RX-7のモデルチェンジ

RX-7の発売は2026年か SKYACTIV-Rの搭載や美しい外観

RX-7は、2023年以降に発売されると予想されています。次世代ロータリーエンジンのSKYACTIV-Rを搭載し、魂動デザインを採用した美しいエクステリア、スポーツカーらしいシンプルなインテリアなど、新型RX-7の情報をまとめました。

RX-7の発売は2026年か SKYACTIV-Rの搭載や美しい外観

RX-7は2026年に登場? 進化したロータリーエンジンを搭載か

1978年にロータリーエンジンを搭載したスポーティモデルのFB型が発売され、2002年までの間に2回のフルモデルチェンジを経てFD型を最後に販売が終了した「RX-7」ですが、2026年に復活するという噂があります。

コンセプトモデルは「RX-vision」と呼ばれるモデルで、FRスポーツモデルの搭載エンジンが次世代ロータリーエンジンである「SKYACTIV-R」と、発表されています。そこで、新型となるRX-7のエクステリアやインテリア、搭載エンジンや発売日などを紹介します。

RX-7の後継になる新型スポーツはトヨタとマツダの協業で開発するという噂

RX-7の復活は2017年頃から話題になっていますが、レンジエクステンダーを搭載する新型スポーツモデルを、トヨタとマツダで共同開発するという噂。
このモデルがRX-7の後継車種なのか、新型RX-9なのかは不明ですが、新たなスポーツモデルの発売に向けて前進しているというのは確かなようです。

BEVスポーツの開発について、日産GT-Rの次期モデルは2028年発売を目指し、ホンダNSXも開発を進めることを表明。
マツダも新型スポーツモデルを2026年発売に向けて開発するようです。

マツダが新型「MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT(RXヴィジョンGT3コンセプト)」の提供を開始

RXヴィジョンGT3コンセプトRXヴィジョンGT3コンセプトのティーザースケッチ

2019年11月25日に行われたFIA認定グランツーリスモチャンピオンシップ2019世界大会において、マツダが「MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT(RXヴィジョンGT3コンセプト)」の公式ティーザーイメージを公開。2020年3月には出場マニュファクチャラーとして正式に発表されました。そしてRXヴィジョンGT3コンセプトは2020年5月22日、オンラインアップデート後に登場しました。

MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPTのエクステリアグランツーリスモSPORTに追加された「MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT」

RXヴィジョンGT3コンセプトのベースは東京モーターショー2015で公開された「RXヴィジョンコンセプト」。新世代のSKYACTIV-Rエンジンを搭載した本モデルは、最高出力570PSに到達します。

ボディサイズは全長4,590mm、全幅2,075mm、全高1,120mm、ホイールベース2,700mm。車両重量は1,250kg、前後重量配分は48:52です。大口径のアルミホイールを装着し、非常に低いルーフやサイドスカートなど過激なエクステリアデザインとなっています。

ニュルでRX-8が走行テスト!新型ロータリーエンジンの開発がいよいよ本格化?

2019年7月にドイツ・ニュルブルクリンクでマツダRX-8と思われる車両がテスト走行をする姿が目撃されました。

復活が噂されているRX-7ですが、気になるのは新型ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」の開発がどこまで進んでいるのかという点。ご存じの通り、RX-8はRX-7発売終了後2003~2012年まで生産された最後のロータリーエンジン搭載車です。

ニュルで目撃されたRX-8は「新ロータリーエンジンのテスト中だったのではないか」とも噂されており、ますますロータリースポーツ復活への期待が高まります!

新型RX-7のエクステリアはコンセプトカーの「RXヴィジョン」を踏襲か

新型RX-7のフロントビュー

新型RX-7のエクステリアは、魂動デザインとスポーティなイメージが融合したスタイルで、車高や全高が低いスタイルから、ひと目でスポーツカーだと分かるデザインです。

新型RX-7のサイドビュー

サイドビューも美しい曲面を描いたシンプルなデザインです。サイドミラーが見当たらないので、RX-visionではカメラを使ったサイドミラーだと予想しますが、市販モデルでは実用性を考えてドアミラーが装着されると考えます。

新型RX-7のリヤビュー

リアビューではデュアルマフラーに、2連式のテールランプが確認できます。左右外側のランプがテールランプとウィンカー、内側のランプがストップランプとバックランプになると予想します。

RX-visionのボディサイズ
全長 4,389mm
全幅 1,925mm
全高 1,160mm
ホイールベース 2,700mm

ボディサイズは、FDのRX-7と比べると全幅が大きく拡大していますが、市販車モデルはコンセプトモデルのサイズ感より若干のサイズ調整が行われ、全幅が1,800mmほどになると考えます。

新型RX-7は黒貴重の統一感とスポーティ感あふれるインテリア

新型RX-7の内装

新型RX-7のインテリアは、黒を基調としたカラーリングでメーターリングやハンドル、シフトノブにシルバーが使われているスポーティなインテリアです。

新型RX-7のコクピット

メーターは3眼メーターを採用し、1番大きい中央のメーターがエンジン回転数を示すタコメーター、右側のメーターがスピードメーター、左側のメーターがガソリン残量計や水温計になっています。FDのRX-7では、ターボのブースト計も装備されていましたが、新型のRX-7にもターボエンジンが搭載されるのか期待が高まります。

新型RX-7のシフトノブ

シフトノブはスポーツモデルらしくショートストロークのノブが採用されていて、コンソールにはカーボン調に加飾されています。次期RX-7のハンドブレーキは短くスポーティな質感で革のハンドルとシルバーのボタンが装備されています。

新型RX-7に搭載されるエンジンはロータリーベースのSKYACTIV-R

新型RX-7のエンジン

2016年に、アメリカの特許局に新しいロータリーエンジンが申請されたことが話題を呼びました。新型RX-7に搭載されるエンジンは、次世代ロータリーエンジンの「SKYACTIV-R」で、「16X」と呼ばれるロータリーエンジンをベースに開発したエンジンだと言われています。

いままでの車両に搭載してきたロータリーエンジンとは向きを逆にして、下側が吸気・上側が排気となりターボ機構が上側に移動しています。排気量は1,600ccで、レシプロエンジンでは3,200ccの排気量に相当します。自動車税の面では、ロータリー係数の1.5倍をかけて「1,600cc×1.5倍=2,400cc」で、年間45,000円になります。

最高出力や最大トルクの詳しい数値は、まだ発表されていませんが、新型RX-7が発表になると予想されていた東京モーターショー2017では公表されませんでした

新型RX-7の発売日は2026年 公開はモーターショーが有力

暗闇に浮かび上がる新型RX-7

新型RX-7の発売日は、2026年以降のモーターショーで公開の後、同年に発売される可能性があります。また、2017年はマツダの量産ロータリーエンジンが初搭載された車「コスモスポーツ」の発売から50周年の節目ですので、マツダも2017年内の発表・発売を目指しているとみられましたが、2026年以降になると考えます。

販売終了から15年経ったいまでも中古車市場で人気のあるモデルですので、新車販売の予約もかなりの数になると予想され、すぐに乗りたいのなら始まってすぐに予約を入れるか、FRスポーツモデルですので雪解けが進む春先まで待つという選択肢もあります。

新型RX-7の価格は500万から600万円になると予想

新型RX-7のテールランプ

新型RX-7の価格帯は、500万から600万円になると予想します。ライバル車である日産の新型フェアレディZ、トヨタの新型スープラ、ホンダの新型S2000などの価格帯と同等かひと回り上になると考えます。

搭載される装備は、マツダの安全運転技術である「i-ACTIVSENSE」が搭載され、進みたい方向にヘッドライトを向ける「AFS」、ハイ・ロービームを自動で切り替える「HBC」、前走車との車間距離を保ちつつクルーズコントロールが行える「MRCC」、後方の死角車両の存在を伝える「RVM」、車線逸脱警報の「LDWS」、衝突の危険性がある時に警報してくれる「FOW」などの、アクティブセーフティ技術が搭載されると予想します。

ロータリーエンジンを表す「R」がつけられたRX-7のモデルチェンジ遍歴

RX-7はマツダが販売していたスポーツカーで、ロータリーエンジンを搭載していました。サバンナクーペの後継車種で、「サバンナRX-7」の名前でデビューしています。

RX-7 初代 SA22C(FB3S)/1978年~1985年

1978年3月、「サバンナRX-7」として販売を開始しました。
1980年にマイナーチェンジを実施し、外観のデザインを変更。
1982年、エンジンの変更によって燃費性能が向上しました。
1983年のマイナーチェンジでホイールのPCDを特殊なサイズから一般的なサイズに変更しました。

RX-7 2代目 FC3S・FC3C型/1985年~1992年

1985年10月にフルモデルチェンジでプラットフォームを一新し、2代目RX-7が誕生しました。廉価グレードの「GT」、ベーシックグレードの「GT-R」、アルミ製ボンネットを装備した「GT-X」、豪華装備の「GT-Limited」、最上級グレードの「GT-Limited・スペシャルエディション」のラインナップが用意されました。
1987年8月、ロータリーエンジン生誕20周年を記念して、電動ソフトトップを装備する「カブリオレ仕様」が登場しました。
1989年4月、マイナ0チェンジを実施、
1990年6月、「アンフィニ」シリーズの2人乗りスペシャリティーモデルを発売。
1991年3月、1,000台限定で、ル・マン24時間レース総合優勝を記念した特別仕様車「ウィニングリミテッド」を発売しました。11月には生産を終了しました。

RX-7 3代目 FD3S型/1991年~2003年

1991年12月、フルモデルチェンジで3代目RX-7に。サバンナの名前が外れ、「アンフィニRX-7」の名前で発売しました。
1992年10月、2シーターの「タイプRZ」を限定販売。
1993年8月にはダンパーを大型化してボディ剛性も強化。インテリアの使い勝手と質感を向上しました。
1994年8月、2シーターの「タイプR Ⅱ I バサースト」を限定販売。
1995年3月、グレード体系が見直され、「タイプR-S」を追加。8月には限定販売で「タイプRバサーストX」を発売。
1996年10月、車名を「マツダ・RX-7」に変更。
1997年1月、限定で「タイプRバサーストX」を発売。
1999年1月、ボディ剛性を大幅に強化。デュアルエアバッグやABSを全車に標準装備するなど、安全装備も強化されました。マフラーも変更されています。
2001年12月、特別仕様車「タイプRバサースト」を、2002年4月には限定車「スピリットR」シリーズが設定されました。

RX-7のモデルチェンジ遍歴
RX-7のモデル 販売年表
初代 SA22C(FB3S) 1978年~1985年
2代目 FC3S・FC3C型 1985年~1992年
3代目 FD3S型 1991年~2003年

新型RX-7はロータリースポーツの夜明け

RX-7

ロータリーエンジンを搭載した車は、2012年に生産終了したRX-8を最後に新型モデルは出ていませんが、ロータリーエンジンを搭載した初の市販車であるコスモスポーツが発売した年から50周年、2026年以降に、新型RX-7が発売となるでしょう。

マツダの「魂動デザイン」を取り入れたエクステリアを纏い、次世代ロータリーエンジンの「SKYACTIV-R」を搭載し、先代より燃費性能が増しパワーもアップした新型RX-7は、400万から500万ほどの価格帯で販売されると予想します。
マツダ創立100周年を迎える2020年から2026年以降には、新型車のRX-9が発表されると噂されるマツダのロータリーから目が離せません。