レクサスESがフルモデルチェンジ 2018年10月24日に日本市場へ投入
レクサスが誕生した1989年からフラッグシップセダンのLSと共にレクサスブランドを牽引してきた「ES」がフルモデルチェンジに合わせて遂に日本市場に投入されました。
日本市場ではウィンダムが販売されていたため、ベースを同じとするESは長らく海外専売車になっていました。
日本でもESの販売を求める声がありましたが、待望の日本上陸になりました。
2018年4月25日から開催されている北京モーターショーで世界初公開され、2018年10月24日に日本上陸を果たした、新型ESのエクステリアやインテリア、パワートレインなどをフルモデルチェンジで進化した新型ESを紹介します。
ESは2023年末に一部改良予定 内容は法規対応を中心とした軽微なものになるとのこと
レクサスESの2023年末の一部改良では、騒音規制や排ガス規制など、法規対応がメインに。
そのほかには安全装備のレクサスセーフティシステムなどのアップデートも入る可能性があり、ボディカラーの入れ替えなども考えられます。
大掛かりな改良ポイントはないという予想が多いため、販売価格も据え置きの可能性も。
LSやLCがディスプレイオーディオを大型化するという噂があるため、もしかするとESのディスプレイオーディオに改良が入るかもしれません。
レクサスESが2022年7月28日に一部改良と特別仕様車の「Graceful Escort」を発売
レクサスESの一部改良
LEXUS ESが一部改良を行い、パノラミックビューモニターに車両を投影する際に床下透過表示機能を追加し予防安全技術の機能拡充を行いました。
また、マルチメディアシステムとコネクティッドサービスを更新し操作性を向上させたほか、インテリアレイアウトも最適化し、おくだけ充電などの機能も追加しました。新型レクサスESの価格は6.020,000円~7,180,000円からとなっています。
- レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」のエクステリア
- レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」のインテリア
- レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」の内装フロント部
- レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」のアルミホイール
- レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」専用スピンドルグリル
- レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」のエクステリア後ろ
またLEXUS ESが一部改良とともに、特別仕様車の“Graceful Escort”を追加しました。
特別仕様車“Graceful Escort”は専用シートカラーの黒とクリムゾンカラーのステッチにクリムゾンカラーが特徴的な内装で、黒の本革ステアリングと、特別仕様車だけのシルバー塗装のスピンドルグリルに、18インチアルミホイールを装着したモデルで、価格は7,280,000円からとなっています。
レクサスES特別仕様車Graceful Escortの装備
- 専用シルバー塗装 スピンドルグリル
- 専用スパッタリング塗装 235/45R18 94Yタイヤ&18×8Jノイズリダクションアルミホイール
- 専用クリムゾン&ブラック+クリムゾンステッチ本革シート
- 本木目ウォールナット+本革ステアリング
- 専用クリムゾンステッチ+ブラック インストルメントパネル
- 専用クリムゾン&ブラック+クリムゾンステッチ ドアトリム
新型ESを上海モーターショー2021で初公開 2021年8月26日に日本市場で発売
上海モーターショー2021で世界初公開したレクサスの新型ES
新型ESが中国の上海で行われた、上海国際モーターショー2021で世界初公開しました。新型ESは、快適性を磨き上げたレクサスの原点を追求したモデルで、静粛性や乗り心地を従来よりも向上しているのが特徴です。
リヤサスペンションメンバーブレースの剛性などを高めたことで、自動車専用道路などの高速走行でも操縦安定性が高くなっています。
ヘッドライトは新型RXなどにも採用する、ブレードスキャン式のアダプティブハイビームシステムを採用。フロントのスピンドルグリルはメッシュパターンに変更しています。
インテリアは新しく採用した内装色のモーヴを設定した落ち着いた空間に進化。レクサスの安全予防システムのレクサスセーフティシステム+も進化しています。
新意匠のホイールやフロントグリルを採用し、ラグジュアリー感を増した新型ESの発売は2021年8月26日です。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
ベースグレード | 2WD(FF) | 5,990,000円~ |
Fスポーツ | 2WD(FF) | 6,510,000円~ |
バージョンL | 2WD(FF) | 7,150,000円~ |
レクサスESが2020年8月6日に一部改良を実施してブラインドスポットモニターなどを標準化
レクサスESがブラインドスポットモニターやパーキングサポートブレーキを全車で標準装備、パノラミックビューモニターを全グレードでオプション設定できるようになりました。
また従来最上級グレードのみオプション選択できたデジタルアウターミラーをFスポーツでも選択できるようになり、距離目安選を追加したことで使い勝手も向上しています。
燃費表記も従来のJC08モードから実測値に近いWLTCモードに表記を変更、内装では収納スペースの拡充なども行います。エクステリアの変更やボディカラーの変更などを行わない軽微な改良になり、本格的なモデルチェンジは2022年以降になると考えます。
2020年一部改良後のレクサスESの変更点
- ブラインドスポットモニター標準装備
- パーキングサポートブレーキ標準装備
- パノラミックビューモニターが全グレードにオプション設定
- デジタルアウターミラーをFスポーツにもオプション設定
- デジタルアウターミラーに距離目安選追加
- アップルカープレイ(Apple Car Play)とアンドロイドオート(AndroidAuto)に対応
- おくだけ充電とスマートフォン収納スペースを拡大
- ベースグレードにリッチクリームの内装を追加
- ハイブリッドバッテリーをリチウムイオン電池に変更など
グレード | 販売価格 |
---|---|
ES300h | 5,990,000円~ |
ES300h Fスポーツ | 6,489,000円~ |
ES300h バージョンL | 7,130,000円~ |
レクサスの欧州部門が2020年版ESにデジタルアウターミラーを欧州初設定!
デジタルアウターミラーを設定した欧州仕様のレクサスES
LEXUS欧州部門は、2020年モデルのESにデジタルアウターミラーを欧州初設定することを発表しました。2020年3月にはイギリスやドイツ、スペイン、ポーランドなどの一部地域で導入され、2020年末までにはその他欧州各国にも投入される見込みです。
デジタルアウターミラーは「ES300h」グレードに設定されます。雨や雪、その他汚れなどが気になる悪天候時にも高精細な映像を映し出し、死角の安全確認をアシスト。先進運転支援システムの第2世代「レクサス・セーフティシステム+」とともに、ドライバーの安全運転に貢献します。
新型ESの事前受注は目標の約6倍にあたる2,200台 発売1か月時点で約5,600台
新型ESの記者会見の場にて、事前受注を行っていた新型ESが計画の約6倍にあたる2,200台に上ると発表されました。SUVやコンパクトカーの人気が過熱している中で、セダンタイプのESが目標を大きく超え台数を受注しているのは驚きです。
2018年6月に発売された新型クラウンも目標を大きく超える受注数を得ていることから、セダンタイプの人気が復活してきているのかもしれません。
そして2018年11月25日に発売1か月の受注台数が約5,600台になり月販目標350台に対して約16倍の受注数になっていることを公式発表しました。
新型ESはレクサスのフラッグシップセダンLSと同等の安全装備を持ち、さらに市販車では世界初となるデジタルアウターミラーをオプション設定するなどレクサスの次世代技術が投入されたセダンです。新型ESはこれからも人気が続くでしょう。
エクステリアにはレクサス初の縦フィン形状スピンドルグリルを採用
新型ESのスピンドルグリル 波紋のように連続する縦フィン形状が特徴
2018年10月24日レクサスの新たなラインナップとして新型ESがデビューしました。新世代のレクサスを象徴するように、世界初採用のデジタルアウターミラーなどを採用しているのが特徴です。
ESはフラッグシップセダンのLSと共にレクサス創設期からラインナップされるモデルで、レクサスの「原点」とも言えるセダンです。
今回のフルモデルチェンジでも先にフルモデルチェンジを行ったLSに似ている部分が多々ありますが、大きな違いはデザインアイコンの「スピンドルグリル」になります。
左がレクサスLS 右がレクサス新型ES スピンドルグリルの形状が異なる
LSのスピンドルグリルはメッシュパターンを採用しているのに対して新型ESは縦に伸びる縦フィン形状を採用しています。またESはスピンドルグリルの左右の枠が上に伸びている形状に変更されLSと差別化されています。
レクサスで初めて採用された縦フィン形状のスピンドルグリルは新型ESのシャープなラインを強調する秀逸なデザインになっています。
- 新型ESのフロントビュー 威厳を感じる堂々としたフロントマスク
- 新型ESのサイドビュー Cピラーが傾斜して引き締まったシルエットに
- 新型ESのリヤビュー立体感のあるL字が重なる
今回のフルモデルチェンジで日本でも販売されているカムリがベースになりました。
GA-Kプラットフォームを新たに採用し、重心が低いワイド&ローを強調するプロポーションになっています。
LED3眼ヘッドライトを採用 アローヘッドの上にはシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)を装備
SUVではRXやNX、セダンではLS、クーペではLCなどに採用しているLED3眼ヘッドライトを新型ESにも採用、立体構造で鋭くインパクトのある表情になっています。
ポジションランプとデイライトを兼ねるアローヘッドもヘッドライトと一体感があります。アローヘッドの上にはシーケンシャルウインカーも装備され華やかさも十分です。
立体的なL字リヤコンビネーションランプ リヤスポイラーも大型になった
L字が3つ並んだリヤコンビネーションランプも奥行がある立体的な構造になっていて、レクサスらしい高級感が感じられます。
クラストップレベルの空力性能を目指したボディ形状をとっているため、リヤスポイラーも大きめで個性的なデザインが採用されています。
ホイールは全部で4種類
FスポーツやLパーケージ、ハイブリッドモデルで違うホイールが用意されています。
全長 | 4,975mm |
---|---|
全幅 | 1,865mm |
全高 | 1,445mm |
ホイールベース | 2,870mm |
車両重量 | 1,680kg |
駆動方式 | 2WD(FF駆動) |
エンジン | 2.5L直列4気筒直噴DOHC |
エンジン最高出力 | 131kW(178ps)/5,700rpm |
エンジン最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/3,600-5,200rpm |
モーター最高出力 | 88kW(120ps) |
モーター最大トルク | 202Nm(20.6kgm) |
バッテリー | ニッケル水素 |
トランスミッション | CVT |
サスペンション | 前:マクファーソンストラット式 後:ダブルウィッシュボーン式 |
タイヤサイズ | 215/55R17・235/45R18 |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
乗車定員 | 5名 |
ボディカラー | 12色 |
ボディカラーは新型ESにマッチした新色「アイスエクリュマイカメタリック」や「サンライトグリーンマイカメタリック」を含む全12色を設定
日本導入を果たした新型ESのボディカラーは新色「アイスエクリュマイカメタリック」や「サンライトグリーンマイカメタリック」を含む全12色を設定しています。Fスポーツ専用カラーは「ホワイトノーヴァガラスフレーク」や「ヒートブルーコントラストレイヤリング」が用意されています。
- アイスエクリュマイカメタリック(新色)
- サンライトグリーンマイカメタリック(新色)
- ディープブルーマイカ
- レッドマイカクリスタルシャイン
- ソニッククォーツ
- プラチナムシルバーメタリック
- ソニックチタニウム
- マーキュリーグレーマイカ
- グラファイトブラックガラスフレーク
- ブラック
- ホワイトノーヴァガラスフレーク(Fスポーツ専用色)
- ヒートブルーコントラストレイヤリング(Fスポーツ専用色)
新型ESは派手というよりも上品なボディカラーが揃っている印象です。新色はセダンタイプのワイド&ロースタイルを生かした色合いで、美しい陰影が楽しめるおすすめのボディカラーです。
レクサスESはフルモデルチェンジで「上質な快適性」のインテリアに進化
GA-Kプラットフォームを採用したことで「上質な快適性」が進化した新型ESのインテリアは細部まで作りこまれた美しい造形や、搭乗者全員が快適に過ごせる広い室内空間が特徴です。
水平基調インパネを採用して空間の広がりを表現
上質な仕上がりのシートは電動リクライニングを採用
レクサスの考える人間を中心に据える空間コンセプトが新型ESにも採用され、乗員全員が快適に過ごせる空間になっています。
コクピットはペダル配置やステアリング傾斜、シートのホールド性などドライバーが快適に運転できるよう徹底的に考えられています。
新型ESのインテリアカラーはFスポーツ・バージョンL専用色を含めて6種類
新型ESのインテリアカラーはバージョンL専カラーの「リッチクリーム」、Fスポーツ専用カラーの「フレアレッド」「ブラック」を含めて6種類が用意されています。その他のインテリアカラーは「シャトー」「ブラック」「トパーズブラウン」があり、どのインテリアカラーも品があり新型ESにとても似合います。
- シャトー
- トパーズブラウン
- ブラック
- バージョンL専用インテリア「リッチクリーム」
- Fスポーツ専用インテリア「フレアレッド」
- Fスポーツ専用インテリア「ブラック」
Fスポーツ専用インテリアの「フレアレッド」は新型ESをアグレッシブなイメージに、バージョンL専用のリッチクリームは高級感溢れるラグジュアリーなイメージに、インテリアカラーにより新型ESは様々な表情をみせてくれます。
新型ESに搭載されるパワートレインは2.5L新型ハイブリッドエンジンでJC08モード燃費は23.4km/L
新開発の2.5L直4ハイブリッドエンジン 世界最高レベルの熱効率を実現
新型ESに採用されるエンジンは2.5L直列4気筒のハイブリッドエンジン「A25A-FXS」を採用します。
新開発のこのエンジンは世界最高レベルの熱効率を実現しているため、新型ESもクラストップレベルのJC08モード燃費23.4km/Lを達成しています。2.5Lの新開発エンジンの最高出力は131kW(178ps)/5,700rpm、最大トルクは221Nm(22.5kgm)/3,600-5,200rpmになっていて組み合わせる「3NMモーター」の最高出力は88kW(120ps)、最大トルクは202Nm(20.6kgm)になっています。
トランスミッションやパワーコントロールユニットも新開発されているため、ダイレクトな加速感を楽しめます。
スポーツ走行を求めるドライバーも新型ESの走行フィールに期待できるでしょう。
レクサスESは予防安全技術は第2世代のレクサスセーフティシステム+(Lexus Safety System +)を採用
新型ESにはフラッグシップセダンLSにも搭載されている第2世代の安全技術Lexus Safety System +とLexus CoDriveを搭載します。
Lexus Safety System +は
- 昼夜の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」
- 全車速の「レーダークルーズコントロール」
- ハイビーム照射をコントロールする「アダプティブハイビームシステム」
- ヘッドアップディスプレイで道路標識を読み取る「ロードサインアシスト」
これらの機能を搭載しています。
また、Lexus CoDriveは2018年現在LSのみの搭載されている安全技術で、レーダークルーズコントロールの作動時にステアリング操作をして車線を維持します。レクサスの自動運転技術として注目される最先端の安全装備になります。
また、レクサスESは2019年度自動車アセスメントで予防安全性能評価ASV+++賞を受賞。ハイレベルな安全性能が認められました。
レクサスの新型ESの日本発表・発売は2018年10月24日でグレードはハイブリッドモデルの「ES300h」のみ 販売価格は5,800,000円から
新型ESは2018年10月24日に発表・発売されました。
グレード構成はベースグレードの「ES300h」、上位モデルの「ES300h バージョンL」、内外装に専用パーツを装備した「ES300h Fスポーツ」の3つのグレード展開になります。ガソリンモデルはラインナップされず全てが最大出力218ps、燃費23.2km/Lの2.5Lのハイブリッドモデルになります。
駆動方式は2WDのFF駆動のみ設定され、レクサスの他のラインナップにあるようなAWDが設定されてないことに注意が必要です。
また新型ESの日本導入でレクサスGSが統合され廃止すると考えられていましたが、GSも継続販売します。
発表・発売が2018年10月24日で予約は9月中旬から始まっていました。
また「ES300h」の各グレードの販売価格はベースモデルになる「ES300h」が5,800,000円から、「ES300h Fスポーツ」が6,290,000円から、最上位グレードになる「ES300h バージョンL」が6,980,000円からになっていて全てのグレードはFF駆動です。
レクサスで現在ラインナップしている新型ESよりも車格が上の「GS300h」の販売価格は6,164,000円からなので、最新装備満載の新型ESのお買い得感が際立つのではないでしょうか。
ES300h | 5,907,407円~ |
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ES300h Fスポーツ | 6,406,481円~ |
ES300h バージョンL | 7,109,259円~ |
新型ESはサイドミラーにカメラシステムを使った「デジタルアウターミラー」を量産車で世界初設定
新型ESにはサイドミラーの位置にカメラを設置して車内モニターに映し出すデジタルアウターミラーを採用します。ドライバーから見て左右に搭載された車載モニターで後方を確認する驚きの技術は量産車では世界初搭載になります。
量産車では世界初採用のデジタルアウターミラー 新型ESから始まり今後はレクサスの他の車種にも採用される可能性が高い
今までサイドミラーが付いていた位置にデジタルカメラ内装の小型ユニットが配置され車内のAピラー部にある5インチディスプレイに表示、夜間など周囲の状況により明るさを調整して雨にも影響を受けにくい構造にしています。
新型ESのフロントピラー(Aピラー)の位置にある5インチモニターへ表示 夜間・雨天・寒暖差などあらゆる状況でも対応できる工夫がされている
冬など温度差が激しい時にカメラが曇るのを防止するためカメラにヒーターを内蔵するなど、天候を受けにくい工夫がされているので今までのサイドミラーと同等かそれ以上の使い勝手を実現しています。
またウインカーを操作したときや、バックするときのリバース連動機能が付いていてカメラで表示するエリアを自動的に拡大してくれる機能も嬉しいです。
デジタルアウターミラーによりボディに耳のように付いていたサイドミラーが小さくなり目立ちにくくなります。デジタルアウターミラーはこれまで技術的な問題やデザイン上の理由で賛否両論がありましたが、ついに新型ESにオプション設定されます。
デジタルアウターミラーのオプション価格は216,000円で最新技術をこの価格で体験できるならお買い得なオプションではないでしょうか。
他にもムーンルーフが全てのグレードで標準装備され後席シートにもリクライニング機能が付くなど、レクサスのフラッグシップセダンLSに並ぶ最新技術が搭載されているのが新型ESの特徴です。
最大12.3インチのマルチメディアモニターを装備!最新のコネクティビティも搭載
新型ESにはレクサスの最新コネクティビティ機能が搭載されます。レクサス初の「アップルカープレイ(Apple CarPlay)」や、アマゾンのAI音声アシスタント「アレクサ」にも対応していて、最大で12.3インチのマルチメディアモニターや第二世代のリモートタッチパッドコントロールからiPhoneやAndroidのスマートフォンを操作することも可能になっています。
また初年度無料の「Enform Remote」というアプリを使い、iOSやAndroidを搭載したスマートフォンでESのドアの開閉やエンジンのスタート・ストップを遠隔操作できます。
最新の機能満載の新型ESの日本仕様などうなるのか、2018年秋の日本上陸に期待しましょう。
レクサス新型ESが2018年9月に北米で販売開始!販売価格は3万9500ドルでハイブリッド燃費は18.7km/L
レクサス新型ESが2018年9月に北米(アメリカ)で販売される予定と発表されました。同時にハイブリッドモデルの詳細や販売価格、複合モードの燃費なども発表されたので紹介します。
2018年7月30日に発表されたのは新型ESのハイブリッドモデルとなる「ES300h」の詳細です。
ES300hにはレクサスでは4代目となる新世代のハイブリッドエンジンを搭載、2.5L直列4気筒と、ニッケル水素バッテリーで120mmサイズにコンパクト化されたハイブリッドシステムの組み合わせで最高出力215hpを発揮します。
トランスアクスルやパワーコントロールユニットも新たに開発されたものを採用してスポーツセダンらしい滑らかな加速とドライバーの操作にダイレクトに反応する操作感を追求したモデルです。
新型ESはEVを除く高級車では最も燃費に優れると高級車としていて、複合モードで18.7km/Lを達成しています。
気になるESのベース価格は北米で3万9500ドルと発表されました。日本円に換算すると約439万円となり、現在販売されているGSのガソリンモデルとハイブリッドモデルの差額が383,000円なので、新型ESのハイブリッドモデルはガソリンモデルから39万円ほど上乗せした約478万円から販売されると予想します。
米国仕様の新型ESは「セーフティシステム+2.0」を全てのグレードに標準装備
また米国で販売される新型ESにはレクサスの最新安全技術セーフティシステム+2.0が全グレードに標準装備されることが発表されています。この安全技術は今まで検知できなかった夜間の歩行者や、昼間の自転車も検知できるようにしたセーフティシステム+のアップグレード版です。
2.0の新たな機能では走行中に白線から逸脱しそうになった場合に警告、それでも白線から出る場合はステアリング操作を支援する機能を搭載しています。
全車速追従型のレーダークルーズコントロールの最中でも同様で、白線を逸脱しそうな場合はステアリング操作支援を支援してドライバーの負担を軽減し安全を確保します。
オールスピードレンジ・ダイナミックレーダークルーズコントロールにより、クルーズ中の加減速もスムーズになりユーザー満足度も向上しています。
センターメーターとHUD(ヘッドアップディスプレイ)に道路標識を表示するロードサインアシストにも対応し、レクサスのフラッグシップセダンのLSが搭載する安全技術と遜色のないレベルになっています。
新型ESの仕様は日本で導入されるESにもそのまま導入される安全装備です。
レクサス新型ESの欧州仕様車の概要 発売は2018年12月
レクサスが新型ESの欧州仕様車を発表しました。
注目は4世代目となる新型ハイブリッドエンジンの搭載です。
新型ESにはハイブリッドグレードの「ES300h」がラインナップされ、パワートレインには新開発の「2.5L 直列ガソリンエンジン+モーター」を採用します。
ガソリンエンジンとモーターの組み合わせにより最大出力218ps発揮、世界トップレベルの熱効率を達成することにより、運動性能と環境性能を両立するハイブリッドシステムです。
この新世代ハイブリッドエンジンは二次電池にニッケル水素をバッテリーを採用、高さ120mmのコンパクト設計し後席の下に配置することで、新型ESの軽量化と定住進化に貢献しています。レクサスES欧州仕様車のは2018年12月に発売しました。
エグゼクティブセダンのレクサスESのモデルチェンジ遍歴
ESはトヨタが展開する高級ブランドのレクサスが、カムリプロミネントのレクサス版として販売した大型高級セダンです。プレミアムDセグメントの位置づけです。
レクサスES初代 VZV21L(1989年~1991年)
1989年8月、「ES 250」が登場。高級スポーツセダンという位置づけで1991年7月まで販売されました。
レクサスES 2代目 VCV10L/MCV10L(1991年~1996年)
1991年9月、2代目ESが登場しました。日本ではトヨタブランドの初代ウインダムです。サイズが拡大され、丸みのある外観になりました。2代目人気は大いに高く、レクサスでは最多販売車種となりました。
1993年、フロントグリルのデザインとエンジンが変更になった1994年モデルを発表。
1995年にはランプ系のデジアンが変更され、1996年、COACHとのコラボの特別仕様車「コーチ・エディション」を発売。コーチ製のカバンセットが添えられていました。
レクサスES 3代目 MCV20L(1996年~2001年)
1996年、シャープで軽快なイメージになって3代目になりました。1997年には1998年モデルが発売され、安全装備が充実しました。
1999年に小規模なフェイスリフトを受けて2000年モデルが発売され、フロントフェイスの刷新がされました。
2001年、2代目に続いて「コーチ・エディション」の設定と、「プラチナム・エディション」が設定されました。
レクサスES 4代目 MCV30L/MCV31L(2001年~2006年)
2001年、ハードトップからセダンに変更して4代目になりました。スポーティ感はなくなり、より高級感のある豪華な仕上がりになっています。
2003年、3.3Lエンジンを搭載する「ES 330」が、2004年には特別モデルの「スポ―とデザイン」が追加されました。
2004年発表の2005年モデルではフェイスリフトを受け、インテリアの装備も充実。2005年には特別仕様車「ブラックダイヤモンド・エディション」を発売。
レクサスES 5代目 GSV40L(2006年~2012年)
2006年4月、北米で販売が開始されました。モデル名は「ES 350」。2009年11月の広州モーターショーで直列4気筒2.4Lエンジンを搭載した「ES 240」が公開されました。
レクサスES 6代目 GSV60L/AVV60L(2012年~2018年)
2012年4月、スピンドルグリルを採用したモデルがニューヨーク国際オートショーで発表され、2013年10月、香港で販売が開始されました。「ES 350」「ES 300h」「ES 250」のラインナップです。
2015年4月、フェイスリフトを受けた2016年モデルが発表され「ES 200」が新たに加わりました。
レクサスES 7代目 AXZH10型(2018年~)
2018年9月、北米市場と中国で、快適で上質な乗り心地になった7代目ESの販売を開始。北米向けは「ES 300h」「ES 350」、中国市場向けは「ES 300h」「ES 200」「ES 260」のラインナップです。10月には日本にも導入されて販売を開始。日本仕様は「ES 300h」のみで標準仕様の他、「F SPORT」「version L」がラインナップされています。
2022年7月には一部改良と同時に、特別仕様車「ES300h ”Graceful Escort”」が発売しました。
レクサス・ESのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 VZV21L | 1989年~1991年 |
2代目 VCV10L/MCV10L | 1991年~1996年 |
3代目 MCV20L | 1996年~2001年 |
4代目 MCV30L/MCV31L | 2001年~2006年 |
5代目 GSV40L | 2006年~2012年 |
6代目 GSV60L/AVV60L | 2012年~2018年 |
7代目 AXZH10型 | 2018年~ |
エグゼクティブセダンのレクサスESのモデルチェンジ遍歴
ESはトヨタが展開している高級車のブランド、レクサスの高級セダンで日本での初代はカムリプロミネント、2」代目から4代目まではウィンダムとして販売されていました最量販車種となり、静粛性が高い作りになっています。
レクサスES初代 VZV21L(1989年~1991年)
1989年、初代レクサスESがデビューします。高級スポーツセダンの位置づけで、「ES250」として1991年7月まで販売されていました。
レクサスES 2代目 VCV10L/MCV10L(1991年~1996年)
1991年9月、2代目ESが1992年モデルとして発表されました。日本においては初代ウィンダムになります。スタイリッシュなデザインになり、「ES300」となり、サイズが拡大されています。
1993年にはフロントグリルのデザインが変更になり、快適性を安全性が向上しました。
1996年にはコーチが選定した革をインテリアに使用した特別仕様車「コーチ エディション」が発売されました。
レクサスES 3代目 MCV20L(1996年~2001年)
1996年、1997年モデルとして警戒でシャープなイメージの3代目になりました。
1997年には1998年モデルが発売され、安全面が強化されたモデルになります。
1999年発売の2000年モデルはフェイスリフトを受け、フロントマスクを刷新。特別仕様車の「プラチナム・エディション」も発売しています。
レクサスES 4代目 MCV30L/MCV31L(2001年~2006年)
2001年、ハードトップからセダンになり、上級の豪華な4代目になりました。やわらかく座り心地の良いシートや改良されたインテリアなど、快適さを重視したモデルになっています。
2003年に2004年モデルを発表。「ES 330」が追加になり、特別デザインの「スポ―ツデザイン」も設定されました。
2004年には2005年モデルを発表。特別仕様車の「ブラックダイヤモンド・エディション」も発売になりました。
レクサスES 5代目 GSV40L(2006年~2012年)
2006年4月、5代目ESが北米で販売を開始し、モデル名が「ES 350」となります。
2009年11月、広州モーターショーで「ES 240」が発表されました。
レクサスES 6代目 GSV60L/AVV60L(2012年~2018年)
2012年、スピンドルグリルを採用した6代目がデビューし、ハイブリッドモデルの「ES300h」が追加設定されました。2013年には右ハンドルモデルが香港で販売を開始します。
2015年4月、フェイスリフトを受けた2016年モデルが上海モーターショーで発表されました。粗耽美「ES200」が追加になります。
レクサスES 7代目 AXZH10型(2018年~)
2018年9月、すぐれた快適性と上質な乗り心地になって7代目になり、北米や中国で販売を開始しました。北米向けでは「ES300h」「ES350」、中国向けは「ES300h」「ES200」「ES260」をラインナップ。
2018年10月、日本でレクサスブランドの展開が開始され、日本向け「ES」の販売を開始。「標準仕様」「F SPORT」「version L」のラインナップです。
2021年8月、日本向け「ES」のマイナーチェンジを実施。
2022年7月、日本向け「ES」の一部改良と共に、特別仕様車「ES300h ”Graceful Escort”」を発売しました。
レクサスESのモデル | 販売年表 |
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初代 VZV21L | 1989年~1991年 |
2代目 VCV10L/MCV10L | 1991年~1996年 |
3代目 MCV20L | 1996年~2001年 |
4代目 MCV30L/MCV31L | 2001年~2006年 |
5代目 GSV40L | 2006年~2012年 |
6代目 GSV60L/AVV60L | 2012年~2018年 |
7代目 AXZH10型 | 2018年~ |
モデルチェンジした新型ESが2018年10月24日に日本上陸
日本初導入になるレクサス新型ESが2018年10月24日に遂に日本上陸を果たしました。
スペックやグレード体系も発表され、世界初の技術デジタルアウターミラーをソオプション設定するなどレクサスの次世代を象徴するに相応しいモデルになっています。