トヨタの車種一覧!約120種類の歴代車種をCOBBYライターが解説
トヨタが開発・製造した歴代車種を解説。ランドクルーザー、クラウン、カローラ、ハイエースなど現在まで続く伝統車種。2000GT、1600GT、マーク2、セリカ、MR2、スープラなど、今でも多くの自動車好きに愛される名車たち。1990年以降のSUVブームを生み出した人気車種も紹介。
憧れのクラシックカーや懐かしの旧車、現在の人気車種など80年以上の歴史を持つ日本最大の自動車会社トヨタの歴史と名車は知っておいて損はありません!
※トヨタが市販化し、日本国内で販売した車種を対象としてまとめています。コンセプトカー、トラックやバスなどの業務用車両は対象外。
1930年~1960年代のトヨタ車種一覧
豊田自動織機製作所自動車部からトヨタの歴史は始まります。AA型乗用車の開発に成功したのち、戦中・戦後の日本でトヨタは自動車会社としての地位を確立していきます。
1950年代には現在もトヨタを代表する車種であるクラウンを、1960年代にはカローラとマーク2を、また名車と名高い2000GTや1600GTなどのスポーツカーも開発しました。
トヨダ・AA型乗用車(1936)
トヨダ・AA型
トヨダ・AA型
1936年4月に販売されたトヨタ初の量産型自動車。トヨ「ダ」なのがポイント。豊田自動織機製作所自動車部によって市販され、1937年には「トヨタ自動車工業株式会社」として独立したので、その後は無事トヨタに。トヨタ博物館には、シンボルカーとして入口そばに展示。
車名 | トヨダ・AA型乗用車 |
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発売年 | 1936年4月 |
特徴 | トヨタ初の量産型自動車として登場。「トヨダ」表記は、当時の社名に由来。 |
製造元 | 豊田自動織機製作所 自動車部 |
会社の変遷 | 1937年に「トヨタ自動車工業株式会社」として独立し、名称も「トヨタ」に変更。 |
現存する展示 | トヨタ博物館の入口近くにシンボルカーとして展示されている。 |
トヨタ AB型フェートン(1936)
トヨタ AB型フェートン
トヨタ AB型フェートン
トヨタ初の量産型自動車AA型をモデルにしたオープンモデル。日中戦争の影響もあり、市販にはほとんど流通せず、大半が帝国陸軍に納入された。カーキー色に塗装された軍モデルは「ABR」型(Rは陸軍の意)とも呼ばれ、歴史的価値のある1台。
車名 | トヨタ AB型フェートン |
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発売年 | 1936年 |
ベースモデル | トヨタ初の量産型自動車AA型をベースとしたオープンモデル |
市販状況 | 市販はほとんどされず、流通数は極めて少ない |
軍用採用 | 多くが帝国陸軍に納入され、軍用モデルは「ABR型」と呼ばれた |
名称の由来 | 「R」は「陸軍(Rikugun)」を意味する |
歴史的意義 | 軍用車としての用途と希少性から、歴史的価値の高い1台 |
トヨタ AC型乗用車(1943)
トヨタ AC型
トヨタ AC型
AA型のマイナーチェンジモデル。戦時中は大衆向けの自動車販売が制限されており、陸軍の要望が強く反映されたため外観が地味。納入先はほとんどが陸軍。1943年~1947年に製造された戦中・戦後の両方を生きたトヨタ車であり、戦後初の国産車としても認定された。
車名 | トヨタ AC型乗用車 |
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製造年 | 1943年~1947年 |
ベース車 | トヨタ AA型のマイナーチェンジモデル |
特徴 | 外観は地味で、戦時中の制約と軍の要望が反映されたデザイン |
販売状況 | 大衆向け販売は制限され、ほとんどが陸軍向けに納入 |
歴史的意義 | 戦中・戦後を通じて活躍した車種で、戦後初の国産車にも認定された |
トヨタAE型乗用車 新日本号(1939)
AA型以降、開発を続けていた2.3リッターC型エンジンを搭載した5人乗りの中型車。名称等を一般公募したところ「新日本号」に決定し、試乗会も開かれたが、戦時中のため本格的な生産は延期に。1結局、生産台数100台未満というまさに幻の車。
車名 | トヨタ AE型乗用車(新日本号) |
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開発年 | 1939年 |
搭載エンジン | 2.3リッターC型エンジン |
乗車定員 | 5人乗りの中型乗用車 |
名称の由来 | 名称は一般公募により「新日本号」と決定 |
試乗イベント | 試乗会が開催されたが、実用化には至らず |
生産状況 | 戦時体制の影響により本格生産は延期された |
生産台数 | 100台未満とされ、幻の車とも言われている |
トヨペット SA型小型乗用車(1947)
トヨペット SA型小型乗用車(1947)
トヨペット SA型小型乗用車(1947)のスペック
トヨペット SA型小型乗用車(1947)
トヨペット SA型小型乗用車(1947)
終戦後、当時の先端技術のもと開発を進めた2ドアの小型乗用車。トヨタ初の小型車用エンジン「S型」を搭載。トヨペットというブランド名は一般公募したものだが、すっかりお馴染みに。戦後の混乱期のため売り上げは芳しくなかったが、トヨタの技術開発には大きく貢献した。
車名 | トヨペット SA型小型乗用車 |
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発売年 | 1947年 |
車種分類 | 2ドア小型乗用車 |
搭載エンジン | トヨタ初の小型車用「S型」エンジン |
ブランド名 | 「トヨペット」は一般公募によって命名 |
販売状況 | 戦後の混乱期で売れ行きは伸び悩んだ |
技術的意義 | 売上には恵まれなかったが、トヨタの技術開発に大きな貢献を果たした |
トヨペット SD型小型乗用車(1949)
1949年に販売されたトヨペット ブランドの小型乗用車で、自家用車SA型とともに開発が進められていた車。SD型は需要の多いタクシーなどの営業車としての納入を目指していた。SB型トラックの技術や部品を流用したため、強度や耐久性に優れている。
車名 | トヨペット SD型小型乗用車 |
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発売年 | 1949年 |
車種分類 | トヨペットブランドの小型乗用車 |
開発背景 | 自家用車SA型と並行して開発された |
用途 | 需要の多かったタクシーなどの営業車向け |
技術的特徴 | SB型トラックの技術や部品を流用 |
性能面の特長 | 部品の流用により強度・耐久性に優れていた |
トヨタ SF型小型乗用車(1951)
乗用車・商用車のどちらにも使えるように基本構造は共通。ボディは荒川板金工業製・関東自動車工業製・中日本重工業名古屋製作所製によって製造され、細部に違いがある。ホイールベース2500mmと乗り心地が大幅に改善。タクシーとしても人気で、3500台以上のヒット!
車名 | トヨタ SF型小型乗用車 |
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発売年 | 1951年 |
設計方針 | 乗用車・商用車の両対応を前提とした共通構造 |
ボディ製造元 | 荒川板金工業、関東自動車工業、中日本重工業名古屋製作所の3社 |
外観の特徴 | 製造元によって細部デザインに違いがある |
ホイールベース | 2500mmで、乗り心地が大幅に向上 |
市場での評価 | タクシーとしても人気を博し、3500台以上を販売 |
トヨタ SH型小型乗用車(1953)
SはトヨタS型エンジン、Hは新しいシャシ(基本構成部)であるH型を指す。小型車規格の改定により1.5リッターエンジンR型の開発を目指していたトヨタ。トヨペット スーパーRH型で実現するが、その前にH型シャシを使ったのがこのSH型。
車名 | トヨタ SH型小型乗用車 |
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発売年 | 1953年 |
名称の意味 | SはS型エンジン、Hは新開発のH型シャシを表す |
開発背景 | 小型車規格の改定を受け、1.5リッターR型エンジン搭載車の開発が進められていた |
位置づけ | トヨペット スーパーRH型の前段階として登場 |
技術的特徴 | 新開発のH型シャシを先行導入したモデル |
トヨペット スーパーRH型(1953)
トヨペット スーパーRHN型
トヨペット スーパーRHK型
S型エンジン(1L)に変わる1.5リッターエンジンR型を初搭載した小型乗用車。S型より21馬力もアップ!外車にも負けない性能を持つ国産車として認められ、トヨタの主力モデルに。ボディによりRHN(新三菱重工)とRHK(関東自動車工業)の2種類が存在。
車名 | トヨペット スーパーRH型 |
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発売年 | 1953年 |
搭載エンジン | 1.5リッターR型エンジン(S型より21馬力アップ) |
性能評価 | 外車にも劣らない性能とされ、国産車として高く評価された |
市場での役割 | トヨタの主力モデルとして活躍 |
ボディの種類 | RHN(新三菱重工製)とRHK(関東自動車工業製)の2種類が存在 |
トヨタ・ランドクルーザー(1951年~)
トヨタ・ランドクルーザーは日本だけでなく海外でも高い評価を得るキングオブSUV
トヨタ・ランドクルーザー 70系
200系ランドクルーザー AX Gセレクション
トヨタ・ジープ BJ・FJ型。1954年にランドクルーザーに改名されたため(「ジープ」は商標なのでまずい)、実質初代ランクル。大型クロスカントリーSUV車として自衛隊への納車を目指して開発された。モデルチェンジの度に大型化が進んでいる。
車名 | トヨタ・ランドクルーザー |
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初登場年 | 1951年 |
元名称 | トヨタ・ジープ BJ・FJ型(1954年にランドクルーザーに改名) |
名称変更理由 | 「ジープ」は商標のため使用を避け改名 |
車種分類 | 大型クロスカントリーSUV |
開発目的 | 自衛隊への納車を目指したモデル |
進化の特徴 | モデルチェンジごとに車体の大型化が進んでいる |
評価 | 日本だけでなく海外でも高く評価されるキングオブSUV |
クラウン(1955~)
クラウンは誰もが憧れた日本を代表する高級セダン
初代クラウン RSD 1957年式 豪州ラリー参戦車(レプリカ)
15代目クラウン 2.5RS HYBRID ADVANCE FOUR
現代まで続くトヨタを象徴する高級車で初代の正式名称はトヨペット クラウン。初代クラウンは当時の小型車最大規格で、デザインはアメリカ車の影響が見られた。純国産方式・自社でのボディ製造にこだわり、10億の設備投資を要した。
車名 | クラウン |
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発売開始 | 1955年~ |
正式名称(初代) | トヨペット クラウン |
車格 | 当時の小型車最大規格に属する高級車 |
デザイン特徴 | アメリカ車の影響を受けたスタイル |
製造方式 | 純国産方式を採用し自社でボディ製造にこだわった |
設備投資 | 約10億円の設備投資が必要だった |
象徴性 | 現代まで続くトヨタを代表する高級車 |
トヨペット マスター(1955~1956)
トヨペット マスター
トヨペットスーパーの後継モデル。クラウンと同時発売で10万円ほど安い。タクシーなど営業車需要を見越して開発したが、クラウンの出来が良過ぎために人気がでないという事態に。だが、マスターの技術は後の初代コロナにも活かされたので無駄ではなかった!
車名 | トヨペット マスター |
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発売期間 | 1955年~1956年 |
位置づけ | トヨペット スーパーの後継モデル |
価格帯 | クラウンより約10万円安い設定 |
開発目的 | タクシーなど営業車需要を見込んで開発された |
販売結果 | クラウンの人気が高く、マスターは人気を得られなかった |
技術的意義 | 後の初代コロナに技術が活かされた重要なモデル |
トヨペット マスターライン(1955~1967)
トヨペット マスターライン
マスターをベースに、バンやトラックに仕立てた商用車R10系。クラウンと同時発売したマスターの販売がこけたので開発費を償却する目的で生産したモデルだが、乗り心地が良い(元はタクシーなので当たり前)と意外に売れて、2代目、3代目と1967年まで生産が続いた。
車名 | トヨペット マスターライン |
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発売期間 | 1955年~1967年 |
ベース車 | トヨペット マスターをベースにした商用車R10系 |
車種 | バンやトラックなどの商用車に仕立てたモデル |
開発背景 | マスターの販売不振を補うための開発・生産 |
特徴 | 乗り心地が良く、タクシー用途に基づく設計が活かされている |
生産継続 | 2代目、3代目と続き1967年まで生産された |
トヨペット コロナ(1957~2001)
トヨペット コロナは1957年から44年間製造されたロンセラーモデルでRT20型やRT50型などの型式は今でもファンに愛される
トヨペット コロナ RT20型 1961年式
トヨペット コロナ RT50型 1966年式
トヨペット コロナ RT50型 1966年式のリヤ
トヨペット コロナ(1964)デラックス
トヨペット コロナ(1964)デラックスのスペック
後ろから見たトヨペット コロナ(1964)デラックス
横から見たトヨペット コロナ(1964)デラックス
トヨペット コロナ(1973)1800GL
トヨペット コロナ(1973)1800GLのスペック
トヨペット コロナ(1973)1800GL
トヨペット コロナ(1973)1800GL
T10型は記念すべき「初代コロナ」と言いたいが、基本構造はクラウンの姉妹車マスター、足回りはクラウン、エンジンは1940年代から搭載しているS型で、技術的革新はあまりない。トヨタはまだ開発を続けたかったが、タクシー業界から販売を急かされたという経緯がある。
車名 | トヨペット コロナ |
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発売期間 | 1957年~2001年 |
代表的型式 | RT20型、RT50型など多くのファンに愛されるモデル |
初代特徴 | 基本構造はクラウン姉妹車マスターを基にし、足回りはクラウンの技術を採用 |
搭載エンジン | 1940年代から搭載のS型エンジンを使用 |
技術革新 | 初代は大きな技術革新は少なかった |
販売背景 | タクシー業界の強い要望で発売を急がれた経緯がある |
人気 | ロンセラーとして長期間製造され、多くのファンに支持された |
パブリカ(1961~1988)
パブリカ UP10型
パブリカ UP20D型
パブリカ UP20S型
パブリックカーから名付けられたトヨタ初の大衆車。エンジンも空冷水平対向2気筒と小型化&コストダウンを図り、外装・内装は実用性を重視。だが「自家用車=夢の車」だった労働者には響かず。高級路線のパブリカ・デラックスを生産したところ、販売が上向きに。
車名 | パブリカ |
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発売期間 | 1961年~1988年 |
名称由来 | 「パブリックカー」から命名されたトヨタ初の大衆車 |
エンジン特徴 | 空冷水平対向2気筒エンジンで小型化・コストダウンを実現 |
デザイン方針 | 外装・内装は実用性を重視したシンプル設計 |
市場反応 | 労働者層には「夢の車」イメージが弱く響かなかった |
販売戦略の転換 | 高級仕様のパブリカ・デラックスを追加し販売が好転 |
クラウンエイト(1964~1967)
センチュリーの開発に繋がる最高級車クラウンエイト
RS40系(2代目)をベースにしたVIP向けの大型高級セダンで歴代最大スケールのクラウン。国産車初のV型8気筒エンジン搭載し、公用車として採用され、総理大臣・佐藤栄作も乗車している。1967年トヨタ最高級車のセンチュリーの誕生により交代。
車名 | クラウンエイト |
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発売期間 | 1964年~1967年 |
ベースモデル | RS40系(2代目クラウン)を基にした大型高級セダン |
特徴 | 国産車初のV型8気筒エンジンを搭載した最高級モデル |
用途 | VIP向けおよび公用車として使用、佐藤栄作総理も乗車 |
後継モデル | 1967年にトヨタ最高級車「センチュリー」に交代 |
歴史的意義 | センチュリー開発の基礎となったモデル |
トヨタ スポーツ800 UP15型(1965~1969)
トヨタ スポーツ800(UP15型)浮谷東次郎レース車のスペック
トヨタ スポーツ800(UP15型)浮谷東次郎レース車(レプリカ)
トヨタ スポーツ800(UP15型)浮谷東次郎レース車(レプリカ)
フロントウィンドウ部のアップ
当時トヨタで最小規格だった大衆車パブリカの基本構成・エンジンを搭載した小型スポーツカー。エンジンは非力ながら、モノコック構造で軽量化を図り、重量はわずか580kg。最高速度は155km/h。愛称はヨタハチで、ホンダのSシリーズの好敵手。
車名 | トヨタ スポーツ800 UP15型 |
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発売期間 | 1965年~1969年 |
ベース | 大衆車パブリカの基本構成およびエンジンを搭載 |
車種 | 小型スポーツカー |
エンジン性能 | 非力ながら軽量モノコック構造により効率化 |
車体重量 | 約580kgと非常に軽量 |
最高速度 | 155km/h |
愛称 | ヨタハチ |
競合 | ホンダのSシリーズとライバル関係 |
カローラ(1966~)
カローラ(1966)
カローラ(1966)のスペック
カローラ(1966)
カローラ(1966)
大衆車パブリカが800cc、コロナが1500ccのエンジン搭載のため、初代カローラ(E10型)は中間に位置する1077ccの新型K型エンジンを搭載した高級大衆車として初登場。他の大衆車が1000ccのため「プラス100ccの余裕」というキャッチも上手かった(本当は77cc)。
2019年9月、12代目カローラ(セダン)が登場。ワゴンのカローラツーリング、ハッチバックのカローラスポーツとともに新世代カローラ3車種が勢ぞろい。先代モデルのセダン・アクシオとワゴン・フィールダーも継続販売中。
車名 | カローラ |
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発売開始 | 1966年~現在 |
初代モデル | E10型、1077ccの新型K型エンジン搭載の高級大衆車 |
エンジン特徴 | パブリカ(800cc)とコロナ(1500cc)の中間に位置する排気量 |
キャッチコピー | 「プラス100ccの余裕」(実際は77ccの差) |
2019年モデル | 12代目カローラ(セダン)、カローラツーリング(ワゴン)、カローラスポーツ(ハッチバック)が揃う |
販売状況 | 先代モデルのセダン・アクシオとワゴン・フィールダーも継続販売中 |
ハイエース(1967~)
トヨタ 初代ハイエース H10系
トヨタ 初代ハイエース H10系
トヨタ 5代目ハイエース H200系
初代ハイエース
初代ハイエース
初代ハイエース
初代ハイエース
初代ハイエース
初代ハイエース
エンジンの上に運転席があるキャブオーバー型の車。初代はバンとトラックが販売されたが、現在でも製造が続くバンタイプのH200系は5代目にあたる。独自の市場を形成する一方で、盗難も多いことからトヨタにとっては少し悩みの種。
車名 | ハイエース |
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発売開始 | 1967年~現在 |
車体構造 | 運転席がエンジン上にあるキャブオーバー型 |
初代モデル | バンとトラックの2タイプで発売 |
現行モデル | バンタイプH200系は5代目にあたり今も製造継続中 |
市場特性 | 独自の市場を形成するが、盗難が多いのが課題 |
2000GT(1967~1970)
トヨタ 2000GT MF12L型
トヨタ 2000GT MF12L型
トヨタ 2000GT MF12L型
トヨタ 2000GT MF10型スピードトライアル
トヨタ 2000GT MF10型スピードトライアル
トヨタ 2000GT MF10型スピードトライアル
1960年代に国内でモータースポーツ人気が高まるなか、ヤマハ発動機が共同開発したトヨタ初の本格スポーツカー。持てる技術をすべて注ぎ、世界水準の性能を実現した。販売価格は現在に換算すると2000万円以上の超高級車だが、それでも赤字価格である。
車名 | 2000GT |
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発売期間 | 1967年~1970年 |
特徴 | ヤマハ発動機と共同開発したトヨタ初の本格スポーツカー |
性能 | 世界水準の性能を持つスポーツカーとして設計 |
価格 | 現代換算で2000万円以上の超高級車であったが、赤字価格で販売 |
背景 | 1960年代のモータースポーツ人気の高まりを受け開発 |
1600GT(1967~1969)
1600GT RT55型 1967年式
1600GT RT55型 1967年式
型式はRT55 のみ。1年少しで販売終了。トヨタ 2000GTの弟とも呼べる大衆スポーツクーペ。コロナ・ハードトラップをベースとしているため「コロG」という愛称がある。1969年のJAFグランプリでのスカイライン・2000GTとの激闘が有名。
車名 | 1600GT |
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発売期間 | 1967年~1969年 |
型式 | RT55のみ |
特徴 | トヨタ2000GTの弟分と呼ばれる大衆スポーツクーペ |
ベース車 | コロナ・ハードトップをベースに開発 |
愛称 | 「コロG」と呼ばれている |
歴史的背景 | 1969年JAFグランプリでのスカイライン2000GTとの激闘で知られる |
センチュリー(1967~)
初代センチュリー VG20型
2代目センチュリー 2010年改良モデル
3代目センチュリー UWG60型
3代目センチュリー UWG60型
トヨタの最高級乗用車。昔はもう少し安かったが、現行型3代目はハイブリッドや自動ブレーキシステムなどの安全設備をてんこ盛りにしたため、2000万円となった。皇室に納入しているのは2代目をベースにしたセンチュリーロイヤル。
項目 | 説明 |
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モデル名 | センチュリー |
初代発売年 | 1967年 |
現行モデル | 3代目 |
価格 | 約2000万円(3代目、最新装備搭載) |
特徴 | 最高級乗用車でハイブリッドや自動ブレーキシステムを搭載 |
皇室納入モデル | 2代目をベースにしたセンチュリーロイヤル |
安全装備 | 自動ブレーキシステムなど最新の安全設備を多数搭載 |
ハイラックス(1968年~)
初代ハイラックス 10系
8代目ハイラックス Xグレード
2018年現在8代目までが日本で販売されているピックアップトラック(7代目のみ日本未発売)。実は新興国を中心に、世界的にはカローラの次に販売台数が多いトヨタ車で、フォルクスワーゲンにOEM提供したこともある。旧車に隠れファンが多い。
項目 | 説明 |
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モデル名 | ハイラックス |
発売開始 | 1968年 |
販売状況(2018年時点) | 日本では8代目まで販売(7代目は日本未発売) |
車種 | ピックアップトラック |
世界的な販売 | カローラに次ぐ販売台数を誇り、新興国で人気が高い |
OEM供給 | フォルクスワーゲンにOEM提供実績あり |
ファン層 | 旧車モデルに隠れたファンが多い |
トヨタ スプリンター(カローラ スプリンター)(1968~2002)
カローラ スプリンター(1968)
カローラ スプリンター(1968)のスペック
カローラ スプリンター(1968)
カローラ スプリンター(1968)
カローラをよりスポーティーに仕上げた姉妹車種で、スプリンターはより若者受けを意識し、2ドアクーぺが主流モデル。2代目(E20型)以降はカローラの名前をはずし「スプリンター」のみに改名し、4ドアセダンも追加し、より幅広い層へアピールした。
項目 | 説明 |
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モデル名 | トヨタ スプリンター(カローラ スプリンター) |
発売期間 | 1968年~2002年 |
特徴 | カローラの姉妹車でスポーティー仕様 |
主流モデル | 2ドアクーペで若者向けに展開 |
改名 | 2代目(E20型)から「スプリンター」のみの名称に変更 |
車種展開 | 4ドアセダンを追加し幅広い層にアピール |
マーク2(1968~2007)
マーク2 T60型 前期型
マーク2 T60型 中期型
マーク2 T60型 後期型
1968年に初登場時の名前は「コロナ マーク2」(T60型/70型)で、コロナが外れるのは5代目以降。クラウンとコロナの間を埋める派生車種として販売。チェイサー・クレスタを含めたマーク2三兄弟の長男的存在であり、80年代のハイソカーブームを牽引。後継はマークX。