アルファードはインテリアも上質でよりラグジュアリーな空間に
大型ミニバンのアルファードは、姉妹車のヴェルファイアと共に、2023年6月にフルモデルチェンジが行われ、4代目の40系へと生まれ変わりました。
グレードは「Executive Lounge」と「Z」のラインナップで、エアコンの吹き出し口や照明、スイッチ類が中央に配置され、心遣いが隅々にまで行き届いています。さらに上質になったアルファードの内装を紹介します。
アルファードのコックピットは運転する者への配慮が充実
- Executive Loungeのコックピット(ブラック)
- Executive Loungeのコックピット(ニュートラルベージュは設定色)
- Zのコックピット(ブラック)
アルファードのコックピットは、ドライバーの視線の移動や操作性を隅々まで配慮されたレイアウト。操作しやすいスイッチ類や照明、エアコンの吹き出し口が中央に集められ、心遣いが感じられる快適にハンドルを握ることができます。
運転席から見やすいパネル類
12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイは、「Casual」「Smart」「Tough」「Sporty」のテイストと3種類のレイアウトを好みに合わせて表示をカスタマイズできます。
カラーヘッドアップディスプレイ
運転の妨げにならない見やすいヘッドアップディスプレイ
ウインドシールドガラスの視野内に、運転に必要な情報を投影し、運転しながら視界を移動することなく確認でき、運転シーンによって3つのモードに切り替えることができます。
「フル」モードでは、分かりやすくシステムの作動状態を大きく表示
「スタンダード」モードでは下方にコンテンツを集約。視界を広く確保。
「ミニマム」最低限必要とする情報のみを表示して運転に集中。
14インチの大型ディスプレイオーディオ
大型で見やすく操作がしやすい14インチ大型ディスプレイオーディオ
14インチの大型ディスプレイオーディオはコネクティッドナビ対応で、分かりやすい表示項目とアクセスしやすいメニューになっています。
パワーイージーアクセスシステム
自動でスライドして乗降がしやすいパワーイージーアクセスシステム
ドライバーが乗降しやすいよう、運転席が自動的にスライドするシステムです。ステアリングのオートチルトアウェイ&リターン機能と連動し、自動でスライドして乗り降りがスムーズになります。
マイコンプリセット ドライビングポジションシステム
ボタンに登録されたドライバーのポジションが自動で再現される
「マイコンプリセット ドライビングポジションシステム」が、ステアリングやシートの位置、ドアミラーの角度などをドライバー3名分まで記憶し、ボタン一つでその状態を再現します。微妙な角度をその都度合わせる必要がなく、ストレスフリーで運転席に座ることができます。
ステアリングスイッチ
- Executive Loungeのステアリングスイッチ
- Zのステアリングスイッチ
ハンドルから手を放さずに、マルチインドメーションディスプレイやレーダークルースコントロール、音声認識、ハンズフリー、オーディオ、レーントレーシングアシストの操作が可能で、運転に集中できるシステムです。
ステアリングスイッチは、Executive Loungeは静電式、Zはプッシュ式になります。
デジタルインナーミラー・自動防眩インナーミラー
- Executive Loungeに標準装備・Zではメーカーオプション
Zに標準装備の自動防眩インナーミラー
Executive Loungeに標準装備のデジタルインナーミラーは、切り替えレバーの操作で鏡面ミラーモードからデジタルミラーモードへの切り替えができ、後方カメラの映像をインナーミラー内のディスプレイに表示。車内に視界を遮るものがあっても、後方をしっかりと確認することができます。
Zに標準装備されている自動防眩インナーミラーは、裏面で光を反射させ、反射率を抑えることを自動で行い、眩しさを抑えられます。
電動パーキングブレーキ・ブレーキホールド
「P」にシフトレバーを入れると自動で作動し、「D」ポジションに入れると自動解除されます。「HOLD」はONにしておくとブレーキを踏んで停車した際にブレーキの状態を保持し、アクセルを踏むと解除されます。渋滞時や信号待ちなどで便利な機能です。
セカンドシートはゆったりくつろげる贅沢な座り心地と機能を満載
- Executive Loungeのブラックシート(プレミアムナッパ本革)
- Executive Loungeのニュートラルベージュのシート(プレミアムナッパ本革:注文時に要指定)
- 「Z」のブラックシート(合成皮革)
アルファードのセカンドシートは贅沢なくつろぎの空間に変えてくれる座り心地。エグゼクティブパワーシートにパワーオットマン機能が備わり、Executive Loungeのパワーオットマンは伸縮機能がついています。快適温熱シート+ベンチレーションなど、快適性が満載です。
シートカラーはブラックですが、Executive Loungeには設定色でニュートラルベージュのシートカラーの指定が可能です。
- Executive Loungeのブラックシート(プレミアムナッパ本革)
- 「Z」のブラックシート(合成皮革)
大型のアームレストには各席にカップホルダーが付き、Executive Loungeでは小物入れと屋久杉のうずら杢をモチーフにした加飾がほどこされた回転格納式サイドテーブルが、Zでは折りたたみ式サイドテーブルが装備されています。
リヤマルチオペレーションシステム装着時
脱着可能なリヤマルチオペレーション
Executive Loungeのセカンドシートには脱着式のリヤマルチオペレーションが設置されており、リヤのエアコンやオーディオ、シートの操作ができるようになっています。
自在なシートアレンジシートアレンジ
アルファードはフレキシブルにシートアレンジが可能です。通常乗車時に加え、フロントシートとセカンドシートをフルフラットにしたモード、セカンドシートとサードシートをフルリクライニングにしたモード、サードシートを跳ね上げた4人乗車+荷室モードがあり、使い方次第で様々なシートアレンジができます。
ユニバーサルステップ
左右のスライドドアにメッキ加飾付きのユニバーサルステップが設定され、すぐれた乗降性を実現しています。開口幅約820mmの広々とした大開口のドアの作動に連動してステップが出現します。地上約220mmの高さで小さな子供や高齢者でも乗り降りが楽になります。
スライドドアトリムにはステップ照明を配置し、夜間や暗い場所でも安全に乗り降りができます。ユニバーサルステップの設定はトヨタ初となります。
アルファードの室内は過ごしやすい心配りが随所にあり上質な空間を作り上げる
アルファードは快適な空間が居心地よく、長時間乗っていてもストレスなくくつろげる空間を繰り広げます。広い空間で偏りがちな空調を快適空間に変えてしまう装備が数多く搭載されています。
前後左右独立温度コントロールフルオートエアコン
後席が快適になるフルオートエアコン
前席の運転席と助手席だけではなく、左右独立した温度設定を後席でも行えるフルオートエアコンを備え、車内全体の空調が快適になり、後席だけ暑い・寒いという環境がなくなり、リラックスしてくつろげる空間になります。
コンソール吹き出し口も設置してさらに快適に
後席でもっと快適に過ごすために、後席用のコンソール吹き出し口も追加し、後席の空調をさらに居心地のよいものにし、リラックスできる空間になります。
空調だけではなく、ステアリングヒーターが冬のドライバーの手の平を温め、適格なハンドリングにつながります。
リヤヒーターエアカーテン
温風のカーテンでドアからの冷気をシャットアウト
寒い季節に後席のスライドドアを開けた際、冷気が浸入して車内の温度が急激に下がってしまうことを防ぐために、左右のトリムにリヤヒーターの吹き出し口を設置して、温風のエアカーテンを作り、温まった車内の快適さをそのままに保ちます。リヤヒーターエアカーテンがあるとドアを開けるたびに足元が冷えるのも防ぎます。
スーパーロングオーバーヘッドコンソール
アルファードの天井には機能性と収納性を集約したトヨタでは初となるスマートな天井が実現。天井センターに照明やスイッチ類、エアコン吹き出し口などを設置しました。
- 1.読書灯
- 2.後席用LEDドームランプ
- 3.LEDルーフカラーイルミネーション
- 4.天井エアコン吹き出し口
- 5.リヤエアコンコントロールパネル
- 6.おもてなし集中スイッチ
- 7.天井収納ボックス
- 8.後席ディスプレイ格納
おもてなし集中スイッチ
スイッチ類を集約して操作性にすぐれる
スーパーロングオーバーヘッドコンソール中央に配置されているおもてなし集中スイッチは。一か所でまとめて様々な操作ができる便利な楽々スイッチです。操作できるのは以下の通りです。
- LEDルーフカラーイルミネーション
- 後席用KEDドームランプ
- 後席用パワーサイドサンシェード
- スライドドアパワーウィンドゥ
- パワースライドドア
- 左右独立ムーンルーフ
14インチリヤシートエンターテイメントシステム
後席の14インチの大画面モニターは格納可能
Executive Loungeに標準装備される後席の設置される14インチの大画面。テレビはもちろんの事、スマートフォンからの映像を鮮明に映し出します。HDMI-CEC対応機器を接続可能で、リモコンで操作ができるほか、音声認識での操作も可能です。
音声で操作できるのは、電源ON、チャンネルの選局、音量。電源が入っていない状態で「ヘイトヨタ。テレビつけて」の音声で、おもてなし集中スイッチに格納されているディスプレイがオープンし、テレビのスイッチをONにするところまで自動で行うことができます。
後席パワーワイドサンシェード
静かな動きの電動サンシェード
後席のスライドドアガラスとリヤクォータ御ガラスには、上から任意の位置で閉じることができるサンシェードを設定しました。操作音はとても静かで、サンシェードが閉じ切る直前は動きがゆっくりになります。障子を閉じる際の所作を表現にした動きで、しっかり遮光しながら外の景色を楽しめるサンシェードです。
サンシェードの操作は前席からの一括操作もでき、T-Connect契約とコネクティッドナビのオプション契約をすることで、音声認識操作も可能です。
左右独立ムーンルーフ
左右に分かれている独立したムーンルーフ
スーパーロングオーバーヘッドコンソールの2列目の左右それぞれに配置された、新開発の独立型のムーンルーフ。ワンタッチでオート開閉する電動シェードと挟み込み防止機能も付いていて、前席からの一括操作もできます。
JBLプレミアムサウンドシステム
車内にはプレミアムなサウンドシステムが構築されています。12インチの高性能なアンプで、アルファードの広い空間でJBLのサウンドシステムが最適な音質を確保します。ホーンツィーターをフロントピラーと後席スライドドアに、サブウーハーをバックドアに設定。車内15か所にスピーカーを配置しています。
しっかりと高音から低音まで感じ取れる表現力と、パワフルな音と拡がりにこだわったプレミアムなサウンドシステムです。
- A)インパネ9cmミッドレンジ
- B)フロントピラー2.5cmホーンツィーター
- C)フロントドア8×9inchウーハー
- D)スライドドア2.5cmホーンツィーター
- E)スライドドア17cmウーハー
- F)バックドア9cmミッドレンジ
- G)バックドア22.4cmサブウーハー
- H)ルーフ9cmミッドレンジ
アルファードのラゲージルームは収納はもちろんのこと開閉もスイッチ一つ
任意の位置を記憶できるバックドア
アルファードはパワーバックドアで、両側面に接地された開閉スイッチで、車両の横に立ってドアを開閉することができる「パワーバックドアスイッチ」「バックドアイージークローザー」や、任意の位置で開閉を止めることがで、その位置を記憶することができる「停止位置メモリー機能」の他に、挟み込む防止機能が備わります。
5分割2ポジションスペースアップシート
世界初となる2か所のシート跳ね上げが可能に
アルファードは最後方のサードシートの跳ね上げも可能にし、これまでのニュートラルポジションとあわせてシートの跳ね上げが2か所に。荷室スペースを広々と確保することができます。
ラゲージスペース
サードシートを薄くすることで、荷室の幅を確保できるように。また、大容量の床下収納を活用し、高さのある荷物を収納することも可能になりました。
ラゲージルームランプ
3か所に設置されたLED照明が明るく照らす
バックドアが開くとラゲッジルーム内の左右2か所とバックドアに設置されたLED照明が光ります。暗い場所や夜間でも手元や足元が見えやすく照らします。
サードシートスライド機能付きラゲージ床下収納+脱着式デッキボード
折りたたみ式のデッキボードをたたむと大容量の床下収納を確保しています。ラゲージルーム手前に設けられているので床下収納に入れたものの出し入れもしやすく、背の高い荷物も楽々収納できます。
アルファードはもしもの時の給電が可能に
アルファードは停電などのもしもの時に、電気製品が使える「移動できる電源」として給電が可能です。もしもの時だけではなく。アウドトアでも電気製品の使用ができ、電気のない場所でも電化製品が使える機能です。
アクセサリーコンセント
AC100Vと1500Wのコンセントがセンターコンソールボックス後部とラゲージルームの右側の2か所に設置。非常時給電システムの使用で、消費電力の合計が1500W以下の場合、複数の電気製品を同時に使うことができ、停電などの非常時には、消費電力が約400Wでガソリンが満タンの場合、約5日分の電力を供給することができます。
外部給電アタッチメント
電源コードをドアと窓を閉めた状態で通し、野外でも安心して給電することができ、天候を気にすることもなく使えます。ハイブリッド車には標準装備され、アタッチメントはサードシートスライド機能付きラゲージ床下収納に格納されています。
アルファードは「Executive Lounge」と「Z」のラインナップ
アルファードはハイブリッドで2WDとE-Fourのグレードがあるエグゼクティブモデルの「Executive Lounge」と、ハイブリッドで2WDとE-Four、ガソリン車で2WDと4WDのグレードがあるミドルモデルで、上質な装備が充実している「Z」のラインナップです。
内装色はExecutive LoungeとZのいずれもブラックになりますが、Executive Loungeには注文時に設定できる、ニュートラルベージュを選択することができます。
ミドルモデルのアルファードは上質でラグジュアリーですが、より装備を求めたり、シートカラーにこだわりたい場合は、よりラグジュアリーで装備が充実しているExecutive Loungeがおすすめです。
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