軽自動車の安全性ランキングを発表!
軽自動車はボディサイズが小さく車両重量は大型車と比較すれば軽いので、軽と大型車が同じスピードで衝突してしまうとダメージが大きいのは、軽の方です。そのため、軽自動車の購入をためらう方がいるのは事実です。
そういったネガティブなイメージを克服するために、各自動車メーカーは軽自動車の安全性を強化しています。どういったように安全性を強化しているのかというと以下のような内容となります。
- 先進の安全支援システムを導入する
- ボディの剛体化・衝撃吸収力を高める
- エアバックの機能性を高める
- 車の操作性を高める
今回は、以上の項目を判断材料として軽自動車の安全性をランキング形式で発表します!
9位 ダイハツ ムーヴ/ムーヴカスタムはダイハツを代表する軽自動車で安全装備にスマートアシスト3を搭載し衝突安全機能の高い骨格を採用
ムーヴはダイハツの最新安全装備スマートアシスト3を装備している
ムーヴとムーヴカスタムには、ダイハツの最新安全装備スマートアシスト3が装備されています。スマートアシスト3とは、衝突の危険を教えてくれたり、車線のはみだしを警告する安全装備です。
トヨタのセーフティセンスやスバルのアイサイトと同様のイメージで、運転が苦手な方の安全を守り、万が一の事故を最小限に抑えるよう、サポートしてくれます。
衝突安全ボディのTAFを採用して万が一の事故も最小限に抑える
ムーヴは、アクセルとブレーキの踏み間違いなどの可能性がある高齢者の方には特に嬉しいセーフティ・サポートSワイドの基準をクリアしているため、乗用車から乗り換えを検討している方にも人気の車種です。
また、ボディには「TAF」と呼ばれる総合的に安全機能が進化した骨格を採用して、衝突安全性を高めているのもポイントです。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,630mm |
ホイールベース | 2,455mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | 27.4km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 830kg |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHCターボ横置 |
総排気量 | 658cc |
駆動方式 | 2WD |
メーカー希望小売価格 | 1,375,000円 |
8位 ダイハツ ミラトコットは軽自動車最後発で最新の安全装備を持つ女性も乗りやすい軽自動車
ダイハツの最新安全装備スマートアシスト3を搭載して誤発進などを抑える
ダイハツのミラトコットは2018年6月25日に発売された軽自動車では最後発の車です。そのため安全装備も最新のスマートアシスト3を搭載されていて、さらにオプションでは360°見渡せるパノラマモニターもオプション装備している安全な軽自動車です。 特にパノラマモニターは狭い路地の駐車や縦列駐車を苦手にする方にも嬉しい装備で事故を未然に防ぐ強い味方です。
ミラトコットは安全なだけでなく可愛いデザインの軽自動車
ミラトコットは安全装備が充実している他、2トーンカラーを4色設定して内装にもシートカバーをオプション設定するなどお洒落で可愛い軽自動車になっているため女性からの人気が高いのも特徴です。安全で可愛い車を求めている方におすすめの軽自動車がダイハツ ミラトコットです。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,530mm |
ホイールベース | 2,455mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | 29.8km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 720kg |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 |
総排気量 | 658cc |
駆動方式 | 2WD |
メーカー希望小売価格 | 1,320,000円 |
7位 ダイハツ ウェイクは総合安全技術を進化させた骨格構造を持つ安全性の高い軽自動車
ダイハツのウェイクはキャンプなどのレジャー目的にも対応できるように開発が進められた軽トールワゴンです。キャッチコピーである「ドデカク使おう。」は衝撃的でした。軽なのにゴルフバックなどのロングサイズのアイテムを、リアシートを畳まずに収納できる事でも評判です。
ウェイクではTAF(Total Advanced Function):総合的に衝突安全機能を進化させたボディを実現するとため、「前面衝突実験」・「オフセット衝突実験」・「後面衝突実験」を幾度も繰り返しました。その結果、衝突時のダメージをより軽減できるベターな骨格構造を実現する事ができました。
車のフロント部分には万が一の対人事故を想定してフェンダーやフードなどの各部に衝撃緩和装置や力を吸収できるスペースを設けています。それらの技術によって、歩行者の被害を最小限にとどめる事が可能となりました。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475 mm |
全高 | 1,835 mm |
ホイールベース | 2,455 mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | 25.4km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 990kg |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 |
総排気量 | 658cc |
駆動方式 | 2WD |
メーカー希望小売価格 | 1,441,000円 |
6位 スズキ ハスラーはデュアルカメラで人と車を認識する安全技術を搭載した軽自動車
ハスラーはアウトドアやスポーツを趣味としているアクティブ女子に大人気のクロスオーバーSUVです。従来のSUVのイメージにはなかった、カラフルなカラーと街乗りでも映えるデザインが評判を呼びました。
2つのカメラで人と車を識別して衝突の危険性があればブレーキが自動的にかかる「デュアルカメラブレーキサポート」は、車載カメラをワイパー作動域に設置しているため雨天・降雪の影響を受ける事はありません。
ハスラーのボディは、歩行者の安全も意識して開発されました。衝突時に車の中で守られている人と守られていない歩行者では、歩行者の方が被害は大きいです。ハスラーでは歩行者に加わる衝撃を吸収する車の構造をしています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,680mm |
ホイールベース | 2,460mm |
最小回転半径 | 4.6m |
燃費 | 30.4km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 850kg |
エンジン | – |
総排気量 | 657cc |
駆動方式 | 4WD |
メーカー希望小売価格 | 1,518,000円 |
5位 スズキ スペーシアは衝突被害軽減ブレーキを採用して被害を最小限に抑える
スズキのスペーシアは、パレットの後継車として2013年に発売されました。パレットで好評だった両側スライドドアや副変速機構付CVTは引き継いで、室内空間のサイズの変更や車体の軽量化、低燃費性をスペーシアでは実現しました。
スペーシアは軽自動車として初めて、人も車も認識して反応できる衝突被害軽減ブレーキである「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載しました。デュアルカメラは2つのカメラを設置することで、対象物を立体的に鮮明に捉えて識別する事が可能としています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,785mm |
ホイールベース | 2,460mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | 28.2km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 870kg |
エンジン | 水冷4サイクル直列3気筒 |
総排気量 | 658cc |
駆動方式 | 2WD |
メーカー希望小売価格 | 1,496,000円~ |
4位 ホンダ N-WGNは軽自動車で初めてのファイブスター賞を受賞
ホンダのNシリーズの中でも2013年に発売された「N-WGN」は、男性からの支持率が高い車です。2014年には日本カーオブ・ザ・イヤーのスモールモビリティ部門賞を受賞するなど、数々の賞レースで高い評価を受けました。
N-WGNは国交省と独立行政法人である自動車事故対策機構が連携して行った車の新・安全性能総合評価において、軽自動車として初めて最高評価であるファイブスター賞を受賞しました。衝突時に加わる力をホンダ独自の衝突安全技術である「G-CON」を採用することで分散・吸収している事などが最高評価の理由です。
N-WGNでは電動パワーステアリングに高度な制御システムを導入し、車の運転のしやすさを追求しています。運転がしやすいことは、安全性に直結します。
エアバックは前席と後席の全ての席に、大小様々なサイズと形状のタイプのものが6つ備え付けられています。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,675mm |
ホイールベース | 2,520mm |
最小回転半径 | 4.7m |
燃費 | 29.0km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 890kg |
エンジン | 水冷直列3気筒横置 |
総排気量 | 658cc |
駆動方式 | 4WD |
メーカー希望小売価格 | 1,298,000円 |
3位 ホンダ N-BOXは安全性能の評価試験で最高ランクのASV+を獲得した軽自動車
N-BOXはF1に携わった経験のあるメンバーが開発スタッフに加わった事でも話題を集めました。2011年に初代モデルが販売されてからは、ホンダの四輪車の中では最も早く累計販売台数100万台を達成した車です。
N-BOXは国交省と独立行政法人・自動車事故対策機構が共同で行った平成27年度の自動車の予防安全性能の評価試験において、最高ランクの「ASV+」を獲得しました。
渋滞中などちょっとした気の緩みで前にいる車とぶつかりそうになった場合に、衝突を回避するために自動的にブレーキが作動するシティブレーキアクティブシステム、ハザードランプで注意のサインを送って後ろの車との衝突事故を減らせる事ができるエマージェンシーストップシグナルなどの予防安全システムが高い評価を受けた要因です。
N-BOXはすべての席にエアバックを配備、車の事故が起こった際には怪我をするケースが多い首への負担を軽減してくれる頸部衝突緩和フロントシートを運転手席と助手席に採用しています。またシートベルトは衝撃を感知すると、ホールド力を高めて体に加わる可能性のあるダメージを軽減してくれる機能を有しています。
汎用型のISOFIXチャイルドシートなら簡単により強く装置させる事ができる固定金具を標準装備しています。大人よりも高い安全性が必要な小さいお子さんをしっかりとガードする事ができる嬉しい機能です。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,780mm |
ホイールベース | 2,520mm |
最小回転半径 | 4.5m |
燃費 | 27.0km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 950kg |
エンジン | 水冷直列3気筒横置 |
総排気量 | 658cc |
駆動方式 | FF |
メーカー希望小売価格 | 1,411,300円 |
2位 日産デイズ ルークスはインテリジェント軽と呼ばれ事故を未然に防ぐ技術が高い軽自動車
デイズルークスは日産と三菱との合弁会社であるNMKVが開発を行ったワゴンタイプの軽自動車です。デイズルークスは、デイズシリーズの第二弾モデルとして登場しました。
デイズと比較すると、ルークスはエクステリアにおいてはツートンカラーを採用しカラフル感が出ています。また、力強い走りを実現する高性能エンジンである3B20インタークーラーターボエンジンを搭載する車種もラインナップさせています。
ルークスには、先進の安全装備であるアラウンドビューモニターやエマージェンシーブレーキ、ハイビームアシスト機能が搭載されています。インテリジェント軽とも呼ばれているデイズには、事故を未然に防ぐために高度な情報処理を行ってくれるコンピューターが内蔵されています。
デイズは「クルマが人を守る」というセーフティシールドの考え方を採用しています。そのため、運転している時や衝突してしまった時など各状況に応じてバリア機能が働くように車を開発しています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,775mm |
ホイールベース | 2,430mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | 22.0km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,070kg |
エンジン | DOHC水冷直列3気筒 |
総排気量 | 659cc |
駆動方式 | 2WD |
メーカー希望小売価格 | 販売終了 |
2位 日産ルークスは長距離運転も安心な安全機能が満載でさらに運転しやすい1台に
日産デイズルークスがフルモデルチェンジをして「日産ルークス」として登場。これまでの安全性能をさらに進化させ、高速道路などでの長距離運転でも安心して運転できる技術を搭載しました。ボディカラーは全17色も用意され、自分好みのカラーを見つけることができるでしょう。
ロングドライブをプロパイロットがサポート。高速道路は車線の中央を走行し、アクセルやブレーキ、ハンドル操作をプロパイロットがアシストし、渋滞時には車間距離を維持するために安全機能がサポートしてくれます。
インテリジェントアラウンドビューモニターは駐車が楽になるだけではなく、表示とブザーで人や自転車など、動いているものを感知して、表示とブザーで注意喚起をしてくれます。
アダプティブLEDヘッドライトシステムは、ハイビームにしていても前の車や対向車がまぶしくないよう、照射範囲を自動で切り替えるだけではなく、人や自転車はしっかりと照らしてくれます。
そのほかにも、ハイビームとロービーがオート切り替えされるハイビームアシスト、オートライトシステム、ふらつきを感知するインテリジェントDA、ブレーキを踏んで足を離してもブレーキ機能が維持されるオートブレーキホールド、前の車が動いたのを知らせてくれる機能や標識検知機能など、まだまだたくさんの安全機能が搭載されています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,780mm |
室内長 | 2,200mm |
室内幅 | 1,335mm |
室内高 | 1,400mm |
総排気量 | 659L |
ホイールベース | 2,495mm |
最低地上高 | 155mm |
駆動方式 | 2WD |
最小回転半径 | 4.5m |
乗車定員 | 4名 |
ホディカラー | 全17色 |
燃費 | 27.2km/L |
価格 | 1,734,700円 |
1位 ダイハツ タントは安全装備の評価が高いスマートアシスト3を装備した軽自動車
タントは初代モデルが2003年に発売された軽トールワゴンで、発売当初は軽自動車の中では最も長いホイールベースが特徴でした。2007年に2代目が登場し、2013年にフルモデルチェンジが行われ3代目モデルが登場しました。モデルチェンジが行われる度に、安全性が強化されています。
タントと言えば、乗り降りが便利で子ども達が大好きなミラクルオープンドアが人気です。そのドアシステムを実現するために、ドアに通常の鋼板の3倍以上の強度を誇る素材で作ったピラーを内蔵しています。その効果で車体側面の剛性が増しています。
タントは「SOFI(ソフィ):乗っている人にやさしく、より安全なインテリアを届けたい!」というコンセプトを実現するために、車内には多数のエアバックを完備しています。
タントにはダイハツの先進安全装備であるスマートアシスト3がパッケージングされています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,755mm |
ホイールベース | 2,460mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | 27.2km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 880kg |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 |
総排気量 | 658cc |
駆動方式 | 2WD |
メーカー希望小売価格 | 1,331,000円 |
ランキング上位の車に乗っていても安全運転には気をつけましょう
軽自動車の中で安全性が高い車に乗っているからと油断してしまうのは禁物です。
各自動車メーカーがこぞって導入している先進の安全支援技術は確かに優れていますが、現在の技術力ではすべての事故を防ぐことができません。
いざという時には自動的にブレーキをかけてくれるので大丈夫だという甘えは事故につながってしまいます。運転中の安全性をさらに高めるには「わき見みをしない」「スマホをいじらない」「考え事をしない」などの危険につながる行為をしない事が大切です。
車名 | グレード | 新車価格 | 中古車価格帯 |
---|---|---|---|
ダイハツ ムーヴ | Xターボ SA3 | 1,375,000円~ | 999,000円前後~ |
ダイハツ ミラトコット | G SA3 | 1,320,000円~ | 899,000円前後~ |
ダイハツ ウェイク | D SA3 | 1,441,000円~ | 1,198,000円前後~ |
スズキ ハスラー | HYBRID X | 1,518,000円~ | 1,373,000円前後~ |
スズキ スペーシア | HYBRID X | 1,496,000円~ | 898,000円前後~ |
ホンダ N-WGN | G ホンダセンシング | 1,298,000円~ | 1,099,000円前後~ |
ホンダ N-BOX | G ホンダセンシング | 1,411,300円~ | 625,000円前後~ |
日産 デイズルークス | ハイウェイスター X | 販売終了 | 418,000円前後~ |
日産 ルークス | ハイウェイスター X | 1,734,700円~ | – |
ダイハツ タント | L | 1,331,000円~ | 997,000円前後~ |