2017~2023年に発売されるホンダの新型車カレンダー
ホンダ技研工業は、トヨタ・日産と並ぶ日本の自動車メーカーで、コンパクトカーの「フィット」、ミニバンの「ステップワゴン」、コンパクトSUVの「ヴェゼル」の他にも、スポーツカーの「NSX」「S2000」「シビックタイプR」など、世界的にもヒットした車種がたくさんあります。
安全装備の「ホンダ・センシング」や燃費向上が期待される2017~2023年に販売が予定されているホンダの新型車情報を紹介します。
ZR-V 新型車 2023年4月21日
新型ZR-Vは2023年4月21日に日本市場で発売予定
ホンダはミドルサイズSUVの新型ZR-Vを2023年4月21日に日本市場で発売予定。
2022年に撤退するフラッグシップSUVのCR-Vよりもコンパクトで、ヴェゼルよりも大きい丁度いいサイズのSUVで、トヨタRAV4、日産エクストレイル、マツダCX-5、スバルフォレスターなどがライバルになるでしょう。
新型ZR-V(北米ではHR-Vという名称)は2022年6月に北米市場から発売。丸みを帯びた流麗なスタイルとインパクトのあるフロントグリルが話題になりました。
マツダのCX-60やトヨタのハリアーPHVなど、個性的なSUVが数多くラインナップしますが、欧州車のようなエクステリアを持つZR-Vも話題性のあるモデルになるでしょう。
N-BOX フルモデルチェンジ 2023年10月
コックピットを刷新して先進性を高めるN-BOX
N-BOXが6年振りにモデルチェンジを実施して3代目へ生まれ変わります。
新型はキープコンセプトで、パワートレインも先代N-BOXを踏襲、軽自動車とは思えない剛性の高い乗り心地は、3代目モデルも変わりません。
N-BOXのスピードメーター周りはホンダのコンパクトクラスに採用する情報量の多い液晶タイプに変更され、ユーザーに寄り添った進化が見られます。予防安全装備ホンダセンシングは次世代版のアップグレードして、より安全なN-BOXに生まれ変わります。
新型車オデッセイ フルモデルチェンジ 2023年12月
2023年12月に再販が決定したホンダのプレミアムミニバン オデッセイ
ホンダが2023年オデッセイの復活を公式発表。 オデッセイは2013年まで日本で販売されていましたが、モデルチェンジすることなく販売終了。その後中国専売モデルとしてフルモデルチェンジしました。
中国市場で販売する2代目オデッセイ導入には、2021年に販売終了した日本のオデッセイが関係していて、2022年からホンダのフラッグシップミニバンは不在でした。
ラージミニバンを望むユーザーが多い事、2023年にフルモデルチェンジするトヨタのアルファードや日産のエルグランドに対抗する意味でも、オデッセイの兄弟車である広汽ホンダのオデッセイ逆輸入は不可欠だったのかもしれません。
アコード フルモデルチェンジ 2024年春頃
2022年にカタログ落ちしたアコードが新型になり再上陸
2022年に日本市場から消えたアコードが、11代目の新型に切り替わり2024年春頃に再び発売。
新型は全長が拡大し大型化、北米モデルでは12.3インチのタッチスクリーンを搭載していることから、日本で導入するモデルも先進性を高めたフラッグシップモデルになることが予想されます。
予防安全装備のホンダセンシングには視野角90度のカメラに、視野角120度の広角レーダーを採用したホンダセンシング360(Honda SENSING 360)を日本初採用、車道の白線や歩道などの縁石を検知することができる様になるようです。googleと連携したコネクティッドサービスGoogleビルトインも搭載します。
新型コンパクトSUV(エレベイト・WR-V)が2024年春頃に日本市場で発売する噂も
2024年春頃に日本導入の可能性も考えられる新型コンパクトクロスオーバー
2023年にインド市場で世界初公開されたエレベイト
ホンダが日本市場で発売する噂のある新型モデルはフィットをベースにする、ヴェゼルよりコンパクトなクロスオーバーSUVで、インド市場でZR-Vの名称で商標登録された新型車です。
日本発売時期は2024年春頃と噂され、全長4,300mm未満の5ナンバーサイズと、1Lの直列3気筒ターボエンジン、もしくは2023年の改良でフィットに搭載した1.5Lエンジンになり、エクステリアはヴェゼルに似ています。
この新型クロスオーバーと同じ5ナンバークラスのSUVはトヨタのライズやヤリスクロス、ダイハツのロッキーなどがあり、毎月発表される車種別販売台数ランキングでも毎月上位に入る人気車種です。
ホンダも売れ筋の5ナンバーSUV市場に参入する可能性はとても高いと考えられ、日本市場投入は現実的なのではないかと予想します。車名について、2023年導入モデルがZR-Vという名称のため、このモデルを導入するときは車名が変更(HR-VやWR-V、2023年インド市場で2023年6月6日ワールドプレミアしたエレベイトになる噂も)になるでしょう。
フリード フルモデルチェンジ 2024年夏頃
3代目フリードも好評の2列目キャプテンシートを採用する可能性が高い
ホンダのコンパクトミニバンフリードが2024年夏頃にもフルモデルチェンジする噂。 ライバルのトヨタシエンタが2022年にフルモデルチェンジを実施したことを受け、シエンタにはない2列目キャプテンシートの継続採用が期待されます。
パワートレインは現在採用する1モーター式のe:HEVから、シビックなどに採用する2モーター式のスポーツe:HEVに変更すると見られていて、運動性能はクラストップレベルになると予想。
フリードの特徴でもある見晴らしがよく、小回りの利くボディサイズはそのままに、洗練されたエクステリアで登場するでしょう。
S1000 新型車 2024年以降
ホンダが販売している軽スポーツカーの「S660」のワイド版となる「S1000」が販売される噂があります。ちょうど「S660」と「S2000」の中間となる位置づけで、ライバル車はマツダ「ロードスター」となります。
S660をひと回り大きくしたボディサイズの2人乗りで1.0リットルターボエンジンを採用し、ホンダ・センシングの搭載などが噂されています。
2022年はホンダの本命ミニバンが遂にフルモデルチェンジ
ホンダの大本命ミニバンのステップワゴンがフルモデルチェンジした2022年。
ライバルのトヨタもノアとヴォクシーを、日産はセレナをフルモデルチェンジしてミニバンの変革期とも言える年度になりました。
ステップワゴン フルモデルチェンジ 2022年5月27日
6代目の新型ステップワゴンはわくわくゲートを廃止
ホンダのミニバン、ステップワゴンが2022年5月にフルモデルチェンジ。
新型モデルは全グレードで3ナンバーに拡幅、使いやすく便利に進化。
現行モデルの前後スライドに加え左右スライドをプラスして豊富なシートアレンジに対応することでアウトドア需要も満たします。先代ステップワゴンに搭載していたわくわくゲートは廃止され、ミニバンらしいスタイルになりました。
ステップワゴンの最大のライバルと言える、トヨタの新型ノアとヴォクシーは2022年1月にフルモデルチェンジして、同じくライバルの日産セレナも2022年にフルモデルチェンジすると言われているため、新型ミニバンの販売数争いも注目。
また2023年にはe:HEVモデルへ待望の4WD駆動を追加する可能性もあり選択肢を広げます。
シビック タイプR フルモデルチェンジ 2022年9月2日
スポーツモデルの究極系を表現した新型タイプR
シビックタイプRが待望のフルモデルチェンジを2022年9月2日に実施。
元々が生産台数の少ないピュアスポーツモデルですが、発表直後から長納期化するほどの人気モデルになりました。
新しいスポーツカー体験を銘打って登場した6代目タイプRは、販売価格が500万円を切る4,997,300円というコストパフォーマンスの高さも魅力です。
歴代タイプRは限定生産を取るケースもありましたが、6代目タイプRは全てのユーザーに納車されることも嬉しいポイントかもしれません。
フィット マイナーチェンジ 2022年10月6日
排気量を1.3Lから1.5Lに変更してパワフルに進化したフィット
フィットが2022年10月6日にマイナーチェンジを実施。
フロントフェイスを小変更してよりスタイリッシュなイメージになりました。また最大の変更とも言えるのがパワートレインで、従来の1.3Lエンジンを1.5Lエンジンにサイズアップして動力性能も強化されました。
フィットクロスターにはルーフレールやアンダーガードを追加装備することで、SUVグレードらしさを強調。
ハイブリッドエンジンとガソリンエンジンの両モデルにはスポーツテイストを盛り込んだRSグレードを新規設定しています。
ヴェゼル フルモデルチェンジ 2021年4月23日
新型ヴェゼルはクーペスタイルながら後席が広くファミリー使いにも最適
ヴェゼルのフルモデルチェンジを2021年4月に実施。パワートレインはエントリーグレードにガソリンと、上級グレードには2モーター式のハイブリッドシステムのe:HEVを設定。駆動方式はFFの他に4WDも設定しています。
新型ヴェゼルの発売から少し遅れてPHEVも登場するという噂もあるので期待しましょう。