ワゴンRは2017年2月にフルモデルチェンジしてJC08モード燃費33.4km/Lを達成
スズキが販売する軽自動車「ワゴンR」のモデルチェンジ情報を紹介します。ハイブリッドシステムを搭載し、2WDのハイブリッドモデルは33.4km/Lの燃費を記録しているワゴンR。2019年12月の一部仕様変更では安全性能やエンジンがさらにパワーアップしています。
ハイブリッドモデルではスタイリングの違いによって「FZ」「FX」に分けられ、「可愛い」「カッコいい」ワゴンRがラインナップしています。さっそく、フルモデルチェンジして新しくなったワゴンRのエクステリアやインテリア、搭載されている装備・エンジン、価格帯をチェックしていきましょう。
ワゴンRが2023年にモデルチェンジか 室内を拡充して広々したモデルに
ワゴンRのモデルチェンジが2023年に実施されるという噂があります。 ハイト系ワゴンの軽自動車なので、室内を現行モデルよりも広げて室内環境をさらに改善するようです。
ホンダのN-BOXやダイハツのタントがライバルなので、次期ワゴンRはこれらのモデルよりも優れた安全装備やユーティリティが搭載すると考えます。
また、全高を抑えた派生モデルのワゴンRスマイル(SMILE)という新型モデルを発売するという噂もあります。
ワゴンRが一部仕様変更を実施 新開発のパワートレインを搭載し安全装備を強化
スズキのワゴンRとワゴンRスティングレーが一部仕様変更して、新型モデルを2020年1月20日に発売しました。この一部仕様変更は福祉車両ウィズシリーズの「ワゴンR 昇降シート車」、「ワゴンRスティングレー 昇降シート車」にも反映され、この2モデルは2020年2月4日に発売されました。
今回の一部仕様変更により、ワゴンRのパワートレインには新開発のR06D型エンジンにCVTを組み合わせ、燃費性能と走行性能を両立。また、安全性能面ではFA 5MT車以外のCVT搭載車に「リヤパーキングセンサー」「前後衝突被害軽減ブレーキ」「後方誤発進抑制機能」を設定しています。
スズキ新型「ワゴンR」がインド市場で1.2Lモデル「BS6」を設定!「BS4」も価格改定されてお手ごろ価格に!
スズキ新型「ワゴンR」がインド市場で1.2Lモデル「BS6」を追加
インド市場で圧倒的な人気のある新型「ワゴンR」に、最上級グレードに設定される1.2Lクラスの「BS6」を新しく設定、販売が開始されました。「BS6」の販売とともに、既存グレードの「BS4」の価格も見直され、さらに購入しやすい価格になりました。
スズキ新型「ワゴンR」はインド市場で揺るぎない人気を誇る
2019年1月に新型「ワゴンR」が発表されたばかりですが、今回新たに追加された最上級グレード「BS6」のエンジンは、1.2L直列4気筒エンジンを搭載、最高出力83ps、最大トルク113Nmと軽自動車ながら、十分すぎるパワーを発揮します。
トランスミッションはこれまで通り、5速MTか5速ATのどちらかを選択することになります。
インテリアでも標準装備がかなり充実しています。
販売価格は790,000~920,000円、価格が見直された「BS4」では、670,000~830,000円と、かなり購入しやすい価格になっています。
スズキ新型「ワゴンR」1.2Lモデル「BS6」は標準装備が充実している
新型ワゴンR「BS6」の標準装備
- ステアリングマウントコントロール
- 最新インストルメントクラスター
- 7インチSmartPlay Studioインフォテインメントシステム
- 運転席用エアバッグ
- リアパーキングセンサー
- ABS付EBD
- レザー調シート
新型ワゴンRが25周年を記念した特別仕様車を追加設定
ワゴンRが1993年の誕生から25を迎えたのを記念して、ワゴンRとワゴンRスティングレーに特別仕様車「ワゴンR ハイブリッドFX リミテッド」「ワゴンR ハイブリッドFZ リミテッド」「ワゴンR スティングレー ハイブリッドX リミテッド」の3車種を追加して2018年9月10日に発売しました。
特別仕様車ワゴンR ハイブリッドFX リミテッドの専用装備
- 助手席シートヒーター
- 専用エンブレム
- ネイビーパール、シルバーの専用色インパネカラーパネル
- スモークメッキ、スチールシルバーのフロントグリル
- 専用ファブリックシート表皮
- チルトステアリング
- 運転席シートリフター
- シルバードアハンドル
- シルバーインサイドドアハンドル
- IRカット機能付フロントガラス、プレミアムUV&IRカットフロントドアガラス
- 14インチアルミホイール
特別仕様車ワゴンR ハイブリッドFZ リミテッド専用装備
- 助手席シートヒーター
- 専用エンブレム
- マットブラックパール、シルバーの専用色インパネカラーパネル
- 専用ファブリックシート表皮
- メッキバックドアガーニッシュ
- シルバードアハンドル
- 15インチタイヤ&アルミホイール
特別仕様車ワゴンR スティングレー ハイブリッドX リミテッド専用装備
- 助手席シートヒーター
- 専用エンブレム
- フロントシートSRSサイドエアバッグ
- SRSカーテンエアバッグ
- マットブラックパール、シルバーの専用色インパネカラーパネル
- メッキ、ダークグレーのフロントグリル
- 専用ファブリックシート表皮
- 専用ドアトリムクロス
- メッキバックドアガーニッシュ
- 15インチタイヤ&アルミホイール
グレード | 2WD | 4WD |
---|---|---|
ワゴンR ハイブリッドFX リミテッド |
1,312,200円~ | 1,429,920円~ |
ワゴンR ハイブリッドFZ リミテッド |
1,425,600円~ | 1,543,320円~ |
ワゴンR スティングレー ハイブリッドX リミテッド |
1,526,040円~ | 1,643,760円~ |
全ての特別仕様車にスズキセーフティサポートを装備して安全性を高め、マイルドハイブリッドを搭載した低燃費な走りが魅力です。
また、インパネのカラーを変更、ボディカラーには全6色を設定して個性的なスタイルを実現しています。
フルモデルチェンジ後のワゴンRのエクステリア
新型ワゴンRのHYBRID FXグレード
新型ワゴンRのHYBRID FZグレード
フルモデルチェンジして新しくなったワゴンRは、可愛いFX・カッコいいFZの2種類のスタイリングが用意されています。
FXは従来と同じくヘッドライト・スモールライト・ウィンカー・ハイビームが一緒になったヘッドライトを装備し、FZではバンパーを挟んで2段になったデザインで、上段がスモールランプにハロゲンハイビームとウィンカー、下段がLEDヘッドライトに分かれています。
リアビューは、テールライトがリアウィンドウ周辺ではなく、バンパー周辺に取りつけられています。LEDのハイマウントストップランプも装備されていて、後続車からも見やすくなっています。
フルモデルチェンジ後のワゴンRのインテリアはベージュやブラックのシンプルで癖のないインテリア
新型ワゴンRのベージュの内装
新型ワゴンRのブラックの内装
フルモデルチェンジされて新しくなったワゴンRのインテリアは、HYBRID FXではベージュ内装とブラック内装が、HYBRID FZではブラック内装を選ぶことができます。
アンブレラホルダー
収納はインパネトレイ、運転席・助手席のペットボトルホルダー、グローブボックス、運転席下のグローブボックスなどたくさんあります。後部座席には、軽自動車初の傘ホルダーが装備されていて、車外に雨水が抜ける構造になっているので気にせず傘を差すことができます。
トランク開口部寸法
バックドアを開けると開口高840mm、開口幅1,165mm、荷室幅1,180mmのトランクが表れ、大きな荷物でも楽々積むことができます。
バックドア側からもセカンドシートを倒すことができるので、わざわざ後部座席を開けて倒して再びバックドアに戻る手間もありません。
荷室フルフラットモード
セカンドシートを倒すと荷室と繋がりフルフラットになるので、トランクだけでは収まらない荷物を積む時に便利です。
メーカーオプションでナビゲーションシステムを装着できて道案内、ラジオやテレビはもちろんのこと、USBインターフェイスが装備されているので、スマホの充電なども行えます。また、Bluetoothでスマホとナビを接続して通話できるハンズフリー機能も搭載されています。
また、「Apple CarPlay」「android auto」にも対応していて、メッセージの読み上げや、スマートフォンでの対応したアプリを使うことができます。
フルモデルチェンジ後の搭載装備
フルモデルチェンジされたワゴンRには、リア側だけではなくフロント1か所、サイド2ヶ所にカメラが搭載されていて、車の周りを全て見渡せる全方位モニターがメーカーオプションで用意されています。
車を真上から見下ろしたような視点で周りの状況を確認できるので、難しい縦列も落ち着いて駐車することができます。ですが、カメラからの視点と実際の距離とでは少しのズレがあるので、過信しすぎず目視で周りを確認することも大事です。
フロントカメラ
サイドカメラ
また、見えにくい交差点の角などをフロントカメラで確認しながら進むことができるので、カーブミラーの設置されていない箇所などで便利です。他にも、道幅が狭い路地でのすれ違いや、駐車時の幅寄せなどにはサイドカメラの映像を見ながら行うことができます。
単眼カメラとセンサーにより、車だけではなく人も検知して衝突回避をサポートする「デュアルセンサーブレーキサポート」がメーカーオプションで装備でき、自動ブレーキだけではなく、踏み間違いによる「誤発進抑制機能」、車線をはみだした時に警告する「車線逸脱警報」、蛇行運転した時に警告してくれる「ふらつき警報機能」、前走車が発進したにもかかわらず動かない時に教えてくれる「先行車発進お知らせ機能」、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる「ハイビームアシスト機能」が備わっています。
他には、高級車などに装備されていることが多い「ヘッドアップディスプレイ」がメーカーオプションで装備でき、速度やシフトレンジ、ナビの案内などを表示してくれるので、前方から視線を外さずに情報を確認することができます。
フルモデルチェンジ後の新型ワゴンRのボディカラーは全部で10色で展開
HYBRID FZのボディカラーは全8色で、HYBRID FX・FAのボディカラーは全10色展開になっています。また、HYBRID FXではベージュ・ブラックの内装カラーも選べることが嬉しいポイントです。
ブリスクブルーメタリック
ブレイブカーキパール(HYBRID FZ専用色)
リフレクティブオレンジメタリック
ピュアレッド
ムーンライトバイオレットパールメタリック(HYBRID FZ専用色)
スチールシルバーメタリック(HYBRID FZ専用色)
ブルーイッシュブラックパール3
ピュアホワイトパール
サニーイエローメタリック(HYBRID FX・FA専用色)
フィズブルーパールメタリック(HYBRID FX・FA専用色)
スペリアホワイト(HYBRID FX・FA専用色)
シルキーシルバーメタリック(HYBRID FX・FA専用色)
フルモデルチェンジ後の新型ワゴンRの販売価格は1,163,800円から
フルモデルチェンジ後のワゴンRは、エントリーグレードの「FA」、ハイブリッドモデルの「HYBRID FX」「HYBRID FZ」の3種類あります。どのグレードでもトランスミッションはCVTで、FFの2WDと4WDが用意されています。
FAグレードでは、HYBRID FXと同様に全10色のボディカラーが用意されていますが、内装カラーはベージュのみです。また、ハイブリッドシステムが搭載されていないガソリン車モデルになり、燃費は26.8km/L(2WD)、25.4km/L(4WD)になります。
FA・2WD | 1,163,800円 |
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FA・4WD | 1,289,200円 |
HYBRID FXでは、FAと同様のボディカラーですが、内装カラーがベージュだけではなくブラックも選べます。ハイブリッドシステムも搭載しているので、燃費は33.4km/L(2WD)、30.4km/L(4WD)になります。また、レーダーブレーキサポートなどを搭載したセーフティパッケージ搭載車のモデルもあります。
HYBRID FX・2WD | 1,186,900円 |
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HYBRID FX・4WD | 1,310,100円 |
HYBRID FX・2WD セーフティパッケージ | 1,280,400円 |
HYBRID FX・4WD セーフティパッケージ | 1,403,600円 |
HYBRID FZでは、2段に分かれたヘッドライトなど専用のエクステリアが装備されたり、専用のボディカラー「ブレイブカーキパール」「ムーンライトバイオレットパールメタリック」「スチールシルバーメタリック」が用意され、全8色設定です。燃費は、HYBRID FXと同様に33.4km/L(2WD)、30.4km/L(4WD)を記録しています。
HYBRID FZ・2WD | 1,350,000円 |
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HYBRID FZ・4WD | 1,470,960円 |
HYBRID FZ・2WD セーフティパッケージ | 1,421,200円 |
HYBRID FZ・4WD セーフティパッケージ | 1,544,400円 |
2017年8月23日にワゴンRへ走って楽しい5速MT車が登場
2017年8月23日には、ベースの「FA」グレードに5速マニュアルのトランスミッションが設定されました!フロアシフトの設定なので操作しやすく、自分の思い通りに動かせるマニュアル車は、CVT車に比べてパワフルな走りを実現してくれます。
ワゴンRの5速MT車専用装備
- フロントシートはセパレートタイプ
- インパネセンターポケットが装備される
- フロアシフトに手動式のパーキングブレーキ
価格は、2WD車が107万円、4WD車が119万円と、かなり求めやすく通勤や通学だけではなく、営業車にも使えそうな価格帯です。
燃費 | 価格 | |
---|---|---|
2WD | 25.6km/L | 1,078,920円 |
4WD | 23.4km/L | 1,199,880円 |
ワゴンRのフルモデルチェンジでより低燃費で乗りやすい車へ
2017年2月にフルモデルチェンジし6代目へと進化したワゴンRは、初代の販売当初より人気の軽自動車です。今回のフルモデルチェンジでは、新型のプラットフォーム「HEARTECT」を採用したり、マイルドハイブリッドを装備して燃費が2WDモデルで33.4km/Lへと伸びました。
レーダーブレーキサポートなどを搭載し、安全面でも強化された新型ワゴンRは、新社会人や初めて車を購入する人、普段の買い物カーやセカンドカーにおすすめの車です。