センチュリーのモデルチェンジ

新型センチュリー フルモデルチェンジでハイブリッド仕様に

新型センチュリーが21年振りのフルモデルチェンジを行い2018年6月22日に遂に販売開始されました。「和」を感じる伝統的なデザインは日本が誇るフラッグシップに相応しい風格を感じます。内外装、ハイブリッドに変更されたパワートレイン、販売価格や特徴など最新鋭のショーファーカー新型センチュリーの全てを紹介します。

新型センチュリー フルモデルチェンジでハイブリッド仕様に

センチュリーが21年ぶりにフルモデルチェンジを行って新登場

皇族の方や内閣総理大臣が公用車として利用するセンチュリーが、21年ぶりにフルモデルチェンジを行って新型モデルが登場します。

センチュリーは単に値のはる高級車というだけではなく格式と伝統を誇る車です。トヨタにとって、センチュリーがフラッグシップである事は、2011年の東京モーターショーにて披露された新型センチュリーのコンセプトカー「FSハイブリッドコンセプト」のネーミングからも読み解けます。

2018年6月22日に発売された新型センチュリーでは、トヨタの新プラットフォーム「TNGA」で開発を進める、ハイブリッドカーをラインナップしてJC08モード走行燃費13.6km/Lの低燃費を実現しました。
その他、新型センチュリーの魅力をお伝えしていきます!

センチュリーはトヨタにとっては特別な最高級セダン

センチュリーのエクステリア

センチュリーは1967年に販売を開始したトヨタブランドの最高級セダンです。1997年に発売された2代目センチュリーでは国産車としては唯一、5.0リッターV型12気筒エンジンを搭載しています。

国内専用車で特別感にあふれるセンチュリーは、皇族の方・内閣総理大臣・区官庁の一部の層が乗る公用車、大企業の社長や役員が乗る社用車としてグレードを変えて利用されています。

センチュリーは、VIPな方が座る後部座席の快適性を充実させています。内装面が優れているだけではなくて、搭載するエンジンによって抜群の静寂性と低振動性を実現しています。

センチュリーは発売時には完成しきっている車なので、フルモデルチェンジのタイミングが21年というロングスパンでもさほど問題ありませんでした。

新型センチュリーの発売を控えて、前モデルは2017年2月4日に販売を休止しました。今後のスケジュールは、2017年10月27日 ~ 11月5日まで開催される東京モーターショーにて正式発表されて、2018年6月22日から発売開始されました。

センチュリーはハイブリッド仕様で新登場

センチュリーは一台一台の車を丹念に熟練した職人の手作業によって組み立てていきます。2代目センチュリーに搭載されていた自慢の5.0LV型12気筒エンジンはその際たるもので、他の車種では真似できません。

圧倒的な静寂性と安定性を誇るセンチュリーのエンジンは燃費が悪いというのが唯一の欠点です。近年、国内外で環境意識が高まった影響を受けて、エコでクリーンな車に乗る事はイメージアップに繋がり、排気量が大きい車に乗っているとネガティブなイメージを持たれてしまう風潮があります。

センチュリーを利用する方々は、政治家や区官庁の一部の層、大企業の社長や役員といった大衆のイメージを気にする方々です。センチュリーでは、そういった方々に配慮するため、新型モデルでは低燃費を実現できる5.0LのV型エンジンとハイブリッドを組み合わせた仕様になっています。

新型センチュリーのエクステリアは日本の伝統を感じるデザイン

トヨタ新型センチュリーのフロントビュー片側24個のLEDヘッドライトを装備した荘厳さを感じるフロントビュー 日本が誇るショーファーカーらしい佇まい

トヨタ新型センチュリーのリヤビュー中央に配置される鳳凰(ほうおう)のエンブレムは工匠が1か月半かけて手彫りする

新型センチュリーのエクステリアは日本の象徴とも言われる富士山をイメージしたボディラインは初代モデルからの伝統を引き継ぎます。前モデルは全体的に角ばっている印象を受けますが、新型センチュリーでは時代の風潮に合わせて丸みを持たせてきます。

トヨタ新型センチュリーのフロントグリルフロントグリルには円を1/4ずつ重ねてデザインした伝統的な「七宝(しっぽう)文様」を採用

大型の四角いヘッドランプには片側24個のLEDランプを装備しています。格式高きフロントグリルとアンダーグリルの網目構造の奥には日本の伝統技術「七宝(しっぽう)文様」を前後二重構造に配置して品位ある華を表現しています。

トヨタ新型センチュリーのサイドビュー18インチの専用アルミホイール 中央には鳳凰(ほうおう)のエンブレムをデザイン

ホイールは斬新なデザインにはせずに現行モデルのデザインを引き継ぎながら保守的に攻めています。センチュリーにはやはり高級車というカテゴリーには収まりきらない特別感があります。

新型センチュリーの内装は快適な上質空間

新型センチュリーの豪華な内装

新型センチュリーのセンターコンソール

新型センチュリーのラグジュアリーな後席

新型センチュリーの内装はウールファブリックをふんだんに用いて、上品でエレガントな雰囲気を醸し出しているのが特徴です。ウールファブリック仕様の「瑞響(ずいきょう)」という内装色が3種類、オプションの「極美革(きわみがわ)」という本革仕様の内装は4種類用意されて全部で7種類の内装を選択できます。

内装色グレーのウールファブリックを使ったトヨタ新型センチュリーグレーの内装色とタモ杢を使った「瑞響(ずいきょう)」

内装色ブラウンのウールファブリックを使ったのトヨタ新型センチュリーブラウンの内装色とタモ杢を使った「瑞響(ずいきょう)」

内装色ベージュのウールファブリックを使ったのトヨタ新型センチュリーベージュの内装色とタモ杢を使った「瑞響(ずいきょう)」

内装色ブラックの極美革のトヨタ新型センチュリーブラックの内装色とタモ杢を使った「極美革(きわみがわ)」

内装色フロマージュの極美革のトヨタ新型センチュリーフロマージュの内装色とタモ杢を使った「極美革(きわみがわ)」

内装色ブラックとアッシュ杢を使った極美革のトヨタ新型センチュリーブラックの内装色とアッシュ杢を使った「極美革(きわみがわ)」

内装色フロマージュとアッシュ杢を使った極美革のトヨタ新型センチュリーフロマージュの内装色とアッシュ杢を使った「極美革(きわみがわ)」

センチュリーは後部座席にVIPが座るショーファーカーなのでリヤシートに重きを置きます。

  • シートを独立させて空調装置を備える
  • マイナスイオンを発生する装置を設置する
  • 乗車する方のベストな座り心地を実現するリクライニング機能
  • リヤアームレスト内蔵コントロールスイッチ

など、前モデルに搭載されていた快適装備は新型センチュリーではさらに充実します

セーフティセンスを搭載し安全性を大幅に向上

センチュリーはVIPな方を載せるため開発された特別車なので安全性には十分配慮します。そのため、新型センチュリーでは、トヨタの先端予防安全技術であるセーフティセンスPが導入されます。

現行モデルが取り入れている「衝突吸収ボディ」「強度の高いキャビン」「室内の前後左右に設置されたエアバック」等の安全性能に、レーンディパーチャーアラートなどの衝突回避支援技術がパッケージされた「トヨタセーフティセンスP」が加わることで、新型センチュリーの安全性は飛躍的に向上します。
また万が一の事故などが起きた場合に自動的に警察や消防に取り次ぐ機能のヘルプネットが採用され、ドクターヘリの出動販売を行うD-Call Netにも対応しています。

新型センチュリーの燃費は13.6km/L!詳細なスペックを紹介

新型センチュリーではボディサイズに大幅な変更点は見られません。同車の開発は、新プラットフォームであるTNGAで開発を行う事でボディの軽量化が図られる事で低燃費を実現できます。

3代目センチュリーでは、レクサスLSのハイブリッドシステムをグレードアップした形で取り入れ、燃費は現行モデルよりも伸びた13.6km/Lになっています。

新型センチュリー スペック
全長 5,335mm
全幅 1,930mm
全高 1,505mm
室内長 2,165mm
室内幅 1,605mm
室内高 1,185mm
ホイールベース 3,090mm
トレッド フロント/リヤ 1,615mm/1,615mm
最低地上高 135mm
最小回転半径 5.9m
車両重量 2,370kg
エンジン型式 2UR-FSE
エンジン種類 V型8気筒
総排気量 4,968cc
エンジン最高出力 280kW(381ps)/6,200rpm
エンジン最大トルク 510Nm(52.0kgm)/4,200rpm
モーター型式 1KM
モーター種類 交流同期電動機
モーター最高出力 165kW(224ps)
モーター最大トルク 300Nm(30.6kgm)
JC08モード燃費 13.6km/L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)
ボディカラー 4色
車両販売価格 19,600,000円~

ボディカラーは日本らしさをイメージする漢字で表現

国内専用車であるセンチュリーの塗装色は和を意識した名称です。皇族の方や官公庁の一部の層の方が公用車として利用する事を考えると、やはり和名が相応しいです。新型センチュリーでもその路線は引き継ぎます。

以下にセンチュリーの塗装色で使用されている漢字、その漢字に対応するボディカラーを紹介します。また、2代目センチュリーで採用されていた「鸞鳳(らんぽう)グロリアスグレーメタリック」と「瑞雲(ずいうん)デミュアーブルーマイカメタリックモリブデン」は廃止されて新たに「飛鳥(あすか)ブラッキッシュレッドマイカ」が追加されました。

神威(かむい)エターナルブラック
摩周(ましゅう)シリーンブルーマイカ
飛鳥(あすか)ブラッキッシュレッドマイカ
精華(せいか)レイディエントシルバーメタリック

神威(かむい)の新型センチュリー神威(かむい)エターナルブラック

摩周(ましゅう)のトヨタ新型センチュリー摩周(ましゅう)シリーンブルーマイカ

飛鳥(あすか)のトヨタ新型センチュリー飛鳥(あすか)ブラッキッシュレッドマイカ

精華(せいか)のトヨタ新型センチュリー精華(せいか)レイディエントシルバーメタリック

ボディカラーで注目なのが開発で新規されたエターナルブラックの神威です。漆黒感を高めるために黒染料入りのカラークリアなどを7層にも重ね、ボディ表面の凹凸を滑らかにするため水研を3回行いその後鏡面に仕上げています。
世界的に見てもここまでボディにこだわった車はセンチュリーだけで、今まで見たこともない深い黒を表現しています。

新型センチュリーの販売価格は19,600,000円~

センチュリーの前モデルの販売価格は1,253万円でした。新型センチュリーは最新の安全装備を採用、ホイールベースを延長したことで快適性を向上、パワートレインも一新し日本の匠の技術を余すことなく集約したトヨタのフラッグシップセダンらしい19,600,000円~の価格になっています。

トヨタの高級車ブランドであるレクサスの最上級グレードLS600hの価格は1,595万円です。新型センチュリーの方が365万円高いという驚きの価格設定になりました。

新型センチュリーの発売は2018年6月22日

初代センチュリーのフロントビュー1967年に販売された初代センチュリー

センチュリーの初代モデルは1967年に発売されました。2代目モデルの発売は1997年、2017年は創業者・豊田佐吉の生誕150周年にあたるメモリアルイヤーであることから、様々なタイミングが重なる2017年に新型センチュリーが発売されると噂がありましたが2017年の販売はありませんでした。

2017年10月に開催される東京モーターショーで初披露、半年後の2018年の6月22日に新型センチュリーが販売開始になりました。
新型センチュリーの納期は2018年の8月時点で今年度の納車が締めきっていましたので今のところ6ヶ月程度が目安となるでしょう。

日本を代表する究極のショーファーカー!新型センチュリーの画像6枚

新型センチュリーのフロントビューセンチュリー

右斜め前から見た新型センチュリーセンチュリー

新型センチュリーのサイドビューセンチュリー

左斜め後方から見た新型センチュリーセンチュリー

新型センチュリーのリヤビューセンチュリー

右斜め後ろから見た新型センチュリーセンチュリー

新型センチュリーは日本が世界に誇るべき和のテイストが詰まった車

トヨタのフラッグシップであるセンチュリーが21年振りにフルモデルチェンジされました。ベンツ マイバッハ、ロールスロイス ファントムといった海外メーカーの最高位に君臨する高級車と比較しても引けを取らない日本の車はセンチュリーだけかもしれません。

「富士山をイメージしたボディライン」「塗装色が和名である」などセンチュリーには和テイストが散りばめられています。新型センチュリーには和を意識した新テイストが加わるはずです!