MFゴーストの車一覧~人気の海外スポーツカーが多数登場中!
『MFゴースト』は、2017年より週刊ヤングマガジンで連載されている公道レースを題材とした漫画作品です。作者のしげの秀一氏は、1990年代のスポーツカーやラリーカーが多数登場する人気漫画『頭文字D』の作者であり、『MFゴースト』は、頭文字Dの続編としても楽しめるように構成されています。
『頭文字D』の主人公の搭乗車両はトヨタスプリンタートレノAE86型(通称「ハチロク」)でしたが、『MFゴースト』の主人公であるレースドライバー片桐夏向はトヨタ86を愛車としています。
主人公がトヨタ86という比較的安価なスポーツカーに搭乗する一方、『MFゴースト』のライバルたちは、日産GT-Rやポルシェ911、ランボルギーニ、フェラーリなど、現在発売されている国内外のハイスペックなスポーツカー、スーパーカーに搭乗しているのが特徴です。
MFゴースト主人公やライバルたちの搭乗車種一覧
『MFゴースト』で主人公やライバルたちが公道レースを行う際の搭乗車種をご紹介。新車発売価格1000万円越えのハイスペックなスポーツカーが多数登場します。
ZN6型 トヨタ・86 GT/片桐夏向
主人公カナタが搭乗するトヨタ86
86GT 2016年マイナーチェンジモデル
2012年発売のFRスポーツカー。スバルとの共同開発により2.0L水平対向エンジンを搭載。「86」の車名は、AE86型トレノ&レビンに由来。チューニングしだいで大化けする車と言われている。GTは価格298万円。
R35型 日産・GT-R NISMO/相葉瞬
相場瞬が乗る日産GT-Rニスモ ブリリアントホワイトパール
主人公カナタのライバル瞬は、国産スポーツカーNO.1の呼び声高い日産GT-Rニスモに搭乗。2013年9月、公道走行可能な「量産市販車」として、当時のニュルブルクリンク北コースの最速ラップタイムを記録した。
982型 ポルシェ・718ケイマンS/ミハイル・ベッケンバウアー
ポルシェ・3代目ケイマン
2016年から発売されている3代目ケイマン。2代目までの水平対向6気筒を4気筒ターボに変更(2019年に6気筒のGT4を追加)。718ケイマンSは2.5リッターで、最高出力350PS、最大トルク430Nm、価格869万円。
ランボルギーニ・ウラカン LP610-4/大石代吾
ランボルギーニ・ウラカン
ウラカンLP610-4
大排気量NAエンジンを好む大石の愛車は、V10エンジンを搭載した2014年発売のウラカン。ルーフの4本ラインは日本の折り紙から着想を得ている。LP610-4はベースモデルだが、価格2,971万円。似てないがアウディR8は兄弟車。
アルピーヌ・A110/沢渡光輝
新型アルピーヌA110
2017年に40年ぶりの復活を遂げた新型A110。1977年に生産終了となった名車アルピーヌを現代風にリメイクしたエクステリアが特徴。全長約4.2m、全幅1.8mの2シーターで、車両重量は約1110kg。価格790万円~。
991型 ポルシェ・911 GT3/石神風神
ポルシェ911GT3
2011年登場の7代目911。搭乗モデルは2013年発売のGT3。2017年のマイナーチェンジ後、4.0L水平対向6気筒NAエンジンは最高出力520PS/最大トルク460Nm。価格2,115万円。2019年秋フルモデルチェンジ予定。
フェラーリ・488GTB/赤羽海人
赤羽海人が搭乗する赤のフェラーリ488GTB
2015年~2019年発売。フェラーリのミッドシップスポーツカー458イタリアの後継車種として登場。デザインや車名は1975年発売「308」のオマージュ。3.9リッターV8ツインターボエンジン、670馬力、新車価格3,070万円。
アウディ・R8 クーペ V10 Plus/坂本雄大
ミッドシップフルタイム4WD R8 V10プラス
2016年発売2代目R8。5.2リッターV型10気筒のNAエンジンが最大の特徴。アルミ、カーボン、マグネシウム使用の軽量ボディに、クアトロフルタイム4WDシステムを搭載。「V10 plus」は610馬力、2,900万円。
C190型 メルセデスAMG・GT S/大谷洋介
メルセデスAMG GT S
ポルシェ911の競合車種として投入されたメルセデスAMGの高性能スポーツカー。4.0リッターV8ツインターボ搭載で、「S」グレードの最高出力は522PS。F1世界選手権のセーフティーカーにも起用された。価格1,993万円。
レクサス・LC/ E・ハンニネン
LC500 ラグジュアリークーペの意味で命名されたレクサスLC
より洗練されたレクサスLC500h
2017年にレクサスが発売したラグジュアリークーペ。V6搭載ハイブリッドLC500hとV8エンジン搭載LC500が存在。今のところ劇中で目立った活躍はないが、2019年秋以降にハイパフォーマンスモデル「LC F」が登場予定。
FK8型 ホンダ・シビックタイプR/前園和宏
シビックタイプR ボディカラーは4色展開
2017年発売5代目シビックタイプR。トランスミッションは6速MTのみ。2017年4月にはニュル北コースで当時のFF市販車最速タイムを記録した。過去のタイプRと違い、通年販売されており、価格450万円。
NC1型 ホンダ・NSX /前園和宏
NSXコンセプト
2017年発売、ハイブリッドシステムを搭載した2代目NSX。3.5LのV6ガソリンターボエンジンをミッドシップに搭載した四輪駆動車。製造国はアメリカだが、NSX専用9速DCTは日本で製造。価格2,370万円。
ロータス・エキシージ シリーズ3/ 八潮翔
MRクーペ ロータス・エキシージ シリーズ3
2000年初登場。ワンメイクレース用に開発したスポーツエリーゼの市販化モデル。2013年から販売されている現行型シリーズ3は、1.8L直4エンジンから、トヨタ製3.5リッターV6エンジンに刷新したモデル。
アルファロメオ・4C/北原望
望が搭乗する赤のアルファロメオ4C
2013年発売、アルファロメオ初の量産ミッドシップスポーツカー。直列4気筒ガソリン直噴エンジンを搭載し、全長4m未満、フルカーボン製モノコックボディにより乾燥重量わずか895kg(エアコン標準装備の日本仕様は1050kg)。価格849万円。
DB型 トヨタ・スープラ/諸星瀬名
スープラDB型(2019年~)BMW製直6と歴代初の直4エンジンが設定されている
GRスープラ 瀬名の愛車ボディカラーは師匠と同じイエロー
高橋啓介の弟子・諸星瀬名の愛車は2019年生産開始のGRスープラ。86で手腕を振るった多田哲哉氏が開発責任者を務めている。86より100mm短い2470mmのショートホールベースに、スポーツカーらしい低重心が特長。峠で気持ち良く走れる1台。
MFゴーストに今後登場する車は?注目は「スバルBRZ」を操るドライバー
『MFゴースト』には、国内外のスポーツカー、スーパーカーが多数登場します。まだ登場していない国産スポーツカーとしては、マツダ・ロードスターや日産フェアレディZ、2019年に復活したトヨタ・スープラなどが挙げられます。
中でも注目したいのは、トヨタ86の兄弟車である「スバルBRZ」を駆るドライバーの登場です。
「スペック的に劣る車が高性能車に打ち勝つ」のがイニDとMFゴーストの共通コンセプト
前作『頭文字D』では、型遅れのAE86(ハチロク)に乗って、マツダRX-7、三菱ランサーエボリューション、ホンダNSXなどの強敵を、車両重量の軽さやコースの特徴を上手く活かし、最終的にはドライビングテクニックによって打ち勝つのが大きな見どころでした。
『MFゴースト』の主人公カナタ・リヴィントンの愛車がトヨタ86で、ライバルたちの車がフェラーリやランボルギーニのようなスーパーカーなのは、このコンセプトを受け継いでいるからです。
イニDの法則を考慮すると、BRZを駆るドライバーは強敵である可能性が高い
一方で、前作『頭文字D』では、意外な強敵として、トヨタスプリンタートレノAE86の兄弟車であるカローラレビンAE86型、最終決戦では同じトレノのAE86型が登場しています。同じハチロク同士にもかかわらず、そのバトルは熾烈を極めています。
トヨタ86とスバルBRZは、兄弟車ではありますが、ノーマル車の乗り味・セッティングは異なっています。『MFゴースト』にスバルBRZが登場した場合、そのドライバーは素晴らしいドライビングテクニックを持つ本物の実力者の可能性が高いです。強敵として、主人公の86と熱いバトルを繰り広げてくれそうです。
MFゴーストはクルマ好きのツボを押さえた名作の予感大!
MFゴーストは、ガソリンエンジンは既に廃れ、電気自動車や燃料電池車などが自動運転システムによって制御されている近未来を舞台にしています。そんな中でも、あえてガソリンエンジンを搭載したスポーツカーでレースを行うのが主人公をはじめとするMFGのドライバーたちです。
もちろんこうした舞台設定は、現実の自動車業界の流れを踏まえてのこと。
自動車に関する知識がなくても楽しめますが、運転が好きなクルマ好きやスポーツカー好きは特にツボにハマるのではないでしょうか。
新時代の自動車漫画としてどのような物語が展開されるのか、今後のMFゴーストに期待大です!