レクサスとトヨタの違いを車種やルーツで比較
レクサスとトヨタの違いって何があるのでしょうか?レクサスが生まれたルーツはアメリカにあり、メルセデス・ベンツやBMWと渡り合うために設立されたブランドが「レクサス」です。
レクサスは2005年から日本でも展開をはじめ、現在は全国的にディーラーが存在します。また、レクサスとトヨタの間でも姉妹車があり、販売が終了したモデルから現在も販売している車種まで多種多様にあります。
そこで、レクサスのルーツや、トヨタ車との違いをまとめました。レクサス車・トヨタ車のどちらを購入しようか迷っている時の参考にしてみてください。
レクサスのルーツはアメリカ市場

レクサスは、トヨタ自動車の高級車ブランドとして位置づけられていて、1989年にアメリカで始まったブランドです。メルセデス・ベンツやBMWに対抗すべく投入した「LS」はヒットし、売上を上げました。
2005年からは日本でもレクサスディーラーの展開をはじめ、フルモデルチェンジを機にセルシオやアリストなどのトヨタの高級車は、レクサスブランドにてLSやGSとして販売を続けました。なお、GSは2020年8月に生産終了しています。
高級車ブランドですので、トヨタ自動車よりも厳しい品質基準をクリアした車両でなければ販売されず、エクステリアだけではなくインテリアや塗装、安全装備にもこだわり1台1台丁寧に生産されています。
| ブランド名 | レクサス |
|---|---|
| 起源 | 1989年、アメリカ市場向けにトヨタが高級車ブランドとして展開 |
| 主なモデル(歴代) | LS、GS(セルシオやアリストなどトヨタ高級車がレクサスブランドで販売。GSは2020年8月生産終了) |
| 日本での展開 | 2005年からレクサスディーラーを展開 |
| 特徴 | トヨタより厳しい品質基準をクリアした車両のみ販売。エクステリア、インテリア、塗装、安全装備まで丁寧に生産 |
レクサスとトヨタはベース車両は同じでも「サービス」と「車両の品質」と「リセール」に違いがある
レクサスとトヨタの違いは大きく分けて3つの違いがあります。1つがサービスで、レクサスの購入者のみ受けられる「レクサスオーナーズデスク」を利用できることです。
目的地をナビに設定することや駐車場の場所などを案内する「ドライブサポート」、ホテルやレストランの場所や予約を案内する「紹介予約サービス」、レクサス車の説明や緊急時の取次をする「お問合せ相談サービス」などをオペレーターに24時間365日対応してもらうことができます。
もう1つが車両の品質で、レクサスとトヨタの車両はベースが同じ車を扱っています。このベースというのは車の骨格にあたる「プラットフォーム」を指すだけで、エクステリアやインテリアはデザインから素材までほぼ全て違います。
例えばレクサスNXはトヨタのRAV4とプラットフォームを共用していますが、デザインはレクサスが独自に開発していて、ボディサイズも違います。車内の素材や質感、剛性やパワートレインに至るまで全てが異なります。
そして最後に車両を売却するときのリセール価格に違いがあります。 トヨタの場合、車を新車購入するときに、車両やオプションを値引きしてくれるケースがありますが、レクサスは一切値引きしません。これは「レクサスのブランド力」を維持するために大切なことで、これにより売却価格(リセール)もトヨタ車より高くなります。そして中古車相場を高値で安定させることでレクサスのブランド力はより高まる、ということになります。
| 違いの項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス | レクサス購入者のみ利用可能な「レクサスオーナーズデスク」あり。ドライブサポート、紹介予約サービス、お問合せ相談サービスを24時間365日対応 |
| 車両の品質 | トヨタとベースは同じプラットフォームでも、エクステリア・インテリア・素材・質感・剛性・パワートレインまで全て異なる。例:レクサスNXとトヨタRAV4 |
| リセール | レクサスは値引きを一切行わず、ブランド力維持。中古車相場が高値で安定することで、リセール価格がトヨタ車より高い |
レクサスLS/セルシオ
LS600h(旧型)
トヨタ・セルシオ
LS460(2006)
レクサスLSは1989年に初代が販売されました。LSの由来は「Luxury Sedan」の略称で、日本では1989年から2006年までトヨタ・セルシオとして販売されていました。2006年のフルモデルチェンジを機に日本でもレクサスディーラーからLSが販売されています。
写真は旧型(4代目・LS600h)のモデルです。LSは2017年10月に5代目へフルモデルチェンジし、現行モデルではV型6気筒3.5Lマルチステージハイブリッドシステムを搭載した「LS500h」と、V型6気筒3.5Lツインターボを搭載した「LS500」の2本立てとなりました。旧型にあったV型8気筒エンジン搭載の「LS600h/LS600hL」は廃止されています。

シート素材はファブリック・本革・セミアニリン本革など複数種が用意されていて、どの素材も最高級の座り心地を実現しています。実際に展示車に座ってみると、シートのサポート感と静粛性の高さはセダンクラスの中でも別格の印象を受けます。現行の5代目LSは1,111万円から(メーカー希望小売価格)の設定で、レクサスのフラッグシップセダンとして高い居住性・走り・安全装備を備えています。
| モデル名 | レクサスLS(旧トヨタ・セルシオ) |
|---|---|
| 販売開始 | 1989年(日本ではセルシオとして販売)、2006年以降レクサスLSとして販売 |
| 由来 | “Luxury Sedan”の略称 |
| 現行ラインナップ(5代目) | LS500h(V6 3.5Lマルチステージハイブリッド)、LS500(V6 3.5Lツインターボ)。2017年10月フルモデルチェンジ |
| 旧型ラインナップ(4代目) | LS600h(V8 5.0Lハイブリッド)、LS600hL(ロング)、LS460(V8 4.6L)、LS460L(ロング)※いずれも廃止 |
| 現行価格帯 | 1,111万円〜(メーカー希望小売価格) |
| 特徴 | 居住空間、走り、安全装備全てに高水準。フラッグシップモデルとして存在感が大きい |
レクサスGS/アリスト(生産終了)
GS350(生産終了)
トヨタ・アリスト
GS300(2005)
レクサスGSは、1993年に初代が発売され2012年にはフルモデルチェンジして4代目へと進化しました。GSの由来は「Grand touring Sedan」の略称で、日本では2005年までトヨタからアリストとして販売されていました。3代目からは日本でもレクサスディーラーからGSとして販売されていましたが、2020年8月に生産終了しています。後継車としてFF駆動の「ES」が日本市場に導入されており、現在はESがミドルクラスセダンの役割を担っています。
GSの販売終了時のラインナップは、V型6気筒エンジンとハイブリッドシステムを搭載した「GS450h」、V型6気筒エンジンの「GS350」、直列4気筒エンジンとハイブリッドの「GS300h」、直列4気筒ターボの「GS300」の4種類でした。

シート素材には、ファブリック・本革・Fスポーツ専用本革・セミアニリン本革の4種類がグレードごとに用意されていました。現在は中古車市場での購入のみとなります。
| モデル名 | レクサスGS(旧トヨタ・アリスト) |
|---|---|
| 販売期間 | 1993年発売〜2020年8月生産終了(現在は中古車のみ) |
| 由来 | “Grand Touring Sedan”の略称 |
| 最終ラインナップ | GS450h(V6ハイブリッド)、GS350(V6)、GS300h(直4ハイブリッド)、GS300(直4ターボ) |
| 後継モデル | レクサスES(FF駆動のミドルクラスセダン) |
| 生産終了理由 | 世界的なセダン離れとSUV人気の高まり、ESとの役割重複によるラインナップ整理 |
レクサスIS/アルテッツァ
IS(旧型)
トヨタ・アルテッツァ
レクサスIS(初代)
レクサスISは、1999年に発売され2013年には3代目へとフルモデルチェンジしました。ISの由来は「Intelligent Sport」の略で、日本では初代モデルが2005年までアルテッツァとして販売されていました。フルモデルチェンジした2代目からはレクサス・ISとして販売されています。写真は旧型のモデルです。
現行の3代目(2020年一部改良済み)のラインナップは、V型6気筒3.5Lエンジンを搭載した「IS350」、直列4気筒2.5LエンジンとハイブリッドシステムをF搭載した「IS300h」、直列4気筒2.0Lターボの「IS300」の3グレードが中心です。また、V型8気筒5.0Lエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデル「IS500 Fスポーツ パフォーマンス」も設定されています。

シート素材にはセミアニリン本革・Fスポーツ専用本革・ファブリック素材などがグレード別に用意されています。価格帯は「IS300h」が590万円から(メーカー希望小売価格)の設定です。
| モデル名 | レクサスIS(旧トヨタ・アルテッツァ) |
|---|---|
| 販売開始 | 1999年(初代モデルはアルテッツァとして販売)、2代目以降はレクサスISとして販売 |
| 由来 | “Intelligent Sport”の略称 |
| 現行ラインナップ(3代目) | IS350(V6 3.5L)、IS300h(直4 2.5Lハイブリッド)、IS300(直4 2.0Lターボ)、IS500 Fスポーツ パフォーマンス(V8 5.0L) |
| 現行価格帯 | IS300h 590万円〜(メーカー希望小売価格) |
レクサスHS/SAI(生産終了)
HS250h(生産終了)
トヨタ・SAI
HS(2009)
レクサスHSは2009年に発売され、当時のレクサス車の中では初めてのハイブリッドカーでした。HSの由来は「Harmonious Sedan」の略称で、トヨタ自動車からはSAIとして販売されていました。アメリカのレクサスでも販売されていましたが、2013年には日本専売車種となりました。その後、2018年に生産終了しています。後継ポジションはESが担っています。

シート素材には、ファブリック・本革・セミアニリン本革の3種類がグレード別に用意されていました。2,400ccの直列4気筒エンジンとハイブリッドシステムを搭載した「HS250h」のワンモデル販売で、現在は中古車市場での購入のみとなります。
| モデル名 | レクサスHS(旧トヨタ・SAI) |
|---|---|
| 販売期間 | 2009年発売〜2018年生産終了(現在は中古車のみ) |
| 由来 | “Harmonious Sedan”の略称 |
| ラインナップ | HS250h(2,400cc 直4エンジン+ハイブリッド)の1モデルのみ |
| 後継モデル | レクサスES |
レクサスCT/プリウス・ブレイド(生産終了)
CT200h(生産終了)
トヨタ・ブレイド
CT200h(前期)
レクサスCTは、2011年から販売を開始したハイブリッド専用の5ドアハッチバックです。3代目のプリウスと同様のハイブリッドシステムを搭載しており、初期のエクステリアはトヨタが販売していたブレイドと雰囲気が似ていました。
CTの由来は「Creative Touring vehicle」で、2011年の発売から約38万台が世界で販売された人気モデルでした。一度もフルモデルチェンジされないまま、2022年10月に生産終了しています。レクサスのエントリーモデルとして若年層や都市部のユーザーに支持されましたが、世界的なSUVシフトの中で役割を終えました。後継ポジションはコンパクトSUVの「UX」および「LBX」が担っています。

シート素材には、本革・Fスポーツ専用本革・L tex(合皮)・ファブリックの4種類が設定されていました。現在は中古車市場での購入のみとなります。
| モデル名 | レクサスCT |
|---|---|
| 販売期間 | 2011年発売〜2022年10月生産終了(現在は中古車のみ) |
| 由来 | “Creative Touring vehicle”の略称 |
| ラインナップ | CT200h(1,800cc 直4エンジン+ハイブリッド)の1モデルのみ |
| 後継モデル | レクサスUX・LBX(コンパクトSUV) |
| 生産終了理由 | 世界的なSUVシフトによりコンパクトハッチバックの役割を終えた |
レクサスLX/ランドクルーザー
LX570(旧型)
ランドクルーザーシグナス
2代目レクサスLX
レクサスLXは、1996年に発売され日本ではランドクルーザーの姉妹車にあたります。2代目のレクサスLXはランドクルーザーシグナスとして日本で販売されていました。写真は旧型(3代目・LX570)のモデルです。
LX570は2022年1月にフルモデルチェンジし、現行の4代目「LX600」へと移行しています。エンジンは5.7L V型8気筒自然吸気からV型6気筒3.5Lツインターボへとダウンサイジングされましたが、出力・トルクともに大幅に向上しています。さらに2024年にはレクサスブランド初のパラレルハイブリッドシステムを搭載した「LX700h」も追加されました。

現行LX600は5人乗りと7人乗りが選択可能で、エグゼクティブは4人乗りです。シート素材はセミアニリン本革を採用しています。間近で見ると、全幅1,990mmという堂々としたフォルムと存在感は圧倒的です。価格は14,500,000円からとなっています(メーカー希望小売価格・LX600 AWD)。
| モデル名 | レクサスLX(旧トヨタ・ランドクルーザーシグナス) |
|---|---|
| 現行モデル | LX600(2022年1月フルモデルチェンジ・4代目)。V6 3.5Lツインターボ搭載 |
| HEVモデル | LX700h(2024年追加。レクサス初のパラレルハイブリッド) |
| 旧型 | LX570(V8 5.7L)。2021年9月販売終了 |
| 現行価格帯 | LX600 1,450万円〜(メーカー希望小売価格) |
| 特徴 | ランドクルーザーの姉妹車としてオフロード性能と高級感を両立するフラッグシップSUV |
レクサスRX/ハリアー
RX450h(旧型)
トヨタ・ハリアー(2代目)
レクサスRX(2代目)
レクサスRXは、1998年から発売され2015年には4代目に進化しています。初代と2代目は日本でハリアーとして販売されていましたが、フルモデルチェンジした3代目のハリアーからは、レクサスRXから切り離されています。写真は旧型モデルです。
RXの由来は「Radiant Crossover」の略で、日本では2009年から販売が開始されています。2022年11月には5代目へフルモデルチェンジし、現行モデルではV6 3.5LハイブリッドのRX450h+(PHEVも追加)や直列4気筒2.5LハイブリッドのRX350h、直列4気筒2.4LターボのRX350などがラインナップしています。

シート素材には、セミアニリン本革・Fスポーツ専用本革・本革・ファブリックの各グレードに応じた設定があります。現行モデルの価格帯はRX350が668万円からとなっています(メーカー希望小売価格)。
| モデル名 | レクサスRX(旧トヨタ・ハリアー) |
|---|---|
| 販売開始 | 1998年(初代・2代目はハリアーとして販売)、2009年からレクサスRXとして日本で展開 |
| 由来 | “Radiant Crossover”の略称 |
| 現行ラインナップ(5代目・2022年11月〜) | RX350h(直4 2.5Lハイブリッド)、RX350(直4 2.4Lターボ)、RX500h(直4 2.4L PHEVターボ)、RX450h+(PHEVハイブリッド) |
| 現行価格帯 | RX350 668万円〜(メーカー希望小売価格) |
| 特徴 | 初代・2代目はハリアーとして販売。現行5代目でPHEVも追加しラインナップを拡充 |
レクサスNX/RAV4
NX200t(旧型)
トヨタ・RAV4(4代目)
レクサスNXは、2014年から販売を開始したコンパクトSUVです。写真は旧型(初代)モデルで、海外で展開されていた4代目RAV4とプラットフォームを共用していました。NXの由来は「Nimble Crossover」の略で、2021年11月に2代目へフルモデルチェンジしています。
現行の2代目NXは、直列4気筒2.5LハイブリッドシステムとGA-Kプラットフォームを採用し、レクサスブランド初のプラグインハイブリッド(NX450h+)も追加されました。リヤエンブレムもLマークからアルファベットの「LEXUS」表記に変わったのも話題となりました。

シート素材には、本革・Fスポーツ専用本革・L tex(合皮)・ファブリックなど各グレードに応じた設定があります。現行モデルの価格帯はNX250が485万円からとなっています(メーカー希望小売価格)。
| モデル名 | レクサスNX(旧型はRAV4とプラットフォーム共用) |
|---|---|
| 販売開始 | 2014年(初代)、2021年11月フルモデルチェンジ(2代目) |
| 由来 | “Nimble Crossover”の略称 |
| 現行ラインナップ(2代目) | NX350h(直4 2.5Lハイブリッド)、NX350(直4 2.4Lターボ)、NX250(直4 2.5L)、NX450h+(PHEV) |
| 現行価格帯 | NX250 485万円〜(メーカー希望小売価格) |
| 特徴 | 現行2代目でレクサス初のPHEVを追加。リヤエンブレムもLEXUS表記に変更 |
レクサスとトヨタの違いは、品質やオーナー特典にあり

レクサスで販売されている車種と、ベース車となったトヨタの車種とでは、同じようで細かいところやインテリアの作り込み、走りの質感などは、やはりレクサスのほうに軍配があがります。
他にも、ナビや電話からオーナーズデスクが利用できるなど、レクサスオーナーにはトヨタオーナーにはない特典が満載です。なお、GSやHS、CTといった一部のレクサスモデルはすでに生産終了しており、現在はSUVを中心としたラインナップが主力になっています。購入を検討する際は最新のラインナップをレクサス公式サイトや販売店でご確認ください。






























