レクサスISのモデルチェンジ情報 2026年10月1日の一部改良で寒冷地仕様を全車標準化、Mode Black Ⅵも設定
レクサスの4ドアスポーツセダンISは、2026年1月8日に3度目となるビッグマイナーチェンジ相当の一部改良を受け、日本仕様はハイブリッドのIS300h一本に集約されました。
そしてその年内に、早くも次の一部改良が控えています。2026年10月1日に発売予定の改良では、これまでオプション扱いだった寒冷地仕様が全車標準装備となり、人気の特別仕様車「F SPORT Mode Black」がナンバリングを「Ⅴ」から「Ⅵ」へ更新して新設定されます。
ここでは10月の改良内容を先頭に整理したうえで、2026年1月のビッグマイナーチェンジ、ガソリンモデルの生産終了、そして歴代ISのモデルチェンジ遍歴までをまとめてお届けします。
レクサスISが2026年10月1日に一部改良 先行受注は8月20日からスタート
レクサスはISを一部改良し、2026年10月1日から日本国内で発売する予定です。先行受注はすでに2026年8月20日(木)から始まっており、正式発表は同年9月中旬頃が見込まれています。
1月のビッグマイナーチェンジからわずか9か月というインターバルですが、今回は年次改良の色合いが濃い内容です。とはいえ寒冷地仕様の標準化は実利が大きく、地域によっては見積もりの前提が変わってきます。
なお、ここで扱う内容は正式発表前の情報にもとづく整理です。最終的な仕様や価格は、レクサスからの公式リリースが優先されます。
寒冷地仕様を全車標準装備化 装備の底上げが中心
今回の改良で目玉となるのが、寒冷地仕様の全車標準装備化です。これまではメーカーオプションとして別途選択する必要がありましたが、改良後は標準で備わります。
北海道や東北、日本海側にお住まいの方にとっては、選ばなくても標準で付いてくる安心感があります。逆に温暖な地域のユーザーからすると必ずしも必要ない装備ですが、こうした地域差のある装備を標準化していくのは、生産効率と品質の平準化を重視する近年のトヨタ・レクサスらしい判断とも言えます。
なお、パワートレインは1月のビッグマイナーチェンジから変更なく、2.5L直列4気筒の2AR-FSE型エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが継続されます。
特別仕様車はF SPORT Mode Black Ⅵへ更新
ISの定番となっている特別仕様車「F SPORT Mode Black」も、ナンバリングをⅤからⅥへ更新して新設定されます。
最大の変更点は、新デザインのBBS製鍛造アルミホイールの採用です。この装備が価格にも反映され、標準グレードよりも大きな値上げ幅となっています。
Mode Blackシリーズは2020年の初代から数えて6代目。ISというモデルが四半世紀にわたって続いてきたことを考えると、この特別仕様車もすっかりISの顔のひとつになりました。ガソリンモデルが姿を消した今、ISの「スポーティさ」を視覚的に担う存在としての役割は、以前にも増して大きくなっています。
価格は一律10万円アップ Mode Black Ⅵは20万円高に
価格は5,900,000円〜6,950,000円(税込)となる見込みです。標準グレードは一律10万円の値上げで、これは物価高騰や材料費の上昇に加え、寒冷地仕様の標準装備化を反映したものとされています。
一方、特別仕様車のF SPORT Mode Black Ⅵは前モデル比20万円高。新デザインのBBS製鍛造アルミホイールの採用分が上乗せされる形です。
1月の改良で最大54万円という大幅な値上げがあったばかりですから、続けての改定は負担感があります。ただ寒冷地仕様が標準化されることを踏まえると、オプションを積んで見積もっていた層にとっては実質的な差は小さくなります。
| グレード | 駆動方式 | 改良前(2026年1月〜) | 改良後(見込み) |
|---|---|---|---|
| IS300h | 2WD(FR) | 5,800,000円~ | 5,900,000円~ |
| IS300h version L | 6,100,000円~ | 6,200,000円~ | |
| IS300h F SPORT | 6,350,000円~ | 6,450,000円~ | |
| IS300h F SPORT Mode Black Ⅵ | 6,750,000円~(Mode Black Ⅴ) | 6,950,000円~ |
レクサスISが3度目のビッグマイナーチェンジ IS300hを2026年1月8日に発売
レクサスの新世代デザインを取り入れたIS
2026年ISに設定する新インテリアカラーは鮮やかなレッドのプロミネンス
レクサスは2026年1月8日、スポーツセダンIS300hの一部改良モデルを発売しました。外観の変更をともなう大がかりな内容で、3代目としては3度目のビッグマイナーチェンジにあたります。
開発のキーワードに掲げられたのは「熟成」。ISが四半世紀以上にわたって追求してきた「ドライバーがクルマと対話できる気持ちのいい走り」と「アグレッシブでスポーティなデザイン」に、さらに磨きをかけるという方向性が打ち出されました。
ISは1999年の初代誕生以降、コンパクトFRスポーツセダンとして世界約40の国と地域で累計約130万台を販売してきたモデルです。
エクステリアはユニファイドスピンドルへ インテリアには新色プロミネンス
エクステリアは、2026年にモデルチェンジしたESと同様に、従来のスピンドルグリルを脱却した新世代マスクの「ユニファイドスピンドル」を採用。
インテリアには64色のマルチカラーアンビエントライトや、センターコンソールパネル周りのフォージドカーボンを採用するなど、ラグジュアリーな質感が特徴です。新設定のインテリアカラー「プロミネンス」は鮮やかなレッドで、F SPORT専用色として今回の目玉のひとつになっています。
予防安全システムはLexus Safety System+ 3.0を採用し、渋滞支援のLexus Teammate Advanced Driveを備えた高度運転支援技術も組み合わされます。ボディカラーは全8色、インテリアカラーは全6種類という構成に整理されました。
電動パワーステアリングをラック平行式へ刷新
走りの面で最も大きな変更が、電動パワーステアリング(EPS)の刷新です。ラック平行式への変更とバリアブルギヤの採用により、操舵フィールが作り直されました。
交差点やワインディングロードでは少ない操舵角でも狙い通りにトレースできる応答性を、高速道路ではふらつきを抑えた直進安定性を狙ったとされています。
「熟成」という言葉どおり、目新しい機構を足すのではなく、基本性能を丁寧に詰め直す改良です。プラットフォームもパワートレインも据え置きのなかで走りの印象を変えようとすれば、ステアリング系に手を入れるのは理にかなった選択と言えるでしょう。
パワートレインは従来型を継続 価格は最大54万円の上昇
期待する声も多かったパワートレインについては、ビッグマイナーチェンジでも変更されませんでした。2.5Lの2AR-FSE型直列4気筒自然吸気エンジンとモーターを組み合わせた従来のハイブリッドシステムが継続され、エンジン出力178PS/221Nm、モーター出力143PS/300Nmという数値も据え置きです。
一方で価格は大きく動きました。version Lを除く各グレードで約50万円以上、最大で54万円の値上げとなっています。装備の追加や安全装備の刷新を反映した結果とはいえ、旧世代のハイブリッドシステムをそのまま積んだままでの改定だけに、割高感を指摘する声もあります。
このほか、シート表皮の本革が廃止されたことや、リアウィンカーが豆球のまま継続されたことなど、質感面で物足りなさを感じる部分も残りました。購入を検討する際は、こうした点を実車で確認しておきたいところです。
レクサスIS300hを除くガソリンモデルの生産終了 最後の特別仕様車IS500 クライマックスエディション(Climax Edition)を限定発売
クライマックスエディション専用ボディカラー ニュートリノグレー
クライマックスエディション専用プレート
クライマックスエディション専用アナログクロック
クライマックスエディション専用ウルトラスエード/L texスポーツシート
クライマックスエディション専用オープニング付8インチTFT液晶式メーター
クライマックスエディション専用フロント対向6ポッドアルミ製キャリパー
クライマックスエディション専用ディンプル本革ステアリング
レクサスはISにラインナップするIS500、IS300のガソリンモデルを2025年11月をもって生産終了すると発表しました。ハイブリッドシステムを搭載するIS300hは販売を継続し、その後2026年1月のビッグマイナーチェンジへとつながっていきます。
またV型8気筒エンジンを搭載する特別仕様車IS500 Climax Edition(クライマックス エディション)を、2025年8月頃より限定500台で販売することも発表されました。
IS500特別仕様車クライマックスエディションはbrembo製フロント対向6ポッドアルミ製キャリパーや高摩擦ブレーキパッド、大径ピラーフィン式ベンチレーテッドディスクブレーキなどを装備して高い制動性能を追求したモデルで、マットブラック塗装を施したBBS製19インチ鍛造アルミホイールなど、専用装備も豊富に設定されました。
ブラック&フレアレッドのインテリアコーディネイトでスポーティ感を与えています。
IS500特別仕様車クライマックスエディションの装備
- 専用 ディンプル本革ステアリング
- 専用 ディンプル本革シフトノブ
- 専用 オープニング
- 専用 Climax Editionプレート
- 専用 GPS時刻補正機能付 アナログクロック
- 専用 ブラック&フレアレッド ウルトラスエード/L texスポーツシート
- 専用 ウルトラスエード ドアトリムアームレスト・メーターフード・フロントコンソール上部
- 専用 フロントLEXUSロゴ レッドブレーキキャリパー
- 専用 BBS製マットブラック塗装 鍛造アルミホイール
- 専用 Climax Editionロゴ入りスカッフプレート
- ELR3点式シートベルト
- brembo製フロント対向6ポッドアルミ製キャリパー
- ピラーフィン式ベンチレーテッドディスクブレーキ
IS500特別仕様車クライマックスエディションには、レクサス初採用で特別感のあるライトグレー系ボディカラー、ニュートリノグレーを設定するのもトピックです。
販売価格は500台限定販売で9,500,000円、販売時期は2025年8月頃で、レクサス店で販売されました。V8自然吸気を積むISはこれが最後となり、コレクター的な価値も帯びる一台になりそうです。
レクサスISへ2025年1月23日一部改良を実施 特別仕様車F SPORT Mode Black Ⅳを設定
Mode Black第4弾モデル レクサスIS F SPORT Mode Black Ⅳ
レクサスISのIS300hとIS300グレードへ特別仕様車F SPORT Mode Black Ⅳを追加しました。Mode Blackの第4弾モデルで、BBS製ブラック塗装専用鍛造アルミホイールやブラック塗装とスモークメッキ加飾の専用ドアミラーなどを装備したモデルです。
インテリアはブラックのウルトラスエード/L texスポーツシートや専用ディンプル本革ステアリングなどを装備します。
ISの一部改良では、メーカーオプションにAC100V・1,500Wアクセサリーコンセントを用意し、ブラック・ホワイト・フレアレッドの内装バリエーションも追加しました。
アウターミラーはブラック塗装とスモークメッキ加飾が施されています。
一部改良後レクサスISの販売価格は4,810,000円から8,500,000円。特別仕様車F SPORT Mode Black Ⅳの販売価格は5,900,000円から6,350,000円でした。
この時点ではIS300のガソリンモデルも併売されており、価格帯も480万円台からと現在よりかなり手の届きやすい水準だったことがわかります。
レクサスIS特別仕様車F SPORT Mode Black Ⅳの装備
- BBS製ブラック塗装 専用鍛造アルミホイール
- ブラック塗装+スモークメッキ加飾 専用ドアミラー
- 専用ブラックステンレス ウインドウモール
- 専用ウルトラスエード L texスポーツシート
- 運転席ポジションメモリー
- 運転席・助手席ベンチレーション&シートヒーター機能付
- パドルシフト付専用ディンプル本革ステアリング
- 専用8インチTFT液晶式メーター
- パノラミックビューモニター
- 後席SRSサイドエアバッグ
| 全長 | 4,710mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,840mm |
| 全高 | 1,435mm |
| ホイールベース | 2,800mm |
| 室内長 | 1,945mm |
| 室内幅 | 1,500mm |
| 室内高 | 1,160mm |
| 車両重量 | 1,690kg |
| 最小回転半径 | 5.2m |
| 最低地上高 | 140mm |
| エンジン型式 | 2AR-FSE型 水冷直列4気筒 |
| エンジン総排気量 | 2,493cc |
| エンジン最高出力 | 131kW(178PS)/6,000rpm |
| エンジン最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/4,200rpm-4,800rpm |
| フロントモーター型式 | 1KM型 |
| フロントモーター最高出力 | 105kW(143PS) |
| フロントモーター最大トルク | 300Nm(30.6kgm) |
| 駆動方式 | 2WD(FR) |
| 乗車定員 | 5名 |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| タンク容量 | 66L |
| WLTCモード燃費 | 18.0km/L |
※上表は2026年1月のビッグマイナーチェンジ前の数値です。パワートレインは改良後も同じ2AR-FSE型が継続されますが、ボディサイズや車両重量、燃費は変更されている可能性があります。
ISのボディカラーはF SPORT限定色4色を含む全10色ラインナップ(2026年1月改良前)
ISに2トーンカラーはなく、すべてモノトーンカラーの全10色設定でした。
F SPORTグレード限定色はホワイトノーヴァガラスフレーク・チタニウムカーバイドグレー・ラディアントレッドコントラストレイヤリング・ヒートブルーコントラストレイヤリングの4色で、ソニッククォーツとレッドマイカクリスタルシャインはF SPORT以外のグレードで選択できるボディカラーになっています。
※以下は2026年1月のビッグマイナーチェンジ前の設定です。改良後のボディカラーは全8色へ整理されているため、最新の設定は公式サイトやレクサス店でご確認ください。
レクサスISのボディカラー一覧(2026年1月改良前)
- ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT専用カラー)
- ソニックチタニウム
- ソニッククロム
- ソニックイリジウム
- チタニウムカーバイドグレー(F SPORT専用カラー)
- グラファイトブラックガラスフレーク
- ラディアントレッドコントラストレイヤリング(F SPORT専用カラー、165,000円高)
- ヒートブルーコントラストレイヤリング(F SPORT専用カラー、165,000円高)
- ソニッククォーツ
- レッドマイカクリスタルシャイン
ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT専用カラー)
ソニックチタニウム
ソニッククロム
ソニックイリジウム
チタニウムカーバイドグレー(F SPORT専用カラー)
グラファイトブラックガラスフレーク
ラディアントレッドコントラストレイヤリング(F SPORT専用カラー、165,000円高)
ヒートブルーコントラストレイヤリング(F SPORT専用カラー、165,000円高)
ソニッククォーツ
レッドマイカクリスタルシャイン
次期ISはBEVの新型モデルHZになるという噂 2026年時点で実現せず
レクサスISの次期型は既存のセダンタイプだけでなく、ステーションワゴンを追加したBEV(電気自動車)になるという噂がありました。
カローラシリーズや新型クラウンシリーズと同様に、ボディタイプを多角化して販売台数を伸ばす計画のようだ、というものです。
ISを多角化する理由として、欧州プレミアムブランドのBMW 3シリーズやメルセデスのCクラスのように様々なボディタイプを用意したいトヨタの思惑も指摘されていました。新たなFRプラットフォームも開発中とされています。
注目されたのがパワートレインで、セダンとシューティングブレーク(ステーションワゴン)のどちらも純ガソリンエンジンを廃止し、100%電気で走るBEVとなって新型モデル「HZ」として登場する、という筋書きでした。コンセプトモデルは2021年にレクサスが発表したエレクトリファイドセダンで、2022年にフルモデルチェンジしたRXと同じ次世代デザインのスピンドルボディを採用するという予想もありました。
ただし実際には、2026年1月にIS300hがビッグマイナーチェンジを受けて現行3代目が継続されており、フルモデルチェンジもBEV化も実現していません。純ガソリンのIS300・IS500が2025年11月で生産を終えた点だけは事前の見立てどおりでしたが、その受け皿はBEVではなくハイブリッドでした。次期型の時期については、現時点で確たる情報は確認できていません。
レクサスISの一部改良と特別仕様車の「F SPORT Mode Black Ⅲ」を2022年8月25日に発表
F SPORT Mode Black Ⅲ
レクサスは2022年8月25日にレクサスISの一部改良と、特別仕様車の「F SPORT Mode Black Ⅲ」(IS350/IS300h/IS300)を発表しました。
一部改良ではエクステリアに改良を加え、センタークラスターメッキをダークシルバーに変更し、専用色のブラック&チタニウムカーバイドグレーを用意。
オプションでアルミホイールは専用のBBS製マットブラック塗装の鍛造アルミホイールを用意しました。
また特別仕様車のエクステリアでは、三眼フルLEDヘッドライト(ロー・ハイビーム)&LEDフロントターンシグナルランプにブラック塗装の専用ドアミラー、ブラックステンレスのウインドウモールも装備。インテリアではスポーティーさを演出する特別仕様車専用のアッシュ(オープンフィニッシュ/銀墨)ディンプル本革ステアリング(パドルシフト付)&ディンプル本革シフトノブを用意し、専用シート、専用メーター、専用アッシュなども装備されています。
全体的にブラックを基調にしたシックな装いで、レクサスISの高級感とスポーティさに磨きがかかりました。
LEXUS IS500「F SPORT Performance First Edition」 V型8気筒5.0Lエンジン搭載で500台限定販売
LEXUS ISは2022年8月25日に、V型8気筒5.0Lエンジンを搭載したLEXUS IS500 F SPORT Performanceを設定。パフォーマンスモデル販売を記念する特別仕様車「F SPORT Performance First Edition」も限定500台で販売しました。
LEXUS IS500「F SPORT Performance First Edition」
IS500 F SPORT Performanceの特徴は5.0LのV型8気筒エンジンで、最高出力481PS、最大トルク535Nmを発生する運動性能は強烈。カーボンフリー推進の世の中で、このエンジン性能は希少性も高いため注目が集まりました。
そのIS500も、2025年11月をもって生産を終えることになります。
レクサスIS特別仕様車 F SPORT Performance First Editionの装備
- BBS製マットブラック塗装 専用19インチ鍛造アルミホイール
- 専用ブラック塗装 ドアミラー
- 専用アッシュ+専用ディンプル本革ステアリング
- 専用オーナメントパネル
- 専用ブラック×ブラウンパーフォレーションシート
- F SPORT Performance First Edition 専用プレート
LEXUS IS500「F SPORT Performance First Edition」は500台限定の抽選販売で、2022年8月25日から2022年9月15日までの約3週間、レクサス店で抽選申し込みを受け付け、9月下旬より順次商談が開始されました。
次期型レクサスISでの「IS F」復活はなしの可能性が濃厚か
レクサス・オーストラリアの最高責任者スコット・トンプソン氏が雑誌のインタビューで、「現在開発中の新型レクサスISでは『IS F』を発売する計画はなく、別モデルを登場させる予定」と言及したことが明らかとなりました。
ISには「F」ではない別のハイパフォーマンスモデルが設定される、あるいはIS以外の別モデルに「F」を設定する可能性が語られました。新型モデルのパワートレインには3.5L V型6気筒のダウンサイジングツインターボエンジンを採用するとの噂も浮上し、2022年10月に新型IS Fを発表するという噂もありました。
結果として、これらの噂はいずれも実現していません。ISのハイパフォーマンスモデルは「IS500 F SPORT Performance」という形で落ち着き、その系譜も2025年11月の生産終了で幕を下ろしました。
新型ISの一部改良モデルが2021年9月に発売 特別仕様車モードブラックSとモードグリッターの2種類も設定
デザインと走りを追求したISの特別仕様車モードブラックS
ブラックの輝きをテーマにしたISの特別仕様車モードグリッター
ISが2021年モデルにアップデートされ、同時にF SPORTに特別仕様車モードブラックS(Mode Black S)とモードグリッター(Mode Glitter)が追加されました。
ISの一部改良後の2021年モデルは、IS300hにAC100V/1,500Wのアクセサリーコンセントをオプション設定すること、レーントレーシングアシスト(LTA)の制御の見直しなどが中心で、エクステリアやインテリアに変更はありません。
IS特別仕様車モードブラックSの特別装備
- BBS製マットブラック塗装 鍛造アルミホイール
- オート電動格納式ドアミラー
- 三眼フルLEDヘッドランプ+LEDフロントターンシグナルランプ
- ブラックステンレス ウインドウモール
- 専用ウルトラスエード スポーツシート
- 専用8インチTFT液晶式メーター
- 後席SRSサイドエアバッグ
- パワーイージーアクセスシステム
IS特別仕様車モードグリッターの特別装備
- ブラックスパッタリング塗装 専用19インチアルミホイール
- オート電動格納式ドアミラー
- ブラックステンレス ウインドウモール
- アッシュ+専用ディンプル本革ステアリング
- アッシュオーナメントパネル
- 専用L texスポーツシート
- 専用8インチTFT液晶式メーター
- 後席SRSサイドエアバッグ
- パワーイージーアクセスシステム
レクサス新型ISがワールドプレミア 日本市場は2020年11月5日発売
ビッグマイナーチェンジでエクステリアを一新した新型IS
レクサスISのビッグマイナーチェンジが2020年6月16日に発表され、2020年11月5日に発売しました。スピンドルグリルが大型化、「L」のデイタイムランニングライトが三眼LEDヘッドライトの上部に移行し、先進性を感じられるデザインに変更されています。また特別仕様車のF SPORT Mode Black(モード ブラック)も同時に投入されました。
サイドのプレスラインはNXのような、より立体的なプレスラインに変更されたことで、スポーティーでありながらラグジュアリーな雰囲気も感じるスタイリッシュなスタイリングになっています。F SPORTにはBBS製の19インチ鍛造ホイールを標準装備することで足元もグッと引き締まりました。
リヤバンパーは光沢のあるグロス塗装で、マイナーチェンジ前のモデルより質感は大きく向上しています。
発表された北米仕様の新型ISに搭載するパワートレインはマイナーチェンジ前のモデルと変更がなく、日本市場で発売する新型ISのパワートレインも変更はありませんでした。
2020年新型レクサスISに搭載するパワートレイン
- 直列4気筒2.0L直噴ターボ
- 直列4気筒2.5Lハイブリッドシステム
- V型6気筒3.5L
新型ISのボディサイズは従来モデルよりも、全長は30mm伸びて4,710mm、全幅も30mm広がり1,840mm、全高は5mm高くなり1,435mmに大型化。ホイールベースは従来モデルと同じ2,800mmとなっています。
新型ISはブレーキホールドやタッチ式ナビゲーションディスプレイを採用してユーザビリティが向上
インテリアの変更点は、ついに電動パーキングブレーキとブレーキホールドが追加されたこと、アナログクロックがGPS連動になったこと、10.3インチのナビゲーションディスプレイがタッチ式に対応したことがトピックで、その他は大きな変更点はありません。
安全装備のLexus Safety System+は2.5にバージョンアップされ、歩行者や自転車に対応しました。
レクサスISのテールランプは一文字に 2020年6月18日8時にオンラインでワールドプレミア
一文字のテールランプが光る新型ISのティザーイメージ
レクサスの新型ISの最新イメージが公式サイトで公開されました。
コンパクトSUVのUXや新型ハリアーのような一文字のテールランプが特徴で、スピンドルグリルは通常モデルでもメッシュグリルを採用するなど、期待の高まるモデルでした。
新型ISのワールドプレミアは、当初2020年6月10日水曜日の午前8時にオンライン配信を予定していましたが、延期することが公式発表されました。その後正式日程が発表され「2020年6月18日8時にオンラインで実施」することが告知されています。
日程発表と同時に、新型ISの一文字テールランプの動画も公開されました。
欧州展開を見据えて開発されたレクサスISのモデルチェンジ遍歴

レクサスISはスポーツ4ドアセダンで、トヨタが展開する高級車ブランドのレクサスが販売しています。初代のモデルは日本国内ではトヨタの「アルテッツァ」として販売されていました。
レクサスIS初代 CXE/JCE10L型(1999年~2005年)
1999年、ヨーロッパで前年に発売されたトヨタの「アルテッツァ」のレクサスブランド版として発売された後、北米でも展開され、レクサスのエントリーモデルとして人気がありました。アルテッツァとの違いは、スポーツモデルの設定がないこと、全車直列6気筒エンジンを搭載していること、2JZ-GE搭載車の設定があること、高級ブランドレクサスの基準を満たすためインテリアの品質がISの方が上質であることが挙げられます。
レクサスIS 2代目 GSE2#型(2005年~2013年)
2005年8月に日本でもレクサスブランドを展開したことにより、9月に2代目となるISを発売開始します。3.5Lの「IS350」と2.5Lの「IS250」が設定され、「標準仕様」とスポーティな「version S」、最上級仕様の「version L」のグレードが用意されました。
2006年11月、年次改良で2007年モデルに。「version I」が新たに設定されました。
2007年9月、年次改良で2008年モデルに。12月には700台限定の特別仕様車「Elegant White Interior」を発表。また、プレミアムスポーツブランド「F」を冠した「IS F」が専用開発のV型8気筒5Lエンジンを搭載してラインナップに追加されました。
2008年9月、年次改良で2009年モデルになり、大きく変更が実施されると同時に「version I」が廃止に。2ドアコンバーチブルクーペの「IS C」を新たに追加設定しました。「IS C」は当初「IS250C」のみでした。
2009年7月、年次改良で2010年モデルに。スポーティ仕様の「version F」が日本専用グレードとして追加されました。同年12月、特別仕様車「X-Edition」を発表。
2010年8月、マイナーチェンジが実施され2011年モデルに。フロント周辺やリヤコンビネーションランプなどを変更し、洗練された印象になりました。ヘッドライトはL字型のLEDポジショニングライトに。「version F」を廃止して「F SPORT」を新たに設定しました。同時にレクサスの日本での開業5周年を記念した特別仕様車「Art Works」を発売しています。
レクサスIS 3代目 ASE30/GSE3#/AVE3#/USE30型(2013年~)
「New Chapter LEXUS」の集大成として、「LEXUSスポーツセダン」の象徴になるべく開発され、2013年5月、フルモデルチェンジで3代目に。「IS250」「IS350」にハイブリッドシステム搭載の「IS300h」を新たに設定。「標準仕様」「F SPORT」「version L」が各モデルに設定されました。
2014年7月、一部改良で全車に自動防眩、鏡面リバース連動ラストメモリー付チルトダウン機能を標準装備しました。
2015年1月、レクサス日本開業10周年を記念した特別仕様車「F SPORT X Line」を発売。7月には一部改良とともに、レクサス初のターボエンジン搭載車「IS200t」を追加設定。フロントパフォーマンスダンパーが「IS350」と「IS200t」に標準装備となりました。
2016年1月、特別仕様車「F SPORT Mode Plus」を発売。10月にはマイナーチェンジを実施し、「IS250」が廃止となりました。
2017年10月、仕様変更で「IS200t」から「IS300」に名称を変更。
2018年8月、一部改良でボディカラーとインテリアカラーの変更とともに、特別仕様車「Black Sequence」を発売。
2019年8月、特別仕様車「I Blue」を発表。
2020年11月、マイナーチェンジとともに特別仕様車「F SPORT Mode Black」を発売。3.5Lガソリンモデルの「IS350」は「F SPORT」のみの展開になりました。
2021年2月、北米で「IS500」を発表。追加モデル扱いとなるため、「IS500 F SPORT Performance」の名称になっています。9月、一部改良でLTAの制御内容が変更されるとともに、特別仕様車「F SPORT Mode Black S」と「F SPORT Mode Glitter」が発表されました。
2022年7月、北米で展開している「IS500」を日本に「IS500 F SPORT Performance」として導入することを発表。これを記念して特別仕様車「IS500 F SPORT Performance First Edition」を発売。8月、一部改良と特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅲ」を発売しました。
2025年1月23日、一部改良とともに特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅳ」を発売。同年8月頃には500台限定の「IS500 Climax Edition」を発売し、11月をもってIS500・IS300のガソリンモデルが生産を終了しました。
2026年1月8日、IS300hが3度目のビッグマイナーチェンジ相当の一部改良を実施。ユニファイドスピンドルの採用やEPSの刷新、特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅴ」の設定が行われ、日本仕様はハイブリッド一本に集約されました。
2026年10月1日には、寒冷地仕様の全車標準装備化と特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅵ」の設定を伴う一部改良が予定されています。
| レクサスISのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 CXE/JCE10L型 | 1999年~2005年 |
| 2代目 GSE2#型 | 2005年~2013年 |
| 3代目 ASE30/GSE3#/AVE3#/USE30型 | 2013年~ |





















