トヨタの2シータースポーツGR86が2026年頃独自開発でフルモデルチェンジか
86はトヨタとスバルが共同開発した2シーターFRライトスポーツです。スバルではBRZという名前で販売され兄弟車の関係となっています。
2019年9月27日にはトヨタとスバルが新しい業務資本提携に合意し、次期型GR86とBRZも共同開発しています。
トヨタとスバルの技術が融合した夢のマシンとして登場したGR86は、2026年頃のフルモデルチェンジを経て、どのような進化を遂げるのでしょうか。新型GR86のエクステリアや注目のパワートレインなどモデルチェンジ最新情報を紹介します。
GR86が2026年に発表の可能性 3代目86はトヨタの独自開発で最高出力300psオーバーのハイスペックモデルに
3代目にあたる次期GR86の開発がスタートしているという噂。
一時は生産終了の噂もあったGR86ですが、新型はトヨタ独自で開発しており、次世代ハイブリッドシステムを搭載することにより、スバルの水平対向から1.6L直3ターボエンジン(テンロクターボ)に変更、最高出力は300psから330ps程度まで向上するとのこと。
ボディサイズは全長4,400mm、全幅1,800mmと拡大、全高1,300mmと少し低くなることで、スポーツカーらしいスタイリングを強調。従来の2ドアモデルのほか4ドアモデルも新たに開発しているという情報も。
販売価格も2,799,000円スタートの2代目GR86を大きく超える4,000,000円台からのスタートになるとの予想もあります。
またトヨタでは2027年から2026年に全個体電池の実用化も目指していることから、ライトウェイトスポーツモデル初のフルEV(電気自動車)として登場する可能性もあるでしょう。
GR86 GRMNが2025年に発表か 足回り強化でハンドリング性能向上
GR86に最強のスポーツモデルGR86 GRMNを2025年頃にラインナップするという噂。
GRMNはGRシリーズでは最上位に位置するブランドで、エクステリアなどにGR専用パーツを採用するGRスポーツ、足回りまで強化するGRと比較すると、GRMNはパワートレインにまで手を加えるスポーツチューンモデルになります。
GR86 GRMNも足回り強化でハンドリング性能を向上しますが、噂ではパワートレインはそのままになる可能性があるようです。
専用チューンで最高出力や最大トルクが向上することが考えられるため、ホットハッチのGRカローラより高額の価格帯になるかもしれません。
GR86特別仕様車RZ Ridge Green Limitedなどを追加する一部改良を2024年7月12日実施
GR86 RZ Ridge Green Limitedは限定200台GRガレージにて販売
GR86へタイヤ空気圧警報システム・デイタイムランニングライトを追加、MTモデルへエンジントルク制御を変更、ATモデルへエンジン回転数の許容領域を拡大を実施、トランスミッション共通でアブソーバー減衰特性やEPS特性を改良する走行性能のアップデートを実施。
今回の一部改良にあわせ、GR86RZグレードへ特別仕様車Ridge Green Limited(リッジ グリーン リミテッド)を追加設定。
GR86特別仕様車RZ Ridge Green Limitedの装備
- ボディカラー リッジグリーン
- ブロンズ塗装ホイール
- ブラック・タン シート
- キャストブラック塗装 インストルメントパネルモール
- キャストブラック塗装 センターコンソール加飾
- 専用刺繍 ドアトリム
- タン ステッチ
- brembo製ベンチレーテッドディスクブレーキ
- SACHSアブソーバー
Ridge Green Limitedはボディカラーに特別色のリッジグリーンを採用、brembo製ベンチレーテッドディスクブレーキやSACHSアブソーバーで走行性能を高めたモデルで、フロントシートにはブラックタン、フロントコンソールにキャストブラック加飾を加えたシックな雰囲気のある特別モデルです。
GR86 RZ Ridge Green Limitedの販売価格は3,897,000円で、GRガレージにて限定200台のみ販売されます。
GR86の一部改良を2023年9月22日発表 AE86生誕40周年を記念する特別仕様車Anniversary Limitedも追加
AE86生誕40周年を記念するGR86アニバーサリー リミテッドを限定200台設定
GR86が2023年9月22日一部改良を発表、2023年11月1日から発売開始。
内容は同時改良したBRZと同じく、マニュアルミッション初の安全装備アイサイトを標準搭載すること、ハンズフリースイッチをステアリングに装備して走行中のハンズフリー通話に対応したこと、ブラインドスポットモニターをRZに標準化しSZはオプションで用意。
コーナリング時の走行安定性と安全性能もVSC制御最適化により向上しています。一部改良後のGR86の販売価格は3,476,000円から2,916,000円。
またRZグレードをベースにしたAE86の生誕40周年を記念する特別仕様車40th Anniversary Limited(40th アニバーサリー リミテッド)を限定200台設定。白と黒のボディカラーに専用デカールでドレスアップしたモデルで、北米でもトレノエディションとして発売されました。
GR86 RZ 40th アニバーサリー リミテッドの装備
- ボディカラー スパークレッド
- ボディカラー クリスタルホワイトパールクリスタルホワイトパール
- ダークグレーメタリック塗装 18インチアルミホイール
- クリスタルブラックシリカ アウトサイドドアハンドル
- 40周年記念サイドデカール
- ブラックパーフォレーション・ブラックアクセントシート
- キャストブラック塗装 インストルメントパネルモール
- キャストブラック塗装 センターコンソール加飾
- 40周年記念刺繍追加 ドアトリム
- レッド ドアセンターオーナメントなど
GR86 RZ 40th アニバーサリー リミテッドの販売価格はMT(マニュアルミッション)が3,822,000円、オートマチック(AT)が3,920,000円、2023年10月25日から商談開始して、2024年2月頃から発売開始予定です。
GR86が2023年に生産終了の噂 現行モデルの受注もストップ
GR86の2022年受注ストップには様々な理由があり、モデルチェンジに向けバックオーダーを裁くために一時的にストップしているようです。
GR86については、2021年に発売した欧州モデルの販売期限が2年間と言われていることもあり、日本市場においても2023年6月にGR86の生産を終える、という噂がありましたが、時期モデルを開発している可能性が高くなっています。
生産終了するという噂の背景には環境問題や安全装備に対応するための準備ができていないという理由があるようで、今後のGR86の動向に注目が集まっています。
新型GR86が2か月限定で初の特別仕様車10thアニバーサリーリミテッドを設定
新型GR86
GR86が発売から10周年を記念する特別仕様車RZ 10th アニバーサリーリミテッドを設定。
RZ 10th アニバーサリーリミテッドの販売期間は当初2022年7月24日から2022年9月30日までの約2か月間でしたが、予想を上回る受注があり2022年8月21日に販売受付を終了。2023年初頭に納車予定となっています。
GR86が初めて設定する特別仕様車は、鮮やかな専用カラーのフレイムオレンジで、より一層スポーティなモデルに。
インテリアカラーもブラック基調にオレンジアクセントで統一感を表現。バックガラスには10周年記念ステッカー、ショルダーパットには10周年の刺繍も施しました。
GR86特別仕様車RZ 10th Anniversary Limitedの装備
- 専用ボディカラー フレイムオレンジ
- GR86 10周年記念ステッカー
- 運転席・助手席ドアトリム 10周年記念刺繍
- 専用インテリアカラー ブラック×オレンジアクセント キャストブラック加飾
特別仕様車RZ 10th アニバーサリーリミテッドの販売価格は6速MTモデルが3,469,000円で、6速ATモデルが3,632,000円です。
専用カラーのフレイムオレンジが映える、プレミアムなモデルになるでしょう。
新型GR86が2021年10月28日に発売開始 グレードは3種類で2,799,000円から3,512,000円
従来の2.0Lエンジンから2.4Lターボに変更し運動性能が向上した新型GR86
トヨタとスバルが共同開発した、新型GR86の予約が2021年8月末から開始。一足早い2021年8月30日に発売するBRZに遅れ、GR86は2021年10月28日に発売開始しました。
全長 | 4,265mm |
---|---|
全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,310mm |
ホイールベース | 2,575mm |
室内長 | 1,625mm |
室内幅 | 1,480mm |
室内高 | 1,060mm |
車両重量 | 1,290kg |
最低地上高 | 130mm |
最小回転半径 | 5.4m |
総排気量 | 2.387L |
最高出力 | 173kW(235ps)/7,000rpm |
最大トルク | 250Nm(25.5kgm)/3,700rpm |
乗車人数 | 4人 |
兄弟車のBRZは2つのグレードですが、GR86はベースグレードのRC、上位グレードのSZ、最上位グレードのRZを用意。SZとRZにはオートマチックミッション(AT)も設定しています。RCグレードは新型BRZよりも価格を抑えていますが、RZではGR86のほうが販売価格が高額になっています。
グレード | ミッション | 販売価格 |
---|---|---|
RC | MT | 2,799,000円~ |
SZ | MT | 3,036,000円~ |
AT | 3,199,000円~ | |
RZ | MT | 3,349,000円~ |
AT | 3,512,000円~ |
レクサス版GR86のレクサスUCを開発しているという噂
GR86をベースにしたレクサスUCらしき車両のスパイショットがSNSなどで話題になっています。海外ではレクサスUCのレンダリングイメージを制作する方も増えているなど、話題になっています。
レクサスはコンパクトクロスオーバーにヤリスクロスをベースにしたUXを用意しているという噂もあり、エントリークラスの2ドアライトスポーツのUCも86ベースで開発している可能性もあると考えます。
パワートレインにPHEV(プライグインハイブリッド)を設定するという情報もあるので期待しましょう。
GR86が北米トヨタの公式webサイトで発表 2021年後半に発売予定
新型GR86はアメリカ市場で2021年後半に発売予定
新型GR86を2021年後半にアメリカ市場で市販することを、公式webサイトで発表。
グレードはベースグレードのGR86と、リヤスポイラーなどスポーティなアイテムを装備する、上級グレードのGR86 Premium(プレミアム)の2種類を用意しています。
ボディカラーは7色設定しています。
新型GR86のパワートレインはNA(自然吸気)の水平対向4気筒2.4Lエンジンを搭載。共同開発しているスバルの新型BRZとエンジン、スペックは同じで、最大出力228hp(231ps)、最大トルク184lb.-ft(25.4kgm)のハイパフォーマンスを実現しています。
トランスミッションはAT(オートマチックトランスミッション)とMT(マニュアルトランスミッション)を選択可能。ボディカラーは7色設定しているため、自分らしいカラーと仕様を選ぶことができるでしょう。
GR86の米国市場での発売は2021年後半(秋頃)に予定すると、トヨタが公式発表しています。日本市場では2021年10月頃に発売するというのが有力な噂になっているため、 アメリカ市場では日本市場に先駆けて発売ということになりそうです。
新型GR86を世界初公開 GRシリーズのグローバルモデル第3弾として発表
グローバルモデルのGRシリーズとして発表された新型GR86は2021年10月頃発売予定
GR86が2021年4月5日にワールドプレミアされました。
先代86と同様、スバルと共同開発された新型GR86は、GRスープラ、GRヤリスに次ぐトヨタのGRシリーズのグローバルモデル第3弾として発売します。
「GR 86らしい走りの味」を追求するため、水平対向エンジンは2.4Lに排気量をアップして0-100加速を従来の7.4秒から6.3秒に短縮することに成功しています。
ドライバーの反応速度も上げることで、車との一体感も楽しめるモデルになりました。
ATモデルには待望の安全予防装備、スバルのアイサイトを搭載することも発表されているので、走行性能だけでなく安全面も進化しました。
GR86と同時に日本では発表したBRZとはヘッドライトやフロントバンパーなどが差別化されていて、選ぶのも楽しみなモデルになっています。
日本発売は2021年10月頃を予定されていています。
全長 | 4,265mm |
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全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,310mm |
ホイールベース | 2,575mm |
最低地上高 | 130mm |
車両重量 | 1,270kg |
総排気量 | 2.387L |
駆動方式 | FR(フロントエンジン、リヤ駆動) |
トランスミッション | 6AT、6MT |
最高出力 | 173kW(235ps)/7,000rpm |
最大トクル | 250Nm(25.5kgm)/3,700rpm |
タイヤサイズ | 215/40 R18 |
新型GR86が2021年1月に行われる東京オートサロンで世界初公開
トヨタの86の販売が終了して、次期モデルが発売すると噂される2021年5月頃までの充電期間に入りました。
兄弟車のスバルBRZも2020年7月20日で販売を終了、両車の次期モデルもトヨタとスバルの共同開発という噂があるので、新型発表も同時に行われると予想します。
86の次期型はGR86に改名するという噂もあり、世界初公開の場は2021年1月に行われる東京オートサロンという噂がありました。GR86は、最高出力259psを達成する高性能のグレードも用意されている可能性が高いため、世界中のファンが注目しています。
トヨタ86に特別仕様車「GT“BLACK LIMITED”」が登場!
86の特別仕様車「GT“BLACK LIMITED”」のエクステリア
トヨタは2020年3月12日、86の特別仕様車「GT“BLACK LIMITED”」を発表しました。3月12日より約一ヶ月にわたりWebで商談申し込みを受け付け、抽選の上5月21日から販売店で発売する予定です。限定86台の発売で、マニュアル車とオートマチック車がそれぞれ43台ずつ用意されます。
AE86型スプリンタートレノ特別仕様車GT APEX“ブラックリミテッド”のエクステリア
ブロンズカラーの17インチアルミホイールやブレンボ製ディスクブレーキを装着
今回登場した86 GT“BLACK LIMITED”は、かつて「ハチロク」の呼称で多くのユーザーを虜にしたAE86型スプリンタートレノの最後の特別仕様車として販売されたGT APEX“ブラックリミテッド”を彷彿とさせる一台。ボディカラーにクリスタルブラックシリカ、アルミホイールにブロンズアルミホイールを組み合わせ、SACHSアブソーバーやブレンボ製のディスクブレーキを装備。フロアアンダーカバーやリヤスポイラーもボディ同色のブラック塗装となっていて、スポーティーなスタイリングに仕上がっています。
86の特別仕様車「GT“BLACK LIMITED”」のインテリア
インテリアについても、エクステリアに合わせブラックでクールに統一。スエード調グランリュクス素材を採用するインパネにはブロンズ刺繍の「BLACK LIMITED」専用ロゴがあしらわれています。
アルカンターラと本革を組み合わせたコンビシートを設定し、フロントシートにはシートヒーターを装備します。
モデル名 | 86 特別仕様車 GT“BLACK LIMITED” | |
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エンジン | FA20(2.0L) | |
トランスミッション | 6速マニュアル | 6-Speed SPDS |
価格(消費税込み) | 3,518,600円 | 3,586,000円 |
次期86はGRスープラを超える過激モデルに 2.4Lターボ搭載でハイブリッドは採用せず
トヨタのチーフエンジニアがトヨタ・86について、新型GRスープラを超える期待の一台となると言及しており、フルモデルチェンジに伴い専用のプロジェクトチームが開発を進めていくことがわかりました。
新型86は「GRスープラより運転しやすいながらもGRスープラを超えるモデル」を目指すとのこと。現時点で詳しいスペック情報は不明ですが、最近発表された限定モデルの「TRDハンドリングパッケージ」や「箱根エディション」を超えることは想像に難くないでしょう。
搭載するエンジンは当初ハイブリッドを採用するのではないかという噂もありましたが、スバルの海外専売車アセントやアウトバックで採用する2.4L水平対向ターボエンジンになるという情報もあります。
86に「TRDハンドリングパッケージ」が登場!2019年内に発売か
Toyota 86 TRD Hanling Packageが世界初公開!
2018年に発表されたトヨタ86のTRD スペシャルエディションをベース車両とした「TRDハンドリングパッケージ(Toyota 86 TRD Hanling Package)」が世界初公開されました。発売時期は2019年内となる見込みです。
TRDハンドリングパッケージのパワートレインは2.0L水平対向4気筒エンジンに最高出力205ps、最大トルク212Nmの6速MTまたは最高出力200ps、最大トルク205Nmを発生する6速ATが用意されています。
TRDハンドリングパッケージは最新のインフォテインメントシステムを搭載
本モデルではミシュラン製パイロットスポーツ4タイヤと18インチアルミホイールのセットにサックスダンパーと、ハンドリング性能を強化するための装備が充実。さらにフロントに12.83インチのローター、リアに12.44インチのストッパーを有したブレーキシステムで走行性能を向上させています。車内装備も充実していて、インフォテインメントシステムのアップデートや「Clari-Fi」テクノロジーの導入が図られています。
6速MT「86」に86 TRDハンドリングパッケージを装備した場合、価格は約316万円から。上位グレードの6速MT「86 GT」にはプラス13.7万円程度で設定でき、約326万円からの販売となります。
次期トヨタ86は「GR HV Sportコンセプト」をベースに最大出力240psのダウンサイジングターボを搭載か
次期トヨタ86が従来のFA20型の2Lから、新開発の1.8L水平対向4気筒ダウンサイジングターボに変更、最大出力は220psから240psまで向上するという噂があります。プラットフォームもスバルが開発したSGPからトヨタが開発したRAV4やカムリに採用するTNGAプラットフォームに変更、より剛性のある安定した加速が楽しめるモデルになる可能性があります。
ベースモデルは東京モーターショー2017で世界初公開した「GR HV Sportコンセプト」になるという噂もあるため注目しましょう。発表は早くて2021年で、兄弟車のスバルBRZも同時にお披露目しました。
トヨタ86特別仕様車「GT“British Green Limited”」が2019年2月12日~5月31日期間限定で受注販売!北米では「箱根エディション」で販売
トヨタ86トヨタ86特別仕様車「GT“British Green Limited”」が期間限定で受注販売
トヨタ86の特別仕様車「GT“British Green Limited”」が、ベースにGTを採用したブリティッシュグリーンの特別設定色で登場し、2月12~5月31日まで限定で受注を受け付けています。この特別仕様車は北米ではボディカラーに「ハコネ・グリーン」を採用した箱根エディションという名前で販売することも決定しています。
さらに、一部改良でこれまでのダークグレーメタリックのボディカラーをマグネタイトグレーメタリックの新色に変更して、4月9日に販売されます。
モデル | GT“British Green Limited” |
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エンジン | 2.0L 水平対向4気筒DOHC |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | 6速MT/6速AT |
価格 | MT:3,251,880円/AT:3,318,840円 |
トヨタ86トヨタ86特別仕様車「GT“British Green Limited”」のスポーティさを演出したインテリア
インテリアは運転席と助手席にシートヒーターを採用した本革とアルカンターラのシートで、スエードのような質感のグランリュクスをメーターバイザーやインストルメントパネルオーナメントに使用し、ラグジュアリーで特別感を演出しています。もちろんスポーティ感も随所で強調されています。
特別仕様車「GT“British Green Limited”」の発売は7月下旬ころとのことです。
トヨタ86がBRZとともに開発中止との噂?実は中止されていなかった!次期モデルの開発は継続中!
2021年春以降にモデルチェンジすると考えていたトヨタ86が、現行モデルを引き続き販売するという情報がありました。これは次期86の開発が行われていないためで、共同開発しているスバルと全く協議していないという噂でしたが、トヨタとスバルでは開発中止の事実がないとのことで、噂は間違いということが分かりました。
コンパクトスポーツカーファンにとっては喜ばしいことなのではないでしょうか。次期モデルの発売日は今のところまだ発表されていませんが、現在も共同開発が進められていることから、2~3年後には生まれ変わったトヨタ86が発売されると期待されます。
米国トヨタから86の2019年モデルが登場!注目は1418台限定のTRDスペシャルエディション
86の2019年モデルが米国トヨタから発表されました。今回の発表と同時に設定された1,418台限定の「TRDスペシャルエディション」が注目されています。
躍動感のあるTRDスペシャルエディションは1,418台の限定販売
TRDスペシャルエディション専用の18インチアルミホイール装備
TRD製ボディキットにより厚みと迫力が増した
TRDスペシャルエディション専用のエグゾースト(排気装置)も装備
ボディサイドにはTRDのイニシャルが入り特別感を味わえる
TRDスペシャルエディションは「完璧なパフォーマンスの86」の基に誕生した通り、シビックタイプRやWRX STIのようなスポーツ色の強い車種に搭載されているブレンボ製ブレーキや、欧州で高い評価を得ているザックス製ダンパーを標準装備して、TRDスペシャルエディション専用18インチアルミホイールには高性能なミシュラン製のタイヤを装着しています。
座面から背面にかけてブラックカラーでサイドがレッドカラーのスポーツシート
シートはブラック&レッドのスポーツシートを採用、ステアリングホイールを含むインパネにはレッドカラーのステッチでスポーツ色を強調しています。
86の2019年モデルに設定されたTRDスペシャルエディションは8月から1,418台限定で販売され、価格は32420ドル(日本円で約3,605,500円)になっています。日本で販売される予定は今のところありません。
新型86のエクステリアは次期スープラ寄りに
FT-1コンセプト
次期86のイメージ画像
2021年10月頃に予定されているフルモデルチェンジにより次期86はスープラ寄りのデザインになると予想されています。
スープラとは1986年から2002年まで販売されていたトヨタの本格派スポーツモデルで、後期モデルでは最大出力280PSを叩き出したハイパワーマシンです。
世界中で大ヒットしたハリウッド映画ワイルドスピードにも登場するなど知名度と人気は日本車の中でもトップレベルで、在庫車は今でも高値で取引される伝説のスポーツモデルです。
2018年頃に復活する噂があるスープラは北米国際オートショー2014で公開されたコンセプトカー「FT-1コンセプト」をベースに開発されている噂があります。
2021年10月頃にフルモデルチェンジ予定となっている86の予想画像もスープラに予定されている「FT-1コンセプト」に似たエクステリアとなっています。
次期86の噂があるGR HV スポーツコンセプト
東京モーターショー2017で発表されたGR HV スポーツコンセプト
東京モーターショー2017で発表された、トヨタの次世代スポーツを示唆する「GR HVスポーツコンセプト」は86がベースとなっています。
次世代スポーツとして登場したGR HV スポーツコンセプトはパワートレインには世界耐久選手権で活躍する最新のスポーツハイブリッドシステム「THS-R(トヨタ ハイブリッドシステム レーシング)」が採用され、エコと走りを両立しています。
GR HV スポーツコンセプトと86はボディサイズやコンセプトが似ているため次期86になるのでは、という噂があります。しかしトヨタからの公式発表がなく、なにより86は他のコンセプトカーのベースになることが多い車種です。
噂が本当になるのか、今後のGR HV スポーツコンセプトの動向に期待しましょう。
新型86のプラットフォームは「SGP」を採用
新型86はトヨタの次世代プラットフォームTNGAではなく、スバルの「SGP(スバルグローバル プラットフォーム)」を採用する見込みとなっています。
SGPは2016年に発表されたスバルの次世代プラットフォームで「スバル史上最高レベルの総合性能進化」と謳われ、現行車種では2016年にフルモデルチェンジしたインプレッサと2017年にフルモデルチェンジしたXVに採用されています。
86はトヨタとスバルの友好的な関係のもと開発されています。
開発費用は両社で折半され、役割分担などもトヨタとスバルが連絡を取り合い進められています。今回のフルモデルチェンジで採用されるプラットフォームはスバルのSGPですが、これも次期86の進化に必要な選択だったと言えます。
パワートレインにはハイブリッドをラインナップ
新型86のパワートレインは現行86に採用されている2.0L 水平対向4気筒直噴DOHC自然吸気(ターボ無し)のエンジンが引き続き採用されますが、その他にも複数のエンジンがラインナップされる可能性があります。
ラインナップされる可能性のあるエンジンは、スバルが新開発した2019年に投入予定の次世代エンジン1.6L水平対向ダウンサイジング直噴ターボです。エネルギーの膨張率を上げ従来よりも熱効率が良くなる希薄燃焼(リーンバーン)を備えたエンジンはスバル初の技術で最大出力は220PSとなっています。
そしてフルモデルチェンジで注目されるパワートレインがトヨタのハイブリッドエンジンです。
GR HVスポーツコンセプトに搭載されたTHS-Rを市販レベルに落とし込み、エンジンとモーターの組み合わせで現行86の200PSを越える最高出力を目指します。
パワートレインについて現行型よりも400cc大きい2.4Lのエンジンを搭載する噂も流れています。このエンジンの詳細はまだ確認できていませんが、2018年夏に発売される新型カローラハッチバックや2019年春に発売される新型RAV4に搭載予定の、新開発の2.5Lハイブリッドエンジンと関係しているかもしれません。
モデルチェンジする新型86にオープンモデルを追加
ジュネーブモーターショー2013に登場した2013年に登場した「FT-86オープンコンセプト」が2021年春以降にフルモデルチェンジする新型86になる可能性もあります。
日本で市販されているオープンスポーツはマツダのロードスター、ダイハツのコペン、ホンダのS660の3台しかありません。
需要が少なく採算が合わないなどの理由により販売に力を入れ難い分野ですが、既存車種にオープンモデルを追加する形を取ることで開発費を極力抑えることができます。
オープンモデルはライバルが少なく「FT-86オープンコンセプト」は国内オープンモデル唯一の4人乗り仕様です。
魅力的な86オープンモデルはトヨタの強力な販売力も相まって、利益を見込める台数を販売できる可能性が高いため、次期86にもオープンモデルが追加されることが考えられます。
現行86 GTグレードのスペック
2012年に販売された86はトヨタにとってMR-S以来5年振りのライトスポーツ復活となりました。
車名の由来はトヨタの伝説的名車、4代目カローラレビンの車両型式番号AE86から取られた名称「ハチロク」からきています。
ハチロクこと4代目カローラレビンは人気漫画の影響もあり世界中で愛されていて、86もまたハチロクの進化を体現した車として世界的に人気となっています。
2021年10月頃にモデルチェンジ予定の現行86 GTグレードのスペックを紹介します。
全長 | 4,240mm |
---|---|
全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,320mm |
室内長 | 1,615mm |
室内幅 | 1,490mm |
室内高 | 1,060mm |
ホイールベース | 2,750mm |
最低地上高 | 130mm |
最小回転半径 | 5.4m |
車両重量 | 1,260kg |
総排気量 | 1.998L |
エンジン種類 | 水平対向4気筒 直噴DOHC |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク) |
最大出力 | 147kW(200PS)/7,000rpm |
最大トルク | 205Nm(20.9kgm)/6,400~6,600rpm |
乗車定員 | 4名 |
JC08モード燃費 | 12.4km/L |
ボディカラー | 全7色 |
価格 | 3,048,840円~ |
トヨタの2シータースポーツ86(型式:ZN6)の画像13枚
86
86
86
86
86
86 GT(6AT)
86 GT(6AT)
86 GT(6AT)
86 GT(6AT)
86 GT(6AT)
86 GT(6AT)
86 GT(6AT)
86 GT(6AT)
AE86から生まれ変わったGR86のモデルチェンジ遍歴
86はトヨタとスバルが共同開発したスポーツカーで、GR86は2代目になります。かつて大人気だったAE86はトヨタが開発・生産していましたが、ZN6型からはスバルのBRZと姉妹車になります。
86 初代 ZN6型/2012年~2021年
2012年4月、スバルと共同開発で初代86の販売を開始。「86」の名前が復活しました。グレード体系は標準グレードの「G」、競技ベース車の「RC」、上級グレードの「GT」、最上級グレードの「GT ”Limited”」が用意されました。10月にはワンメイクレース参戦用のコンプリートカー「86 Racing」を発表。
2014年4月、一部改良で操舵安定性と乗り心地を向上。
2015年2月、一部改良で電動パワーステアリングの変更とボディ剛性を強化し、「RC」を廃止しました。同時にカスタムカー「style Cb」を発表。7月には特別仕様車「GT ”Yellow Limited”」を9月までの期間限定で発売。「86 GT "Yellow Limited エアロパッケージFT"」も発表されています。12月、100台限定のコンプリートカー「GRMN」を発表。
2016年2月、カスタマイズカー「GT"エアロパッケージ"」「GT"エアロパッケージFT"」を発売。7月にはマイナーチェンジを実施し、11月には2017年に発売される特別仕様車「GT "Solar Orange Limited"」「GT "Limited・High Performance Package"」の先行予約が開始されました。
2017年9月、一部改良で走行性能を強化し、新たに「GT "Limited・Black Package"」を新設定。
2018年7月、「GR SPORT」を発売。
2019年2月、特別仕様車「GT "British Green Limited"」を発表し、発売は7月下旬とアナウンスしました。
2020年3月、特別仕様車「GT ”BLACK LIMITED”」を発表。6月にはGAZOOモデルの86、「GR」「GR SPORT」の販売を終了します。翌2021年10月には初代86の販売を終了しました。
GR86 2代目 ZN8型/2021年~
2021年10月、名前を「GR86」に改め、2代目になりました。グレード体系は「RC」「SZ」「RZ」の3グレードになります。同日、トムスから「TOM’S GR86」が発売されました。
2022年5月、一部改良でランプスイッチ類の操作方法を変更。6月、初代86発売から10周年を記念する特別仕様車「RZ"10th Anniversary Edition"」が台数の限定なく発表となりました。
2023年9月、一部改良で安全性能の強化と、AE86の生誕40周年を記念した特別仕様車「RZ "40th Anniversary Limited"」を発表しました。
GR86のモデル | 販売年表 |
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初代 86 ZN6型 | 2012年~2021年 |
2代目 GR86 ZN8型 | 2021年~ |
モデルチェンジしたGR86は運動性能と低燃費を実現して登場
2026年頃にフルモデルチェンジする噂がある次期GR86はトヨタ主導の次世代プラットフォームと新たなHVシステムを搭載する可能性も。
今まで以上のスペックで登場することは間違いなく、トヨタのライトスポーツの新たな歴史を作ることになるでしょう。
日本の自動車メーカーがタッグを組んだ夢のマシンの進化に期待しましょう。