クラウンの正統後継モデルにあたるクラウンセダンが遂に発売
クラウンセダンが2023年11月13日に発売、パワートレインは2.5Lの直列4気筒ハイブリッドシステムと燃料電池モデル(FCEV)の2本立。
クラウンシリーズの駆動方式はFFベースですが、クラウンセダンのみFRベースに変更、伝統的なクラウンを継承する正統進化を果たしました。
また今まで日本専売車だったクラウンですが、クラウンシリーズとしてクロスオーバー、セダン、スポーツ、エステートの4スタイルでグローバル販売。
新たなスタートを切る16代目新型クラウンのエクスリア・インテリア・価格・燃費などを解説。
クラウンの正統進化クラウンセダンが2023年11月2日にデビュー、発売は11月13日 パワートレインはHEVとFCEVの2本立て
- トヨタ クラウンセダン
- トヨタ クラウンセダン
- トヨタ クラウンセダンのヘッドライト
- トヨタ クラウンセダン
- トヨタ クラウンセダン
- トヨタ クラウンセダンの運転席
- トヨタ クラウンセダンのリヤテールランプ
15代目クラウンの正統進化モデルと言えるクラウンセダンが2023年11月13日に発売。 2022年に発売したクラウンクロスオーバーから始まる16代目では、クロスオーバー・スポーツ・エステートがFF(フロントエンジン・リヤ駆動)でしたが、セダンだけはクラウン伝統のFR(フロントエンジン・リヤ駆動)を採用します。
新型クラウンセダンのボディサイズは全長1,700mmを超えた全長1,890mm、全長はクラウンシリーズで最も長い5,030mm、ホイールベースの最長の3,000mmで、後席空間を最も効率的に使えるクラウンのセダンタイプらしいモデル。
2023年発売のレクサスLMに搭載するリヤコンフォートモードをトヨタのモデルラインナップで初採用することで、ショーファーカーのニーズにも応えるモデルになるようです。
また、クラウンセダンの駆動方式に4WD(i-Four)は設定されず、FR(2輪駆動)モデルのみ設定します。
新型クラウンセダンの発売日は2023年11月13日で、価格は730万円(HEV「Z」)~830万円(FCEV「Z」)となっています。
全長 | 5,030mm |
---|---|
全幅 | 1,890mm |
全高 | 1,475mm |
ホイールベース | 3,000mm |
室内長 | 1,970mm |
室内幅 | 1,595mm |
室内高 | 1,135mm |
車両重量 | 2,020kg |
最低地上高 | 130mm |
最小回転半径 | 5.7m |
エンジン型式 | A25A-FXS |
総排気量 | 2.487L |
エンジン最高出力 | 136kW(185PS)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 225Nm(22.9kgm)/4,200-5,000rpm |
モーター型式 | 2NM |
モーター最高出力 | 132kW(180PS) |
モーター最大トルク | 300Nm(30.6kgm) |
タイヤサイズ | 19インチ/20インチ |
定員 | 5名 |
WLTCモード燃費 | 18.0lm/L |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
販売価格 | 7,300,000円~ |
クラウンセダンのグレードはパワートレインに2.5Lの直列4気筒エンジン(A25A-FXS)+モーター搭載の新開発マルチステージハイブリッドシステムのZと、FCシステムを搭載する燃料電池(FCEV)をパワートレインにするZの2タイプを設定。
グレード | 値段 |
---|---|
ハイブリッド Z | 7,300,000円~ |
燃料電池車(FCEV) Z | 8,300,000円~ |
クラウンセダンはマッシブグレー・プレシャスブロンズなど6色設定 クロスオーバーやスポーツに設定するバイカラーはなし
クラウンセダンのボディカラーは定番のプレシャスホワイトパール、プレシャスブラックパール、クラウンシリーズらしいプレシャスブロンズも設定。
クラウンクロスオーバーやクラウンスポーツに設定する2トーンのバイカラーの設定はなく、ビジネスシーンでも違和感のない街に溶け込む自然なカラーリングを6色ラインナップしています。
クラウンセダンのボディカラー
- プレシャスホワイトパール
- プレシャスシルバー
- プレシャスブラックパール
- プレシャスメタル
- プレシャスブロンズ
- マッシブグレー
- クラウンセダン プレシャスホワイトパール
- クラウンセダン プレシャスシルバー
- クラウンセダン プレシャスブラックパール
- クラウンセダン プレシャスメタル
- クラウンセダン プレシャスブロンズ
- クラウンセダン マッシブグレー
4代目ヴォクシーや2023年にマイナーチェンジしたカローラクロスなどに設定するマッシブグレーをクラウンセダンにも設定。
トヨタが推す渋みのあるグレーカラーで、クラウンセダンでも人気のボディカラーになりそうです。
新型クラウンセダンのエクステリアはMIRAI風に、特徴的な大口のキーンルックグリルを採用
16代目クラウンは世界で発売するグローバルモデルに
挑戦的で新しい4デザインで展開予定の16代目新型クラウンは、エクステリアに特徴的なトヨタお得意のキーンルックグリルを採用、テールライトは一文字でヘッドライトは4眼の精悍なスタイルになりました。
FCV(燃料電池自動車)の新型MIRAIに似ていて、クラウンクロスオーバーは樹脂製のフェンダーアーチモールやサイドモールも装備した、SUVのようなワイルドな印象に。
安全装備のトヨタセーフティセンスは最新版を採用し、空気抵抗を低減するグリルシャッターをRS以外のグレードに装備するなど走りの質感にもこだわっています。
また上位グレードのホイールサイズは21インチが標準で、欧州の主要自動車メーカーを始め、最近ではレクサスなども採用を初めたハブボルト締結という方式でホイールと車体を固定することで走りの質感を向上しました。
16代目クラウンシリーズに2ドアクーペとコンバーチブルを加えるという噂
16代目クラウンはクロスオーバーを2022年9月に発売、2023年にセダン・スポーツ、2024年にエステートの3車種を加え、全部で4つのボディタイプを発売することが決定しています。
そして2027年にはクラウンシリーズへ2ドアクーペとコンバーチブル(屋根が開くオープンカー)を加えるという噂です。
この噂には、クラウンが今後グローバル展開するということが関係していて、メルセデスやアウディ、BMWなど欧州プレミアムメーカーに対抗するため、フラッグシップスポーツが必要になる、という判断があったとのこと。
クラウンクーペとコンバーチブルのパワートレインは、クラウンクロスオーバーのものが流用される可能性があるようですが、BEV(電気自動車)やミライのようなFCV(水素自動車)になるという考察もあるようです。
クラウンクロスオーバーは強烈なバイカラー(2トーンカラー)含む12色設定
16代目クラウンクロスオーバーのボディカラーは今までにないブロンズ系のブラック×プレシャスブロンズやRS専用カラーのブラック×プレシャスレイを設定。クラウン初の2トーンカラー(バイカラー)も強烈なインパクトで、従来のクラウンのイメージが一新しました。
16代目クラウンクロスオーバーのボディカラー一覧
- ブラック×プレシャスホワイトパール(165,000円高)
- ブラック×プレシャスメタル(165,000円高)
- ブラック×プレシャスシルバー(165,000円高)
- ブラック×エモーショナルレッド2(165,000円高)
- ブラック×プレシャスブロンズ(165,000円高)
- ブラック×プレシャスレイ(55,000円高)
- プレシャスホワイトパール(55,000円高)
- プレシャスメタル(55,000円高)
- プレシャスシルバー(55,000円高)
- ブラック
- エモーショナルレッド2(55,000円高)
- プレシャスブロンズ(55,000円高)
- ブラック×プレシャスホワイトパール(165,000円高)
- ブラック×プレシャスメタル(165,000円高)
- ブラック×プレシャスシルバー(165,000円高)
- ブラック×エモーショナルレッド2(165,000円高)
- ブラック×プレシャスブロンズ(165,000円高)
- ブラック×プレシャスレイ(55,000円高)
- プレシャスホワイトパール(55,000円高)
- プレシャスメタル(55,000円高)
- プレシャスシルバー(55,000円高)
- ブラック
- エモーショナルレッド2(55,000円高)
- プレシャスブロンズ(55,000円高)
これまでのトヨタではボンネットまで2トーンにする車種は数えるほどしかなく、それもフラッグシップセダンのクラウンに設定するというのが新鮮です。
バイカラーのオプション価格は一般的な2トーンカラーよりも高額な165,000円(RAV4の2トーンカラーは55,000円から)ですが、新型クラウンらしい印象に残る配色です。
クラウンシリーズとして2024年までに4種類のボディ形状でグローバル販売
- クラウンクロスオーバー
- クラウンクロスオーバー
- クラウンクロスオーバー
- クラウンスポーツ
- クラウンスポーツ
- クラウンスポーツ
全長 | 4,710mm |
---|---|
全幅 | 1,880mm |
全高 | 1,560mm |
ホイールベース | 2,770mm |
タイヤサイズ | 21インチ |
乗車定員 | 5名 |
- クラウンセダン
- クラウンセダン
- クラウンセダン
全長 | 5,030mm |
---|---|
全幅 | 1,890mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 3,000mm |
タイヤサイズ | 19インチ/20インチ |
乗車定員 | 5名 |
- クラウンエステート
- クラウンエステート
- クラウンエステート
全長 | 4,930mm |
---|---|
全幅 | 1,880mm |
全高 | 1,620mm |
ホイールベース | 2,850mm |
タイヤサイズ | 21インチ |
乗車定員 | 5名 |
2022年9月1日に日本発売する新型クラウンが、クラウンシリーズとして2024年までにクロスオーバー、セダン、スポーツ、エステートの4車種に多角化して販売します。
クラウンは当初発表後すぐに販売予定でしたが、部品の調達が間に合わず、2022年9月1日にクラウンクロスオーバーの発売が延期しており、2023年以降に未発売のモデルを発売します。
今回の16代目新型クラウンは日本だけでなくグローバル販売するため、同じく世界中で販売するカローラシリーズの上位版ということになるでしょう。
注目されるのはクラウンクロスオーバー(SUV)ですが、欧州ではステーションワゴン市場が盛り上がってるようで、将来的にはバッテリーとモーターを搭載するBEVも設定するという情報もあります。
新型のクラウンクロスオーバーはFRベースからFFベースに変更されボディサイズが拡大
16代目の新型クラウンクロスオーバーは伝統のFR駆動ベースを変更して燃費性能や車内空間の効率が良いFF駆動ベースに変更。そのため、エンジンは縦置きから横置きになり、全幅は拡大します。
新型クラウンのボディサイズは全長4,930mm、全幅1,840mm、全高1,540mmになり、220系の15代目クラウンと比較すると全長で+20mm、全幅で+40mm、全高で+85mm拡大。
特に全高が拡大したことで数字以上に大きく見え、クロスオーバーらしいスタイルに。
全長 | 4,930mm |
---|---|
全幅 | 1,840mm |
全高 | 1,540mm |
ホイールベース | 2,850mm |
室内長 | 1,980mm |
室内幅 | 1,540mm |
室内高 | 1,170mm |
最小回転半径 | 5.4m |
最低地上高 | 145mm |
車両重量 | 1,900kg |
総排気量 | 2.393L |
エンジン最高出力 | 200kW(272ps)6000rpm |
エンジン最大トルク | 460Nm(46.9kgm)2000-3000rpm |
フロントモーター最高出力 | 61kW(82.9ps) |
フロントモーター最大トルク | 292Nm(29.8kgm) |
リヤモーター最高出力 | 59kW(80.2ps) |
リヤモーター最大トルク | 169Nm(17.2kgm) |
乗車定員 | 5名 |
WLTCモード燃費 | 15.7km/L |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
駆動方式にFFは設定せず、全てハイブリッドのE-Four(4WD)に。
グレード構成はベースグレードのX、中間グレードのG、最上位グレードのRSで、RSにはトヨタ初採用となる2.4Lターボエンジンのデュアルブーストハイブリッドシステムを搭載します。
販売価格は、先代の220系クラウンが4,899,000円から7,393,000円に対して、新型の16代目クラウンは4,350,000円から6,400,000円と魅力的な価格設定に。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
CROSSOVER X | E-Four(4WD) | 4,350,000円~ |
CROSSOVER G | E-Four(4WD) | 4,750,000円~ |
CROSSOVER G ADVANCED | E-Four(4WD) | 5,100,000円~ |
CROSSOVER G LEATHER | E-Four(4WD) | 5,400,000円~ |
CROSSOVER G ADVANCED LEATHER | E-Four(4WD) | 5,700,000円~ |
CROSSOVER RS | E-Four(4WD) | 6,050,000円~ |
CROSSOVER RS ADVANCED | E-Four(4WD) | 6,400,000円~ |
エクステリアの特徴は、テールランプが一文字になること、リヤバッジが従来のトヨタバッジからCROWNの英字レタリングバッジに変更されること、ホイールサイズは標準で19インチ、上位グレードのRSでは21インチのミシュランタイヤを標準装備。
またクラウンクロスオーバー発表会で登場したクラウンセダンは、車用GA-Lプラットフォームを採用することで、220系以前の伝統的なFR駆動に戻ることが決定。
クラウンセダン・クラウンスポーツは2023年、クラウンエステート(北米ではクラウンシグニアでデビュー)は2024年に発売するため、新たな機能や性能に期待しましょう。
新型クラウンシリーズ発表 16代目発売前に噂された情報をまとめ
16代目クラウンが2022年9月1日に発売開始。
発売前まではクラウンが販売終了するのではないか、SUVになるのではないか、など様々な噂がありました。
グローバルモデルとしてクロスオーバーを発売後、セダン・スポーツが2023年から、エステートが2024年から登場。
16代目クラウン登場までに噂された情報をまとめました。
新型クラウンはリフトアップしてSUV化も 2022年は伝統的なセダンタイプから全幅1,800mm超クーペスタイルのクラウンが登場
クラウンはセダンを継続するという噂とSUVになるという噂、両タイプ発売するという噂がありましたが、現行モデルの220系をリフトアップしてハイブリッドをメインにする、FF駆動ベースのAWDクラウンクロスオーバーと、同じFF駆動ベースの4ドアのクラウンクーペを販売する可能性があるようです。全幅は1,800mmオーバーで、現行の220系より大型化するとのこと。
モデルチェンジ時期は、4ドアクーペが2022年7月頃で、クロスオーバーは2023年頃に登場するという噂で、このモデルチェンジに伴い220系クラウンは4月で生産終了しています。
220系がFR駆動のセダンタイプ最後のクラウンになりそうです。
220系クラウンはオーダーストップ 新型モデルは2022年7月頃発売か
クラウンは次期型で伝統のFR駆動から、エンジン横置きのFF駆動へ変更。
ボディタイプも220系の現行モデルまで採用されているセダンから、全体的にリフトアップしたレヴォーグに似たクロスオーバーSUVへ変化する可能性が高いようです。
FRセダンの最終系となる220系クラウンは、すでにオーダーストップ。次期モデルの新型クラウンは2022年7月頃に発表して発売するという情報も。
ほかにも、2022年クラウンの最上級モデル、クラウンマジェスタの後継車が発売される、という嬉しい噂もあります。
新型クラウンの次期型は4ドアスポーツクーペになる 2022年末から2023年前半に登場という噂
新型クラウンの次期型はクロスオーバーになる、そもそもクラウンは変更がなくFRセダンを継続する、など様々な噂がありましたが、最新の情報ではセダンからFF駆動ベースの4ドアスポーツクーペに変更する可能性があるようです。
世界のプレミアムブランドであるドイツのメルセデスベンツやアウディ、フォルクスワーゲンなどが4ドアスポーツクーペをラインナップしていることから、トヨタもクラウンのブランドで4ドアスポーツクーペを設定したいと考えているということです。
現行クラウンは日本国内で取り回しやすい全幅1,800mmですが、新型は現行クラウンの全幅を超えることが予想されており、海外でも販売するグローバルモデルになることも考えられます。新型クラウン4ドアクーペの販売時期は2022年末から2023年前半頃で、販売価格5,000,000円から7,500,000円。上級グレードとしてロングホイールのマジェスタも復活するという情報もあります。
また新型クラウンはクーペをベースにしたSUVモデルも追加する、という噂も。 最低地上高をクーペモデルより高くとることで、高い走破性を実現するということで、車両価格もクラウンクーペより高額になるかもしれません。
クラウンに特別仕様車リミテッド2とエレガンススタイル3を設定
専用ブラック加飾でスポーティーな雰囲気が特徴のクラウン特別仕様車RSリミテッド2
琥珀色の加飾でラグジュアリーな雰囲気が特徴のクラウン特別仕様車Sエレガンススタイル3
クラウンにスポーティーな特別仕様車RS Limited 2(RSリミテッド2)とラグジュアリーな特別仕様車S Elegance Style3(Sエレガンススタイル3)を2021年6月30日に設定。
クラウンのRSとRS FourをベースにしたRSリミテッド2は、マットブラックの18インチ専用アルミホイールなどを装備。前席のシートベンチレーション、専用本革シートなどスポーティー特別装備が特徴です。
クラウン特別仕様車RSリミテッド2の装備
- 本革シート表皮
- 前席シートベンチレーション
- マットブラック塗装 18インチ専用アルミホイール
- 漆黒メッキ フロントフォグランプリング
- 漆黒メッキ フロントグリル
- 漆黒メッキ フロントバンパー
- イージークローザー
- ナノイーX
- 専用加飾スマートキーなど
クラウンのSとS FourをベースにしたSエレガンススタイル3は、ハイパークロームメッキの18インチ専用アルミホイールなどを装備。センターコンソールサイドやドアトリム、シート表皮などは専用の琥珀色を設定しているのが特徴です。
クラウン特別仕様車Sエレガンススタイル3の装備
- 琥珀色 専用シート表皮
- 琥珀色 ドアトリム
- 琥珀色 センターコンソールサイド
- ハイパークロームメタリック塗装 18インチ専用アルミホイール
- イージークローザー
- ナノイーX
- 専用加飾スマートキーなど
どちらの特別仕様車も特別仕様車専用デザインのスマートキーやイージークローザー、ナノイーXが標準装備しています。
クラウンの特別仕様車SRリミテッド2の販売価格は5,230,000円から5,670,000円、Sエレガンススタイル3の販売価格は5,290,000円から5,510,000円です。
次期クラウンはSUVではなくSUV風のクラウンクロスをラインナップする可能性も
クラウンの次期モデルは2022年7月に発売するという噂が有力になっていますが、当初の噂されたクラウンSUVではなく、ホンダのフリードなどに設定する車高を上げたSUV風の「クロス」のようなグレードが追加され、セダンは引き続き発売するという情報もあります。
また、駆動方式は従来のフロントエンジンとリヤ駆動(FR)から、フロントエンジンとフロント駆動に(FF)変更される可能性があるようです。
MIRAIのようなFCV(燃料電池)になるなど、様々な噂が飛び交っています。
上海モーターショー2021でクラウンクルーガー発表 クラウンの後継車種という噂も
日本でも販売するクラウンと、北米で販売しているSUVのクルーガーが合体したようなクラウンクルーガーが上海モーターショー2021で発表されました。
クラウンクルーガーの最大の特徴は、フロントグリルにクラウンの象徴とも言える「王冠」のロゴを配置していることです。
このクラウンクルーガーが、2022年に生産終了するクラウンの後継SUVになる可能性があると噂されています。
新型クラウンクルーガーは中国市場で2021年8月27日に発売、日本市場での発売には言及していませんが、発売の可能性は低いと予想します。
中国市場から発売して、今後グローバルモデルとしてクラウンクルーガーを日本でも発売する可能性もありますが、日本市場限定で発売していたセダンのクラウンがどのような形で進化をするのか期待が高まります。
また、クラウンのエンブレムを付けたクラウンヴェルファイアも発表して世界中の注目を集めています。クラウンヴェルファイアは日本で発売するヴェルファイアのマイナーチェンジモデルで、中国仕様専売のため日本で発売することはありません。
新型クラウンが2022年に生産終了 後継車種は新型の都会派クーペSUVに
クラウンが生産終了して、後継車種として新型のクラウンSUVを投入します。
1955年から販売したクラウンは、トヨタを象徴するモデルと言っても過言ではなく、「いつかはクラウン」という言葉の通り、憧れの高級セダンです。
8代目モデルは歴代クラウン最多の239,858台の販売台数を記録する異例の大ヒットモデルで、その後もトヨタの躍進を支える人気モデルになりました。
しかし現行の15代目クラウンは、SUVブームやセダン離れなどもあり、販売台数は振るいませんでした。2018年9月の販売台数が6,063台に対し、2020年9月の登録台数で2,050台で大きく落ち込んでいます。
クラウン販売終了の原因は販売台数の激減だけではなく、世界的に流行しているSUVブームも起因しています。クラウンの後継モデルとして新型SUVを投入することが判明しています。
噂では海外専売車のハイランダー、もしくは新型MIRAIをベースに開発するとのことで、ハリアーの上に位置するシティ派のクーペSUVになる可能性が高いでしょう。もしかすると3列シートを設定する可能性もあるかもしれません。
クラウンSUVのプラットフォームは、新型ハリアーにも採用するTNGA-Kを使い、ボディサイズは現行モデルのクラウンと同等の全長約4,800mm、全幅約1,800mmと予想されています。
パワートレインも現行モデルと同等の2.5Lターボエンジンと、3.5Lの自然吸気エンジン、2.5Lのハイブリッドエンジンの3本立になるようです。
販売台数が落ち込んだとはいえ、月販で2,000台を販売するクラウンは、十分売れている車と言えますが、トヨタの思い切った決断がどうでるか注目しましょう。
クラウンが2020年11月2日のマイナーチェンジで内装の質感を向上 新色のボディカラーも3色追加
2020年11月のマイナーチェンジで安全装備や質感を向上したクラウン
クラウンが初めてのマイナーチェンジを2020年11月2日に実施。
エクステリアの変更点はリヤのテールランプのメッキ加飾を、スモークメッキ加飾に変更したこと、またホイールデザインを見直し、エントリーグレードのホイールサイズを16インチから17インチに変更しています。
ナビゲーションの画面が12.3インチワイドディスプレイに大型化
インテリアは、従来8インチだったナビゲーションシステムを12.3インチのワイドディスプレイにアップグレードしたことで、視認性やラグジュアリー感が増しています。シートは従来ファブリックだった素材をSグレードはスウェード調ブランノーブに、GとRSアドバンスは本革に、RSはファブリックと合成皮革になり、質感を向上しました。
新色プレシャスホワイトパール(55,000円高)
新色プレシャスメタル(55,000円高)
新色エモーショナルレッド2(55,000円高)
ボディカラーは従来のホワイトパールクリスタルシャイン、プレシャスガレナ、プレシャスシルバーを廃止して、プレシャスホワイトパール、プレシャスメタル、エモーショナルレッド2を追加。それぞれ55,000円のオプションカラーに設定されています。
2020年クラウンのマイナーチェンジで追加した安全装備の機能
- ドライバー異常時対応システム
- カーブ速度抑制機能
- 交差点右折時の対向直進車の検知
- 右左折時の対向方向を横断する歩行者の検知
- 低速時加速抑制機能
- 緊急時操舵回避支援機能
安全装備のトヨタセーフティセンスも最新のものにバージョンアップして、トヨタ初採用のドライバーの無操作状態を検知して車を減速・停車する「ドライバー異常時対応システム」とAI技術でカーブの速度を抑制する「カーブ速度抑制機能」も搭載しました。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
2.0L RS | 2WD(FF) | 5,099,000円~ |
2.0L RSアドバンス | 2WD(FF) | 5,759,000円~ |
2.5L B | 2WD(FF) | 4,899,000円~ |
4WD | 5,119,000円~ | |
2.5L RS-B | 2WD(FF) | 4,953,000円~ |
4WD | 5,173,000円~ | |
2.5L S | 2WD(FF) | 5,202,000円~ |
4WD | 5,422,000円~ | |
2.5L RS | 2WD(FF) | 5,319,000円~ |
4WD | 5,539,000円~ | |
2.5L G | 2WD(FF) | 5,879,000円~ |
4WD | 6,099,000円~ | |
2.5L RSアドバンス | 2WD(FF) | 5,979,000円~ |
4WD | 6,199,000円~ | |
2.5L Gエグゼクティブ | 4WD | 6,513,000円~ |
3.5L RSアドバンス | 2WD(FF) | 7,107,000円~ |
3.5L Gエグゼクティブ | 2WD(FF) | 7,393,000円~ |
クラウンが65周年記念特別仕様車を設定 一部改良でスマートフォン連携も強化
新型クラウンのT-Connect SDナビゲーションシステムへ「Apple CarPlay(アップルカープレイ)」や「Android Auto(アンドロイドオート)」などの連携機能を強化する一部改良を実施。加えて内装のドアトリムとインストルメントパネルに合成皮革を採用して質感も向上しています。(G ExecutiveとG Four Executiveは変更なし)
2020年4月27日の一部改良に併せてクラウン65周年記念を祝す特別仕様車「Limited(リミテッド)」と「Elegance Style 2(エレガンススタイル2)」の2種類を設定。2019年に発売されていた特別仕様車「Sport Style(スポーツスタイル)」も追加して3種類の特別仕様車をラインナップしました。
足回りと内装にブラックを採用するクラウン65周年特別仕様車Limited
特別仕様車Limitedは「RS」と「RS Four」をベースに、内装には合成皮革とファブリックを組み合わせた質感高いスポーティなシートを採用、ブラックスパッタリング塗装の18インチのアルミホイールを施した特別装備しています。
上質な素材を組み合わせたシートが特徴のクラウン65周年特別仕様車Elegance Style2
特別仕様車Elegance Style2は「S」と「S Four」をベースに、内装にはブラックとライトグレーとこがねの3色と、スエード調ブランノーブと合成皮革を組み合わせたシートを採用したエレガントな室内になっています。ハイパークロームメタリック塗装の18インチアルミホイールとメッキ加飾アウトサイドドアハンドルを特別装備しました。
ブラックにレッドのアクセントが映える特別仕様車Sport Style
特別仕様車Sport Styleは「S」と「S Four」をベースに、ブラック内装にレッドをアクセントカラーとして取り入れたシックな室内空間になっています。ブラックスパッタリング塗装18インチアルミホイールを装備して、LEDヘッドライトやLEDリヤコンビネーションランプはスモーク塗装されたスポーティなスタイルが特徴です。
「Limited」「Elegance Style2」「Sport Style」は共通で、ブラインドスポットモニターや助手席肩口パワーシートスイッチなど、C packageグレード相当の安全装備・快適装備を標準装備しているお得な特別仕様車です。
エンジン | 駆動方式 | 販売価格 | |
---|---|---|---|
RS Limited | 8AR-FTS(ガソリンモデル) | 2WD(FR) | 5,169,000円~ |
THS2(ハイブリッドモデル) | 5,389,000円~ | ||
RS Four Limited | THS2(ハイブリッドモデル) | 4WD | 5,609,000円~ |
S Elegance Style | 8AR-FTS(ガソリンモデル) | 2WD(FR) | 5,063,000円~ |
THS(ハイブリッドモデル) | 5,283,000円~ | ||
S Four Elegance Style | THS(ハイブリッドモデル) | 4WD | 5.503,000円~ |
S Sport Style | 8AR-FTS(ガソリンモデル) | 2WD(FR) | 5,063,000円~ |
THS(ハイブリッドモデル) | 5,283,000円~ | ||
S Four Sport Style | THS(ハイブリッドモデル) | 4WD | 5,503,000円~ |
次期型クラウンはマツダと共同開発のFRプラットフォームや直6エンジンを搭載するとの噂が浮上
トヨタ・クラウンの次期モデルにマツダが開発するFRプラットフォームを採用し、さらにエンジンにはトヨタがマツダと共同開発した直6エンジンを搭載するという噂があります。
トヨタとマツダが提携することで、開発コストに見合う売り上げを上げることが可能に。このコンポーネントはクラウンのほか、マークXクラスに投入するスポーツセダンにも採用されると考えられます。
トヨタがクラウン特別仕様車「S“Sport Style”」「S Four“Sport Style”」を発表
トヨタ・クラウンに、”大人のスポーティ”を演出した特別仕様車「スポーツスタイル」が登場しました。ベース車両は「S」と「S Four」で、それぞれ2019年10月2日に発売。
スポーツスタイル専用の特別装備に注目!
スポーツスタイルのLEDリヤコンビネーションランプとリヤライセンスガーニッシュ
「S“Sport Style”」「S Four“Sport Style”」のエクステリアはスモーク塗装Bi-Beam LEDヘッドランプにLEDリヤコンビネーションランプ、スモークメッキのフロントフォグランプリングとフロントグリルモールで質感の高さが際立ちます。リヤライセンスガーニッシュにもスポークメッキをあしらっています。
精悍なスタイルの黒アルミはスポーツスタイルによく似合う
足回りにはブラックスパッタリング塗装のノイズリダクションアルミホイール(18インチ)を装着。センターオーナメントにはクラウンのエンブレムデザインがあしらわれています。
標準装備となるファブリック+合成皮革のシートとコクピット
メーカオプションのレッドステッチ入り本革シート
ベース車にはファブリックシートが使用されていましたが、クラウン スポーツスタイルにはファブリックと合皮のコンビシートが標準装備されています。メーカーオプションでレザーシートパッケージを選択すると、レッドステッチがアクセントとなった本革シートに変更も可能です。
インテリアやスマートキーにも専用デザインを採用
ドアトリムやインストルメントパネル、コンソールについても合成皮革を採用し、上質感のあるデザインに。赤のステッチがピリッとレーシーな雰囲気を漂わせます。
スマートキーにも専用スモーク調金属加飾を採用し、特別感のあるデザインとしています。
フロントウイングスポイラー・サイドスカート・リヤスカート
フォグベゼルガーニッシュ・ミラーガーニッシュ・フェンダーガーニッシュ・19インチ アルミホイールandタイヤ
また、特別仕様車「S“Sport Style”」「S Four“Sport Style”」の発売に合わせ、モデリスタブランドのカスタムパーツが登場。サイド・リヤスカートとフロントウィングスポイラーをセットとした「MODELLISTA エアロキット For S “Sport Style”」や、ガーニッシュとアルミホイールのセット「クールシャインキット for S “Sport Style”」が用意されています。
S“Sport Style” | S Four“Sport Style” | ||
---|---|---|---|
駆動 | 2WD(FR) | 4WD | |
エンジン | 8AR-FTS (2.0Lターボ) |
リダクション機構付のTHS II (A25A-FXS 2.5Lダイナミックフォースエンジン) |
|
トランスミッション | 8 Super ECT | ||
価格 (消費税込み) |
5,073,200円 | 5,293,200円 | 5,513,200円 |
トヨタ・クラウンに特別仕様車「S“Elegance Style”」「S Four“Elegance Style”」が新設定!
クラウンらしい品格が漂う特別仕様車「S エレガンススタイル」がデビュー!エクステリアはメッキ加飾でラグジュアリーな雰囲気に
足回りにはハイパークロームメタリック塗装の18インチノイズリダクションアルミホイールを特別装備
2019年7月8日、TOYOTAクラウンのラインナップに「S」と「S Four」をベース車両とした特別仕様車「S“Elegance Style”」と「S Four“Elegance Style”」が加わりました。
エクステリアにはメッキ加飾のドアハンドルやセンターオーナメント、宝石のような輝きを放つ18インチのクロームホイールを設定。優美で質感の高いデザインを採用し、クラウンが持つ魅力を最大限に引き出しています。
クラウンS“Elegance Style”のインテリアは質感にこだわり抜いたプレミアムなデザイン
ベース車両がファブリックシートを装備するのに対し、クラウンS エレガンススタイルは最高級ヌバック調表皮の「ブランノーブ」と合成皮革のコンビシートを特別装備しています。内装色は標準設定の「ブラック」と、黄金をイメージしたキャメルカラー「こがね」の2種類が用意されており、こがねは注文する際に指定が可能です。
インパネやドア周りには高級人工皮革「グランリュクス」を採用することで、プレミアムな空間を演出しています。
グレード | 2.5 S“Elegance Style” | 2.5 S Four“Elegance Style” | 2.0 S“Elegance Style” |
---|---|---|---|
エンジン | 2.5L+モーター | 2.0L | |
燃費性能 | 23.4km/L | 20.8km/L | 12.8km/L |
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD |
乗車定員 | 5名 | ||
価格 | 5,293,200円 | 5,513,200円 | 5,073,200円 |
クラウンのハイスペックバージョン「クラウンGRMN」の開発が中断!?いったん白紙へ!
トヨタでは、クラウンのハイスペックバージョン「クラウンGRMN」の開発を一時中断するということがわかりました。
「GRMN」は「GAZOO Racing tuned by MN」の略で、サーキットでの走行を想定した最上位の限定生産のシリーズです。この「GRMN」をクラウンに設定する開発が進められていると言われていました。
予想では、V6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力422psを発揮するとの情報があった「クラウンGRMN」ですが、なぜ開発が中断となってしまったのでしょうか。
今回のトヨタの判断は、あくまでも中止ではなく開発の中断ということです。開発を一度スチップし、詳しい投入計画を白紙に戻すとのことです。
開発も最終段階に入っていたとみられる「クラウンGRMN」ですが、トヨタ上層部の判断では、ハイスペックの「GRMN」をクラウンに投入しても、販売的に難しいと判断されたようです。
「クラウンGRMN」が完成すると、かなりハイレベルな1台になることは間違いないのですが、価格も1000万円を超えることが予想され、レクサスモデルとの販売価格のバランスなどを考慮し、開発中断になったもよう。
ただ、「開発中止」ではありませんし、実際「マークGRMN」は完売しているという実績もありますので、今後、開発が再開されることに期待しましょう。
クラウンのスポーツグレード「GR」が2019年6月にデビューする可能性も
ハリアーや86などに設定される人気のスポーツグレード「GR」シリーズにクラウンが追加されるという情報があります。GRシリーズは専用のエアロボティに身を包み、足回りなどが強化されたコンプリートモデルです。
発売時期は2019年6月を予定しているという噂がありますが、専用装備やパワートレイルなどの詳細はまだわかりません。2019年になったら詳細が伝わる可能性があるので、わかり次第追記します。
15代目クラウンの発売後1か月の受注状況が発表!月販目標の約7倍となる3万台を受注 納期は約7か月待ちか
トヨタの代表車種として2018年6月25日にフルモデルチェンジした新型クラウンの発売1か月後の受注状況がトヨタから発表されました。月販目標4,500台に対して約7倍の30,000台を受注したことがわかり大ヒット車種の仲間入りとなりました。
初代コネクティッドカーとして位置付けられている新型クラウンは「LINEマイカーアカウント」や「オペレーターサービス」など新たな機能が追加されました。
加えてプラットフォームを変更したことで乗り心地も格段に向上、スタイルもクーペルックになり今までのクラウンの常識を良い意味で進化させたことが大ヒットの理由になりました。
2018年7月時点で半年以上の納車待ちが発生している状況ですが、新型クラウンの受注は今後も増えるでしょう。
人気のボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインで人気グレードは受注数の8割が2.5Lハイブリッドを選択
2018年のフルモデルチェンジした新型クラウンのボディカラー別受注数の比率を紹介します。1番人気のボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインで、60.6%のユーザーに選ばれるダントツの人気カラーになっています。
次点がプレシャスブラックパールの12.7%、ブラックの11.2%へ続きます。この結果をみると満を持して投入されたジャパンカラーは全体の0.7%になり、あまり選ぶ方がいないというのがわかります。
また人気のグレードは2.5Lのハイブリッドモデルが全体の80%以上を占めるなどグレードの人気も偏っています。
クラウンのフルモデルチェンジ後のエクステリアはクーペスタイルに進化
新型クラウンはクーペスタイルでスタイリッシュに生まれ変わった
フルモデルチェンジ後の新型クラウンは、クーペスタイルのセダンに生まれ変わります。新型クラウンのヘッドライトにはLEDイルミネーションが装着され、キリッとしたヘッドライトデザインの中にもクラウンらしい高級感があります。
フロントグリルはメッシュを採用 王冠のエンブレムデザインも変更
Cピラーが傾斜した流れるようなスタイル
RSモデルは左右2本出しでスポーティさが感じられるデザイン
新型クラウンのベースグレードのリアビューは、クーペ風にCピラーが傾斜しているのが分かります。
画像を見るとボディ側面にまで伸びたテールランプは、LEDを使っていて後方からの視認もしやすくなっています。基本的なスタイリングは継承し、RS アドバンス、RS アドバンス Four、RS、RS FourにはLEDシーケンシャルターンランプが標準装備するなど新型クラウンは現代風の先進的なスタイルへ進化します。
また新型のボディサイズは14代目クラウンとあまり変わらず、全長が4,910mm、全幅が1,800mm、全高が1,455mmになりました。
全長 | 4,910mm |
---|---|
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,455mm |
ホイールベース | 2,920mm |
室内長 | 1,980mm |
室内幅 | 1,500mm |
室内高 | 1,185mm |
最低地上高 | 130mm~135mm |
最小回転半径 | 5.3m~5.5m |
車両重量 | 1,690kg~1,900kg |
乗車定員 | 5名 |
モデルチェンジした15代目クラウンのボディカラーは7つの標準色と6つのジャパンカラーを設定
新型クラウンのボディカラーは新色のプレシャスガレナが追加され全部で7色の標準色が用意されています。
また標準色のボディカラー以外に、日本らしさ溢れる繊細なカラーリングが特徴の「ジャパンカラーセレクションパッケージ」が6色設定されています。新型クラウンは「色を選ぶ喜び」を提供することを掲げていて、合計14色の個性的なボディカラーから自分だけのクラウンを選ぶことができます。
新色のプレシャスガレナを含む7色をラインナップ
新型クラウンの標準色
- ホワイトパールクリスタルシャイン(37,800円高)
- シルバーメタリック
- プレシャスシルバー(54,000円高)
- プレシャスガレナ(54,000円高)
- ブラック
- プレシャスブラックパール(54,000円高)
- ダークブルーマイカ
ジャパンカラーは日本らしい繊細さを表現 ボディカラーも和名が付けられている
新型クラウンのジャパンカラーセレクションパッケージ
- 夜霞(ヨガスミ) ダークレッドマイカメタリック(108,000円高)
- 紅(クレナイ) リッチレッドクリスタルシャインガラスフレーク(108,000円高)
- 茜色(アカネイロ) オレンジメタリック(108,000円高)
- 翡翠(ヒスイ) アルミナジェイドメタリック(108,000円高)
- 碧瑠璃(ヘキルリ) ダークブルーマイカメタリック(108,000円高)
- 天空(ソラ) ピュアブルーメタリック(108,000円高)
2018年のクラウンのモデルチェンジ後のインテリア(内装)
トヨタのフラッグシップセダンらしい高級感溢れる内装
新型クラウンのインテリアはドライバーが運転に集中できる空間を掲げてデザインされていて、「触感、質感、動き、音、細部の見栄え」にこだわりドライバーの五感に響く感性品質にこだわっています。
ダブルディスプレイにはコネクティッド機能や車両情報を表示
新型クラウンは全てのグレードで8インチのナビゲーションシステムを標準装備していて、その手前には空調などを示す7インチディスプレイを配置するダブルディスプレイを搭載しています。
G エグゼクティブのリアシート 広々した開放的な空間
クラウンは日本専売車のためリヤシートの構造は日本人の体型に合うように工夫されています。
前席下のスペースを拡大してのびのび過ごせるため長時間のドライブも快適性です。「Gエグゼクティブ」と「Gエグゼクティブ Four」では後席エアコンも独立しています。
14代目の210型クラウンよりも豪華な内装になり、運転席に座っているだけでも惚れ惚れするような空間になっています。
15代目クラウンの内装カラーは全部で9つあるカラフルなラインナップ
内装カラーは標準色が4つでそのうちオプション設定されている本革仕様の内装が2つ、そして外装にも設定されている「ジャパンカラーセレクションパッケージ」の内装色が3つされています。
- ブランノーブ+合成皮革の「ブラック」
- ブランノーブ+合成皮革の「ブラック&テラロッサ」
- 本革の「ブラック(オプション設定)」
- 本革の「ホワイト(オプション設定)」
- ブランノーブ+合成皮革の「赤」
- ブランノーブ+合成皮革の「青」
- ブランノーブ+合成皮革の「こがね」
外装のボディカラーが多彩な新型クラウンは内装色も全部で9つあるカラフルなラインナップになっています。
また新たに設定されるジャパンカラーは今までのクラウンのイメージを一新する鮮やかなカラーが揃っているので若い世代にも人気がでそうです。
モデルチェンジ前の15代目クラウンの画像25枚
- クラウン
- クラウン
- クラウン
- クラウン
- クラウン
- クラウン
- クラウン
- クラウン
- クラウン
- クラウン
- クラウン
- クラウン 2.5 RS HYBRID ADVANCE FOUR
- クラウン 2.5 RS HYBRID ADVANCE FOUR
- クラウン 2.5 RS HYBRID ADVANCE FOUR
- クラウン 2.5 RS HYBRID ADVANCE FOUR
- クラウン 2.5 RS HYBRID ADVANCE FOUR
- クラウン 2.5 RS HYBRID ADVANCE FOUR
- クラウン 2.5 RS HYBRID ADVANCE FOUR
- クラウン 2.5 RS HYBRID ADVANCE FOUR
- クラウン 3.5 HYBRID G-EXECTIVE
- クラウン 3.5 HYBRID G-EXECTIVE
- クラウン 3.5 HYBRID G-EXECTIVE
- クラウン 3.5 HYBRID G-EXECTIVE
- クラウン 3.5 HYBRID G-EXECTIVE
- クラウン 3.5 HYBRID G-EXECTIVE
ライトバンやピックアップの派生車種もあったクラウンセダンのモデルチェンジ遍歴
クランセダンはトヨタが販売していた高級セダン型乗用車で、商用車もありました。2023年以降は裕福層に向けた高級セダン、16代目クラウンセダンがこれまでのイメージを刷新して登場しています。
クラウンセダン 初代(シリーズ通算5代目)S80/100系(1974年~1979年)
1974年10月、クラウンシリーズでは通算5代目となる、「クラウンセダン」が登場しました。グレードは「スタンダード」「デラックス-A」「デラックス」「スーパーデラックス」「スーパーサルーン」「ロイヤルサルーン」が用意されました。
1976年11月、マイナーチェンジを実施。
1977年10月、ディーゼルエンジン搭載車を追加しました。
1978年2月、マイナーチェンジで王冠マークがテールランプに施されました。9月には4速ATをディーゼル搭載車に追加されました。
クラウンセダン 2代目(シリーズ通算6代目)S110系(1979年~1983年)
1979年9月、2代目クラウンセダンが販売を開始します。グレードは、「タクシーSTD」「STD」「DX-A」「DX」「スーパーDX」「スーパーサルーン」「ロイヤルサルーン」のラインナップです。
1980年1月、M型6気筒LPG仕様を、11月には6気筒2000ターボ車を追加しました。
1981年8月、マイナーチェンジを実施してヘッドランプを変更。2,800cc車にDOHC車を、6気筒LPG車にはフロアAT車を追加しました。
1982年8月、ターボディーゼル車を追加しました。
クラウンセダン 3代目(シリーズ通算7代目)S120系(1983年~1987年)
1983年9月、3代目クラウンセダンが登場しました。グレードに「ロイヤルサルーンG」が追加されています。LPG仕様車では全車のインパネがタクシー専用計器盤になっています。一部上級グレードにはタコメーターが搭載されました。
1984年8月、エンジンの換装と可倒式のドアミラーに変更。
1985年9月、マイナーチェンジを実施し、1G-GZEU型スーパーチャージャーが2,000ccロイヤルサルーンに追加しました。M-TEU型2000ターボが廃止となりました。
クラウンセダン 4代目(シリーズ通算8代目)S130系(1987年~1995年)
1987年9月、4代目となったクラウンセダンが登場しました。「スタンダード」と「デラックス」が設定されました。
1988年9月、一部改良でソフトロック装置をAT全車に装備。
1989年8月、マイナーチェンジで4.0L V8仕様を設定。
1990年9月、2500ロイヤルサルーンを追加し、5ナンバー登録のロイヤルサルーンを廃止しました。
1991年11月、ビッグマイナーチェンジを実施。フロントディスクブレーキとパワーステアリングが標準装備されました。ディーゼルエンジン搭載車はATのみ、営業車はLPGのみとなりました。新グレードとして、「2500スーパーサルーンエクストラ」が追加されました。
1992年10月、「2000スーパーサルーンエクストラ」が5ナンバー車に復活。
1993年8月、一部変更。
1995年12月、5代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
クラウンセダン 5代目(シリーズ通算10代目)S150系(1995年~2001年)
1995年12月、フルモデルチェンジでSRSエアバッグとABSを全グレード標準装備しました。タクシー仕様はクラウンコンフォートに移行。
1997年7月、マイナーチェンジを実施しました。
1999年9月のマイナーチェンジでは、ディーゼルエンジンの廃止とパトカー仕様3.0L以外のMT車を廃止しました。
2001年8月、車種整理が実施されました。3ナンバー仕様車は170系ロイヤルシリーズに統合、5ナンバー仕様車はフルモデルチェンジでクラウンコンフォートの兄弟車となります。
クラウンセダン 6代目(シリーズ通算11代目)XS/BS10系(1期:2001年~2009年/2期:2011年~2018年)
2001年8月、フルモデルチェンジ。
2002年10月、「スーパーデラックス・マイルドハイブリッド」「スーパーサルーン」を追加しました。
200年8月、1G-FE搭載車が排出ガス規制に適合しないため廃止。
2008年4月、マイルドハイブリッドとガソリン仕様が廃止されました。
2009年7月、生産調整で2011年7月まで生産を休止。
2012年7月、一部改良で安全装備が強化されました。
2013年10月、一部改良で安全性能を強化。
2017年6月、クラウンセダンとしての歴史に一度幕を降ろしました。
クラウンセダン 16代目クラウン(無印)AZSH32/KZSM30型(2023年~)
2023年11月、満を持して無印クラウンが華々しくデビューしました。グレード体系は「Z」のみ。ハイブリッドのマルチステージハイブリッドシステムはトヨタ初の採用となり、クラウンでは初の燃料電池車の設定もされました。ハンマーヘッドとアンダープライオリティのフロントフェイスで、スタイリッシュな印象になっています。
クラウンセダンのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代(シリーズ通算5代目)S80/100系 | 1974年~1979年 |
2代目(シリーズ通算6代目)S110系 | 1979年~1983年 |
3代目(シリーズ通算7代目)S120系 | 1983年~1987年 |
4代目(シリーズ通算8代目)S130系 | 1987年~1995年 |
5代目(シリーズ通算10代目)S150系 | 1995年~2001年 |
6代目(シリーズ通算11代目)XS/BS10系 | 1期:2001年~2009年 2期:2011年~2018年 |
16代目クラウン(無印)AZSH32/KZSM30型 | 2023年~ |