レクサスLSのモデルチェンジ情報と現在の状況
2017年の北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)で世界初公開された5代目レクサスLSは、圧倒的なボディの存在感、磨き抜かれた静粛性、特別感あふれるインテリア空間まで、どこを取っても洗練され尽くしたフラッグシップセダンです。LSはラグジュアリーブランドであるレクサスの中でも最高ランクに位置する一台で、4代目から数えて実に11年ぶりのフルモデルチェンジとして各メディアを賑わせました。
そのLSも登場から8年以上が経過し、2026年7月時点ではモデル末期に差しかかっています。北米では2026年モデルをもって生産終了が確定し、日本でも受注枠が極めて限られる“終売間近”の状況です。本記事では、直近の最新情報から歴代モデルの遍歴まで、レクサスLSのすべてを整理して解説します。
レクサスLSは2026年9月10日に最終一部改良を予定 ガソリン廃止でHEVへ一本化か 現行型は終売局面へ
レクサスのフラッグシップセダンLSは、日本では2026年9月10日に現行型(5代目)最後とみられる一部改良が予定される見込みです。これまでハイブリッドより安価に設定されていたガソリンのLS500を廃止し、ハイブリッドのLS500hへ集約する方向とみられます。あわせてエントリーグレードの「I package」も落とし、F SPORT/version L/EXECUTIVEの3グレード構成へ整理されそうです。
装備面では、リヤの「L」ブランドエンブレムを「LEXUS」ロゴへ変更し、全車にムーンルーフ・デジタルキー・寒冷地仕様を標準化。最新インフォテインメント(ワイヤレスApple CarPlay、ハイレゾ音源、自然な発話での操作)を採用し、従来のタッチパッド式「リモートタッチ」を廃止してスイッチ類を再配置するとみられます。F SPORTのタイヤは騒音規制フェーズ3への対応で前後共通の245/45R20へ変更される見込みで、切削光輝&ブラック塗装の20インチアルミも新採用が有力です。価格はグレード集約と装備充実にともない上昇が濃厚です。
もっとも、この改良はあくまで最終型に向けた熟成という位置づけが色濃いのが実情です。日本ではガソリンのLS500がすでに受注を停止し、ハイブリッドのLS500hもごく僅かな枠(100台未満)のカウントダウン販売へ移行しています。レクサス公式の工場出荷目途でもLSは受注停止に切り替わっており、日本での正式な終売アナウンスは本日時点で出ていないものの、実質的な終幕が近いとみられます。
北米では状況がさらに明確です。2026年モデルの特別仕様車「LS500 AWD ヘリテージエディション」(250台限定)をもって生産を終了することが正式に発表されており、1989年の初代LS400から続いたフラッグシップセダンが、北米では約36年の歴史に幕を下ろします。欧州でもすでに終売済みです。
気になる後継ですが、レクサスはジャパンモビリティショー2025で、6輪ミニバン型を含む思い切ったコンセプトを公開し、LSを「ラグジュアリーセダン(Luxury Sedan)」から「ラグジュアリースペース(Luxury Space)」へと広げる構想を示しました。ただし、これらはあくまで将来像を探るデザインスタディで、あの姿がそのまま市販される可能性は高くありません。読み取るべきは形そのものよりも、次のLSがセダンという枠に必ずしもとらわれず、電動化(HEV/PHEV/BEV)を軸に位置づけを見直していく――という方向性です。後継の具体的な形も時期も、本日時点ではまったくの未確定と言えます。
レクサスがLSのコンセプトモデル3種をジャパンモビリティショー2025で世界初公開
LS Concept(レクサス LS コンセプト)
LS Concept(レクサス LS コンセプト)
LS Concept(レクサス LS コンセプト)
LS Concept(レクサス LS コンセプト)
LS Concept(レクサス LS コンセプト)
LS Concept(レクサス LS コンセプト)
LS Concept(レクサス LS コンセプト)
LS Concept(レクサス LS コンセプト)
LS Concept(レクサス LS コンセプト)
LS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)
LS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)
LS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)
LS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)
LS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)
LS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)
LS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)
LS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)
LS Micro Concept(レクサス LS マイクロ コンセプト)
LS Micro Concept(レクサス LS マイクロ コンセプト)
レクサスLSの可能性を示すコンセプトモデルをジャパンモビリティショー2025でワールドプレミア。
従来セダンボディだったLSでしたが、公開されたのは6輪のミニバンタイプのLS Concept(レクサス LS コンセプト)、クーペタイプのLS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)、一人乗りのモビリティタイプのLS Micro Concept(レクサス LS マイクロ コンセプト)の3種です。いずれも市販を前提としたモデルではなく、フラッグシップの新たな可能性を探る狙いのデザインスタディという位置づけ。とりわけ6輪ミニバンのLS Conceptがあの形のまま世に出るとは考えにくく、注目すべきは具体的なボディ形状よりも、レクサスがLSというブランドをセダンの枠を越えて広げようとしている姿勢そのものと言えそうです。
LSが2025年9月25日一部改良 ボディカラー拡大などで車両価格を見直し
レクサスLSは2025年9月25日に一部改良を実施し、ボディカラーのホワイトノーヴァガラスフレークとディープブルーマイカの2色を全グレードで選択可能にしました。
またフロント・リヤシートヒーターを全グレードで標準化し、F SPORTにはオプションでブレーキキャリパーの意匠変更を用意。これらの改良にともない、LSの車両価格も見直されています。
| グレード | 駆動方式 | 値段 |
|---|---|---|
| LS500 I package | 2WD | 11,110,000円~ |
| 4WD | 11,590,000円~ | |
| LS500 F SPORT | 2WD | 12,330,000円~ |
| 4WD | 12,810,000円~ | |
| LS500 version L | 2WD | 14,110,000円~ |
| 4WD | 14,590,000円~ | |
| LS500 EXECUTIVE | 2WD | 15,790,000円~ |
| 4WD | 16,270,000円~ | |
| LS500h I package | 2WD | 12,570,000円~ |
| 4WD | 13,050,000円~ | |
| LS500h F SPORT | 2WD | 13,790,000円~ |
| 4WD | 14,270,000円~ | |
| LS500h version L | 2WD | 15,570,000円~ |
| 4WD | 16,050,000円~ | |
| LS500h EXECUTIVE | 2WD | 17,250,000円~ |
| 4WD | 17,730,000円~ |
もっとも、上表はあくまで2025年9月改良後のカタログ価格で、2026年に入るとガソリンのLS500はすでに受注を停止しており、実際に選べるのはハイブリッドのLS500hが中心という状況です。レクサスではLMやLX、RXといったミニバン・SUVが主役となる中で、フラッグシップセダンのLSは存在感が薄れているのが実情で、こうした販売環境を背景に、現行LSは前述のとおり終売局面へと入りつつあります。
LSの2023年10月4日の改良は運転席の液晶メーター大型化とホイール締結方法の変更がメイン
12.3インチフル液晶メーター採用、最新安全装備にアップデートしたレクサスのフラッグシップセダンLS
2023年10月4日に実施したLSの改良内容は、12.3インチの運転席液晶メーターを採用したこと、安全装備レクサスセーフティセンス+にプロアクティブドライビングアシスト(PDA)を追加したこと、ホイール締結方法をナット締結から新型bZ4Xや新型クラウンと同じハブボルト締結へ変更したことが中心です。
特にハブボルト締結は、メルセデスやBMWなどドイツのプレミアムブランドが採用する締結方法で、高速走行の多い欧州で実績のある方式です。
直進安定性が高まるなど走行面でメリットがあり、期待できるアップデートになりました。
2023年レクサスLSの変更点
- ラジエーターサポートブレース追加
- 12.3インチフル液晶メーターを採用
- HEVモデルに非常時給電システム外部給電アタッチメント装備
- 前後方ドライブレコーダー標準装備
- スマートフォン デジタルキー
- リモート機能付き アドバンスドパーク
- アドバンスドドライブ(渋滞時支援)
- プロアクティブドライビングアシスト(PDA)
- プリクラッシュセーフティ(PCS)のアップデート
2023年一部改良版のレクサスLSはエクステリア・インテリアの変更はなく、噂されていたスポーツモデルのLS Fの設定もありませんでした。なおこの改良は媒体によっては「2024年モデル」とも呼ばれ、独立した2024年の年次改良は実施されていません。
| 全長 | 5,235mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,900mm |
| 全高 | 1,450mm-1,460mm |
| ホイールベース | 3,125mm |
| 室内長 | 2,050mm-2,120mm |
| 室内幅 | 1,615mm |
| 室内高 | 1,160mm-1,165mm |
| 車両重量 | 2,190kg-2,400kg |
| 最小回転半径 | 5.6m-6.0m |
| 最低地上高 | 140mm |
| エンジン型式 | 8GR-FXS型 V型6気筒 |
| エンジン総排気量 | 3.456L |
| エンジン最高出力 | 220kW(299PS)/6,600rpm |
| エンジン最大トルク | 356Nm(36.3kgm)/5,100rpm |
| モーター型式 | 2NM型 |
| モーター最高出力 | 132kW(180PS) |
| モーター最大トルク | 300Nm(30.6kgm) |
| 乗車定員 | 5名 |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
| タンク容量 | 82L |
| WLTCモード燃費 | 12.5km/L-13.6km/L |
レクサスLSは新塗装技術の銀影ラスターなど全11色設定
LSのボディカラーは、新塗装技術で深い陰影を実現した銀影(ぎんえい)ラスター(330,000円のオプション)を設定。
F SPORTには専用ホワイト系カラーのホワイトノーヴァガラスフレークを用意するなど、全11色をラインナップします。
RXなどに設定されるソニックカッパーやヒートブルーコントラストレイヤリングはありませんが、ソニックイリジウムやソニッククォーツといったレクサスのベーシックなボディカラーは一通り選べます。
レクサスLSのボディカラー一覧
- 銀影ラスター(330,000円高)
- ソニックイリジウム
- ソニッククォーツ
- ソニックチタニウム
- マンガンラスター(165,000円高)
- ブラック
- グラファイトブラックガラスフレーク
- レッドマイカクリスタルシャイン
- ソニックアゲート
- ディープブルーマイカ
- ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT専用色)
銀影ラスター(330,000円高)
ソニックイリジウム
ソニッククォーツ
ソニックチタニウム
マンガンラスター(165,000円高)
ブラック
グラファイトブラックガラスフレーク
レッドマイカクリスタルシャイン
ソニックアゲート
ディープブルーマイカ
ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT専用色)
LSの一部改良は2022年10月下旬 足回りの改良で乗り心地を改善
2022年10月下旬のレクサスLS一部改良
レクサスLSは2022年10月下旬の一部改良でサスペンション周りを見直し、快適性を向上させました。
パノラミックビューモニターに透過式を採用してドライブをサポートし、リモートタッチ式のディスプレイオーディオから、画面を直接さわって操作する次世代ディスプレイオーディオへ変更、アナログクロックは廃止となりました。
2022年レクサスLS一部改良の変更点
- リヤサスペンションメンバー取付部のブレース形状を変更し剛性向上
- サスペンションチューニングの最適化
- タッチパッド・CD/DVDプレイヤー廃止
- インストルメントパネル・コンソール周辺の形状変更
- スイッチレイアウト最適化
- オーディオ性能向上(ハイレゾ音源対応)
- パノラミックビューモニターの床下透過表示機能追加
- 20インチアルミホイールをオプション設定
- Advanced Driveの性能向上
- My LEXUSのリモート操作対応など
エンブレム周りでは、ハイブリッドのブルーエンブレムをブラックへ統一し、サイドスカートやリヤテールゲートのLEXUSエンブレムも廃止してスマートな印象に。
AWD駆動モデルではAWDのエンブレムも廃止されました。
新型LSが2021年10月の一部改良で高度運転支援技術を向上
新型LSは一部改良で乗り心地、静粛性、高度運転支援技術を向上
レクサス新型LSは2021年10月28日に一部改良を実施しました。
アドバンスドドライブは周辺車両の動きを検知して、より精度の高い運転支援を実現。従来の19インチのランフラットタイヤを新開発のノーマルタイヤに変更することで、静粛性や乗り心地も向上しました。
2021年レクサス新型LSの一部改良内容
- ランフラットタイヤを新開発ノーマルタイヤに変更
- レーントレーシングアシスト(LTA)の性能向上
- アドバンスドドライブの性能向上
- メーターグラフィックの一部変更
- マークレビンソンサラウンドサウンドシステムをバージョンLに標準装備(LS500とLS500h)
- ナノイーからナノイーXに変更
- Fスポーツにオレンジブレーキキャリパーをオプション設定
- リヤシートリマインダーを全車標準設定
- AC100V、1500Wのアクセサリーコンセントを標準装備(アドバンスドドライブ搭載車以外)
新型LSのマイナーチェンジモデルが2020年11月19日発売
2020年にマイナーチェンジした新型LS
フラッグシップセダンの新型LSはマイナーチェンジを受け、2020年11月19日に発表・発売されました。グレードは3.5LのV6ガソリンターボLS500と、モーターを追加したハイブリッドのLS500hがラインナップされます。
新型LSは従来モデルよりも静粛性が高まり乗り心地が進化。AI技術(人工知能)を取り入れた最新の高度運転支援システムLexus Teammateに、高速道路でハンズオフ可能なAdvanced Parkと、シフト操作も可能にする運転支援技術Advanced Drive(2021年に発売)を追加しました。
新たなボディカラーには、新塗装技術で深い陰影を実現した銀影(ぎんえい)ラスター(330,000円のオプション)を追加。また、日本の伝統工芸「西陣織」と「プラチナ箔加飾」をイメージしたインテリア(660,000円のオプション)も特徴です。
当時はメルセデス・ベンツのフラッグシップセダンSクラスと同時期の新型発表ということで、セダンの頂点をめぐる対決が話題となりました。
限定10台!レクサスLSインスピレーションがオーストラリアで発売
レクサスLSの特別仕様モデル「Inspiration(インスピレーション)」が、オーストラリア市場にて10台限定で発売されました。米国市場でも300台限定で販売され、価格は最廉価グレードでおよそ2,069万円からとなっていました。
レクサスLSインスピレーションのパワートレインは、「LS500」が3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジン、「LS500h」が3.5リッターV型6気筒エンジン+電気モーターを組み合わせます。
セミアニリンレザートリムやレーザーカットのアクセサリーパーツを装備したラグジュアリーな一台で、足元には大口径の20インチアルミホイールを装着。キャビン内のダッシュボードには「30th Anniversary」バッジを備えるなど、デザイン・装備ともにプレミアムな仕立てでした。車載のインフォテインメントシステムはApple CarPlay・Android Autoに対応するなど、スマートフォンとのコネクティビティも充実しています。
レクサスLSのパワートレイン拡充の噂は実現せず
かつて、レクサスLSが2021年頃の改良に合わせてパワートレインを拡充するのではないかという見方がありました。当時のLSに設定されていたのは3.5リッターV6ツインターボと3.5リッターV6ハイブリッドで、これに加えて2.4リッター直4ターボや5リッターV8ハイブリッドが追加されるのではないか、というものです。
しかし、こうした新パワートレインが設定されることは結局ありませんでした。現行LSはデビュー以来の3.5リッターV6ツインターボと3.5リッターV6ハイブリッドの2本立てのまま推移し、拡充されないままモデル末期を迎えています。なおLSは自動運転技術の実証にも用いられ、国内各地でテスト走行が重ねられてきました。
トヨタがレクサスLSベースの自動運転実験車「TRI-P4」の同乗試乗会を2020年夏に実施
自動運転実験車「TRI-P4」のエクステリア
Toyota Research Institute(TRI)は、第5世代レクサスLSをベース車両とした自動運転実験車「TRI-P4」による同乗試乗会を実施しました。
TRI-P4は、ガーディアン(高度安全運転支援システム)とショーファー(自動運転システム)の開発に使われた実験車です。試乗会の実施期間は2020年7月から9月で、東京都お台場地区の複雑な交通環境下でSAE Level 4相当の自動運転デモンストレーションを行いました。試乗中は運転席にセーフティ・ドライバーが座ります。
レクサスLSが2019年10月に一部改良 足回りの強化と“EXECUTIVE”のリアシートをアップグレード
LS500h“version L”(マンガンラスター)のエクステリア
2019年10月3日、レクサスから一部改良モデルのLSが発売されました。
このLSでは足回りを見直し、フラッグシップセダンに相応しい快適な乗り心地を追求。LS500hはアクセル特性に変更を加え、加速時のバッテリーアシスト量を増やして静粛性と駆動力を引き上げています。
また、LSの最上級グレードにあたる“EXECUTIVE”では、オーディオやシート機能などの操作をスマートに行えるリヤマルチオペレーションパネルや、エンターテインモード(リヤシートエンターテインメントシステム装着車)を備えます。
レクサスLSのFCV(水素燃料電池)搭載の噂は立ち消えに
レクサスLSに水素燃料電池(FCV)を搭載するのではないかという噂が流れ、カモフラージュをまとった開発車両らしき姿が話題となったこともありました。当時は2014年12月から販売されていたセダン型FCV「MIRAI」の存在もあり、LSにも新世代の燃料電池が積まれるのではと期待されていました。
しかし、その後LSにFCVが設定されることはなく、この構想は表舞台に出ないまま立ち消えとなりました。現行LSは最後までガソリンとハイブリッドの2本立てを通しています。
レクサスLS特別限定モデル「LS500 インスピレーション」を米国限定300台で発表
レクサスLS 特別限定モデル「LS500 インスピレーション」がアメリカで限定300台発売
レクサスは、フラッグシップサルーン「LS500」の特別限定車「LS500 インスピレーション」を米国で限定300台発売すると発表しました。設定はガソリンモデルの「LS500」のみで、ハイブリッドの「LS500h」には設定されません。
特別限定モデル「LS500 インスピレーション」の気品あふれるボディカラー
「LS500 インスピレーション」はボディカラーが新色のディープ・ガーネットのみで、日光を受けると深みを増すメタリックレッドに変化して見える、上品でラグジュアリーなカラーです。
レクサスLS 特別限定モデル「LS500 インスピレーション」のボディカラーとマッチしたアルミホイール
足元には標準装備として、クロームブラック仕上げのBlack Vapor Chromeと呼ばれる20インチアルミホイールを装着し、深みのあるボディカラーと相まって一層の高級感を演出しています。
レクサスLS 特別限定モデル「LS500 インスピレーション」のホワイトで統一されたラグジュアリーな室内
インテリアはホワイトを基調とし、ホワイトフルセミアニリンレザーシートをはじめ、センターコンソールとドアパネルもホワイトで統一されています。そのほか、ブルーのLEDダッシュライトやマークレビンソン・スピーカーグリルが標準装備されます。
目玉となる標準装備は「切子調ガラスオーナメント」です。日本市場では上位グレードのみに設定可能なオプションで、職人が切子細工をモチーフに完全手作業で仕上げるパネルとなり、納期は1年ほど、オプション価格も160万円以上という高額装備が標準で備わる特別な一台でした。
| パワートレイン | 3.5L V型6気筒ツインターボエンジン |
|---|---|
| 最高出力 | 422ps |
| 最大トルク | 599Nm |
| 駆動方式 | AWD(トルセン・リミテッドスリップセンターデフ搭載) |
| 0-100km/h加速 | 4.6秒 |
レクサス新型LS Fのスペックを予想(当時)
レクサス新型「LS F」を「F SPORT」をベースに予想
画像は「F SPORT」グレードですが、これを参考にしながら、かつて噂された「LS F」モデルを振り返ってみましょう。
レクサスのフラッグシップセダン「LS」に、ハイスペックスポーツモデルの「LS F」が登場するのではないかと世間を賑わせた時期がありました。5代目LSは2018年8月に一部改良を受け、上品ながらもスポーティなクーペ風の印象を備えた一台です。
「LS F」には新世代の4.0L V8ツインターボエンジンを採用し、最高出力は670ps、最大トルクは66.3kgmに達するのではないか、と予想されていました。
「LS F」は専用フロントバンパーやスピンドルグリルを採用し、「F SPORT」に比べて高級感だけでなく、徹底的な軽量化でアグレッシブさも演出する、と目されていました。
レクサス新型「LS F」のエクステリアや装備を「F SPORT」をベースに予想
エクステリアでは、グリルロアモールやリアディフューザー、リアスポイラーにカーボン製パーツを採用し、チタンマフラーや大径20インチタイヤに軽量の鍛造アルミホイールを装着する、といった予想もありました。
「LS F」専用チューニングのサスペンションや、カーボンセラミックブレーキと専用キャリパー、制動力を高めた前後ディスクローターを備え、究極のスポーツ走行を目指す、というシナリオです。
「F SPORT」ではリアウイングは装着されませんが、「LS F」にリアウイングが備われば、高いダウンフォースと安定性で高速域の伸びを引き上げる、とも語られていました。
新型LS Fが登場するという噂もあったが、市販化されず
LSにハイパフォーマンスモデルのLS Fが追加されるという噂は根強く、一時は「2023年頃に登場か」といった具体的な時期まで取り沙汰されました。新世代のV型8気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載し、最高出力は世界屈指の数値を狙う、というのがその見立てでした。
しかし結局、これらのLS Fにまつわる噂が形になることはなく、高性能版のLS Fは一度も市販されないまま今日に至っています。レクサスのV8スポーツはLCやRC F、かつてのIS Fといったモデルに受け継がれ、LSは静粛性と快適性を突き詰めたショーファー/オーナーカーとしての性格を最後まで貫きました。
レクサスLSが2018年8月に一部改良 乗り心地・静粛性を向上し「レクサス・セーフティ・システム+」を標準装備
レクサスのフラッグシップセダンLSは2018年8月30日に一部改良を実施しました。内容は、AWD駆動のショックアブソーバーに伸圧独立オリフィスを採用して乗り心地を向上させたこと、ハイブリッドモデルのエンジンサウンドや変速制御をチューニングし制振材を追加して静粛性を高めたこと、進化した「レクサス・セーフティ・システム+」を標準採用したことです。
また、病気や事故など緊急時にドクターヘリなどの出動を判断する「D-Call Net」にも対応しました。
進化したレクサス・セーフティ・システム+の機能
- プリクラッシュセーフティは昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能
- レーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシストで同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援
- ロードサインアシストはカメラで主要な道路標識を読み取りメーターとヘッドアップディスプレイ内に表示
- 先行車発進告知機能はヘッドアップディスプレイ内で表示してブザーでお知らせ
レクサス新型LS(5代目)の特徴とモデルチェンジ遍歴
新型LSはレクサスブランドの最高級セダンに位置するフラッグシップモデル

新型LSは、トヨタが別路線で展開するラグジュアリーブランド・レクサスのフラッグシップセダンです。LSは1989年に発売された初代モデルから2000年発売の3代目まで、日本ではトヨタブランドで「トヨタ・セルシオ」として販売されていました。
レクサスは、アメリカ市場でトヨタ=大衆車というイメージを刷新するために立ち上げられたブランドです。その最上級車として、ESとともに発売されたのがLSでした。
トヨタは、アメリカの高級車市場でシェアを獲得するには「エンジンの静粛性」「運転時の快適性」などが不可欠だとマーケティングから判断し、技術を結集してLSを完成させました。
その技術力は高く評価され、今では「レクサス=高級車・高性能のブランド」としてアメリカのみならず世界的に知れ渡っています。
新開発されたGA-Lプラットフォーム
新型LSは2017年10月19日に、11年ぶりのフルモデルチェンジで発売されました。5代目となるレクサスLSは新開発のGA-Lプラットフォームを採用し、低重心走行や、ドライバーの思い通りに操れる操舵感をさらに進化させています。また、先進の予防安全パッケージ「レクサス・セーフティ・システム+A(Lexus Safety System+ A)」を搭載するなど、高級車に相応しい高付加価値がモデルチェンジで加わりました。
レクサス新型LSのエクステリアは優雅で迫力あるスタイルが特徴

レクサスのフロントマスクの特徴と言えば、2012年から採用するスピンドルグリルです。
スピンドルグリルのデザインにより、トヨタブランドとの差別化と、唯一無二のプレミアム感が加わります。
LSの“F SPORT”のフロントマスクは、スピンドルグリルで大胆に魅せつつ、LSの特徴である「流れるように美しい流線形のボディ」も最大限に活かしているのが特徴です。

サイドビューのシルエットも、レクサスの最高級セダンの名に相応しい存在感です。どの角度からでも美しく優雅なボディが際立ちます。

リア部分のシルエットにも、他車には真似できないプレミアム感があります。テールランプの位置やデザインなど、どのパーツも計算し尽くされています。
レクサス新型LSのインテリアは高級感だけでなく見やすさも工夫

新型LSのインテリアの特徴は、高級感を存分に漂わせるだけでなく、ステアリング機能を充実させ、液晶パネルを見やすくしたことです。安全支援機能の充実にともない液晶パネルの利用頻度が高まることを踏まえた設計です。

F SPORTでは高いホールド性を実現するために専用シートを採用し、レクサスのラグジュアリー感にスポーティな魅力も加えています。
新型LSは先進の予防安全パッケージ「レクサス・セーフティ・システム+A」を搭載

新型LSには、レクサスの予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」に加え、安全技術をさらに進化させた「Lexus Safety System+ A」を搭載します。
新型LSで新たに採用される先進の予防安全技術
レクサスで初めて採用された安全予防技術を紹介します。近年は自動運転がクローズアップされていますが、新型LSにはその片鱗を感じられるシステムが搭載されています。
プリクラッシュセーフティシステムは歩行者と接触するリスクがあれば「警報」「操舵回避支援」

LSにパッケージングされるプリクラッシュセーフティシステムでは、歩行者のいる方向を表示しながら注意喚起を行います。ブレーキ制御に加えて自動的に操舵を制御する仕組みで、歩行者との接触リスクを低減します。
「Lexus CoDrive」は近い将来の自動運転につながる運転支援技術
新型LSでは、従来のレーダークルーズコントロール・レーントレーシングアシスト(走行車線を維持)に加え、先行車の速度が遅い場合に追い抜く際の運転サポートも行います。
これら3つのサポート機能を連携させることで、高速道路や自動車専用道路などの状況に応じて、ドライバーが意図したとおりの運転を可能にします。
また同技術は、急カーブでのコーナリングや渋滞時にも運転支援を行い、常時ドライバーの負担を減らします。「Lexus CoDrive」は、将来的な自動運転につながることを目指して開発された安全技術です。
ドライバー異常時停車支援システム
運転時の事故の原因は自分の不注意だけではありません。ドライバーの体調不良もそのひとつです。同システムの作動中にドライバーの無操作状態が続くと、「警戒音を発する・モニターに表示させる」「車のスピードを緩める」「ハザードランプを点滅させながら停車させる」が段階的に行われます。
停車後にはドアが自動的に解錠され、内蔵の通信機能を利用して救援要請も行います。

Lexus Safety System + Aのその他の安全機能
フラッグシップセダンの新型LSには、レクサス最新鋭の予防安全技術が搭載されています。どのような安全システムなのか、具体的に解説します。
AHS:上下2段式アダプティブハイビームシステム
上段・下段にLEDを搭載し、走行状況に応じて各LEDの「ON」「OFF」を制御します。従来のアダプティブハイビームより光の配分をきめ細かく制御でき、先行車や対向車の視界を妨げることなくハイビーム走行が可能です。

FCTA:フロントクロストラフィックアラート
交差点での出会い頭事故のリスクを減らす安全支援システムです。交差する車線の走行状況を車載カメラで確認し、交差車線から接近する車をうまく認識できない状態で前進しようとすると、ブザー音とディスプレイ表示でドライバーに警告します。
レクサス新型LSには新開発のV型6気筒3.5Lツインターボエンジンを搭載
11年ぶりにフルモデルチェンジした5代目LSは、安全性が大きく向上したのに加え、新開発のV型6気筒3.5Lツインターボエンジンと10速ATを搭載します。
さらに、グレードアップしたハイブリッドシステムを設定し、運転性能も飛躍的に高まっています。エンジン性能が向上しても、初代モデルで高く評価された静粛性はしっかり保たれています。

レクサス新型LSのライバル車はBMW「7シリーズ」・ベンツ「Sクラス」・アウディ「A8」
BMW7シリーズ
メルセデスベンツSクラス
アウディA8
LSのライバルは、日本と同様にモノづくり大国であるドイツのプレミアム3ブランドが手掛ける最高級セダンです。世界的なラグジュアリーブランドとして認知度の高いBMWの「7シリーズ」、ベンツの「Sクラス」、アウディの「A8」は、LSと比較されることが多く、マーケット戦略上も顧客を奪い合うライバル関係にあります。

ラグジュアリーセダン レクサスLSモデルチェンジ遍歴
LSは、トヨタが展開する高級車ブランド・レクサスのFセグメントに位置するフラッグシップ最高級セダンです。日本国内では3代目まで「セルシオ」として販売されていました。
レクサスLS 初代 XF10型/1989年~1994年
1989年8月、北米市場で初代レクサスLSの販売を開始。日本国内ではセルシオとして販売がスタートしました。
1992年8月、マイナーチェンジで後期モデルに。
1994年10月、2代目と入れ替わりで販売を終了しました。
レクサスLS 2代目 XF20型/1994年~2000年
1994年10月、プラットフォームを改良し、フルモデルチェンジで2代目に。
1996年8月の小変更で安全性が向上。
1997年7月のマイナーチェンジでフロントマスクを刷新し後期型へ。安全装備も充実しました。
1998年8月の一部改良では、ナビをDVD方式に変更。
1999年5月、セルシオ発売10周年を記念した特別仕様車「10thアニバーサリー」を発売。
2000年8月、3代目と入れ替わりで販売を終了しました。
レクサスLS 3代目 XF30型/2000年~2006年
2000年8月、フルモデルチェンジで3代目に。グレードは「A仕様」「B仕様」「C仕様」で、内装は高級ホテルの客室を参考にしています。
2001年8月、一部改良とともに、B仕様の特別仕様車「PREMIUM eRバージョン」、C仕様の「PREMIUM」を設定。
2003年8月、マイナーチェンジで後期型へ移行し、全長が5m超えに。トランスミッションは6速ATとなり燃費性能も向上しました。
2006年5月、販売終了となり、約17年のセルシオの歴史に幕。4代目からは日本国内でも「LS」を名乗ることになります。
レクサスLS 4代目 XF40型/2006年~2017年
2006年9月、LS専用プラットフォームを採用して「LEXUS LS460」がデビュー。「シーケンシャルシフト付8速AT」は量産車で世界初でした。「version S」「version U」「I package」が用意されます。
2008年8月、年次改良で2009年モデルに。海外仕様だった「LS460L」を日本にも導入。
2009年10月、年次改良で2010年モデルへ移行し、大幅な改良を実施。
2012年10月、マイナーチェンジで2013年モデルへ。スピンドルグリルの採用で迫力あるフェイスに。「LS460」「LS600h」にスポーティ仕様の「F SPORT」を追加。
2014年10月、一部改良で快適装備を強化。
2015年1月、レクサス日本開業10周年記念の特別仕様車「LS460 “F SPORT X Line”」「LS600h “F SPORT X Line”」を発売。9月には一部改良を実施。
2016年8月の一部改良でボディカラーを入れ替えました。
レクサスLS 5代目 XF50型/2017年~
2017年1月、北米国際自動車ショー(デトロイトショー)で5代目LS(LS500)を世界初公開。10月に静粛性・運動性能・先進装備を充実させてフルモデルチェンジしました。ハイブリッド仕様の「LS500h」とターボエンジンの「LS500」を用意し、「標準仕様」「I package」「F SPORT」「version L」「EXECUTIVE」の仕様を設定。
2018年8月、一部改良で安全装備を強化。
2020年11月、マイナーチェンジを実施し「標準仕様」を廃止。
2021年4月、安全装備を強化した「LS500h “version L Advanced Drive”」「LS500h “EXECUTIVE Advanced Drive”」を発売。6月、10台限定でプロゴルファー松山英樹選手のメジャー初制覇を記念した特別限定車「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」を設定。10月、一部改良で乗り心地と静粛性を向上。
2022年10月、一部改良で剛性を向上し、マルチメディアを最新化。
2023年10月、一部改良で安全装備を最新化(媒体により「2024年モデル」とも呼称)。
2025年9月、一部改良でボディカラー2色を追加し、フロント・リヤシートヒーターを全車標準化。
2026年、北米では特別仕様車「LS500 AWD ヘリテージエディション」(250台限定)を最後に生産を終了。日本でも受注枠が縮小し、現行LSは終幕へ向かっています。
| レクサスLSのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 XF10型 | 1989年~1994年 |
| 2代目 XF20型 | 1994年~2000年 |
| 3代目 XF30型 | 2000年~2006年 |
| 4代目 XF40型 | 2006年~2017年 |
| 5代目 XF50型 | 2017年~(北米は2026年モデルで生産終了) |

















