三菱の歴代車種90種!ラリーやオフロードで活躍した国産名車を振り返る
三菱自動車工業は、三菱重工業時代も含めると、1917年から自動車製造を行ってきた日本最古の老舗自動車メーカーであり、2009年発売の「i-MiEV」によって量産型電気自動車の開発に世界ではじめて成功した会社でもあります。
三菱自動車本社ショールーム
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パジェロやデリカD5などRV車やSUV車に定評があり、1990年代にランサーエボリーションが国際ラリー界を席巻したことを覚えている方も多いでしょう。
三菱が開発し、国内で販売した約90車種を画像付きで解説します!
三菱で国内販売している現行車一覧
三菱が国内販売している現行車種一覧です。
ロングセラーSUVのパジェロ、オフロードに強いミニバンのデリカD5、2019年3月に新型eKクロスを追加した軽自動車ekシリーズ、世界一売れているプラグイン・ハイブリッド車のアウトランダーPHEVなどがラインアップしています。
パジェロ(1982~)
スキーブーム時に誕生した初代パジェロ メタルトップ バン 2.0T / 2.3DT XL
大ヒットカーとなった2代目パジェロ 中期型 キックアップルーフワイド XR
3代目パジェロ 前期型 エクシード
現行車種4代目パジェロ 2014年7月改良型
80年代のレジャーブーム期に登場。1992年には国内月間販売台数1位を獲得するなど誰もが知るヒットカーに!ダカール・ラリーでは総合優勝12回。しかし、2018年2月ショートボディの生産を終了。SUVブームに押されて日本では2019年に販売終了。
アウトランダー(2005~)
初代アウトランダー 2010年GTモデル
2代目アウトランダー アジアクロスカントリーラリー参戦車
国内ではトヨタ・ハリアーやマツダ・CX-5などと競争を繰り広げるミドルサイズSUV。海外ではプジョー4007とシトロエンCクロッサーのベース車にもなっている。ボディはランエボで培った技術を惜しみなく投入したと三菱は語る。福島警察のパトロールカーにも採用。
アウトランダーPHEV(2013~)
アウトランダー PHEV
アウトランダー PHEVのシート
PHEVとは、プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ビークルの略。主に電気自動車として走行するが、長距離では電気とガソリンのハイブリッド車となる。欧州で爆発的に売れているが、災害時の電源車にもなるため日本での注目度も増している。
エクリプスクロス(2018~)
2018年に登場したコンパクトSUV エクリプスクロス
エクリプスクロス リアの様子
2018年3月にコンパクトSUV市場に投入した車。80~90年代の人気クーペ「エクリプス」の名前を冠し、「クーペSUV」を名乗る都会的なスタイリッシュさが売り。
RVR(1991~)
コンパクトSUVとして車名が復活した3代目RVR
2019年3月のジュネーブモーターショーで披露したASX(日本名RVR)の2020年モデル
初代と2代目はオフロード走行もできるSUV風トールワゴンとしてヒットしたが、2002年生産終了。2010年に車名が復活し、コンパクトSUVとしての道を歩むことに。海外では「ASX」の名前で販売。2019年8月フロントマスクやリアデザインを大幅変更。
デリカD5(2007~)
デリカD5 アーバンギア G 2019年2月改良型
デリカD5 アーバンギア G 2019年2月改良型リア
SUVとミニバンを融合させた5代目デリカ。2018年に12年ぶりのフルモデルチェンジを発表かと思ったら、ビックマイナーチェンジと意外な選択(ガソリン車はほぼ従来型)。フロントマスクが賛否両論だったが、5000台を超える受注台数で、根強い人気を見せつけた。
デリカD3(2011~)
BM20型 デリカD3
全長4.40mm×全幅1695mmとギリギリ5ナンバーサイズのミニバン。日産NV200バネットのOEM車種だが、フロントバンパーとフロントグリルが違うため、やや顔つきは異なる。
デリカD2/デリカD2カスタム(2011~)
ハイブリッド専売車となった2代目デリカD2
スズキ・ソリオのOEM車で、違いはエンブレム程度。現行車は2020年から販売されているMB37S型。三菱はミニバンを「デリカ」の名前で統一しており、「2」というのは軽自動車より1つ大きいサイズの意味。
ミラージュ(1978~)
三菱初のFF車だった初代ミラージュのハッチバック
先代よりコンパクトになった6代目ミラージュ(2012~)
三菱初のFF車として登場し、初代は副変速機スーパーシフトを搭載していたミラージュ。2000年に5代目で国内販売を終了するも、2012年に車名を復活。現行型6代目はよりコンパクトになり、欧州ではAセグメントに位置する世界戦略車となった。
i-MiEV(2009~)
東京モーターショー2007に出展されたi-MiEV
世界初の量産型電気自動車として誕生し、近未来的なデザインが国内外で話題を集めたアイ・ミーブ。歩行者保護のためにフロントバンパーを大型化する必要があり、2018年4月に軽自動車から登録車へ異例の白ナンバー変更を遂げる。
eKワゴン(2001~)
2015年10月に改良した3代目ekワゴン
三菱を代表するロングセラー軽自動車であり、車名のeKは「いい軽」というダジャレ。2005年より日産オッティへOEM供給を開始し、3代目B11W型は日産との合弁会社NMKVで開発し、デイズとプラットフォームを共有する姉妹車。
eKスペース/eKスペースカスタム(2014~)
2016年12月に改良したB11A型eKスペース
2020年3月発売 eKスペース(東京オートサロン出展車)
eKスペースのベースとなったコンセプトカーSUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPT
東京モーターショー2019出展 SUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPT
三菱と日産の合弁会社NMKVで開発された軽スーパーハイトワゴン。eKスペースは日産デイズルークス、eKスペースカスタムは日産デイズルークスハイウェイスターの姉妹車にあたる。グレードや装備が大きく違うので、購入の際はしっかり比較した方が良い。
eKクロス(2019~)
2019年3月28日発売 eKクロス
2019年3月にデビューした軽ハイトワゴン。SUVテイストの外観にこだわり、三菱のデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用。「ミニデリカD5」と呼ばれても納得。価格も手ごろで、最新の安全装備つきはお買い得感満載。
タウンボックス(1999~)
初代タウンボックス
小型車登録(白ナンバー)のタウンボックスワイド
現行型3代目タウンボックス スズキ・エブリイワゴンのOEMモデル
初代は1999~2011年まで販売されていたロングセラー軽ワンボックス車。派生車種にタウンボックスワイドという普通車も存在した。2014年にスズキ・エブリイワゴンのOEM車として車名が復活したが、両車の違いはエンブレム程度。