S1000は2025年以降に登場?エクステリアやスペックまとめ
ホンダが発売していた2シーターオープンの軽自動車「S660」の普通車版である「S1000」が2025年以降に登場するという噂があります。2009年8月に生産が終了したFRスポーツカーの「S2000」の再来を予感させた2シータースポーツカーの「S660(2022年に生産終了)」は、順調に売上を伸ばしていました。
そこで、日本でのみ生産されている軽自動車ではなく、グローバルに展開するにあたりエンジン排気量がアップした「S1000」が開発されているとの噂から、S1000の予想エクステリアや搭載エンジン、価格帯などをまとめました。
ホンダS1000の予想エクステリア ボディサイズは5ナンバー枠に収まる
新型S1000のエクステリアは、S660をベースとしてロング・ワイド化されたボディになると予想します。S660は軽自動車枠いっぱいのボディサイズでしたが、新型S1000では5ナンバー枠の車幅になり、全長も少し拡大されると考えられます。
全長 | 4,100mm |
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全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,190mm |
ボディサイズは全長4,100mm、全幅1,695mm、全高1,190mmの5ナンバー枠に収めてくると予想します。2017年に生産が終了したハイブリッドカーの「CR-Z」と同じくらいのボディサイズですが、CR-Zは幅が1,700mmを超えているので、3ナンバー枠になっています。
ボディタイプは、S660と同様にタルガトップの2シーターオープンか4シーターになると予想します。S660と比べてワイドボディ化するので、フロントトランクルームの容量もアップすると考えます。
ホンダS1000の予想搭載エンジンは1.0L直列3気筒か 100%電気のBEVの可能性も
新型S1000に搭載されるエンジンは、直列3気筒1,000ccのVTECターボエンジンだと予想。S660は軽自動車であるため最高出力は64PSに抑えられていますが、S1000では約2倍の128PSになると考えられ、同時に最大トルクも196Nmにパワーアップすると考えられます。
トランスミッションには、S660と同じくCVTと6速マニュアルが用意され、燃費は30.0km/Lを目標とし、駆動方式はS660からの流れを汲み「MR」を採用すると見られています。
種類 | 直列3気筒VTECターボ |
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排気量 | 998cc |
最大出力 | 128PS |
最大トルク | 196Nm |
S1000のパワートレインについてもう一つ予想したいのが、100%モーターで走るBEV(電気自動車)になること。
カーボンニュートラルを目指すホンダは2040年までにEV(電気自動車)とFCV(燃料自動車)の比率を100%にすることで、脱エンジンを目指します。そのためS1000もエンジンを搭載せずモーターで走行するBEVに生まれ変わるかもしれません。
ホンダS1000の予想発売日は2025年以降で販売価格は300万円前後か
S1000が本当に発売された場合の販売価格について考察。
ライバルとなるのはトヨタの86、マツダのロードスターを想定した場合、86の値段は2,799,000円から、ロードスターの値段は2,689,500円からとなっていることから、S1000も300万円を切る価格帯をスターティングプライスにすると考えます。
パワートレインをエンジンではなくモーターにするBEVになった場合は少し値段が上昇した340万円前後が販売価格になるかもしれません。
ホンダS1000のライバルモデルはトヨタS-FR・マツダロードスター
トヨタ・S-FR
マツダ・ロードスター
ライバル車は、トヨタのライトウェイトスポーツカー「S-FR」や、マツダのロードスターで、マツダのロードスターは発売済みです。価格帯はロードスターが250万~300万になっているので、スペック面でも価格面でもしのぎを削るライバル車になると考えます。
S1000 | ロードスター | |
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発売時期 | 2019年頃 | 2015年 |
駆動方式 | MR | FR |
価格帯 | 250万 | 250万 |
トヨタのS-FRは発売間近と噂されながらも、2025年以降も発売されていない、幻とも言われるライトウェイトスポーツカー。
コンセプトモデルの発表時から待ち望むユーザーが多かったモデルですが、現在では開発中止になっているとの見方が強いようです。
S1000についても待ち望むユーザーが多いですが、S2000の発表が先に行われる可能性があることから、発表時期はもう少しかかるかもしれません。
ホンダS1000はグローバルモデルのS660か
ホンダのS1000は、軽自動車枠であるS660を世界でも販売できるよう見据えたグローバルモデルになるかもしれません。日本で販売していたS660は2022年に生産終了しましたが、2025年にBEVとして復活する噂のNSX、現在でも販売するピュアスポーツのシビックタイプR、今後発売する可能性のあるS2000など、スポーツカーのラインナップが増えていくホンダの今後から目が離せません。