7人乗りSUVを比較

7人乗り3列シートの国産SUV一覧 現行モデルから中古で狙える車種まで徹底比較

ファミリーで使える7人乗りSUVをお探しの方へ、国産の3列シートSUVを徹底解説します。各車の乗車定員や燃費、3列目の快適性に加え、CX-8からCX-80への世代交代や2026年復活予定のパジェロなど最新の動向も踏まえて選び方を紹介します。

7人乗り3列シートの設定がある国産SUV一覧

世界的にSUV人気が高まる中、日本でもSUV市場は活況を呈しています。SUVは背が高くスタイリッシュで見晴らしがよく、荷物も積みやすい使い勝手の良い車種ですが、乗車定員が5人に設定されているモデルが多いのも事実です。そのため5人以上の家族で乗りたいというファミリー世代は、ミニバンを選ばざるを得ないケースが多くありました。

近年は7人乗り3列シート設定のSUVが増え、SUVでもファミリーユースが十分に可能な選択肢が揃ってきました。ここでは現在購入できる国産の7人乗りSUVと、7人乗りが設定されていないものの今後の追加が期待されるモデルをまとめて紹介します。あわせて、3列目の居住性や中古での狙い方など、購入判断に直結するポイントにも触れていきます。

1.トヨタ ランドクルーザー300は3列シートで最大7人乗りの国産フラッグシップSUV

2021年8月にフルモデルチェンジした現行ランドクルーザー300は、14年ぶりの刷新でパワートレイン・プラットフォーム・安全装備のすべてを一新したトヨタのフラッグシップSUVです。海外ではSUVの代名詞として絶大な人気を誇り、故障が少なく高い耐久性を持ち、世界中のどんな道でも走破できることが最大の特徴です。

先代200系では8人乗りでしたが、300系では3列目シートの快適性向上とデザイン上の理由から7人乗りへと変更されました。3列目は床下収納式を採用し、格納時の荷室スペースをより有効に活用できます。インテリアも高級SUVにふさわしく本革が惜しみなく使われ、安全装備には指紋認証スタートスイッチをトヨタとして初採用するなど盗難防止性能も高めています。間近で目にすると、全幅1,980mmの堂々たる塊感と分厚いドアの建て付けに、価格に見合った質感の高さを感じます。燃費はリッター8km前後と決して良好ではありませんが、それを補って余りある所有満足度の高さが支持の理由です。実際のオーナーから聞かれるのは、人気ゆえに中古相場が高止まりし、状態の良い個体は新車価格を上回る場面もあるという声で、資産価値の落ちにくさは維持費以上の安心材料になっています。

ランドクルーザー300諸元(AX・ガソリン7人乗り参考)
全長 4,985mm
全幅 1,980mm
全高 1,885mm
ホイールベース 2,850mm
最低地上高 235mm
燃費(WLTCモード) 約7.9〜8.0km/L
乗車定員 5名または7名(グレードにより異なる)
項目 内容
乗車定員 7人乗り(ガソリン車のAX・VX・ZX・GR SPORT)。GXとディーゼル車は5人乗り
モデル世代 2021年8月にフルモデルチェンジした300系。先代200系の8人乗りから7人乗りへ変更
耐久性・信頼性 故障が少なく高い耐久性。ランドクルーザーシリーズの世界累計販売台数は1,000万台超
先進装備 指紋認証スタートスイッチ(トヨタ初採用)、Toyota Safety Sense標準装備
注意点 車両価格が高く(525万円〜)、燃費はリッター8km前後。所有満足度とリセールの高さが魅力

2.トヨタ ランドクルーザー250は150系プラドの後継として2024年に登場した7人乗りSUV

2024年4月18日に発売されたランドクルーザー250は、長らく親しまれてきたランドクルーザープラド150系の後継モデルです。今回のフルモデルチェンジで日本向けには「プラド」のサブネームが廃止され、「ランドクルーザー250」として新たなスタートを切りました。300系と同じGA-Fプラットフォームを採用し、本格4WDとしての悪路走破性を維持しつつ、街乗りや日常使いでの扱いやすさを高めた点が大きな特徴です。

300系よりコンパクトで日本の道路事情にも対応しやすいサイズ感を保ちながら、インテリアも高い質感を確保しています。7人乗りと5人乗りの2タイプが用意され、本格4WDの走破性とラグジュアリーな多人数乗車を両立したいファミリーに向く一台です。発売直後に注文が殺到して受注を停止するほどの人気で、納期が長期化している点と、プラド時代より価格帯が上がった点は購入前に押さえておきたいところです。先代プラドの扱いやすいサイズ感を求めて、あえて150系の中古を選ぶ動きも続いています。

ランドクルーザー250諸元(VX・ディーゼル7人乗り参考)
全長 4,925mm
全幅 1,980mm
全高 1,870〜1,890mm
ホイールベース 2,850mm
最低地上高 200mm
燃費(WLTCモード) 約10.0〜10.4km/L(ディーゼル)
乗車定員 7名または5名(グレードにより異なる)
項目 内容
モデル特徴 ランドクルーザープラドの後継モデル。2024年4月発売。「プラド」サブネームは日本向けに廃止
乗車定員 ZX・VXは7人乗り、GXは5人乗り
プラットフォーム ランドクルーザー300と同じGA-Fプラットフォームを採用。走行性能と扱いやすさを両立
注意点 人気による長納期と、プラド時代からの価格上昇。本格4WD性能と質感を求める層向け

3.日産 エクストレイルは3列7人乗りをe-POWERモデルに設定するミドルサイズSUV

個性的なエクステリアと高いアウトドア性能を持つ日産のミドルクラスSUV、エクストレイルは2022年7月にフルモデルチェンジして4代目へと進化し、2025年9月の改良で装備をさらに充実させました。e-POWER(シリーズハイブリッド)搭載グレードに3列シート7人乗りが用意されており、エンジンで発電してモーターで走る構造ならではの滑らかな加速とファミリー向けの積載性を両立しています。

WLTCモードで約20km/Lという燃費は、月1,000km走る使い方ならガソリン代をミニバンより明確に抑えられる水準で、多人数乗車と経済性を両立したい層に刺さります。防水加工シートも継続設定され、釣りやキャンプを楽しむアウトドア派にも根強い人気です。3列目は床下格納式で、緊急用と割り切れば送迎やお出かけで重宝しますが、大人が長時間座るには手狭なため、常時7人乗車が前提なら後述のCX-80などミニバン寄りの設計を検討すると後悔が少なくなります。

エクストレイル(4代目)諸元(e-POWER・7人乗り参考)
全長 4,640mm
全幅 1,820mm
全高 1,720mm
ホイールベース 2,705mm
最低地上高 205mm
燃費(WLTCモード) 約20.6km/L(e-POWER)
乗車定員 5名または7名(グレードにより異なる)
項目 内容
モデル特徴 日産のミドルクラスSUV。2022年フルモデルチェンジで4代目に。2025年9月改良。e-POWERに7人乗り設定
乗車定員 3列シート7人乗り(e-POWERグレードに設定)
シート 防水加工シートを設定。釣りやキャンプにも対応
用途 燃費と多人数乗車を両立したい実用派向け。3列目は緊急用と割り切るのが現実的

4.三菱 アウトランダーは積載性と7人乗りを両立したファミリー向けPHEV SUV

アウトランダーは三菱のミドルクラスSUVです。2021年10月にフルモデルチェンジし、従来の「アウトランダーPHEV」と統合する形で現行の3代目となりました。現行モデルはPHEV専用で、全グレードに7人乗り3列シートが設定されています。三菱の「ダイナミックシールド」を採用した力強いエクステリアと、EV走行87km(WLTCモード)という実用的な電動性能が魅力で、その後も改良や特別仕様車の追加を重ねています。

2名・5名・7名と荷物の量に応じて多彩なシートアレンジが可能で、7人乗車しない場合でも荷室を広く使えます。EV走行87kmは、日常の通勤や買い物の多くを電気だけで賄える距離で、自宅で充電できる環境ならガソリン代を大きく圧縮できます。一方、3列目はあくまで補助席に近く、長距離を大人7人で移動する用途には向きません。子どもがいる家庭や荷物が多い使い方で、電気のなめらかな走りと多人数乗車を両立したい層に最適です。

アウトランダー(3代目)諸元
全長 4,710mm
全幅 1,860mm
全高 1,745mm
ホイールベース 2,805mm
最低地上高 210mm
燃費 EV走行87km(WLTCモード)
乗車定員 7名
項目 内容
モデル特徴 三菱のPHEVミドルSUV。2021年フルモデルチェンジで3代目へ。全グレードで7人乗り設定
乗車定員 7人乗り(全グレード共通)
パワートレイン PHEV専用。EV走行87km対応で日常使いはほぼ電気で賄える
シートアレンジ 2〜7名乗車に応じた多様なシートアレンジが可能
用途 子供がいる家庭や荷物が多い場合に最適なファミリー向けSUV

5.三菱 パジェロは国内販売終了の7人乗りオフロードSUV(中古車のみ入手可能)

三菱パジェロは1982年から続く歴史ある本格オフロードSUVで、世界一過酷といわれたパリ・ダカールラリーで通算12勝を挙げた走破性で知られています。ラリーで実績を積んだ高い走破性と、7人乗り設定による実用性を両立したモデルでした。

SUVの多様化による競合激化で販売台数が落ち込み、2019年8月に国内向け生産・販売を終了し、現在は中古車市場でのみ入手できます。長く一線で戦った設計ゆえ整備実績やノウハウが豊富で、悪路走破性を重視するオーナーに今も支持されています。三菱は2026年5月29日に新型クロスカントリーSUVの車名を「パジェロ」に決定し、2026年秋の世界初公開を発表しました。新型はピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに、キャビンや前後サスペンションを専用開発しており、国内では7年ぶりの復活となります。

パジェロ(4代目・ガソリン仕様)諸元
全長 4,900mm
全幅 1,875mm
全高 1,870mm
ホイールベース 2,780mm
最低地上高 225mm
燃費 8.0km/L
乗車定員 7名
項目 内容
モデル特徴 三菱の7人乗り本格オフロードSUV。ダカールラリーで実績を積んだ走破性が強み
販売状況 2019年8月に国内生産・販売終了。現在は中古車のみ入手可能
新型パジェロ 三菱が2026年秋の世界初公開を発表。トライトンのラダーフレームベースで7年ぶり国内復活
おすすめ層 本格オフロード走行や中古での購入を検討している方向け

6.スバル エクシーガ・クロスオーバー7は販売終了で現在は中古車のみ入手可能な3列7人乗りSUV

スバルのエクシーガは2008年にミニバンとして登場しました。2015年のフルモデルチェンジでミドルサイズSUVへ生まれ変わり、7人乗りSUVとしてはコンパクトで扱いやすいのが魅力でした。2017年4月の大幅マイナーチェンジでスバルらしい「コ」の字型エクステリアと鮮やかなタンカラーのインテリアを採用し好評を得ましたが、現在は販売終了しており中古車でのみ入手できます。

全長4,780mmとこのクラスの7人乗りSUVとしては取り回しやすく、車両価格も抑えめだったため、中古市場ではコストを抑えて3列シートSUVを探す層にとって狙い目の一台です。シンメトリカルAWDによる安定した走りも、降雪地での実用性につながっています。

エクシーガ・クロスオーバー7諸元
全長 4,780mm
全幅 1,800mm
全高 1,670mm
ホイールベース 2,750mm
最低地上高 170mm
燃費 13.2km/L
乗車定員 7名
項目 内容
モデル特徴 スバルの3列7人乗りSUV。コンパクトボディで扱いやすかった
販売状況 現在は販売終了。中古車のみ入手可能
価格・利便性 コンパクトで車両価格も控えめ。中古で割安に3列シートSUVを狙える

7.トヨタ ハリアーは5人乗りのみで7人乗りモデルの設定はなし

ハリアーはSUVブームの先駆けとなったラグジュアリーSUVで、豪華な内装と洗練されたデザインにより幅広い層から高い人気を誇ります。2020年に4代目(80系)へとフルモデルチェンジし、ガソリン・ハイブリッドに加えてPHEVも設定するなど電動化でも進化を遂げています。

ただし、ハリアーは現行モデルでも5人乗りのみで、3列7人乗りモデルの設定はありません。プレミアムな雰囲気と都会的なデザインが評価される一方、3列目を求めるなら別の車種を選ぶ必要があります。ハリアーの上質さに惹かれつつ7人乗りも欲しい場合は、ランドクルーザー250や後述のマツダCX-80など、3列シート設定のある車種を候補に加えるのが現実的です。

ハリアー(4代目・ガソリン仕様)諸元
全長 4,740mm
全幅 1,855mm
全高 1,660mm
ホイールベース 2,690mm
最低地上高 185mm
燃費(WLTCモード) 15.4km/L
乗車定員 5名(7人乗り設定なし)
項目 内容
モデル特徴 ラグジュアリーSUVの代表格。2020年に4代目へフルモデルチェンジ
乗車定員 5人乗りのみ。3列7人乗りモデルの設定はなし
7人乗りを求める場合 ランドクルーザー250やマツダCX-80など7人乗り設定のある車種が代替候補

8.レクサスRXは4代目に7人乗りを設定したラグジュアリーSUVで現行5代目は5人乗りのみ

レクサスRXはトヨタのハリアーをルーツに持つレクサスブランドのSUVで、高級クロスオーバーSUVという新ジャンルを切り開いた一台です。2017年のマイナーチェンジで、国内レクサス車として初めて3列7人乗りシートを設定したハイブリッドモデル「RX450hL」が登場しました。1列目より3列目の視点が高くなるシアタースタイルや3列目専用エアコンを備え、レクサスらしい質感と多人数乗車を両立した点が特徴でした。

その後2022年11月に5代目へフルモデルチェンジしましたが、現行5代目RXには7人乗り3列シートの設定がありません。そのため、レクサスRXで7人乗りを狙う場合は4代目のRX450hLを中古で探す形になります。実際のところ、RX450hLの3列目は緊急用に近く、7人乗車時は荷室がほとんど残らないため、普段は5人で広々使い、いざというときに3列目を活用する使い方が現実的です。新車で7人乗りのラグジュアリーSUVを求めるなら、ランドクルーザー250やマツダCX-80が有力な代替候補になります。

レクサスRX450hL(4代目・3列7人乗り参考)諸元
全長 5,000mm
全幅 1,895mm
全高 1,725mm
ホイールベース 2,790mm
最低地上高 200mm
燃費(WLTCモード) 約14km/L(ハイブリッド)
乗車定員 6名または7名(4代目RX450hL)
項目 内容
モデル特徴 レクサスのラグジュアリーSUV。3列7人乗りは4代目のRX450hLに設定
現行5代目 2022年11月にフルモデルチェンジ。7人乗り3列シートの設定はなし(5人乗りのみ)
7人乗りの入手 4代目RX450hLを中古で探す形。3列目は緊急用に近い割り切りが必要
新車での代替候補 ランドクルーザー250、マツダCX-80など

9.ホンダ CR-Vは国内5代目が販売終了し、6代目e:HEVが再上陸したミドルサイズSUV

ホンダCR-Vは1995年に発売されたミドルサイズSUVで、グローバルで累計1,500万台超(2025年時点)を販売するホンダの基幹車種です。快適な居住性と先進安全装備が特徴でしたが、5代目の国内モデルは2022年12月に販売を終了しました。5代目には7人乗りガソリンモデルも設定されており、中古で3列シートのCR-Vを探すことは可能です。

6代目CR-Vとして2026年2月に新型「CR-V e:HEV RS」の日本販売が始まりました。ただし現行ラインナップはハイブリッド5人乗りの「RS」グレード1種のみで、5代目で選べた7人乗りガソリンモデルは設定されていません。3列シートを必要とする場合は、現行CR-Vではなく他の7人乗りSUVを検討することになります。

CR-V(5代目・ガソリン7人乗り参考)諸元
全長 4,605mm
全幅 1,855mm
全高 1,680mm
ホイールベース 2,660mm
最低地上高 200mm
燃費 15.8km/L(ガソリン)
乗車定員 5名/7名(5代目ガソリングレード)
項目 内容
モデル特徴 ホンダのミドルサイズSUV。5代目は2022年12月に国内販売終了
現行状況 6代目「CR-V e:HEV RS」が2026年2月に日本再上陸。現行は5人乗りのみ
7人乗り設定 5代目ガソリングレードに設定。中古でのみ入手可能で、6代目現行には設定なし

10.スバル フォレスターは現行モデルも5人乗りのみで7人乗り設定はなし

スバル フォレスターは1997年から販売されている、海外でも人気の高い本格クロスオーバーSUVです。シンメトリカルAWDによる悪路や雪道に強い走りに定評があり、路面状況に左右されないパワフルな走りが魅力です。2025年4月には6代目へフルモデルチェンジし、クロストレックに初搭載されたストロングハイブリッドを設定するなど電動化でも進化しています。

写真は5代目ですが、フォレスターは現行6代目も乗用型SUVとして5人乗りのみで、3列7人乗りモデルの設定はありません。全車にアイサイトを標準装備し、安全性と悪路走破性のバランスに優れる点が支持の理由です。7人乗りが必要な場合は、ランドクルーザー250やマツダCX-80など3列シート設定のある車種を検討するのが現実的です。

フォレスター(5代目)諸元
全長 4,640mm
全幅 1,815mm
全高 1,730mm
ホイールベース 2,670mm
最低地上高 220mm
燃費(WLTCモード) 14.6km/L
乗車定員 5名(7人乗り設定なし)
項目 内容
モデル特徴 スバルの本格クロスオーバーSUV。2025年4月に6代目へフルモデルチェンジ
乗車定員 現行モデルも5人乗りのみ。7人乗り設定はなし
安全装備 全車にアイサイト標準装備。先進運転支援システムが充実

11.マツダ CX-8は生産終了し後継はCX-80 3列目の快適性は国産SUVトップクラス

2017年12月に発売されたマツダCX-8は、マツダの「魂動」デザインを引き継ぎ、3列7人乗り設定を持つクロスオーバーSUVです。CX-5をベースにボディサイズを拡大して7人乗りを実現しながら、3列目シートの居住性にも配慮した点が大きな特徴で、国産SUVの中でも3列目の快適性はトップクラスでした。

CX-8は2023年12月末に生産を終了し、後継として2024年10月にCX-80が登場しました。CX-80はCX-60と同じ後輪駆動ベースのプラットフォームを採用する3列シートSUVで、全長は4,995mmとCX-8より一回り大きく、直列6気筒エンジンやPHEVを設定するなどラグジュアリー方向へ進化しています。価格はCX-8より上がり394万円台からとなりましたが、3列目まで実用的に使える数少ない国産SUVという性格は受け継がれています。実際にファミリーで頻繁に7人乗車するなら、生産終了で価格がこなれてきたCX-8の中古、または上質さを求めるならCX-80が有力候補です。

CX-8諸元(参考)
全長 4,900mm
全幅 1,840mm
全高 1,730mm
ホイールベース 2,930mm
最低地上高 200mm
燃費 13.4km/L(ガソリン参考)
乗車定員 7名
項目 内容
モデル特徴 SUVとミニバンの良さを融合し、3列目の居住性が国産SUVトップクラスだった
販売状況 2023年12月末に生産終了。後継は2024年10月発売のCX-80
後継CX-80 後輪駆動ベースの3列シートSUV。全長4,995mm、直6やPHEVを設定し394万円台から
おすすめ層 7人フル乗車が多い方。価格重視ならCX-8の中古、上質さ重視ならCX-80

12.スバル アセントは北米専売のフルサイズ7人乗りSUVで日本導入は実現せず

2017年のニューヨーク国際自動車ショーで発表されたスバルのアセント(Ascent)は、ランドクルーザー300をも上回るフルサイズSUVです。居住性に優れた3列シートを持ち、北米市場向けに2018年から販売されています。

アセントは北米市場専用車種であり、日本での正規販売は行われていません。3列目まで大人がゆったり座れるサイズ感は国内のミドルSUVにはない魅力ですが、並行輸入での入手は費用と手間がかかるうえ、左ハンドルやサイズの大きさが日本の道路事情では扱いにくく、実用面ではハードルが高い選択肢です。

項目 内容
モデル特徴 スバルの北米専売フルサイズSUV。居住性に優れた3列シート搭載
販売状況 北米市場向けに2018年から販売中。日本での正規販売は行われていない
入手難易度 並行輸入での入手は可能だが費用と手間がかかり、サイズと左ハンドルも国内では扱いにくい

今後、国産SUVも7人乗り設定の車種がさらに充実

これまでファミリー層が選ぶ車といえば、セレナやヴォクシー、ステップワゴンなどのミニバンが主流でした。しかし今や、ランドクルーザー300・250、アウトランダー、エクストレイル、CX-80といったように、7人乗りSUVの選択肢は着実に広がっています。2026年秋にはクロスカントリーSUVのパジェロも国内復活が予定されており、本格オフロード系の7人乗りSUVの動向も注目されます。

7人乗り設定のあるグレードは車種によって限られ、3列目の居住性にも差があります。多くのSUVの3列目は緊急用に近く、足元や頭上が狭くなりがちなため、購入前は必ずディーラーで実際に3列目に座り、座高・奥行き・乗り降りのしやすさを確認することをおすすめします。普段から7人乗車する予定があるならCX-80のように3列目を実用的に使えるモデルを、たまにしか使わないならエクストレイルやアウトランダーのように普段は5人で快適に使えるモデルを選ぶと、後悔が少なくなります。利用する駐車場や周囲の道幅とボディサイズの相性も含め、自分のライフスタイルに合った1台を見つけてください。