CR-Vがモデルチェンジ!ホンダの世界戦略車2018年8月30日リスタート
ホンダが世界戦略を見据えて開発・販売を計画している「CR-V」のモデルチェンジ車が2017年1月に行われたデトロイトモーターショーで世界初披露、2017年4月に行われた上海モーターショーでは、フルモデルチェンジが行われたCR-V HYBRID(ハイブリッド)が世界初公開されました。
CR-Vは今後、電気自動車のラインナップを増やしていくホンダにとって、重要な意味合いを持つ車でもあります。
2017年に北米や中国などで新型モデルを販売、日本市場には2018年8月30日にガソリンモデルの販売を開始して、2018年11月1日にハイブリッドモデルを発売しました。
6代目新型CR-Vが北米市場でデビュー 日本市場にはCR-Vベースの新型燃料電池自動車(FCEV)を2024年投入
6代目CR-V CR-Vは北米市場を中心に発売するため日本市場導入は見送られる
日本市場で発売していたCR-Vは2022年に生産終了しましたが、主戦場になる北米市場では6代目の新型CR-Vを2022年7月12日に発表、2023年には欧州市場でも発表しました。
ヴェゼル似のフロントフェイスに、大きい目で存在感のあるメッシュグリル、5代目CR-Vの丸みを帯びたスタイリングから、四角いボディ形状に変更しているのが特徴です。
- 燃料電池で走るFCEVシステムを搭載するCR-V
- CR-V FCEVは日本でも販売予定があることがわかっている
- CR-V FCEV
2024年夏頃発売する新型モデルのCR-V e:FCEV
6代目の新型CR-Vは日本市場でもヒットしそうな雰囲気がありますが、2023年に導入するZR-VがCR-Vの後継車種になり、6代目CR-Vの日本導入は先になるという噂でしたが、2024年夏頃に6代目CR-Vベースの新型CR-V e:FCEV(燃料電池自動車)を日本で発売することが決定しています。
CR-Vは6代目にモデルチェンジせず2022年8月末で生産終了
CR-Vは次期型の噂もありましたが、新型ミドルクラスSUVのZR-Vを投入することが決定したことで2022年8月末に生産終了。
ホンダは2021年のフラッグシップミニバンのオデッセイ廃止に続き、ホンダを代表するフラッグシップSUVも廃止します。
CR-Vの替わりに導入する新型SUVとなるZR-Vのボディサイズはヴェゼルより大きい、全長4,570mm、全幅1,840mm、全高1,620mmで、CR-VよりコンパクトなSUVになります。パワートレインは、1.5Lガソリンンエンジンと2.0Lのスポーツe:HEVを搭載することで様々なユーザーに対応します。
CR-VにPHEVを追加 北京モーターショー2020で先行公開
北京モーターショー2020でホンダが世界初公開したCR-V PHEV
ホンダがCR-Vのプラグインハイブリッドモデルになる、CR-V PHEVを北京モーターショー2020で世界初公開しました。
このモデルはホンダのハイブリッドシステムのスポーツハイブリッドi-MMDをベースにして効率化、ピュアEVに近い走行フィールを実現したシステムを採用しています。
CR-V PHEVには安全装備のホンダセンシングに全方位ADASを取りれた進化版を搭載しています。これはワイドフロントカメラと360度レーダーで車両の状況をとらえ、様々な状況に対して安全運転支援する機能です。
北京モーターショー2020で同時公開されたEVのHonda SUV e:conceptと共に、ホンダのEV戦略の柱になる、重要なモデルに位置付けられています。
トヨタではRAV4 PHV、日産ではアリアが発表されるなど、ライバルに先を越されないよう、これからはホンダもEV化に注力することになるでしょう。
CR-Vが2020年6月19日にマイナーチェンジ 最上位グレードBLACK EDITION(ブラックエディション)を設定
シーケンシャルウインカーなどを標準装備したCR-Vの2020年マイナーチェンジモデル
ミドルSUVのCR-Vがマイナーチェンジを実施。時期は2020年6月19日で、最上位グレードにブラックエディションを設定、流れるシーケンシャルウインカーやリバース連動ミラー、ステアリングヒーターなどが全車標準装備します。
2020年のCR-Vマイナーチェンジの変更点
- シーケンシャルウィンカー追加
- ステアリングヒーター追加
- リバース連動ミラー追加
- ブラックエディション追加
- ルーフレールはオプション装備に
- 新規ボディカラー追加
最上位グレードのブラックエディションは、18インチのブラックアルミホイールや、「BLACK EDITION」のロゴ入り専用シートなどを採用。ボディカラーはプラチナホワイトパールとクリスタルブラックパールを設定しています。
CR-Vブラックエディションの専用装備
- 専用エクステリアパーツ
- 専用18インチブラッククリア塗装アルミホイール
- 専用エンブレム
- ブラックエディションのロゴ入り専用シート
- ブラックルーフライニングなど
またCR-Vのボディカラーが見直しされ、新色に「スーパープラチナグレーメタリック」「プレミアムクリスタルブルーメタリック」「シーグラスブルーパール」を追加。 「ルナシルバーメタリック」「ルーセブラックメタリック」「ミッドナイトブルービームメタリック」を廃止して、「プラチナホワイトパール」「クリスタブラックパール」「プレミアムクリスタルレッドメタリック」がラインナップに残り全6色設定になりました。
- 新色スーパープラチナグレーメタリック
- 新色プレミアムクリスタルブルーメタリック
- 新色プレミアムクリスタルブルーメタリック
2020年マイナーチェンジ後のCR-Vボディカラー一覧
- スーパープラチナグレーメタリック(新規ボディカラー/44,000円高)
- プレミアムクリスタルブルーメタリック(新規ボディカラー)
- シーグラスブルーパール(新規ボディカラー)
- プラチナホワイトパール(44,000円高)
- プレミアムクリスタブラックパール(66,000円高)
- プレミアムクリスタルレッドメタリック(66,000円高)
グレード | エンジン | 乗車定員 | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|---|---|
EX | ガソリン | 5名 | 2WD(FF) | 3,361,600円~ |
4WD | 3,581,600円~ | |||
EX Masterpiece | 2WD(FF) | 3,686,100円~ | ||
4WD | 3,906,100円~ | |||
BLACK EDITION | 2WD(FF) | 3,774,100円~ | ||
4WD | 3,994,100円~ | |||
EX | 7名 | 2WD(FF) | 3,556,300円~ | |
4WD | 3,776,300円~ | |||
EX Masterpiece | 2WD(FF) | 3,880,800円~ | ||
4WD | 4,100,800円~ | |||
BLACK EDITION | 2WD(FF) | 3,968,800円~ | ||
4WD | 4,188,800円~ | |||
EX | ハイブリッド | 5名 | 2WD(FF) | 3,925,900円~ |
4WD | 4,145,900円~ | |||
EX Masterpiece | 2WD(FF) | 4,250,400円~ | ||
4WD | 4,470,400円~ | |||
BLACK EDITION | 2WD(FF) | 4,338,400円~ | ||
4WD | 4,558,400円~ |
2020年型ホンダ・CR-Vがロサンゼルスモーターショーに出展
2020年版CR-Vのエクステリア
2020年版CR-Vハイブリッドのエクステリア
2019年11月開幕のロサンゼルスモーターショーにて、2020年版のCR-Vが初公開されました。ガソリンモデルとハイブリッドモデルが用意されますが、アメリカのホンダブランドSUVでハイブリッドを設定するのは初。CR-Vハイブリッドがアメリカ市場で発売されるのは2020年初頭となります。
ハイブリッドモデルのパワートレインは2.0リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン。システム全体での出力は212hpを発揮します。新設計のコンパクトなパワーユニットは後部座席の下部に配置しており、荷室スペースもしっかり確保。リヤシートは60対40分割可倒式なので多彩なシートアレンジを実現します。
新型CR-Vハイブリッドのエクステリアではフロントバンパーやテールランプのデザインを変更。クロームのガーニッシュやラインを取り入れるなど、スタイリッシュさに磨きがかかっています。
車内にはQi規格ワイヤレスタイプの充電システムを用意。7インチのタッチスクリーンディスプレイオーディオはApple Car Play/Android Autoに対応します。多彩な情報を表示するカラーTFTドライバー情報インターフェイス(DII)センターメーターディスプレイやデュアルゾーンエアコンを搭載するほか、パワーシート(フロント)、シートヒーター、電動パーキングブレーキなども装備。「サテライトリンク・ナビゲーション」はオプションで選択可能です。
さらに、安全装備としてHonda SENSINGをCR-Vハイブリッド全車に標準装備します。
新型CR-VベースのコンセプトカーがSEMAショー2019に出展!
2019年11月から開催したSEMAショー2019にて、ホンダ・CR-Vをベース車両としたコンセプトカー「CR-Vドリーム」と「CR-VハイブリッドDo」が出展されました。
新型CR-Vベースのコンセプトカー「CR-Vドリーム」のフロント・リヤからのエクステリア
「CR-Vドリーム」は剛健でアウトドアテイストの強い一台
「CR-Vドリーム」はオーバーランダー用に設計されたモデルで、レッドとベージュのグラデーションカラーが美しいデザイン性の高い一台となっています。17インチのオールテレーンタイヤ・ホイールを備え、ラゲッジスペースにはスライドアウト式冷蔵庫やキャビネットが搭載されます。
「CR-VハイブリッドDo」のフロント・リヤからのエクステリア
「CR-VハイブリッドDo」に搭載されるJsportルーフバスケット
「CR-VハイブリッドDo」はその名の通り、CR-Vのハイブリッド車をベース車両に採用。コンセプトにWeekend Warriors「週末戦士」を掲げており、週末に運動を楽しんだり、長距離ドライブを楽しむユーザーに向けて開発されています。
CR-Vドリームと同じく17インチのオールテレーンタイヤとホイールを装備するほか、ルーフにはマウンテンバイクを積載できるJsportルーフバスケットを搭載しています。
2020年モデルの新型ホンダ・CR-Vがアメリカ市場で発表!
新型ホンダ・CR-Vのエクステリア
フェイスリフトを行った2020年モデルの新型CR-Vがアメリカ市場で発表され、2019年秋に発売。ハイブリッドモデルには、排気量2.0リッター直列4気筒エンジン+2モーター式を組み合わせたシステムを採用。駆動方式は4WDが標準となります。
新型CR-Vのエクステリアはメッキ部分が増え、よりスタイリッシュでかっこよく刷新されています。リヤのメッキパーツもダーククロムに変更され、落ち着きのあるデザインです。
新型ホンダ・CR-Vのインテリア
シートアレンジも多彩で荷室は広々としている
新型CR-Vのインテリアを見てみると、プッシュボタンタイプのエレクトリックギアセレクターやパドルシフト、置くだけ充電やドライブモードセレクターなどの先進装備を備えます。ホワイトカラーのレザーシートが爽やかでおしゃれなデザインです。
後部座席は6:4可倒式を採用。通常時でも広々としたラゲッジルームは多彩なシートアレンジでさらに使い道が広がります。
安全装備には最新のHonda SENSINGをCR-Vの全グレードに標準装備。自動ハイビームヘッドライトやリアクロストラフィックモニター(CTM)、ブライドスポットインフォメーション(BSI)をオプション設定しています。
マイナーチェンジ版CR-Vは2019年内に発表するとの噂が浮上
ホンダ・CR-Vのマイナーチェンジモデルは2019年内に発表されるのではないかという情報が飛び込んできました。一部メディアは新型CR-Vの予想CGを公開しています(入手し次第紹介します)。
米国では既にCR-Vと思われる開発車両の目撃情報もあり、バンパーをメインにエクステリアデザインを刷新するものと思われます。インテリアについては情報が出ていませんが、質感の向上や装備の充実化等も期待されます。ボディサイズは従来と同じく4,605mm×1,855mm×1,680mm、心臓部には水冷直列4気筒横置DOHCターボエンジンを搭載するでしょう。
CR-Vのマイナーチェンジは2020年?フェイスリフト版が米国で目撃!
5代目CR-Vは、2020年にマイナーチェンジする可能性が出てきました。現行型CR-Vのフェイスリスト版と思われる車両が米国東部のアパラチア山脈にて目撃されたため、エクステリアを変更するのは間違いないでしょう。
2018年国内発売のため、日本ユーザーからするとかなり早い印象を受けますが、メイン市場の海外では2017年から発売が開始されています。2020年前半のマイナーチェンジだとすると、群を抜いて早い訳ではありません。
ただし、目撃された開発車両は、現行型とさほど目立った違いは見られません。ラッピングされた状態ではありますが、「フロントバンパーの形が少し違うかな?」という程度の小変更に留まっています。
日本では発売当初は月販目標販売台数の約5倍にあたる5000台を達成し、海外でも好調に推移している人気車種のため、エクステリアは大きく変更しない方針なのでしょう。その分、ボディカラーの追加が予定されている可能性もあります。
ホンダ期待の新型CR-Vの累計受注数が5,000台を突破し目標の5倍に
2018年8月30日に日本で復活した新型CR-Vの発売一か月後の累計受注台数が、ホンダ公式から公表されました。
発表された累計受注台数は5,000台を突破して、ホンダが目標にしていた月販1,200台を大きく上回る約5倍の数字を達成しています。
一部ではCR-Vの車両価格の設定が強気だ、などという話も聞こえましたが、今後さらに受注台数が増える見込みで新型CR-Vの人気の高さがうかがえます。
人気のグレードや人気のカラーなども同時に発表され、パワートレインは43%のユーザーがハイブリッドを選択して、62%のユーザーが上位モデルのマスターピースを選択しています。CR-Vの売りである7人乗りシートを選択するユーザーの比率は32%にも達しています。
新型CR-Vの販売価格は3,290,100円~4,328,640円
2018年8月30日に日本復活を果たすホンダのCR-Vの価格は3,290,100円~4,328,640円になっています。
ライバルとなるトヨタC-HRのハイブリッドモデルは2,614,000円~、マツダCX-5のディーゼルモデルは2,808,000円~、同じくマツダのCX-8は3,196,800円~ですがCR-Vにはナビゲーションを標準装備して、上級モデルの「マスターピース(Masterpiece)」には本革シートやサンルーフも標準装備されている点を考えると、商品力は見劣りしません。
また7人乗りモデルをラインナップしていることが強みになっていると考えられます。
グレード | 乗車定員 | 駆動 | 販売価格 |
---|---|---|---|
EX | 5人 | FF | 3,290,100円~ |
7人 | FF | 3,484,800円~ | |
5人 | 4WD | 3,510,100円~ | |
7人 | 4WD | 3,704,800円~ | |
EX マスターピース | 5人 | FF | 3,657,500円~ |
7人 | FF | 3,885,200円~ | |
5人 | 4WD | 3,877,500円~ | |
7人 | 4WD | 4,030,560円~ | |
EX マスターピース ルーフレールレス |
5人 | 4WD | 3,774,600円~ |
7人 | 4WD | 4,105,200円~ | |
ハイブリッド EX | 5人 | FF | 3,854,400円~ |
5人 | 4WD | 4,074,400円~ | |
ハイブリッド EX マスターピース |
5人 | FF | 4,221,800円~ |
5人 | 4WD | 4,361,040円~ | |
ハイブリッド EX マスターピース ルーフレールレス |
5人 | 4WD | 4,441,800円~ |
日本仕様のCR-Vは8月30日に発売(ハイブリッドモデルは同年11月1日発売) 気になる装備やボディカラー・乗車人数の設定
2018年8月30日に日本デビューした新型CR-V
日本仕様のCR-Vが2018年8月30日にデビューして、エクステリアやインテリアが公開されました。グレード展開は標準グレードのEXと上級グレードのマスターピース(Masterpiece)の2種類で、乗車人数はガソリンモデルで5人乗りと7人乗り、ハイブリッドモデルでは5人乗りのみの設定です。ただしハイブリッドは2か月後の2018年11月1日に販売しました。ハイブリッドモデルは人気が出る可能性が高く長期間の納期が発生することが考えられるため、購入予定の方は早めに予約すると良いでしょう。
木目調ガーニッシュが各所に配置されるインテリア
インテリアは木目調パネルやソフトパッドが各所に散りばめられていて、センタークラスターには上からエアコン吹き出し口・エンターテインメントディスプレイ・フルオートエアコン・パネルシフトを装備しています。センターコンソールには前から小物入れとシガーソケット、運転席・助手席側にはドリンクホルダーを設置しています。
ハンドルにはクルーズコントロールスイッチやエンターテインメントディスプレイの操作スイッチがあり、メーターには細長いタコメーターやデジタル表示の速度計が見えます。ハンドル横には独立したプッシュエンジンスタートボタンが見えていて、近くのボタンと間違えて押しすことがないように設計しています。
3列7人乗りはガソリンモデルのみ設定
ガソリン車には5人乗りのほかに、7人乗りの設定もあり運転席助手席・セカンドシート3人・サードシート2人の構成です。ハイブリッドモデルでは5人乗りの設定しかないのでファミリーカーとして使うならばガソリン車1択になると考えられます。
安全装備のホンダセンシング(Honda SENSING)のほかにブラインドスポットインフォメーションやLEDヘッドライト、運転席や助手席のシートヒーターなど全タイプ標準装備する豪華な内容になっています。特に安全装備に関してはモリモリ装備されているので大きい車でも安心感があります。
新型CR-Vのボディカラーはヴェゼルと同じ6種類をラインナップ
ボディカラーは全6色設定されていて、ヴェゼルに設定されているボディカラーと同様のものです。 オプション設定されるボディカラーは「ルーセブラック・メタリック」「ミッドナイトブルービーム・メタリック」「プラチナホワイト・パール」が43,200円、「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」が64,800円になっています。
CR-Vのボディカラー
- プラチナホワイト・パール(43,200円高)
- ルナシルバー・メタリック
- クリスタルブラック・パール
- ルーセブラック・メタリック(43,200円高)
- ミッドナイトブルービーム・メタリック(43,200円高)
- プレミアムクリスタルレッド・メタリック(64,800円高)
- プラチナホワイト・パール(43,200円高)
- ルナシルバー・メタリック
- クリスタルブラック・パール
- ルーセブラック・メタリック(43,200円高)
- ミッドナイトブルービーム・メタリック(43,200円高)
ヴェゼルにはCR-Vにラインナップしているボディカラーの他に、オーロラアメジスト・メタリックとシルバーミストグリーン・メタリックが用意されていますが、新型CR-Vにはありません。
新型CR-Vのインテリアはブラックファブリック・ブラック本革・ブラウン本革の3つ
- CR-V標準グレード「EX」のブラックファブリックシート
- CR-V上級グレード「マスターピース」のブラック本革シート
- CR-V上級グレード「マスターピース」のブラウン本革シート
インテリアカラーは全部で3種類あり、標準グレードに装備されるブラックのファブリックシート、上級グレードには上品で清潔感があるブラックの本革シートと明るく高級感のあるブラウンの本革シートを選択できます。
日本発売前にはホンダが新型CR-Vの情報をホームページで先行公開
日本販売が間近に迫る中で新型CR-Vがホンダのホームページで先行公開された
2018年8月30日に日本へ再上陸した新型CR-Vが発売前に先行公開していました。
ガソリンモデルは1.5L DOHC VTECターボのFFと4WD、乗員人数が2列シート5人乗りと3列シート7人乗り仕様を設定します。
マツダが販売する3列7人乗りSUVのCX-8が大ヒットしているしていることから、CR-Vの7人乗りモデルも大ヒットする可能性があります。
ハイブリッドモデルは2.0L DOHC i-VTECにステップワゴンなどに採用されているシステムの「Sport Hybrid i-MMD」になります。ガソリンモデルと同じFFと4WDを用意した5人乗り仕様です。ハイブリッドシステムと4WDを組み合わせたSUVは他社にないためCR-Vの大きな強みになるでしょう。
CR-Vは世界各国で販売されていますが、欧州で導入されたクリーンディーゼルは日本に導入しないことが決定しました。
新型CR-Vは予防安全技術ホンダセンシング(Honda SENSING)・ナビゲーションシステムを全グレードで標準装備
新型CR-Vはベースグレードの「EX」、上級グレードの「マスターピース(Masterpiece)」の全てのグレードで予防安全技術のホンダセンシングを標準装備します。
この予防安全技術はアメリカのNCAP(道路安全保険協会)から高い評価を受け「2017トップセーフティピック+」の認定を受けています。
CR-Vの衝突軽減ブレーキ
レーダーとカメラで、前を走る車、対向車を探知、衝突の危険があれば、警戒。衝突の危険が高ければ、自動的にブレーキを作動する。
CR-Vの歩行者事故低減ステアリング
レーダーとカメラで、路側帯にいる人を感知、衝突が予測されれば、音などで警戒、またはステアリングをサポートすることで方向転換を促す。
CR-VのACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
レーダーとカメラで、前を走る車との車間距離と速度差を調べて、適切な距離を保つためにアクセル・ブレーキ制御も行う。割り込み車に対しても有効。
CR-VのLKAS(車線維持支援システム)
車載カメラで、走行中の車線のセンターラインを維持できるようにサポートする。
CR-Vの路外逸脱抑制機能
車載カメラで、走行中の車線からはみ出さないように、ディスプレイに表示させたり、警戒音を鳴らす。路外へはみ出す範囲が大きければ、ブレーキ制御を行う。
CR-Vの誤発進抑制機能
停止状態やおよそ10km/h以下での走行中に作動する。すぐ近くに車にいるにもかかわらずに、アクセルペダルを踏みすぎて、衝突の恐れがある場合に警告する。
CR-Vの先行車発進お知らせ機能
信号待ちなどの状況で、前にいる車が発進しているのに、自分の車が停止している状態にあれば、知らせてくれる。
CR-Vの標識認識機能
車載カメラで道路標識の見落としがないように、一時停止標識などをモニターに表示し、安全運転をサポートする。
その他にも定番となりつつある電動パーキングブレーキや信号待ちなどでブレーキ状態を保持するオートブレーキホールドなどを装備します。ヘッドライトはLEDで、オプション扱いのケースが多い運転席8ウェイパワーシートなども標準装備します。
上級グレードのマスターピースはさらに標準装備が追加され、電動パノラミックサンルーフやハンズフリーアクセスパワーテールゲート、ルーフレールに本革シートと助手席4ウェイパワーシートを装備します。
新型CR-Vの標準装備
- ホンダセンシング(Honda SENSING)
- ブラインドスポットインフォメーション
- 1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム
- Honda インターナビシステム+リンクアップフリー+ETC2.0対応車載器
- 8スピーカー(4スピーカー+4ツィーター)
- LEDヘッドライト
- ハイ/ロービーム
- オートレベリング
- オートライトコントロール
- 運転席8ウェイパワーシート
- 運転席&助手席シートヒーター
- 電子制御パーキングブレーキ
- オートブレーキホールド機能
衝突軽減ブレーキ(CMBS)
歩行者事故低減ステアリング
渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
車線維持支援システム(LKAS)
路外逸脱抑制機能
誤発進抑制機能
先行車発進お知らせ機能
標識認識機能
オートハイビーム
CR-Vの上級グレード標準装備
- 電動パノラミックサンルーフ
- ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
- 本革シート
- 助手席4ウェイパワーシート
- ルーフレール
Garmin社と共同開発したスマートフォンのアプリと連動するナビゲーションシステムを搭載
新型CR-Vには、GPS機器の分野で世界的人気と実績を誇るGarmin(ガーミン)社と共同開発したナビゲーションシステムを搭載しています。新たなナビゲーションシステムは、よりビジュアルな画面で、操作性がさらに優れます。また、アップルカープレイ(Apple CarPlay)やアンドロイドオート(Android Auto)といったスマホアプリとも連動します。
そして、オーディオ機能もグレードアップしたために、ドライブ高品質な音楽を思う存分楽しめます。
CR-Vのグレード別に標準装備される安全装備や快適装備
ホンダの新しいCR-Vでは、ホンダセンシングやブラインドスポットインフォメーション、オートライトコントロール付きのLEDヘッドライト、オートブレーキホールド搭載の電子制御パーキングブレーキなどを標準装備していて安全装備や快適装備が充実しています。
そこで、フォグライトなどグレード別に搭載する標準装備を紹介します。グレード展開は標準グレードの「EX」と上級グレード「マスターピース(Masterpiece)」が設定されています。
CR-Vの標準グレード「EX」には、ホンダのホームページで先行公開されている標準装備のホンダセンシングやLEDヘッドライトが標準装備されますが、フォグランプなどが搭載されないグレードになっています。
CR-V標準グレード「EX」の装備
- フォグランプレス
- ウレタンステアリングホイール
- フルオートエアコン
- ファブリックシート
- 17インチスチールホイール・タイヤ(235/65R17)
CR-Vの上級グレード「マスターピース(Masterpiece)」は、ホイールがインチアップされ18インチになり助手席パワーシートやハンズフリーアクセスパワーテールゲートなどの電動装備が標準で搭載されています。電動パノラミックサンルーフ、本革シートも標準装備されています。
またルーフレールのみを外したグレードも用意されているのが嬉しいです。
CR-V上級グレード「マスターピース(Masterpiece)」の装備
- LEDフォグランプ
- 18インチアルミホイール・タイヤ(235/60R18)
- 全ドアAUTOパワーウィンドウ
- スムースレザーの本革巻きステアリングホイール
- 雨滴感知式フロントワイパー
ホンダ新型CR-V モデルチェンジ後のエクステリアの変化
モデルチェンジ後の5代目CR-VでもミドルサイズSUVらしい雰囲気を保ち続けています。ルーフは水平ラインを基調とし丸みを極力持たせていないため、力強さが感じられます。そして、ヘッドライトはジュエルアイデザインを採用することでよりシャープな印象となっています。
北米で販売される5代目CR-Vは、4代目と比較すると車体及びホイールベースにおいて若干のサイズアップも行われました。ホイールベースがロングになることで、車全体のイメージがスタイリッシュになります。
本来は車体を保護する目的で設置されているフェンダーは、ワイドデザインにする事でスポーティーな印象が強まります。また、近年のフィットなどのホンダ車で採用するデザインのソリッドウイングフェイスを取り入れることで、躍動感が一層強まりました。
新型CR-VのヘッドライトとテールランプはフルLEDを採用して先進的に進化
5代目CR-Vは、ヘッドライトとテールランプがフルLEDになります。そのため夜間走行時の視界がよりクリアになり、後続車は前を走っている車の運転状況の変化に気が付きやすくなります。
リアゲートにはハンズフリーのパワーテールゲートを搭載
新型CR-Vは、両手がふさがっている状態でもリアゲートの開け閉めが出来るパワーテールゲートをホンダで初めて搭載します。
パワーテールゲートは車のバンパー付近に設置されているセンサーに足をかざすことで、リアゲートの開け閉めが可能です。両手が塞がりがちな週末の買い物、荷物の多いキャンプなど、アウトドアシーンで役立つ機能です。
ホンダ新型CR-Vのモデルチェンジ後のインテリアはブラックとブラウンのレザーシートを採用してラグジュアリーSUVらしい高級感がたっぷり
レザーシートの座り心地の良さがグレードアップしたことが画像からでも伝わってきます。従来モデルは、モノトーンの印象が強かったCR-Vですが、モデルチェンジ車では木目調の模様が追加されたりして、柔和なイメージも加わりました。
また、車体のサイズが大きくなるのに伴って、車内空間を拡張しています。そのため、CR-Vの魅力の一つである解放的なくつろぎ空間がさらに広がります。
フルモデルチェンジした新型CR-Vの燃費は25.8km/L 燃費性能やボディサイズなどスペック
新型CR-Vの魅力はエクステリア・インテリア・装備だけでありません。2018年11月1日に追加されるハイブリッドモデルの燃費は国内のミドルサイズSUVでトップの25.8km/Lで大いに魅力的です。
他車のSUVを例にするとレクサスのNXが21.0km/L、トヨタのハリアーで21.8km/L、CR-VよりコンパクトなマツダのCX-3の25.0km/Lを上回る燃費性能を持っています。
燃費性能を含む新型CR-Vのボディサイズやエンジンなどのスペックを紹介します。
ハイブリッドモデル | ガソリンモデル | ||
---|---|---|---|
乗車定員 | 5名 | 5名 | 7名 |
全長 | 4,605mm | ||
全幅 | 1,855mm | ||
全高 | 1,680mm | ||
ホイールベース | 2,660mm | ||
エンジン | 水冷直列4気筒横置DOHCターボエンジン | ||
総排気量 | 1.993L | 1.496L | |
エンジン最高出力 | 107kW(145ps)/6,200rpm | 140kW(190ps)/5,600rpm | |
エンジン最大トルク | 175Nm(17.8kgm)/4,000rpm | 240Nm(24.5kgm)/2,000rpm-5,000rpm | |
モーター最高出力 | 135kW(184ps)/5,000rpm-6,000rpm | 140kW(190ps)/5,600rpm | |
モーター最大トルク | 315Nm(32.1kgm)/0-2,000rpm | 240Nm(24.5kgm)/2,000rpm-5,000rpm | |
JC08モード燃費 | FF:25.8km/L 4WD:25.0 |
FF:15.8km/L 4WD:15.0 |
FF:15.4km/L 4WD:15.0 |
WLTCモード燃費 | 21.2km/L | – | – |
販売価格 | 3,784,320円~ | 3,230,280円~ | 3,421,440円~ |
フルモデルチェンジ後CR-Vのパワーユニットに次世代型ハイブリッドシステム「スポーツハイブリッドi-MMD」を追加
新型CR-Vに採用するスポーツハイブリッドi-MMDとは2モーター式のハイブリッドシステムで、走行の殆どをモーター走行できる新世代のハイブリッドシステムです。セダンではアコード、ミニバンではオデッセイやステップワゴンに搭載する世界的に見ても優れたハイブリッドシステムです。
「スポーツハイブリッドi-MMD」はアコードやステップワゴンなどに搭載されているパワフルなエンジン
上海モーターショーで世界初公開された「CR-V HYBRID(ハイブリッド)」のエンジンには、すでにアコードやオデッセイに搭載する2モーターハイブリッドシステム、SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-MMDが導入されています。環境に負荷をかけずに力強い走りを実現できるハイブリッドエンジンには、期待が寄せられています。
デトロイトで行われたモーターショーでは、北米で発売される新型CR-Vには、1.5L 直噴ターボエンジンが、初めて搭載されます。排気量を抑えながらも、パワフルな走りが可能となるターボエンジンにはホンダの技術力が集結しています。
日本で販売されるCR-Vにも1.5L 直列4気筒ターボと、2Lのハイブリッドモデルが追加されました。
トランスミッションにはヴェゼルRSに搭載済みのGデザインシフト(G-design shift)を採用
新型CR-Vは、ヴェゼルRSへ採用する新型トランスミッション「G-design shift」を全グレードに標準装備します。G-design shiftは、変速やスロットル、油圧システムを協調して制御する事が可能です。
新型CR-Vのサスペンションは欧州で評価の高いストラット方式を採用
新型CR-Vはフロントサスペンションに、ヨーロッパで評価の高い液封コンプライアンスブッシュのストラット方式を採用します。サスペンションを液封タイプにすることで、オフロード走行時の車体の揺れが軽減され、安定走行が実現します。
リアサスペンションは、アームの位置をアンバランスにすることで、振動する力を分散・抑制できるマルチリンク式を採用します。
CR-Vは2016に日本販売が終了したマイナー車だけど海外ではメジャーな車
CR-Vは「Comfortable Runabout Vehicle」の英単語の頭文字をとってネーミングされました。
- Comfortable = 快適な、居心地の良い、落ちつく
- Runabout = 小回りが利く、機敏に動く、小型
- Vehicle = 乗り物
初代CR-Vはシビックをベースとして1995年に発売されました。本格志向のSUV車路線を目指すのではなく、クロスオーバータイプとして、低価格、燃費の良さ、くつろぎの車内空間を売りに販売されました。
CR-Vはモデルチェンジが行われる毎に進化する、本格的なSUVと比較しても見劣りしない安定走行に加え、これまでのSUVにはないドライブ中の居心地の良さ、リーズナブルな価格設定が評価され、北米市場では人気が高い車となりました。
CR-Vは海外では「SUVオブザイヤー2015」を受賞するなどの高い評価、アメリカでの累計販売台数400万台を超えるほどの実績を誇るメジャーな車でもあります。
また中国での人気も高くフルモデルチェンジした新型CR-Vももちろん販売しています。
一方の日本国内においては、ホンダのヴェゼルがSUV市場において3年連続売上No.1を記録するなどして好調なのに対して、CR-Vはマイナーな存在です。
モデルチェンジを行う度に、人気の高い北米市場のニーズにより近づけようと意識して、車体のサイズを大きくするなどした戦略が日本のユーザー受けはしなかったのかもしれません。
4代目モデルのCR-Vは、2016年8月に終了してしまいましたが、5代目の新型モデルは2018年8月30日に日本で販売されています。
新型CR-Vのガソリンモデルとハイブリッドモデルのライバル車種
2018年夏に日本でも発売を開始する新型CR‐Vは、3列シート7人乗りモデルも販売するガソリン車と、同車にとっては初となるハイブリッド車もラインナップします。
車名の由来である、Comfortable Runabout Vehicle (コンフォータブル・ランアバウト・ビークル)、世界の様々な道路環境を快適に走行できる車を目指して、デザイン・プラットフォーム・室内装備・パワートレーンなど全てにおいて進化した、新型CR‐Vのライバル車を紹介します。
新型CR-Vガソリン車のライバルはマツダのCX‐8
3列7人乗りモデルをラインナップして大ヒットしているマツダCX-8
新型CR‐Vのガソリン車では、これまでホンダ車に搭載されてきた2.4Lエンジンの最大トルクを上回る、圧倒的な加速フィーリングを体感できる1.5L VTEC TURBOを導入します。
新型CR-Vは、月間販売計画の10倍を超える受注実績を達成するなど、2017年12月の発売以来、好調さをキープする、マツダの3列シートクロスオーバーSUV「CX-8」を意識して、2列シート5人乗りモデルだけではなくて、3列シート7人乗りモデルの発売も行います。
全長 | 4,900mm |
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全幅 | 1,840mm |
全高 | 1,730mm |
ホイールベース | 2,930mm |
乗車定員 | 6~7名 |
エンジン | SKYACTIV‐D 2.2 水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ |
エンジン総排気量 | 2.188L |
最高出力 | 140kW/4,500rpm |
最大トルク | 450Nm/2,000rpm |
燃費(JC08モード) | 17.6km/L |
販売価格 | 3,196,800円~ |
CX‐8好調の理由は、ミニバンのようにゆったりとくつろげる広い室内空間・300万円台の販売価格・魂動デザインを積極採用するエクステリアの魅力・快適さをもたらす充実した室内装備・クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」により実現される、クラス最高レベルの低燃費と静粛性の伴うパワフルな走りです。
新型CR‐Vの3列シート7人乗りモデルでは、ライバルとなるCX‐8を意識して、搭載するガソリンエンジン1.5L DOHC VTEC TURBOで、低燃費とパワフルな走りを実現させます。
また、Hondaインターナビシステムや運転席&助手席シートヒーター、プラインドスポットインフォメーションなどの標準装備を充実させて、室内での快適性を追求します。
新型CR-Vハイブリッド車のライバルはトヨタのC‐HR
トヨタのC-HRはFFハイブリッドでCR-Vと同程度のオプションを設定した場合の車両価格は近くなるためライバルになると考えられる
CR-Vのハイブリッド車のライバルは、トヨタC‐HRのハイブリッドモデルです。車名が「C」から始まるアルファベッド3文字である、ホイールは斬新な幾何学模様を採用する、モーターを主役として圧倒的な低燃費をクリアする、オプションコミコミのCR-Vに対して車両価格からオプション価格を上乗せすると販売価格は近くなるなど、共通点が多いことから両車はライバル関係にあたります。
CR‐Vでは初となるハイブリッド車は、2.0L DOHC i-VTECに、ホンダの先進モーターテクノロジーである「SPORT HYBRID i-MMD」をパワーユニットとして組み合わせます。
SPORT HYBRID i-MMDを導入すれば、エンジンをかけずに走るEV走行が可能となるために、ガソリンの消費量は抑えられます。
※i-MMD= Intelligent Multi-Mode Drive(インテリジェント・マルチモード・ドライブ)
全長 | 4,360mm |
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全幅 | 1,795mm |
全高 | 1,550mm |
ホイールベース | 2,460mm |
乗車定員 | 5名 |
エンジン | 2ZR‐FXE 直列4気筒 |
総排気量 | 1.797L |
最高出力 | 72kW/5,200rpm |
最大トルク | 142Nm/3,600rpm |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
モーター | 1NM 交流同期電動機 |
最高出力 | 53kW |
最大トルク | 163Nm |
燃費 | 30.2km/L |
販売価格 | 2,614,000円~ |
CR‐Vのハイブリッド車では、C‐HRのハイブリッド車よりも排気量が上回るパワフルエンジン「2.0L DOHC i-VTEC」を搭載します。CR‐Vでは、C-HRのハイブリッド車からはラインナップされない、4WD駆動のモデルも発売して差別化をはかります。
2016年12月に発売をスタートしたC‐HRは、2017年(1月~12月期)の販売台数が12万台近くにも達して、SUV新車販売台数第1位となりました。
C-HRのスピード感にあふれるキャビン形状や、ダイヤモンドをモチーフにした力強くて美しいボディライン、新プラットフォームを採用することで実現される低重心走行、ハイブリッド車ではクラストップレベルの低燃費などが、好調さの理由です。
新型CR-Vの登場でライバル車とのシェア争いはどうなる?
新型CR-Vのライバル車は、車名が似ているトヨタのC-HRかもしれません。また、同じミドルクラスのSUVであるマツダのCX-5、日産のエクストレイル、スバルのフォレスターもライバル車として考えられます。
北米市場での販売では、シボレーやGMなどの本国アメリカ勢のSUVが最大のライバル車かもしれません。5代目CR-Vの登場で、北米や中国のSUV市場がどう変化するのかに国内外から注目が集まっています。
新型CR-Vが2018年5月31日に欧州で発売開始
ミドルサイズSUVの新型CR-Vが2018年5月31日に欧州で販売開始したことをホンダが発表しました。
ホンダのSUVで初めてとなるハイブリッドエンジンを搭載しているため大きな反響がありそうです。
今回新型CR-Vに搭載されたハイブリッドシステムはスポーツハイブリッドi-MMDと呼ばれるホンダの次世代型ハイブリッドシステムで、ステップワゴンやアコードやオデッセイなどホンダの上級車種に搭載します。
日本で発売される新型CR-Vもこの次世代ハイブリッドシステムの「スポーツハイブリッドi-MMD」を搭載するハイブリッドモデルが設定されているため、期待が高まります。
現在は世界戦略車として活躍しているCR-Vのモデルチェンジ遍歴
CR-Vはホンダが販売するミドルサイズのクロスオーバーSUVで、日本での販売は5代目までです。6代目以降は世界戦略車として販売されています。
CR-V 初代 RD1/2型(1995年~2001年)
1995年10月、クリエイティブ・ムーバーシリーズ第二弾として初代CR-Vが登場しました。ウォークスルーが可能で、居住性と実用性を重視しています。
1997年10月、マイナーチェンジを実施して、エアバッグとABSを標準装備とし、MT車の設定やボディカラーの差し替えが行われました。
1998年12月、マイナーチェンジ実施。「フルマーク」を新グレードとして追加しました。スペアタイヤを背面から床下吊り下げ式にしたグレードです。従来の背面スペアタイヤ搭載車は「パフォーマ」となります。街乗りユーザー向けにFF車も設定されました。
2001年9月、2代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
CR-V 2代目 RD4/5/7型(2001年~2006年)
2001年9月、フルモデルチェンジで2代目になりました。4WDシステムが進化し、エクステリアも都会向けに洗練されました。北米や欧州、アジアで高く評価されてヒットしました。
2004年9月、マイナーチェンジを実施。トランスミッションは全て5速ATに。欧州ではMT車の販売を継続しています。
2006年10月、3代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
CR-V 3代目 RE3/4型(2006年~2011年)
2006年10月、3代目CR-Vが登場しました。ボディサイズは拡大され、丸みを帯びたデザインで高級感を出しています。テールゲートは従来の横開きから、スペアタイヤを全グレードで床下吊り下げにすることで、跳ね上げ式に変更になり、安全装備が充実しました。
2007年4月、中国仕様を発表。9月、マイナーチェンジを実施して4WDの「ZX<HDD navi>」、FFの「ZL<HDD navi>」が新グレードとして追加されました。
2008年2月、4WDの特別仕様車「ZX<exclusive>」とFFの「ZL<exclusive>」が発売されました。8月、2度目のマイナーチェンジを実施。「ZX<アルカンターラスタイル>」「ZX<レザースタイル>」「ZL<アルカンターラスタイル>」「ZL<レザースタイル>」を新グレードとして追加しました。
2009年9月、3度目のマイナーチェンジを実施。内外装を一新し、静粛性が向上しました。
2011年2月、特別仕様車「HDDナビ スマートエディション」を発売しました。12月、4代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
CR-V 4代目 RM1/4型(2011年~2018年)
2011年12月、4代目にフルモデルチェンジしました。パワフルで機能性を表現したデザインで、快適性のあるインテリアを備え、燃費性能も向上しており、グレードは「20G」「24G」となります。12月には韓国での販売を開始しました。
2012年2月、中国での販売を開始。10月には一部改良で安全装備を強化しました。
2016年7月、日本向けはヴェゼルに吸収される形で生産を終了しました。
CR-V 5代目 RW1/2/RT5/6型(2016年~2022年)
2016年10月、フルモデルチェンジで5代目CR-Vが北米での販売を開始し、順次中国や東南アジア、ロシア、南米に展開されました。
2018年、欧州市場向けがフルモデルチェンジ。日本では一時販売を終えていましたが、2年ぶりとなる2018年5月に5代目が発表されました。8月にガソリン車が、11月にハイブリッド車が販売を開始しました。グレードは、ガソリン車が「EX」「EX・Masterpiece」、ハイブリッド車が「HYBRID EX」「HYBRID EX・Masterpiece」のラインアップ。
2020年6月、日本仕様車をマイナーチェンジ。最上位となる「BLACK EDITION」を追加しました。
2022年12月、日本での販売を終了し、ZR-Vが後継車種となります。
CR-V 6代目 RS3/4型(2022年~)
2022年9月、北米向け新型CR-Vが登場。グレード体系は「EX」「EX-L」「Sport」「Sport Touring」のラインナップです。その後、中国、メキシコでも発表されました。
2023年2月にはレーシングカーの「CR-V ハイブリッド・レーサー」を発表。3月には中国でPHEVモデルの「CR-V e:PHEV」を発表。5月には欧州向けにPHEVモデルを設定。6月、米国市場で2024年モデルを発売し、「Sport L」が新グレードとして追加されました。
2024年2月、新型燃料電池車「CR-V e:FCEV」を発表。搭載している燃料電池システムはGMと共同開発し、6代目CR-Vをベースにしています。
CR-Vのモデル | 販売年表 |
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初代 RD1/2型 | 1995年~2001年 |
2代目 RD4/5/7型 | 2001年~2006年 |
3代目 RE3/4型 | 2006年~2011年 |
4代目 RM1/4型 | 2011年~2018年 |
5代目 RW1/2/RT5/6型 | 2016年~2022年 |
6代目 RS3/4型 | 2022年~ |
海外市場では6代目CR-V発表も日本市場は撤退したため今後の復活に期待
日本では2018年8月30日に新型CR-Vのガソリンモデルが発売され、2018年11月1日にはハイブリッドモデルを発売しました。海外人気の高いCR-Vですが、国内では同じホンダ車のコンパクトタイプのSUVである「ヴェゼル」の売れ行きが好調なのに対し、販売終了した2016年時点のCR-Vの売れ行きは低迷していました。人気のヴェゼルとの差別化を図るために、CR-Vガソリンモデルに3列シート7人乗りサイズも設定しましたが、2022年に日本市場から撤退しました。
6代目CR-Vは北米市場を主戦場としてモデルチェンジ。ヴェゼルにも似た精悍なスタイルで人気車種になっています。
6代目CR-Vの日本導入について言及されていないため、日本で販売することはないですが、先代モデルも復活したことから、6代目も今後日本へ再導入されるかもしれません。