マツダ・ロードスターRFの内装を知りたい!シートデザイン・コックピット・装備はどうなってる?
マツダ・ロードスターのリトラクタブルハードトップモデルであるロードスターRFは、2016年3月に初登場し、同年12月から日本国内で販売を開始したスポーツカーです。2016年に行われたオートカラーアウォード2016では外装カラーと内装カラーのハイセンスな組み合わせが評価され、マツダ車としては2001年以来、15年ぶりにグランプリを獲得するほどの高いデザイン性が注目を集め、話題となりました。
ロードスターRFの気になる内装を、コクピットデザインにシートバリエーション、ラゲッジルーム、その他の先進装備について触れながら解説していきます。
ロードスターRFのシートバリエーションは全5種類が用意
ロードスターRFのシートタイプは全部で5パターンがラインナップしています。ロードスターRFのSグレードはファブリック素材、VSグレードは本革仕様、RSグレードはドイツのRECARO(レカロ)社製のシートと、それぞれ異なるデザインを楽しむことができます。
触り心地のよいファブリックシートはSグレードに搭載
レッドステッチがかっこいいブラックファブリックシート装備のロードスターRFの内装
Sグレードに対応したファブリックシートは座り心地がよく、乗員の身体を優しく包み込みます。シートからシフトレバーブーツ、ドアトリム、ステアリングホイールにまで細かくあしらわれた赤のステッチが目を引きます。
スポーツカーらしさを前面に出した本革・スポーツタンはドライブの楽しさを高めてくれる
スポーツタンカラー本革シート装備のロードスターRFの内装
本革・スポーツタンはスポーツカーに相応しいかっこいいシートデザインです。明るいキャメルカラーが乗り込む前からドライバーを活動的な気持ちにしてくれます。
赤のステッチがアクセントにプラスされている本革・ブラックは高級感たっぷり
レッドステッチとブラック本革シート装備のロードスターRFの内装
ブラックの本革をベースにレッドカラーのステッチを施した本革・ブラックは、スポーティで高級感が漂います。派手過ぎずシンプル過ぎない、素材の良さも引き立った多くの人に親しまれるデザインです。
オートカラーアウォード2016でグランプリを獲得したナッパレザー・オーバーンは本物を知る大人を満足させてくれる
最高級の皮素材ナッパレザー(オーバーン)を使ったロードスターRFの内装
大人の魅力が感じられるナッパレザー・オーバーン(赤褐色)は、赤身がかった深みのあるダークブラウンがシックなインテリアカラーです。オートカラーアウォード2016で外装色の「マシーングレープレミアムメタリック」との組み合わせでグランプリを獲得しています。
RECARO社製シートはレーシングモデルに相応しい贅沢なデザイン
スーパーカーにも使われるアルカンターラとナッパレザーを組み合わせたロードスターRFの内装
アルカンターラとナッパレザーを用いて、よりスポーツテイストを強くしたRECARO社製のシートは、レッドのパイピング加工がポイントとなっています。本革素材ですが滑らず座りやすいのも魅力のひとつです。特にロードスターRFの特別塗装色である「ソウルレッドクリスタルメタリック」のボディカラーとの相性は抜群です。
ロードスターRF車内の音響システムの開発にはBose社が協力
マツダの主な代表車に搭載されているBoseのサウンドシステムでは、ノイズを補填・補正し、通常走行時からオープン走行時までリアルな音質を体感できます。ロードスターRFの場合、上級モデルであるVS・RSの2グレードには標準装備されており、ベースモデルのSグレードにもメーカーセットオプションで装備可能です。
コンパクトボディの中におさまる独立型のトランクルームは127Lの荷室容量を確保
コンパクトサイズながら旅行などにも十分対応できるロードスターRFのトランクルーム
ロードスターRFのボディに注目してみると、全長は3,915mmと4mを切る非常にコンパクトなサイズ感です。スポーツカーという特性上、ロードスターRFは他のミニバンやワゴン車と比べるとあまりに多くの荷物を積載するのには適していませんが、トランクの荷室容量は127Lと、キャリーバッグを2個収納できるほどのスペースを確保しています。
さらに、工具・小物入れとして使える3Lのマルチボックスも装備されています。トランクルームは独立しているため、荷物を積んだ状態でもオープン走行が楽しめるようになっています。
ロードスターRFの雰囲気を壊さないよう配慮されたさり気無い収納スペースにこだわりを感じる
気の利いた収納スペースがRFのコンパクトな車内の至るところに設置されているのも、ロードスターRFの魅力ポイントです。サングラスやメガネを保管するのに便利なリッド付きのセンターコンソールボックス、シートバック後方のリアストレージボックスなどがあります。
安全性の向上に最大限努めたロードスターRFの「人間中心設計」
ドライバー中心の設計がロードスターRF最大の特徴
マツダのロードスターRFは、特に高齢運転者に推奨されるセーフティサポートカーS(サポカーS)の「ワイド」区分に該当するクルマです。自動安全ブレーキや標識認識システム、AT誤発進抑制制御など、乗員を危険から守る様々な先進機能が全てのグレードに標準装備されています。
さらに、ドライビングポジションをより細やかに調整できるテレスコピック・チルト機能や、足への負担を軽減するオルガン式アクセルペダル、視線移動の少ないヘッズアップコクピット設計を採用。あらゆる観点において、いかにして車両本体や乗員の安全を確保できるのかが考え尽くされています。
グラフィックを駆使した視認性の高いディスプレイが安全・快適な運転をサポート
グラフィカルな表示で運転中も見やすい
ロードスターRFのコックピットに目を向けてみると、視認性の高いTFTカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイが配置されています。ドライバーが車両・走行情報を確認しやすいクリアな表示です。
クルーズコントロール機能はロードスターRF全車に標準装備
ロードスターRFのクルーズコントロールは30km/hから100km/hで設定可能
マツダ・ロードスターRFのステアリングホイールの右部には、30~100km/hの速度での走行時にアクセルを踏まずに低速走行ができるクルーズコントロール用のスイッチが設置されています。AT車の場合はシフトダウン制御機能も搭載しています。
Mazda社独自の先進システム「マツダコネクト」搭載で走りの世界がさらに広がる
マツダコネクトではナビゲーションやロードスターRFの車両情報などを表示
ロードスターRFの全グレードに標準装備されている「マツダ コネクト」は、CDやDVD、TV・ラジオ視聴などの基本機能のほか、燃費状況を確認できるアプリケーションや世界の衛星測位システムに対応した正確性の高いナビゲーション、スマートフォンと連携するBluetooth機能などを盛り込んだマツダが独自に開発した最新のコネクティビティシステムです。
ハンズフリー通話やSMSメール送信に使える音声認識機能や、定期点検やオイル交換などのメンテナンススケジュールを通知する機能も備わっており、ロードスターRFに知性をプラスしています。
ロードスターRFのインテリアのカスタムにおすすめのオプションアイテム
AT(オートマチック)とMT(マニュアル)に用意されたアルミ製スポーツペダル
鈍いシルバーの光を放つスポーツテイストの強いアルミペダルセットは、ロードスターRFのカスタムにおすすめのアイテムのひとつ。MT用とAT用の2種類が用意されています。
トランクルームトレイには仕切りがついていて、細かく小さな荷物もしっかりと整理整頓できます。防水仕様なので濡れた荷物を入れても問題ありません。
ロードスターRFのフットランプはブルーとホワイトでの2色を用意
イルミネーション機能付きのフットランプはブルーとホワイトの2色から選べます。夜のドライビングの気分を高めるほか、足元の視界も確保できます。
ロードスターRFの内装はオープン走行の楽しさが広がるスポーティなデザインが魅力!
ロードスターRFの内装は基本的に無印のロードスターと共通しており、ベーシックモデルのS・Sモデルの上級グレードVS・最上位のスポーティモデルRSと、それぞれのグレードにマッチした上質感あふれるデザインが最大の持ち味となっています。RFでの運転を心から楽しむために必要な要素として、サポカーSワイドに該当する安全装備やBose社のサウンドシステムなども加わりました。
ロードスターRFは仕事に遊び、趣味など、様々なシーンにおいてスポーツドライビングの感動を味わえるMazdaの自信作です。