スズキ スペーシアがモデルチェンジ 「スペーシアベース」「スペーシア ギア」情報など
スズキの軽ハイトワゴンのスペーシアが2017年にモデルチェンジしました。これまでのモデルでも、ライバル車であるホンダ・N-BOXやダイハツ・タントよりも低燃費を実現し、高い安全性を誇っているのに、販売台数が低調気味であったスペーシアは、今回のモデルチェンジで巻き返しを狙います。
2017年12月14日に発売した新型スペーシアは、普通車からの乗り換えユーザーも狙って開発されました。ここでは、軽ハイトワゴンの中でも顧客満足度の高いスペーシア新型モデルの「インテリア・エクステリアの特徴」「販売価格」「車両重量等のスペック」と、さらに飛躍した安全性能について紹介。
スペーシアのモデルチェンジは2023年予想 プラットフォームは改良型ハーテクトで剛性強化か
スペーシアとスペーシアカスタム2017年にモデルチェンジしてから2023年で6年になり、3代目登場の噂。2023年登場予定の3代目スペーシアは、プラットフォームには軽量高剛性の改良型ハーテクトを採用、ヘッドライトは丸目でワゴンRスマイルに似るという情報も。
剛性を高めることで軽自動車トップクラスの高速走行安定性を手に入れます。
パワートレインはハスラーと同型のR06D型の最新エンジン+モーターのマイルドハイブリッドになり、安全装備を始めエクステリアやインテリアなどはテコ入れされるようで、天井サーキュレーターやコネクティッド機能付きディスプレイオーディオなど、最新装備を搭載する可能性もあるようです。
具体的な発表時期について、2023年10月に行われるジャパンモビリディショーでスペーシアのプロトタイプを初披露、2024年に発売開始する可能性があるようです。タフスタイルのスペーシアギアの同時モデルチェンジにも期待です。
スペーシアの派生車種「スペーシアベース」が2022年8月26日に発売
スペーシアベース
2022年8月26日にスペーシアの派生車種「スペーシアベース」が追加されました。
スペーシアベースの駆動方式は2WDと4WDで、グレードはXFとGFの2種類を用意。
インターネット上ではカタログや詳しい情報もリークされていましたが予定通り「スペーシアベース」が発売されました。
新しく発売されたスペーシアベースの価格は1,394,800円~1,667,600円からで、エコカー減税の対象になっています。
スペーシアベースのボディカラー
スペーシアベースのエクステリアではボディカラーが全5色で、アウトドアカラーをイメージしたようなモスグレーメタリックとアクティブイエロー、デニムブルーメタリック、ピュアホワイトパール、ブルーイッシュブラックパールとなっています。
スペーシアベースのボディカラー
- モスグレーメタリック
- アクティブイエロー
- デニムブルーメタリック
- ピュアホワイトパール
- ブルーイッシュブラックパール
モスグレーメタリック
アクティブイエロー
デニムブルーメタリック
ピュアホワイトパール
ブルーイッシュブラックパール
スペーシアベースのインテリアではタフさ、耐久性を感じさせる装備も充実、車中泊やアウトドア使用を想定したアクセサリーも豊富に揃っています。
スペーシアやスペーシアギアが2021年12月3日にビッグマイナーチェンジ
スペーシアシリーズがマイナーチェンジでフロントグリルデザインを変更
スペーシア、スペーシアカスタム、スペーシアギアが一部改良を実施。2021年12月3日に発表後、2021年12月24日に発売開始。
アクティブなクロスオーバースタイルのスペーシアギアには特別仕様車のMY STYLE(マイスタイル)も設定します。
新型スペーシアの改良内容は、スペーシア、スペーシアカスタム、スペーシアギア、スペーシア車いす移動車の全てのシリーズのフロントグリルを新意匠に変更したこと。その他にもコネクティッドサービスを利用できる車載通信機のスズキコネクトを新たに導入しました。
2021年12月スペーシアのマイナーチェンジ内容
- スペーシアシリーズのフロントグリル変更
- 車載DCMスズキコネクト設定
- 特別仕様車マイスタイル追加(スペーシアギア)
- インパネカラー変更(スペーシア、スペーシアギア)
- シートアクセント変更(スペーシア、スペーシアギア)
- 車線逸脱抑制機能追加
スペーシアカスタムとスペーシアギアは、インパネとシートアクセントのカラーを一新するデザイン変更を実施。スズキセーフティサポートに車線逸脱抑制機能を追加して安全性も向上します。
スペーシアギアに新たに設定する特別仕様車は、ホワイトのガーニッシュを内外装に取り入れる、自然なアウトドアスタイルのモデルです。
2021年スペーシアギア特別仕様車マイスタイルの装備
- ボディカラーのヘッドランプガーニッシュ
- ホワイトサイドドアガーニッシュ
- ホワイトドアハンドル
- ホワイトバックドアガーニッシュ
- 14インチ専用ホワイトアルミホイール
- ホワイトカラードドアミラー
- ホワイトGEARエンブレム
- メッキエアコンルーバー
- 本革巻シフトノブ
- シルバースピードメーターリング
- ブラウンインパネカラーパネル
- メッキインサイドドアハンドル
- ホワイトステッチ専用ファブリックシート表皮
- 助手席シートバックポケット
新型スペーシアの販売価格は1,394,800円から1,656,600円、新型スペーシアカスタムの価格は1,663,200円から2,006,400円、スペーシアギアの価格は1,725,900円から1,922,800円、スペーシアギアの特別仕様車マイスタイルの価格は1,793,000円から1,912,900、スペーシアの車いす移動車の価格は1,583,000円から1,754,000円です。
スペーシアが一部改良で全車速追従クルーズコントロールを追加
一部改良で安全装備と快適装備をプラスしたスペーシアシリーズ
スペーシアが2020年8月20日に一部改良を実施、スズキ セーフティサポートの機能を拡大して、全車速追従クルーズコントロールを装備しました。
具体的には、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポート、SRSカーテンエアバッグをスズキ セーフティ サポート装着車に標準装備。全車速対応のクルコンはスペーシアカスタム、スペーシアギアに標準装備します。
スペーシアハイブリッドG以外に、USB電源ソケットを2個、時間調整付フロント間欠ワイパーも追加しています。
ボディカラーには、全グレードにクールカーキパールメタリック、ハイブリッドXにクールカーキパールメタリックとホワイトルーフ、シフォンアイボリーメタリックとホワイトルーフの、全3色を追加しています。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
スペーシア ハイブリッドG |
2WD(FF) | 1,380,500円~ |
4WD | 1,503,700円~ | |
スペーシア ハイブリッドX |
2WD(FF) | 1,524,600円~ |
4WD | 1,647,800円~ | |
スペーシア カスタム ハイブリッドGS |
2WD(FF) | 1,648,900円~ |
4WD | 1,772,100円~ | |
スペーシア カスタム ハイブリッドXS |
2WD(FF) | 1,764,400円~ |
4WD | 1,887,600円~ | |
スペーシア カスタム ハイブリッドXS ターボ |
2WD(FF) | 1,835,900円~ |
4WD | 1,959,100円~ | |
スペーシア ギア ハイブリッドXZ |
2WD(FF) | 1,687,400円~ |
4WD | 1,807,300円~ | |
スペーシア ギア ハイブリッドXZ ターボ |
2WD(FF) | 1,764,400円~ |
4WD | 1,884,300円~ |
スペーシアの派生車種「スペーシア ギア」が2018年12月20日に発売
防水・防泥加工の「型にはまらず、アクティブに遊べる!」スペーシア ギア
2018年の12月にスペーシアの派生車種として「スペーシア ギア」を発売するとスズキが公式発表し、同年12月20日に発売開始されました。
スペーシア ギアは、同じくスズキから発売されているハスラーのような雰囲気があり、スクエア形状のヘッドライトが特徴的です。ホンダが2018年に新型車として投入した、N-VANに近いような使い勝手の良さと、高い走破性持ち併せる楽しみな1台になっています。
スペーシア ギアのボディカラーは8色で2トーンカラーは5色ラインナップしており、グレードは「ハイブリッドXZ」と上位グレードの「ハイブリッドXZターボ」が用意されていて、ハイブリッドXZの販売価格は1,644,500円から、ハイブリッドXZターボの販売価格は1,727,000円からになっています。
安全装備のスズキセーフティサポートを搭載し、デュアルセンサーブレーキサポートを標準装備しています。
新型スペーシア ギアの装備一覧
- 専用フロントバンパー
- 専用リヤバンパー
- オートレベリング機構付LEDヘッドランプ
- LEDポジションランプ
- LEDフロントフォグランプ
- ガンメタリック サイドアンダーガーニッシュ
- ガンメタリック ヘッドランプガーニッシュ
- ガンメタリック サイドドアガーニッシュ
- ガンメタリック バックドアガーニッシュ
- ガンメタリック&メッキ 専用フロントグリル
- ガンメタリック カラードドアハンドル
- ガンメタリック カラードドアミラー
- ハーフホイールキャップ付14インチアルミホイール
- ルーフレール
- ガンメタリック2トーンルーフ(オプション設定)
- 撥水オレンジステッチ ファブリックシート表皮
- スリムサーキュレーター
- オレンジ加飾 メーターリング
- オレンジ加飾 エアコンルーバーリング
- ガンメタリック インパネカラーパネル
- シルバー インサイドドアグリップ加飾
- 後席右側パーソナルテーブル
- 助手席シートバックポケット
- 防汚タイプラゲッジフロア
- 運転席シートヒーター
- 助手席シートヒーター
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
スペーシア ギア ハイブリッドXZ | 2WD | 1,644,500円~ |
4WD | 1,764,400円~ | |
スペーシア ギア ハイブリッドXZ 2トーンルーフ仕様車 |
2WD | 1,688,500円~ |
4WD | 1,808,400円~ | |
スペーシア ギア ハイブリッドXZターボ | 2WD | 1,727,000円~ |
4WD | 1,846,900円~ | |
スペーシア ギア ハイブリッドXZターボ 2トーンルーフ仕様車 |
2WD | 1,771,000円~ |
4WD | 1,890,900円~ |
スペーシア ギアは個性的な2トーンカラー5色+モノトーンカラー3色を設定
スペーシア ギアのボディカラーは個性豊かな2トーンカラーとモノトーンカラーが揃い、見ているだけで元気なるスタイリングになっています。
どのボディカラーもスペーシア ギアのアグレッシブなスタイルにマッチしていて、ボディカラー選びが楽しくなります。
スペーシア ギアのボディカラー
- アクティブイエロー×ガンメタリック2トーンルーフ
- ブリスクブルーメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ
- ツールグリーンパールメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ
- オフブルーメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ
- フェニックスレッドパール×ガンメタリック2トーンルーフ
- ピュアホワイトパール(22,000円高)
- ブルーイッシュブラックパール3
- スチールシルバーメタリック(22,000円高)
アクティブイエロー×ガンメタリック2トーンルーフ
ブリスクブルーメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ
ツールグリーンパールメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ
オフブルーメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ
フェニックスレッドパール×ガンメタリック2トーンルーフ
ピュアホワイトパール(22,000円高)
ブルーイッシュブラックパール3
スチールシルバーメタリック(21,600円高)
ピュアホワイトパールとスチールシルバーメタリックのボディカラーは税込価格22,000円高になります。
スズキ スペーシアはこんな車
スズキのスペーシアは、2013年3月にパレットの後継モデルとしてデビューしました。スペーシアはパレットからCVTトランスミッションや両側スライドドアを受け継ぎ、軽ハイトワゴンではクラストップレベルの低燃費32.0km/Lをクリア、ステレオカメラ方式のデュアルカメラブレーキサポートを搭載し高い安全性を誇る車です。
2013年には日本カー・オブ・ザ・イヤーの「スモールモビリティ部門賞」を受賞するなどして高い評価を受けました。派生モデルにはスペーシア・カスタム、スペーシア・カスタムZといった個性的なラインナップが揃います。
ここ数年は、ライバル車であるホンダ・N-BOXやダイハツ・タントの勢いに押される形となっています。フルモデルチェンジをきっかけとして、かつての勢いを取り戻せるのかに注目が集まります。
新型スペーシアのインテリアは空間を上手く使った収納スペースがたっぷり
新型スペーシア使いやすい収納がたくさんある便利な軽ハイトワゴンです。可愛らしいイメージのスペーシアとかっこいいイメージのスペーシアカスタムのインテリアを紹介します。
清潔感のあるスペーシア内装はシートヒーターを完備するなど嬉しい機能がたくさんある
コンセプトカーと比較して大きな変更点はないと思われた新型スペーシアのインテリアですが、ボディカラーと合わせたダッシュボードのカラーリングは室内に清潔感をもたらします。
旧モデルでは全車にシートヒーターやリヤヒーターダクト等の暖房設備が整っていて、寒い日でもドライブを楽しむ事が出来ましたが、新型スペーシアではそんな魅力的な暖房設備がさらにグレードアップしています。
スーツケースをイメージさせるダッシュボードは新型スペーシアの象徴で、遊び心を取り入れたデザインが魅力です。ピンクの外枠で縁取られたメーターもインパクト大で印象的で、これらのインテリアは運転中のワクワク感を高めてくれます!
室内空間ではリヤシートのエリアでも広々スペースを確保します。背もたれがロングサイズ仕様であるため、リラックス効果抜群です。
また、スクエアボディを採用したことで、室内の高さにも余裕が生まれます。新型スペーシアでは、シートヒーターやリヤヒーターダクト等の暖房設備が整っていて、寒い日でもドライブを楽しむ事が出来ます。またエアコンの風が直接変わらないように、風の向きを調整するエアコンルーバーを装備するなどの快適装備も充実しています。
新型スペーシア カスタムのインテリアはクールで統一感がある
新型スペーシア カスタムのインテリアは、シックなブラックカラーを基調としたデザインが、シートやダッシュボード等の各パーツに施されていて統一感があります。ブラックカラーと相性の良いシルバーカラーが絶妙のバランスで配色されているのも特徴的です。
ロールサンシェードやプレミアムUV・IRカットガラスを備える事で、日差しが強い日であってもドライブに出かけられる機能性は、アクティブユーザーにとって大いに魅力的です。
シートはロングドライブを想定し、体への負担が少ない立体構造を採用します。ステッチのレッドカラーがオシャレ心を刺激します。
ロールサンシェードやプレミアムUV・IRカットガラスを備える事で、日差しに強い日であってもドライブに出かけられる機能性は、アクティユーザーにとって大いに魅力的です。
新型スペーシアはスクエアボディを活かした個性的なエクステリア
新型スペーシアのエクステリアはスクエアボディを採用して、可愛らしいイメージになっています。スペーシアカスタムは男性的なかっこいいエクステリアでスタイリッシュさを表現しています。
スペーシアは遊び心のある可愛らしいイメージの外観が魅力
新型スペーシアのエクステリアは、シンプルなスクエアボディだけど遊び心がつまっていて個性的で魅力いっぱいの仕上がりです。
ドライブしている時に「わくわく」「楽しさ」を存分に感じられるハイトワゴンを目指すスペーシアは、スーツケースを意識したデザインをエクステリアに取り入れます。ルーフに設置されたアクセサリーがスーツケースの持ち手のようでオシャレで特徴的です。
フロントマスクは角丸基調で、ヘッドライトがワイドサイズであるため全体的な可愛らしさが引き立っています。後席には「予約ロック機能」が備わるなどして乗り降りがさらに楽になるパワースライドドアを採用します。
スペーシアのボディカラーは14色で「チアフルピンクメタリック」や「ツールグリーンパールメタリック」など可愛らしいポップなカラーが揃う
ツールグリーンパールメタリック
オフブルーメタリック
チアフルピンクメタリック
ピュアホワイトパール
ブルーイッシュブラックパール3
フェニックスレッドパール
シフォンアイボリーメタリック
シルバーメタリック
アーバンブラウンパールメタリック
ブリスクブルーメタリック
ツールグリーンパールメタリック×ブラック2トーンルーフ
オフブルーメタリック×ホワイト2トーンルーフ
チアフルピンクメタリック×ホワイト2トーンルーフ
ピュアホワイトパール×ブラック2トーンルーフ
可愛らしいイメージで女性を中心に人気のあるスペーシアは、ボディカラーもポップでカラフルな色をそろえています。2トーンカラーも豊富なので、どの色にしようか迷ってしまうかもしれません。
スペーシア カスタムはフロントグリルに大胆なメッキを採用した迫力の外観が魅力
新型スペーシア カスタム のフロントグリルはトヨタのアルファードのような大型フロントメッキグリルを採用しました。その装飾効果でアクティブ感がスケールアップされています。
アイライン調のポジションランプとヘッドライトがフロントグリルと組み合わされ事で、フロントマスクに威厳と存在感がうまれます。パンパー下にLEDで装飾させることでラグジュアリー感が付け加わります。
スペーシアカスタムのボディカラーは「ブルーイッシュブラックパール3」や「ムーンライトバイオレットパールメタリック」などダーク系を中心に14色設定
アクティブイエロー
フェニックスレッドパール
ピュアホワイトパール
ブリスクブルーメタリック
ブレイブカーキパール
アーバンブラウンパールメタリック
スチールシルバーメタリック
ムーンライトバイオレットパールメタリック
ブルーイッシュブラックパール3
ブレイブカーキパール×ブラック2トーンルーフ
アクティブイエロー×ブラック2トーンルーフ
フェニックスレッドパール×ブラック2トーンルーフ
ピュアホワイトパール×ブラック2トーンルーフ
ブルスクブルーメタリック×ブラック2トーンルーフ
スペーシアカスタムのボディカラーは、カラフルで可愛ボディカラーが揃うスペーシアと比較すると元気でかっこいいボディカラーが揃います。選べるカラーも多くなっているので、好みに合わせて好きな色を選択しましょう。
前モデルの新車販売台数をライバルの「ダイハツ タント」「ホンダ N-BOX」と比較
スペーシアは、2013年に発売された軽ハイトワゴンで、同市場にはホンダ・N-BOXやダイハツ・タントといった強力なライバルがいます。ここ数年の新車販売台数は、ライバルに遠く及んでいないのが現状です。
スペーシアは高い燃費性能や魅力的な室内スペース、軽では初となるステレオカメラを利用した衝突軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」といった比較優位性がありますが、タントの「ミラクルドア」やN-BOXの助手席スーパースライドシート・シートアレンジ等と比較すれば、優位性の知名度は低く販売台数的には、ライバルに先行を許すかたちとなっています。
2015年度新車販売台数 | 2016年度新車販売台数 | |
---|---|---|
ホンダ N-BOX | 184,920台 | 192,369台 |
ダイハツ タント | 157,756台 | 148,727台 |
スズキ スペーシア | 79,375台 | 92,711台 |
新型スペーシアはデュアルカメラの「スズキセーフティサポート」搭載で安全性が向上
新型スペーシアでは、2つのステレオカメラを使用することで実現する。ふらつき警報機能や車線逸脱警報機能などをパッケージングした予防安全技術「スズキセーフティサポート」を搭載します。
他にもスペーシアの新型には、軽自動車では初となる運転シーンで役立つ情報をフロントガラスに映し出す「ヘッドアップディスプレイ」が採用されています。車の運転中に視線を移動する回数が少なくなる為、安全運転に効果的です。
軽自動車では初となる周囲360°の映像を立体アングルで表示できる3Dビューシステムは、スぺースが限られた場所にバック駐車する際に威力を発揮します。
バック時に衝突の恐れがある場合は、透明なガラスに対しても自動ブレーキが発動する探知能力に優れた「デュアルセンサーブレーキサポート」によって、事故を未然に防ぎます。
プラットフォームには新開発の「HEARTECT」を採用して乗り心地良く室内空間も広くなった
新型スペーシアは、アルトやワゴンRにも導入されたスズキの新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を開発時に採用することで、軽量化・高剛性化・室内スペースの拡充、そして静粛性や足回りの強化を実現しました。
その為、新型スペーシアに搭載されているバッテリーは、大型化したにもかかわらず前モデルとは変わらない車両重量である850kgの軽量ボディを維持しています。
車両重量 | |
---|---|
ホンダ N-BOX | 890kg |
ダイハツ タント | 920kg |
スズキ スペーシア | 850kg |
※グレードの中で最軽量の車両重量を表示
新型スペーシアはマイルドハイブリッドを搭載して燃費が30.0km/Lに
新型スペーシアはスズキの自慢である「Sエネチャージ」から「マイルドハイブリッド」に移行しさらなる低燃費を実現しました。
新型リチウムイオンバッテリーを大容量化し、ISG(モーター機能付発電機)を組み合わせる事で、モーターによるクリープ走行と、発進~加速・エンジンを再始動させる際・減速時などの幅広いモーターアシストを可能とし、その効果でエンジンの負担を減らすことに成功しました。
その為、新型スペーシアは同クラスに分類される車種と比較すれば最高レベルの低燃費を達成しています。
燃費性能 | |
---|---|
ホンダ N-BOX | 27.0km/L |
ダイハツ タント | 28.0km/L |
スズキ スペーシア | 30.0km/L |
※各グレードの中で最も優れた燃費性能を実現している数値を表示
商品力の高い新型スペーシアのグレード・エンジン・ボディサイズなどのスペック
2017年12月14日のフルモデルチェンジによって誕生した新型スペーシアですが2代目としての商品力アピールの為に車両重量が850kg~920kgと軽量化され、低燃費化も実現されました。以下に新型として生まれ変わったスペーシアのスペックを、グレード毎に紹介します。
グレード | HYBRID X | HYBRID X | HYBRID G | HYBRID G |
---|---|---|---|---|
全長 | 3,395mm | |||
全幅 | 1,475mm | |||
全高 | 1,785mm | |||
ホイールベース | 2,460mm | |||
最小回転半径 | 4.4m | |||
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
車両重量 | 870kg | 920kg | 850kg | 900kg |
最高出力(エンジン) | 38KW/6,500rpm | |||
最大トルク(エンジン) | 50N・m/4,000rpm | |||
モーター | WA05A 直流同期電動機 | |||
最高出力(モーター) | 2.3kW/1,000rpm | |||
最大トルク(モーター) | 50N・m/100rpm |
スペーシアの販売価格は130万~150万円・カスタムは150万~190万円代
新型スペーシア・スペーシア カスタムの販売価格をグレード毎に紹介します。高い環境性能を誇るスペーシアはエコカー減税の対象車となるため、自動車取得税と重量税が減額されます。
安全性を高めるために「全方位モニター用カメラパッケージ」を、エクステリアの魅力を高めるために「2トーンルーフパッケージ」をオプションで追加した場合には販売価格がアップします。
グレード | エンジン | 駆動 | 燃費(km/L) JC08モード |
エコカー減税 (取得税/重量税) |
販売価格 |
---|---|---|---|---|---|
HYBRID G | 0.66L DOHC 吸排気VVT (マイルドハイブリッド) |
2WD | 30.0 | 60%/75% | 1,333,800円~ |
4WD | 26.4 | 40%/50% | 1,454,760円~ | ||
HYBRID X | 2WD | 28.2 | 1,468,800円~ | ||
4WD | 26.4 | 1,589,760円~ |
グレード | エンジン | 駆動 | 燃費(km/L) JC08モード |
エコカー減税 (取得税/重量税) |
販売価格 |
---|---|---|---|---|---|
HYBRID GS | 0.66L DOHC 吸排気VVT (マイルドハイブリッド) |
2WD | 28.2 | 40%/50% | 1,576,800円~ |
4WD | 26.4 | 1,697,760円~ | |||
HYBRID XS | 2WD | 28.2 | 1,690,200円~ | ||
4WD | 26.4 | 1,811,160円~ | |||
HYBRID XS ターボ |
0.66L DOHC 吸排気VVTターボ (マイルドハイブリッド) |
2WD | 25.6 | 20%/25% | 1,787,400円~ |
4WD | 24.0 | 1,908,360円~ |
スペーシアがフルモデルチェンジしたことで軽ハイトワゴン市場は活性化
東京モーターショー2017に市販モデルのコンセプトカーが出展されたスペーシアの新型モデルが、2017年12月14日に発売されました。
新型スペーシアでは課題であったエクステリアの魅力が増し、安全性能が大幅にアップしています。そのため、前モデルではライバル車と比較すれば苦戦していた販売台数の回復が見込まれ、2018年12月20日に「スペーシア ギア」が追加されます。
SUV市場と並んで、勢いのある軽ハイトワゴン市場は、新型スペーシアの登場によってますます活性化します!