SUVが人気な理由!売れ筋になるSUVをランキング
トヨタが2016年12月にC-HRを新たにラインナップ、2017年はハリアーやエクストレイルがマイナーチェンジ、2018年はフォレスターやジムニーがフルモデルチェンジしました。2019年にはトヨタ新型RAV4が堂々の日本復活を果たしました。
日本国内ではレクサスUX、海外ではカリナンやウルスやステルヴィオなど様々が新型車を投入し競争が激化するSUV市場。
SUV(Sports:スポーツ、Utility:実用的、Vehicle:乗り物、の頭文字)は、以前では、タイヤが大きくて、車高が高くて、燃費が悪くて、男性的、アウトドアに出かける際に役に立つ車というイメージが強かったです。
しかし最近では、コンパクトタイプで低燃費のSUV、高級感がただようスタイリッシュなSUVがユーザーの心をつかんでSUV市場は賑わいを見せています。
SUVがなぜここまで人気なのかを紹介するとともに、売れ筋ランキングを紹介します!
人気になるSUVを11車種をランキング
SUV人気車種ランキングのトレンドを紹介します。今後順位変動があり得るのかを予測するのも、楽しみの一つですよね。
一番勢いのあるコンパクトSUVやRVに寄せた本格クロスオーバー、3列シートのミニバンに替わるSUVなど様々な種類の中から人気のSUVをランキングしました。
【第1位】トヨタ C-HRはコンパクトSUV市場で圧倒的な人気
昨年、2016年の12月に販売されたトヨタのC-HRは、2018年も自動車業界の注目の的です。これまで、あったようでなかった近未来的な流線形のデザインなみならず、全てのランプのLED化、車線変更時や駐車する時の安全サポートシステム、オフロードのデコボコ面に応じて、車体の触れ幅を安定させる技術の導入も話題を集めました。
日本自動車販売協会連合会の調べによると、1月と2月の新車販売台数は13,120台で、2位のヴェゼルの9,298台と比べると圧倒的な売れゆきです。
運転されている方にインタビューをしたところ、ソファーの座り心地がよくて、長距離運転がしやすい。シフトレバーにもこだわりがある。空調設備など操作が簡単で機能的である。またトランクルームが広々としていととのことからドライブが楽しみになる車です。
【第2位】ホンダ ヴェゼルは広い室内と低燃費が魅力
ホンダのヴェゼルは、国内のSUV市場において3年連続NO1の販売台数を誇るコンパクトタイプのSUVです。コンパクトタイプといっても、沢山の荷物を積める広々としたトランクルーム、窮屈さを感じさせない各座席が快適ドライブを演出してくれます。新ハイブリッド技術である「SPORT HYBRID i-DCD」の導入で実現できる低燃費でも、実現されるパワフルな走行は、アウトドア志向の方からも人気を集める理由です。
運転時にドライバーをナビしてくれる次世代型システム、スマホに保存されている音楽を車内のオーディオを設備でも聴ける機能は、若い世代に受けています。
SUV市場ではヴェゼルがC-HRからトップの座を奪いとるのかが、注目されています。
【第3位】トヨタ ハリアーは元祖ラグジュアリーSUVとして人気は健在
ハリアーは、2017年6月にビッグマイナーチェンジして、ターボエンジンの搭載や最新の安全システムの導入が行われています。以前は、同一車種であってもトヨタが販売すれば「ハリアー」、レクサスが販売すれば「レクサスRX」として展開されていました。2013年に3代目のハリアーでフルモデルチェンジが行われた際に、レクサスRXとの差別化が行われ、両車は独自路線をとるようになりました。
ハリアーは、レクサスブランドが持つ、高級車路線は受け継ぎ、外装だけでなく内装にもこだわり抜いてプレミアムな乗り心地を体感させてくれるSUVです。
また、事前に危険を察知し衝突のリスクを低減させるセーフティステム、万が一の時に備えたエアバックッシステムを搭載するなどの安全性と追及した路線が実を結び、安全性総合評価の最高ランクのファイブスター賞を受賞しました。最高クラスの安全性は、街中運転だけでなく、オフロード走行時でもドライバーや同乗者の心の安心につながります。
【第4位】日産 エクストレイルはアウトドア派から支持されるアクティブSUV
日産のエクストレイルは、ウィンタースポーツを楽しむ方に人気のSUVです。雪道でのスリップのリスクは、ドライバーの思い描くコーナリングをコンピュータ制御でサポートするヨーモーメントコントロール、滑りかけているタイヤにブレーキをかけるLSDなどの技術力で減らす事ができます。
シートや、荷物を置くスペースにも防水加工をしているのも、スキーやスノーボード好きの人達から支持を集めている理由です。
スキー場に向かうだけではなくて、街中走行もしやすいので車であるとの評価が高いので、SUVの販売台数において、常にランキングの上位に位置しています。
【第5位】マツダ CX-5はディーゼルモデルでは圧倒的な人気車種
SUVの発祥の地はアメリカです。そのため、日本のメーカーが製造・販売しているSUVの車種には、アメ車の影響を受けていると思われる車が多数あります。しかし、マツダのCXシリーズは、外装及び内装にヨーロッパ車の雰囲気が漂っているため話題となり、人気車となりました。2017年2月にフルモデルチェンジが行われたCX-5は今後ランキングの上位に食い込む実力を持っています。
CX-5は、スマート・ブレーキ・システムを取り入れているため、ブレーキ時の衝撃を抑えることができます。また、急カーブ時でも車体がふらつかない安定走行が可能なので、同乗者にとっても安心の車です。その他にも安全運転につながるサポート機能が満載なので、福祉車両としての利便性が高く、福祉の業界からのニーズが高まっています。
【第6位】スバル フォレスターはシンメトリカルAWDを搭載する走破性の高いSUV
モデルチェンジする度に、ユーザーの満足度を高め、ファン層を拡大しているスバルのフォレスターは、2018年にフルモデルチェンジを行いました。
モデルチェンジが行われても、高い車高から見渡せる運転中の風景、低重心の安定走行、アイサイトがサポートしてくれる安全性、運転中に音楽も堪能できるオーディオシステムは、変わらずに進化しています。
フルモデルチェンジ後のパワートレインはターボモデルを廃止してスバルが満を持して投入する「e-BOXER」というマイルドハイブリッドシステムを搭載したグレードを投入します。走りとエコ性能を追求したい方におすすめのSUVがフォレスターです。
【第7位】スズキ クロスビーは可愛さとアクティブさで女性にも人気のSUV
発表前はハスラーの大型版「ハスラーワイド」と言われていたクロスビーですが、実際にはエクステリアこそ似ているものの、内装や走行性能が格段に強化されたSUVになりました。
ハスラーは性別、年齢を問わず、可愛くてお洒落なSUV軽自動車としてデビューして大ヒットしました。 クロスビーはハスラーのサイズを大型化して、スズキ自慢の1.0L ブースタージェットエンジン+マイルドハイブリッドを搭載したパワフルなモデルです。 ハスラーとは一味違う走る喜びも感じられるSUVです。
【第8位】トヨタ RAV4は2019年に世界の車市場を席捲する可能性のある人気SUV
1994年から日本でも販売されていましたが2016年に販売終了して、その後は北米(アメリカ)に主戦場を移したトヨタのRAV4が2019年に日本市場へ復活しました。2018年のニューヨークモーターショーで5代目モデルを発表して世界中で期待が高まっているSUVです。
RAV4は世界一売れているSUVとして有名で、4代目モデルは北米市場でSUV販売台数1位を達成しています。日本へ再上陸した新型RAV4は、カムリに搭載されているハイブリッドモデルも追加しています。
【第9位】ホンダ CR-Vは3列7人乗りモデルを設定して日本復活したSUV
2016年まで販売されていたホンダのミドルクラスSUVのCR-Vですが、コンパクトSUVのヴェゼルに吸収される形で販売終了しました。その後モデルチェンジを行い海外専売車として販売されていましたが、2018年に日本市場へ再上陸しました。
注目されているは3列7人乗り仕様を用意すること、スポーツハイブリッドのi MMDをホンダのSUVで初めて搭載することです。3列7人乗りSUVはマツダのCX-8が採用して大ヒットしていることから日本市場にマッチした仕様だと考えます。
【第10位】三菱 エクリプスクロスは走破性が高くダイナミックなエクステリアが人気
三菱が4年ぶりに販売するSUVがエクリプスクロスです。
久々の新型車ということで販売前から大きな注目を集めた新型SUVで、三菱の名車エクリプスの名を受け継ぐということでも話題になりました。
日本市場だけではなく世界中で販売する世界戦略車でもあるため、三菱の技術の粋を集めた次世代の装備を搭載し安全対策も万全です。
エクステリアはデザインアイコンのダイナミックシールドを採用し迫力あるフロントマスクに仕上がっています。
インテリアにはオーディオなどを手元を見ずに操作できるタッチパッドコントローラーを採用しています。
三菱はパジェロやランサーで鍛えた足回りに定評があり、新型エクリプスクロスにもその技術をふんだんに取り入れています。
街乗りだけでなく悪路走破性も高いのがエクリプスクロスの特徴です。
【第11位】ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズはSUVの裾野を広げる新型モデル
2019年11月5日にデビューしたダイハツ・ロッキーとOEMモデルのトヨタ・ライズ。
小さいながらもSUVらしいエクステリアに、1.0LガソリンターボエンジンにD-CVTを組み合わせてキビキビとした走りと燃費の良さを両立しており、SUV好き注目の1台です。
また、ロッキーとライズは、今までSUVに乗ったことのない人が初めて乗るSUVとしてもおすすめで、国内SUVブームをますます盛り上げる可能性を秘めています。
全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmの5ナンバーSUVながら、荷室容量369Lはクラストップレベル。新プラットフォーム「DNGA」により高い走行安定性と乗り心地を確保しており、大人5人が快適に過ごせるパッケージングを実現しています。
予防安全機能「次世代スマートアシスト」を搭載しており、スマホアプリとの連携も可能。4WD仕様でも価格200万前後で購入できるので、人気車となると予想されます。
SUVが人気を集めている理由はかっこいいデザインで存在感があること
日本自動車販売協会連合会が公表している2018年の1月、2月の新車の販売台数ランキングのトップ20のうち、SUVの車種は「C-HR」「ヴェゼル」「ハリアー」などがランクインしています。以前と比べれば、ここ数年の新車の販売台数のランキングおいて、SUV車の占める割合は高くなっています。
ふと街の中を走行する車を見渡すと、SUV車が増えてきているなと実感しますよね。なぜ、SUVは人気なのでしょうか?
そこには、クロスオーバーSUVの登場が関わっています。クロスオーバーSUVとは、従来のSUVの特徴である「オフロード(舗装されていない道路)の走行に優れている」に、
- 軽四タイプ車の燃費の良さや女子ウケする可愛らしいデザイン
- スポーツカーのスタイリッシュなデザイン
- 高級車の街中運転で映えるラグジュアリーな存在感
など他の型の特徴を融合させた車です。
各メーカーがSUVのニーズを広げようと、ハスラーなどの女子ウケするデザインの軽四タイプのSUV、ラグジュアリーな雰囲気が漂うレクサスNXといった従来のイメージとは違う、車種をこぞって販売しました。それら新しいタイプのSUVが、ユーザーの購買意欲を刺激したのが、人気が高まった理由です。
SUVの種類は4つに分類
SUVは、次の4種類に大きく分けられます。種類別の特徴やどんな車種が含まれているのかを紹介します。
1.アウトドアタイプ
特徴:オフロード走行時に、抜群の安定度と爽快感が味わえる本格的なSUV
車種:トヨタランドクルーザー、三菱パジェロ、シープグランドチェロキーなど
2.コンパクトタイプは街乗りにも便利なSUV
特徴:燃費が良くて、車体がコンパクト、スタイリッシュで若者受けするデザイン
車種:ホンダヴェゼル、日産ジューク、スバルXV、マツダCX-5など
3.クールタイプはセンスが高く可愛いSUV
特徴:デザイン・フォルムが可愛らしく、運転しやすくサポートシステムも満載
車種:スズキハスラー、スズキスイフト、ダイハツキャストなど
4.ラグジュアリータイプは内外装が豪華で満足度が高いSUV
特徴:外装や内装に高級感があふれ、機能性も優れていて街中走行で映える
車種:レクサスNX、ベントレーベンテイガ、ベンツG-Classなど
SUV種類別の人気車種
2018年1、2月期の新車販売台数においては、ランクインしなかったですが、根強い人気を誇る種類別の人気車種を紹介します。
【1.アウトドアタイプ】三菱パジェロは走破性が高くアウトドアユーザーに人気
SUVといえば、やっぱりアウトドア仕様に特化した車だ!という方にお勧めなのが、三菱のパジェロです。
国産のSUVとして、長い歴史をもつパジェロには古くからの愛着を持たれている方が沢山います。パジェロに乗って家族で楽しんだキャンプが忘れられない思い出という方は少なくありません。
そんな思い出を、自分の子ども達にも体験してもらうため、目的の場所までパジェロで向かいましょう。オフロード走行に特化しているパジェロには、事故を未然に回避する新技術も取り入れているので、安全性にも優れています。
【2.コンパクトタイプ】日産ジュークは個性的なエクステリアで取り回しも抜群のSUV
日産のジュークは、コンパクトタイプのSUVで、道幅が狭い道路でも小回りが効いて運転のしやすさでも評判の車です。
最大の特徴は、個性を感じさせる独特のフォルムと、車体の色やパーツを自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできることです。自分でカスタマイズできるので、車に対して愛着が沸いてしまうと、ユーザーは思ってしまうそうです。
【3.クールタイプ】スズキハスラーは男女問わずハイセンスをアピールできるSUV
SUZUKIのハスラーは、休日は山ガール、釣りガール、キャンプ女子となるアウトドア志向の女性に人気の車種です。
従来のSUVは、ワイルドでモノトーンなカラーが印象的でしたので、ハスラーのカラフルでPOPなデザインは印象的で、これまで車を購入する際に、SUVは選択肢に入れていなかった女子たちの心を動かしました。
Sエネチャージを搭載することにより、燃費の良さを実現。危険を察知したら自動ブレーキ、車線からズレたら警告するシステムで高い安全性を実現。また、アウトドアの目的に合わせて、アクセサリーを購入できてカスタムチェンジできるのも人気の理由です。
【4.ラグジュアリータイプ】レクサスNXは満足度が高く高級車の中でもトップクラスの人気をもつSUV
NXは、高級車の部門の顧客満足度において10年連続No.1を誇るレスクスのコンパクトタイプのSUVです。
圧倒的な存在感を示す洗練されたデザイン、メタリックな外装は街中運転する際には、注目を集めます。また、内装にもこだわり抜いていて、ハンドルやインパネ、アクセルペダル、シート全てにおいて高級車のイメージを裏切りません。
街中走行をメインに考えている方には、燃費の面で優れているハイブリッドモデルを、オフロードでの走行も楽しみたい方にはターボエンジン搭載モデルをお勧めします。
新たなSUVが続々登場しブームが過熱
ドイツの有名自動車メーカーのアウディが、今後5年から10年の間で販売する車の約半数がSUVになると発表しました。
すでに北米市場では新車販売台数の半数がSUVが占めているため、SUVブームは今後も変わらず続くと見られています。