クロスビーのボディサイズなどをハスラーと比較して紹介
東京モーターショー2017で世界初公開されたスズキのクロスオーバーSUV「XBEE(クロスビー)」は、そのエクステリアがハスラーにあまりにも似ていたことから、ハスラーのワイド版と言われていました。
ハスラーはSUVに軽自動車の魅力を組み合わせた車であるのに対し、クロスビーはSUVにワゴンの室内スペースの広さや収納力を組み合わせた車です。ワゴンの収納力とSUVの走行性能が融合するクロスビーは、普通車であるためハスラーよりも高出力エンジンを搭載することができます。
2017年12月25日に発売されたハスラーのワイド版とも言える「クロスビー」は、2025年10月にビッグマイナーチェンジを実施しました。パワートレインが一新(1.0Lターボ+6速ATから1.2L自然吸気+CVTへ変更)され、安全装備や内外装も大幅に刷新されています。なお写真は発売当初のモデルです。
クロスビーのエクステリアやインテリアなどの魅力をハスラーとの比較を交えながら紹介します。
クロスビーのエクステリア

スズキのSUVクロスビーは、東京モーターショー2017で初披露された際にハスラーと類似性の多いエクステリアに話題が集まりました。ここではクロスビーのエクステリアの特徴を紹介しながら、ハスラーとどういった点で似ていて、どういう点で異なっているかを比較します。
フロントビュー
クロスビーでもハスラーが採用する丸みを帯びたキャッチーなデザインのヘッドライトとフォグランプを採用しています。横幅のある台形スタイルのフロントグリルは、クロスビーではワイド化され迫力を増しています。2025年のビッグマイナーチェンジでは「角を丸めた四角」モチーフのデザインに刷新され、SUVらしい力強さをさらに強調したフロントマスクになっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ヘッドライト | 丸みを帯びたキャッチーなデザインで親しみやすさと存在感を両立。2025年モデルはスクエア基調に刷新 |
| フォグランプ | ヘッドライトと統一感のあるデザインで視認性とデザイン性を両立 |
| フロントグリル | 横幅のある台形スタイルをワイド化し、迫力を強調 |
サイドビュー

クロスビーではハスラーとは異なりサイドウインドウがリア部まで連なっています。そうすることで後部方向の死角が少なくなり視認性が高まります。ドアノブにはメッキ加飾を施すことでハスラーよりも高級なイメージが加わります。
ハスラーのサイドガーニッシュはさほど主張しないのに対して、クロスビーでは選択したボディカラーによってはインパクトの度合いが大きくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイドウインドウ | リア部まで連続しており、後方視界の死角を減らし安全性を向上 |
| ドアノブ | メッキ加飾により高級感を演出。ハスラーよりも上質な印象 |
| サイドガーニッシュ | 選択するボディカラーに応じて存在感が増し、デザイン上のインパクトを強調 |
リヤビュー

ハスラーのリア部ではシンプルな箱型デザインを採用しているのに対して、クロスビーは立体構造で特徴を与えることで躍動感をアップさせています。テールランプの外形は六角形へと変わり、クロスビーではハスラーにはないリフレクターが設置されています。また、クロスビーではリア部にホワイトカラーが目立つクラシカルなデザインが魅力的な、フード・バックドアデカールをアクセサリーで追加設定することが可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リアデザイン | 立体構造を採用し、躍動感のあるデザインに。ハスラーの箱型デザインとは異なる印象 |
| テールランプ | 六角形の形状を採用し、視覚的な特徴を強調 |
| リフレクター | クロスビー専用で設置され、安全性とデザイン性を向上 |
| バックドアデカール | アクセサリーとしてホワイトカラーのクラシカルデザインを追加可能 |
インテリアは冒険心を刺激する遊び心で満載

クロスビーの室内空間は、ワゴン車のような充実した広々スペースです。そのため大人5人が乗車しても窮屈さを感じることはありません。防汚加工を施したラゲッジフロアや大容量ラゲッジアンダーボックスはアウトドアシーンで大活躍します。リヤシートは利用しない時に倒すことでラゲッジスペースを拡張できます。


インテリアのデザインコンセプトは「大人の冒険心を刺激する」です。日常の何気ない運転シーンだって、クロスビーでは冒険の旅へと出かけるようなワクワク感を与えてくれます。2025年のビッグマイナーチェンジ後のモデルでは、革とステッチを模したパネルや二段式センターコンソール(上位グレード)が採用され、小型車らしい上質感が加わっています。

光が反射するとクロスビーのアイコンが表れる「マルチインフォメーションディスプレイ」など、冒険心を刺激する室内装備も備わっています。

シート側面にはビビッドカラーを採用する遊び心を取り入れることで、運転中のワクワク感を高めてくれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 室内空間 | ワゴン車のように広々としており、大人5人でも窮屈さを感じない |
| ラゲッジ | 防汚加工のフロア、大容量アンダーボックスを装備。リヤシートを倒すとさらに拡張可能 |
| デザインコンセプト | 「大人の冒険心を刺激する」をテーマに運転中のワクワク感を演出 |
| マルチインフォメーションディスプレイ | 光の反射でクロスビーのアイコンが表示される遊び心が魅力 |
| シートデザイン | 側面にビビッドカラーを採用し、運転中の楽しさや冒険心を高める |
クロスビーの4WDは路面状況が変化しても対応

クロスビーの4WDモデルでは、雪道やアイスバーンでの走行をサポートするスノーモード、傾斜のある登り坂でもパワフルな走りを実現するスポーツモードなど、ドライブシーンに適した走行モードを備えています。その他にも、ぬかるんだ泥道で威力を発揮するグリップコントロールや、角度のある下り坂で車速を自動制御するヒルディセントコントロールを搭載しており、変化する路面状況への対応力を高めています。
2025年のビッグマイナーチェンジでは、従来4WD車のみだったこれらのドライブモードが一部の2WD車にも拡大採用され、さらにコーナリング時の膨らみを抑える「アクティブコーナリングサポート」も新たに追加されました。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| スノーモード | 雪道やアイスバーンでの走行をサポートし安全性を向上 |
| スポーツモード | 傾斜のある登り坂でもパワフルな走りを実現 |
| グリップコントロール | ぬかるんだ泥道などでタイヤの空転を抑え安定した走行をサポート |
| ヒルディセントコントロール | 角度のある下り坂で自動的に車速を制御し安心して降坂可能 |
| アクティブコーナリングサポート | 2025年モデルで新採用。コーナリング時の膨らみを抑制 |
クロスビーのパワートレイン

発売当初のクロスビーには、軽自動車の660cc制限を超える1.0L直噴ターボエンジン「BOOSTER JET ENGINE(ブースタージェットエンジン)」とマイルドハイブリッドを組み合わせた6速ATを搭載していました。2025年10月のビッグマイナーチェンジにより、エンジンは1.2L直列3気筒自然吸気エンジン(Z12E型)に変更され、トランスミッションもCVTに刷新されています。燃費性能が大幅に向上し、スイフトやソリオと共通の信頼性の高いユニットを採用しています。以下の表は発売当初(旧型)の参考スペックです。
| クロスビー(発売当初) | ハスラー | |||
|---|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
| エンジン型 | 直列3気筒1.0L 直噴ターボ(K10C型) | 直列3気筒 660cc | ||
| 最高出力 | 75kW/5,500rpm | 47kW/6,000rpm | ||
| 最大トルク | 150Nm/1,700-4,500rpm | 95Nm/3,000rpm | ||
| 燃費 | 22.0km/L | 20.6km/L | 27.8km/L | 26.2km/L |
| トランスミッション | 6速AT | CVT | ||
| 乗車定員 | 5名 | 4名 | ||
マイルドハイブリッドシステム
クロスビーには発売当初からISG(モーター機能付発電機)をエンジンに組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載していました。車が減速する際に発生するエネルギーを電力として回収し専用バッテリーに蓄え、加速時にエンジンをアシストして燃費を向上させる仕組みです。2025年モデルでは1.2L自然吸気エンジン+CVTとの組み合わせにより、このシステムがさらに洗練され燃費性能が大幅に向上しています。
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| ISG(発電機) | モーター機能付き発電機をエンジンに組み合わせ、効率的に発電 |
| 回生エネルギー活用 | 減速時に発生するエネルギーを回収し、専用バッテリーに蓄電 |
| 加速アシスト | 蓄えた電力を加速時にエンジン補助として使用し燃費向上に貢献 |
ボディカラーは多彩なカラーコーディネートから選択可能
クロスビーのボディカラーは、ルーフとサイドガーニッシュで変化を加える3トーンコーディネート、ハスラーで好評だったルーフ部で変化を加える2トーンルーフ、モノトーンの3タイプを展開しています。以下の画像は発売当初のカラーラインナップです(現在のラインナップとは異なります)。2025年モデルでは「ミスティックブルーメタリック」などの新色が追加され、より個性的なカラー展開になっています。
3トーンコーディネート
ミネラルグレーメタリック3トーンコーディネート(C7S)
スーパーブラックパール3トーンコーディネート(DCD)
2トーンルーフ
ラッシュイエローメタリック ブラック2トーンルーフ(C7B)
キャラバンアイボリーパールメタリック×ホワイト2トーンルーフ(C7G)
クラッシーブラウンメタリック×ホワイト2トーンルーフ(CH2)
スピーディーブルーメタリック×ブラック2トーンルーフ(C7R)
ファーベントレッド×ブラックルーフ2トーンルーフ(CFH)
フレイムオレンジパールメタリック×ブラック2トーンルーフ(CFK)
モノトーンカラー
ミネラルグレーメタリック(ZMW)
スーパーブラックパール(ZMV)
ピュアホワイトパール(ZVR)
クロスビーのボディサイズをハスラーと比較
クロスビーのボディサイズを、エクステリアやインテリアのデザインに類似性が多いハスラーと比較します。クロスビーの全高は、ハスラーよりも約40mm高く、全幅は約200mm広くなります。全長では約365mm長くなっており、ボディサイズのワイド化に伴って室内スペースが拡張されています。乗車定員もハスラーの4名に対してクロスビーは5名となっており、実用性の差は大きいです。
| クロスビー | ハスラー(現行2代目) | |
|---|---|---|
| 全長 | 3,760mm | 3,395mm |
| 全幅 | 1,670mm | 1,475mm |
| 全高 | 1,705mm | 1,665mm |
| ホイールベース | 2,435mm | 2,425mm |
| 室内長 | 2,173mm | 2,160mm |
| 室内幅 | 1,355mm | 1,295mm |
| 室内高 | 1,280mm | 1,250mm |
| 乗車定員 | 5名 | 4名 |
クロスビーの車両重量は軽量プラットフォームで1,000kg以下を実現
クロスビーの開発にはスズキの新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用しており、軽量化と高剛性を両立しています。その結果、クロスビーの車両重量は2WDモデルでは960kg、4WDモデルでは1,000kgとなっています。1,000kg以下という軽量さは燃費の向上・操舵安定性に直結するため、コンパクトSUV市場での大きなアドバンテージとなっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 採用プラットフォーム | スズキの新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を導入 |
| 車両重量(2WD) | 960kg |
| 車両重量(4WD) | 1,000kg |
| メリット | 軽量化による燃費向上と操舵安定性の向上。コンパクトSUV市場でのアピールポイント |
デュアルセンサーブレーキサポートなど安全装備が充実

クロスビーでは複数のレーダーと単眼カメラで人・先行車・障害物を判別し、衝突の危険性があれば警告音または自動ブレーキを発動させる「デュアルセンサーブレーキサポート」に加え、バック時にも安全機能が発動する「後退時ブレーキサポート」、そして周囲360°の状況を立体的に確認できる「3Dビュー」を装備しています。センサーカメラやレーザーレーダーの発光部はワイパー作動域に設置されているため、雨天や降雪時でも安定して作動します。
2025年のビッグマイナーチェンジでは「デュアルセンサーブレーキサポートII」に強化され、上位グレードには電動パーキングブレーキ(EPB)も標準装備されるなど、安全・利便装備がさらに充実しています。また全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)も全車に標準装備されました。
| 安全装備 | 詳細 |
|---|---|
| デュアルセンサーブレーキサポート(II) | 複数のレーダーと単眼カメラで人・先行車・障害物を判別し衝突の危険がある場合に警告や自動ブレーキを作動。2025年モデルはIIに強化 |
| 後退時ブレーキサポート | バック時にも自動ブレーキが作動し衝突を回避 |
| 3Dビュー | 周囲360°の状況を立体的に確認可能で安全性向上に貢献 |
| アダプティブクルーズコントロール | 全車速追従機能付き。2025年モデルより全車標準装備 |
| 電動パーキングブレーキ(EPB) | 2025年モデルの上位グレードに標準装備 |
| 悪天候時の対応 | カメラやレーダーの発光部がワイパー作動域に設置。雨天・降雪時でも機能 |
クロスビーのカスタムモデル

東京モーターショー2017に出展されたクロスビーのカスタムモデル「クロスビー・アウトドア・アドベンチャー」「クロスビー・ストリート・アドベンチャー」は、そのデザインやコンセプトの完成度の高さから話題を集めました。いずれも正式な市販化はされていませんが、クロスビーの世界観を拡張するコンセプトとして今なお参照されるモデルです。
クロスビー・アウトドア・アドベンチャー
アウトドア志向の強い大人をメインターゲットとするカスタムモデルです。サイドガーニッシュやコンソールパネルなど内外装の各部に木目調のデザインを採用することで、移ろいゆく景色だけでなく室内からも自然を意識することができます。キャンプや登山など、アウトドアシーンで特に映えるデザインコンセプトです。
クロスビー・ストリート・アドベンチャー
街乗りで自分の個性を発揮したい方々におすすめのカスタムモデルです。ビビッドカラーのイエローをサイドガーニッシュやフロントガーニッシュ、ホイールなどに用いたカラーインパクトは他車にはない魅力で、都市部でも際立つ存在感を発揮します。
| カスタムモデル名 | ターゲット | 特徴 |
|---|---|---|
| クロスビー・アウトドア・アドベンチャー | アウトドア志向の大人 | 内外装の各部に木目調デザインを採用。室内からも自然を意識できるキャンプ向きの仕様 |
| クロスビー・ストリート・アドベンチャー | 街乗りで個性を発揮したい人 | ビビッドカラーのイエローをサイドガーニッシュ、フロントガーニッシュ、ホイールに使用。都市部でも際立つカラーインパクトが魅力 |
クロスビーはハスラーに走りの魅力を加え2025年のビッグマイナーチェンジでさらに進化

2017年12月25日に発売されたクロスビーは、ハスラーにカッコ良さと走りの魅力を加えた車として支持を集めてきました。普通車であるクロスビーにはより高出力なエンジンを搭載できるため走りの魅力が高く、ボディカラーもカッコ良い色が揃っているのが特徴です。
2025年10月のビッグマイナーチェンジでは、エンジンを1.2L自然吸気+CVTに刷新して燃費性能を大幅に改善。全車速追従ACCの全車標準装備、電動パーキングブレーキの上位グレード標準化など、安全・快適装備も現代水準に引き上げられました。ハスラーのエクステリアの魅力を引き継ぎながら、5人乗りの室内空間と実用性を兼ね備えるクロスビーは、ホンダ・WR-VやトヨタC-HRといったライバルが多いコンパクトSUV市場でも存在感を放ち続けています。
























