SUVとクーペを融合させたSUVクーペの人気ランキングTOP10
世界中で人気になっているSUVですが、そのほとんどの車種は一昔前のオフローダーのイメージから脱却し、流麗でデザイン性の高いSUVクーペとして進化しています。
SUVの力強さとクーペのスタイリッシュなルックスを融合したSUVクーペは、セダンと比較すると車内が広いため実用性もあり、走破性も高く、地上高は低めで全高が低いスポーティなスタイリングが世界中で支持され大ブームとなっています。
国産車と外車のおすすめSUVクーペの中から人気車種を紹介、トップ10をランキングしました。
10位 マセラティ レヴァンテS
マセラティはイタリアの自動車メーカー フィアットのプレミアムブランドです。メルセデス・ベンツ・アウディ・BMWのドイツ御三家にも勝るとも劣らない歴史を持ちギブリやクアトロポルテなど、ハイスペックのスポーツセダンをラインナップしているのが特徴です。
レヴァンテSはマセラティのフラッグシップSUVで、V6ターボエンジンを搭載した最高出力は430PSを達成します。
全幅2,160mmは日本の道路では取り回しが大変ですが、唯一無二のプレミアム感を求める方におすすめしたいSUVクーペです。
全長 | 5,000mm |
全幅 | 1,985mm |
全高 | 1,680mm |
総排気量 | 2,979cc |
車両重量 | 2,140kg |
ホイールベース | 3,005mm |
最低地上高 | – |
最小回転半径 | – |
乗車定員 | – |
最高出力 | 430PS |
最大トルク | 580Nm |
燃費 | 10.7km/L |
価格 | 12,918,000円~ |
9位 日産 ジューク 16GT
日本のSUVクーペ市場の元祖と言えるのが日産から販売されているジュークです。
その独特のフロントマスクはクセの強いデザインですが、一度見ると忘れない強烈な個性を感じさせます。2010年の販売からコンスタントに販売台数を稼いでいますが、2017年はモデル末期となることから販売台数が下落傾向となりました。
2018年から2019年にかけてフルモデルチェンジの予定となっているため、国内外から注目が集まっている車種です。
ジュークの魅力は強い個性があるエクステリアだけではなく、原色を採用したカラフルな内装にもあります。
イエロー、レッド、ホワイトの中から自分の好みに合わせたものを選ぶことができるため、オンリーワンの車を求める方におすすめの車種です。
全長 | 4,135mm |
全幅 | 1,765mm |
全高 | 1,565mm |
総排気量 | 1,618cc |
車両重量 | 1,300kg |
ホイールベース | 2,530mm |
最低地上高 | 170mm |
最小回転半径 | 5.3m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 190PS |
最大トルク | 24.5kgm |
燃費 | 14.2km/L |
価格 | 2,426,760円~ |
8位 メルセデス・ベンツ GLE クーペ
ドイツのプレミアムブランド、メルセデス・ベンツのフラッグシップSUVクーペがGLEです。
フラッグシップらしい堂々とした佇まいと、豪華の一言に尽きる高級感溢れる内装が自慢です。ドイツ車の特徴である高速時の安定性や足回りの堅牢さも持ち合わせているため、長時間のクルージングも楽しく快適にこなせます。
快適性、燃費性能、走行性能などドライバーが求める車のセッティングを容易に変更できる6つのドライブモードを搭載、縦列駐車と並列駐車を車が自動で検出しステアリングを操作するアクティブパーキングアシストなど最新の技術を搭載しているのも魅力です。
全長 | 4,905mm |
全幅 | 2,015mm |
全高 | 1,730mm |
総排気量 | 2,986cc |
車両重量 | 2,290kg |
ホイールベース | 2,915mm |
最低地上高 | 205mm |
最小回転半径 | 5.5m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 258PS |
最大トルク | 63.2kgm |
燃費 | 13.3km/L |
価格 | 9,000,000円~ |
7位 マツダ CX-3 XD
マツダのCX-3はコンパクトボディに力強いディーゼルエンジンを搭載したSUVクーペです。
2015年の販売当初はディーゼルモデルのみのラインナップだったため割高感が強く、販売台数は振るいませんでした。
しかし2017年6月2日に海外で展開されていたガソリンモデルが日本でも導入され、勢いを増しています。
マツダの車の特徴とも言える内装の豪華さが特徴で、上質で厚みのあるホワイトレザーを選択できます。質感は国産車の中でもワンランク上で、ガソリンモデルも追加されたため、お買い得感の強い車種になっています。
全長 | 4,275mm |
全幅 | 1,765mm |
全高 | 1,550mm |
総排気量 | 1.498cc |
車両重量 | 1,270kg |
ホイールベース | 2,570mm |
最低地上高 | 160mm |
最小回転半径 | 5.3m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 105PS |
最大トルク | 27.5kgm |
燃費 | 23.0km/L |
価格 | 2,408,400円~ |
6位 ポルシェ カイエン ターボS
ドイツのプレミアムスポーツブランドのポルシェが販売するSUVクーペがカイエンです。
一目でポルシェと分かる丸目のフロントマスクと、後方へなだらかに流れる芸術的な柔らかいシルエットは高級自動車ブランドらしい威厳を感じさせます。
運動性能はSUVクーペ随一で、ニュルブルクリンク北コース7分59秒74のタイムを持っています。FFハッチバック最速タイムを持つホンダのシビック タイプRのタイムが7分43秒80ですが、カイエンの大きなボディサイズを考慮すると驚異的な走行性能を持っているのが分かります。
ポルシェ全体の販売台数はこのカイエンとマカンが約7割を占めていることから、ポルシェのSUVクーペを開発する技術の高さが伺えます。
SUVクーペに本格的な走行性能を求める方におすすめの車種です。
全長 | 4,855mm |
全幅 | 1,939mm |
全高 | 1,700mm |
総排気量 | 4.806cc |
車両重量 | 2,310kg |
ホイールベース | 2,895mm |
最低地上高 | – |
最小回転半径 | – |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 570PS |
最大トルク | 81.6kgm |
燃費 | – |
価格 | 22,730,000円~ |
5位 レクサス NX 300h
日本が世界に誇る高級自動車ブランドがレクサスです。
その中でも最小SUVクーペとしてラインナップしているのがNXです。最小サイズとはいえ、トヨタのハリアーと同じクラスのミドルサイズSUVなので存在感や迫力は十分です。
今までは海外セレブや要人が乗る車はドイツ車などが主流でしたが、近年はレクサスに乗り換える方も増えていることから、海外でも存在感が増してきています。
2017年9月14日のビッグマイナーチェンジを受け安全装備のレクサスセーフティセンス+が全グレードに標準装備、スピンドルグリルも新たな意匠に変更されています。
ピアノブラック加飾を増やしたことにより内装の質感もグレードアップし、一つ車格が上のRXと比較しても見劣りしないほど進化しました。
全長 | 4,640mm |
全幅 | 1,845mm |
全高 | 1,645mm |
総排気量 | 2.493cc |
車両重量 | 1,760kg |
ホイールベース | 2,660mm |
最低地上高 | 170mm |
最小回転半径 | 5.4m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 152PS |
最大トルク | 21.0kgm |
燃費 | 21.0km/L |
価格 | 5,040,000円~ |
4位 ホンダ ヴェゼル ハイブリッド
日産ジュークの誕生から3年後の2013年に登場したのがホンダのヴェゼルです。
販売から3年連続でSUV販売数首位を獲得し日本のSUV市場を席捲したヴェゼルは、同社のコンパクトカー フィットをベースに開発されたセンタータンクレイアウトを採用したことにより広大な室内空間を確保しています。
内外装も質感が高く、JC08モード27.0km/Lを達成する燃費性能の良さも特徴です。
販売から5年が経ち2018年から2019年にかけマイナーチェンジの噂が聞こえるヴェゼルですが、今でも販売台数は好調で、ホンダを支える車種の1つとなっています。
全長 | 4,295mm |
全幅 | 1,770mm |
全高 | 1,605mm |
総排気量 | 1.496cc |
車両重量 | 1,270kg |
ホイールベース | 2,610mm |
最低地上高 | 185mm |
最小回転半径 | 5.3m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 132PS |
最大トルク | 15.9kgm |
燃費 | 27.0km/L |
価格 | 2,270,000円~ |
3位 ランドローバー レンジローバー イヴォーク クーペ
プレミアムSUVを専門に扱うイギリスの自動車ブランドがランドローバーです。
イギリス王室へ納車するほど格式高いブランドが販売するのがSUVクーペのイヴォークです。SUVに乗りたい方が一度は憧れるイヴォークは発売当初受注が追い付かず、中古車が新車価格を上回るほどの人気となりました。
エクステリアは無骨さの中にも繊細さがあり、圧倒的な存在感を放ちます。
クーペグレードでは20インチの大径アルミホイールを装備し、内装には豊富なカラーバリエーションを用意、内外装に通常グレードよりもスポーティな加飾が追加された特別仕様となっています。
全長 | 4,370mm |
全幅 | 1,980mm |
全高 | 1,605mm |
総排気量 | 1,998cc |
車両重量 | 1,752kg |
ホイールベース | 2,660mm |
最低地上高 | 211mm |
最小回転半径 | 5.5m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 240PS |
最大トルク | 340Nm |
燃費 | 10.6km/L |
価格 | 7,405,000円~ |
2位 トヨタ C-HR G
日産、ホンダ、マツダなど国産自動車メーカーがSUVクーペを相次いで発売する中で最後発として販売されたのがトヨタ C-HRです。
2016年12月に販売されたC-HRは発売後1ヶ月で販売目標の5倍にあたる48,000台を受注、納車待ちが半年となるほど大人気の車種になりました。
コンセプトカーがそのまま販売されたような立体的なエクステリア、シーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)をトヨタ車では初めて採用されたことが話題となり、海外での評価も高いSUVクーペです。
全長 | 4,360mm |
全幅 | 1,795mm |
全高 | 1,550mm |
総排気量 | 1.797cc |
車両重量 | 1,440kg |
ホイールベース | 2,640mm |
最低地上高 | 140mm |
最小回転半径 | 5.2m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 98PS |
最大トルク | 14.5kgm |
燃費 | 30.2km/L |
価格 | 2,905,200円~ |
1位 ミニ クロスオーバー SD
外車の販売台数が落ち込む中、販売台数を伸ばしているのがドイツの自動車ブランド ミニです。ミニはドイツ御三家のBMWの傘下でコンパクトカーのミニONEなどを販売しています。
クロスオーバーは2001年から販売され国内外で大ヒット、ミニの年間販売台数の約4割がクロスオーバーとなっています。
ミニ=コンパクトカーのイメージを完全に覆したクロスオーバーは今までミニに乗ったことのない新規ユーザーを取り込み、2017年の上半期には新記録となる世界販売18万台を達成する原動力となりました。
ボディが大きくなっても変わらないキュートなエクステリアは男女問わずマッチし、円をモチーフにした内装には伝統と先進性を感じさせます。
全長 | 4,315mm |
全幅 | 1,820mm |
全高 | 1,595mm |
総排気量 | 1.995cc |
車両重量 | 1,630kg |
ホイールベース | 2,640mm |
最低地上高 | 165mm |
最小回転半径 | 5.4m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 190PS |
最大トルク | 400Nm |
燃費 | 20.8km/L |
価格 | 4,930,000円~ |
SUVクーペの勢いは続く
今回紹介した販売中の国内外のSUVクーペ以外にも、イタリアの老舗自動車メーカーのアルファロメオはニュルブルクリンク北コース最速SUVのステルヴィオを、そしてスーパーカーとして確固たる地位を築くランボルギーニもウルスを2018年に投入します。
プレミアムブランドのリンカーンやジャガーも次々をSUV市場へ参戦していることから、世界的なSUVクーペの流行はこれからも続くでしょう。