ホンダのコンパクトミニバン新型フリードのモデルチェンジ最新情報
ホンダが販売する大人気のコンパクトミニバンであるフリードのモデルチェンジ最新情報を紹介します。フリードは女性でも運転しやすいコンパクトなボディサイズと、最大7人が乗車できる広い室内が魅力です。
2016年9月16日にフルモデルチェンジした新型フリードのエクステリアやインテリア、価格や諸元などを振り返り、2024年春頃のモデルチェンジ時期も解説します。
コンパクトミニバンの元祖とも言えるフリードは、今後どのような進化を辿るのかチェックしましょう。
新型フリードのフルモデルチェンジは2024年春頃が有力 ライバルのシエンタは2022年8月モデルチェンジ
フリードの次期モデルが2024年春頃(2024年前半という噂も)に登場する可能性があるようです。
現行の2代目モデルは2016年に発売、2021年7月7日には初代フリードから累計100万台を突破したことをホンダ公式が発表した大人気モデルです。
フリードがモデルチェンジする可能性が高い2024年春頃、最大のライバルになるトヨタのシエンタがマイナーチェンジ(一部改良)をする可能性も。2020年に発売したホンダフィットVSトヨタヤリスに似た、販売台数争いにも注目が集まりそうです。
3代目の新型フリードのパワートレインは今までの1モーター式から、新型シビックや新型ヴェゼルなどに搭載する2モーター式のスポーツe:HEVシステムに。
ホンダセンシングも最新式にアップグレードすることで安全性を向上。ホイールベースを現行モデルから10mm延長することで評判の高い3列目を使う多人数乗車がより快適になります。
フリードの燃費性能も28.0km/L程度まで向上すると見られ、2代目フリードの20.9km/Lから大幅に改善する可能性が考えられます。
ライバルのシエンタが28.8km/Lを達成しているので、燃費性能だけをみても見劣りしないことになります。
新型シエンタにはない、フリードの強みは2列目にキャプテンシートを設定すること。左右独立したシートはベンチシートにはない快適性があるため、シエンタよりも快適性を優先するユーザーに選ばれています。
フリード特別仕様車ブラックスタイル2023年6月9日追加
特別仕様車ブラックスタイルはクロスター・ハイブリッドクロスターに設定
フリードクロスター・ハイブリッドクロスターへ、ブラックカラーをアクセントにした特別仕様車BLACK STYLE(ブラックスタイル)を2023年6月9日に発売。
グリルガーニッシュやライセンスガーニッシュにはブラッククロームを、スポイラーやリヤガーニッシュはガンメタリック塗装として統一感を持たせた特別仕様車です。
フリードBLACK STYLE(ブラックスタイル)特別装備
- フロントグリルガーニッシュ
- フロントグリル
- リアライセンスガーニッシュ
- 専用ステッチ コンビシート&インテリア
- ドアミラー
- アウタードアハンドル
- CROSSTAR専用デザイン 15インチアルミホイール
- LEDハイマウント・ストップランプ
- フロントロアースポイラー&フロントロアーガーニッシュ
- リアロアースポイラー&リアロアーガーニッシュ
- ルーフレール
フリード特別仕様車ブラックスタイルの販売価格は、ハイブリッドクロスターが3,033,800円から3,198,800円、クロスターが2,703,800円から2,868,800円。
フリードプラス ハイブリッドクロスターが3,050,300円から3,215,300円、フリードプラスクロスターが2,720,300円から2,885,300円です。
フリードはコンパクトミニバンの地位を築いた立役者
それまでホンダが販売していたモビリオとモビリオスパイクを統合したコンパクトミニバンとして、2008年5月30日に販売されたのがフリードの始まりです。
フリードが販売されるまで統合前のモビリオ、トヨタのシエンタがありましたが、販売台数は想定よりも伸びませんでした。またミニバンと言えばミドルクラスの大型の車種が殆どで、最低サイズでもトヨタのノアやヴォクシーなどが該当していました。
ホンダのフリードは今までのミニバンでは大きすぎるユーザーへコンパクトミニバンを提案する形で商品化され、販売が開始された2008年下半期のミニバン販売台数ランキングでは首位に輝きました。
ミニバン需要の高い東南アジアの地域へも海外展開され、日本はもとより、海外でもコンパクトミニバンの地位を築いた名車です。
グレード | 駆動方式 | 乗車定員 | 販売価格 |
---|---|---|---|
フリード B Honda SENSING | FF | 6人 | 1,997,600円 |
G Honda SENSING | FF | 6人 | 2,160,400円 |
7人 | 2,182,400円 | ||
4WD | 6人 | 2,396,900円 | |
7人 | 2,418,900円 | ||
フリード CROSSTAR Honda SENSING | FF | 6人 | 2,380,400円 |
4WD | 6人 | 2,616,900円 | |
フリード+ G Honda SENSING | FF | 5人 | 2,182,400円 |
4WD | 5人 | 2,418,900円 | |
フリード+ CROSSTAR Honda SENSING | FF | 5人 | 2,402,400円 |
4WD | 5人 | 2,638,900円 | |
フリード HYBRID G Honda SENSING | FF | 6人 | 2,561,900円 |
FF | 7人 | 2,583,900円 | |
4WD | 6人 | 2,798,400円 | |
フリード HYBRID CROSSTAR Honda SENSING | FF | 6人 | 2,781,900円 |
4WD | 6人 | 3,018,400円 | |
フリード+ HYBRID G Honda SENSING | FF | 5人 | 2,583,900円 |
4WD | 5人 | 2,820,400円 | |
フリード+ HYBRID CROSSTAR Honda SENSING | FF | 5人 | 2,803,900円 |
4WD | 5人 | 3,040,400円 |
2016年9月16日に新型フリードへフルモデルチェンジ
新型フリードはそれまで一体感のある丸いヘッドライトを一新しキレのある鋭いヘッドライトに変更しました。またボディ全体に立体感を持たせ、流れるようなサイドラインを作り出したことで車体に迫力が増し、より存在感のある車に進化しました。
ハイブリッドモデルにはトランスミッションへSPORT HYBRID i-DCDを採用し、コンパクトミニバントップクラスのJC08モード27.2km/Lを実現しています。
使いやすいボディサイズで個性的なエクステリア、そして最大7人乗れる燃費の良い車へと進化しました。
フリード ガソリンモデル |
フリード ハイブリッドモデル |
|
---|---|---|
全長 | 4,265mm | 4,265mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,710mm | 1,710mm |
室内長 | 3,045mm | 3,045mm |
室内幅 | 1,455mm | 1,455mm |
室内高 | 1,285mm | 1,275mm |
総排気量 | 1,496L | 1,496L |
車両重量 | 1,340kg | 1,400kg |
ホイールベース | 2,740mm | 2,740mm |
最低地上高 | 135mm | 135mm |
最小回転半径 | 5.2m | 5.2m |
駆動方式 | FF/4WD | FF/4WD |
乗車定員 | 6名/7名 | 6名/7名 |
ボディカラー | 全8色 | 全8色 |
燃費 | 19.0km/L | 27.2km/L |
価格 | 1,880,000円~ | 2,256,000円~ |
新型フリードのボディカラーは全8種類から選択
新型フリードのボディカラーは全8種類となっています。
グレード毎に選べるボティカラーが限られ好きな色が選べない、というケースはフリードにはなく、全グレードで好きなボディカラーを自由に選択できます。
家族でドライブするのが楽しくなる発色の良いカラーも揃っています。
ブルーホライゾン・メタリック
シトロンドロップ
コバルトブルー・パール
プレミアムディープロッソ・パール(32,400円)
ホワイトオーキッド・パール(32,400円)
ルナシルバー・メタリック
モダンスティール・メタリック
クリスタルブラック・パール
プレミアムディープロッソ・パールとホワイトオーキッド・パールはオプション設定されていて32,400円高となっています。
フリードのシートカラーとインパネはグレード毎に4色を設定
新型フリードのシートはグレード毎に4色のカラーを選ぶことができます。モカが2種類、ベージュが1種類、ブラックが1種類となり、どのカラーも高級感があり上質な空間となっています。
モカのファブリックシート×ウォームガンメタ
適用されるグレード
- フリード B
- フリード HYBRID B
モカのファブリックシート×白木目調
適用されるグレード
- フリード G
- フリード G・Honda SENSING
- フリード HYBRID G・Honda SENSING
ベージュのファブリックシート×白木目調
適用されるグレード
- フリード HYBRID G・Honda SENSING
- フリード G・Honda SENSING
ブラックのコンビシート×黒木目調
適用されるグレード
- フリード HYBRID EX
※フリード HYBRID G・Honda SENSING、フリード G・Honda SENSING、フリード GはSパッケージとしてオプション設定
フリードは6色から自由にカスタマイズできるコクピットのメーターカラーを装備
カラフルなコクピットを楽しめる全6色のメーターカラーも新型フリードの特徴です。
バイオレッド
ピンク
アンバー
イエロー
ブルー
レッド
その日の気分で自由自在にカラー変更できるので、落ち込んだ日はイエローカラーで元気よく、デートの日は落ち着いたブルーカラーで会話を楽しく盛り上げるなど、車の内装の雰囲気をガラっと変更してドライブすることができます。
コンパクトミニバンのフリード唯一のライバル車はトヨタのシエンタ
新型シエンタのライバルとなるのがトヨタから販売されているシエンタです。
シエンタとフリードは長年ライバル関係にあり、販売台数ではフリードがシエンタよりも多くなっていましたが、2015年のフルモデルチェンジを機にたびたび販売台数で上位を奪われる形となっています。
後席ほど着座位置が高くなるシアターレイアウトを採用し、見晴らしの良い視野を確保しています。
コンパクトミニバンのジャンルはフリードとシエンタの一騎打ちとなっているので、車種毎の特徴を良く見極めることが大切です。
シエンタ(FF) ハイブリッドモデル |
フリード(FF) ハイブリッドモデル |
|
---|---|---|
全長 | 4,235mm | 4,265mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,675mm | 1,710mm |
室内長 | 2,535mm | 3,045mm |
室内幅 | 1,470mm | 1,455mm |
室内高 | 1,280mm | 1,285mm |
総排気量 | 1.496L | 1.496L |
車両重量 | 1,380kg | 1,400kg |
ホイールベース | 2,750mm | 2,740mm |
最低地上高 | 145mm | 135mm |
最小回転半径 | 5.2m | 5.2m |
乗車定員 | 7名 | 6名 |
ボディカラー | 全13色 | 全8色 |
燃費 | 27.2km/L | 27.2km/L |
価格 | 2,226,960円~ | 2,256,000円~ |
フリードのマイナーチェンジの時期は2019年?
フリードは2008年の発売から2016年に2代目へとフルモデルチェンジしました。その間9年と長期間フルモデルチェンジは行われませんでした。通常フルモデルチェンジは4年前後で行われ、高級車や売れ筋の車種程フルモデルチェンジの期間が長くなります。
フリードも例にもれずコンパクトミニバンの人気車種なのでフルモデルチェンジの期間が長くなったと考えられます。
ではマイナーチェンジはどうでしょうか。
2008年に登場してから1年後の2009年には一部改良としてマイナーチェンジが行われており、その後も1~2年でマイナーチェンジすることが多かったようです。そのためフリードも2018~2019年にはマイナーチェンジが行われる可能性があります。
新型フリードは広い室内とカラフルな内装が魅力
新型フリードはファミリーで使う場合でも十分な広大な室内が魅力です。2列目シートを自由に移動できるベンチシートと、個々に座れるため特別感のあるキャプテンシートをグレード毎に選択できるのもユーザーとしては嬉しい設定です。
かっこいい内装が良いと考えている方にもお勧めできるカラフルなコクピットも長く愛される秘密です。家族にもドライバーにも上質な空間を提供してくれるのが新型フリードです。