRX450hと同系のV6 3.5Lエンジンを搭載し、新開発のマルチステージハイブリッドシステムを初採用しました。
従来は低速域中心だったモーター走行を高速域まで拡大し、低燃費と力強いトルクを両立しています。

モータースポーツでも活躍したレクサスLCのモデルチェンジ遍歴

レクサスLC

レクサスLCは、トヨタの高級ブランド・レクサスが販売したフラッグシップの2ドアクーペです。「LC500」とハイブリッドの「LC500h」を軸に、優れた運動性能とスポーティなスタイル、ラグジュアリーな内装と高い静粛性を誇りました。2026年に販売終了となり、初代限りでその歴史を閉じます。

レクサスLC URZ100 / GWZ100型(2017年~2026年)

2017年3月、ハイブリッドの「LC500h」を発売し、翌4月に「LC500」を追加しました。

2018年4月、レクサス日本累計販売50万台達成を記念した特別仕様車「Structural Blue」を発売。モルフォ蝶に着想を得た専用ボディカラーと、専用インテリアカラー2種を用意しました。8月には一部改良で安全性能と剛性を高め、ヘルプネットの緊急時対応力も向上。10月には12月末までの期間限定受注で特別仕様車「Luster Yellow」を発売し、ボディカラーは「ネープルスイエローコントラストレイヤリング」、インテリアは専用色「ラスターイエロー」としました。

2019年10月、100台限定の特別仕様車「PATINA Elegance」を発売。ボディカラーは専用の「テレーンカーキマイカメタリック」に加え「ソニックチタニウム」「グラファイトブラックガラスフレーク」の3色を設定しました。

2020年6月、オープンの「LC500 Convertible」を追加し、特別仕様車「LC500 Convertible “Structural Blue”」も設定。10月には特別仕様車「AVIATION」を発表し、発売は翌2021年1月でした。

2021年6月、契約プロゴルファーの松山英樹選手のメジャー初制覇を記念した特別限定車「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」を10台限定で発売。同年9月に一部改良を実施しました。

2023年6月、一部改良とともに、ボディ剛性を高めた60台限定の特別仕様車「EDGE」を発売しました。

2025年1月、床下ブレース追加などの一部改良を実施。同年8月には一部改良とあわせて実質最終の特別仕様車「PINNACLE」をLC500・LC500コンバーチブルに各100台(計200台)設定しました。
そして2026年3月、レクサスはLC500/LC500h/LC500コンバーチブルの販売終了を正式に発表。生産終了は2026年夏頃が予定され、約9年の歴史に幕を下ろします。

レクサスLCのモデルチェンジ遍歴
レクサスLCのモデル 販売年表
URZ100 / GWZ100型 2017年~2026年