日産の歴代車種

日産の歴代車種110種類を解説!今こそ復活してほしい名車は?

日産の歴代車種を解説。創業から80年余り、スカイライン、GT-R、フェアレディなど今なお系譜が続くスポーツカー、中古市場で人気のシルビアやブルーバード、愛好家が多いサニトラやフィガロなどかっこいい車もおしゃれな車も日産にはある!セダン、SUV、電気自動車など日産の車種一覧を紹介。

日産の歴代車種110種類を解説!今こそ復活してほしい名車は?

1980年代の日産の車種一覧

1980年代の日産の歴代車種

80年代はバブルもあり、高級志向&高性能なクルマが多数登場します。また、Be-1、パオ、エスカルゴなど日産パイクカーシリーズとも呼ばれる斬新なデザインの車は見ているだけで楽しいものです。

ラングレー(1980~1990)

ラングレー N13型のエクステリアラングレー N13型

日産が「スカイラインズ・ミニ」と売り出した小型車で、レースで活躍していたパルサーの姉妹車。特に3代目は初となるセダンを追加し、スカイラインの特徴である丸型のテールランプで類似性を持たせた。パルサーの4代目フルモデルチェンジの際に統合。

レパード/レパードJ.フェリー(1980~1999)

レパード F31型のエクステリアレパード F31型

ブルーバードの上級グレードの後継として開発されたレパード。2代目F31はスカイラインR31とプラットフォームを共通し、ハイソカーブームの火付け役トヨタ・ソアラに対抗すべく、高級クーペとしての佇まいを追求。ドラマ『あぶない刑事』シリーズにも登場し人気を博す。
3代目(1992年)以降はレパードJ.フェリーに名称を変更。

レパードTR-X(1980~1986)

レパード TR-X F30型のエクステリアレパード TR-X F30型

日産店で販売されていた初代レパードの双子車で、取り扱いはチェリー店。「トライエックス」の読みが正しい。レパードとTR-Xは先進的なシルエットが高く評価された。両車はヘッドライトとグリルのデザインで見分けることが可能。

サファリ(1980~2007)

サファリ Y60型のエクステリアサファリ Y60型

警察車両・軍事車両として開発されたパトロール(1951~)は、1980年~2007年にかけては日本ではサファリと名を変えて販売された。悪路を走ることを想定して作られた元祖クロカン車で、消防や警察では変わらず現役のはたらくクルマ。

ローレルスピリット(1982~1990)

ローレルスピリット B12L型のエクステリアローレルスピリット B12L型

名前の通り高級セダン「ローレル」をイメージをして製造したサニーの姉妹車。スカイラインズ・ミニと売り出したラングレーみたいと当時も突っ込まれたが、内装は豪華で2代目の最上級モデルは4気筒E15S型搭載と、ローレルの廉価モデルより実は販売価格が高かった。

エクサ/パルサー エクサ(1982~1990)

パルサー エクサ N12型のエクステリアパルサー エクサ N12型

パルサーのクーペモデル。初代はパルサーエクサだが、2代目から独立しエクサと車名変更し、着脱式のルーフによりオープンボディを楽しめ、新たに追加されたキャノピーはリアハッチの取り外しも可能だった。意欲的なモデルだが、販売は振るわず、フルモデルチェンジ後4年で生産中止。

リベルタビラ(1982~1990)

リベルタビラ N13型のエクステリアリベルタビラ N13型

3代目バイオレットのサブネーム「リベルタ」から名付けられた。バイオレットの後継車だが、車格は小さく変更され、バイオレット リベルタのようにブルーバードと競合しないように配慮した。ラングレーとパルサーの姉妹車だが、3姉妹の中でも最もマイナーな扱い。

プレーリー/リバティ(1982~2004)

プレーリー M10型のエクステリアプレーリー M10型

初代、2代目、海外車は「プレーリー」だが、3代目(1998)の国内販売車のみ「リバティ」に改名。今でいうミニバンの先駆け的存在だが、当時は「ミニバン」が一般的でなく、居住スペースの広いセダンとして扱われた。

バネットラルゴ/ラルゴ(1982~1999)

バネットラルゴ GC120型のエクステリアバネットラルゴ GC120型

バネットの上級派生車種として登場し、3代目(1993)に「ラルゴ」に改名したワンボックスカー&ミニバン。日産のカスタマイズカーシリーズであるハイウェイスターの記念すべき初代となった。後にセレナの登場により統合・消滅。

マキシマ/ブルーバードマキシマ(1981~)

マキシマ G910型のエクステリアマキシマ G910型

北米を中心に販売されている人気モデルで、アメリカの有名カー雑誌でベストカーTOP10 に選出されたこともある。日本では「ブルーバード マキシマ」として1984~1994年まで販売されたティアナの前身。日産の中で初めてABSを装備した。

サニーRZ-1(1986~1990)

サニー RZ-1 BF12型のエクステリアサニー RZ-1 BF12型

サニーB12型をベースにしたクーペ。良い意味でサニーらしくないウェッジ・シェイプと言われるスポーティーなデザインが特徴。しかし、スポーティ路線へ行くならサニーの名前は外した方が良かったようで、4年でNXクーペを後継に据えることになる。

Be-1(1987~1988)

Be-1 BK10型のエクステリアBe-1 BK10型

Be-1 BK10型のリヤビューBe-1 BK10型

レトロな丸型フォルムが特徴的なコンパクトカー。初代マーチ(この頃はまったく丸くない)がベース。現代では丸型の車はかわいいと人気だが、80年代は「車=四角」が基本であったため、非常に斬新で限定販売分が完売。BMWミニの開発にも影響を与えたと言われている。

テラノ(1985~)

テラノ R50型のエクステリアテラノ R50型

海外ではパスファインダーの名前で販売され、日本では2002年に生産を終了したSUV。非常に北米っぽいデザインは北米デザインスタジオNDIによるもの。初代はダットサントラック(D21)とプラットフォームを共有した。本格オフロード志向で、ラリーでも活躍。

セフィーロ(1988~2003)

セフィーロ A31型のエクステリアセフィーロ A31型

初代はスカイラインやローレルと同じシャシのFR車で、運転する楽しみを味わえるセダン。30代男性をターゲットにし、広告に携わったのは糸井重里。井上陽水が「みなさんお元気ですか?」と語りかけるCMが話題に。覆面パトカーとドリフト車としての需要も高い。

パオ(1989~1990)

パオ PK10型のエクステリアパオ PK10型

パオ PK10型のリヤビューパオ PK10型

Be-1により日産が成功を確信したパイクカー(レトロ調または革新的なデザインの車)シリーズの第2弾。初代マーチ(K10型)をベースに作ったレトロポップなパオは「冒険」をテーマに制作され、納期最長1年半待ちというほど圧倒的な人気を誇った。

エスカルゴ(1989~1990)

エスカルゴ G20型のエクステリアエスカルゴ G20型

日産パイクカーの中でもっとも革新的なデザインで、唯一の商用車エスカルゴ。企業のロゴを描くのに最適な宣伝車ともいえる。カタツムリのようなスタイルが独創的だが、前からみるとヘッドライトがカエルの顔のようにも見えて愛嬌がある。

インフィニティQ45(1989~2008)

インフィニティQ45 G50型のエクステリアインフィニティQ45 G50型

海外向けの高級ブランドとして1989年に設立されたインフィニティ。「インフィニティQ45」は同ブランドのフラグシップモデルでエンブレムは七宝焼き。日本では2代目以降はシーマに改名。

180SX(1989~1998)

180SX RS13型のエクステリア180SX RS13型

『日産901運動』の成果の1つにあげられる180SX。シルビアS13の姉妹車のFR式スポーツクーペだが、大きなリアハッチを持つ独自スタイル。3ナンバーになったシルビアS14の人気が低迷するなか、フルモデルチェンジを避けた180SXは安定した人気を維持。中古でも人気の車種。