7人乗りSUVを比較

7人乗りSUVの国産車おすすめ3列シートの12車種を比較

7人乗り設定のあるSUVを徹底比較、国産車にこだわったおすすめの12車種を紹介。ランドクルーザーやパジェロなど大型クロスオーバーSUVからミドルサイズSUVまで、現在販売されている車種と2017年のモデルチェンジ後、7人乗り設定が追加される車種を解説。燃費やボディサイズなどを確認!

7人乗り3列シートの設定がある国産SUV12車種

世界的なSUV人気が高まるなか、日本でもSUV市場が盛り上がっています。SUVは背が高くかっこ良い、見晴らしも良く運転しやすい、荷物も積めて使い勝手も良い、と良いこと尽くめの車種と言えます。

しかし乗車人数が5人に設定している車種が多いのもSUVの特徴です。そのため子供や両親など、5人以上乗車するファミリー世代の方は、どうしてもミニバンを選択するしかありませんでした。

そんな中でも「SUVに乗りたい!」ファミリー世代の方にも人気なのが7人乗り3列シート設定があるSUVです。ミニバンに比べると室内が狭い印象のあるSUVですが、7人乗り設定があるSUVはとても使い勝手が良いので、購入価格、ボディサイズ、燃費性能などを比較して自分の環境に最適な1台を見つけましょう!今購入できる国産車6車種、今後7人乗り設定がでるかもしれない国産車12車種を紹介します。

1.トヨタ ランドクルーザー200は3列シートで最大乗員8人の国産車最大級のSUV

ランドクルーザーは最大8人乗れるトヨタのラージサイズSUVです。海外ではSUVと言えばランドクルーザーの名前が出てくるほど、メジャーな人気車種となっています。

故障が少ない高い耐久性と道路状況をものともしない走破性が特徴です。日本で作られている自動車の中で最も長い歴史を持つのも信頼性の証と言えます。

インテリアも高級SUVに相応しく本革が惜しみなく使われています。安全性も高く高級感は申し分ないのですが、車両価格が高く燃費性能も低いためドライバーを選ぶ車と言えます。

ランドクルーザー200諸元
全長 4,950mm
全幅 1,980mm
全高 1,880mm
車両重量 2,490kg
室内長 2,690mm
室内幅 1,640mm
室内高 1,200mm
ホイールベース 2,850mm
最小回転半径 5.9m
最低地上高 225mm
燃費 6.9km/L
乗車定員 8名

2.トヨタ ランドクルーザー・プラド150系は本家ランクルよりも運転しやすいサイズの7人乗りSUV

ランドクルーザー・プラドはランドクルーザーの派生モデルとして誕生しました。ランドクルーザーよりコンパクトになり、海外と比較すると狭い日本の道路事情にも対応することにより爆発的な人気車種となりました。

ランドクルーザーの剛健さとコンパクトさを併せ持つプラドはファミリーカーとして十分な広さもあります。インテリアも高級感があるので本格的でラグジュアリーな7人乗りSUVを探している方におすすめの車種です。

ランドクルーザー・プラド諸元
全長 4,825mm
全幅 1,885mm
全高 1,850mm
車両重量 2,090kg
室内長 2,520mm
室内幅 1,565mm
室内高 1,240mm
ホイールベース 2,790mm
最小回転半径 5.8m
最低地上高 220mm
燃費 9.0km/L
乗車定員 7名

3.日産 エクストレイルは3列7人乗りをガソリンモデルに設定するミドルサイズSUV

個性的なエクステリアと卓越したアウトドア性能を持つ、日産のミドルクラスSUVエクストレイルも2013年のフルモデルチェンジで3列シートの7人乗りモデルを設定しました。標準装備が防水シートなので釣りやキャンプが趣味の方に特におすすめの7人乗りSUVです。

エクストレイルは2017年にマイナーチェンジしました。エクステリア・インテリア・パワートレインされたビックマイナーチェンジ、アウトドアでも街乗りでも更なる活躍が期待できます。

新型エクストレイル諸元
全長 4,690mm
全幅 1,820mm
全高 1,740mm
車両重量 1,530kg
室内長 2,555mm
室内幅 1,535mm
室内高 1,270mm
ホイールベース 2,705mm
最小回転半径 5.6m
最低地上高 205mm
燃費 16.4km/L
乗車定員 7名

4.三菱 アウトランダーは積載性と7人乗り乗車を可能にしたファミリーカーい最適なSUV

アウトランダーは三菱のミドルクラスSUVです。燃費性能が話題となっているアウトランダーPHEVは5人乗りで、7人乗り設定があるのは「アウトランダー」となっています。三菱の「ダイナミックシールド」を搭載した洗練されたエクステリアが魅力です。

2名乗車、5名乗車、荷物の大きさの応じて様々なシートアレンジが可能なので7人乗らない場合でも荷室を広く使うことができます。子供がいると荷物も多くなるので、広い荷室が必要な方に最適な車です。

アウトランダー諸元
全長 4,695mm
全幅 1,810mm
全高 1,710mm
車両総重量 1,570kg
室内長 2,580mm
室内幅 1,495mm
室内高 1,265mm
ホイールベース 2,670mm
最小回転半径 5.3m
最低地上高 190mm
燃費 16.0km/L
乗車定員 7名

5.三菱 パジェロは走破性抜群で趣味と実用性を求める方に人気の7人乗りSUV

車に詳しくなくても、パジェロは知っているという方も多いと思います。三菱パジェロは歴史も古く、ダカールラリーでも優勝経験があるSUVです。ラリーカーとして活躍したオフロードSUVなので走りの性能は信頼できます。

2018年にはフルモデルチェンジを控え、エクステリア、インテリアとも大きく進化します。
SUVらしいパワフルな走行性能、見晴らしの良いドライバーポジションなど、SUVの素晴らしさを感じさせてくれる車です。

パジェロガソリン仕様車諸元
全長 4,900mm
全幅 1,875mm
全高 1,870mm
車両総重量 2,290kg
室内長 2,535mm
室内幅 1,525mm
室内高 1,235mm
ホイールベース 2,780mm
最小回転半径 5.7m
最低地上高 225mm
燃費 8.0km/L
乗車定員 7名

6.スバル エクシーガ・クロスオーバー7は販売終了したため今は中古車でしか手に入らない希少な3列7人乗りSUV

2008年から販売されているスバルのエクシーガはミニバンとして誕生しました。2015年にはフルモデルチェンジがなされ、ミドルサイズSUVとして生まれ変わりました。7人乗りSUVとしてはコンパクトサイズなので女性でも取り回しが楽なのが魅力です。

2017年4月のビックマイナーチェンジでスバルらしい「コ」の字のエクステリアに、鮮やかなタンカラーのインテリアとなりました。コンパクトボディのため車両価格も控えめなので、家計に優しい7人乗りSUVでしたが現在は販売終了しているため中古車でのみ入手可能です。

エクシーガ・クロスオーバー7諸元
全長 4,780mm
全幅 1,800mm
全高 1,670mm
車両総重量 2,005kg
室内長 2,720mm
室内幅 1,510mm
室内高 1,275mm
ホイールベース 2,750mm
最小回転半径 5.5m
最低地上高 170mm
燃費 13.2km/L
乗車定員 7名

7.トヨタ ハリアーは3列7人乗りモデルの発売が噂されていたが追加されなかったため今後のモデルチェンジに期待

ハリアーはSUVブームの先駆けとなったラグジュアリーSUVです。発売当初から豪華な内装が話題となり女性人気も高いSUVとして有名です。

ハリアーは5人乗り設定しかありませんが、2017年6月のビックマイナーチェンジで待望の7人乗り設定が追加されると噂されていましたが、残念ながら追加されませんでした。

ハリアーのプレミアムな空間が良いけど、家族がいるから諦めていた方は次回の新型ハリアーの進化に期待しましょう。

その他の進化として、クラウンアスリートやレクサスNXに搭載されている2.0Lダウンサイジングターボが追加されています。

新型ハリアーガソリン仕様車諸元
全長 4,725mm
全幅 1,835mm
全高 1,690mm
車両重量 1,620kg
室内長 1,965mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,220mm
ホイールベース 2,660mm
最小回転半径 5.3m
最低地上高 190mm
燃費 16.0km/L
乗車定員 5名

8.レクサスRXは2017年のマイナーチェンジ7人乗りモデルを追加したラグジュアリーSUV

レクサスRXはトヨタのハリアーをベースとしたレクサスブランドのSUVです。レクサスを象徴するスピンドルグリルは見るものを圧倒する迫力があります。2017年内のマイナーチェンジにより国内で販売されているレクサスでは初めて3列7人乗りシートの設定が誕生しました。

レクサスブランドは自動車ファンの憧れです。
2017年のマイナーチェンジにより高級ブランドのレクサスをファミリーカーとして使用したい層からは絶大な人気になっています。家族みんなで使える車に妥協したくない方に特におすすめのSUVです。

新型レクサスRXガソリン仕様車諸元
全長 5,000mm
全幅 1,895mm
全高 1,725mm
車両重量 2,240kg
室内長 2,775mm
室内幅 1,590mm
室内高 1,200mm
ホイールベース 2,790mm
最小回転半径 5.9m
最低地上高 200mm
燃費 17.8km/L
乗車定員 7名

9.ホンダ CR-Vは2018年8月30日に日本復活を果たした最後発の7人乗りミドルサイズSUV

1995年に発売されたホンダCR-VはシビックをベースとしたミドルサイズSUVです。小回りの利くコンパクトさや快適な居住性が魅力でしたが、2016年8月に日本での発売は終了してしまいました。

しかしCR-Vは引き続き海外で販売され続け、2018年8月30日にフルモデルチェンジをした新型CR-Vが日本でも再び販売されました。

2018年に日本に導入されたフルモデルチェンジ後の新型CR-Vはガソリンモデルとハイブリッドモデルがラインナップされ、ガソリンモデルに3列シート7人乗り設定が追加されています。

新型CR-V ガソリンモデルの緒元
全長 4,605mm
全幅 1,855mm
全高 1,680mm
車両重量 1,590kg
室内長 2,520mm
室内幅 1,550mm
室内高 1,230mm
ホイールベース 2,660mm
最小回転半径 5.5m
最低地上高 200mm
燃費 15.8km/L
乗車定員 5名/7名

10.スバル フォレスターはフルモデルチェンジで7人乗りモデルを追加する噂があったが次のモデルチェンジに持ち越し

1997年からスバルが販売しているフォレスターは、海外での人気も高い知名度のある本格的クロスオーバーSUVです。4WD走行に定評があるスバルらしい、路面状況に左右されないパワフルな走りが魅力のSUVです。

現行フォレスターは5人乗り設定しかありませんが、2018年に行われたフルモデルチェンジで7人乗り設定が追加される噂がありました。しかし2018年のフルモデルチェンジで追加されなかったため、3列7人乗りモデルの発売は次のモデルチェンジに持ち越しになりました。

「コ」の字デザインのフロントマスクとオレンジがアクセントとなったエクステリアが都会的な印象のSUVとなっています。

新型フォレスター ガソリンモデルの緒元
全長 4,625mm
全幅 1,815mm
全高 1,715mm
車両重量 1,520kg
室内長 2,110mm
室内幅 1,545mm
室内高 1,270mm
ホイールベース 2,670mm
最小回転半径 5.4m
最低地上高 220mm
燃費 14.6km/L
乗車定員 5名

11.マツダ CX-8はミニバンとSUVを融合した使い勝手の良いSUVで3列シートの広さは国産SUVトップレベルの快適性を持つ

2017年9月14日にマツダから発表されたCX-8が2017年12月14日に発売されました。マツダの「魂動」デザインを引き継いだエクステリアと3列7人乗り設定が印象的な車となっています。

マツダはミニバンに替わりSUVに注力することを公表しており、今回発表されたCX-8にはミニバンの主力であったプレマシーの後継としての立ち位置もあるのかもしれません。

エクステリアやインテリアは現在販売しているマツダのCX-5をイメージすると分かりやすいでしょう。CX-5のボディサイズが大きくなり7人乗り設定が追加されたのがCX-8です。3列目シートの居住性にも配慮され国産SUVではトップクラスの快適空間を持つのも特徴です。

新型CX-8の緒元
全長 4,900mm
全幅 1,840mm
全高 1,730mm
車両重量 1,790kg
室内長 2,690mm
室内幅 1,540mm
室内高 1,250mm
ホイールベース 2,930mm
最小回転半径 5.8m
最低地上高 200mm
燃費 13.4km/L
乗車定員 7名

12.スバル アセントは海外で発表・発売されたフルサイズSUVで日本導入は未定だが今後日本でも発売されることが期待

2017年のニューヨーク国際自動車ショーで公開された驚きの車がスバルのアセント(Ascent)です。トヨタから発売される国内最大サイズのランドクルーザーよりも大きい超大型SUVとなっています。今回の国際自動車ショーではインテリアも公開され、居住性の良い3列シートもお披露目されました。

しかし発表されたアセントは北米市場専用車種のようなので残念ながら日本での発売はありません。日本メーカーの海外専売車は数多くあるので、アセントもその中の1車種となります。快適な居住性を持つアセントを手に入れるには少し苦労するかもしれません。

しかし2019年以降に日本に導入されるという噂も聞こえているため、今後のスバルの動向しだいで日本でアセントを見られることもあるでしょう。

今後国産SUVも7人乗り設定の車種が豊富に出揃う

今までファミリー層の購入する車と言えばセレナやヴォクシー、ステップワゴンなどミニバンが主流となっていて、ファミリーでSUVを選択するにはランドクルーザーやパジェロなどの高級車を選択する必要があったためユーザーが限られていました。

しかし今後は7人乗り設定の車は増える傾向となっているため、幅広い選択肢ができるようになります。ミニバンに替わりSUVを選択する時代に変化しつつあるのかもしれません。