アメリカのSUV販売ランキング

アメリカで販売されているSUVで最も売れた車種ランキングTOP12

世界最大の自動車市場アメリカで売れているSUVはどれか?ピックアップトラックと並びSUVが市場の半数以上を占めるアメリカで強さを発揮する日本車と、巻き返すアメリカ勢の動向を販売台数データで解説。

アメリカで販売されているSUVで最も売れた車種ランキングTOP12

意外な車がトップに!アメリカで販売されたSUV販売台数ランキング(2017年版)

アメリカはSUV市場の規模が世界最大級の自動車大国で、近年はSUVと小型トラックが全販売台数の約80%以上を占めています。日本を含むアジア系メーカーが高い信頼性で強い存在感を示す一方で、アメリカ系メーカーも品質向上により差を縮めつつあります。

以下では、アメリカの自動車価格情報サイト「ケリー ブルー ブック」の報告書を基に2017年に最も売れたSUV車種TOP12と販売台数を紹介します。現在の状況との比較も交えながら解説します。

12位 ジープ チェロキー 169,882台

ジープ チェロキーのエクステリア

2017年のランキングで前年比14.9%減と最も落ち込みが大きかったのがジープ チェロキーです。独特のフロントマスクを持つミドルサイズSUVで、街乗りから山道まで難なくこなします。

アメリカは面積が広く舗装路が充実していない地域もあるため、走破性の高いジープが根強い人気を誇ります。

ジープ チェロキー トレイルホークの諸元
全長 4,630mm
全幅 1,905mm
全高 1,740mm
ホイールベース 2,720mm
車両重量 1,990kg
最低地上高 220mm
最小回転半径 5.8m
乗車定員 5名
JC08モード燃費 10.1km/L

11位 スバル フォレスター 177,563台

スバル フォレスターのエクステリア

日本車メーカーのスバルは高い走破性と故障の少なさが評価され、アメリカでも大人気です。特にアメリカ北部での評価が高く、現地メディアが注目するシカゴモーターショーでモデルチェンジを発表する機会も多いです。

2017年時点では前年比0.6%減でしたが、その後もスバル全体の北米販売は堅調に推移しており、2023年もSUV「フォレスター」と「アウトバックワゴン」が販売を牽引したと報告されています。

スバル フォレスター 2.0iL EyeSightの諸元
全長 4,610mm
全幅 1,795mm
全高 1,715mm
ホイールベース 2,640mm
車両重量 1,510kg
最低地上高 220mm
最小回転半径 5.3m
乗車定員 5名
JC08モード燃費 16km/L

10位 スバル アウトバック 188,886台

スバル アウトバックのエクステリア

スバルがアメリカ市場で2006年に初めて年間20万台を突破した際の立役者がアウトバックです。走破性の高さと故障率の低さを重視するアメリカの自動車市場とよくマッチし、長年にわたって安定した人気を維持しています。2017年はマイナーチェンジでのフェイスリフトが奏功し、前年比3.3%増となりました。

スバル アウトバックの諸元
全長 4,820mm
全幅 1,840mm
全高 1,605mm
ホイールベース 2,745mm
車両重量 1,570kg
最低地上高 200mm
最小回転半径 5.5m
乗車定員 5名
JC08モード燃費 14.8km/L

9位 ジープ ラングラー 190,522台

ジープ ラングラーのエクステリア

1987年から販売されるジープ ラングラーは、ジープブランドの象徴ともいえる存在です。ジープの無骨な逞しさを体現するSUVで、本国アメリカでもSUV販売台数ランキングの常連になっています。2017年は前年比0.7%減でしたが、圧倒的なブランド力と走破性を武器に安定した販売を継続しています。

ジープ ラングラー サハラの諸元
全長 4,185mm
全幅 1,880mm
全高 1,845mm
ホイールベース 2,425mm
車両重量 1,860kg
最低地上高 225mm
最小回転半径 6.0m
乗車定員 4名
JC08モード燃費 7.9km/L

8位 トヨタ ハイランダー 215,775台

トヨタ ハイランダーのエクステリア

ハイランダーは日本で「クルーガー」として販売されていたミドルサイズSUVの海外名称です。日本では2007年に販売終了しましたが、アメリカ市場ではモデルチェンジを重ねて継続販売されており、大きな支持を得ています。2017年は前年比12.7%増と大幅に飛躍しました。

トヨタ ハイランダー スポーツの諸元
全長 4,853mm
全幅 1,925mm
全高 1,729mm
ホイールベース 2,788mm
乗車定員 7名/8名

7位 ジープ グランドチェロキー 240,696台

ジープ グランドチェロキーのエクステリア

グランドチェロキーはジープのフラッグシップSUVで、全幅1,945mm超の大型ボディを誇ります。煌びやかなエクステリア、力強い走行性能、余裕のある室内空間が評価され、2017年はジープブランド唯一の前年比増(13.4%増)を記録しました。

ジープ グランドチェロキー ラレードの諸元
全長 4,835mm
全幅 1,935mm
全高 1,825mm
ホイールベース 2,915mm
車両重量 2,160kg
最低地上高 230mm
最小回転半径 5.7m
乗車定員 5名
JC08モード燃費 9.6km/L

6位 フォード エクスプローラー 271,131台

フォード エクスプローラーのエクステリア

かつてアメリカのSUV年間販売台数1位を14年連続で記録し、累計販売台数500万台を突破した歴史的なモデルがエクスプローラーです。アメリカンサイズのゆとりある佇まいと高い走破性が魅力で、2017年は前年比9.1%増を記録しました。

日本ではフォードが2016年に国内ディーラー網を閉鎖したため、現在は正規販売ルートで購入することが困難です。

フォード エクスプローラー タイタニアムの諸元
全長 5,050mm
全幅 2,000mm
全高 1,820mm
ホイールベース 2,860mm
車両重量 2,280kg
最低地上高 265mm
最小回転半径 6.0m
乗車定員 7名
JC08モード燃費 7.2km/L

5位 シボレー エクイノックス 290,458台

シボレー エクイノックスのエクステリア

GMがシボレーブランドで展開するミドルサイズSUVがエクイノックスです。日本での知名度は低いですが、本国アメリカではシボレーを代表する看板車種として長年高い人気を維持しています。2017年はフルモデルチェンジが奏功し前年比19.9%増を達成。その後も販売は堅調で、2024年はトップ10に入る販売台数を記録しています。さらに2024年には初の電動モデルも展開されました。

シボレー エクイノックスの諸元
全長 4,651mm
全幅 1,844mm
全高 1,661mm
ホイールベース 2,725mm

4位 フォード エスケープ 308,296台

フォード エスケープのエクステリア

エクスプローラーよりコンパクトなサイズのエスケープは、フォードが展開するSUVの中で最もコンパクトなモデルです。世界で初めてハイブリッドエンジンを搭載したSUVとして知られており、2017年は前年比0.4%増と堅調な結果を残しました。コンパクトSUVへの需要シフトを示す一例とも言えます。

フォード エスケープ XLTの諸元
全長 4,480mm
全幅 1,845mm
全高 1,730mm
ホイールベース 2,620mm
車両重量 1,550kg
最低地上高 195mm
最小回転半径 5.4m
乗車定員 5名

3位 ホンダ CR-V 377,895台

ホンダ CR-Vのエクステリア

ホンダのミドルサイズSUVであるCR-Vは、優れたエンジン性能と走破性・運動性能のバランスが高く評価され、毎年アメリカのSUV販売台数ランキングに登場する常連車種です。日本では一時販売が終了しましたが、その後日本市場へ再上陸を果たしています。

2017年は前年比5.8%増でしたが、その後も販売は拡大を続け、2024年にはハイブリッド版の好調を追い風に、全車種合計でアメリカ販売台数3位(SUVのみでは首位級)に入るほどの人気を誇っています。

ホンダ CR-V 20Gの諸元
全長 4,535mm
全幅 1,820mm
全高 1,685mm
ホイールベース 2,620mm
車両重量 1,460kg
最低地上高 170mm
最小回転半径 5.5m
乗車定員 5名
JC08モード燃費 14.4km/L

2位 日産 ローグ(エクストレイル)403,468台

日産 ローグのエクステリア

ローグは日本でエクストレイルの名称で販売されているミドルサイズSUVです。2016年のマイナーチェンジでハイブリッドモデルを追加したことが追い風となり、2017年は前年比22.3%増の大躍進を遂げました。

その後も堅調な販売が続き、2023年の北米市場でも上位に入るなど、アメリカで最も売れる日産車の地位を保っています。

日産 エクストレイル 20Sの諸元
全長 4,690mm
全幅 1,820mm
全高 1,740mm
ホイールベース 2,705mm
車両重量 1,450kg
最低地上高 205mm
最小回転半径 5.6m
乗車定員 5名
JC08モード燃費 16.4km/L

1位 トヨタ RAV4 407,594台

トヨタ RAV4のエクステリア

2017年のアメリカSUV販売台数でトップに立ったのがトヨタRAV4です。前年比22.3%増という驚異的な伸びで1位を獲得しました。

RAV4は日本では一時C-HRに主役の座を譲り海外専売モデルとなりましたが、その後日本市場に再上陸を果たしています。アメリカでは2024年にも43万台以上を販売し、SUV部門での首位を維持するなど、ロングセラーモデルとして揺るぎない人気を誇っています。ハイブリッドモデルの好調も販売増を後押ししており、購入者の約半数がハイブリッド版を選んでいるとされています。

RAV4の諸元
全長 4,570mm
全幅 1,845mm
全高 1,545mm
ホイールベース 2,660mm
乗車定員 5名

アメリカのSUV市場は今もRAV4・CR-Vなど日本車が強い地位を維持

アメリカの人気SUV

2017年のアメリカSUV販売台数ランキングでは、TOP12のうち日本車が6台を占め、ホンダ CR-Vが3位、日産 ローグ(エクストレイル)が2位、トヨタ RAV4が1位という結果でした。日本メーカーの合計販売台数はアメリカメーカーを40万台以上上回り、信頼性とデザイン力の高さを証明する結果となりました。

その後も日本車の優位は続いており、2023〜2024年の北米販売データでもトヨタRAV4とホンダCR-Vはトップ5以内に安定してランクインしています。特に近年はハイブリッドモデルへの需要シフトが顕著で、両車ともハイブリッド版の販売が全体の約半数を占めるほど人気を集めています。

一方、アメリカ市場全体のトレンドとしては、SUVとピックアップトラックへの集中がさらに進んでおり、2024年には全販売台数に占めるSUVのシェアが過去最高の57.5%を超えました。コンパクトSUVの伸びも著しく、今後も各メーカーの競争が激しくなると見られます。