エクストレイルの維持費

エクストレイルの年間維持費と内訳をまとめ

エクストレイルの維持費を紹介。エクストレイルはミドルサイズSUVでコンパクトカーと比較すると車重が重く排気量も多い。アウトドアにも使え、ファミリーカーとしても活躍するエクストレイルの車検代や燃料代などの年間維持費はいくらかかるのか、内訳を確認。

エクストレイルの年間維持費と内訳をまとめ

3代目T32型エクストレイルの年間維持費

エクストレイルの年間維持費はどれくらいなのかを紹介します。エクストレイルはアウトドアに強いミドルサイズクロスオーバーSUVです。
アクティブな若者はもちろん7人乗り仕様もあることから、ファミリー層からも支持される人気の高い車種となっています。

シートアレンジも多彩なので通勤・通学、お買い物、レジャーもこなすオールマイティーな使い方ができるのも特徴です。エクストレイルの年間維持費はどれくらいなのかチェックしましょう。

モデルケースはエクストレイルで1番人気のグレード20Xの2列4WD仕様

水辺を走る4WDのエクストレイル

今回はエクストレイルで1番人気となっているグレードの20X、2列の4WD仕様をモデルケースとします。

エクストレイルのリモコンオートバックドア

ベースグレードとなる20Sと比較すると、インテリア面ではシフトやステアリングが本革巻きになり、エクステリア面では18インチホイールの装備、リヤバンパーの下に足を入れ引くだけで自動開閉する「リモコンオートバックドア」機能が搭載されています。
エクストレイルを楽しむための機能が全て標準装備となっている全部入りのグレードが20Xです。

全長 4690mm
全幅 1820mm
全高 1740mm
ホイールベース 2705mm
最小回転半径 5.6m
燃費 15.6km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 5名
車両重量 1540kg
エンジン MR20DD
総排気量 1.997L

エクストレイル20Xの年間維持費は590,155円

ミドルサイズSUVのエクストレイルはコンパクトカーや軽自動車と比較すると年間維持費は高めですが、一般的な自動車の範囲内に収まっていると言えます。
節約のポイントは駐車場代ですが、他にもユーザー車検に挑戦してみたり、任意保険を適切なプランに変更することでも年間維持費を抑えることが可能です。

エクストレイルは走りの楽しさを感じられるワイルドな走りが魅力の車なので、是非購入の参考にしてください。

自動車税 39,500円
燃料代 76,920円
駐車場代 360,000円
車検代 49,865円
任意保険料 43,200円
諸経費 20,670円
合計金額 590,155円

エクストレイルの自動車税39,500円の内訳

税金の請求書

自動車税は毎年4月1日時点で車を所有している方、もしくは車の名義となっている方が支払う税金のことです。排気量により金額が違うのが特徴です。

エクストレイルの排気量は1.997Lのため「1.5L超~2.0L以下」に該当し、支払う税金は39,500円となります。
期日は毎年5月末日となっていて、期日を過ぎると滞納となります。車を維持している限り必ずかかるお金なので事前にお金の準備をしましょう。

2019年10月以前に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額 税額(13年超)
自家用車 1.0L以下 29,500円 33,900円
1.0L超~1.5L以下 34,500円 39,600円
1.5L超~2.0L以下 39,500円 45,400円
2.0L超~2.5L以下 45,000円 51,700円
2.5L超~3.0L以下 51,000円 58,600円
3.0L超~3.5L以下 58,000円 66,700円
3.5L超~4.0L以下 66,500円 76,400円
4.0L超~4.5L以下 76,500円 87,900円
4.5L超~6.0L以下 88,000円 101,200円
6.0L超~ 111,000円 127,600円
2019年10月以降に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額
自家用車 1.0L以下 25,000円
1.0L超~1.5L以下 30,500円
1.5L超~2.0L以下 36,000円
2.0L超~2.5L以下 43,500円
2.5L超~3.0L以下 50,000円
3.0L超~3.5L以下 57,000円
3.5L超~4.0L以下 65,500円
4.0L超~4.5L以下 75,500円
4.5L超~6.0L以下 87,000円
6.0L超~ 110,000円

エクストレイルの燃料代76,920円の内訳

エクストレイル20Xの4WDモデルのJC08モード燃費は15.6km/Lとなっています。一般的な使い方では年間走行距離約10,000kmが目安となります。

年間走行距離の目安

通勤・通学(往復30km×120日×=3,600km)
週1度のお買い物(往復30×52週=1,560km)
月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
・3,600km+1,560km+4,800km=9,960km

エクストレイルは使用燃料がレギュラーガソリンなので120円/Lで計算をします。10,000km走行するためには641Lのガソリンが必要となり、年間の燃料代は641L×120円/L=76,920円となります。

エクストレイルの駐車場代360,000円の内訳

都心に位置する月極駐車場

駐車場は車を維持するのには必ず必要なものなので、購入する際にも車庫証明を提出する必要があります。年間維持費として削減できるポイントでもあるので駐車場選びはじっくり行いましょう。
東京都内にある駐車場料金の平均的な金額は30,000円となっています。

東京都内でも15,000円前後で月極駐車場が借りられる場合もありますが、使い勝手が悪かったり、目立たない場所で防犯上あまり良くないこともあります。
駐車場の金額と条件を照らし合わせてよく検討することが駐車場選びのポイントです。

今回は都内の平均金額30,000円で計算します。毎月30,000円×12カ月=年間駐車場代360,000円となります。

エクストレイルの車検代49,865円の内訳

新車で購入した時は3年に1度、その後は2年毎に1度の車検が義務付けられています。今回は2年に1度の車検を例に年間維持費を計算します。

車検には2つの項目があります。

法定費用

法定費用は車検時に必ずかかる費用です。内訳は重量税と自賠責保険と印紙代です。エクストレイルの場合は重量税32,800円+自賠責保険25,830円+印紙代1,100円=59,730円が必ず必要な金額となります。※印紙代は車検を受ける工場により金額が変わることもあります。

車検代行料・整備費・消耗品の交換

車のディーラー、民間工場、ユーザー車検で金額が変わるのがこの項目です。基本的にディーラーでは安心のサービスを提供してくれる替わりに料金が高く、民間工場ではドライバーと話し合い最低限の金額で車検を通してくれるケースがあるため料金はリーズナブルとなっています。
またドライバー自身が車検を通すことができるユーザー車検というものがあります。その場合は車にトラブル等なにもなければ、法定費用のみで車検を通すことができます。

車検代行料は約30,000円、エンジンオイルとフィルター(エレメント)を交換して工賃込み10,000円で計算すると、法定費用59,730円+代行料・整備料40,000円=車検代は99,730円となります。車検は2年に1度なので、99,730円を2年で割ると半分の49,865円が年間維持費となります

●重量税
自動車重量税 車検の有効期間(3年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
~500kg以下 12,300円 7,500円 5,600円 3,700円
~1,000kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
~1,500kg以下 36,900円 22,500円 16,800円 11,200円
~2,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円
~2,500kg以下 61,500円 37,500円 28,100円 18,700円
~3,000kg以下 73,800円 45,000円 33,700円 22,500円
自動車重量税 車検の有効期間(2年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
~500kg以下 8,200円 5,000円 3,700円 2,500円
~1,000kg以下 16,400円 10,000円 7,500円 5,000円
~1,500kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
~2,000kg以下 32,800円 20,000円 15,000円 10,000円
~2,500kg以下 41,000円 25,000円 18,700円 12,500円
~3,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円

※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、及び一定割合減免されます。

●自賠責保険料(離島・沖縄を除く)
2017年4月1日以降、2020年3月31日以前の自賠責保険料
車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
36,780円 35,950円 26,680円 25,830円 16,380円 15,520円 5,870円
2023年4月1日以降の自賠責保険料
車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
24,190円 23,690円 18,160円 17,650円 12,010円 11,500円 5,740円

※新車を購入した場合は、自賠責保険は37ヶ月加入となります。

エクストレイルの任意保険料43,200円の内訳

大事に扱われているミニカー

任意保険はどのような条件で契約するかで金額が大幅に変わります。今回は任意保険の大きな分岐点である車両保険を付けた場合と車両保険を付けない場合で金額を出します。

ブルー免許の26歳の方が初めて任意保険に入る場合で、運転車は本人限定で年間走行距離は110,000km、対人賠償・対物賠償はともに無制限です。

  • 車両保険を付けた場合は99,700円
  • 車両保険を付けない場合は43,200円

となります。

金額差は56,500円となり大幅に金額が上がりました。基本的には車両保険を付けると、付けない場合の倍額になると考えてください。
初めて任意保険に加入する場合は等級が低いため保険料も高くなります、そのため車両保険を付けた場合と付けない場合の差額が大きくなります。

上記の例で最高の20等級のケースでは

  • 車両保険を付けた場合は49,100円
  • 車両保険を付けない場合は21,300円

となり差額は17,800円まで縮まります。等級が低いうちは車両保険に加入せず、等級が上がってから車両保険に加入するという選択も良いかもしれません。

今回は初めて任意保険に加入するということで(初めて加入する場合は5等級から始まる)車両保険は加入を付けない1年間の任意保険料43,200円で算出します。

エクストレイルの諸経費20,670円の内訳

3年で交換される車のタイヤ

諸経費には5,000km毎の交換が推奨されるエンジンオイルと消耗品のタイヤが該当します。エンジンオイルは工賃込みで6,000円、タイヤは1本10,000円×4本の40,000円を3年で交換するため1年あたり14,670円です。

オイル交換6,000円+タイヤ代14,670円=年間諸経費20,670円となります。

エクストレイルの年間維持費は平均並み

エクストレイルと年間維持費

エクストレイルはミドルサイズのSUVで車重はコンパクトカーと比較すると重く、排気量もあるのでその分維持費は高くなりますが燃費も良いので、燃料代が安く済みます。
スポーツカーなどと比較すると任意保険も平均的なため、年間維持費の総額は一般的な車とさほど変わりません
初めてSUVに乗る方も安心して維持できる車がエクストレイルです。