レクサスESのモデルチェンジ

レクサスESのモデルチェンジ 一部改良と特別仕様車Graceful Escort発売

レクサスESのモデルチェンジ情報。北京モーターショー2018で世界初公開された新型ESは2018年10月24日に日本に導入されました。新型ESのエクステリア、インテリア、パワートレインなどを具体的に解説します。上質な快適性をさらに進化させた待望のレクサス新型車の日本デビュー。

レクサスESのモデルチェンジ 一部改良と特別仕様車Graceful Escort発売

レクサスESがフルモデルチェンジ LSに次ぐラグジュアリーセダン

レクサスが誕生した1989年からフラッグシップセダンのLSと共にレクサスブランドを牽引してきたESがフルモデルチェンジに合わせ日本市場へ投入。
日本市場ではウィンダムが販売されていたため、ベースを同じとするESは長らく海外専売車になっていました。
ESのエクステリアやインテリア、パワートレインなどをフルモデルチェンジで進化したESを紹介します。

レクサス ES新型モデルが上海モーターショーでワールドプレミア

8代目レクサスESのシルエット2025年上海モーターショーで8代目レクサスESを世界初公開

レクサスESの8代目モデルとなる新型が上海モーターショーで2025年4月23日世界初公開。
電動化技術を磨き上げたモデルとのことで、ハイブリッドシステムのほかプラグインハイブリッド(PHEV)や電気自動車(EV)として登場するかもしれません。
エクステリアはレクサスRXから採用されたスピンドルボディを採用するという噂もあるため、先代モデルとは全く異なるデザインになるかもしれません。

2025年レクサス ESの販売価格一覧
グレード 駆動方式 値段
ES300h 2WD(FF) 6,020,000円~
ES300h F SPORT 6,540,000円~
ES300h version L 7,180,000円~
ES300h Graceful Escort 7,280,000円~

レクサスESが2022年7月28日に一部改良と特別仕様車の「Graceful Escort」を発売

レクサスESの一部改良レクサスESの一部改良

LEXUS ESが一部改良を行い、パノラミックビューモニターに車両を投影する際に床下透過表示機能を追加し予防安全技術の機能拡充を行いました。
また、マルチメディアシステムとコネクティッドサービスを更新し操作性を向上させたほか、インテリアレイアウトも最適化し、おくだけ充電などの機能も追加しました。

  • レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」エクステリアレクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」のエクステリア
  • レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」インテリアレクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」のインテリア
  • レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」内装レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」の内装フロント部
  • レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」アルミホイールレクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」のアルミホイール
  • レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」スピンドルグリルレクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」専用スピンドルグリル
  • レクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」のエクステリア後ろレクサスESの特別仕様車「Graceful Escort」のエクステリア後ろ

またLEXUS ESが一部改良とともに、特別仕様車の“Graceful Escort”を追加しました。
特別仕様車“Graceful Escort”は専用シートカラーの黒とクリムゾンカラーのステッチにクリムゾンカラーが特徴的な内装で、黒の本革ステアリングと、特別仕様車だけのシルバー塗装のスピンドルグリルに、18インチアルミホイールを装着したモデル。

レクサスES特別仕様車Graceful Escortの装備

  • 専用シルバー塗装 スピンドルグリル
  • 専用スパッタリング塗装 235/45R18 94Yタイヤ&18×8Jノイズリダクションアルミホイール
  • 専用クリムゾン&ブラック+クリムゾンステッチ本革シート
  • 本木目ウォールナット+本革ステアリング
  • 専用クリムゾンステッチ+ブラック インストルメントパネル
  • 専用クリムゾン&ブラック+クリムゾンステッチ ドアトリム

新型ESを上海モーターショー2021で初公開 2021年8月26日に日本市場で発売

2021年レクサス新型ESのエクステリア上海モーターショー2021で世界初公開したレクサスの新型ES

新型ESが中国の上海で行われた、上海国際モーターショー2021で世界初公開しました。新型ESは、快適性を磨き上げたレクサスの原点を追求したモデルで、静粛性や乗り心地を従来よりも向上しているのが特徴です。
リヤサスペンションメンバーブレースの剛性などを高めたことで、自動車専用道路などの高速走行でも操縦安定性が高くなっています。

レクサスES

ヘッドライトは新型RXなどにも採用する、ブレードスキャン式のアダプティブハイビームシステムを採用。フロントのスピンドルグリルはメッシュパターンに変更しています。
インテリアは新しく採用した内装色のモーヴを設定した落ち着いた空間に進化。レクサスの安全予防システムのレクサスセーフティシステム+も進化しています。
新意匠のホイールやフロントグリルを採用し、ラグジュアリー感を増した新型ESの発売は2021年8月26日です。

レクサスESが2020年8月6日に一部改良を実施してブラインドスポットモニターなどを標準化

レクサスESがブラインドスポットモニターやパーキングサポートブレーキを全車で標準装備、パノラミックビューモニターを全グレードでオプション設定できるようになりました。
また従来最上級グレードのみオプション選択できたデジタルアウターミラーをFスポーツでも選択できるようになり、距離目安選を追加したことで使い勝手も向上しています。

燃費表記も従来のJC08モードから実測値に近いWLTCモードに表記を変更、内装では収納スペースの拡充なども行います。エクステリアの変更やボディカラーの変更などを行わない軽微な改良になり、本格的なモデルチェンジは2022年以降になると考えます。

2020年一部改良後のレクサスESの変更点

  • ブラインドスポットモニター標準装備
  • パーキングサポートブレーキ標準装備
  • パノラミックビューモニターが全グレードにオプション設定
  • デジタルアウターミラーをFスポーツにもオプション設定
  • デジタルアウターミラーに距離目安選追加
  • アップルカープレイ(Apple Car Play)とアンドロイドオート(AndroidAuto)に対応
  • おくだけ充電とスマートフォン収納スペースを拡大
  • ベースグレードにリッチクリームの内装を追加
  • ハイブリッドバッテリーをリチウムイオン電池に変更など

レクサスの欧州部門が2020年版ESにデジタルアウターミラーを欧州初設定!

レクサスES(欧州仕様)のエクステリアデジタルアウターミラーを設定した欧州仕様のレクサスES

LEXUS欧州部門は、2020年モデルのESにデジタルアウターミラーを欧州初設定することを発表しました。2020年3月にはイギリスやドイツ、スペイン、ポーランドなどの一部地域で導入され、2020年末までにはその他欧州各国にも投入される見込みです。

デジタルアウターミラーは「ES300h」グレードに設定されます。雨や雪、その他汚れなどが気になる悪天候時にも高精細な映像を映し出し、死角の安全確認をアシスト。先進運転支援システムの第2世代「レクサス・セーフティシステム+」とともに、ドライバーの安全運転に貢献します。

新型ESの事前受注は目標の約6倍にあたる2,200台 発売1か月時点で約5,600台

新型ESの記者会見の場にて、事前受注を行っていた新型ESが計画の約6倍にあたる2,200台に上ると発表されました。SUVやコンパクトカーの人気が過熱している中で、セダンタイプのESが目標を大きく超え台数を受注しているのは驚きです。

2018年6月に発売された新型クラウンも目標を大きく超える受注数を得ていることから、セダンタイプの人気が復活してきているのかもしれません。
そして2018年11月25日に発売1か月の受注台数が約5,600台になり月販目標350台に対して約16倍の受注数になっていることを公式発表しました。

新型ESはレクサスのフラッグシップセダンLSと同等の安全装備を持ち、さらに市販車では世界初となるデジタルアウターミラーをオプション設定するなどレクサスの次世代技術が投入されたセダンです。新型ESはこれからも人気が続くでしょう。

エクステリアにはレクサス初の縦フィン形状スピンドルグリルを採用

新型ESのスピンドルグリル新型ESのスピンドルグリル 波紋のように連続する縦フィン形状が特徴

2018年10月24日レクサスの新たなラインナップとして新型ESがデビューしました。新世代のレクサスを象徴するように、世界初採用のデジタルアウターミラーなどを採用しているのが特徴です。

ESはフラッグシップセダンのLSと共にレクサス創設期からラインナップされるモデルで、レクサスの「原点」とも言えるセダンです。
今回のフルモデルチェンジでも先にフルモデルチェンジを行ったLSに似ている部分が多々ありますが、大きな違いはデザインアイコンの「スピンドルグリル」になります。

LSと新型ESの比較左がレクサスLS 右がレクサス新型ES スピンドルグリルの形状が異なる

LSのスピンドルグリルはメッシュパターンを採用しているのに対して新型ESは縦に伸びる縦フィン形状を採用しています。またESはスピンドルグリルの左右の枠が上に伸びている形状に変更されLSと差別化されています。

レクサスで初めて採用された縦フィン形状のスピンドルグリルは新型ESのシャープなラインを強調する秀逸なデザインになっています。

  • 新型ESのフロントビュー新型ESのフロントビュー 威厳を感じる堂々としたフロントマスク
  • 新型ESのサイドビュー新型ESのサイドビュー Cピラーが傾斜して引き締まったシルエットに
  • 新型ESのリヤビュー新型ESのリヤビュー立体感のあるL字が重なる

今回のフルモデルチェンジで日本でも販売されているカムリがベースになりました。
GA-Kプラットフォームを新たに採用し、重心が低いワイド&ローを強調するプロポーションになっています。

新型ESのヘッドライトLED3眼ヘッドライトを採用 アローヘッドの上にはシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)を装備

SUVではRXやNX、セダンではLS、クーペではLCなどに採用しているLED3眼ヘッドライトを新型ESにも採用、立体構造で鋭くインパクトのある表情になっています。
ポジションランプとデイライトを兼ねるアローヘッドもヘッドライトと一体感があります。アローヘッドの上にはシーケンシャルウインカーも装備され華やかさも十分です。

新型ESのリヤコンビネーションランプ立体的なL字リヤコンビネーションランプ リヤスポイラーも大型になった

L字が3つ並んだリヤコンビネーションランプも奥行がある立体的な構造になっていて、レクサスらしい高級感が感じられます。
クラストップレベルの空力性能を目指したボディ形状をとっているため、リヤスポイラーも大きめで個性的なデザインが採用されています。

新型ESのアルミホイールホイールは全部で4種類

FスポーツやLパーケージ、ハイブリッドモデルで違うホイールが用意されています。

レクサス ES300hのスペック
全長 4,975mm
全幅 1,865mm
全高 1,445mm
ホイールベース 2,870mm
車両重量 1,680kg
駆動方式 2WD(FF駆動)
エンジン 2.5L直列4気筒直噴DOHC
エンジン最高出力 131kW(178ps)/5,700rpm
エンジン最大トルク 221Nm(22.5kgm)/3,600-5,200rpm
モーター最高出力 88kW(120ps)
モーター最大トルク 202Nm(20.6kgm)
バッテリー ニッケル水素
トランスミッション CVT
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:ダブルウィッシュボーン式
タイヤサイズ 215/55R17・235/45R18
使用燃料 レギュラーガソリン
乗車定員 5名
ボディカラー 12色

ボディカラーは新型ESにマッチした新色「アイスエクリュマイカメタリック」や「サンライトグリーンマイカメタリック」を含む全12色を設定

日本導入を果たした新型ESのボディカラーは新色「アイスエクリュマイカメタリック」や「サンライトグリーンマイカメタリック」を含む全12色を設定しています。Fスポーツ専用カラーは「ホワイトノーヴァガラスフレーク」や「ヒートブルーコントラストレイヤリング」が用意されています。

  • アイスエクリュマイカメタリックの新型ESアイスエクリュマイカメタリック(新色)
  • サンライトグリーンマイカメタリックの新型ESサンライトグリーンマイカメタリック(新色)
  • ディープブルーマイカの新型ESディープブルーマイカ
  • レッドマイカクリスタルシャインの新型ESレッドマイカクリスタルシャイン
  • ソニッククォーツの新型ESソニッククォーツ
  • プラチナムシルバーメタリックの新型ESプラチナムシルバーメタリック
  • ソニックチタニウムの新型ESソニックチタニウム
  • マーキュリーグレーマイカの新型ESマーキュリーグレーマイカ
  • グラファイトブラックガラスフレークの新型ESグラファイトブラックガラスフレーク
  • ブラックの新型ESブラック
  • ホワイトノーヴァガラスフレークの新型ESホワイトノーヴァガラスフレーク(Fスポーツ専用色)
  • ヒートブルーコントラストレイヤリングの新型ESヒートブルーコントラストレイヤリング(Fスポーツ専用色)

新型ESは派手というよりも上品なボディカラーが揃っている印象です。新色はセダンタイプのワイド&ロースタイルを生かした色合いで、美しい陰影が楽しめるおすすめのボディカラーです。

レクサスESはフルモデルチェンジで「上質な快適性」のインテリアに進化

GA-Kプラットフォームを採用したことで「上質な快適性」が進化した新型ESのインテリアは細部まで作りこまれた美しい造形や、搭乗者全員が快適に過ごせる広い室内空間が特徴です。

新型ESのインストルメントパネル水平基調インパネを採用して空間の広がりを表現

新型ESのシート上質な仕上がりのシートは電動リクライニングを採用

レクサスの考える人間を中心に据える空間コンセプトが新型ESにも採用され、乗員全員が快適に過ごせる空間になっています。
コクピットはペダル配置やステアリング傾斜、シートのホールド性などドライバーが快適に運転できるよう徹底的に考えられています。

レクサスES

新型ESのインテリアカラーはFスポーツ・バージョンL専用色を含めて6種類

新型ESのインテリアカラーはバージョンL専カラーの「リッチクリーム」、Fスポーツ専用カラーの「フレアレッド」「ブラック」を含めて6種類が用意されています。その他のインテリアカラーは「シャトー」「ブラック」「トパーズブラウン」があり、どのインテリアカラーも品があり新型ESにとても似合います。

  • シャトーインテリアの新型ESシャトー
  • トパーズブラウンインテリアの新型ESトパーズブラウン
  • ブラックインテリアの新型ESブラック
  • リッチクリームインテリアの新型ESバージョンL専用インテリア「リッチクリーム」
  • フレアレッドインテリアの新型ESFスポーツ専用インテリア「フレアレッド」
  • ブラックインテリアの新型ESFスポーツ専用インテリア「ブラック」

Fスポーツ専用インテリアの「フレアレッド」は新型ESをアグレッシブなイメージに、バージョンL専用のリッチクリームは高級感溢れるラグジュアリーなイメージに、インテリアカラーにより新型ESは様々な表情をみせてくれます。

新型ESに搭載されるパワートレインは2.5L新型ハイブリッドエンジンでJC08モード燃費は23.4km/L

新型ESのハイブリッドエンジン新開発の2.5L直4ハイブリッドエンジン 世界最高レベルの熱効率を実現

新型ESに採用されるエンジンは2.5L直列4気筒のハイブリッドエンジン「A25A-FXS」を採用します。
新開発のこのエンジンは世界最高レベルの熱効率を実現しているため、新型ESもクラストップレベルのJC08モード燃費23.4km/Lを達成しています。2.5Lの新開発エンジンの最高出力は131kW(178ps)/5,700rpm、最大トルクは221Nm(22.5kgm)/3,600-5,200rpmになっていて組み合わせる「3NMモーター」の最高出力は88kW(120ps)、最大トルクは202Nm(20.6kgm)になっています。

トランスミッションやパワーコントロールユニットも新開発されているため、ダイレクトな加速感を楽しめます。
スポーツ走行を求めるドライバーも新型ESの走行フィールに期待できるでしょう。

新型ESは2018年10月24日に発表・発売されました。
グレード構成はベースグレードの「ES300h」、上位モデルの「ES300h バージョンL」、内外装に専用パーツを装備した「ES300h Fスポーツ」の3つのグレード展開になります。ガソリンモデルはラインナップされず全てが最大出力218ps、燃費23.2km/Lの2.5Lのハイブリッドモデルになります。
駆動方式は2WDのFF駆動のみ設定され、レクサスの他のラインナップにあるようなAWDが設定されてないことに注意が必要です。

また新型ESの日本導入でレクサスGSが統合され廃止すると考えられていましたが、GSも継続販売します。
発表・発売が2018年10月24日で予約は9月中旬から始まっていました。

また「ES300h」の各グレードの販売価格はベースモデルになる「ES300h」が5,800,000円から、「ES300h Fスポーツ」が6,290,000円から、最上位グレードになる「ES300h バージョンL」が6,980,000円からになっていて全てのグレードはFF駆動です。
レクサスで現在ラインナップしている新型ESよりも車格が上の「GS300h」の販売価格は6,164,000円からなので、最新装備満載の新型ESのお買い得感が際立つのではないでしょうか。

レクサス新型ESの販売価格一覧
ES300h 5,907,407円~
ES300h Fスポーツ 6,406,481円~
ES300h バージョンL 7,109,259円~

新型ESはサイドミラーにカメラシステムを使った「デジタルアウターミラー」を量産車で世界初設定

新型ESにはサイドミラーの位置にカメラを設置して車内モニターに映し出すデジタルアウターミラーを採用します。ドライバーから見て左右に搭載された車載モニターで後方を確認する驚きの技術は量産車では世界初搭載になります。

レクサス新型ESのデジタルアウターミラー外側の見え方量産車では世界初採用のデジタルアウターミラー 新型ESから始まり今後はレクサスの他の車種にも採用される可能性が高い

今までサイドミラーが付いていた位置にデジタルカメラ内装の小型ユニットが配置され車内のAピラー部にある5インチディスプレイに表示、夜間など周囲の状況により明るさを調整して雨にも影響を受けにくい構造にしています。

新型ESのデジタルアウターミラーの車内側の見え方新型ESのフロントピラー(Aピラー)の位置にある5インチモニターへ表示 夜間・雨天・寒暖差などあらゆる状況でも対応できる工夫がされている

冬など温度差が激しい時にカメラが曇るのを防止するためカメラにヒーターを内蔵するなど、天候を受けにくい工夫がされているので今までのサイドミラーと同等かそれ以上の使い勝手を実現しています。
またウインカーを操作したときや、バックするときのリバース連動機能が付いていてカメラで表示するエリアを自動的に拡大してくれる機能も嬉しいです。

デジタルアウターミラーによりボディに耳のように付いていたサイドミラーが小さくなり目立ちにくくなります。デジタルアウターミラーはこれまで技術的な問題やデザイン上の理由で賛否両論がありましたが、ついに新型ESにオプション設定されます。

他にもムーンルーフが全てのグレードで標準装備され後席シートにもリクライニング機能が付くなど、レクサスのフラッグシップセダンLSに並ぶ最新技術が搭載されているのが新型ESの特徴です。

最大12.3インチのマルチメディアモニターを装備!最新のコネクティビティも搭載

新型ESにはレクサスの最新コネクティビティ機能が搭載されます。レクサス初の「アップルカープレイ(Apple CarPlay)」や、アマゾンのAI音声アシスタント「アレクサ」にも対応していて、最大で12.3インチのマルチメディアモニターや第二世代のリモートタッチパッドコントロールからiPhoneやAndroidのスマートフォンを操作することも可能になっています。

また初年度無料の「Enform Remote」というアプリを使い、iOSやAndroidを搭載したスマートフォンでESのドアの開閉やエンジンのスタート・ストップを遠隔操作できます。
最新の機能満載の新型ESの日本仕様などうなるのか、2018年秋の日本上陸に期待しましょう。

レクサスES

エグゼクティブセダンのレクサスESのモデルチェンジ遍歴

ESはトヨタが展開する高級ブランドのレクサスが、カムリプロミネントのレクサス版として販売した大型高級セダンです。プレミアムDセグメントの位置づけです。

レクサスES初代 VZV21L(1989年~1991年)

1989年8月、「ES 250」が登場。高級スポーツセダンという位置づけで1991年7月まで販売されました。

レクサスES 2代目 VCV10L/MCV10L(1991年~1996年)

1991年9月、2代目ESが登場しました。日本ではトヨタブランドの初代ウインダムです。サイズが拡大され、丸みのある外観になりました。2代目人気は大いに高く、レクサスでは最多販売車種となりました。
1993年、フロントグリルのデザインとエンジンが変更になった1994年モデルを発表。
1995年にはランプ系のデジアンが変更され、1996年、COACHとのコラボの特別仕様車「コーチ・エディション」を発売。コーチ製のカバンセットが添えられていました。

レクサスES 3代目 MCV20L(1996年~2001年)

1996年、シャープで軽快なイメージになって3代目になりました。1997年には1998年モデルが発売され、安全装備が充実しました。
1999年に小規模なフェイスリフトを受けて2000年モデルが発売され、フロントフェイスの刷新がされました。
2001年、2代目に続いて「コーチ・エディション」の設定と、「プラチナム・エディション」が設定されました。

レクサスES 4代目 MCV30L/MCV31L(2001年~2006年)

2001年、ハードトップからセダンに変更して4代目になりました。スポーティ感はなくなり、より高級感のある豪華な仕上がりになっています。
2003年、3.3Lエンジンを搭載する「ES 330」が、2004年には特別モデルの「スポ―とデザイン」が追加されました。
2004年発表の2005年モデルではフェイスリフトを受け、インテリアの装備も充実。2005年には特別仕様車「ブラックダイヤモンド・エディション」を発売。

レクサスES 5代目 GSV40L(2006年~2012年)

2006年4月、北米で販売が開始されました。モデル名は「ES 350」。2009年11月の広州モーターショーで直列4気筒2.4Lエンジンを搭載した「ES 240」が公開されました。

レクサスES 6代目 GSV60L/AVV60L(2012年~2018年)

2012年4月、スピンドルグリルを採用したモデルがニューヨーク国際オートショーで発表され、2013年10月、香港で販売が開始されました。「ES 350」「ES 300h」「ES 250」のラインナップです。
2015年4月、フェイスリフトを受けた2016年モデルが発表され「ES 200」が新たに加わりました。

レクサスES 7代目 AXZH10型(2018年~)

2018年9月、北米市場と中国で、快適で上質な乗り心地になった7代目ESの販売を開始。北米向けは「ES 300h」「ES 350」、中国市場向けは「ES 300h」「ES 200」「ES 260」のラインナップです。10月には日本にも導入されて販売を開始。日本仕様は「ES 300h」のみで標準仕様の他、「F SPORT」「version L」がラインナップされています。
2022年7月には一部改良と同時に、特別仕様車「ES300h ”Graceful Escort”」が発売しました。

レクサスESのモデルチェンジ遍歴
レクサス・ESのモデル 販売年表
初代 VZV21L 1989年~1991年
2代目 VCV10L/MCV10L 1991年~1996年
3代目 MCV20L 1996年~2001年
4代目 MCV30L/MCV31L 2001年~2006年
5代目 GSV40L 2006年~2012年
6代目 GSV60L/AVV60L 2012年~2018年
7代目 AXZH10型 2018年~