タフトのモデルチェンジ

タフトのモデルチェンジ ガンメタパーツのダーククロムベンチャー追加

タフトのスペック、販売価格、燃費などを解説。スクエアボディの個性的なスタイルはアウドアに最適で、ライバルになるスズキのジムニーやハスラーに真っ向勝負を挑む軽クロスオーバーに。エクステリア、インテリアを中心にダイハツが2020年6月10日に発売した渾身のモデルタフトを紹介。

タフトのモデルチェンジ ガンメタパーツのダーククロムベンチャー追加

新型タフト(TAFT)のモデルチェンジ情報 仕様変更・特別仕様車など

新型タフトはダイハツが開発したタフトコンセプトの市販モデルです。
2020年1月に行われた東京オートサロンで発表したタフトコンセプトは四角いボディにガラスルーフを採用した個性的なスタイルで発表され「新型ハスラーと新型ジムニーの中間に位置する新しいモデル」になっています。

デリカミニ、タントファンクロスなど、ライバルの多いカテゴリーですが、市販される新型タフトはどこまでタフトコンセプトに近づけるのか、モデルコンセプト通りの「タフ」で「オールマイティなファンツール」になりデビューしました。

新型タフトやタフトコンセプトのエクステリア、インテリア、ボディサイズや燃費などのスペックなどを解説します。

2022年9月21日にタフト特別仕様車と新ボディカラーと9インチスマホ連携ディスプレイオーディオのオプション追加

特別仕様車ダーククロムベンチャー特別仕様車ダーククロムベンチャー

2022年9月21日にタフトの特別仕様車ダーククロムベンチャーが発売されました。
タフト特別仕様車ダーククロムベンチャーは2021年5月10日に発売した特別仕様車「クロムベンチャー」にダークブラックメッキやガンメタ塗装、ブラックマイカメタリック加飾でデザインを加えたモデルでタフトの力強さを演出するデザインに仕上がっています。

また、特別仕様車の発売と同時に、セラミックグリーンメタリック、クロムグレーメタリック、レーザーブルークリスタルシャインの新しいボディカラーのタフトも追加されます。

  • タフトレーザーブルークリスタルシャインレーザーブルークリスタルシャイン
  • タフトクロムグレーメタリッククロムグレーメタリック
  • タフトセラミックグリーンメタリックセラミックグリーンメタリック

そのほかには利便性が向上した9インチスマホ連携ディスプレイオーディオをオプション設定するなどの新しいオプション設定が加えられています。

2022年改良後のタフトのグレードと販売価格一覧
グレード 駆動方式 価格一覧
X 2WD(FF) 1,353,000円~
4WD 1,479,500円~
X eco IDLE非装着車 2WD(FF) 1,320,000円~
4WD 1,446,500円~
X ターボ 2WD(FF) 1,441,000円~
4WD 1,567,500円~
X ターボ eco IDLE非装着車 2WD(FF) 1,408,000円~
4WD 1,534,500円~
G 2WD(FF) 1,485,000円~
4WD 1,611,500円~
G eco IDLE非装着車 2WD(FF) 1,452,000円~
4WD 1,578,500円~
G ターボ 2WD(FF) 1,606,000円~
4WD 1,732,500円~
G ターボ eco IDLE非装着車 2WD(FF) 1,573,000円~
4WD 1,699,500円~
G クロム ベンチャー 2WD(FF) 1,551,000円~
4WD 1,677,500円~
G クロム ベンチャー eco IDLE非装着車 2WD(FF) 1,518,000円~
4WD 1,644,500円~
G ターボ クロム ベンチャー 2WD(FF) 1,672,000円~
4WD 1,798,500円~
G ターボ クロム ベンチャー eco IDLE非装着車 2WD(FF) 1,639,000円~
4WD 1,765,500円~
G ダーククロム ベンチャー 2WD(FF) 1,556,500円~
4WD 1,683,000円~
G ダーククロム ベンチャー eco IDLE非装着車 2WD(FF) 1,523,500円~
4WD 1,650,000円~
G ターボ ダーククロム ベンチャー 2WD(FF) 1,677,500円~
4WD 1,804,000円~
G ターボ ダーククロム ベンチャー eco IDLE非装着車 2WD(FF) 1,644,500円~
4WD 1,771,000円~

タフト一部改良で新グレードのXターボ追加 特別仕様車クロムベンチャーも

2021年5月に追加した特別仕様車クロムベンチャータフトに初めて設定された特別仕様車のクロムベンチャー

タフトが2021年5月10日に一部改良を行い、新しいグレードのXターボを追加しました。その他にも、エクステリアにメッキ加飾を追加して、インテリアアクセントをダークシルバーににした特別仕様車のクロムベンチャーをGターボとGに設定しています。

タフト特別仕様車クロムベンチャーの装備

  • メッキフードガーニッシュ
  • メッキバックドアガーニッシュ
  • メッキドアアウターハンドル
  • フロント/リヤ シルバーアンダーガーニッシュ
  • シルバー塗装アルミホイール(Gターボのみ)
  • ダークシルバー インテリアアクセント
  • シルバーステッチ フロントセパレートシート

一部改良で追加された新グレードXターボの価格は2WDが1,441,000円、4WDが1,567,500円。特別仕様車のGクロムベンチャーの価格は2WDが1,551,000円、4WDが1,677,500円。Gターボクロムベンチャーの価格は2WDが1,672,000円、4WDが1,798,500円です。

新型タフトが発売1か月で月販目標の4.5倍にあたる約1万8000台を受注

軽自動車SUVのタフトが発売1か月で約1万8000台を受注したことをダイハツが公式発表、月販目標の4.5倍の受注数で好調なスタートを切ったようです。タフトはスクエアなデザインや天井に装備するスカイフィールトップなど、個性的な軽クロスオーバーで、発売前から話題になっていました。

人気のボディカラーはレイクブルーメタリック、フォレストカーキメタリック、サンドベージュメタリックの3色で、オプション装備のメッキパックは約半数のユーザーが選択しているとのことです。アウトドアなどでも使えるタフギアとして最適なモデルなので今後も人気は続くでしょう。

新型タフトは個性的なスクエアボディが特徴 樹脂製パーツを多用したタフギアな雰囲気も魅力的

前から見た新型タフト存在感のある四角いボディが特徴の新型タフト

新型タフトのエクステリアの特徴は何と言っても四角いスクエアボディ。四角いボディと言えばスズキの軽自動車ジムニーなどが浮かびますが、タフトも角が際立つ個性的な「スクエアボディ」を採用しています。
2020年1月の東京オートサロンで公開したコンセプトモデルをほぼそのままにした、個性的なスタイルが特徴です。

横から見た新型タフト「タフギア」のイメージを強める樹脂製のオーバーフェンダーを採用

新型タフトを横から見ると、ボディから張り出した樹脂製のオーバーフェンダーが目に入ります。タフトのコンセプト「Tough & Almighty Fun Tool」の通り、日常からレジャーまで楽しめるタフギアの雰囲気を感じられます。

後ろから見た新型タフト新型タフトは日常使いもレジャー使いもこなせるオールラウンダーの軽自動車

タフトはスクエアボディのため実際のサイズよりも大きく見え、リヤから見てもどっしりとした存在感があります。タフトの全高はN-BOXやスペーシアのような背の高い、ハイト系軽自動車とは違うため、安定感のある走りも楽しめます。

タフト 2WD Gターボのスペック
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,630mm
室内長 2,050mm
室内幅 1,305mm
室内高 1,270mm
ホイールベース 2,460mm
車両重量 840kg
最低地上高 190mm
乗車定員 4名
総排気量 0.658cc
最高出力 47kW(64ps) / 6,400rpm
最大トルク 100Nm(10.2kgm)/3,600rpm
JC08モード燃費 25.4km/L
WLTCモード燃費 20.2km/L

タフトは「スカイフィールトップ」が標準装備で開放的な室内空間に

新型タフトのスカイフィールトップ新型タフトの注目装備スカイフィールトップは解放感抜群

新型タフトの魅力はオフロードスタイルのエクステリアに目が行きがちですが、装備面も充実していて、他車では殆どがオプション設定されている、スカイフィールトップ(パノラマルーフやガラストップなどとも呼ぶ)が全車標準装備します。

また、電動パーキングブレーキやブレーキホールドも標準装備するので長時間ドライブする方は特に嬉しいのではないでしょうか。2段式のグローブボックスやカップホルダーなど収納面も充実しています。

新型タフトの内装新型タフトの内装はオレンジのアクセントカラーが特徴

シートアレンジは「3名乗車+長物荷物」や「2名乗車+大型荷物」など多彩で、必要に応じた使い方が可能です。スーツケースを2つ詰んでも余裕があるため、旅行などのおでかけも苦労しません。
インパネやエアコン吹き出し口に配置するビタミンカラーのオレンジがドライバーを元気にしてくれる素敵な内装です。

新型タフトのボディカラーはレイクブルーメタリックなど全9色設定

新型タフトのボディカラーはテーマにもなっている、フォレストカーキメタリックやアウトドアのイメージにピッタリなレイクブルーメタリックなど、全部で9色を用意。 人気の定番カラー、シャイニングホワイトパールやブライトシルバーメタリックなども設定しているため幅広いユーザーの欲しいボディカラーが揃っています。

新型タフトのボディカラー一覧

  • シャイニングホワイトパール(22,000円高)
  • コンパーノレッド(22,000円高、Gターボ、Gのみ選択可能)
  • レイクブルーメタリック
  • フォレストカーキメタリック
  • サンドベージュメタリック
  • レモンスカッシュクリスタルメタリック(Gターボ、Gのみ選択可能)
  • スプラッシュブルーメタリック(Gターボ、Gのみ選択可能)
  • ブラックマイカメタリック(Gターボ、Gのみ選択可能)
  • ブライトシルバーメタリック

新型タフトのボディカラー一覧

新型タフトはアウトドドアのイメージが強いため、フォレストカーキやレイクブルーが人気色になると予想しますが、オプションカラーのコンパーノレッドやスズキのジムニーシエラに設定されているような、サンドベージュもタフトの雰囲気にぴったりなので、人気のボディカラーになるかもしれません。

新型タフトは次世代スマートアシストを採用

新型タフトに次世代スマートアシストの他、新型タントなど採用する運転支援機能のスマートアシストプラスを採用すると考えます。
次世代スマートアシストには車線逸脱警報や衝突警報機能を搭載していますが、スマートアシストプラスは全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールや車線中央を走行するようハンドルをアシストするレーンキープコントロールなど15種類の予防安全機能を搭載します。

次世代スマートアシストの機能

  • 衝突警報機能
  • 衝突回避支援ブレーキ機能
  • 車線逸脱警報機能
  • 車線逸脱抑制制御機能
  • オートハイビーム
  • ADB(アダプティブドライビングビーム)
  • 標識認識機能(進入禁止)
  • 誤発進抑制制御機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • コーナーセンサー

スマートアシストプラスの機能

  • 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
  • LKC(レーンキープコントロール)
  • スマートパノラマパーキングアシスト
  • パノラマモニター
  • サイドビューランプ
  • BSM(ブラインドスポットモニター)
  • RCTA(リヤクロストラフィックアラート)

三菱ekクロスやekクロススペースで採用する自動運転支援技術のマイパイロット、日産デイズやルークスで採用するプロパイロットのような、自動運転支援技術を新型タフトにいち早く採用する可能性もあるでしょう。

また、2019年7月に発売した新型タントにも搭載される「アダプティブドライビングビーム付きフルLEDヘッドランプシステム」を設定するとの情報も。アダプティブドライビングビームではタフトに乗るドライバーだけでなく、対向車側の幻惑を防ぐことができるため、夜間走行時の安全性能が大きく向上するでしょう。

ダイハツ・タフトの先行サイトがオープン!

タフトのエクステリア

ダイハツは2020年4月1日、2020年6月10日に発売の新型タフトの先行サイトを発表しました。
先行サイトでは、爽やかな「レイクブルーメタリック」と、ディーラーオプション(メッキパック)装着車の「フォレストカーキメタリック」の2台が紹介されています。

新型タフトのエクステリアはタフトコンセプトを踏襲か

タフトコンセプトのエクステリア2020年1月の東京オートサロンで公開したタフトコンセプト

東京モーターショー2019に出展されたWAKUWAKU(ワクワク)

ドアをフルオープンにしたWAKUWAKU(ワクワク)

wakuwakuコンセプトのエクステリア2019年10月の東京モーターショーで公開したwakuwakuはタフトコンセプトの基になったモデル

新型タフトには2019年10月開催の東京モーターショーで発表した「wakuwaku(わくわく)」と2020年1月開催の東京オートサロンで発表した「タフトコンセプト」の2つがあり、wakuwakuの発展型がタフトコンセプトです。

タフトコンセプトのヘッドライトタフトコンセプトのヘッドライトには縦に並んだ3つのポジションランプを確認

タフトコンセプトのリヤビュー樹脂製のオーバーフェンダーでコンセプト通りの「タフ」なイメージを表現

市販する新型タフトはタフトコンセプトを基に開発されるため、エクステリアはスクエアボディのアクティブなスタイルになると考えます。
軽クロスオーバーらしく駆動方式はFFだけでなくフルタイム4WDを設定することが考えられ、ダイハツの次世代プラットフォーム「DNGA(ダイハツ ニュー グローバル アーキテクチャー)」により剛性の高いカッチリした走行性能になるでしょう。

ダイハツの開発陣のコメントでは「本格的な市販モデルは更にデザインが変更される」とのことから、車両重量が増えるガラスルーフの採用などは見送られるカオプション装備になる可能性が高いでしょう。フロントグリルやフェンダー周りも変更される可能性がある箇所なので、注目してみましょう。

新型タフトコンセプトの内装は「新型タフト」としてそのまま市販できる完成度

タフトコンセプトのシートはハニカムメッシュデザインを迷彩模様に見えるよう、幾重にも重ねています。

タフトコンセプトのシート迷彩に見えるハニカムデザインのシートでアクティブな印象に

タフトコンセプトのインストルメントパネル前席のインパネデザインはフォレスターX-BREAKのようなオレンジのアクセントカラー

インストルメントパネルではエアコン吹き出し口やシフト周り、センターパネルなどにオレンジのアクセントカラーを採用。タフでアクティブなイメージを表現した個性的なデザインが特徴です。

タフトコンセプトのステアリングには、設定した速度で航行するレーダークルーズコントロールや、障害物をセンサーでお知らせするクリアランスソナーなどを備えています。
今や標準装備が当たり前になった電動パーキングブレーキも採用しているため、そのまま新型タフトとして市販化できそうと思わせる、完成度の高い内装です。

タフトコンセプトのボディサイズやスペックは新型タフトにそのまま継承する可能性も

タフトコンセプトのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mmで、以前発表したコンセプトモデルの「wakuwaku」と同じサイズです。

タフトコンセプトのホイールタフトコンセプトの足回りはワークの15インチブラックホイールを採用

タフトコンセプトの明らかになっているその他のスペックは、タイヤサイズが165/65R15でホイールサイズが15インチ、パワートレインは直列3気筒の過給機付き(ターボ)660ccエンジンにCVTを組み合わせていること、燃費性能は明らかになっていません。

新型タフトもタフトコンセプトのボディサイズと同様か、軽自動車の規格に収まる僅かな変更に留まるでしょう。
タイヤサイズやパワートレインはタフトコンセプトをそのまま継承する可能性も高いかもしれません。
また、ダイハツで販売する軽トールワゴンのウェイクや、タントなどの駆動方式にFFとフルタム4WDの2種類をラインナップしていることから、新型タフトもFFとフルタイム4WDを設定すると考えます。

初代「タフト」はダイハツが1974年から1984年まで製造

初代タフトのエクステリア初代タフトはラダーフレーム構造と4輪リーフリジッドアクスルのサスペンションを採用した本格クロカンモデル

タフトと言う車名は、かつてダイハツが製造していた本格クロスカントリーの車種と同じで、2020年に発売する新型タフトは初代タフトの名前を受け継いだ車種になります。
初代タフトはボディとフレームが独立したラダーフレーム構造で、トヨタのランドクルーザーやスズキのジムニーと同じ構造を採用していました。

ボディサイズは全長3,320mm~3,485mm×全幅1,460mm×全高1,855~1,870mmで、軽自動車より大きくミドルサイズSUVより小さい、現在のBセグメントにあたる絶妙なサイズが特徴です。
初代タフトは1984年のフルモデルチェンジでラガーに名前を替えているため、2020年の新型タフトは全く新しい「タフト」として再スタートを切る車種になります。

新型タフトのライバルは軽クロカンのスズキジムニーと同じジャンルのハスラー

新型タフトのライバルになるのはスズキが販売する軽クロスカントリーのジムニーと、軽クロスオーバーのハスラーです。

ジムニーはラダーフレーム構造を持つ本格的なクロカンモデルのため、走破性ではタフトと競合しませんが、ボディスタイルはどちらもスクエアな形状のため、街乗り用でジムニーを選択していたユーザーと競合するかもしれません。

そしてタフトの最大のライバルと言えるのがハスラーです。
ハスラーは2020年1月20日にフルモデルチェンジした新型を発売。全グレードでマイルドハイブリッドを採用し、走破性だけでなく燃費性能も優れた軽クロスオーバーです。
丸みがあるエクステリアが新型タフトとの明確な違いです。

クロスオーバーSUVとして復活したタフトのモデルチェンジ遍歴

タフトはダイハツが販売するクロスオーバーSUVの軽自動車です。初代では本格的SUVで当初は1,000ccのガソリンエンジンでしたが、1,600ccガソリンエンジン、2,500ccから2,800ccのディーゼルエンジンと変貌を遂げたモデルでもありました。1984年に車名が変更になり、その後2020年に軽ハイトワゴンのクロスオーバーSUVとして、タフトの名前が36年ぶりに復活しました。

タフト初代 F10/20/50/60型:1974年~1984年

1974年8月、初代タフトが発売されました。発売当初の搭載エンジンはFE型の1,000ccで、4速MTに2速副変速機付きのパートタイム式四輪駆動でした。
1976年にマイナーチェンジが施され、エンジンはトヨタ製の12R-J型1,600ccを搭載した「タフト・グラン」が追加されました。
1978年9月には二度目のマイナーチェンジが行われ、ディーゼルエンジンDG型2,500ccが追加され、1,000ccガソリンエンジンを廃止します。
1981年10月、ガソリンエンジンの廃止でディーゼルエンジンのみになり、レジントップが追加になります。
1982年11月、3度目のマイナーチェンジでディーゼルエンジンを2,500ccからDL型2,800ccへ。フロントグリルが一体型の樹脂製になりました。
1984年4月にフルモデルチェンジと共に、車名が「ラガー」に変更され、ここでタフトの名前が一度消滅します。

タフト 2代目 F7#型:1984年~2007年

1984年4月、タフトのフルモデルチェンジ版として、「ラガー」の名前で販売開始し、9月にはターボ車を追加。
1985年9月、後席を広く設定したワゴンが追加になります。1987年9月にマイナーチェンジを行い、ヘッドランプが角型に。1989年10月、「プリオール」「ロードスター」を追加。
1990年11月にマイナーチェンジで大型化に。ターボ車はインタークーラー付きの115馬力にパワーアップしました。1993年4月にもマイナーチェンジが施され、最上級グレードではダイハツ初の3ナンバーに。設定はターボ車のみになり、商用モデルが幌を含んで全て廃止になります。
1997年4月には国内向けが販売終了。海外向けのみとなりました。

タフト 3代目 LA900S/LA910S型:2020年~

2019年10月24日、「Waku Waku」を東京モーターショー2019に参考出品します。
2020年1月、東京オートサロン2020で「Waku Waku」をベースとした「TAFTコンセプト」をワールドプレミアし、約36年ぶりにタフトの名前が復活した瞬間でもありました。初代が商用ジープだったのに対し、クロスオーバーSUVの軽自動車となります。
2020年6月、「ジブン、オープン、青空SUV」のキャッチフレーズで新型タフトがデビュー。スクエアボディで水平基調をベースとした厚みのあるボディ。エンジンはKF-VE型0.66L直列3気筒DOHC NAと、KF-VET型0.66L直列3気筒DOHC ICターボ。グレード体系は「X」「G」「Gターボ」のラインナップです。
2021年5月には一部改良で新グレードの「Xターボ」を追加。また、「G」と「Gターボ」をベースとした特別仕様車「クロム ベンチャー」を発売。
2022年9月、特別仕様車「ダーククロム ベンチャー」を発売。
2023年1月、半導体不足や部品供給不足に対応するため、アイドリングストップレス仕様の追加が発表されました。

タフトのモデルチェンジ遍歴
タフトのモデル 販売年表
初代 F10/20/50/60型 1974年~1984年
2代目 F7#型 1984年~2007年
3代目 LA900S/LA910S型 2020年~

タフト(TAFT)はアウトドアを最高に楽しめるファンツールに

タフト

新型タフトの商品コンセプトはタフ&オールマイティファンツールです。
ダイハツが2019年10月の東京モーターショーで発表した「wakuwaku」、そして2020年1月の東京オートサロンで発表した「タフトコンセプト」の系譜を持つ新型タフトはアウトドアが得意な最高に楽しいファンツールになるでしょう。

ライバルのスズキハスラーは軽クロスオーバーのジャンルで独り勝ち状態ですが、2020年6月10日にダイハツが投入した新型タフトにより競争。
スクエアボディで走破性の高い軽自動車を求めている方にはピッタリの新型タフトが人気です。