レクサスRXのモデルチェンジ情報 2026年9月30日の一部改良でニュルブルクリンク仕込みの走りへ、価格は704万円から
ミドルサイズのラグジュアリークロスオーバーであるレクサスRXは、レクサスブランドを長く支えてきた基幹車種です。現行型は2022年11月18日に登場した5代目で、2023年7月と2025年2月に一部改良を重ねてきました。
そして2026年9月30日、5代目として3度目の一部改良が発表・発売されました。今回の目玉は、レクサスの開発拠点であるToyota Technical Center Shimoyamaに加え、ドイツのニュルブルクリンクで作り込まれたシャシーの熟成です。あわせてデジタルインナーミラーや前後方ドライブレコーダーがRX350h/RX350にも標準化され、価格は26万〜40万円ぶん引き上げられて704万円からとなりました。
さらにその先には、2027年頃とされるビッグマイナーチェンジの観測も流れています。「改良直後の今を買うか、次の大きな節目まで待つか」という判断が求められる局面です。ここでは5代目RXの動きを、最新のものから順に追っていきます。
レクサスRXが2026年9月30日に一部改良 ニュルで鍛えた走りと装備拡充で704万円から
ニュルブルクリンクでシャシーを磨き込んだ2026年一部改良のレクサスRX
レクサスは2026年9月30日、RXの一部改良を発表し、同日からレクサス店を通じて販売を開始しました。5代目RXにとっては3度目の商品改良にあたります。
外観の造形に手は入っておらず、テーマは「走りの質の引き上げ」と「装備の底上げ」の二本立て。見た目で分かる派手さこそありませんが、日常域での手応えと使い勝手を着実に積み上げる、レクサスらしい地道な改良と言えます。
あわせて公表された実績も触れておきましょう。RXは1998年に北米でラグジュアリークロスオーバーSUVの草分けとして送り出され、2005年にはこのクラス初のハイブリッドとなるRX400hを投入しました。2026年8月末までに、およそ95の国と地域で累計約430万台を送り出した計算になります。レクサスの中核を担う一台という位置づけは、今回の改良でも揺らいでいません。
ニュルブルクリンクで作り込んだシャシー AVS・EPS・DRSの制御を最適化
スピンドルボディをはじめ、空気の流れを整える造形が走りの安定感を支える
今回の改良で中心に据えられたのが、シャシーの熟成です。これまでRXは、レクサスの開発拠点であるToyota Technical Center Shimoyama(TTC-S)で操縦安定性と乗り心地を練り上げてきました。今回はその原点にあたる、より過酷な路面を持つドイツのニュルブルクリンクへ舞台を移し、走り込みとチューニングを繰り返しています。
手が入ったのは、AVS(Adaptive Variable Suspension System)の減衰特性、EPS(電動パワーステアリング)、そしてDRS(Dynamic Rear Steering)の制御。対象はDRSを備えるRX500h、RX450h+、RX350hのAWD車です。ドライバーの操作に対して素直で連続性のある挙動を引き出しつつ、荒れた路面でもボディの動きをしなやかに収める方向で仕上げられました。レクサスが掲げる「ドライバーがクルマと対話できる走り」を、さらに一段深めた格好です。
2025年2月の改良でもアブソーバー減衰力やAVS・EPSの制御定数が見直されていましたから、2年続けてのシャシー煮詰めということになります。5代目RXは登場当初、21インチタイヤに起因する足まわりの硬さを指摘する声もありました。そこを開発拠点を変えてまで追い込んできたあたりに、作り手の執念がうかがえます。
なお、走りを支える土台となる空力面でも、メッキ枠を外して塊感を強調したスピンドルボディ、フード前端を持ち上げてライントレース性を高めた造形など、5代目が当初から備える工夫はそのまま。RX500h“F SPORT Performance”では専用の外装意匠によって空気の流れを整え、直進安定性と接地感を引き上げる設計が採られています。
デジタルインナーミラーと前後方ドライブレコーダーをRX350h/RX350にも標準装備
全車のフロントドアガラスにIRカット機能を追加し、快適性を高めたインテリア
装備面では、上位2グレードだけの特権だった機能が下位へ広がりました。これまでRX500hとRX450h+に限られていたデジタルインナーミラーと前後方を記録するドライブレコーダーが、RX350hとRX350にも標準で付くようになっています。
後席に人や荷物を積んでも後方視界が確保できるデジタルインナーミラーと、万一の際に状況を残せるドライブレコーダーは、どちらも「あると分かるが、無いと困る」たぐいの装備です。後付けで揃えると費用も手間もかかるだけに、標準化の恩恵は小さくありません。
インテリアでは、全車のフロントドアガラスにIRカット機能が追加されました。赤外線を抑えることで、日差しの強い時期の腕まわりのジリジリ感が和らぎます。
もうひとつ、地味ながら支持を集めそうなのがブレーキホールド機能の刷新です。イグニッションONの時点で前回の設定状態を引き継ぐスタンバイメモリ機能が、RX500h、RX450h+、RX350hに採用されました。乗り込むたびにスイッチを押し直す動作から解放されるわけで、渋滞や信号の多い街中を走る人ほど効いてくるはずです。長らく要望の声が上がっていた部分だけに、ようやくという印象もあります。
“version L”にホワイトノーヴァガラスフレークを設定 キャリパーはレッド塗装へ変更
エクステリアまわりでは、ボディカラーとブレーキキャリパーに手が入りました。
これまでF SPORT系の専用色だったホワイトノーヴァガラスフレークが、“version L”にも新たに設定されています。同時に、レクサスの定番ホワイトだったソニッククォーツが現行のカラーラインナップから外れており、白系の主役が入れ替わった形です。同じ白でも、ガラスフレークを含むホワイトノーヴァのほうが光の当たり方で表情が変わるぶん、質感の演出には有利と言えるでしょう。
もう一点が、RX500h“F SPORT Performance”とRX350“F SPORT”に用意されるメーカーオプションのブレーキキャリパーです。従来のオレンジからレッド塗装へ改められ、スポーティさの表現がより直球になりました。オレンジはRX500hを識別する記号として定着していただけに、受け止め方は分かれそうです。裏を返せば、オレンジキャリパー仕様は改良前の個体でしか手に入らないことになります。
価格は26万〜40万円上昇 エントリーは704万円に
価格は全グレードで引き上げられました。上げ幅はグレードによって26万円から40万円で、最も手頃なRX350“version L”の2WDが704万円。RXの入口がついに700万円台へ乗ったことになります。
最も大きく動いたのはRX350h“version L”の40万円、次いでRX350“F SPORT”の38万円、RX350“version L”の36万円。一方でRX450h+とRX500hは26万円にとどまりました。もともと装備が手厚かった上位2グレードほど上げ幅が小さく、装備を追加された下位グレードほど大きいという、分かりやすい構図です。
つまり今回の改定は、便乗値上げというより「追加した装備の対価」という色合いが濃い。デジタルインナーミラーとドライブレコーダーを後付けする前提で見積もっていた人にとっては、体感としてほぼ据え置きに近いかもしれません。もっとも、上げ幅が装備の実勢価格と釣り合っているかどうかは、個々の使い方で評価が分かれるところでしょう。
| グレード | パワートレイン | 駆動方式 | 値段 |
|---|---|---|---|
| RX350 version L | 2.4Lガソリンターボ | 2WD(FF) | 7,040,000円(+360,000円) |
| AWD | 7,450,000円(+360,000円) | ||
| RX350 F SPORT | AWD | 7,510,000円(+380,000円) | |
| RX350h version L | 2.5Lハイブリッド | 2WD(FF) | 8,000,000円(+400,000円) |
| AWD | 8,510,000円(+400,000円) | ||
| RX450h+ version L | 2.5Lプラグインハイブリッド | AWD | 9,130,000円(+260,000円) |
| RX500h F SPORT Performance | 2.4Lターボハイブリッド | AWD | 9,290,000円(+260,000円) |
グレード構成は4パワートレイン7仕様 ラインナップの変更はなし
RX500h、RX450h+、RX350h、RX350の4パワートレインを継続設定
今回の一部改良では、グレードの追加も整理もありません。RX500h“F SPORT Performance”、RX450h+“version L”、RX350h“version L”、RX350“version L”/“F SPORT”という構成がそのまま継続されます。駆動方式を含めると7仕様です。
ルーフはパノラマルーフ(チルト&アウタースライド式)がメーカーオプションとして全車に用意され、装着時はルーフレールとの同時装着となります。ホイールは全車21インチで、タイヤは235/50R21 101W、ホイールは21×8J。“version L”はダークプレミアムメタリック塗装、ダークグレーメタリック塗装、ダークグレーメタリック塗装+切削光輝の3種から、RX350“F SPORT”は専用のスーパーグロスブラックメタリック塗装とダークグレーメタリック塗装の2種から選ぶ方式です。
RX500h“F SPORT Performance”は2.4Lターボハイブリッドと6速ATを組み合わせる
最上位のRX500h“F SPORT Performance”は、高トルクな2.4L直4ターボに6速ATを介してフロントモーターを組み合わせ、後輪には高出力のリヤモーターeAxleを配置。接地荷重に応じて前後の駆動力を細かく配分するモーター駆動式AWD「DIRECT4」により、アクセル操作への高い応答性と安定したコーナリングを両立させています。多段ATを用いる構成は、CVTベースのハイブリッドとは異なる明確な変速感が得られる点が持ち味です。
RX450h+“version L”は2.5L PHEVで充電電力使用時走行距離86kmを確保
電動色が最も濃いのがRX450h+“version L”です。2.5L直4のA25A-FXS型にプラグインハイブリッドシステムを組み合わせ、E-Fourによる四輪駆動を採用。充電電力使用時走行距離は86kmを確保しており、日々の通勤や買い物程度ならエンジンをほとんど起こさずに走り切れる計算になります。WLTCモード燃費は18.7km/Lです。
なお車両重量はRX450h+が2,160kgと、RX500hの2,100kgを上回りシリーズ最重量。駆動用電池を多く積むPHEVの宿命ですが、その重さを感じさせない身のこなしが、今回のシャシー改良でどこまで磨かれたかは注目したいポイントです。
| グレード | 駆動方式 | トランスミッション | 全高 | 車両重量 | WLTCモード燃費 |
|---|---|---|---|---|---|
| RX500h “F SPORT Performance” | AWD(DIRECT4) | Direct Shift-6AT | 1,700mm | 2,100kg | 14.2km/L |
| RX450h+ “version L” | E-Four | 電気式無段変速機 | 1,700mm | 2,160kg | 18.7km/L |
| RX350h “version L” | 2WD(FF) | 電気式無段変速機 | 1,700mm | 1,940kg | 20.3km/L |
| E-Four | 電気式無段変速機 | 1,700mm | 2,010kg | 18.7km/L | |
| RX350 “version L” | 2WD(FF) | Direct Shift-8AT | 1,705mm | 1,870kg | 11.8km/L |
| AWD | Direct Shift-8AT | 1,705mm | 1,950kg | 11.2km/L | |
| RX350 “F SPORT” | AWD | Direct Shift-8AT | 1,705mm | 1,950kg | 11.2km/L |
| 共通 | 全長4,890mm/全幅1,920mm/ホイールベース2,850mm/ラゲージ容量612L/乗車定員5名/タイヤ235/50R21 101W/ホイール21×8J | ||||
※パノラマルーフ装着時は30kg、“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム装着時は10kgそれぞれ車両重量が増加します。
2027年のビッグマイナーチェンジの噂 新デザインと新世代ディスプレイを採用か?
9月の一部改良に続く大きな動きとして、2027年頃にビッグマイナーチェンジが控えているという観測が流れています。2026年に入ってから欧州のニュルブルクリンク周辺などでカモフラージュを施した開発車両が目撃されており、これが改良版ではないかと見られてきました。もっとも、今回の一部改良がニュルでのシャシー熟成を掲げた以上、その一部はこの改良のためのテスト車だった可能性も否定できません。
取り沙汰されている内容は次のとおりです。いずれも公式には発表されておらず、推測の域を出ない点はあらかじめお断りしておきます。
次期ビッグマイナーチェンジで取り沙汰されている内容
- 2026年6月11日に発売された新型ESや新型EVのTZに採用された新世代インフォテインメントの展開(助手席側ディスプレイを含む構成)
- グリルとバンパーの意匠変更による、よりシャープで先進的な外観への刷新
- 予防安全装備のアップデート
- ソフトウェア基盤「Arene(アリーン)」の採用によるOTA機能の強化
- RX450h+のPHEVシステムを、新型RAV4に搭載された次世代プラグインハイブリッドへ換装する可能性
- 純ガソリンのRX350を整理し、HEVとPHEVへ集約する可能性
価格については、新世代インフォテインメントの採用などにより15万円程度の上乗せが見込まれています。今回の改良で26万〜40万円上がったうえに、さらに積み増される計算です。
純ガソリン廃止の見立てには、それなりの根拠があります。トヨタのカローラクロスが2025年の改良で純ガソリンを落としたこと、レクサスが2035年に西欧などで新車のCO2を大幅に削減する計画を掲げていること、そしてRXの電動車比率がグローバル累計で50%を超えていること。この3点を重ねると、最廉価のRX350を残す必然性は薄れつつあります。
ただし、今回の改良でRX350が704万円のエントリーとして残された以上、近い将来に姿を消す展開は考えにくい。日本市場ではRX350がRXの入口を担っており、これを失えば入口が800万円へ跳ね上がります。NXとの価格帯の重なりを踏まえると、整理は北米や欧州が先行し、日本は当面据え置かれるという流れも十分あり得ると見ています。
その次にあたる6代目へのフルモデルチェンジは、2027年以降との予想が出ています。専門誌のスクープでは、全長4,950mm前後、パワートレインはPHEVを軸に据える構想が伝えられました。レクサスは2021年の説明会で2035年までのBEV専用ブランド化を掲げましたが、トヨタ自身が2025年5月の決算会見でBEV販売計画の見直しに言及しており、次期RXがBEV専用になるとは考えにくい状況です。なお1997年末に初代(日本名ハリアー)が登場してから、2027年でちょうど30年。この符合に注目する向きもあります。
なおRXは、多くの販売店で新規受注をオーダー枠で管理する状態が続いています。納期はグレードにより3〜6か月程度が目安で、一時期の年単位という状況からは大きく改善しました。次の改良を待つか現行を押さえるかで迷う方は、この受注枠の動きが判断材料のひとつになります。
北米では2026年モデルを2025年8月22日に発表 RX450h+に新グレードとワイヤレス充電の標準化
日本に先行して、北米レクサスは2025年8月22日にRXの2026年モデルを発表しました。変更は3点で、PHEVのRX450h+に装備を絞った「Premium」を追加して選択の幅を広げたこと、ブラック基調の外装やオレンジのブレーキキャリパーを特徴とする「Appearance Package」をF SPORT系にも展開したこと、そしてワイヤレス充電を全モデルへ標準装備したことです。デザインの変更はなく、年次改良としては小幅にとどまりました。
RX450h+ Premiumは、それまでLuxuryのみだったPHEVに手の届きやすい価格帯を用意するもので、120V・240Vの家庭用コンセントからの充電に対応する点もアピールされています。
日本仕様は北米のモデルイヤーと必ずしも歩調を合わせません。2025年2月27日の日本向け一部改良は北米の2025年モデルに相当する内容でしたが、DRSの設定拡大やF SPORT系の内装色ホワイト、静粛性対策など、北米のリリースには明記されなかった独自の作り込みが盛り込まれていました。
今回の2026年9月改良も同様で、ニュルブルクリンクでのシャシー熟成は日本発表ならではのトピックです。皮肉なのは、北米で特徴として打ち出されたオレンジキャリパーが、日本の改良ではレッドへ置き換わった点。同じRXでも、市場ごとに味付けの方向が分かれています。
レクサスRXにMORIZO RRが設定されるという噂 2026年9月時点で公式発表はなし
2025年5月、自動車専門誌のスクープとして、RXにハイパフォーマンスモデル「MORIZO RR」が設定されるのではないかという話が浮上しました。伝えられた内容は、GRヤリスやGRカローラ譲りの1.6L直3ターボを積むLBX MORIZO RRとは異なり、次期GRスープラ/セリカ向けとされる新世代2.0L直4ターボにモーターを組み合わせたPHEVを搭載し、システム総出力600psを狙うというもの。フロントに大開口グリルを与える、という予想も添えられていました。
ただし、そこから1年以上が経過した2026年9月時点でも、トヨタ・レクサスからの公式発表はありません。海外法人によるティザーの類も確認できず、この話は噂の段階にとどまっています。2026年9月30日の一部改良でもグレードの追加はなく、当面は動きがないと見るのが自然でしょう。
背景として、2025年11月にRC Fが生産を終え、レクサスの高性能モデルはRX500h“F SPORT Performance”、IS500“F SPORT Performance”、そしてLBX MORIZO RRという構成になりました。「F」の看板が細っていくなかで、その受け皿をMORIZO RRに求めるという読み筋には説得力があります。一方で、RX500hがすでに“F SPORT Performance”を名乗っている以上、同じ車種に2つのハイパフォーマンス表記を併存させる形は整理が難しく、実現するとすれば次のビッグマイナーチェンジでのグレード体系見直しとセットになるはずです。
レクサスRX 2025年2月27日一部改良 DRSの設定拡大や12.3インチフル液晶メーターの全車標準化
取り回しや高速安定性を向上するDRSの設定を拡大
レクサスは2025年2月27日、RXの一部改良を実施して発売しました。5代目としては2度目の改良にあたり、内容は走り・静粛性・装備の3方向に及びます。
まず走りでは、それまでRX500h専用だったDynamic Rear Steering(DRS)を、RX450h+とRX350hのAWD車にも設定拡大。低速での取り回し性と高速での操縦安定性を高め、Sportモード選択時には同相転舵領域を中速域まで広げて旋回時の応答性も改善しました。アブソーバー減衰力、AVS制御定数、EPS制御定数といったシャシーのセッティングも最適化し、車両の上下挙動を抑えたフラットな乗り心地を狙っています。RX500hは駆動力特性を変更し、低開度域でのアクセルコントロール性と、減速初期の応答性を高めました。
静粛性では、ダッシュインナーサイレンサーの目付量アップ、インストルメントパネルへの吸音材追加でエンジンノイズを低減。さらにリヤドアガラスをアコースティックガラスとし、リヤボディ周りに制振材・吸音材を追加して後席まわりの騒音を抑えています。RX500hではエンジン制御の見直しに加え、ASC(アクティブサウンドコントロール)のチューニングを刷新し、Sportモードで減速時のサウンドを追加しました。
インテリアはフロントコンソール前部に室内イルミネーションを追加して輝度を高め、RX500h“F SPORT Performance”とRX350“F SPORT”には内装色ホワイトを新設定。装備面では液晶メーターを12.3インチフル液晶へ変更して全車標準とし、RX350“F SPORT”には「Lexus Teammate」の「アドバンストパーク(リモート機能付)」を標準装備しました。“version L”系には切削光輝入りの21インチアルミホイールがメーカーオプションで加わっています。
| グレード | エンジン | 駆動方式 | 値段 |
|---|---|---|---|
| RX350 version L | ガソリンターボ | 2WD(FF) | 6,680,000円~ |
| AWD | 7,090,000円~ | ||
| RX350 F SPORT | AWD | 7,130,000円~ | |
| RX350h version L | ハイブリッド | 2WD(FF) | 7,600,000円~ |
| AWD | 8,110,000円~ | ||
| RX450h+ version L | プラグインハイブリッド | AWD | 8,870,000円~ |
| RX500h F SPORT Performance | ターボハイブリッド | AWD | 9,030,000円~ |
この価格は約1年半にわたって据え置かれてきました。原材料費や物流費の上昇が続くなかではよく踏みとどまっていたほうですが、2026年9月30日の一部改良で、装備の底上げとセットにする形でついに動くことになります。
レクサスRXのボディカラーはF SPORT専用色含め全10色 ソニッククォーツに代わりホワイトノーヴァガラスフレークが主役に
2026年9月30日の一部改良でソニッククォーツが外れ、全10色の構成に
2026年9月30日の一部改良にともない、RXのボディカラーは全10色の構成となりました。長く定番ホワイトを担ってきたソニッククォーツがラインナップから外れ、代わってF SPORT系専用だったホワイトノーヴァガラスフレークが“version L”にも設定されています。白系そのものが消えたわけではなく、より質感重視の一色へ集約されたと捉えるのが妥当でしょう。
金属質の表現を狙ったソニックカッパーは全車で選択でき、ヒートブルーコントラストレイヤリングはRX500h“F SPORT Performance”とRX350“F SPORT”の専用色として残ります。この2色はオプションカラーの扱いです。
なお、ソニックチタニウム、レッドマイカクリスタルシャイン、テレーンカーキマイカメタリックは“version L”系、ディープブルーマイカは“version L”系とRX350“F SPORT”という設定になります。詳細な組み合わせはレクサス販売店でご確認ください。
レクサスRXのボディカラー一覧(2026年9月30日一部改良後)
- ホワイトノーヴァガラスフレーク〈083〉(“version L”に新設定)
- ソニッククロム〈1L1〉
- ソニックイリジウム〈1L2〉
- ソニックチタニウム〈1J7〉
- グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉
- レッドマイカクリスタルシャイン〈3R1〉
- ソニックカッパー〈4Y5〉(オプションカラー)
- テレーンカーキマイカメタリック〈6X4〉
- ディープブルーマイカ〈8X5〉
- ヒートブルーコントラストレイヤリング〈8X1〉(F SPORT系専用、オプションカラー)
今回外れたソニッククォーツは、レクサスの多くの車種で長く選ばれてきた色です。中古車市場では流通量の多い色ほど値崩れしにくい傾向がありますから、現行RXのソニッククォーツは「最後の設定年式」として、後々ひとつの目印になるかもしれません。
レクサスRXが2023年7月27日の一部改良でハイブリッドシステム搭載のRX350hを追加ラインナップ
RX350h version Lを新たにグレード追加したレクサスRX
レクサスRXは2022年にフルモデルチェンジしましたが、2023年7月27日の一部改良で、バイポーラ型ニッケル水素電池を採用するハイブリッドシステム(HEV)搭載グレードのRX350hを追加しました。
北米市場では既に設定されていたグレードで、国内ユーザーが待ちに待ったラインナップ追加になりました。発売時に「部品の供給状況を見て投入を目指す」とされていた予告が、8か月あまり遅れて実現した形です。
RX350hは2.5L直4エンジン(A25A-FXS型)とモーターの組み合わせで、2WD(FF)とAWDを設定。AWDには後輪をモーターで駆動するE-Fourを採用し、前後の駆動力配分を100:0~20:80の範囲で制御します。この一部改良ではエクステリア・インテリアの変更はなく、RX350hの新グレード追加のほか、ワイヤレス充電エリアの拡大、アドバンスドリモートパーク(Advance Remote Park)機能の拡充、走行時のアンビエントライトの改良を実施しました。
結果として、RX350hはRXの中で最も燃費に優れるグレードとなり、WLTCモード20.3km/L(FF)/18.7km/L(AWD)を達成しています。RX350のガソリンターボが11.8km/L(FF)ですから、その差は歴然です。RXの主力がここへ移ったのは自然な流れでした。2026年9月の改良でRX350hの値上げ幅が最も大きいのも、裏を返せば主力グレードとして装備を厚くする判断だったと読めます。
レクサスRXがモデルチェンジして2022年11月18日から発売
LEXUSはクロスオーバーSUVの上位モデルであるレクサスRXのモデルチェンジを行い、2022年11月18日から発売することを発表いたしました。
モデルチェンジした5代目レクサスRX
5代目レクサスRXは、内外装の刷新を行い、GA-Kプラットフォームとマルチリンク式サスペンションによる高い運動性能、高剛性ボディと軽量化を両立し、快適な乗り心地と静粛性を両立したラグジュアリークロスオーバーSUVに仕上がっています。
また、今回のモデルチェンジに合わせ走りを追求した「RX500h“F SPORT Performance”」を導入し、四輪駆動力システムに「DIRECT4」、新開発のハイブリッドシステムの「2.4L-T HEV」、走行時の車両姿勢のコントロールを行うブレーキ車両姿勢制御、高いハンドリングと高速での安定感を実現する大舵角後輪操舵システムDynamic Rear Steeringなどが搭載されています。
パワートレーンのラインナップには新しく追加されたRX500hの「2.4L-T HEV DIRECT4」、クラストップレベルのEV航続距離と加速性能を持つRX450h+の「2.5L PHEV E-Four」、力強い走りを実現したRX350の「2.4L-T AWD/FF」が用意されました。
2022年11月18日の発売日時点では、人気モデルになると見られていたRX350hの設定はありません。トヨタは部品の供給状況を見て投入を目指すと発表しており、前述のとおりRX350hは2023年7月27日に追加されています。
モデルチェンジした5代目レクサスRXのエクステリア
5代目レクサスRXの外装の刷新では、2022年6月のワールドプレミアですでに公開済みではありましたが、大きな特徴としてフロントアイデンティティである「スピンドルグリル」から「スピンドルボディ」へと改められており、リアのデザインもより先進的な横一文字のランプのデザインへと改良が加えられています。
インテリアでは、走りの楽しさを最大化させるコックピットをテーマに、開放感ある広がりと乗員が包み込まれる空間を演出、品格のあるインテリアカラーに仕上がっています。
モデルチェンジした5代目レクサスRXのインテリア
発売当初の販売方法は一般販売と抽選販売の2種類で、一般販売は生産計画に基づく各販売店のオーダー上限台数となるため、年単位の納期となる可能性がありました。
抽選販売では初めてLEXUSを購入する方に500台の抽選販売枠を用意し、抽選の受付期間は2022年11月18日から2022年12月22日まででした。なお2026年時点では生産体制が安定し、納期はグレードにより3~6か月程度まで短縮しています。
5代目レクサスRXのグレードは4種類 最上位パフォーマンスも設定
5代目RXはパワートレイン毎に4種類のグレードを設定。
人気のF SPORTはRX350に設定し、最上位モデルとなるRX500hにはF SPORT Performanceを設定。パフォーマンスグレードはDIRECT4による4WDのみで、2WD(FF)は設定されません。
また5代目レクサスRXには、2022年9月1日に発売した新型クラウンと同じバイポーラ型ニッケル水素バッテリーを搭載。
従来のハイブリッドバッテリーと比較すると、高出力で燃費性能も高いことから、その後トヨタ/レクサスのハイブリッドで採用が広がっています。
5代目RXの発表・発売時期について、2022年11月18日から500台限定で抽選予約を開始しました。
また一番人気になる可能性が高いと見られていた2.5Lハイブリッドシステム搭載のRX350hは、発売時期が通常よりも遅く設定されました。これは人気グレードを大量受注した場合の長納期化を避けるためとも言われていましたが、結果としてRX350hの追加は2023年7月まで持ち越されています。
発売当初は受注枠が設けられ、既存のレクサスオーナーの販売枠と、レクサス車を初めて購入する新規販売枠で分けられ、最終的には抽選販売になりました。
レクサス販売店により販売方法が異なる可能性もあるため、購入予定の方は早めに行動するのが良いかもしれません。
RXの新型モデルを2022年6月1日にワールドプレミア 新世代エンジンとモーターを組み合わせたDIRECT4を発表
次世代ハイブリッドシステムのDIRECT4とPHEVを新たに設定した5代目レクサスRX
新型RZを発表した2022年4月20日、同時に発表されたのが5代目レクサスRXを示唆する内容です。2022年5月18日には新たなティザーイメージを公開、2022年6月1日に5代目レクサスRXを初公開し、2022年11月18日に日本で発売しました。
5代目レクサスRXはパワートレインに新世代エンジンとモーターを組み合わせたDIRECT4システム、そして新型NXにも新設定したPHEV(プラグインハイブリッド)など、最終的に4種類をラインナップしています。
5代目レクサスRXのパワートレイン
- 2.4L-T HEV DIRECT4(RX500hに設定。システム最高出力371ps)
- 2.5L PHEV E-Four(RX450h+に設定。システム最高出力309ps、充電電力使用時走行距離86km)
- 2.5L HEV E-Four/FF(RX350hに設定。2023年7月追加)
- 2.4L-T AWD/FF(RX350に設定。279ps/43.8kgm)
5代目レクサスRXはスピンドルボディをコンセプトとする、全く新しい複雑な形状のスピンドルグリル一体造形のスピンドルボディ、象徴的なL字のヘッドライト、一文字のテールランプで塊感あるエクステリアを表現。
5代目RXのボディサイズを4代目RXと比較すると、全長は変わらず、全幅が25mm拡大、全高は10mm低くなり、よりワイド&ローを強調するスタイルに変更。
ホイールベースは60mm拡大して居住性が向上しています。またロングボディの「RX L」は廃止され、3列シート仕様の設定はなくなりました。
| 全長 | 4,890mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,920mm |
| 全高 | 1,700mm |
| 室内長 | 1,915mm |
| 室内幅 | 1,615mm |
| 室内高 | 1,205mm |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 車両重量 | 2,100kg |
| 最小回転半径 | 5.5m |
| 最低地上高 | 195mm |
| 総排気量 | 2,393cc |
| システム最高出力 | 371ps |
| エンジン最高出力 | 202kW(275PS)/6,000rpm |
| エンジン最大トルク | 460Nm(46.9kgm)/2,000-3,000rpm |
| フロントモーター最高出力 | 64kW(87PS) |
| フロントモーター最大トルク | 292Nm(29.8kgm) |
| リヤモーター最高出力 | 76kW(103PS) |
| リヤモーター最大トルク | 169Nm(17.2kgm) |
| トランスミッション | Direct Shift-6AT(電子制御6速オートマチック) |
| 駆動方式 | AWD(DIRECT4) |
| WLTCモード燃費 | 14.2km/L |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
| 乗車定員 | 5名 |
| ラゲージ容量 | 612L |
| タイヤサイズ | 235/50R21 101W |
| ホイールサイズ | 21×8J(“F SPORT Performance”アルミホイール) |
| グレード | 2WD(FF) | AWD |
|---|---|---|
| RX350(2.4Lターボ) | 11.8km/L | 11.2km/L |
| RX350h(2.5Lハイブリッド) | 20.3km/L | 18.7km/L |
| RX450h+(2.5L PHEV) | ― | 18.7km/L |
| RX500h(2.4Lターボハイブリッド) | ― | 14.2km/L |
レクサスRXのモデルチェンジ遍歴
RXはトヨタが展開している高級車ブランド、レクサスが販売している大型の高級クロスオーバーSUVです。2005年には高級クロスオーバーSUVとして世界初となるハイブリッドモデルが登場しました。
なお初代と2代目は日本国内では「トヨタ・ハリアー」として販売されており、「レクサスRX」として日本へ導入されたのは3代目からです。

レクサスRX初代 XU10型(1998年~2003年)
1997年末に日本でトヨタ・ハリアーとして発売され、1998年3月から北米などへレクサスRX300として輸出が始まりました。登場直後から北米市場では爆発的な人気モデルになります。搭載エンジンは3,000cc V型6気筒エンジンで、FFとAWDの設定がありました。
レクサスRX 2代目 XU30型(2003年~2009年)
2003年のモデルチェンジで登場した2代目は、当初はV型6気筒3.3Lエンジン(3MZ-FE型)を搭載する「RX330」でしたが、のちに新開発の3.5Lエンジン(2GR-FE型)へ置き換えられ、名称も「RX350」に変更されました。北米市場では変わらない人気で生産が追い付かず、2003年9月からはカナダ・オンタリオ州のTMMCでの生産も始まっています。
2005年、北米でハイブリッドモデル「RX400h」を発売。翌年2006年にはヨーロッパとアジアでも発売されました。日本ではこれもハリアーハイブリッドとして販売されています。
レクサスRX 3代目 AL10型(2009年~2015年)
日本では2009年1月19日に発表され、同日から3代目の「RX350」が販売開始。ハイブリッドモデルの「RX450h」は4月より販売を開始しました。グレード展開は「標準」「Version S」「Version L」「Version L・Air suspension」のラインナップです。9月には「RX450h」にFF仕様を追加しました。
2010年8月には2.7Lエンジンを搭載している「RX270」を追加設定。
2012年4月、マイナーチェンジを実施。「スピンドルグリル」の採用と、LEDクリアランスランプ、テールランプに「L」の文字をあしらったデザインが全グレードに標準装備されました。また、「Version S」とRX350の「Version L・Air suspension」を廃止し、スポーティグレード「F SPORT」を「RX450h」と「RX350」のAWD車に新設しました。
2014年7月、特別仕様車「Radiant Aero Style」を発売しました。
レクサスRX 4代目 AL20型(2015年~2022年)
2015年10月、フルモデルチェンジで4代目になりました。ターボ搭載車の「RX200t」、ハイブリッドシステムを搭載する「RX450h」で、「標準仕様」「F SPORT」「version L」のラインナップです。
2016年8月、仕様変更で「F SPORT」に2WDモデルの追加とボディカラーの追加も実施されました。
2017年12月、一部改良で「RX200t」を「RX300」に変更。ロングバージョンの「RX450hL」が追加設定されました。
2018年8月、レクサスブランド国内累計販売数50万台達成記念の特別仕様車「Black Sequence」を設定しました。
2019年8月にマイナーチェンジを実施。利便性の向上や安全性能の強化など。
2020年7月、一部改良で安全装備を充実。燃費性能も向上しました。
2021年6月、LEXUSに所属契約をしているプロゴルファーの松山英樹選手がメジャー初制覇し、これを記念した特別限定車「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」を10台限定で発売。11月には特別仕様車「Black Tourer」「Elegant Tourer」を発売しました。
レクサスRX 5代目 ALA10/ALH10型(2022年~)
2022年6月1日にワールドプレミアを行い、11月18日にフルモデルチェンジした5代目を発売。「RX350」には「F SPORT」と「version L」が、「RX450h+」では「version L」のみ、「RX500h」には「F SPORT Performance」が設定されました。3列シート仕様は廃止され、5人乗り専用となっています。
2023年7月27日、一部改良を実施し、日本仕様車に2.5Lハイブリッドの「RX350h」を追加。「version L」のみの設定で、2WD(FF)とAWDを用意しました。
2025年2月27日、一部改良を実施。DRSをRX450h+/RX350hのAWD車へ設定拡大し、静粛性と乗り心地を向上。12.3インチフル液晶メーターを全車標準化し、F SPORT系に内装色ホワイトを追加しました。
2026年9月30日、3度目の一部改良を実施。ニュルブルクリンクでの走り込みによりAVS・EPS・DRSの制御を最適化し、デジタルインナーミラーや前後方ドライブレコーダーをRX350h/RX350へ標準装備化。“version L”にホワイトノーヴァガラスフレークを設定し、価格は26万〜40万円上昇しました。
| レクサスRXのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 XU10型(日本ではハリアー) | 1998年~2003年 |
| 2代目 XU30型(日本ではハリアー) | 2003年~2009年 |
| 3代目 AL10型 | 2009年~2015年 |
| 4代目 AL20型 | 2015年~2022年 |
| 5代目 ALA10/ALH10型 | 2022年~現在 |





















