タントがフルモデルチェンジ!新時代のライフパートナーへと変貌を遂げる
2代目から6年おきに代替わりしてきたダイハツ・タントが、ついに2019年7月9日にフルモデルチェンジされました。「クルマを超えて。新時代のライフパートナー」というコンセプトのもと開発された新型タント/タントカスタムは、従来のプラットフォームを一新。ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の第一弾モデルとしてデビューします。
タントシリーズへ2024年の一部改良で後方コーナーセンサー追加 スマートアシスト全モデル標準装備へ
タントシリーズへ後方コーナーセンサーを追加、スマートアシストを全てのグレードに標準化することで安全性を向上。
グレード体系の見直しなども行いシンプルで分かりやすいラインナップになりました。
タント・タントカスタム | タントファンクロス | |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | |
全幅 | 1,475mm | |
全高 | 1,755mm-1,775mm | 1,785mm-1,805mm |
ホイールベース | 2,460mm | |
室内長 | 2,125mm | |
室内幅 | 1,350mm | |
室内高 | 1,370mm | |
車両重量 | 880kg-980kg | 920kg-990kg |
最小回転半径 | 4.4m-4.7m | |
最低地上高 | 150mm-165mm | |
エンジン型式 | KF型 水冷直列3気筒 | |
エンジン総排気量 | 0.658L | |
エンジン最高出力(ターボ) | 38kW(52PS)/6,400rpm(47kW(64PS)/6,900rpm) | |
エンジン最大トルク(ターボ) | 60Nm(6.1kgm)/3,600rpm(100Nm(10.2kgm)/3,600rpm) | |
乗車定員 | 4名 | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |
タンク容量 | 30L | |
WLTCモード燃費 | 19.6km/L-22.7km/L | 19.6km/L-21.9km/L |
グレード | 駆動方式 | 値段 |
---|---|---|
L | 2WD | 1,485,000円~ |
4WD | 1,611,500円~ | |
X | 2WD | 1,617,000円~ |
4WD | 1,738,000円~ | |
X ターボ | 2WD | 1,732,500円~ |
4WD | 1,853,500円~ | |
カスタム X | 2WD | 1,870,000円~ |
4WD | 1,991,000円~ | |
カスタム RS | 2WD | 1,963,500円~ |
4WD | 2,084,500円~ | |
ファンクロス | 2WD | 1,809,500円~ |
4WD | 1,930,500円~ | |
ファンクロスターボ | 2WD | 1,903,000円~ |
4WD | 2,024,000円~ |
タント・タントカスタムのボディカラーはモノトーン12色と2トーン4色
タントのボディカラーはサンドベージュメタリックやアイスグリーンなどポップなカラーが多く、2トーンカラーにもホワイトルーフの組み合わせて両方のカラーをラインナップ。
タントカスタムはレーザーブルークリスタルシャインやクールバイオレットクリスタルシャインなどかっこいいカラーリングが魅力。
モノトーンカラーは12色設定、2トーンカラーは4色設定し合計16色からボディカラーを選択できます。
タント・タントカスタムのボディカラー一覧
- シャイニングホワイトパール(27,500円高)
- ブラックマイカメタリック
- クロムグレーメタリック
- クールバイオレットクリスタルシャイン(27,500円高)
- ターコイズブルーマイカメタリック
- レーザーブルークリスタルシャイン(27,500円高)
- ファイアークォーツレッドメタリック
- アイスグリーン
- サンドベージュメタリック
- ホワイト
- ブライトシルバーメタリック
- プラムブラウンクリスタルマイカ(27,500円高)
- ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール(66,000円高)
- ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック(55,000円高)
- ホワイト×アイスグリーン(55,000円高)
- ホワイト×サンドベージュメタリック(55,000円高)
シャイニングホワイトパール(27,500円高)
ブラックマイカメタリック
クロムグレーメタリック
クールバイオレットクリスタルシャイン(27,500円高)
ターコイズブルーマイカメタリック
レーザーブルークリスタルシャイン(27,500円高)
ファイアークォーツレッドメタリック
アイスグリーン
サンドベージュメタリック
ホワイト
ブライトシルバーメタリック
プラムブラウンクリスタルマイカ(27,500円高)
ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール(66,000円高)
ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック(55,000円高)
ホワイト×アイスグリーン(55,000円高)
ホワイト×サンドベージュメタリック(55,000円高)
タントファンクロスのボディカラーはアウトドアやレジャーに似合うフォレストカーキメタリックやレイクブルーメタリックなど流行のアースカラーをラインナップ。
2トーンカラーはタントシリーズ最多の5色で全てのカラーにブラックルーフを組み合わせます。
モノトーンカラーは8色で全13色を設定するファンクロスは、エクステリアに樹脂素材を使ったギア感の強いスタイルが特徴。
タント ファンクロスのボディカラー一覧
- レイクブルーメタリック
- サンドベージュメタリック
- フォレストカーキメタリック
- コンパーノレッド(27,500円高)
- シャイニングホワイトパール(27,500円高)
- ブラックマイカメタリック
- クロムグレーメタリック
- レーザーブルークリスタルシャイン(27,500円高)
- ブラックマイカメタリック×レイクブルーメタリック(55,000円高)
- ブラックマイカメタリック×サンドベージュメタリック(55,000円高)
- ブラックマイカメタリック×フォレストカーキメタリック(55,000円高)
- ブラックマイカメタリック×コンパーノレッド(66,000円高)
- ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール(66,000円高)
レイクブルーメタリック
サンドベージュメタリック
フォレストカーキメタリック
コンパーノレッド(27,500円高)
シャイニングホワイトパール(27,500円高)
ブラックマイカメタリック
クロムグレーメタリック
レーザーブルークリスタルシャイン(27,500円高)
ブラックマイカメタリック×レイクブルーメタリック(55,000円高)
ブラックマイカメタリック×サンドベージュメタリック(55,000円高)
ブラックマイカメタリック×フォレストカーキメタリック(55,000円高)
ブラックマイカメタリック×コンパーノレッド(66,000円高)
ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール(66,000円高)
タントのスイッチ変更・センサーの数を追加2023年一部改良実施
タント・タントカスタム・タントファンクロスに2023年一部改良を実施、安全装備に起因する改良を実施。
具体的にはパーキングセンサーの数を増やしより安全な駐車を実現、コーナーセンサーのOFFスイッチも廃止。
新型タントに新グレードを追加するマイナーチェンジを2022年10月に実施
アウトドアに馴染む車としてタント ファンクロスを新たに追加
タントのマイナーチェンジを2022年10月3日に行い、ボディカラーの整理、新グレードの追加などを実施。
新グレードはファンクロスという名称で、2022年内に廃止したウェイクに替わるオフロード感の強いアクティブなモデルです。
ファンクロスのようなギア感を強調するアクティブ軽自動車が増えており、デリカミニ、スペーシアギア、ハスラー、タフトなどが強力なライバルになるでしょう。
レイクブルーメタリック、サンドベージュメタリック、フォレストカーキメタリックなどトレンドのアースカラーを取り入れいているのもファンクロスの魅力です。
タフトのモデルチェンジ ガンメタパーツのダーククロムベンチャー追加
デリカミニのモデルチェンジは2025年 キープコンセプトでデリ丸意匠継続の可能性
タントのマイナーチェンジ時期は2022年10月3日で、グレード追加のほかフロントグリルやホイール意匠などエクステリアの変更も含まれています。
タントカスタムへ電動パーキング&オートブレーキホールドを標準装備する一部改良を実施
ターボモデルに電動パーキングとブレーキホールドを標準装備した新型タント
タントカスタムの一部改良を2021年9月21日に実施。
便利な電動パーキングブレーキとオートブレーキホールド、コーナリングトレースアシストをターボモデルのXターボとカスタムRSに標準装備。
XとカスタムXには全車速追従アダプティブクルーズコントロール(ACC)や電動パーキングブレーキなどがセットになったスマートクルーズパックをオプションで選べるようになりました。
2021年タント/タントカスタムの一部改良の内容
- 電動パーキングブレーキ追加(Xターボ、カスタムRS)
- オートブレーキホールド機能追加(Xターボ、カスタムRS)
- コーナリングトレースアシスト追加(Xターボ、カスタムRS)
- スマートクルーズパックをオプション追加(X、カスタムX)
- ボディカラーにプラムブラウンクリスタルマイカ、ターコイズブルーマイカメタリック追加
スマートクルーズパックの内容
- 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 電動パーキングブレーキ
- オートブレーキホールド機能
- コーナリングトレースアシスト
- レーンキープコントロール(LKC)
- スマートクルーズ専用ディスプレイ
- 運転支援用ステアリングスイッチ
- ETCユニット
- 証明付ドライブアシストイルミネーション
その他にもプラムブラウンクリスタルマイカとターコイズブルーマイカメタリックのボディカラーを追加しています。ライバルのホンダN-BOXも2021年12月に電動パーキングブレーキを装備するマイナーチェンジを行うという噂があり、販売台数対決も注目されそうです。
タントが2020年12月1日に一部改良を実施 安全装備のスマートアシストの機能を向上
メッキパーツで迫力が増したタントカスタムのスタイルセレクション
タントとタントカスタムが一部改良を行い、安全装備のスマートのアシストに夜間歩行者の検知機能、路側逸脱警報、ふらつき警報、標識認識機能などを追加してグレードアップします。
エクステリアのフロントグリルを変更したスタイルセレクションをタントカスタムのグレードに追加して、押し出しの強さを強調したエクステリアになりました。カスタムグレードにはアダプティブクルーズコントロールを全車速追従機能付きにグレードアップしています。
ボディカラーは2トーンのアイスグリーン×シャイニングホワイトパール、ホワイト×ブルーミングピンクメタリック、ホワイト×ファイアークォーツレッドメタリック、ホワイト×レーザーブルークリスタルシャインの4色を追加。
インパネとドアトリムのカラーをグレーからブラックに変更しています。
N-BOXに対抗するための新グレード「スタイルセレクション」を投入したタントですが、は2021年にマイナーチェンジの噂があり、その時にストロングハイブリッドを設定するという情報もあるため、期待しましょう。
新型タントにコストパフォーマンス抜群の新グレード「Xスペシャル」を設定
タントX スペシャルはベースグレードより82,500円抑えた新グレード
タントにXグレードをベースにしながら販売価格を抑えた新たなグレード「Xスペシャル」を設定、2020年6月17日から発売しました。
タント最大の特徴であるミラクルオープンドアや運転席ロングスライドシートをパッケージングしたミラクルウォークスルーパッケージをそのままに、ベースグレードよりお得な価格設定のコストパフォーマンスに優れた新グレードです。
タントXスペシャルの主な装備
- ミラクルウォークスルーパッケージ
- プッシュボタンスタート+キーフリーシステム
- プッシュ式オートエアコン
- オート格納式カラードドアミラー
ダイハツ・タントに「セレクション」グレードが新設定!
2019年12月23日、DAIHATSUの軽自動車タントに新たなグレードとして「セレクション」が登場しました。
今回追加設定されるのはタントの「X“セレクション”」と「Xターボ“セレクション”」、タントカスタムの「カスタムX“セレクション”」と「カスタムRS“セレクション”」の4タイプ。「コンフォータブルパック」「スマートクルーズパック」「スタイルパック」などのパックオプションをグレード別に標準装備としたお買い得なグレードとなっています。
コンフォータブルパック
- 360°スーパーUV&IR カットガラス
- 格納式シートバックテーブル&シートバックポケット
- 運転席シートリフター
- チルトステアリング
【2WD のみ。4WD は標準装備】 - シートヒーター(運転席/助手席)
- リヤヒーターダクト
スマートクルーズパック
- 全車速追従機能付 ACC(アダプティブクルーズコントロール)
- LKC(レーンキープコントロール)
- スマートクルーズ専用ディスプレイ
- ステアリングスイッチ(運転支援用)
- 運転席シートリフター
- チルトステアリング
- ETC ユニット
【X ターボのみ。カスタム RS は標準装備】 - 革巻ステアリングホイール(メッキオーナメント、シルバー加飾付)
- ドライブアシストイルミネーション(エコドライブアシスト照明付)
スタイルパック
- LED フォグランプ
- フォグランプガーニッシュ(メッキ)
- リヤリフレクターガーニッシュ(メッキ)
新型タントが月間目標販売台数の3倍となる受注台数を達成
新型タントが予想を上回る受注状況に!
ダイハツ工業株式会社は2019年8月8日、2019年7月9日に発売された新型タントが、発売1ヶ月目にして月間目標販売台数として掲げていた12,500台のおよそ3倍にあたる37,000台の受注台数を達成したと発表しました。
ミラクルオープンドアや次世代スマートアシストを搭載するなど、従来型から大きくグレードアップした新型タントは、今後も順調に販売台数を伸ばしていくと予想されます。
DNGAのもとプラットフォームを刷新した新型タント
新型タント/タントカスタムは4代目へのフルモデルチェンジを機に新プラットフォームを採用
基本性能を向上するべく、DNGAに基づき新しいプラットフォームを採用した新型タントは、操縦安定性が向上し乗り心地も大幅に良くなりました。エンジンについても自然吸気エンジン、ターボエンジンともに改良されたことで加速性能がアップし、走行中もストレスなくドライブを楽しむことができます。
4代目タント/タントカスタムのインテリアは個性が光る飽きのこないデザイン!快適装備も充実
DAIHATSU新型タントのコックピット
DAIHATSU新型タントカスタムのコックピット
新型タント/タントカスタムのコックピットはスポーティーなデザインで、それぞれ外板色に合わせてブルーのアクセントカラーが設定されています。運転席側にはインパネアッパーボックスを、助手席側にはティッシュボックスも置けるインパネトレイが設置されるなど、手の届きやすいところに便利な収納がいくつも用意されています。
運転席に配置されるハイコントラストで視認性の高いTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが先進的な雰囲気を漂わせます。エコドライブアシスト照明付で、低燃費運転に貢献します。
チルト機構つきハンドルやシートリフターでベストなドライビングポジションを維持できる
新型タントにはハンドルの高さを調整できるチルトステアリング、運転席シートリフターがグレード別に装備されています。ドライバーの体格に応じてドライビングポジションを細かく設定可能です。
冬場に便利な運転席と助手席のシートヒーターは4WD車を中心に標準装備されます。2WD車にもメーカーオプションのコンフォータブルパックで装備可能です。
ドアロックに連動する便利な給油口
新型タントのフューエルリッド(給油口)はドアロックに連動し、手動で開閉操作が可能です。通常は運転席に設置されるレバーで開ける必要がありますが、新型タントではその手間を省けます。
新型タント/タントカスタムのシートデザインはグレーとブラックが設定
新型タントのシートカラーはグレー
新型タントカスタムのシートカラーはブラック(素材はグレードで異なる)
新型タントにはグレーのファブリックシートが設定されています。撥水加工となっているので、水に濡れた状態で座っても安心です。
新型タントカスタムはスポーティーなブラックカラーを採用。素材はグレードごとに異なり、カスタムRSとカスタムXにはファブリックとソフトレーザー調のコンピシートが、カスタムLにはフルファブリック素材が使用されています。
ダイハツ・タント/タントカスタムは次世代スマートアシストで運転中のヒヤリハットを防ぐ
新型タント/タントカスタムにはグレード別で次世代スマートアシストを装備し、多彩な予防安全機能を備えます。
なお、タント/タントカスタムの次世代スマートアシスト搭載車は対歩行者衝突被害軽減ブレーキ・ペダル踏み間違い時加速抑制装置・車線逸脱警報・自動切替型前照灯の4つの装置を有しており、政府が推奨しているセーフティ・サポートカーS〈ワイド〉としてその高い安全性能が認められています。
2019年7月に待望のフルモデルチェンジの4代目新型「タント」 ダイハツがティザーサイトを公開
ダイハツタントの4代目となる新型タントとタントカスタム
ダイハツが4代目となるスーパーハイトワゴン新型「タント」のティザーサイトを公開し、世間をにぎわせています。「クルマを超えて。新時代のライフパートナー」をキャッチフレーズにした新しいタントは、ダイハツが開発を行ってきた新アーキテクチャー「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」を採用した最初のモデルになり、プラットフォームすべてが刷新された期待のモデルです。
ダイハツ新型タントX
ダイハツ新型タントXの機能性に優れたコックピット
新型タントXの明るいイメージのシート
ダイハツ新型タントカスタム RS
新型タントカスタム RSの落ち着いた印象のコックピット
ダイハツ新型タントカスタム RSのシックなイメージのシート
ミラクルウォークスルーパッケージで車内移動と乗り降りのしやすさがスムーズに
ミラクルウォークスルーパッケージで車内移動と乗り降りが容易に
新型「タント」には、世界初となる540mmの運転席ロングスライドシートを採用することで、運転席から後席への移動がスムーズにできます。
ミラクルウォークスルーパッケージは車から降りずに後席に移動が可能
車から降りることなく、後席に設置したチャイルドシートに乗る子供のお世話も容易になります。シフトポジションが「P」の時のみに使用できる装備です。
パワースライドドア・ウェルカムオープン機能で両手がふさがっていてもスライドドアをオープンできる
パワースライドドア・ウェルカムオープン機能を軽初で搭載しています。買い物や小さな子供を抱いてクルマに戻る予定がある際は、降車時に予約をしておくと、両手がふさがっていても、クルマに近づくだけでパワースライドドアが自動で開く機能です。
先進技術の次世代スマートアシストで運転をサポート
新型タントの次世代スマートアシストで運転も駐車もサポート
運転支援システムは「次世代スマートアシスト」として軽としてはかなり充実した1台になっています。注目すべきは軽初となるスマートパノラマパーキングアシストでしょう。モニターと音声ガイドと共に、自動でハンドル操作をアシストしてくれる機能で、駐車がこれまでに比べて容易になります。
新しいタントではプラットフォームも刷新
新しいタントの刷新されたプラットフォーム
新型「タント」では、プラットフォームとパワーユニットが刷新されています。車両重量は80kgの軽量化をしたにもかかわらず、上下曲げ剛性は30%アップしています。新開発の衝突安全性を高めたボディ、エンジンは燃焼効率を高め、排ガスもクリーンで、遊星ギアとの組み合わせで変速比がアップしている「D-CVT」が採用されています。
新しいタントには新装備が多く採用されており。走行性能や安全性だけではなく、使い勝手の良い居住性もさらにアップされています。
次期タントはハイブリッドシステムを採用せずNAとターボエンジンを採用
フルモデル後の新型タントにはハイブリッドではなく自然吸気エンジンを採用
モデルチェンジを控える次期タントは軽自動車で初めてEVのみで走行できるストロングハイブリッドを搭載する可能性が噂されていました。
しかし2019年7月9日のモデルチェンジではタントとタントカスタムに自然吸気(NA)エンジンとターボエンジンを搭載してハイブリッドシステムは採用しないことになりました。
ハイブリッドシステムを搭載する軽自動車はスズキや日産・三菱が開発していて、スズキのワゴンRや日産の次期デイズ、三菱の次期ekワゴンやekクロスに搭載されています。
これらの車種はエンジンを補助するマイルドハイブリッドと呼ばれ、モーター単独で走行することができません。
そもそも軽自動車は燃費性能が高いためハイブリッドシステムを搭載するメリットがあまり無いと言われていたため、マイルドハイブリッドで十分という考えもありました。
しかしホンダのN-BOXに代表される全高のあるハイト系軽自動車は、車重があるためトヨタのハイブリッドシステムのような単独でモーター走行できるストロングハイブリッドが燃費性能向上に効果的、という考えの基、同じハイト系のタントはEV走行可能なストロングハイブリッドを導入するという情報がありました。
また、タントカスタムのフロントのみ、シーケンシャルウインカーが採用されるとのことです。
新型タントとタントカスタムのグレードはL・X・RSの3種類 燃費はJC08モードで27.2km/L、WLTCモードで21.2km/Lを達成
新型タントのグレードはLとXとXターボ、タントカスタムがLとXとRSのグレードを設定、それぞれに2WDと4WD駆動を用意します。ベースグレードには安全装備のスマートアシスト3を設定していないものも用意されるので、その分車両価格を抑えます。
タント・タントカスタムの燃費はJC08モードで27.2km/L、より実燃費に近いWLTCモードで21.2km/Lを達成、軽自動車でもトップクラスの燃費性能になっています。 また、2019年7月9日のモデルチェンジで噂されていたハイブリッドモデルは設定されません。
次期タントのプラットフォームはDNGAを採用しスマートアシスト3も進化
プラットフォームはダイハツで初めてとなる次世代設計のDNGAを採用し軽量化・剛性アップなどの恩恵を受けることができます。剛性がアップすることで、ふらつきがちなハイトールワゴンの走りが安定し、軽量化により燃費がアップするなどいいことづくめです。トヨタで導入を進める次世代プラットフォームのTNGAを軽自動車に落とし込んだものなので、低重心で安定した乗り心地になるでしょう。
3代目タントに搭載する安全装備は「スマートアシスト3」ですが、4代目タントではスマートアシスト3に全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロールやスマートパノラマパーキングアシスト、車線逸脱抑制機能や標識認識機能などの新機能を8種類追加した次世代の安全装備に進化します。
安全装備の名称も「スマートアシスト4」になるという噂もあります。
新型タント・タントカスタムの安全装備スマートアシスト3の機能
- 衝突警報機能(車両/歩行者に対応)
- 衝突回避支援ブレーキ機能(車両/歩行者に対応)
- 車線逸脱警報機能
- 誤発進抑制制御機能(前後に対応)
- 先行車発進お知らせ機能
- オートハイビーム
- スマートパノラマパーキングアシスト
- 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 標識認識機能
- 車線逸脱抑制機能(LKC)
- アダプティブハイビームシステム
- ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前後に対応)
- サイドビューライト
- 前車追従ステアリング制御
注目の安全装備は三菱のekクロスや日産のデイズに搭載されている全車速対応のクルーズコントロールをタントでも採用すること、駐車を自動で行うスマートパノラマパーキングアシストです。運転に慣れていない方や初めて車を購入する方にとって心強い安全機能になるでしょう。
広くて使い勝手の良いタントのモデルチェンジ遍歴
タントはダイハツが販売する軽トールワゴンで、「軽スーパーハイトワゴン」のジャンルを確立させたモデルでもあります。2005年には「カスタム」も登場しています。
タント 初代「Tanto」L350S/360S型(2003年~2007年)
2003年11月、初代タントがデビューしました。NAエンジンには「L」「X」「X Limited」、ターボエンジンには「R」「RS」のグレードが用意されました。
2004年6月、特別仕様車「スマイルセレクション」を発売。
2005年1月、特別仕様車「スマイルセレクションⅡ」を発売。6月にはマイナーチェンジを実施して後期型に。また、スポーティな「タントカスタム」が新たに登場しました。NAエンジンの「L」「X」と、ターボエンジンの「RS」のグレードを用意。11月、福祉車両の「タント フロントシートリフト」を発売。12月には特別仕様車「ハッピーセレクション」を発売。
2006年9月、特別仕様車「VS」を発売。11月には特別仕様車「カスタムVS」「カスタムVSターボ」を発売。
2007年12月、2代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
タント 2代目「TANTO」L375S/L385S型(2007年~2013年)
2007年12月、2代目タントの販売を開始しました。タントのターボ車「RS」を廃止し、上級仕様の「X Limited スペシャル」が追加されています。
2008年12月、特別仕様車「ワンダフルセレクション」「カスタムVセレクション」「カスタムVセレクションターボ」を発売。
2009年9月、特別仕様車「X Limited セレクション」「X 4WDセレクション」を発売。12月には一部改良を実施。
2010年10月、マイナーチェンジを実施。内外装の変更と燃費性能を向上しました。グレード体系の整理も行われ、最上級グレードの「G」が追加になっています。
2011年6月と11月に一部改良でエンジンの変更や走行性能の向上が図られました。
2012年、ターボ「RS」の一部改良で燃費性能が向上しました。9月、「G Special」「カスタムX Special」を新グレードとして追加。
2013年10月、3代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
タント 3代目「TanTo」LA600S/LA610S型(2013年~2019年)
2013年10月、フルモデルチェンジで3代目タントが誕生しました。タントではベーシックグレードの「L」、充実グレードの「X」、上級グレードの「G」が、タントカスタムはNA車の「X」、ターボ車の「RS」のグレードがラインナップされました。12月、タントに「Xターボ」「Xターボ ”SA”」を追加しました。
2014年5月、特別仕様車「スマートセレクションSA」「スマートセレクションSN」「スマートセレクションSA&SN」を発売。10月、カスタムの特別仕様車「トップエディションSA」を発売しました。
2015年4月に一部改良で、安全装備を向上。内外装の変更も実施されました。12月、マイナーチェンジを実施し、新グレードの「X ”ホワイトアクセントSA Ⅱ”」を追加しました。
2018年8月、特別仕様車「L ”リミテッド SA Ⅲ”」「カスタムRS ”トップエディションリミテッド SA Ⅲ”」を発売。12月にも特別仕様車「X ”VS SA Ⅲ”」「カスタムX ”トップエディションVS SA
Ⅲ”」「カスタムRS ”トップエディションVS SA Ⅲ”」を発売しました。
2019年7月、4代目と入れ替わりで販売を終了しました。
タント 4代目「Tanto」LA650S/LA660S型(2019年~)
2019年7月、フルモデルチェンジで4代目タントになりました。グレードはタントが「L」「X」「Xターボ」、カスタムが「L」「X」「RS」となり、タント「L」では「スマートアシスト非逢着車」が設定されています。12月、新グレードの「セレクション」シリーズが発売されました。
2020年6月、新グレード「X ””スペシャル」が発売しました。12月の一部改良では安全機能の強化や、ボディカラーの変更、グレードの整理が行われました。
2021年9月の一部改良では走行性能の向上やボディカラーの変更を実施しました。
2022年10月、マイナーチェンジと、「タント ファンクロス」の追加が発表されました。
タントのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代「Tanto」L350S/360S型 | 2003年~2007年 |
2代目「TANTO」L375S/L385S型 | 2007年~2013年 |
3代目「TanTo」LA600S/LA610S型 | 2013年~2019年 |
4代目「Tanto」LA650S/LA660S型 | 2019年 |