軽自動車の安全性を比較

安全性が高い軽自動車21選 安全装備の有無やボディ剛性から丈夫な車種を紹介

「軽自動車は危ない」は過去の話。JNCAPファイブスター賞受賞のN-BOX・ルークスをはじめ、スペーシア・タント・ジムニーなど21車種の安全装備・ボディ構造・実用場面での安心感を詳しく解説します。

安全性が高い軽自動車21選 安全装備の有無やボディ剛性から丈夫な車種を紹介

安全性が高い軽自動車21選

軽自動車はボディサイズが小さく車両重量が軽い分、大型車との衝突では物理的に不利になります。「軽自動車は危ない」という声が根強く残るのも事実で、購入をためらう方がいるのは理解できます。

ただし、警視庁の統計(2020年)によると、普通車の交通事故死亡率が約0.27%に対して軽自動車は約0.38%と、その差は縮まってきています。近年の軽自動車は、高強度鋼板の採用・衝突エネルギー吸収ボディの進化・先進安全装備の標準化により、従来のイメージを大きく覆しつつあります。

国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が実施する自動車アセスメント(JNCAP)では、普通車と軽自動車を同じ基準で評価しており、最高評価のファイブスター賞を獲得する軽自動車も増えています。各自動車メーカーが取り組む安全強化の方向性は、主に以下の4点です。

  • 先進の安全支援システムの導入(自動ブレーキ・車線維持・ACC等)
  • ボディの高剛性化と衝突エネルギー吸収構造の最適化
  • エアバッグの多点化・機能向上
  • 操作性の向上による予防的な事故回避

本記事では、安全装備・ボディ構造・JNCAPなどの第三者評価・実用場面での使い勝手を踏まえて注目すべき軽自動車21車種を紹介します。購入前の参考にしてください。

「コペン」は心地良いオープンドライブを安全に楽しませてくれるダイハツの軽自動車

コペンのエクステリアコペンはRobe / XPLAY / Cero / GR SPORTなど4タイプのデザインパターンを展開している

「COPEN(コペン)」は、軽自動車規格のオープンスポーツカー。2代目(LA400K型)は、クラシカルな丸みを持つCero、多面体ブロックで迫力を出したXPLAY、スポーツ走行に振ったGR SPORTなど4つのデザインバリエーションを用意しています。

スポーツカーならではの安全対策として、急ハンドル時にブレーキ制御とエンジン出力制限で横滑りを防ぐVSCと、発進・加速時のタイヤ空転を抑えるTRCを搭載しています。オープン走行時は車体剛性が試される局面ですが、ルーフを閉じた状態と開けた状態で挙動の差を気にするオーナーの声は多く、コーナリング時にVSCが介入するシーンもあります。2シーター・後席なしという構造上、乗員保護の観点ではファミリー向け軽自動車と単純比較はできませんが、スポーツドライブにおける予防安全という点では一定の水準を確保しています。

なお、2代目コペンは2021年に生産終了しています(コペンGRスポーツは一部継続)。中古車での購入を検討する場合はこの点を確認してください。

COPEN RObe
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,280mm
ホイールベース 2,230mm
最小回転半径 4.6m
燃費 19.2km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 2名
車両重量 870kg
エンジン KF型 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置
総排気量 658cc
駆動方式 FF(前2輪駆動)
車種 ダイハツ コペン(2代目 LA400K型)※2021年生産終了
特徴 軽自動車規格のオープンスポーツカー。4タイプのデザインバリエーションを展開。
安全装備 VSC(横滑り防止)、TRC(トラクションコントロール)によりスポーツ走行時の挙動を安定化。
向き不向き 2名乗車専用のため、ファミリー用途には不向き。スポーツドライブを安全に楽しみたい人向け。

「ラパン」は全方位モニターやSUZUKI Safety Supportを搭載した安全性の高い軽自動車

ラパンのエクステリアラパンに全方位モニターを追加設定すれば縦列駐車や車庫入れなどを安全に行える

スズキ「ラパン」の3代目(HE33S型)は、2022年にビッグマイナーチェンジを実施。インパネ部にType-A・Type-C対応のUSB電源ソケットを設置し、ヘッドランプをLED化するなどの改良が加えられました。

安全装備の面では、オプションで追加できる全方位モニター用カメラに左右確認サポート機能と3Dビュー表示機能を搭載。見通しの悪い細道や住宅街での出入りで重宝する装備で、縦列駐車が苦手なドライバーからの評価が高い機能です。標準装備のSUZUKI Safety Supportには、誤発進抑制機能・車線逸脱警報機能・衝突被害軽減ブレーキなどが含まれており、運転に不慣れなドライバーを幅広くカバーしています。

購入前に見落とされがちなのは、全方位モニターがオプション設定であり、グレードによっては選択できない場合があるという点です。安全装備を重視するなら、グレード選びの段階で装着可否を確認することをおすすめします。

L
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,525mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.4m
燃費 26.2km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 680kg
エンジン R06A型 水冷4サイクル直列3気筒DOHC12バルブ吸排気VVT
総排気量 658cc
駆動方式 2WD
車種 スズキ アルトラパン(3代目 HE33S型)
安全装備 SUZUKI Safety Support(誤発進抑制・車線逸脱警報・衝突被害軽減ブレーキ等)標準装備。全方位モニターはオプション。
向き不向き 街中での細道走行や駐車が多いドライバー向き。全方位モニター装着グレードを選ぶと安心感がさらに増す。

「アルト」は夜間歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキと全方位モニターを搭載した軽自動車

アルトのエクステリアアルトは車線逸脱警報機能などがパッケージングされるスズキの予防安全技術であるSUZUKI Safety Supportを搭載している

「アルト」は40年以上の歴史を持つスズキのロングセラー軽ハッチバックで、シリーズ累計販売台数は500万台を超えます。2021年のフルモデルチェンジで誕生した9代目(HA37S/97S型)では、衝突被害軽減ブレーキが夜間の歩行者にも対応するなど、スズキ セーフティサポートの内容が大幅に強化されました。

アルトの安全機能9代目「アルト」に設定可能な全方位モニター用カメラは見通しの悪い交差点を走行する際に役立つ安全機能

夜間の歩行者検知は、薄暗い路地や住宅街を走ることが多いドライバーにとって特に実感しやすいポイントです。メーカーオプションの全方位モニター付ディスプレイを選択すれば、前後左右4か所のカメラ映像を俯瞰表示でき、見通しの悪い交差点侵入時のリスクを大きく下げられます。車両重量700kg・燃費27.7km/L(WLTCモード、HYBRID Sグレード)という軽量・低燃費設計も維持費の面で評価されています。燃費27.7km/Lは、月1,000km走行でガソリン代が約6,400円(レギュラー約175円/L想定)になる計算で、維持費を重視するオーナーに選ばれやすいモデルです。

HYBRID S
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,525mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.4m
燃費 27.7km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 700kg
エンジン R06D型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ吸排気VVT
総排気量 657cc
駆動方式 2WD
車種 スズキ アルト(9代目 HA37S/97S型)
安全装備 スズキ セーフティサポート(夜間歩行者対応の衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱警報等)標準装備。全方位モニターはメーカーオプション。
向き不向き とにかく維持費を抑えたいドライバー向け。軽自動車の中でもトップクラスの燃費と予防安全装備を両立。

「ミラ イース」はスマートアシストを搭載しながら価格を抑えた環境性能の高い軽自動車

ミラ イースのエクステリアミラ イースはダイハツの先進予防安全性能スマアシを搭載するモデルであっても車両価格が100万円を下回るグレードを展開している購入しやすい車

「ミラ イース」は、ダイハツの軽自動車の中で最も購入しやすい価格帯に設定されたモデルです。第3のエコカーをコンセプトに開発され、独自技術のクールドi-EGRを採用することで低燃費と環境性能を実現しています。

一部グレードを除いて標準装備されるスマートアシスト3には、対車両・対歩行者の衝突警報機能と、ペダル踏み間違い時に発動する誤発進抑制制御機能(前方・後方)が含まれています。価格100万円以下のグレードでこれらの予防安全機能が利用できるのは、維持費を重視するファーストカーとしての訴求力につながっています。

ミラ イースの安全装備ミラ イースは縦列駐車などの運転をサポートするコーナーセンサーを軽自動車で初めて採用した

フロントとリヤの4隅に設置されたコーナーセンサーは、自車と障害物との距離に応じて警戒音を変化させ、縦列駐車や車庫入れをサポートする機能です。軽自動車でコーナーセンサーをいち早く採用したモデルとして知られています。ただし、スマートアシストの搭載有無はグレードによって異なるため、購入時は必ず確認が必要です。

L SA3
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,500mm
ホイールベース 2,455mm
最小回転半径 4.4m
燃費 25.0km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 650kg
エンジン KF型 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置
総排気量 658cc
駆動方式 2WD
車種 ダイハツ ミラ イース
安全装備 スマートアシスト3(対歩行者衝突警報・誤発進抑制前後・コーナーセンサー等)搭載グレードあり。
向き不向き とにかく安く買いたい・維持費を最小化したい人向け。スマアシ搭載グレードを選べばコスパ最高水準の安全性能を確保できる。

「ジムニー」はオフロードから雪道まで安全に走れる本格クロスカントリー軽自動車

ジムニーのエクステリア「ジムニー」はR06A型ターボエンジンやブレーキLSDトラクションコントロールを搭載しているので冬のアウトドア走行も安全に楽しめる

「ジムニー」は1970年の初代登場以来、ラダーフレーム構造と3リンクリジットアクスル式サスペンションにこだわり続けてきた軽自動車規格のクロスカントリー車です。2022年にマイナーチェンジが実施された4代目(JB64W型)は、低回転域から力強いトルクを発揮するR06A型ターボエンジンを搭載しています。

雪道や悪路での安全性を支えるのが、空転している車輪だけにブレーキをかけて他の車輪に駆動力を集中させるブレーキLSDトラクションコントロールです。北海道など積雪地域のオーナーから「スタックしにくく、雪道でも安心して踏み込める」という声が多く聞かれるのはこの機能の恩恵です。

ジムニーの安全装備ジムニーは死角になりやすい車両側面の視認性を引き上げるためにサイドアンダーミラー付きドアミラーを設置している

助手席側の死角を補うサイドアンダーミラー付きドアミラーは、岩場走行時だけでなく都市部の路地でも有効です。ただし、スズキ セーフティサポートの装備内容はジムニーでは他の軽自動車より限定的な面があるため、先進予防安全装備を最優先する用途にはやや不向きです。ジムニーが向いているのは、オフロード性能と悪路での安定走行を重視するユーザーです。

XL(4WD・5MT)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,725mm
ホイールベース 2,250mm
最小回転半径 4.8m
燃費 16.6km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 1,040kg
エンジン 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボDOHC12バルブVVT
総排気量 658cc
駆動方式 パートタイム4WD
車種 スズキ ジムニー(4代目 JB64W型)
安全装備 ブレーキLSDトラクションコントロール・サイドアンダーミラー付きドアミラー搭載。先進予防安全装備は他の軽自動車より限定的。
向き不向き オフロード・雪道・悪路走行を重視するユーザーに最適。都市部の先進安全装備を重視するなら他モデルが向いている。

「デリカミニ」は雪道・悪路にも強くアウトドア利用を想定した安全装備が充実している

デリカミニのエクステリアデリカミニの4WD車はグリップコントロールを搭載して雪道での駆動力を確保する

2023年春に登場した「デリカミニ」は、三菱の人気ミニバン「デリカ」の積載力と走行性能を受け継いだクロスオーバータイプの軽自動車です。4WD車は大径タイヤを装着して足回りを強化し、グリップコントロールによって滑りやすい路面や未舗装路でも4輪への駆動力配分を最適化します。スノーボードをはじめとするウィンタースポーツ用途で評判が高いモデルです。

デリカミニの安全装備デリカミニは車線逸脱警報システムなどがパッケージングされる三菱e-Assistを装備する

三菱e-Assistを装備し、車線逸脱警報システムや衝突被害軽減ブレーキなどを搭載しています。また、高速道路走行中の同一車線運転支援機能MI-PILOTにより、キャンプ地へ向かうロングドライブでのドライバー負担を軽減します。車両重量が1,040kg(4WD・グレードTの場合)と軽自動車としては重めで、燃費は17.5km/L(WLTCモード)です。月1,000km走行でガソリン代は約10,300円前後になる点は、購入前に確認しておくと良いでしょう。

グレードT(4WD)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,830mm
ホイールベース 2,495mm
最小回転半径 4.9m
燃費 17.5km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 1,040kg
エンジン BR06インタークーラー付ターボチャージャー
総排気量 659cc
駆動方式 4WD
車種 三菱 デリカミニ(2023年発売)
安全装備 三菱e-Assist(車線逸脱警報・衝突被害軽減ブレーキ等)、MI-PILOT(高速同一車線運転支援)搭載。
向き不向き 雪道・悪路・アウトドア利用に最適。燃費を最重視するユーザーには不向き。

「タフト」はLKCなどの予防安全機能を搭載してロングドライブの安全性を引き上げる

タフトのエクステリアタフトにはダイハツの先進予防安全機能であるスマートアシストが搭載されているのでレジャーシーンに向かうロングドライブの安心感が高まる

「タフト」は2020年のフルモデルチェンジで3代目(LA900S/LA910S型)が登場したダイハツのクロスオーバー軽自動車です。グリップサポート制御機能でオフロードの駆動力を確保しつつ、車内を明るく開放的に見せる固定式ガラスルーフも特徴です。

先進安全装備として、車線中央付近をキープするLKC(レーンキープコントロール)と、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)を搭載しています。アダプティブクルーズコントロールは、先行車の速度変化に応じて自動でアクセル・ブレーキ制御を行う機能で、渋滞時の高速道路での疲労軽減に特に役立ちます。

タフトの安全装備タフトにはアダプティブクルーズコントロールが備わっているので渋滞が発生している時の運転も安心できる

ダイハツのスマートアシストが標準搭載されており、日常の街乗りからレジャーへのロングドライブまでカバーする安全装備のバランスが取れたモデルといえます。ガラスルーフによる明るい視界は快適性を高めますが、夏場の車内温度上昇には注意が必要です。

Xターボ
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,630mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.8m
燃費 21.1km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 890kg
エンジン KF型 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置
総排気量 658cc
駆動方式 4WD
車種 ダイハツ タフト(3代目 LA900S/LA910S型)
安全装備 スマートアシスト(LKC・全車速追従ACC・グリップサポート制御等)標準装備。
向き不向き アウトドア・ロングドライブ志向でコンパクトSUVらしさも欲しいユーザー向け。燃費はSUV系軽の中でも標準的。

「ワゴンR スマイル」はSUZUKI Safety Supportとヘッドアップディスプレイで郊外ドライブも安心

ワゴンR スマイルのエクステリアワゴンRスマイルは、運転時の視界を広く確保していてSUZUKI Safety Supportを搭載しているので遠出に使える

2021年に登場した「ワゴンRスマイル」は、ワゴンRの派生車としてツートーンカラーや丸みのある内外装を採用した軽自動車です。ドライバーが自然な姿勢で運転できるシートとステアリング設計を採用しており、長時間ドライブでも疲れにくい設計が評価されています。

全車にSUZUKI Safety Supportが標準装備され、ふらつき警報機能・衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱警報などが含まれます。さらにセーフティプラスパッケージ装着車では、オプションでヘッドアップディスプレイを選択できます。ヘッドアップディスプレイは速度や警告情報を視線移動を最小限に抑えながら確認できる装備で、長距離ドライブ時の安全性向上に直結します。

ワゴンR スマイルの安全装備セーフティプラスパッケージ装着車にはヘッドアップディスプレイが追加設定できる

HYBRID S
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,695mm
ホイールベース 2,185mm
最小回転半径 4.4m
燃費 25.1km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 860kg
エンジン R06D型 水冷4サイクル直列3気筒
総排気量 657cc
駆動方式 2WD
車種 スズキ ワゴンR スマイル(2021年発売)
安全装備 SUZUKI Safety Support全車標準装備。セーフティプラス装着車はヘッドアップディスプレイ選択可。
向き不向き 郊外へのショッピングや長距離ドライブが多い人向け。デザイン重視かつ安全装備も充実させたい人に適している。

「ワゴンR」は夜間の歩行者も検知するデュアルカメラシステムを搭載した軽自動車

ワゴンRのエクステリアワゴンRは左右の状況確認をしやすいインパネデザインを採用している

「ワゴンR」とその派生車「ワゴンRカスタムZ」「ワゴンRスティングレー」は、プラットフォームHEARTECT(ハーテクト)と軽量衝撃吸収ボディTECTを組み合わせ、軽量化と衝突安全性を両立しています。EPS(車両走行安定補助システム)により、横滑りやタイヤロックが発生しそうな状況でブレーキ介入とエンジン制御が自動的に働きます。

ワゴンRの安全装備ワゴンRに搭載されるステレオカメラシステムには夜間時の歩行者も検知できる性能が備わる

特筆すべきはデュアルカメラブレーキサポートで、夜間歩行者の検知にも対応しています。帰宅時間帯の暗い路地や住宅街でのヒヤリハットを減らす効果が期待できる機能です。ワイパー作動域にカメラを配置することで雨天・降雪時の視界確保にも配慮されており、日常走行の幅広い場面で安全性を高めます。

HYBRID FX-S
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,650mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.4m
燃費 25.2km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 770kg
エンジン R06D型 水冷4サイクル直列3気筒DOHC12バルブ吸排気VVT
総排気量 657cc
駆動方式 2WD
車種 スズキ ワゴンR / ワゴンRカスタムZ / ワゴンRスティングレー
安全装備 デュアルカメラブレーキサポート(夜間歩行者対応)・EPS(横滑り防止)標準装備。
向き不向き 昼夜を問わず日常の街乗りが多いドライバー向け。夜間歩行者検知の安心感が欲しいユーザーにおすすめ。

「ムーヴキャンパス」は17種類の予防安全機能とAピラーの視界設計で交差点通過が安心な軽自動車

ムーヴキャンパスのエクステリア「ムーヴキャンパス」はLKC(レーンキープコントロール)などの予防安全機能を備えるスマートアシストを搭載している

2022年にフルモデルチェンジした2代目「ムーヴキャンパス」(LA850/860S型)は、丸みを帯びたボディラインと明るめの内装配色が特徴です。スマートアシストを標準装備しており、ADB(アダプティブドライビングビーム)を含む17種類の運転支援機能をカバーしています。ADBは夜間走行時に対向車・先行車を検知しながらハイビームの照射範囲を自動調整する機能で、山道や郊外の暗い道でも対向車を眩惑しません。

ムーヴキャンパスの安全装備ムーヴキャンパスはAピラーの形状とカラーに拘る事で交差点での右左折のしやすさを実現

Aピラーをブラックに配色し、周囲を確認しやすい形状にすることで、交差点での右左折時に歩行者や自転車を素早く目視確認できる設計になっています。助手席側の視界が確保されているかどうかは、実際に展示車に座って確認してみると実感しやすいポイントです。先進安全装備と構造的な視界設計を組み合わせている点が、このモデルの特長です。

ストライプスG
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,655mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.4m
燃費 25.7km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 880kg
エンジン KF型 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置
総排気量 658cc
駆動方式 2WD
車種 ダイハツ ムーヴキャンパス(2代目 LA850/860S型)
安全装備 スマートアシスト(ADB含む17種類の運転支援機能)標準装備。Aピラー形状で交差点視界を確保。
向き不向き 街中走行が多い女性・初心者ドライバーに特に適している。先進安全装備と構造的な視界設計の両方を重視する人向け。

「N-ONE」はHonda SENSINGをバージョンアップして街中・坂道での安全性を強化した軽自動車

N-ONEのエクステリアN-ONEはフロントアンダーグリル部にミリ波レーダーを、フロントガラス上端部付近に単眼カメラを設置している

ホンダNシリーズの一つとして2020年にフルモデルチェンジした2代目「N-ONE」(JG3/4型)は、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたHonda SENSINGを搭載しています。標識認識機能・ACC(渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール)・車線維持支援など、街中での運転支援が充実しています。

N-ONEの安全装備N-ONEは走行中に急なブレーキ操作が行われた場合には、ハザードランプが自動点滅するエマージェンシーストップシグナルを搭載している

急ブレーキ時にハザードランプが自動点滅するエマージェンシーストップシグナルは、後続車への注意喚起として実際の事故低減に有効な機能です。坂道での後退を防ぐヒルスタートアシスト、横滑りを統合的に抑制するVSBも搭載しており、アップダウンの多い地形でも安心感があります。スポーツ走行を楽しめるMT仕様も設定されており、運転の楽しさと安全性を両立したい層に支持されています。

Premium
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,545mm
ホイールベース 2,520mm
最小回転半径 4.5m
燃費 23.0km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 840kg
エンジン S07B 水冷直列3気筒横置
総排気量 658cc
駆動方式 FF
車種 ホンダ N-ONE(2代目 JG3/4型)
安全装備 Honda SENSING(標識認識・ACC・車線維持支援・エマージェンシーストップシグナル等)標準装備。ヒルスタートアシスト・VSBも搭載。
向き不向き 坂道の多い地域・MT好き・Honda SENSINGの使い勝手を重視するユーザー向け。

日産「サクラ」は360°セーフティアシストを搭載した安全性能も高いEV軽自動車

  • サクラのエクステリアサクラにはプロパイロットパーキングなどの運転サポートシステムが搭載されている
  • サクラのインテリアサクラのインテリア

2022年に初代モデル(B6AW)が発売された「SAKURA(サクラ)」は、日産と三菱が共同開発した軽EVです。JNCAPの評価では、ベース車両となる日産デイズが2020年度にファイブスター賞を獲得しており(国土交通省・NASVA、2020年度自動車アセスメント)、サクラもその安全設計を引き継いでいます。EVならではのe-Pedal Stepにより、アクセル操作だけで加減速を制御できるため、ブレーキ操作の頻度が減り走行中の集中力維持にも寄与します。

メーカーオプションのプロパイロット パーキングは、駐車したい場所の手前でスイッチを押すだけで自動的に駐車操作を完了してくれるシステムです。

サクラの安全装備サクラは車載カメラやミリ波レーダーを設置することで、全方位においての安全性を高める360°セーフティアシストを搭載している

フロントやリヤに車載カメラ・ミリ波レーダーを設置し、衝突可能性の高い状況でドライバーへ警告するインテリジェント エマージェンシーブレーキなどをまとめた360°セーフティアシストを搭載しています。EV特有の電気代コストも含めた維持費のシミュレーションを購入前に行うことをおすすめします。一般家庭の普通充電(200V)での満充電は約8時間程度が目安です。

X
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,655mm
ホイールベース 2,495mm
最小回転半径 4.8m
交流電力消費率 124Wh/km
乗車定員 4名
車両重量 1,070kg
原動機 MM48 交流同期電動機
駆動方式 前輪駆動
車種 日産 SAKURA(初代 B6AW)
安全装備 360°セーフティアシスト(インテリジェント エマージェンシーブレーキ等)。プロパイロット パーキングはメーカーオプション。
向き不向き 自宅・職場に充電設備があり、主に近距離・街乗り用途のユーザー向け。長距離・遠出メインには航続距離の点で注意が必要。

ダイハツ「ムーヴ/ムーヴカスタム」はスマートアシストと衝突安全ボディTAFを搭載した軽自動車

安全な軽自動車ムーヴのエクステリアムーヴはダイハツの最新安全装備スマートアシスト3を装備している

ムーヴとムーヴカスタムには、スマートアシスト3が搭載されています。衝突危険の警告・車線逸脱警報・誤発進抑制など、日常運転での事故低減に幅広く対応した予防安全システムで、トヨタのトヨタセーフティセンスやスバルのアイサイトに相当する役割を担っています。

安全な軽自動車ムーヴのインテリア衝突安全ボディのTAFを採用して万が一の事故も最小限に抑える

ボディにはTAF(Total Advanced Function)と呼ばれる衝突安全骨格を採用。前面・オフセット・後面の衝突実験を繰り返すことで、衝撃を受けた際のキャビン変形を最小化する設計が施されています。セーフティ・サポートSワイドの基準をクリアしており、ペダル踏み間違いを懸念する高齢ドライバーや乗用車からの乗り換えユーザーからも安心感が高く評価されています。ただし、ムーヴは後継モデルの位置づけを変えつつあるため、購入を検討する際は現行ラインナップを確認することをおすすめします。

ムーヴ Xターボ SA3
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,630mm
ホイールベース 2,455mm
最小回転半径 4.4m
燃費 27.4km/L(WLTCモード換算参考値)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 830kg
エンジン 水冷直列3気筒12バルブDOHCターボ横置
総排気量 658cc
駆動方式 2WD
車種 ダイハツ ムーヴ / ムーヴカスタム
安全装備 スマートアシスト3(衝突警報・車線逸脱警報・誤発進抑制等)、TAF衝突安全ボディ搭載。
向き不向き 高齢ドライバー・踏み間違い対策を重視するユーザー向け。ハイトワゴンで取り回しのしやすさも評価が高い。

ダイハツ「ミラトコット」はスマートアシスト3とパノラマモニターで安全性と使いやすさを両立した軽自動車

安全な軽自動車ミラトコットのエクステリアダイハツの最新安全装備スマートアシスト3を搭載して誤発進などを抑える

2018年6月に発売されたダイハツ ミラトコットは、スマートアシスト3を搭載し、衝突被害軽減ブレーキ・誤発進抑制・車線逸脱警報などを標準的に装備しています。オプションで360°パノラマモニターも選択でき、俯瞰映像で駐車をサポートします。縦列駐車や幅の狭い立体駐車場を使う機会が多い都市部ユーザーに評判の機能です。

安全な軽自動車ミラトコットのインテリアミラトコットは安全なだけでなく可愛いデザインの軽自動車

ツートーンカラーと洗練されたインテリアデザインも特徴で、安全性とデザイン性を両立したモデルとして女性を中心に支持を集めています。なお、ミラトコットは現在販売終了となっているため、購入は中古車市場での対応となります。

ミラトコット G SA3
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,530mm
ホイールベース 2,455mm
最小回転半径 4.4m
燃費 29.8km/L(JC08モード参考値)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 720kg
エンジン 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置
総排気量 658cc
駆動方式 2WD
車種 ダイハツ ミラトコット ※現在販売終了(中古車のみ)
安全装備 スマートアシスト3(衝突被害軽減ブレーキ・誤発進抑制等)。360°パノラマモニターはオプション。
向き不向き 安全性とデザイン性を両立したいユーザーや都市部での駐車が多い人向け。中古車を選ぶ際はスマアシ搭載グレードを確認。

ダイハツ「ウェイク」はTAF骨格と歩行者保護設計を備えた安全性の高い軽トールワゴン

ダイハツ ウェイクのエクステリア

ダイハツのウェイクは、キャンプなどのレジャー用途を想定した軽トールワゴンです。「ドデカク使おう。」というキャッチコピーのとおり、リアシートを倒さずにゴルフバッグなどの長尺物を積めるほどの荷室の広さが特徴です。室内高が1,455mmあり、軽自動車の中でも圧倒的な縦方向の広さを持っています。

ウェイクのTAF

衝突安全性能を高めるために、前面・オフセット・後面の各衝突実験を繰り返した結果として採用されているのがTAF(Total Advanced Function)骨格です。衝突エネルギーを効率的に吸収しながらキャビンの変形を最小化する設計になっています。フロント部のフェンダーやフードには衝撃緩和装置と吸収スペースを設けており、万が一の対歩行者事故でも歩行者へのダメージを抑える構造になっています。スマートアシスト3も搭載しており、予防安全と衝突安全の両面を備えたモデルです。

ウェイク D SA3
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,835mm
ホイールベース 2,455mm
最小回転半径 4.4m
燃費 25.4km/L(JC08モード参考値)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 990kg
エンジン 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置
総排気量 658cc
駆動方式 2WD
車種 ダイハツ ウェイク
安全装備 TAF衝突安全ボディ(前面・オフセット・後面衝突対応)、歩行者傷害軽減設計、スマートアシスト3搭載。
向き不向き 荷物が多いキャンプ・アウトドア派向け。背が高い分、横風の影響を受けやすい点は高速走行時に留意が必要。

スズキ「ハスラー」は歩行者保護ボディとデュアルカメラを組み合わせた安全性の高いクロスオーバー軽自動車

ハスラーのエクステリア

ハスラーはアウトドアや街乗りを問わないデザインとカラフルな外観が特徴のクロスオーバーSUV型軽自動車です。2020年にフルモデルチェンジした2代目はマイルドハイブリッドを搭載し、燃費性能も向上しました(ハイブリッドX・2WDで30.4km/L、WLTCモード)。

デュアルカメラブレーキサポートは2つのカメラで人と車を立体的に識別し、衝突の危険があれば自動ブレーキが作動します。カメラをワイパー作動域に設置しているため、雨天・降雪時でも検知精度が維持されやすい設計です。

衝撃を吸収する構造のハスラー

ボディ設計の面でも、衝突時に歩行者に加わる衝撃を吸収する構造を採用しています。車内の乗員だけでなく、車外の歩行者も守る発想で設計されたモデルです。実際に間近で見ると、フロントフードのデザインが歩行者保護の観点から従来型SUVとは異なる形状になっていることに気づきます。

ハスラー ハイブリッドX
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,680mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.6m
燃費 30.4km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 850kg
総排気量 657cc
駆動方式 4WD
車種 スズキ ハスラー(2代目)
安全装備 デュアルカメラブレーキサポート(対人・対車両)、歩行者傷害軽減ボディ、SUZUKI Safety Support搭載。
向き不向き アウトドアも街乗りも楽しみたいアクティブ層向け。マイルドハイブリッドで燃費も良好。

スズキ「スペーシア」はJNCAPでファイブスター賞を獲得した安全性の高いスーパーハイトワゴン

スペーシアのエクステリア

スズキ スペーシアは、広大な室内空間と使い勝手の良さで人気のスーパーハイトワゴンです。現行モデル(3代目)はJNCAPの2023年度安全性能評価(国土交通省・NASVA、2023年度自動車アセスメント)を受けており、衝突安全性能と予防安全性能の双方で評価されています。

スペーシアのデュアルカメラブレーキサポート

スズキ セーフティサポートを全車に搭載しており、単眼カメラ+ミリ波レーダー+超音波センサーを組み合わせた認識システムが夜間歩行者にも対応する衝突被害軽減ブレーキを備えています。サポカーS(ワイド)に認定されており、誤発進抑制・車線逸脱警報・後方誤発進抑制なども含まれます。室内高1,410mmの広さを活かしてチャイルドシートを複数設置したいファミリー層にとって、安全性と実用性を兼ね備えたモデルです。

スペーシア ハイブリッドX
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,785mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.4m
燃費 28.2km/L(WLTCモード参考値)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 870kg
エンジン 水冷4サイクル直列3気筒
総排気量 658cc
駆動方式 2WD
車種 スズキ スペーシア(3代目)
安全装備 スズキ セーフティサポート全車標準装備(夜間歩行者対応衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱警報等)。サポカーS(ワイド)認定。
向き不向き チャイルドシート利用のあるファミリー向け。広い室内空間と安全装備の充実度が高い水準で両立している。

ホンダ「N-WGN」はG-CONによる衝突安全設計とHonda SENSINGを組み合わせた安全性の高い軽自動車

N-WGNのエクステリア

ホンダのN-WGNは2013年に初代が発売され、2019年に2代目へとフルモデルチェンジ。Honda SENSINGを全車に標準装備し、衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱抑制・標識認識・後退時ブレーキサポートなどをカバーします。

衝突安全設計の柱となるのが、ホンダ独自技術G-CONです。衝突時に発生する力をボディ全体に分散・吸収する構造で、乗員への直接的なダメージを軽減します。独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が実施した軽自動車の安全性能評価において高い評価を得ており、軽自動車として初めてファイブスター賞を受賞したことで知られています(2014年度評価、旧評価体系)。

N-WGNのコクピット

電動パワーステアリングに高度な制御システムを採用し、操舵時の手応えを適切に調整することで直感的な運転のしやすさを実現しています。運転のしやすさは、不測の操作ミスを防ぐという点で安全性に直結します。

N-WGNのエアバッグ

前席・後席の全ての席に計6つのエアバッグが配置されています。エアバッグの数と配置はチャイルドシートを使う場面でも安心感に影響するポイントです。

N-WGN G ホンダセンシング
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,675mm
ホイールベース 2,520mm
最小回転半径 4.7m
燃費 29.0km/L(JC08モード参考値)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 890kg
エンジン 水冷直列3気筒横置
総排気量 658cc
駆動方式 4WD
車種 ホンダ N-WGN(2代目)
安全装備 Honda SENSING全車標準(衝突被害軽減ブレーキ・後退時ブレーキサポート・標識認識等)、G-CON衝突安全設計、6エアバッグ。
向き不向き 衝突安全性と先進安全装備の両方を重視するユーザー向け。後席に子どもを乗せることが多い家族にも適している。

ホンダ「N-BOX」はJNCAP 2023年度ファイブスター賞を受賞した軽自動車トップクラスの安全性能

N-BOXのエクステリア

ホンダ N-BOXは2023年10月に3代目へとフルモデルチェンジし、2024年暦年の新車販売台数でも軽四輪車トップを10年連続で獲得しているベストセラー軽自動車です。国土交通省とNASVAが実施したJNCAP「自動車安全性能2023」において、ファイブスター賞を軽自動車として唯一獲得しており、普通車と同一基準での評価で最高ランクに認定されています(2023年度評価:予防安全85.58点/89点満点・衝突安全87.62点/100点満点・事故自動緊急通報装置8点、NASVA公表資料より)。

Honda SENSINGを標準装備しており、フロントのワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーで周囲を常時モニタリング。近距離衝突軽減ブレーキ・急アクセル抑制・車線維持支援など、先代から機能が追加・強化されています。高速道路ではアクセル・ブレーキ・ハンドルをスムーズにアシストするクルーズコントロール機能も利用できます。

ホールド感のあるN-BOXのシート

衝突時の乗員保護を高める設計として、運転席・助手席に頸部の負担を軽減する頸部衝突緩和フロントシートを採用し、衝撃を感知してホールド力を高めるシートベルトも装備しています。全席にエアバッグが配備されており、小さな子どもを乗せるシーンでの安心感も高めています。

チャイルドシートを装着したN-BOX

汎用型ISOFIXチャイルドシートに対応した固定金具を標準装備しており、工具なしで確実に取り付けられます。チャイルドシートの取り付け精度は安全性に直結するため、この装備の有無は子育て世代にとって特に重要なポイントです。

N-BOX G ホンダセンシング
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,790mm
ホイールベース 2,520mm
最小回転半径 4.5m
燃費 21.2km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 940kg
エンジン 水冷直列3気筒横置
総排気量 658cc
駆動方式 FF
車種 ホンダ N-BOX(3代目)
安全評価 JNCAP 2023年度ファイブスター賞受賞(軽自動車唯一)。予防安全Aランク・衝突安全Aランク・事故自動緊急通報装置装備(NASVA 2023年度評価)。
安全装備 Honda SENSING全車標準(近距離衝突軽減ブレーキ・急アクセル抑制・ACC等)、頸部衝突緩和シート、全席エアバッグ、ISOFIX標準装備。
向き不向き 安全性能を最重視するファミリー向けに最適。販売台数トップのため、カスタムパーツや情報量が豊富なのも強み。

日産「ルークス」は長距離運転も安心なプロパイロットとインテリジェントアラウンドビューモニターを搭載した軽自動車

日産ルークスのエクステリア

日産ルークスは、旧デイズルークス(販売終了)のフルモデルチェンジ後継モデルとして登場したワゴンタイプの軽自動車です。日産が「セーフティ・シールド」コンセプトのもとで開発した安全技術を多数搭載しており、2020年度の自動車アセスメント(NASVA)でファイブスター賞を獲得しています。

日産ルークスのプロパイロット

高速道路走行中に車線の中央をキープしながらアクセル・ブレーキ・ハンドル操作をアシストするプロパイロットは、長距離ドライブでの疲労を大幅に軽減します。渋滞時には前の車に合わせて自動で速度を調整する機能も働くため、高速道路の渋滞区間での安心感が高いモデルです。

日産ルークスのインテリジェントアラウンドビューモニター

インテリジェントアラウンドビューモニターは駐車サポートだけでなく、人や自転車など動く対象物を検知してブザーと表示で知らせる機能も持っています。歩行者がいない方向から突然自転車が飛び出してくるシーンでも反応するため、住宅街での駐車や発進時に特に役立ちます。

日産ルークスのアダプティブLEDヘッドライトシステム

アダプティブLEDヘッドライトシステムはハイビーム走行中でも前車・対向車を眩惑しないよう照射範囲を自動制御し、人や自転車はしっかり照らし続けます。そのほかにも、ふらつきを感知するインテリジェントDA・オートブレーキホールド・前車発進お知らせ機能・標識検知機能など、多数の安全機能が搭載されています。

ハイウェイスターX
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,780mm
室内長 2,200mm
室内幅 1,335mm
室内高 1,400mm
総排気量 659cc
ホイールベース 2,495mm
最低地上高 155mm
駆動方式 2WD
最小回転半径 4.5m
乗車定員 4名
ボディカラー 全17色
燃費 27.2km/L(WLTCモード)
車種 日産 ルークス
安全評価 JNCAP 2020年度ファイブスター賞受賞(NASVA 2020年度評価)。
安全装備 プロパイロット(高速道路運転支援)、インテリジェントアラウンドビューモニター(動体検知)、アダプティブLEDヘッドライト、オートブレーキホールド等多数搭載。
向き不向き 長距離ドライブが多いユーザー向け。プロパイロットの実用性は高速道路を頻繁に使う人ほど恩恵が大きい。

ダイハツ「タント」は次世代スマートアシストとミラクルオープンドアを組み合わせたファミリー向け安全軽自動車

ダイハツ タントのエクステリア

タントは2003年に初代が発売された軽トールワゴンで、2019年にフルモデルチェンジした4代目(LA650S/LA660S型)が現在販売されています。4代目では新プラットフォームDNGAを採用し、ボディ剛性と軽量化を両立させながら安全性能を大幅に引き上げました。

ダイハツ タントの構造

安全装備の中心は次世代スマートアシストです。車線逸脱抑制制御機能・ADB(アダプティブドライビングビーム)・標識認識機能・誤発進抑制制御(前方・後方)が標準的に含まれており、グレードによって全車速追従機能付ACC・LKC(レーンキープコントロール)を追加できます。軽自動車で初めて採用されたスマートパノラマパーキングアシストは、駐車操作を大幅にサポートする実用的な機能です。ただし、ACCとLKCはXターボ・カスタムRSへのオプション設定となるため、フル装備を希望する場合はグレード選びに注意が必要です。

ミラクルオープンドアは、助手席側のBピラーをドアに内蔵することで生まれる大開口部が特徴です。この開口部を実現するため、ドアに内蔵されるピラー素材には通常の鋼板の3倍以上の強度を持つ素材を使用しており、センターピラーがなくても側面衝突に対する車体剛性を確保しています。

ダイハツ タントのエアバッグ

「SOFI(ソフィ):乗っている人にやさしく、より安全なインテリアを届けたい」というコンセプトのもと、車内には多数のエアバッグを完備しています。サイド&カーテンを含む計6個のエアバッグが全グレードに標準装備されています。

タント X(2WD)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,755mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.4m
燃費 21.2km/L(WLTCモード)
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 870kg
エンジン 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置
総排気量 658cc
駆動方式 2WD
車種 ダイハツ タント(4代目 LA650S/LA660S型)
安全装備 次世代スマートアシスト(車線逸脱抑制・ADB・標識認識・誤発進抑制前後等)全車標準。6エアバッグ標準。ACCとLKCはオプション(XターボとカスタムRS)。
向き不向き 子どもや高齢者の乗り降りが多いファミリー向けに最適。先進安全フル装備を望むなら上位グレード選択を推奨。

安全性の高い軽自動車を選ぶ際の判断基準

軽自動車の安全性

安全性の高い軽自動車を選ぶ際は、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が実施するJNCAPの評価結果を参考にするのが確かな方法です。JNCAPでは「衝突安全性能」「予防安全性能」「事故自動緊急通報装置」の3項目を総合評価し、すべてで最高ランクを獲得した車種にファイブスター賞が授与されます。軽自動車と普通車は同じ基準で評価されるため、ファイブスター賞を取得している車種は、普通車と対等の安全性能を第三者機関に認められたと見ることができます。

一方で、本記事で紹介したジムニーやウェイクのように、JNCAPの評価対象外であっても特定の用途(オフロード・悪路・荷物積載)に特化した安全性の高いモデルも存在します。自分の主な利用シーンに合わせて、「先進安全装備の充実度」「衝突安全性能」「運転支援機能の実用性」のどれを優先するかを整理してから選ぶと後悔が少なくなります。

また、どれほど安全性の高い車に乗っていても、現在の技術ですべての事故を防ぐことはできません。「わき見をしない」「スマートフォンを操作しない」「疲れたら早めに休憩を取る」といった基本的な安全運転の実践が、先進安全装備と組み合わせて初めて最大の効果を発揮します。