クラウンの歴代モデル

クラウン歴代モデルを画像つき解説!伝統と革新を融合する国産セダンの歴史

クラウンの歴代車種を画像・スペック表付きで解説。王冠のエンブレムが特徴的なトヨタの高級セダンであるクラウン。観音、クジラ、ゼロクラウンなど、旧車として人気の高いモデルや販売台数が多い名車を紹介。国産セダンの高級車として60年以上の歴史を刻んでいるクラウンの凄さは?

クラウン歴代モデルを画像つき解説!伝統と革新を融合する国産セダンの歴史

クラウン歴代モデルの特徴は?60年の伝統を受け継ぐ国産セダンの歴史

クラウンはトヨタを代表する車であり、1955年から現代までおおよそ60年以上、15代の歴史を持つ国産車の名車です。「いつかはクラウン」という有名なキャッチコピーの通り、車に詳しくない人にも高級セダンとして抜群の知名度を誇り、クラウンが日本の自動車業界に与えた影響はとても大きいと言われています。

クラウンは公用車や社用車としての需要が高いこともあって保守的なイメージを持つ方も多いかもしれませんが、クラウンには常にトヨタの最新技術が搭載されてきました。時代の先を行き、常に新しい時代のスタンダードを作る車がクラウンなのです。

歴代クラウンを画像つきで振り返る!最高のクラウンはどれ?

「クラウン=おじさんの車」というイメージはもったいない!歴代クラウンを見れば、この車が常に変革や挑戦を続けてきたことがわかります。斬新すぎる「クジラ」の愛称を持つクラウンや名車と名高いゼロクラウンなど、15代60年以上の歴史を振り返りましょう!

初代トヨペット クラウンRS型(1955~1962年)…10億の設備投資によって完成した純国産乗用車

  • 正面から見たトヨペット クラウン デラックス(1955)トヨペット クラウン デラックス(1955)
  • トヨペット クラウン デラックス(1955)のスペックトヨペット クラウン デラックス(1955)のスペック
  • 後ろから見たトヨペット クラウン デラックス(1955)トヨペット クラウン デラックス(1955)
  • 横から見たトヨペット クラウン デラックス(1955)トヨペット クラウン デラックス(1955)
  • 正面から見たトヨペット クラウン(1955)トヨペット クラウン(1955)
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トヨペット クラウン RSD 欧州ラリー参戦車レプリカのフロントビュートヨペット クラウン RSD 欧州ラリー参戦車レプリカ

トヨペット クラウン RSD 欧州ラリー参戦車レプリカの右サイドフロントビュートヨペット クラウン RSD 欧州ラリー参戦車レプリカ

トヨペット クラウン RSD 欧州ラリー参戦車レプリカトヨペット クラウン RSD 欧州ラリー参戦車レプリカ

トヨペット クラウン RSD 欧州ラリー参戦車レプリカの解説1957年、日本車として初めて欧州ラリーに参戦 モータースポーツの魁的存在

トヨタが自社でのボディ設計・製造にこだわって作った初代クラウン。新たに10億もの設備投資をし、創業者豊田喜一郎が亡くなるも、開発は継続。純国産を理想に掲げて完成した後は、日本タクシー業界からも発注が絶えない人気車種に。対米へも初輸出。

トヨペット クラウン RS型 諸元表
車両型式 RS
全長 4,285mm
全幅 1,680mm
全高 1,525mm
ホイールベース 2,530mm
車両重量 1,210kg
エンジン型式 R
エンジン種類 直列4気筒頭上弁式
総排気量 1453cc
最高出力 48PS
全ボディタイプ 4ドアセダン
4ドアステーションワゴン

2代目トヨペット クラウン RS40系(1962~1967年)…王冠のエンブレムを初採用!

クラウンRS41型の諸元クラウンRS41型のスペック

2代目クラウンRS41型アメリカ車の流行だったフラットデッキスタイルと4灯式のヘッドラインを採用した2代目クラウンRS41型

クラウンRS41型のエクステリアクラウンRS41型

クラウンRS41型のフロントビュークラウンRS41型

クラウンRS41型のサイドビュー

クラウンRS41型

クラウンRS41型

クラウンRS41型昭和の名車を想わせるクラウンRS41型の佇まい

テールライトの形から「涙目クラウン」の愛称がある。クラウンの王冠エンブレムはこの2代目デザインを11代まで採用。ボディが大きくなるも、ギリギリ5ナンバーにおさめた。高速道路の開通に伴い、シャシはより強度のあるX型フレームを採用した。

トヨペット クラウン デラックス 諸元表
車両型式 RS41G
全長 4,610mm
全幅 1,695mm
全高 1,460mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,265kg
エンジン型式 3R
エンジン種類 直列4気筒
総排気量 1897cc
最高出力 90PS
全ボディタイプ 4ドアセダン
ステーションワゴン

3代目トヨペット クラウン MS50系(1967~1971年)…「日本の美」を追求し、白のクラウンを販売

トヨペット クラウン MS51型 1969年式の諸元

トヨペット クラウン MS51型 1969年式のフロントビュー3代目クラウン MS51型 1969年式

トヨペット クラウン MS51型 1969年式の左サイドフロントビュースーパーデラックスにはラジオや読書灯が装備された

トヨペット クラウン MS51型 1969年式の左サイドビュートヨペット クラウン MS51型 1969年式

トヨペット クラウン MS51型 1969年式の左サイドリアビュートヨペット クラウン MS51型 1969年式

2代目まではアメリカ車の影響がデザイン面に色濃く残っていたが、3代目からは日本らしい美意識のデザインに変更。公用車ではなく、富裕層の購買意欲を高めようと「白いクラウン」(当時の自家用車の人気カラー)をPRした。

トヨペット クラウン スーパーデラックス 諸元表
車両型式 MS50-F1G
全長 4,665mm
全幅 1,690mm
全高 1,445mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,265kg
エンジン型式 M-D
エンジン種類 直列6気筒頭上弁式OHC
総排気量 1988cc
最高出力 110PS
全ボディタイプ 2ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン
ピックアップトラック

4代目クラウン(1971~1974年)MS60/70系…「クジラ」の愛称を持つスピンドル・シェイプが特徴

クラウンS60型のエクステリア円錐形の先端がとがったような紡錘形の形から「クジラ」の愛称がついた4代目クラウンS60型

トヨペットが外れて「トヨタ クラウン」に。スピンドル・シェイプという独特のスタイルからクジラの愛称がついた。攻め過ぎたデザインは概ね不評で、通気性が悪くオーバーヒートを起こし、日産グロリアに初めてクラス首位を明け渡すなど踏んだり蹴ったり。旧車ファンの人気が高いのが救い。

クラウン MS60-G・スーパーサルーン・Y 諸元表
車両型式 Y
全長 4,680mm
全幅 1,690mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,360kg
エンジン型式 M-D
エンジン種類 直列6気筒頭上弁式OHC
総排気量 1988cc
最高出力 115PS
全ボディタイプ 2ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン

5代目クラウン(1974~1979年)MS80系/90系/100系…ロイヤルサルーングレードを追加し、原点回帰!

クラウンS80型のエクステリアトヨタが名付けた「ピラード・ハードトップ」(サッシュレスドア)を採用した5代目クラウンS80型

先代「クジラ」から落ち着きあるデザインにフルモデルチェンジ。吉永小百合さんを起用して品のある美しさを打ち出す。ピラード・ハードトップを追加し、グレードも最上級ロイヤルサルーンを設定した。型式が複数生まれたのは排ガス規制への対応のため。

クラウン ロイヤルサルーン 諸元表
車両型式 MS-85HQ
全長 4,765mm
全幅 1,690mm
全高 1,440mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,470kg
エンジン型式 4M
エンジン種類 直列6気筒OHC
総排気量 2563cc
最高出力 140PS
全ボディタイプ 2 / 4ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン

6代目クラウン(1979~1983年)S100型…設備が充実し、ターボ車も登場!

クラウンS110型のエクステリア直線を駆使したスタイリッシュなデザインの6代目クラウンS110型

洗練された直線デザインの6代目クラウン。エアコン、パワーシート、デジタルメーターが装備される。トヨタ初ターボエンジン搭載車も後に登場。Bピラーが外からは見えない4ドアピラード・ハードトップは特に若い世代に人気で、このデザインが80年以降の定番に。

クラウン 2800EFI・ロイヤルサルーン 諸元表
車両型式 E-MS112-SENQE
全長 4,860mm
全幅 1,715mm
全高 1,435mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,490kg
エンジン型式 5M-EU
エンジン種類 直列6気筒
総排気量 2759cc
最高出力 145PS
全ボディタイプ 2 / 4ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン

7代目クラウン(1983~1987年)S120系…「いつかはクラウン」の名キャッチフレーズが誕生

クラウンS120型のエクステリア7代目のクラウンS120型は「いつかはクラウン」の名キャッチとともに登場

バブル前夜の日本で「いつかはクラウン」の名キャッチを生み出す。走行性能や静寂性が更に磨かれ、高級車としの地位を揺るぎないものに。スーパーチャージャーエンジンを日本で初搭載など時代の先を走るのがクラウンだった。スポーティーグレード「アスリート」も登場。

クラウン 2800EFI DOHC・ロイヤルサルーン 諸元表
車両型式 E-MS123-SESQF
全長 4,860mm
全幅 1,720mm
全高 1,435mm
ホイールベース 2,720mm
車両重量 1,480kg
エンジン型式 5M-GEU
エンジン種類 水冷直列6気筒DOHC
総排気量 2759cc
最高出力 175PS
全ボディタイプ 4ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン

8代目クラウン(1987~1999年)S130系…歴代最高の販売台数を誇り、傑作と名高い人気モデル

クラウンS130型のエクステリア8代目クラウンS130型は23万台の記録的な販売台数を達成した名車

バブル景気でクラウンの販売台数がカローラを上回る月もあったほど。1990年は過去最高の販売台数23万台を達成。単に好景気だから売れたのではなく、V型8気筒4リッターエンジンを搭載したりと、挑戦的で最先端のモデルだった。

クラウン3000EFI DOHC・ロイヤルサルーン 諸元表
車両型式 E-MS135-AESQF
全長 4,860mm
全幅 1,720mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,590kg
エンジン型式 7M-GE
エンジン種類 水冷直列6気筒OHC
総排気量 2954cc
最高出力 190PS
全ボディタイプ 4ドアハードトップ
4ドアセダン
ステーションワゴン
ライトバン

9代目クラウン(1991~1995年)S140系…不況でもクラウンマジェスタを登場させ意欲的に開発を続ける

クラウンS140型のエクステリア9代目クラウンS140型はタクシーでよく見かけるクラウンコンフォートを初めて設定

不況の中でも開発を続け、後部座席の快適性を向上。ハードトップ系は全3ナンバーとなり、社用車需要の多いセダンのみ5ナンバーを残す。タクシー向け商用車モデルとしてクラウンコンフォートを新設し、クラウンの最上級モデルとなるマジェスタも同時期に産み出した。

クラウン3000EFI DOHC・ロイヤルサルーンG 諸元表
車両型式 E-JZS135-AESUF
全長 4,860mm
全幅 1,720mm
全高 1,440mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,680kg
エンジン型式 2JZ-GE
エンジン種類 水冷直列6気筒DOHC
総排気量 2997cc
最高出力 230PS
全ボディタイプ 4ドアハードトップ

10代目クラウン(1995年~2001年)S150系…車の「安全性」というテーマを本格追求

クラウンS150型のエクステリア10代目クラウンS150型は初めて4WDを設定し安全性を高めたモデル

フルモノコックボディに変更し、先代から100キロ以上の軽量化に成功。運動性能をアピールし、クラウン初4WDも登場した。衝突安全ボディ、エアバック、ブレーキアシストなどの安全装備が搭載される。現代まで通じる「安全性」への追求がより本格化した。

ロイヤルサルーンG 諸元表
車両型式 E-JZS155-AEPUF
全長 4,840mm
全幅 1,710mm
全高 1,450mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,530kg
エンジン型式 2JZ-GE
エンジン種類 水冷直列6気筒DOHC
総排気量 2997cc
最高出力 220PS
全ボディタイプ 4ドアハードトップ

11代目クラウン(1999~2007年)S170系…アスリートモデルを復活し若者にもアピール

クラウンS170型のエクステリア11代目クラウンS170型でアスリートを復活してマイルドハイブリッドモデルも設定

ピラード・ハードトップは消滅。新たな購買層(主に若者)の開拓を目指し、スポーティーなアスリートモデルを復活。ターボ車もラインナップに加え、最上級モデルでは280馬力を実現。一方でマイルドハイブリッドを世界初搭載など、トヨタらしい環境性能も備えた。

3000D-4 ロイヤルサルーン 諸元表
車両型式 GH-JZS175-AEAQH
全長 4,820mm
全幅 1,765mm
全高 1,455mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,570kg
エンジン型式 2JZ-FSE
エンジン種類 水冷直列6気筒DOHC
総排気量 2997cc
最高出力 220PS
全ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアステーションワゴン

12代目クラウン(2003~2008年)S180系…保守的なイメージを脱する「ゼロクラウン」誕生!

クラウンS180型のエクステリア12代目クラウンS180型でイメージを一新するゼロクラウンを生み出す

通称ゼロクラウン。「おじさんが乗っている車」というイメージを脱却できなかったクラウンだが、スポーティーで流麗なデザインにイメチェンし、エンジンもV型6気筒GRに一新。中古での人気も高く、カスタム車のベースにもされやすい。

3.0 ロイヤルサルーンG 諸元表
車両型式 UA-GRS182-AETUH
全長 4,840mm
全幅 1,780mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,610kg
乗車定員 5名
エンジン型式 3GR-FSE
エンジン種類 V型6気筒DOHC
総排気量 2994cc
最高出力 256PS
全ボディタイプ 4ドアセダン

13代目クラウン(2008~2012年)S200系…「疲れにくいクルマ」を目指し改良を続ける

クラウンS200型のエクステリア13代目クラウンS200型はプリウスから搭載されたハイブリッドエンジンを初めて追加

ゼロクラウンの成功により、更にシャープでスタイリッシュなデザインに変更。初追加されたハイブリッド車はクラウン全体の15%ほどを占める販売台数に。持ち味である快適性を高めるため、運転者のストレス実験などを積極的に行い、疲れにくいクルマを目指した。

3.0ロイヤルサルーンG 諸元表
車両型式 DBA-GRS202-AETQH
全長 4,870mm
全幅 1,795mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,600kg
乗車定員 5名
エンジン型式 3GR-FSE
エンジン種類 V型6気筒DOHC
総排気量 2994cc
最高出力 256PS
全ボディタイプ 4ドアセダン

14代目クラウン(2012~2018年)S210系…ピンクのクラウンを生産して世間をアッと驚かす

クラウンS220型のエクステリアフロントフェイスの王冠がより一層目立つエクステリアの14代クラウンS220型 広告効果を狙って企業等の購入が多かったとされるピンクのクラウンも登場

ロイヤルとアスリートシリーズがあり、ハイブリッドは両車に設定される。燃費性23.2km/Lと燃費が大幅向上し、自動ブレーキなどの安全装備を搭載。ボディカラーがピンクで「どこでもドア」をイメージした特別仕様車ピンクラを発表会で登場させて度肝を抜く。

2WD・ロイヤルサルーンG 諸元表
車両型式 DBA-GRS210-AETUH
全長 4,895mm
全幅 1,800mm
全高 1,460mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,590kg
乗車定員 5
エンジン型式 4GR-FSE
エンジン種類 V型6気筒DOHC
総排気量 2499cc
最高出力 203PS
全ボディタイプ 4ドアセダン

15代目クラウン(2018年~)S220系…フルモデルチェンジで新しい高級セダンの形に挑戦!

15代目クラウン S220 2.5RS HYBRID  ADVANCE FOURのフロントビュー15代目クラウン S220 2.5RS HYBRID ADVANCE FOUR

15代目クラウン S220 3.5 HYBRID G-EXECTIVEのフロントビューセダンというよりクーペに近いスタイルがかっこいい15代目クラウンS220型

新プラットフォームTNGAを採用し、車両性能を大幅向上させた15代目クラウン。アスリート、ロイヤル、マジェスタが統合され、すべてが別グレード名となった。コネクティッドカーとしてオペレーターとは24時間繋がり、レストラン予約などの要望にも応えてくれる。

2.0RS Advance 諸元表
車両型式 6AA-GWS224-AEXAB
全長 4,910mm
全幅 1,800mm
全高 1,455mm
ホイールベース 2,9200mm
車両重量 1,870kg
乗車定員 5名
エンジン型式 8GR-FXS
エンジン種類 V型6気筒
総排気量 3456cc
最高出力 299PS
全ボディタイプ 4ドアセダン

16代目クラウン(2022年~)…4種のボディタイプで新時代を切り開く革新的モデル

  • クラウンクロスオーバーのエクステリアクラウンシリーズ第一弾のクラウンクロスオーバー
  • クラウンスポーツのエクステリア走りを極めたクラウンスポーツ
  • クラウンセダンのエクステリアクラウンの正統後継モデルのクラウンセダン
  • クラウンエステートのエクステリア北米ではクラウンシグニアの名称で販売するクラウンエステート

16代目クラウンは2022年から発売。
16代目クラウンはSUV人気に押され販売台数が落ち込む中、クラウンブランドを存続されるべく15代目までのクラウンの常識を破り、セダン・クロスオーバー・スポーツ・エステートの4種類のボディタイプを発売する大改革を実施。

パワートレインはガソリンエンジンとハイブリッド、セダンにはFCEV(燃料電池)、スポーツにPHEV(プラグインハイブリッド)を搭載するなど様々な選択肢を用意。今後はピュアEVを投入する可能性も。
また16代目クラウンからは海外でも販売する世界戦略車になりました。

クラウンは伝統と革新を融合する高級セダンとして歴史を刻む

クラウン歴代車種

2018年フルモデルチェンジの15代目クラウンは、人気モデルは納車まで3~4カ月待ち、月間計画の6.7倍という売上を記録しました。ミニバンやクロスオーバーSUVなどが人気を集める昨今は国産セダンの売上は芳しくないのが通例ですが、クラウンの人気やブランド力は「やはり特別」という印象です。

クラウンが日本を代表する高級セダンであることは間違いありません。オーナー層の高齢化という問題を抱えていますが、新規ユーザーの獲得のためにも、トヨタは今後も意欲的に挑戦を続けるでしょう。
1955年の登場時に、驚きと感動をもって日本人に迎えられたクラウン。より楽しく安全なカーライフのために、これからも時代の先を走っていく姿が想像できます。