新車で購入できるSUVのマニュアルモデルはあるのか?車を操っている感覚が楽しいMTミッション車
2019年の時点では、新車販売している車のほとんどがオートマ(AT)で、マニュアル車はスポーツモデルを除くと1割にも満たないラインナップでしょう。近年、SUVのボディタイプがブームとなり、どのメーカーもSUVをラインナップさせていますが、意外とマニュアル車も揃えている車種は少ないものです。
そこで、SUVでマニュアルの選択肢がある車種を調べました!発進からのトルクがあり、エンジンブレーキの効きが良くて細かい調整がしやすいマニュアル車は、乗り慣れている人にとって手放せないフィーリングだと感じます。
マニュアル車を選ぶ1番の理由は「運転の楽しさ」にあると思います。そこで、SUVの中でもマニュアルの設定があるモデルをCOBBYが紹介します!普通車だけではなく、軽自動車にも設定されていて選ぶ楽しみもありますよ。
マツダのCX-5はディーゼルエンジンモデルにマニュアルモデルがラインナップ
マツダのCX-5は2016年に2代目が発売されたミドルサイズSUV
マツダが販売するCX-5は、2016年にフルモデルチェンジされて、現在2代目が発売されているミドルサイズSUVです。エンジンはガソリンと2.2Lディーゼルの2種類がラインナップしていて、ガソリン車は2.0L・2.5L・2.5Lターボの3種類がラインナップされています。
マニュアルトランスミッションが用意されているのはディーゼルエンジン搭載車で、2WDと4WD全てにラインナップしています。残念ながらガソリンエンジン車にはオートマしか用意されていませんが、6ATのためダイレクト感のある走りを楽しめます。
全長 | 4,545mm |
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全幅 | 1,840mm |
全高 | 1,690mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジンタイプ | SKYACTIV-D 2.2 |
種類 | 直列4気筒ターボ |
最高出力 | 140kW/4,500rpm |
最大トルク | 450Nm/2,000rpm |
マツダのCX-3にはガソリンモデルとディーゼルモデルにMTミッションが存在
マツダのCX-3は2015年に発売したコンパクトサイズSUV
マツダのCX-3は2015年に発売されたコンパクトサイズのクロスオーバーSUVで、CXシリーズの中でも1番小さいモデルです。市街地などの道路幅が狭い場所では、小さい車のほうが取り回しもしやすく不整地も走りやすいSUVですので、雪が降る地域でも活躍します。
マニュアルトランスミッションは、ガソリンエンジンの2WDとディーゼルエンジンの2WDと4WDに用意されています。ガソリンエンジンでは雪道での発進に強い4WDにオートマしかないので、MTミッションが欲しい人はディーゼルを購入するしかありません。
全長 | 4,275mm |
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全幅 | 1,765mm |
全高 | 1,550mm |
ホイールベース | 2,570mm |
エンジンタイプ | SKYACTIV-G 2.0 |
種類 | 直列4気筒 |
最高出力 | 110kW/6,000rpm |
最大トルク | 195Nm/2,800rpm |
ガソリンエンジンの排気量は2.0Lで、ディーゼルエンジンの排気量は1.8Lが装備されています。価格帯も212万円から選ぶことができるため、コストパフォーマンスも良いモデルです。
全長 | 4,275mm |
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全幅 | 1,765mm |
全高 | 1,550mm |
ホイールベース | 2,570mm |
エンジンタイプ | SKYACTIV-D 1.8 |
種類 | 直列4気筒ターボ |
最高出力 | 85kW/4,000rpm |
最大トルク | 270Nm/1,600~2,600rpm |
SUVの中でも1・2を争う性能を持つスズキのジムニーももちろんマニュアルトランスミッションを装備
2018年にフルモデルチェンジされ発売された4代目の新型ジムニー
スズキが販売する軽自動車のジムニーは、ラダーフレームを搭載した本格的なクロスカントリーSUVで初代から一貫したコンセプトが多くのファンを獲得している車です。横幅が大きいSUVでは入りにくい狭い林道なども軽自動車のコンパクトさを活かしてスイスイ進んでいけます。
XG・XL・XCグレードに5速マニュアルのトランスミッションが搭載されていて、駆動方式は全てパートタイム4WDが設定されています。デュアルセンサーブレーキサポートなどが追加されてボディの頑丈さのほかにも最新鋭の安全装備も搭載したモデルとなっています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,725mm |
ホイールベース | 2,250mm |
エンジンタイプ | R06A型 |
種類 | 直列3気筒ターボ |
最高出力 | 47kW/6,000rpm |
最大トルク | 96Nm/3,500rpm |
意外にもマニュアルを搭載しているのがハスラーのGグレードでありコスパや実用性の高さも魅力的でCOBBYライター1番のおすすめである
2014年より販売しているスズキの軽クロスオーバーSUVであるハスラー
スズキが2014年より販売している軽クロスオーバーのハスラーは、実質的な「Kei」と呼ばれる軽自動車の後継モデルで、ゴリゴリのオフロードタイプではなく都会的な車高の高いSUVです。ボディカラーもかなりのパターンがあり、オーナーの好みに合わせた選ぶ楽しみがあります。
モノコックボディのクロスオーバーですが、キャンプ場やスキー場への道なら余裕で進むことができます。新型ジムニーと同様のエンジンを搭載していますが、マニュアルモデルはノンターボの自然吸気エンジンです。ベースグレードのAと標準グレードのGにしか5速マニュアルが搭載されていない点に注意が必要です。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,665mm |
ホイールベース | 2,425mm |
エンジンタイプ | R06A型 |
種類 | 直列3気筒 |
最高出力 | 38kW/6,500rpm |
最大トルク | 63Nm/4,000rpm |
SUVのマニュアルトランスミッションはいまや貴重な存在!需要が大きく見込めない車種は改良によってATのみになっていくだろう
AT車とMT車の新車販売比率は、現在ではATが9割以上となっているデータがあり、MT車はほとんど売れていないということになります。マニュアル車の販売台数が落ち込めば、マイナーチェンジかモデルチェンジの際に整理されラインナップしなくなるということも考えられます。
ATほど楽ではありませんが、シフトを動かして操作する感覚があるマニュアル車は、運転していて楽しい乗り物であることは間違いありません。SUVかつマニュアルの車を新車で欲しい人は、いずれラインナップしなくなる可能性が高いため早めに検討しておくことをおすすめします。