デリカミニが2023年4月6日発表で5月25日から発売開始予定
デリカミニは、三菱の軽自動車ハイト系ワゴンで、2022年の発表から個性的でギア感の強いエクステリアが話題になった新型モデルです。
ランドローバーのディフェンダーを彷彿とさせる半円形のヘッドライトや、タイヤハウスを大きく見せるブラックフェンダーの採用など、今までの軽自動車とは違う独特の存在感が特徴です。
デリカミニのライバルは、同じくギア感を強調したスズキのスペーシアギアやハスラー、ダイハツのタントファンクロスやタフトが該当。
ボディカラーには流行色のアースカラーも設定する、新型デリカミニのエクステリア・インテリア・スペックなどを解説します。
デリカミニはライバル以上のギア感で遊び心いっぱいのエクステリアに
ギア感の強い半円形のヘッドライトが魅力のデリカミニ
デリカミニのエクステリアは、なんといっても個性的な半円形のヘッドライトが特徴です。
イギリスのプレミアムブランドであるランドローバーが、2020年から日本で販売したディフェンダーというモデルとよく似たヘッドライトを採用することで、質実剛健なイメージになっています。
ブラックフェンダーもデリカミニを象徴する外観で、最も競合するライバイのスペーシアギアやタントファンクロスにはない、タイヤを大きく見せる工夫も大きなポイントに。
樹脂フェンダーはRAV4やフォレスターなどSUVを印象付けるパーツとして使用されていますが、スーパーハイト系の軽自動車では初めて採用されるスタイルです。
フロントバンパーとリヤゲートバンパーにはDELICAのエンブレムがあり、デリカに乗っている満足感もあります。
は背の高いハイト系の軽自動車に分類されているため、両側スライドドアを搭載する開放的な車内になっています。
デリカミニはアクセサリーも豊富で、グロスブラックとホワイトを組み合わせたアクティブスタイルと、シルバーとブラックを組み合わせたワイルドアドベンチャースタイルを用意しています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,830mm |
ホイールベース | 2,495mm |
タイヤサイズ | 165/60R15 |
デリカミニのボディカラーは全12色で ベージュ系のアースカラーも設定
デリカミニのボディカラーは、モノトーンカラー6色、2トーンカラー6色の全12色を設定。
アースカラーのナチュラルアイボリーメタリックやアッシュグリーンメタリック、元気のでるビタミンカラーのサンシャインオレンジメタリックなど個性的なラインナップです。
人気の定番カラーであるホワイトパールやブラックマイカも設定していますが、デリカミニらしい自然なボディカラーはデリカミニととても相性が良い印象です。
コンパクトにまとめられたダイナミックシールド、アクセサリーでカラーチェンジできるので、様々なカラーパターンを楽しめるでしょう。
デリカミニのボディカラー一覧
- アッシュグリーンメタリック(オプション)
- ナチュラルアイボリーメタリック(オプション)
- ミストブルーパール(オプション)
- ブラックマイカ
- チタニウムグレーメタリック
- ホワイトパール(オプション)
- アッシュグリーンメタリック/ブラックマイカ(オプション)
- ナチュラルアイボリーメタリック/ブラックマイカ(オプション)
- ライトニングブルーマイカ/ブラックマイカ(オプション)
- サンシャインオレンジメタリック/ブラックマイカ(オプション)
- レッドメタリック/ブラックマイカ(オプション)
- ホワイトパール/ブラックマイカ(オプション)
デリカミニ アッシュグリーンメタリック(オプション)
デリカミニ ナチュラルアイボリーメタリック(オプション)
デリカミニ ミストブルーパール(オプション)
デリカミニ ブラックマイカ
デリカミニ チタニウムグレーメタリック
デリカミニ ホワイトパール(オプション)
デリカミニ アッシュグリーンメタリック/ブラックマイカ(オプション)
デリカミニ ナチュラルアイボリーメタリック/ブラックマイカ(オプション)
デリカミニ ライトニングブルーマイカ/ブラックマイカ(オプション)
デリカミニ サンシャインオレンジメタリック/ブラックマイカ(オプション)
デリカミニ レッドメタリック/ブラックマイカ(オプション)
デリカミニ ホワイトパール/ブラックマイカ(オプション)
デリカミニはライバルと比較すると車両価格は高めだが標準装備が豪華
デリカミニのライバル、スペーシアギアの価格帯は1,725,900円から1,987,700円、タントファンクロスが1,721,500円から1,930,500円ですが、デリカミニは1,804,000円から2,238,500円と車両価格が少し高めに設定されています。
グレード | 駆動方式 | 値段 |
---|---|---|
G | 2WD(FF) | 1,804,000円~ |
4WD | 2,015,200円~ | |
G プレミアム | 2WD(FF) | 1,985,500円~ |
4WD | 2,149,400円~ | |
T | 2WD(FF) | 1,881,000円~ |
4WD | 2,092,200円~ | |
T プレミアム | 2WD(FF) | 2,074,600円~ |
4WD | 2,238,500円~ |
その理由はライバル車がオプション設定している装備が多い中、デリカミニは初めから各種装備を標準化しているからで、実質的な車両価格は各モデルともほとんど差ありません。
例えば、デリカミニの上級グレードプレミアムでは、半ドアを自動で閉めてくれるイージークローザー付き両側電動スライドドアやステアリングヒーター&シートヒーター、マルチアラウンドモニター付きのデジタルルームミラーなどが標準装備しています。唯一アダプティブLEDヘッドライトのみメーカーオプションなので、とても分かりやすくなっています。
デリカミニ G・Tの主な標準装備
- イージークローザー付運転席側スライドドア
- ブラック本革巻ステアリング
- パドルシフト
- オーディオレス
- ナビ取付パッケージ 6スピーカー
- TVアンテナ、GPSアンテナ
- 7型ナビ用パネル
- 合成皮革&ファブリック 撥水シート生地
- 自動防眩機能付リヤビューモニター付ルームミラー
- 15インチアルミホイール(4WD)
- 14インチスチールホイール(2WD)
デリカミニ プレミアムの主な標準装備
- ハンズフリーイージークローザー付運転席側電動スライドドア
- ブラック本革巻ステアリング+ステアリングヒーター
- 樹脂ラゲッジボード&PVCシートバック
- オーディオレス
- ナビ取付パッケージ 6スピーカー
- TVアンテナ、GPSアンテナ
- 7型ナビ用パネル
- 合成皮革+PVCシートバック撥水シート生地
- コンビニエントフック付助手席シートバックテーブル
- 高速道路同一車線運転支援機能マイパイロット
- マルチアラウンドモニター付デジタルルームミラー
- 電動パーキングブレーキ
- ブレーキオートホールド
- プラズマクラスター付リヤサーキュレーター
- リヤロールサンシェード
- 15インチアルミホイール
デリカミニプレミアムの安全装備は、全車速対応のレーダークルーズコントロールと、車線維持支援機能(LKA)付きの高速道路同一車線運転支援機能のマイパイロットも標準装備する全部入りグレードに。
オプション装備に迷う方にとって充実した標準装備はとても嬉しい、購入しやすいモデルです。
デリカミニのパワートレインは自然吸気エンジンと過給機付きターボエンジンの2種類
デリカミニのパワートレインは排気量660Lの最高出力52ps、最大トルク6.1kgmの自然吸気エンジンと、最高出力64ps、最大トルク10.2kgmのインタークーラー付きターボエンジンの2種類を用意。
ライバルのスペーシアギア、タントファンクロス、タフトなどもターボモデルを設定するため、パワートレインはほぼ同じ性能になっています。
自然吸気エンジンモデルとターボエンジンモデルのどちらを選ぶか迷うとき、デリカミニはスーパーハイト系ということで、車両重量がスライドドア未搭載の軽自動車と比較すると車両重量が100kg程度重い傾向にあり、駆動方式は2WDから4WDにすると更に車両重量が増します。
そのためスーパーハイト系の軽自動車を購入するユーザーは、ターボエンジンを選ぶ割合が多いです。デリカミニもスーパーハイト系なので、余裕ある走行性能を持つターボモデルが人気になると考えます。
デリカミニのインテリアは撥水シート+eKスペースをベースの使い勝手の良さが魅力
ekスペース譲りの使い勝手が嬉しいデリカミニのインテリア
デリカミニはeKスペースをベースにインパネパネルの収納やシートバックポケットなど、日常使いに十分な収納力があります。
プレミアムグレードのシートは撥水機能があるため、ウインタースポーツやサーフィンなどのアウトドアユースにもピッタリで、小さな子どもがいるご家庭やペットと一緒にお出かけする方にも嬉しい仕様です。
最大320mmのロングスライド機能により車中泊も可能なことから、アクティブな使い方にピッタリな機能が盛りだくさんです。
Aピラーにあるサイドウインドウのスペースも広いため、運転席から見る斜め下の死角もカバーしやすい設計で、マルチアラウンドモニターが標準のプレミアムでは運転が苦手な方のサポートもしっかりしてくれるでしょう。
デリカミニはアウトドアユースにぴったりのスーパーハイト系軽自動車
デリカミニの正式発表は2023年4月6日、発売は2023年5月25日を予定しています。
近年はスペーシアギアやタントファンクロスなど、アクティブな軽自動車の選択肢が増えているので、使い方や好みで最適な車を選べるようになったのはとても嬉しいです。
車内の空間を最大限活用できるスーパーハイト系ワゴンの軽自動車で、ギア感の強いエクステリア、走破性の高い4WD駆動と、お手入れしやすい撥水シートを標準装備するデリカミニはアウトドアユースの強い味方になるでしょう。