軽自動車をボディタイプ別に燃費性能で比較
「軽自動車」とひとくちに言っても、ヒンジドアの5ドアハッチバック、両側スライドドアのファミリーカー、ターボエンジンを搭載したスポーツタイプ、オープンタイプ、アウトドア向けのSUVタイプ、雪道に強い4WDモデルなど様々あります。
本記事では、ハッチバック・スライドドア搭載車種・スポーツ/オープンタイプ・SUVタイプ・4WDモデルの5タイプから、燃費の参考になる車種をボディタイプ別に紹介します。なお、本記事に掲載している燃費数値はJC08モード(旧測定方式)のものが中心です。現在の国内基準はWLTCモードに移行しており、実燃費との差が大きく出る場合があります。また、掲載車種の中にはすでに生産終了しているモデルも含まれます。各車の最新スペックはメーカー公式サイトでご確認ください。
5ドアハッチバック:燃費に優れたベーシック軽自動車の比較
5ドアハッチバックは、後部座席がヒンジドア(横開き)で荷室と後部座席に段差がない、軽自動車のスタンダードなボディタイプです。日常の通勤・買い物・近距離移動を中心に使うユーザーに向いており、維持費が安く取り回しのしやすい車種が揃っています。
アルト・キャロル:ハッチバック軽自動車トップクラスの低燃費
アルト・スズキ
キャロル・マツダ
スズキのアルトは2014年に8代目へフルモデルチェンジし、2021年には現行の9代目が発売されています。写真の8代目(2014〜2021年)は2WD・CVTでJC08モード燃費37.0km/Lを達成し、当時のハッチバック軽自動車でトップの数値を記録していました。この数値は月1,000km走行でレギュラーガソリン170円/L換算で約4,600円という水準です。マツダのキャロルはアルトのOEM車で、燃費は同等です。
現行9代目アルトはWLTCモード燃費で27.7km/Lとなっており、測定方式の違いから数値は下がりましたが実燃費との乖離は小さくなっています。車両価格も維持費も軽自動車の中で最低水準を維持しており、純粋に維持費を抑えたい方に向いている車種です。
| 燃費(JC08モード) | 37.0km/L(2WD・CVT) |
|---|---|
| OEM車 | マツダ・キャロル(同等燃費) |
| 備考 | 2021年に9代目へフルモデルチェンジ済み。現行WLTCモード燃費は27.7km/L |
| 向き・不向き | 維持費を最優先にしたい通勤・日常使い向け。荷物が多い用途には室内の狭さに注意 |
アルトラパン:女性向けデザインと高燃費を両立した派生モデル

アルトラパンは2002年から販売されているアルトの派生車で、女性をメインターゲットにしたデザインが特徴です。3代目(2015年〜)は2WD・CVTでJC08モード燃費35.6km/Lを記録していました。2021年発売の現行モデルはWLTCモード燃費25.2km/Lで、アルト本体より価格帯は高めですが、豊富なカラーバリエーションと可愛らしいインテリアで根強い人気を持ちます。「燃費も大事だが、毎日乗る車のデザインも妥協したくない」というユーザーに向いている選択肢です。
| 燃費(JC08モード) | 35.6km/L(2WD・CVT) |
|---|---|
| 備考 | 2021年に現行モデルへ更新済み。WLTCモード燃費は25.2km/L |
| 向き・不向き | デザイン重視の女性・若年層向け。純粋な燃費重視なら標準アルトの方が有利 |
ダイハツ ミライース・スバル プレオプラス:安全装備と低燃費を100万円以下で実現
ミライース・ダイハツ
プレオプラス・スバル
2017年5月発売の2代目ミライースは、JC08モード燃費35.2km/Lを達成しながら車両価格が84万〜93万円という価格帯が特徴でした。スマアシ(衝突回避支援)を搭載したグレードでこの燃費を達成している点は、当時の軽自動車としては際立ったコストパフォーマンスでした。スバルへはプレオプラスとしてOEM供給されています。現行モデルはその後一部改良を重ねており、最新情報はダイハツ公式でご確認ください。
| 燃費(JC08モード) | 35.2km/L(2WD・CVT、スマアシ搭載グレード含む) |
|---|---|
| OEM車 | スバル・プレオプラス(同等燃費) |
| 向き・不向き | 安全装備と燃費を100万円以下で求める方向け。装備の優先度が高い層に特に向く |
スズキ ワゴンR HYBRID:軽自動車初のハイブリッド搭載で燃費と実用性を両立

2017年2月にフルモデルチェンジした6代目ワゴンRは、軽自動車で初めてマイルドハイブリッドシステム(S-ene CHARGE)を採用しました。HYBRID FXとHYBRID FZの2グレードがJC08モード燃費33.4km/L(2WD)を達成しています。現在は2022年発売の7代目が販売中で、WLTCモード燃費は25.7km/L(HYBRIDグレード・2WD)となっています。室内長2,450mmというハッチバックとしては広めの数値が実用上の強みで、後席に大人が乗っても窮屈さを感じにくい設計です。
| 燃費(JC08モード) | 33.4km/L(2WD・HYBRID FX/FZ) |
|---|---|
| 備考 | 2022年に7代目へフルモデルチェンジ済み。WLTCモード燃費は25.7km/L(HYBRID・2WD) |
| 向き・不向き | 家族や友人と乗る機会が多く室内の広さも重視したい方向け |
ダイハツ ムーヴ・スバル ステラ:スマアシ搭載でハッチバックの安全装備水準をリード
ムーヴ・ダイハツ
ステラ・スバル
2014年発売の6代目ムーヴは「X」「L」グレードでJC08モード燃費31.0km/Lを記録していました。2022年に7代目へフルモデルチェンジし、現行モデルが販売中です。スバルへはステラとしてOEM供給されています。ムーヴはハッチバックながら室内高1,280mmを確保しており、タント・スペーシアほどではないものの着座姿勢が楽な点がオーナーから評価されています。
| 燃費(JC08モード) | 31.0km/L(2WD・CVT、X/Lグレード) |
|---|---|
| OEM車 | スバル・ステラ |
| 備考 | 2022年に7代目へフルモデルチェンジ済み |
| 向き・不向き | ハッチバックと室内の高さを両立したい方向け。スライドドアは不要だが着座楽さは欲しい層に |
スライドドア搭載車種:ミニバン代わりに使える実用性重視の軽自動車
両側スライドドアの軽自動車は、駐車場でドアを全開にしても隣の車に当てる心配がなく、チャイルドシートの着脱や荷物の積み降ろしがしやすいのが特徴です。「軽ミニバン」「スーパーハイトワゴン」とも呼ばれ、ファミリー層・送迎用途に適しています。
スズキ スペーシア:ハイブリッド搭載のスライドドア軽でトップクラスの燃費

スペーシアは2023年にフルモデルチェンジした現行モデルが販売中です。旧2代目(2017〜2023年)はハイブリッドシステム「S-ene CHARGE」を搭載した「G」「X」グレード2WDでJC08モード燃費30.0km/Lを達成していました。現行3代目のWLTCモード燃費は25.2km/L(ハイブリッド・2WD)です。室内高1,410mmはチャイルドシート着脱や立ったままの着替えが実際にできる高さで、子育て世代のオーナーから特に評価されています。
| 燃費(JC08モード) | 30.0km/L(2WD・ハイブリッド、G/Xグレード) |
|---|---|
| 備考 | 2023年に3代目へフルモデルチェンジ済み。WLTCモード燃費25.2km/L(HV・2WD) |
| 向き・不向き | 子育て世代・毎日の送迎に最適。室内高の高さがチャイルドシート着脱に直結 |
ダイハツ ムーヴキャンバス:ツートンカラーとスライドドアを組み合わせた女性向け軽ワゴン

2016年9月発売のムーヴキャンバスは、ムーヴシリーズ初のスライドドア採用モデルで全グレード2WDでJC08モード燃費28.6km/Lを達成していました。2022年にフルモデルチェンジした現行2代目が販売中で、WLTCモード燃費は22.9km/L(2WD)です。スライドドア搭載ながら全高1,655mmという設定で、タントやスペーシアよりも天井が低い分、取り回しやすさと開放感のバランスが取れています。ただし、身長のある方が後席に乗ると頭上が少し窮屈に感じる場合があります。
| 燃費(JC08モード) | 28.6km/L(全グレード2WD) |
|---|---|
| 備考 | 2022年に2代目へフルモデルチェンジ済み。WLTCモード燃費22.9km/L(2WD) |
| 向き・不向き | スライドドアの利便性を求めつつ車高を抑えたい女性向け。身長175cm以上の後席乗車には注意 |
ダイハツ タント:近づくだけで開くスライドドアと27.2km/Lの燃費を両立

2019年7月にフルモデルチェンジした現行4代目タントは、ハンズフリーオートスライドドアを採用し、荷物を持った状態でもドアを開けられる設計です。ターボを除くNAエンジン搭載の2WD「X」「G」「L」グレードでJC08モード燃費27.2km/Lを記録しています。室内長2,200mm・室内高1,355mmというスペースは、チャイルドシート2台を後席に並べても前席との干渉が起きにくい設計でファミリー層に支持されています。購入前に把握しておきたいのは、ミラクルオープンドアによる横からの積み降ろしの便利さは、隣の車との間隔に余裕がある駐車場でより恩恵を感じられる点です。
| 燃費(JC08モード) | 27.2km/L(2WD・NAエンジン、X/G/Lグレード) |
|---|---|
| 向き・不向き | チャイルドシート2台使用のファミリー向け。ハンズフリードアは荷物を毎日多く持つ方に特に便利 |
ホンダ N-BOX:年間販売台数トップの実績と27.0km/Lの燃費を誇るスーパーハイトワゴン

N-BOXは2017年の2代目フルモデルチェンジ以降、複数年で軽自動車年間販売台数1位を記録している人気モデルです(日本自動車販売協会連合会調べ)。NAエンジン搭載の2WDグレードでJC08モード燃費27.0km/Lを達成していました。2023年にフルモデルチェンジした現行3代目が販売中で、WLTCモード燃費は21.2km/L(NA・2WD)です。Honda SENSINGを全グレード標準装備している点は、安全装備をオプションで追加する手間がなく購入後に「グレードを間違えた」となりにくいメリットです。
| 燃費(JC08モード) | 27.0km/L(2WD・NA) |
|---|---|
| 備考 | 2023年に3代目へフルモデルチェンジ済み。WLTCモード燃費21.2km/L(NA・2WD) |
| 向き・不向き | 安全装備の標準化を重視する方・初めてスーパーハイトワゴンを購入する方に向く |
ダイハツ ウェイク:軽自動車最大クラスの室内高を持つスーパーハイトワゴン(販売終了)

ウェイクは2014年から2022年まで販売されたスーパーハイトワゴンで、現在は販売終了しています。全高1,835mm・室内高1,455mmはN-BOXよりも55mm高く、アウトドア用品の積み込みや車中泊スペースとして使うオーナーに重宝されていました。NAエンジン「L」「D」グレード2WDでJC08モード燃費25.4km/Lを記録。現在は中古市場でのみ入手可能です。
| 燃費(JC08モード) | 25.4km/L(2WD・NA、L/Dグレード) |
|---|---|
| 販売期間 | 2014年〜2022年 |
| 向き・不向き | アウトドア・車中泊向け。中古市場での人気が高く、状態の良い個体は価格が高めになる傾向 |
スポーツ・オープンタイプ:走りを楽しむ軽自動車の燃費比較
軽自動車のスポーツ・オープンタイプは、セカンドカーや趣味の車として選ばれることが多いカテゴリです。室内の広さよりも走行性能・デザイン・乗る楽しさを優先するモデルで、生産終了しているモデルが多い点に注意が必要です。
スズキ アルトターボRS:5AGSで25.6km/Lのターボ軽スポーツ(生産終了)

アルトターボRSは2015年3月に発売され、2021年に生産終了したアルトの派生スポーツモデルです。現在は中古市場でのみ入手可能です。5AGSのみの設定で2WDがJC08モード燃費25.6km/Lを達成。レーダーブレーキサポート(5〜30km/h対応)、パドルシフトを搭載し、ターボ+軽量ボディによる加速感はエントリー向けスポーツカーに匹敵するとオーナーから語られていたモデルです。
| 燃費(JC08モード) | 25.6km/L(2WD・5AGS) |
|---|---|
| 販売期間 | 2015年〜2021年 |
| 向き・不向き | AT感覚でスポーツ走行を楽しみたい方向け。MT操作が苦手でもパドルシフトで疑似的な操作感を得られる |
ダイハツ コペン:全グレードターボの軽2シーターオープン

コペンは2014年から販売されている2シーターオープン軽スポーツカーで、現在も販売中です。ローブ・エクスプレイ・セロ・GRスポーツの4スタイルを展開し、全グレードターボエンジン搭載。CVT 2WDでJC08モード燃費19.2km/Lを達成しています。室内長910mmという数値は2人分の荷物を積む余裕がほぼないことを意味しており、荷物の多い旅行や買い物メインでの使用には向きません。「乗る楽しさ優先・荷物は最小限」というスタイルに特化した選択です。
| 燃費(JC08モード) | 19.2km/L(CVT・2WD) |
|---|---|
| 向き・不向き | 週末のドライブを楽しむセカンドカー向け。日常の荷物運び・4人乗りには向かない |
ホンダ S660:ミッドシップ2シーターの本格軽スポーツ(生産終了)

S660は2015年3月から2022年まで販売されたホンダの2シーターオープン軽スポーツで、現在は生産終了しています。ミッドシップレイアウトにターボエンジンを搭載し、CVT 2WDでJC08モード燃費20.6km/L、6速MT 2WDで21.2km/Lを達成していました。生産終了発表後に注文が殺到したことでも知られており、中古市場では程度の良い個体に生産終了前と同等以上の価格がつくケースもあります。
| 燃費(JC08モード) | CVT:20.6km/L、6MT:21.2km/L(2WD) |
|---|---|
| 販売期間 | 2015年〜2022年 |
| 向き・不向き | 本格スポーツ走行を求める方向け。中古購入の場合は価格高騰に注意 |
スズキ アルトワークス:MT追加でワークスらしさを復活させた軽スポーツ(生産終了)

アルトワークスは2015年12月から2021年まで販売されたアルトのスポーツ最上位モデルで、現在は生産終了しています。5速マニュアルと5AGSを設定し、2WD・5AGSでJC08モード燃費23.6km/L、5速MTで23.0km/Lを達成。ターボRSより最大トルクを引き上げ、MT設定を追加した点が従来のワークスファンに刺さった要素でした。中古市場ではMT車の人気が特に高く、値崩れしにくい傾向があります。
| 燃費(JC08モード) | 5AGS:23.6km/L、5MT:23.0km/L(2WD) |
|---|---|
| 販売期間 | 2015年〜2021年 |
| 向き・不向き | MT操作の楽しさを求める走り好き向け。中古でのMT車は需要が高く入手競争になりやすい |
SUVタイプ:アウトドアや悪路に強い軽クロスオーバーの燃費比較
軽SUVタイプは車高が高くアイポイントも高いため運転しやすく、最低地上高の余裕から雪道・未舗装路・段差での走破性が標準的な軽自動車より優れています。アウトドア志向のユーザーや、地方の悪路・雪道を頻繁に走る方に向いているカテゴリです。
スズキ ハスラー・マツダ フレアクロスオーバー:軽SUVで最高水準の燃費
ハスラー・スズキ
フレアクロスオーバー・マツダ
ハスラーは2020年に現行2代目へフルモデルチェンジし、現在も販売中です。旧1代目(2014〜2020年)はNA 2WD・CVTでJC08モード燃費32.0km/Lを達成。現行2代目のWLTCモード燃費は25.0〜32.0km/L(ハイブリッド・2WD)で、マイルドハイブリッド搭載により燃費が大きく向上しています。最低地上高175〜180mmはアウトドアの段差処理に実際的な差を生みます。マツダのフレアクロスオーバーはハスラーのOEM車で同等の性能です。
| 燃費(JC08モード) | 32.0km/L(2WD・NA・CVT、ターボ除く) |
|---|---|
| OEM車 | マツダ・フレアクロスオーバー |
| 備考 | 2020年に2代目へフルモデルチェンジ済み。現行WLTCモード燃費最大32.0km/L(HV・2WD) |
| 向き・不向き | 街乗りとアウトドアの両立を求める方向け。林道・雪道・段差の多い場所での安心感は軽SUVの中でも高い |
ダイハツ キャストアクティバ・トヨタ ピクシスジョイ:SUVテイストの軽クロスオーバー(生産終了)
キャストアクティバ・ダイハツ
ピクシスジョイ・トヨタ
キャストアクティバは2015年9月に発売され、2023年に生産終了しました。現在は中古市場でのみ入手可能です。NA「G」「X」グレード2WDでJC08モード燃費30.0km/Lを記録し、最低地上高180mmというSUVテイストを備えていました。トヨタへはピクシスジョイとしてOEM供給されていました(こちらも生産終了)。
| 燃費(JC08モード) | 30.0km/L(2WD・NA、G/Xグレード) |
|---|---|
| 販売期間 | 2015年〜2023年 |
スズキ ジムニー:本格4WDオフローダーとして軽SUV中唯一の存在感

ジムニーは2018年に4代目へフルモデルチェンジし、現在も販売中です。ラダーフレーム構造とパートタイム4WD、最低地上高205mmという本格オフロード性能は、ハスラーなど他の軽SUVとは別次元の走破性を持ちます。現行4代目のWLTCモード燃費は5速MT 16.6km/L、4速AT 13.2km/Lで、軽自動車の中では低めの数値です。月1,000km・170円/L換算で4ATのガソリン代は約12,900円と、他の軽自動車より維持費が高くなる点を事前に把握しておくことが重要です。それでもジムニーを選ぶ理由は「他の軽自動車では行けない場所へ行けること」に尽きます。
| 燃費(WLTCモード) | 5MT:16.6km/L、4AT:13.2km/L(4WD) |
|---|---|
| 最低地上高 | 205mm |
| 向き・不向き | 本格的な悪路走破が必要な方向け。燃費の低さは割り切りが必要。街乗りメインなら他の軽SUVが合理的 |
4WDモデル:雪道・悪路で安心できる4WD軽自動車の燃費比較
4WDモデルは2WDに比べて車両価格が10〜20万円程度高く、燃費も2〜4km/L程度低下しますが、凍結路や急坂からの発進・スタック時の脱出性能は大きく異なります。北海道・東北・北信越など積雪地域に在住の方にとっては、安全上の実質的な必要装備です。
スズキ アルト・マツダ キャロル(4WD):4WD軽で最高水準の燃費
アルト
アルトラパン(ラパン)
アルト(8代目)・アルトラパン(3代目)はともに4WDモデルでJC08モード燃費33.2km/Lを記録していました。4WD化によって2WDより約4km/L低下するものの、それでも軽自動車の4WDとしてはトップクラスの数値です。4WDながらこの燃費を達成できた背景には、車体の軽さ(アルト4WDで740〜760kg)があります。現行9代目アルトはWLTCモードで4WD燃費27.0km/Lとなっています。
| 燃費(JC08モード) | 33.2km/L(4WD・CVT) |
|---|---|
| 備考 | 現行9代目アルトのWLTCモード4WD燃費は27.0km/L |
| 向き・不向き | 積雪地域での維持費を最小化したい方向け。4WDでも低燃費を求めるなら軽ハッチバックが最適解 |
ダイハツ ミライース・スバル プレオプラス(4WD):全グレードで4WD燃費トップクラスを実現

ミライース2代目は4WDでもJC08モード燃費32.2km/Lを全グレード達成していました。ベースグレード「B」から上級グレード「G」まで4WDで同一燃費を達成しているのは、グレードを問わず4WDを選びやすいという点でユーザーの選択を単純化してくれる設計です。
| 燃費(JC08モード) | 32.2km/L(4WD・全グレード) |
|---|---|
| 向き・不向き | 積雪地域でグレードを問わず4WDを使いたい方向け |
スズキ ワゴンR HYBRID・スズキ ハスラー(4WD):ハイブリッドで4WD燃費30km/L台を達成


ワゴンR HYBRID(6代目)の4WDモデルはJC08モード燃費30.4km/L(HYBRID FX/FZ)を達成しました。ハスラー(1代目)の4WDも同様に30.4km/L(X・GグレードCVT)を達成しています。ハスラーは最低地上高が高いため、4WD+高い地上高という組み合わせで積雪地域のアウトドアユーザーに特に向いていたモデルです。
| 燃費(JC08モード) | 30.4km/L(4WD) |
|---|---|
| 向き・不向き | ワゴンR:積雪地での日常使い向け。ハスラー:積雪地×アウトドアの両立向け |
ダイハツ ムーヴ(4WD):スマアシ搭載で雪道の安心感をさらに強化

ムーヴ(6代目)の4WDは「L」「X」グレードでJC08モード燃費27.6km/Lを達成。スマアシ搭載グレードも4WD設定があり、積雪地での衝突リスク軽減と走行安定性の両方を一台でカバーできる設定でした。現行7代目(2022年〜)も4WDラインナップが継続されています。
| 燃費(JC08モード) | 27.6km/L(4WD・L/Xグレード) |
|---|---|
| 備考 | 2022年に7代目へフルモデルチェンジ済み |
| 向き・不向き | 積雪地での通勤・日常使いに安全装備も重視したい方向け |
燃費がいい軽自動車を選ぶ際の注意点

本記事で紹介した燃費数値はJC08モード(旧測定方式)のものが多く、現在の測定基準であるWLTCモードより約2〜5割高い数値が出ることがあります。購入時に重要なのは「カタログのWLTCモード燃費」と「実燃費の乖離」の2点です。月1,000km走行でレギュラーガソリン170円/L換算の場合、WLTCモード燃費25km/Lのモデルは月約6,800円、20km/Lのモデルは約8,500円というガソリン代の差が生じます。
また、アルトターボRS・アルトワークス・S660・ウェイク・キャストアクティバ/スポーツなど、本記事で紹介した複数のモデルが現在は生産終了しています。中古車で購入を検討する場合は、メーカーの保証対応状況と部品供給の見通しを販売店で確認することをおすすめします。


























