日本未発売のプレミアムSUV「レクサスGX」
レクサスGXとは、2002年からアメリカで販売されている車種で、トヨタの「ランドクルーザープラド」のレクサスモデルです。2009年にフルモデルチェンジが行われ「GX460」というモデルに、2013年にはマイナーチェンジが行われレクサスの顔である「スピンドルグリル」が採用されました。
無骨で頼もしいランドクルーザープラドをラグジュアリーに仕上げた「レクサスGX」のスペック・エクステリア・インテリア・値段などを紹介します。
レクサスGXのモデルチェンジは2024年か 日本市場導入の噂も
レクサスGSのフルモデルチェンジが2024年に行われるという情報があります。レクサスGSは海外専売車種で、ベースになるのは日本でも販売しているランドクルーザープラドです。日本市場でも販売して欲しいという声があるものの、いまだ導入されていません。
フルモデルチェンジではレクサスセーフティシステムの機能が向上することは確実で、これに伴う自動運転技術も進化していると考えます。2023年以降はさらなる排ガス規制などが考えられるため、エンジンからモーターへ電動化、またはハイブリッド化する可能性もあります。
トヨタはGX550を商標出願したという情報もあるため、2024年より早くフルモデルチェンジする可能性も考えられます。
2023年以降のレクサスは、電気自動車のRZを発売予定で、そのほかにも3列シートを搭載するTXを、そして海外専売車のGXも2023年末までに日本市場に投入するという噂があります。
日本市場販売は噂の域をでませんが、東京モーターショー2023でも展示されたことから、実現するとレクサスのSUVラインナップがさらに充実することになり、SUVを選ぶ楽しみも増えるでしょう。
レクサスGXの特別モデル「オーバーランド コンセプト」が世界初公開
新型レクサスGXを豪華キャンプ仕様としたコンセプトモデル「オーバーランド コンセプト」が世界初公開されました。オーバーランド コンセプトはモントリオール・インターナショナル・オートショー2020にて発表されるとのことです。
レクサスGX オーバーランド コンセプトのベース車両にはGX460を採用しています。パワートレインは最高出力301ps、最大トルク446Nmを発生する4.6リッターV型8気筒エンジンに6速ATを組み合わせ、フルタイム4WDシステムを搭載。ルーフトップテントやベッド、シャワーキューブ、延長オーニングなどの装備を用意したアウトドアにぴったりの一台です。ボディカラーは自然に馴染むライトブルーで、ボディサイドに地図が描かれています。
レクサス新型「GX460」がマイナーチェンジでフロントマスクを刷新!
米国市場で展開されているレクサスGXですが、新型「GX460」がとうとうマイナーチェンジです。ヘッドライトやスピンドルグリルが刷新され、新しいフロントマスクデザインになりました。
注目すべきは新しくなったスピンドルグリルで、レクサスの「L」を連想させるモチーフの組み合わせがアグレッシブさを強調するとともに、スポーティさをかもし出しています。
新しくなったヘッドライトについては「LX」や「RX」と同じ、三眼LEDフルヘッドライトを採用し、LEDデイタイムランニングライトはL字になっています。
パワートレインは、4.6L V型8気筒NAエンジンを搭載し、最高出力301hp、最大トルク446Nmを発揮。駆動方式はフルタイム4WD、トランスミッションはリミテッドリップディファレンシャルと6速シーケンシャルATを搭載しています。
レクサス新型GX460はどんな道路状況でもしっかりと走行できる
装備については、標準装備で「レクサス・セーフティ・システム+」を搭載し、基本機能となる「車線逸脱警報」「レーダークルーズコントロール」「オートハイビーム」を備えます。
また、フロントとリヤともに、USBポートが各2口装備されているため、前後席で4口のUSBポートが搭載されているため、大変利便性が高いモデルです。
新型「GX」ではオプションが豊富に用意されていて、特にスポーツデザインパッケージでのオプションが充実しています。
新型「GX」スポーツデザインパッケージオプション
- プレミアム・ラグジュアリートリムの選択可能
- ロアフロントグリルサラウンド(オーダーメイド)
- サイドミラーキャップ
- ブラック仕上げリヤマフラー
- テールライト用スカーレットルック
オフロードパッケージでも標準装備が充実していて、泥や岩などの悪路に対し、ベストな運転と走行を瞬時にオプティマイスしてくれます。
新型「GX」オフロードパッケージ標準装備
- 複数カメラ内蔵
- ロ燃料タンクプロテクター
- トランスミッションクーラー
- マルチテレーンセレクト
レクサスの新型「GX」のレンダリング画像を入手!かなり「LX」っぽい!?
レクサス「GX」がフェイスリフトをするということで、これまでプロトタイプが目撃されてきましたが、デジタルアーティストのKOAECA.RU氏によってレンダリング画像が作成されました。
予想レンダリングを見ると、デイタイムランニングライトのL字型になってる部分や、一体型のヘッドライトやスピンドルグリル、フォグランプのデザインが「GX」よりもさらに大型のレクサスのフラッグシップSUV「LX」に酷似しています。
ヘッドライトの三連LEDライトのデザインに、ウィンカーがライトの上下どこに設置されるのかが分かりません。「LX」のデザインに寄せるのであれば、デイタイムランニングライトの上にウィンカーが設置されますが、果たしてどのようなデザインになるのでしょうか。
リヤのエクステリアですが、テールライトはL字型となっているため、ウィンカーが流れるシーケンシャルターンランプになる可能性は低いでしょう。
あくまでも予想レンダリング画像なので、実際どのようにデザインが変化するのか、そのくらい「LX」にデザインを寄せてくるのか期待は膨らむばかりです。
パワートレイン | 4.6リットルV型8気筒自然吸気エンジン |
---|---|
最高出力 | 301hp |
最大トルク | 446Nm |
トランスミッション | 6速AT |
気になるワールドプレミアですが、2019年11月のロサンゼルスオートショー2019になるのではないかと予想します。今後もプロトタイプやリーク画像が出てくると思われますので、新しい情報が入り次第、追記していきます。
レクサス「GX」がフェイスリフトで一部改良か ヴェールに包まれたプロトタイプの目撃情報
レクサスのSUVモデル「GX」がフェイスリフトし、一部改良されて登場する可能性が、プロトタイプの目撃情報から急上昇しています。現行の「GX」は2009年にフルモデルチェンジをしてから、一部改良型に変更されて以来の変更はなかっただけに、フロントエンドを重厚にカモフラージュしていることから、どの程度のアップグレードになるのか期待が膨らみます。
開発車両から変更点を予想すると、これまでフラット5スポークタイプだったスピンドルグリルが、スタイリッシュで目を引くデザインになるのではないかと考えられ、レクサス「LS」や「LC」のようにアグレッシブなデザインになるのではないかと考えます。
ヘッドライトはプロトタイプを見ると、明らかに小型三眼LEDヘッドライトになることは見てとれますが、LEDデイタイムランニングライトのデザインがどう変わるのかは今の段階では予想できませんが、もしかしたらヘッドライトと一体型にして、ハウジング内に収めたデザインになるのかもしれません。
サイドやリアのエクステリアにはカモフラージュがなく、マイナーチェンジではなくフェイスリフトのみと予想されるため、デザインの変更はないと同時に、パワートレインも現行通りになるでしょう。
インテリアでは3スポークのステアリングホイールのデザインが若干の変更が見られ、アナログメーターの間にあるインフォテインメントシステムのデザインも現行の「GX」よりもスリムなデザインになっているのが確認できます。
日本でレクサス「GX」のラインナップはありませんが、日本での販売も検討されているとの情報がありますので、レクサスのSUVユーザーには気になる話題になること間違いなしです。
レクサスGXのスペックを紹介!普段使いのお買い物や本格的なオフロード走行もこなす万能さが魅力
レクサスGXはラグジュアリーSUVで、都市部はもちろんアウトドアにもバッチリのオールマイティな車です。定員は7人乗りで4.8LのV8型エンジンを採用しているのでフル乗員しても楽々ツーリングができますし、クルーザーやボートをけん引する能力もあります。
フルタイム4WDの駆動方式を採用しているので雪道や山道にも強く、スキーやキャンプにも安心して行けます。もし、砂漠のようなサラサラ砂の中でスタックしてもクロールコントロールの技術があるので、自力で脱出可能です。
レクサスGX(LUXURY) | ランドクルーザープラド(TZ-G) | |
---|---|---|
4,880mm | 4,760mm | |
全幅 | 1,885mm | 1,885mm |
全高 | 1,875mm | 1,835mm |
ホイールベース | 2,790mm | 2,790mm |
タイヤサイズ | 265/60R18 | 265/60R18 |
最低地上高 | 206mm | 220mm |
定員 | 7名 | 7名 |
駆動方式 | フルタイム4WD | フルタイム4WD |
変速機 | 6速AT | 6速AT |
使用燃料 | ガソリン | 軽油 |
タンク容量 | 87L | 87L |
燃費 | 7.2Km/L | 11.2Km/L |
レクサスGXは日本のトヨタでも販売しているランクルの「1UR-FE型」エンジンを搭載
レクサスGXに搭載されているエンジンは「1UR-FE」という型式で、日本ではランドクルーザーに搭載されているエンジンを使用しています。
1UR-FE | |
---|---|
種類 | V型8気筒 |
排気量 | 4,600L |
出力 | 301ps |
圧縮比 | 10:2 |
ランドクルーザーに搭載されているV8エンジンの出力は318psですが、レクサスGXに搭載されているエンジンは301psになっていて、少しマイルドになっています。
このエンジンは「LS460(日本などを除くアジア)」「日本のランドクルーザー」「タンドラ・セコイア」「GS460」などにも搭載されています。
GXのエクステリアはレクサスのSUVラインナップの中でもすっきりした印象
全体的にスッキリとした印象で、LEDデイライトを装備しています。また、フロント左側に装備されていることの多いサイドアンダーミラーがありません。
リアビューはプラドと比べて高級感があり、ルーフレールがボディ一体型になっています。
LEDヘッドライトには自動的にハイ・ローが切り替わる「インテリジェントハイビーム」が搭載されていて、その他にも「レーダークルーズコントロール」「車線逸脱警報」「ダウンヒルアシストコントロール」「クロールコントロール」などの安全装備が充実しています。
レクサスGXのインテリアは乗員みんながリラックスできる広い空間が特徴
コックピットはゆったりと座れる広さがあり、フロントガラスからはとても見通しが良く都市部でも山岳部でも運転がしやすいです。
左右独立フルオートエアコンを採用していて、ハザードランプもスッキリと配置されています。
7人がゆったり座れるシートで、2列目のシートには肘置きがついているキャプテンシートが採用されています。
シフト周りは木目になっていて、シートヒーター・ベンチレーションスイッチ、スポーツモード・エコモードスイッチ、クルーズコントロールスイッチが配置されています。
ハンドル周りにも贅沢に木目やレザーが使われていて、オーディオコントロールスイッチ、ハンズフリー電話スイッチが配置されています。
また、オプションには「マークレビンソン」のオーディオシステムが用意されていて、7.1chサラウンド・17スピーカー(最大出力330W)が搭載されます。
レクサスGXの北米での販売価格は51,680USドル・日本円で約5,716,500円
レクサスGXには、標準グレードの「GX460」、レザーインテリアトリム・シートヒーターとベンチレーションなどが追加された「GX460 Premium」、死角に入った車の存在を知らせてくれるレーダー、ヘッドライトウォッシャー、2列目キャプテンシート、木目とレザーを使ったインテリアを追加した「GX460 Luxury」の3グレード用意されています。
GXのグレード | 北米の販売価格 |
---|---|
GX460 | 51,680USドル(日本円で約5,716,500円) |
GX460プレミアム(Premium) | 56,125USドル(日本円で約6,208,200円) |
GX460ラグジュアリー(Luxury) | 63,380USドル(日本円で約7,010,700円) |
1ドル110円換算で計算をすると、GX460が約5,716,500円、GX460プレミアムが約6,208,200円、GX460ラグジュアリーが約7,010,700円となります。日本で販売されているプラドの最上級グレードTZ-Gが5,363,280円からなのでGXのベースグレードと353,220円の差があります。
レクサスGXは日本発売なるか フルモデルチェンジに合わせて日本でもプラドと併売する可能性が考えられる
ランドクルーザーのレクサスモデルである「LX」が、2015年にマイナーチェンジが行われて日本国内でもレクサスから販売されながら、トヨタではランドクルーザーを併売しています。現行のGX460が2009年からの販売ということを考えると9年経過していますしマイナーチェンジしてからも5年が経過し、そろそろフルモデルチェンジの時期でもあります。
GX460やランドクルーザープラドがモデルチェンジすると同時に、日本でもLXとRXの間を埋める本格SUVのGXが販売されることも考えられます。GXは「LXは手が出ないけど、レクサスの本格SUVが欲しい」と思っている人にピッタリの車種です。
世界的にもSUV人気が高まっている中、ラダーフレームを装備していながらも高級感があるレクサスGXは日本導入されるのか注目しましょう。