セレナのモデルチェンジ

セレナ(C28)がモデルチェンジで「家族みんなとの時間を最大限楽しめるミニバン」へ

セレナのフルモデルチェンジが2022年に実施。日産ノートに搭載されている第二世代e-POWERを導入する新型車では、低燃費を実現します。新型セレナの販売価格などを、ライバル車のトヨタのヴォクシーハイブリッドや、ステップワゴンと比較しながら予想します。

セレナ(C28)がモデルチェンジで「家族みんなとの時間を最大限楽しめるミニバン」へ

セレナのモデルチェンジは2022年11月28日発表 次世代e-power、最上級ルキシオンもラインナップ

セレナの次期モデル(C28)で注目されるのが、2022年に発売した新型エクストレイルに搭載した1.5LのVCターボと組み合わせた第二世代の新型e-powerです。
パワートレインを変更することで、従来のセレナより余裕のあるパワフルな加速を楽しめるでしょう。

新型の6代目セレナでは、エルグランドの車格を補完する最上級グレードのルキシオンを用意することで上級感を向上。
新型セレナのエクステリア・インテリア・新しい機能や安全装備の変更点など、モデルチェンジ情報を集めました。

6代目新型セレナのガソリンモデル(2WD)は2022年12月22日発売で第二世代のe-POWERモデルは2023年4月20日に発売

C28新型セレナのエクステリア新型セレナはスタンダードとルキシオンを設定

6代目になるC28新型セレナを2022年11月28日に初公開。
「家族みんなが楽しみにしている新型セレナ」をコンセプトに、ミュージカル型式で登場。
家族みんなとの時間を最大限楽しめるように、運転する人も同乗する人も安心して乗れるよう開発しています。

エクステリアはフロントグリルからヘッドライトへシームレスに繋がるデザインに変更、グリルは水平基調でワイド感を強調するバータイプに刷新、ヘッドライト意匠は3灯式のLEDヘッドライトを採用することで立体感が生まれました。
運転席には長時間の疲れを軽減するゼログラビティシートを初めて採用するなど、ドライバーに寄り添った機能もあります。

セレナの販売時期について、2022年12月22日に2WD(FF)駆動のガソリンモデルを発売、そのあとに4WD駆動のガソリンモデルを発売、注目のe-POWERモデルは2023年4月20日に発売。
新型セレナの新規受注は11月11日からスタートしています。

6代目C28新型セレナのグレードと価格
グレード 乗車定員 駆動方式 販売価格
X 3列8人 2WD(FF) 2,768,700円~
4WD 3,034,900円~
XV 3列8人 2WD(FF) 3,088,800円~
4WD 3,355,000円~
XV
防水シート仕様
3列8人 2WD(FF) 3,132,800円~
4WD 3,399,000円~
ハイウェイスター V 3列8人 2WD(FF) 3,269,200円~
4WD 3,535,400円~
ハイウェイスター V
防水シート仕様
3列8人 2WD(FF) 3,313,200円~
4WD 3,579,400円~
オーテック 3列8人 2WD(FF) 3,733,400円~
4WD 3,933,600円~
e-POWER X 3列8人 2WD(FF) 3,198,800円~
e-POWER XV 3列8人 2WD(FF) 3,499,100円~
e-POWER XV 防水シート仕様 3列8人 2WD(FF) 3,543,100円~
e-POWER ハイウェイスター V 3列8人 2WD(FF) 3,686,100円~
e-POWER ハイウェイスター V 防水シート仕様 3列8人 2WD(FF) 3,730,100円~
e-POWER オーテック 3列7人 2WD(FF) 4,150,300円~
e-POWER LUXION(ルキシオン) 3列7人 2WD(FF) 4,798,200円~

最上位グレードになるルキシオン(LUXION)のパワートレインはe-POWERのみ設定するため、2023年4月20日に発売するというe-POWERモデルと同じ販売時期に。

C28セレナのスタンダードボディは5ナンバーサイズを維持するため、3ナンバーボディしかラインナップしないトヨタのノア・ヴォクシー、ホンダのステップワゴンより全幅がコンパクトな希少性の高いミニバンになります。
また、ボディカラーにはアースカラーもラインナップする可能性があるとのことで、色を選ぶ楽しみも増えそうです。

新型セレナのグレードはスタンダードグレードのほか、エアロボディのハイウェイスター、上位グレードにあたるLUXION(ルキシオン)、コンプリートグレードのAUTECH(オーテック)を設定します。

  スタンダードボディ エアロボディ
6代目新型セレナのボディサイズ
全長 4,690mm 4,765mm
全幅 1,695mm 1,715mm
全高 1,870mm 1,870mm
室内長 3,145mm
室内幅 1,545mm
室内校 1,400mm
ホイールベース 2,870mm
最小回転半径 5.7m
最低地上高 135mm

C28セレナのボディカラーは新色の利休など全16色

新型セレナには優しさを感じるイエロー系カラーの利休(リキュウ)が新色としてラインナップ。爽やかなターコイズブルーもテーマカラーとして登場します。
そのほかにもモノトーンカラーが11色、2トーンカラーが5色の全16色が設定されているため、アウトドアや街乗りなど用途に合わせてお好みの色を選べます。

C28新型セレナのモノトーンカラー

  • ターコイズブルー(55,000円)
  • 利休-リキュウ-(44,000円)
  • プリズムホワイト(44,000円)
  • インペリアルアンバー(44,000円)
  • ダイヤモンドブラック(44,000円)
  • カーディナルレッド(33,000円)
  • ダークメタルグレー
  • ブリリアントシルバー
  • アズライトブルー
  • ホワイト(XとXVのみ)
  • カスピアンブルー(オーテックのみ 44,000円)
  • C28新型セレナのモノトーンカラー ターコイズブルーターコイズブルー(55,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー 利休-リキュウ-利休-リキュウ-(44,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー プリズムホワイトプリズムホワイト(44,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー インペリアルアンバーインペリアルアンバー(44,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー ダイヤモンドブラックダイヤモンドブラック(44,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー カーディナルレッドカーディナルレッド(33,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー ダークメタルグレーダークメタルグレーのC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー ブリリアントシルバーブリリアントシルバーのC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー アズライトブルーアズライトブルーのC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー ホワイトホワイト(XとXVのみ)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナのモノトーンカラー カスピアンブルーカスピアンブルー(オーテックのみ 44,000円)のC28新型セレナ

C28新型セレナの2トーンカラー

  • ターコイズブルー/スーパーブラック(88,000円)
  • 利休-リキュウ-/スーパーブラック(77,000円)
  • カーディナルレッド/スーパーブラック(66,000円)
  • プリズムホワイト/スーパーブラック(77,000円)
  • カスピアンブルー/ダイヤモンドブラック(オーテックのみ 77,000円)
  • C28新型セレナの2トーンカラー ターコイズブルー/スーパーブラックターコイズブルー/スーパーブラック(88,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナの2トーンカラー 利休-リキュウ-/スーパーブラック利休-リキュウ-/スーパーブラック(77,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナの2トーンカラー カーディナルレッド/スーパーブラックカーディナルレッド/スーパーブラック(66,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナの2トーンカラー プリズムホワイト/スーパーブラックプリズムホワイト/スーパーブラック(77,000円)のC28新型セレナ
  • C28新型セレナの2トーンカラー カスピアンブルー/ダイヤモンドブラックカスピアンブルー/ダイヤモンドブラック(オーテックのみ 77,000円)のC28新型セレナ

6代目セレナはカラー展開が豊富ですが、オプションカラーも多く設定しています。
無償で選択できるのはダークメタルグレー、ブリリアントシルバー、アズライトブルー、XとXVグレードのみ選択できるホワイトのみです。

6代目セレナは最上級ルキシオン(LUXION)をラインナップ プロパイロット2.0や12.3インチ液晶メーターなど豪華装備を標準化

新型セレナのルキシオンの特別装備セレナのルキシオンはスタンダードと差別化された内外装に

6代目の新型セレナは洗練されたフロントグリルや進化したe-POWERなどに目がいきがちですが、日産のフラッグシップミニバンのエルグランドを凌駕するほどの豪華装備を標準化した、最上級グレードのルキシオンを設定したことも話題に。

ルキシオンは3ナンバーのエアロボディーで、スタンダードボディよりも車内を広く使えます。
スカイラインやアリアなど、日産のフラッグシップモデルに搭載する、ハンズオフ機能付きのプロパイロット2.0を標準装備することで特別感のあるグレードになっています。

12.3インチのフル液晶メーターや12.3インチのニッサンコネクトナビゲーションディスプレイ、視線移動のストレスを軽減してくれるヘッドアップディスプレイ、先進的なエクステリアになるアダプティブLEDヘッドライトなど、ルキシオンが全て標準装備しています。

新型セレナは2022年11月22日に2WDのガソリンモデルを発売、ルキシオンは少し遅れ2023年4月20日に発売。
セレナの他グレードは2WD(FF)と4WDがラインナップしますが、ルキシオンの駆動方式は2WD(FF)のみ設定します。

C28新型セレナ発表 モデルチェンジ前の噂や進化予想などをまとめ

6代目になるC28新型セレナが2022年11月28日遂に登場。
第二世代になるe-POWERやハンズオフ機能搭載のプロパイロット2.0など注目装備満載で、歌あり踊りありの楽しいミュージカル形式の発表会になりました。

セレナが発表されるまでに噂されていたエクステリア予想、投入される安全装備な便利装備などの予想、発表時期などの噂などをまとめています。

セレナのフルモデルチェンジは2022年11月28日を予定 進化した自動運転支援技術「プロパイロット2.0」搭載

2022年頃発売予定の次期セレナの予想画像2022年にモデルチェンジするC28新型セレナの予想エクステリア

セレナのモデルチェンジを2022年11月28日に発表します。セレナは日産を代表するミドルサイズミニバンで、販売戦略上ノート、エクストレイルに並ぶ重要なモデル。
そのため新型セレナは、プレミアムセダンのスカイラインからスタートした、特定条件下で手放し運転可能な自動運転支援技術の、プロパイロット2.0を搭載します。

次期セレナのライバルになるトヨタのノア・ヴォクシー、ホンダのステップワゴンは全てのグレードで3ナンバーサイズに大型化しましたが、セレナは5代目の現行モデルと同様、3ナンバーのハイウェイスター以外は5ナンバーを維持するようです。

パワートレインはT33エクストレイルも搭載する1.5Lに拡大したVCターボエンジンではなく、1.4Lの自然吸気エンジンとモーターを組み合わせた、e-POWERと2.0Lのマイルドハイブリッドエンジンをメインに販売戦略を行うようです。駆動方式はT33エクストレイルに搭載したe-4orce(4WD)の採用が期待されていましたが、e-POWERモデルは2WDのみ設定するようです。

2022年の1月13日には最大のライバル、トヨタのノアとヴォクシーが、2022年5月26日にホンダのステップワゴンがフルモデルチェンジ。単体モデルではセレナが販売台数No.1ですが、トヨタのミニバン兄弟を合わせると販売台数は負けている状況です。

6代目となる新型セレナの発売はパワートレインごとに異なり、ガソリンモデルが2022年11月頃、注目の次世代型e-POWERを搭載するモデルは2023年4月20日発売。エルグランドにあたる上級グレードのルキシオン(LUXION)を新たに用意するという情報もあるので楽しみです。
セレナのフルモデルチェンジで販売台数をどこまで伸ばせるのか注目しましょう。

新型セレナが2018年にマイナーチェンジ(仕様向上)してサポカーワイドSに対応

新型セレナが2018年9月6日にマイナーチェンジ(仕様向上)を行い安全装備を充実させました。今回のマイナーチェンジでは、安全装備のハイビームアシスト、最高速度標識検知、一時停止標識検知機能をSハイブリッドモデルとガソリンモデルとセレナNISMOにも標準装備したこと、踏み間違い衝突防止アシストを前方の歩行者検知が可能な仕様に変更向上し、サポカーワイドSに対応したことです。

また、セレナに従来からあるXグレードとハイウェイスターグレードをベースに、新たなグレード「Vセレクション2」を設定しました。
これは両側オートスライドドアや安全装備が充実しながらもお得な価格で購入できるグレードです。
人気オプションがパーケージングされているため、セレナの人気グレードになることは間違いないでしょう。

2018年に仕様向上した新型セレナの販売価格
セレナのグレード 駆動方式 販売価格
e-POWER X 2WD(FF) 2,997,500円~
4WD
e-POWER ハイウェイスター 2WD(FF) 3,293,400円~
4WD
X 2WD(FF) 2,576,200円~
4WD 2,824,80円~
G 2WD(FF) 3,061,300円~
4WD 3,353,900円~
ハイウェイスター 2WD(FF) 2,683,800円~
4WD 2,971,080円~
ハイウェイスター G 2WD(FF) 2,758,800円~
4WD 3,051,400円~
e-POWER XV 2WD(FF) 3,128,760円~
4WD
e-POWER XV(防水シート車) 2WD(FF) 3,259,300円~
4WD
e-POWER ハイウェイスター V 2WD(FF) 3,499,100円~
4WD
e-POWER ハイウェイスター V(防水シート車) 2WD(FF) 3,532,100円~
4WD
AUTECH V Package 2WD(FF) 3,236,200円~
4WD 3,484,800円~
AUTECH Safety Package 2WD(FF) 3,390,200円~
4WD 3,594,800円~
AUTECH SPORTS SPEC 2WD(FF) 3,560,700円~
4WD
e-POWER AUTECH V Package 2WD(FF) 3,773,000円~
4WD
e-POWER AUTECH Safety Package 2WD(FF) 3,927,000円~
4WD

セレナにe-power4WDが搭載されることでハイブリッド車のラインナップに幅が広がる

新型セレナe-powerのエクステリア販売中の新型セレナe-powerはFFモデルしかラインナップされていないため2019以降に予定されるフルモデルチェンジで4WDモデルをラインナップすることも考えられる

2018年3月にセレナへ追加されたe-powerはリーフのパワートレインを使っていてFFの2WDとなります。燃費は26.2km/Lを記録していますが、雪が降る地域では4WDではないと安心できないと思う人もいて、セレナにノートへ追加されたe-power4WDがラインナップすると購入層の幅がかなり広がると感じられます。

2018年8月の時点ではミニバンクラスの燃費ナンバーワンはセレナe-powerの26.2km/Lですが、4WDに限定するとアルファードやヴェルファイアのハイブリッドモデルであるE-Fourに負けています。アルファードなどは19.4km/Lですが、セレナは15.8km/Lになっているので、e-power4WDで20.0km/L以上を目指すものと考えられます。

仮にノートe-powerでの2WDと4WDの燃費差を計算してみると、e-power Xでは34.0km/Lなのに対しe-power X FOURでは28.8km/Lで、5.2km/Lの差があります。これを単純にセレナe-powerに当てはめると21.0km/Lの燃費になり、ミニバンクラスのハイブリッド4WDでもナンバーワンの燃費になると予想します。

セレナマイナーチェンジ後の後期型はボディカラーやインテリアの選択肢が増える

セレナのマイナーチェンジが行われるとボディカラーが拡充され迷うほど選択肢の幅が広がります。詳細なカラーは不明ですが、インテリアカラーも増えてより個性的なセレナに仕上げることができます。

C27セレナ前期型のボディカラー

  • マルーンレッド・ダイヤモンドブラック2トーン
  • ブリリアントホワイトパール・ダイヤモンドブラック2トーン
  • ダイヤモンドブラック・ブリリアントシルバー2トーン
  • カシミヤグレージュ・インペリアルアンバー2トーン
  • カシミヤグレージュ
  • インペリアルアンバー
  • ダイヤモンドブラック
  • シャイニングブルー
  • アズライトブルー
  • マルーンレッド
  • ブリリアントシルバー
  • ブリリアントホワイトパール
  • ミントホワイトパール

C27セレナ前期型のインテリアカラー

  • グレージュ
  • フェザーグレー
  • ブラック
  • プレミアムインテリア(オプション)
  • 防水シート(オプション)

5代目セレナ前期型のボディカラーはツートンカラーが4パターン・モノトーンは9パターンの全部で13色ラインナップしていて、インテリアカラーはハイウェイスターがグレージュとブラック、標準モデルがフェザーグレーとブラックが設定されていて、メーカーオプションにプレミアムインテリアと防水シートがあります。

マイナーチェンジされた後期型のセレナでは、前期型ではラインナップしていないボディカラーやインテリアカラーを増やして様々な人の心に刺さるセレナを提供してくれます。

セレナのマイナーチェンジ後はプロパイロットが改良されて乗りやすくなるであろう

新型セレナe-powerのインテリア2019年にフルモデルチェンジ実施の可能性がある新型セレナには改良されたプロパイロットが搭載される可能性がある

5代目セレナにフルモデルチェンジされてから搭載された自動運転支援技術のプロパイロットは、高速道路での同一車線で前方の車へ追従していく機能ですが、急ブレーキで停車するなどドライバーがヒヤッとする場面もあるそうです。

マイナーチェンジ後のセレナ後期型では、停止する時の精度を高める・インテリジェントエマージェンシーブレーキの作動範囲を広げるなどのアップデートが行われると考えられます。

e-POWERを搭載した新型セレナが2018年3月1日登場

ミニバン市場では好調な売上を維持している日産のセレナですが、最近のトレンドである燃費のよいミニバンが販売台数を伸ばしている現状を考えるとその地位が安泰であるとは言えません。

2012年にはセレナのハイブリッドモデルがリリースされています。しかし、ハイブリッドモデルといっても本格的なハイブリッドではなくて、スマートシンプルハイブリッドと呼ばれているエンジンが主役でモーターはサポートするだけのスタイルでした。そのためライバル関係であるノアやヴォクシーが搭載しているハイブリッドカーと比較すれば、燃費の面でかなりの差をつけられています。
市場の変化に乗り遅れないため、2018年3月1日にe-POWERを搭載した新型セレナが誕生しました。

セレナに搭載された日産のノートに導入されているe-POWERの技術力

e-POWERの技術を搭載している日産ノート

日産ノートに搭載されている「e-POWER」の技術力で、電気自動車の概念が変わりつつあります。日産が世界に先駆けて開発したe-POWERでは、外部電源から充電するシステムではなくて、エンジンで発電を行ってモーターの動力だけで走るというシステムを採用しています。

e-POWERの魅力はそれだけではありません。モーターはエンジンと比較すれば、パワフルな走りを期待できてないと思われている方もいるかもしれませんが、e-POWERのモーターは2.0Lターボエンジンに匹敵する性能を発揮しています。

e-POWERを搭載したノートは34.0km/Lと低燃費性を実現しています。

  • エンジンは発電時のみに使用
  • 燃費に悪影響を与える作動領域を用いない
  • エンジンの作動時間が短い

などが低燃費を実現できた理由です。

セレナにもe-POWERが搭載する事で、最近のトレンドであるミニバン車にも低燃費性を求めるニーズに応えることができます。

セレナはモデルチェンジの度に進化する日本を代表するミニバン車

新型セレナで旅行する家族

日産セレナは、ミニバン市場において好調な売上をキープし続けています。ミニバンと言えば、ステップワゴンが一時代を築きましたが、その後の主役はセレナです。

セレナはミニバンの新車販売台数において、2008年~2013年もの間ナンバーワンの売上を記録し、その後の売上も好調です。

初代モデルは1991年に販売開始しました。発売当初から家族で楽しめる車をコンセプトに掲げ、モデルチェンジをする度に、「低燃費の実現」「快適な装備を充実させる」などの積極的姿勢が、ユーザーに評価されミニバン市場で地位を確立していきました。

セレナは2016年に生誕25周年を迎え、同年にフルモデルチェンジが行われて5代目モデルが登場しました。5代目セレナでは、フロントグリルに日産新時代の象徴的デザインとも言われる「Vモーション」を採用し、3代目セレナから採用されている「シュプールライン」を伸びやかにする事でエクステリアの魅力を高める事に成功しました。

また、先行車のスピードに合わせて追従走行が可能となる自動運転技術などのシステムを取り入れた「プロパイロット」の導入も大きな話題を集めました。

新型セレナでは高い評価を受けている予防安全性能はアップする!

現行モデルのセレナでは、国交省と独立行政法人が行った「予防安全性能」の試験において、満点を達成し最高ランクを獲得しました。

  • インテリジェント・パーキングアシスト:駐車のサポートを行う。車庫入れや縦列駐車にも対応
  • インテリジェント・アラウンドビューモニター:車載カメラで周囲の危険性を検知
  • インテリジェント・エマージェンシーブレーキ:対象物との衝突の危険性があれば自動でブレーキ
  • プロパイロット:高速道路を走行中に同一車線維持・渋滞走行・巡航走行の運転をサポート

などの先進の安全装備が高い評価を受けた理由です。

2018年にマイナーチェンジを行う予定のトヨタのミニバン「ヴェルファイア」「アルファード」には、先進の予防安全システムであるトヨタセーフティセンスPが搭載されます。

e-POWERが搭載される新型セレナでは、ミニバン市場でシェア争いを繰り広げるヴェルファイアなどの安全性能のアップに対抗して、予防安全性能をさらに進化させるのかについて注目が集まります。

新型セレナのインテリジェント・パーキングアシストインテリジェント・パーキングアシストのイメージ

新型セレナのインテリジェント・アラウンドビューモニターインテリジェント・アラウンドビューモニターのイメージ

新型セレナのインテリジェント・エマージェンシーブレーキインテリジェント・エマージェンシーブレーキのイメージ

新型セレナのマイナーチェンジ後のエクステリアはグッドデザイン賞も受賞した上品で調和がとれたデザイン

新型セレナのサイドビュー

現行モデルのセレナは、2016年度のグッドデザイン賞を受賞するなどエクステリアにおいても高い評価を得ています。フロントマスクからサイドビューまでの調和のとれた一体感のあるデザインには、力強さとともにエレガントさを感じます。

e-POWERが搭載される新型モデルの発売時期は2018年春となっています。フルモデルチェンジが行われてからそれほど時間が経過してはいない事、今のデザインが高い評価を受けている点を踏まえると、エクステリアについては大きな変化はないと予想します。

子供を抱えセレナに乗る父親

ハンズフリーオートスライドドアは便利です。両手がふさがっている状態であっても、車に内蔵されているセンサーを足でポンとするだけで、ドアを開ける事が出来ます

遊び疲れて眠ってしまった子どもを抱っこしたまんま車の中に寝かし付ける事ができるという事で好評です。インテリジェントキーを持った人にしかセンサーが反応しない仕組みをとるなど現行モデルでも機能性が十分です。
新型モデルではファミリーカーとしての魅力を高めるために、さらなるバージョンアップに期待します。

新型セレナのマイナーチェンジ後のインテリアは家族でゆったりできる空間が広がる

新型セレナの内装

セレナは、シートアレンジを行うことで車内空間を一変させることが出来ます。兄弟や友人の家族を招いてみんなわワイワイ楽しみたい時には、3列ゆったりモード。

快適な室内空間を持つ新型セレナ

遊び疲れてくつろぎたい時には、2列スーパーリラックスモード。

新型セレナの室内でくつろぐ親子

日産セレナの新型モデルは家族が車の中でもっと快適になれるシートアレンジモードの追加を期待します。

新型セレナのライバル車はトヨタのヴォクシーとホンダのステップワゴン

e-POWERセレナのライバルは、販売価格帯・燃費の面・車体サイズから考えると、トヨタのヴォクシーHYBRIDと2017年9月29日にマイナーチェンジされたホンダのステップワゴンSPADAのHYBRIDモデルです。

セレナのe-POWERモデルとステップワゴンのHYBIRIDが市場に投入されれば、低燃費を実現したミニバン車のシェア争いは激化します

セレナ
e-POWER X
ヴォクシー
HYBRID V
ステップワゴン
SPADA HYBRID
販売価格 2,968,920円~ 3,142,800円~ 3,300,480円~
定員 7名 7名 7名
燃費 26.2km/L 23.8km/L 25.0km/L
車両重量 1,730kg 1,620kg 1,780kg
全長 4,690mm 4,695mm 4,760mm
全幅 1,695mm 1,695mm 1,695mm
全高 1,865mm 1,825mm 1,840mm
ホイールベース 2,860mm 2,850mm 2,890mm
室内長 3,170mm 2,930mm 3,220mm
室内幅 1,545mm 1,540mm 1,500mm
室内高 1,400mm 1,400mm 1,405mm

モデルチェンジをしてe-POWERを追加した新型セレナの画像10枚

  • 右斜め前から見た新型セレナセレナ
  • 新型セレナのサイドビューセレナ
  • 後席から前を見た新型セレナの室内セレナ
  • 右側のスライドドアが開いた新型セレナセレナ
  • 左側のスライドドアが開いた新型セレナセレナ
  • 新型セレナのコクピットや運転席セレナ
  • 新型セレナのリヤシートセレナ
  • 左斜め後ろから見た新型セレナセレナ
  • 新型セレナのリヤビューセレナ
  • 新型セレナNISMOのフロントビューセレナNISMO

マイナーチェンジ後の新型セレナは安全装備が充実しカラバリも増えてより個性を出せる車へ

セレナ

e-POWERを搭載し更なる低燃費性を実現した新型セレナは、2017年の10月に開催される東京モーターショーで初公開され、2018年3月1日に発売されました。

2019年3月にはビッグマイナーチェンジが行われ後期型へと移行し、ノートに追加されたe-power4WDがセレナにも搭載。2022年のフルモデルチェンジでは自動運転支援技術のハンズオフ機能搭載プロパイロット2.0を搭載、急ブレーキになる機会が少なくなる、インテリジェントエマージェンシーブレーキの作動範囲が広がるなど、劇的なアップデートが行われました。