セレナのモデルチェンジは2022年11月28日発表 次世代e-power、最上級ルキシオンもラインナップ
セレナの次期モデル(C28)で注目されるのが、2022年に発売した新型エクストレイルに搭載した1.5LのVCターボと組み合わせた第二世代の新型e-powerです。
パワートレインを変更することで、従来のセレナより余裕のあるパワフルな加速を楽しめるでしょう。
新型の6代目セレナでは、エルグランドの車格を補完する最上級グレードのルキシオンを用意することで上級感を向上。
新型セレナのエクステリア・インテリア・新しい機能や安全装備の変更点など、モデルチェンジ情報を集めました。
セレナが2024年9月9日に一部改良を実施 2024年11月にはe-POWER車に4WD駆動のe-4ORCEを追加
セレナが一部改良によりボディカラーへクリスタルブラウン、クリスタルグラウン×利休ルーフの2トーン、クリスタルブラウン×利休ルーフ・フードの2トーンの3色を追加。
そのほかに、e-POWER車の4WDモデルe-4ORCEを2024年11月に発売することを発表しました。
販売価格も改定され、セレナのガソリンモデルが2,719,200円から3,435,300円、e-POWERモデルが3,248,300円から3,829,100、マルチベッドのガソリンモデルが3,559,600円から4,382,400円、マルチベッドのe-POWERモデルが4,119,500から4,306,500。
AUTECHガソリンモデルが3,633,300円から3,833,500円、AUTECHe-POWERモデルが4,199,800円、AUTECHマルチベッドのガソリンモデルが4,748,700。
セレナに日産創立90周年記念車90th Anniversaryを設定 カッパーカラーガーニッシュで上質なイメージに
セレナ 90th Anniversaryはラジエーターグリル上部へカッパーフィニッシャーを採用
セレナに日産創立90周年記念車90th Anniversaryを設定。
ベースはe-POWER ハイウェイスターVでラジエターグリルの上にカッパーカラーのフィニッシャーを採用。カッパーストライプのブラックドアミラーとスモーククリアの専用16インチアルミホイールのアクセントで上質なイメージに。
インテリアのシート地にはカッパーステッチとブラックの合成皮革素材を採用、ディーラーオプションには90th Anniversaryエンブレム入りフロアマットやバイザー、デカールなども用意しています。
セレナ90th Anniversaryの販売価格は3,779,600円で、2023年12月14日から発売します。
セレナに発売1周年を記念する特別仕様車Vセレクションを2023年11月10日設定
セレナ発売1周年記念特別仕様車Vセレクションはアラウンドビューモニターとインテリジェントルームミラーを標準化
セレナにハイウェイスターVをベースにする特別仕様車Vセレクションを2023年11月10日に設定。
セレナ発売1周年を記念するモデルで、360度見渡せるインテリジェント アラウンドビューモニターと、ルームミラーにカメラを使用するインテリジェントルームミラーを標準化しました。セレナ Vセレクションの販売価格は2WD(FF)モデルが3,253,800円、4WDモデルが3,520,000円です。
6代目新型セレナのガソリンモデル(2WD)は2022年12月22日発売で第二世代のe-POWERモデルは2023年4月20日に発売
新型セレナはスタンダードとルキシオンを設定
6代目になるC28新型セレナを2022年11月28日に初公開。
「家族みんなが楽しみにしている新型セレナ」をコンセプトに、ミュージカル型式で登場。
家族みんなとの時間を最大限楽しめるように、運転する人も同乗する人も安心して乗れるよう開発しています。
エクステリアはフロントグリルからヘッドライトへシームレスに繋がるデザインに変更、グリルは水平基調でワイド感を強調するバータイプに刷新、ヘッドライト意匠は3灯式のLEDヘッドライトを採用することで立体感が生まれました。
運転席には長時間の疲れを軽減するゼログラビティシートを初めて採用するなど、ドライバーに寄り添った機能もあります。
- 日産 セレナ
- 日産 セレナ
- 日産 セレナ
セレナの販売時期について、2022年12月22日に2WD(FF)駆動のガソリンモデルを発売、そのあとに4WD駆動のガソリンモデルを発売、注目のe-POWERモデルは2023年4月20日に発売。
新型セレナの新規受注は2022年11月11日からスタートしています。
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|---|
X | 3列8人 | 2WD(FF) | 2,768,700円~ |
4WD | 3,034,900円~ | ||
XV | 3列8人 | 2WD(FF) | 3,088,800円~ |
4WD | 3,355,000円~ | ||
XV 防水シート仕様 |
3列8人 | 2WD(FF) | 3,132,800円~ |
4WD | 3,399,000円~ | ||
ハイウェイスター V | 3列8人 | 2WD(FF) | 3,269,200円~ |
4WD | 3,535,400円~ | ||
ハイウェイスター V 防水シート仕様 |
3列8人 | 2WD(FF) | 3,313,200円~ |
4WD | 3,579,400円~ | ||
オーテック | 3列8人 | 2WD(FF) | 3,733,400円~ |
4WD | 3,933,600円~ | ||
e-POWER X | 3列8人 | 2WD(FF) | 3,198,800円~ |
e-POWER XV | 3列8人 | 2WD(FF) | 3,499,100円~ |
e-POWER XV 防水シート仕様 | 3列8人 | 2WD(FF) | 3,543,100円~ |
e-POWER ハイウェイスター V | 3列8人 | 2WD(FF) | 3,686,100円~ |
e-POWER ハイウェイスター V 防水シート仕様 | 3列8人 | 2WD(FF) | 3,730,100円~ |
e-POWER オーテック | 3列7人 | 2WD(FF) | 4,150,300円~ |
e-POWER LUXION(ルキシオン) | 3列7人 | 2WD(FF) | 4,798,200円~ |
最上位グレードになるルキシオン(LUXION)のパワートレインはe-POWERのみ設定するため、2023年4月20日に発売するというe-POWERモデルと同じ販売時期に。
C28セレナのスタンダードボディは5ナンバーサイズを維持するため、3ナンバーボディしかラインナップしないトヨタのノア・ヴォクシー、ホンダのステップワゴンより全幅がコンパクトな希少性の高いミニバンになります。
また、ボディカラーにはアースカラーもラインナップする可能性があるとのことで、色を選ぶ楽しみも増えそうです。
新型セレナのグレードはスタンダードグレードのほか、エアロボディのハイウェイスター、上位グレードにあたるLUXION(ルキシオン)、コンプリートグレードのAUTECH(オーテック)を設定します。
スタンダードボディ | エアロボディ | |
---|---|---|
全長 | 4,690mm | 4,765mm |
全幅 | 1,695mm | 1,715mm |
全高 | 1,870mm | 1,870mm |
室内長 | 3,145mm | |
室内幅 | 1,545mm | |
室内校 | 1,400mm | |
ホイールベース | 2,870mm | |
最小回転半径 | 5.7m | |
最低地上高 | 135mm |
C28セレナのボディカラーは新色の利休など全16色
新型セレナには優しさを感じるイエロー系カラーの利休(リキュウ)が新色としてラインナップ。爽やかなターコイズブルーもテーマカラーとして登場します。
そのほかにもモノトーンカラーが11色、2トーンカラーが5色の全16色が設定されているため、アウトドアや街乗りなど用途に合わせてお好みの色を選べます。
C28新型セレナのモノトーンカラー
- ターコイズブルー(55,000円)
- 利休-リキュウ-(44,000円)
- プリズムホワイト(44,000円)
- インペリアルアンバー(44,000円)
- ダイヤモンドブラック(44,000円)
- カーディナルレッド(33,000円)
- ダークメタルグレー
- ブリリアントシルバー
- アズライトブルー
- ホワイト(XとXVのみ)
- カスピアンブルー(オーテックのみ 44,000円)
- ターコイズブルー(55,000円)のC28新型セレナ
- 利休-リキュウ-(44,000円)のC28新型セレナ
- プリズムホワイト(44,000円)のC28新型セレナ
- インペリアルアンバー(44,000円)のC28新型セレナ
- ダイヤモンドブラック(44,000円)のC28新型セレナ
- カーディナルレッド(33,000円)のC28新型セレナ
- ダークメタルグレーのC28新型セレナ
- ブリリアントシルバーのC28新型セレナ
- アズライトブルーのC28新型セレナ
- ホワイト(XとXVのみ)のC28新型セレナ
- カスピアンブルー(オーテックのみ 44,000円)のC28新型セレナ
C28新型セレナの2トーンカラー
- ターコイズブルー/スーパーブラック(88,000円)
- 利休-リキュウ-/スーパーブラック(77,000円)
- カーディナルレッド/スーパーブラック(66,000円)
- プリズムホワイト/スーパーブラック(77,000円)
- カスピアンブルー/ダイヤモンドブラック(オーテックのみ 77,000円)
- ターコイズブルー/スーパーブラック(88,000円)のC28新型セレナ
- 利休-リキュウ-/スーパーブラック(77,000円)のC28新型セレナ
- カーディナルレッド/スーパーブラック(66,000円)のC28新型セレナ
- プリズムホワイト/スーパーブラック(77,000円)のC28新型セレナ
- カスピアンブルー/ダイヤモンドブラック(オーテックのみ 77,000円)のC28新型セレナ
6代目セレナはカラー展開が豊富ですが、オプションカラーも多く設定しています。
無償で選択できるのはダークメタルグレー、ブリリアントシルバー、アズライトブルー、XとXVグレードのみ選択できるホワイトのみです。
6代目セレナは最上級ルキシオン(LUXION)をラインナップ プロパイロット2.0や12.3インチ液晶メーターなど豪華装備を標準化
セレナのルキシオンはスタンダードと差別化された内外装に
6代目の新型セレナは洗練されたフロントグリルや進化したe-POWERなどに目がいきがちですが、日産のフラッグシップミニバンのエルグランドを凌駕するほどの豪華装備を標準化した、最上級グレードのルキシオンを設定したことも話題に。
ルキシオンは3ナンバーのエアロボディーで、スタンダードボディよりも車内を広く使えます。
スカイラインやアリアなど、日産のフラッグシップモデルに搭載する、ハンズオフ機能付きのプロパイロット2.0を標準装備することで特別感のあるグレードになっています。
12.3インチのフル液晶メーターや12.3インチのニッサンコネクトナビゲーションディスプレイ、視線移動のストレスを軽減してくれるヘッドアップディスプレイ、先進的なエクステリアになるアダプティブLEDヘッドライトなど、ルキシオンが全て標準装備しています。
新型セレナは2022年11月22日に2WDのガソリンモデルを発売、ルキシオンは少し遅れ2023年4月20日に発売。
セレナの他グレードは2WD(FF)と4WDがラインナップしますが、ルキシオンの駆動方式は2WD(FF)のみ設定します。
C28新型セレナ発表 モデルチェンジ前の噂や進化予想などをまとめ
6代目になるC28新型セレナが2022年11月28日遂に登場。
第二世代になるe-POWERやハンズオフ機能搭載のプロパイロット2.0など注目装備満載で、歌あり踊りありの楽しいミュージカル形式の発表会になりました。
セレナが発表されるまでに噂されていたエクステリア予想、投入される安全装備な便利装備などの予想、発表時期などの噂などをまとめています。
セレナのフルモデルチェンジは2022年11月28日を予定 進化した自動運転支援技術「プロパイロット2.0」搭載
2022年にモデルチェンジするC28新型セレナの予想エクステリア
セレナのモデルチェンジを2022年11月28日に発表します。セレナは日産を代表するミドルサイズミニバンで、販売戦略上ノート、エクストレイルに並ぶ重要なモデル。
そのため新型セレナは、プレミアムセダンのスカイラインからスタートした、特定条件下で手放し運転可能な自動運転支援技術の、プロパイロット2.0を搭載します。
次期セレナのライバルになるトヨタのノア・ヴォクシー、ホンダのステップワゴンは全てのグレードで3ナンバーサイズに大型化しましたが、セレナは5代目の現行モデルと同様、3ナンバーのハイウェイスター以外は5ナンバーを維持するようです。
パワートレインはT33エクストレイルも搭載する1.5Lに拡大したVCターボエンジンではなく、1.4Lの自然吸気エンジンとモーターを組み合わせた、e-POWERと2.0Lのマイルドハイブリッドエンジンをメインに販売戦略を行うようです。駆動方式はT33エクストレイルに搭載したe-4orce(4WD)の採用が期待されていましたが、e-POWERモデルは2WDのみ設定するようです。
2022年の1月13日には最大のライバル、トヨタのノアとヴォクシーが、2022年5月26日にホンダのステップワゴンがフルモデルチェンジ。単体モデルではセレナが販売台数No.1ですが、トヨタのミニバン兄弟を合わせると販売台数は負けている状況です。
6代目となる新型セレナの発売はパワートレインごとに異なり、ガソリンモデルが2022年11月頃、注目の次世代型e-POWERを搭載するモデルは2023年4月20日発売。エルグランドにあたる上級グレードのルキシオン(LUXION)を新たに用意するという情報もあるので楽しみです。
セレナのフルモデルチェンジで販売台数をどこまで伸ばせるのか注目しましょう。
新型セレナが2018年にマイナーチェンジ(仕様向上)してサポカーワイドSに対応
新型セレナが2018年9月6日にマイナーチェンジ(仕様向上)を行い安全装備を充実させました。今回のマイナーチェンジでは、安全装備のハイビームアシスト、最高速度標識検知、一時停止標識検知機能をSハイブリッドモデルとガソリンモデルとセレナNISMOにも標準装備したこと、踏み間違い衝突防止アシストを前方の歩行者検知が可能な仕様に変更向上し、サポカーワイドSに対応したことです。
また、セレナに従来からあるXグレードとハイウェイスターグレードをベースに、新たなグレード「Vセレクション2」を設定しました。
これは両側オートスライドドアや安全装備が充実しながらもお得な価格で購入できるグレードです。
人気オプションがパーケージングされているため、セレナの人気グレードになることは間違いないでしょう。
セレナのグレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
e-POWER X | 2WD(FF) | 2,997,500円~ |
4WD | – | |
e-POWER ハイウェイスター | 2WD(FF) | 3,293,400円~ |
4WD | – | |
X | 2WD(FF) | 2,576,200円~ |
4WD | 2,824,80円~ | |
G | 2WD(FF) | 3,061,300円~ |
4WD | 3,353,900円~ | |
ハイウェイスター | 2WD(FF) | 2,683,800円~ |
4WD | 2,971,080円~ | |
ハイウェイスター G | 2WD(FF) | 2,758,800円~ |
4WD | 3,051,400円~ | |
e-POWER XV | 2WD(FF) | 3,128,760円~ |
4WD | – | |
e-POWER XV(防水シート車) | 2WD(FF) | 3,259,300円~ |
4WD | – | |
e-POWER ハイウェイスター V | 2WD(FF) | 3,499,100円~ |
4WD | – | |
e-POWER ハイウェイスター V(防水シート車) | 2WD(FF) | 3,532,100円~ |
4WD | – | |
AUTECH V Package | 2WD(FF) | 3,236,200円~ |
4WD | 3,484,800円~ | |
AUTECH Safety Package | 2WD(FF) | 3,390,200円~ |
4WD | 3,594,800円~ | |
AUTECH SPORTS SPEC | 2WD(FF) | 3,560,700円~ |
4WD | – | |
e-POWER AUTECH V Package | 2WD(FF) | 3,773,000円~ |
4WD | – | |
e-POWER AUTECH Safety Package | 2WD(FF) | 3,927,000円~ |
4WD | – |
セレナにe-power4WDが搭載されることでハイブリッド車のラインナップに幅が広がる
販売中の新型セレナe-powerはFFモデルしかラインナップされていないため2019以降に予定されるフルモデルチェンジで4WDモデルをラインナップすることも考えられる
2018年3月にセレナへ追加されたe-powerはリーフのパワートレインを使っていてFFの2WDとなります。燃費は26.2km/Lを記録していますが、雪が降る地域では4WDではないと安心できないと思う人もいて、セレナにノートへ追加されたe-power4WDがラインナップすると購入層の幅がかなり広がると感じられます。
2018年8月の時点ではミニバンクラスの燃費ナンバーワンはセレナe-powerの26.2km/Lですが、4WDに限定するとアルファードやヴェルファイアのハイブリッドモデルであるE-Fourに負けています。アルファードなどは19.4km/Lですが、セレナは15.8km/Lになっているので、e-power4WDで20.0km/L以上を目指すものと考えられます。
仮にノートe-powerでの2WDと4WDの燃費差を計算してみると、e-power Xでは34.0km/Lなのに対しe-power X FOURでは28.8km/Lで、5.2km/Lの差があります。これを単純にセレナe-powerに当てはめると21.0km/Lの燃費になり、ミニバンクラスのハイブリッド4WDでもナンバーワンの燃費になると予想します。
セレナマイナーチェンジ後の後期型はボディカラーやインテリアの選択肢が増える
セレナのマイナーチェンジが行われるとボディカラーが拡充され迷うほど選択肢の幅が広がります。詳細なカラーは不明ですが、インテリアカラーも増えてより個性的なセレナに仕上げることができます。
C27セレナ前期型のボディカラー
- マルーンレッド・ダイヤモンドブラック2トーン
- ブリリアントホワイトパール・ダイヤモンドブラック2トーン
- ダイヤモンドブラック・ブリリアントシルバー2トーン
- カシミヤグレージュ・インペリアルアンバー2トーン
- カシミヤグレージュ
- インペリアルアンバー
- ダイヤモンドブラック
- シャイニングブルー
- アズライトブルー
- マルーンレッド
- ブリリアントシルバー
- ブリリアントホワイトパール
- ミントホワイトパール
C27セレナ前期型のインテリアカラー
- グレージュ
- フェザーグレー
- ブラック
- プレミアムインテリア(オプション)
- 防水シート(オプション)
5代目セレナ前期型のボディカラーはツートンカラーが4パターン・モノトーンは9パターンの全部で13色ラインナップしていて、インテリアカラーはハイウェイスターがグレージュとブラック、標準モデルがフェザーグレーとブラックが設定されていて、メーカーオプションにプレミアムインテリアと防水シートがあります。
マイナーチェンジされた後期型のセレナでは、前期型ではラインナップしていないボディカラーやインテリアカラーを増やして様々な人の心に刺さるセレナを提供してくれます。
セレナのマイナーチェンジ後はプロパイロットが改良されて乗りやすくなるであろう
2019年にフルモデルチェンジ実施の可能性がある新型セレナには改良されたプロパイロットが搭載される可能性がある
5代目セレナにフルモデルチェンジされてから搭載された自動運転支援技術のプロパイロットは、高速道路での同一車線で前方の車へ追従していく機能ですが、急ブレーキで停車するなどドライバーがヒヤッとする場面もあるそうです。
マイナーチェンジ後のセレナ後期型では、停止する時の精度を高める・インテリジェントエマージェンシーブレーキの作動範囲を広げるなどのアップデートが行われると考えられます。
e-POWERを搭載した新型セレナが2018年3月1日登場
ミニバン市場では好調な売上を維持している日産のセレナですが、最近のトレンドである燃費のよいミニバンが販売台数を伸ばしている現状を考えるとその地位が安泰であるとは言えません。
2012年にはセレナのハイブリッドモデルがリリースされています。しかし、ハイブリッドモデルといっても本格的なハイブリッドではなくて、スマートシンプルハイブリッドと呼ばれているエンジンが主役でモーターはサポートするだけのスタイルでした。そのためライバル関係であるノアやヴォクシーが搭載しているハイブリッドカーと比較すれば、燃費の面でかなりの差をつけられています。
市場の変化に乗り遅れないため、2018年3月1日にe-POWERを搭載した新型セレナが誕生しました。
セレナに搭載された日産のノートに導入されているe-POWERの技術力
日産ノートに搭載されている「e-POWER」の技術力で、電気自動車の概念が変わりつつあります。日産が世界に先駆けて開発したe-POWERでは、外部電源から充電するシステムではなくて、エンジンで発電を行ってモーターの動力だけで走るというシステムを採用しています。
e-POWERの魅力はそれだけではありません。モーターはエンジンと比較すれば、パワフルな走りを期待できてないと思われている方もいるかもしれませんが、e-POWERのモーターは2.0Lターボエンジンに匹敵する性能を発揮しています。
e-POWERを搭載したノートは34.0km/Lと低燃費性を実現しています。
- エンジンは発電時のみに使用
- 燃費に悪影響を与える作動領域を用いない
- エンジンの作動時間が短い
などが低燃費を実現できた理由です。
セレナにもe-POWERが搭載する事で、最近のトレンドであるミニバン車にも低燃費性を求めるニーズに応えることができます。
セレナはモデルチェンジの度に進化する日本を代表するミニバン車
日産セレナは、ミニバン市場において好調な売上をキープし続けています。ミニバンと言えば、ステップワゴンが一時代を築きましたが、その後の主役はセレナです。
セレナはミニバンの新車販売台数において、2008年~2013年もの間ナンバーワンの売上を記録し、その後の売上も好調です。
初代モデルは1991年に販売開始しました。発売当初から家族で楽しめる車をコンセプトに掲げ、モデルチェンジをする度に、「低燃費の実現」「快適な装備を充実させる」などの積極的姿勢が、ユーザーに評価されミニバン市場で地位を確立していきました。
セレナは2016年に生誕25周年を迎え、同年にフルモデルチェンジが行われて5代目モデルが登場しました。5代目セレナでは、フロントグリルに日産新時代の象徴的デザインとも言われる「Vモーション」を採用し、3代目セレナから採用されている「シュプールライン」を伸びやかにする事でエクステリアの魅力を高める事に成功しました。
また、先行車のスピードに合わせて追従走行が可能となる自動運転技術などのシステムを取り入れた「プロパイロット」の導入も大きな話題を集めました。
新型セレナでは高い評価を受けている予防安全性能はアップする!
現行モデルのセレナでは、国交省と独立行政法人が行った「予防安全性能」の試験において、満点を達成し最高ランクを獲得しました。
- インテリジェント・パーキングアシスト:駐車のサポートを行う。車庫入れや縦列駐車にも対応
- インテリジェント・アラウンドビューモニター:車載カメラで周囲の危険性を検知
- インテリジェント・エマージェンシーブレーキ:対象物との衝突の危険性があれば自動でブレーキ
- プロパイロット:高速道路を走行中に同一車線維持・渋滞走行・巡航走行の運転をサポート
などの先進の安全装備が高い評価を受けた理由です。
2018年にマイナーチェンジを行う予定のトヨタのミニバン「ヴェルファイア」「アルファード」には、先進の予防安全システムであるトヨタセーフティセンスPが搭載されます。
e-POWERが搭載される新型セレナでは、ミニバン市場でシェア争いを繰り広げるヴェルファイアなどの安全性能のアップに対抗して、予防安全性能をさらに進化させるのかについて注目が集まります。
インテリジェント・パーキングアシストのイメージ
インテリジェント・アラウンドビューモニターのイメージ
インテリジェント・エマージェンシーブレーキのイメージ
新型セレナのマイナーチェンジ後のエクステリアはグッドデザイン賞も受賞した上品で調和がとれたデザイン
現行モデルのセレナは、2016年度のグッドデザイン賞を受賞するなどエクステリアにおいても高い評価を得ています。フロントマスクからサイドビューまでの調和のとれた一体感のあるデザインには、力強さとともにエレガントさを感じます。
e-POWERが搭載される新型モデルの発売時期は2018年春となっています。フルモデルチェンジが行われてからそれほど時間が経過してはいない事、今のデザインが高い評価を受けている点を踏まえると、エクステリアについては大きな変化はないと予想します。
ハンズフリーオートスライドドアは便利です。両手がふさがっている状態であっても、車に内蔵されているセンサーを足でポンとするだけで、ドアを開ける事が出来ます。
遊び疲れて眠ってしまった子どもを抱っこしたまんま車の中に寝かし付ける事ができるという事で好評です。インテリジェントキーを持った人にしかセンサーが反応しない仕組みをとるなど現行モデルでも機能性が十分です。
新型モデルではファミリーカーとしての魅力を高めるために、さらなるバージョンアップに期待します。
新型セレナのマイナーチェンジ後のインテリアは家族でゆったりできる空間が広がる
セレナは、シートアレンジを行うことで車内空間を一変させることが出来ます。兄弟や友人の家族を招いてみんなわワイワイ楽しみたい時には、3列ゆったりモード。
遊び疲れてくつろぎたい時には、2列スーパーリラックスモード。
日産セレナの新型モデルは家族が車の中でもっと快適になれるシートアレンジモードの追加を期待します。
新型セレナのライバル車はトヨタのヴォクシーとホンダのステップワゴン
e-POWERセレナのライバルは、販売価格帯・燃費の面・車体サイズから考えると、トヨタのヴォクシーHYBRIDと2017年9月29日にマイナーチェンジされたホンダのステップワゴンSPADAのHYBRIDモデルです。
セレナのe-POWERモデルとステップワゴンのHYBIRIDが市場に投入されれば、低燃費を実現したミニバン車のシェア争いは激化します。
セレナ e-POWER X |
ヴォクシー HYBRID V |
ステップワゴン SPADA HYBRID |
|
---|---|---|---|
販売価格 | 2,968,920円~ | 3,142,800円~ | 3,300,480円~ |
定員 | 7名 | 7名 | 7名 |
燃費 | 26.2km/L | 23.8km/L | 25.0km/L |
車両重量 | 1,730kg | 1,620kg | 1,780kg |
全長 | 4,690mm | 4,695mm | 4,760mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,865mm | 1,825mm | 1,840mm |
ホイールベース | 2,860mm | 2,850mm | 2,890mm |
室内長 | 3,170mm | 2,930mm | 3,220mm |
室内幅 | 1,545mm | 1,540mm | 1,500mm |
室内高 | 1,400mm | 1,400mm | 1,405mm |
モデルチェンジをしてe-POWERを追加した新型セレナの画像10枚
- セレナ
- セレナ
- セレナ
- セレナ
- セレナ
- セレナ
- セレナ
- セレナ
- セレナ
- セレナNISMO
軽快で楽しいドライブをイメージしたセレナのモデルチェンジ遍歴
セレナは日産が販売しているバネットコーチのフルモデルチェンジ版のミニバンで、スズキのランディにOEM供給していたモデルもありました。初代モデルには、商用モデルの「カーゴ」の用意もありました。
セレナ 初代 C23型/1991年~1999年
1991年6月、バネットセレナとしてデビューしました。商用モデルと支店、「バネットセレナ・カード」として同時に登場しています。グレードは「FE」「FG」「RV」「FX」「SX」「PX」のラインナップです。
1992年1月、オーテックジャパン熱いかいの特別仕様車「サンキャット」を発売。
1993年1月、特別仕様車「FX 60thアニバーサリー」を発売。8月にはマイナーチェンジ。
1994年1月、特別仕様車「FXリミテッド」を発売。5月、マイナーチェンジを実施し、「バネットセレナ」から「ニッサン・セレナ」に改称。オーテックジャパンから「キタキツネ」を設定。10月には新仕様で特別仕様車「FXリミテッド」を再販。11月、特別仕様車「アーバンリゾート」と、オーテックジャパンによる特別仕様車「キタキツネゆきんこパック」を発売。
1996年9月、特別仕様車「FXリミテッドⅡ」を発売。
1997年1月、マイナーチェンジを実施。9月には特別仕様車「FX Ⅱ」を発売。
1998年1月、一部改良と、新グレード「FXオーレ」を追加しました。
1999年6月、2代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
セレナ 2代目 C24型/1999年~2005年
1999年6月、フルモデルチェンジで2代目セレナになりました。グレード体系は乗用のみの「B」「J-Vパック」「ハイウェイスター」「X」「ハイウェイスターGパック」のラインナップ。オーテックジャパンの「キタキツネ」もフルモデルチェンジしました。12月、翌年3月末までの期間限定の特別仕様車「スペシャルエディション」を発売。
2000年6月、ガソリン車の「J-Vパック」と「X」、「キタキツネ」にハイルーフ仕様を追加。オ^テックジャパンからは特別仕様車「ライダー」の登場と「kidsバージョン」が追加されました。12月、特別仕様車「リミテッドエディション」を発売。
2001年5月、特別仕様車「J-Vパック NAVIエディション」の発売と、12月末までの期間限定発売の期間限定車「コールマンバージョン」を追加しました。12月にはマイナーチェンジを実施。
2002年5月、特別限定車「コールマンバージョンⅡ」を追加し、オーテックジャパンの「キタキツネ」を一部改良。10月、追啓国内販売50万台たっせいの記念車「デュアルディスク V-G」と、「デュアルディスク V-G ナビパッケージ」を発売。
2003年58月、日産の創立70周年を記念した特別仕様車「V-G 70th」「V-Gナビパッケージ 70th」を発売。
2004年12月、特別仕様車「V-S Limited」「V-S Limitedナビパッケージ」を発売。
2005年5月、3代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
セレナ 3代目 C25型/2005年~2010年
2005年5月、フルモデルチェンジで3代目になりました。グレード体系は4グレードで「20S」「20RS」「20G」「20RX」になります。
2006年6月、「ハイウェイスター」を再設定。オーテックジャパン扱いの限定車「ライダー アルファⅡ」を追加。12月、特別仕様車「20G HDDナビエディション」と、オーテックジャパン扱いの「ハイウェイスター アーバンセレクション」を発売。
2007年12月、マイナーチェンジでフロントデザインを刷新。
2008年5月、9月末日までの期間限定の特別仕様車「20Sナンバーワンエディション」「20Sナンバーワンエディションナビパケージ」を発売。7月、特別仕様車「20S ナビプラス ステップセレクション」をオーテックジャパン扱いで発売しました。12月、特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション」を発売。
2009年9月、特別仕様車「20S Vセレクション」「ハイウェイスター Vエアロセレクション」を発表。10月オーテックジャパン扱いの特別仕様車「プラスナビHDD」を発売。
2010年5月、国内累計販売台数100万台たっせいきねんの特別仕様車「ハイウェイスター Vエアロセレクション プラスナビHDD」を発売。11月、4代目と入れ替わるため販売を終了しました。
セレナ 4代目 C26型/2010年~2016年
2010年11月、フルモデルチェンジで4代目セレナになりました。グレード体系は3代目を踏襲した他、「20X」が新設されています。
2011年2月、特別仕様車「ハイウェイスター Jパッケージ」を発表。9月、セレナ誕生20周年記念特別仕様車として「ハイウェイスター Vセレクション」を発売。10月、オーテックジャパン扱いの特別仕様車「ライダー ブラックライン」「ライダー パフォーマンススペック ブラックライン」と、12月に特別仕様車「ハイウェイスター Vエアロション」を発売。
2012年8月、一部改良で新開発の「S-HYBRID」を搭載。オーテックジャパン扱いの特別仕様車「クロスギア」を追加。11月、特別仕様車「ハイウェイスター エアロモード」を発売。
2013年6月、特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション」「ハイウェイスター Vエアロモード」を発売。12月、マイナーチェンジを実施して内外装デザインを刷新。
2014年5月、オーテックジャパン扱いの特別仕様車「ライダー ブラックラインZZ」を発売。10月、特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション+Safety S-HYBRID」「ハイウェイスター Vセレクション+Safety」「ハイウェイスター Gエアロモード S-HYBRID」「ハイウェイスター Gエアロモード+Safety S-HYBRID」を発売。
2015年7月、特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション+Safety Ⅱ S-HYBRID」「ハイウェイスター Vセレクション+Safety Ⅱ」「ハイウェイスター Vエアロモード+Safety Ⅱ S-HYBRID」「ハイウェイスター Vエアロモード+Safety Ⅱ」「20X Vセレクション+Safety S-HYBRID」「20X Vセレクション+Safety」 を発売。
2016年8月、5代目と入れ替わりで販売を終了しました。
セレナ 5代目 C27型/2016年~2022年
2016年8月、フルモデルチェンジで5代目セレナになりました。グレード体系は法人向けの「B」、ガソリン仕様の「S」、S-HYBRID仕様の「X」「G」「ハイウェイスター」「ハイウェイスターG」のラインナップです。11月、初代セレナから25周年を記念した「25thスペシャルセレクション」を発売。
2017年2月、オーテックジャパン扱いの「チェアキャブ スロープタイプ」を追加。5月、新仕様となった特別仕様車「Vセレクション」を発売。11月、「セレナNISMO」を発売と、カスタムカー「AUTECH」の導入を発表。
2018年2月、「セレナe-POWER」を発表。
2019年1月、オーテックジャパン扱いの「e-POWER AUTECH Safety Package」に「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」を追加設定。8月にはマイナーチェンジで外観が一新されました。10月には「AUTECH」がマイナーチェンジを実施。
2020年2月、オーテックジャパンから車中泊用の「マルチベッド」を発売しました。12月、特別仕様車「アーバンクロム」を発表しました。
2021年11月、特別仕様車「XV エアロ」を発売しました。
セレナ 6代目 C28型/2022年~
2022年11月、6代目にフルモデルチェンジしました。グレード体系は5ナンバーの「X」「XV」「e-POWER X」「e-POWER XV」、3ナンバーのエアロ仕様の「ハイウェイスター V」「e-POWER ハイウェイスター V」、e-POWERの最上位グレード「e-POWER LUXION」のラインナップです。
2023年1月、ガソリン仕様の4WD社が販売を開始。11月、特別仕様車「ハイウェイスターV Vセレクション」を発売しました。12月、日産老汁90周年を記念した特別仕様車「90th Anniversary」を発売しました。
セレナのモデル | 販売年表 |
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初代 C23型 | 1991年~1999年 |
2代目 C24型 | 1999年~2005年 |
3代目 C25型 | 2005年~2010年 |
4代目 C26型 | 2010年~2016年 |
5代目 C27型 | 2016年~2022年 |
6代目 C28型 | 2022年~ |
マイナーチェンジ後の新型セレナは安全装備が充実しカラバリも増えてより個性を出せる車へ
e-POWERを搭載し更なる低燃費性を実現した新型セレナは、2017年の10月に開催される東京モーターショーで初公開され、2018年3月1日に発売されました。
2019年3月にはビッグマイナーチェンジが行われ後期型へと移行し、ノートに追加されたe-power4WDがセレナにも搭載。2022年のフルモデルチェンジでは自動運転支援技術のハンズオフ機能搭載プロパイロット2.0を搭載、急ブレーキになる機会が少なくなる、インテリジェントエマージェンシーブレーキの作動範囲が広がるなど、劇的なアップデートが行われました。