ノートのグレード比較

ノートのグレードを徹底比較!現行モデルと先代の違いを解説

ノートのグレード選びで迷っている方へ。現行3代目はどのグレードが自分に合うか、標準装備や価格の差を表で比較。AUTECHとAUTECH CROSSOVERの違いなど、購入前に知りたいポイントをまとめました。

ノートのグレードを徹底比較!現行モデルと先代の違いを解説

ノートのグレードを比較!自分にピッタリのノートをチョイス

日産の人気コンパクトカー「ノート」は、2020年12月に現行の3代目(E13型)へフルモデルチェンジし、全グレードがシリーズハイブリッド「e-POWER」専用モデルになりました。それ以前の2代目(E12型)では「S」「X」「MEDALIST」などのガソリン車グレードやe-POWERグレード、NISMO・C-GEARといった個性派ラインナップが揃っていましたが、現行モデルではよりシンプルかつプレミアムなラインナップに一新されています。

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このページでは、現行3代目ノートの各グレードの特徴・装備・価格の違いを解説します。あわせて、中古車市場で今も人気の高い2代目ノートの主なグレードも参考情報として紹介しています。ライフスタイルや予算に合った一台を選ぶための比較ポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

現行ノート(3代目・E13型)のグレード構成

現行ノートは2020年12月のフルモデルチェンジで全車e-POWER専用となり、ガソリン車の設定はなくなりました。エンジンは発電専用として使い、タイヤはモーターのみで駆動するシリーズハイブリッドです。2024年1月のマイナーチェンジでは外観デザインが刷新され、全グレードにLEDヘッドランプが標準化。さらに2025年8月の一部仕様向上では安全装備が強化され、新グレード「AUTECH LINE」が追加されました。

現行ラインナップは「X」「AUTECH LINE」「AUTECH」「AUTECH CROSSOVER」の4グレード(4WDモデルは「X FOUR」「AUTECH FOUR」「AUTECH CROSSOVER FOUR」も設定)です。エントリーグレードの「S」「F」は販売を終了しており、実質的なエントリーは「X」となっています。

グレード 駆動 価格(税込) 特徴
X 2WD/4WD 2,328,700円〜 標準グレード。衝突被害軽減ブレーキ・LEDヘッドランプ等標準
AUTECH LINE 2WD/4WD 2,438,700円〜 2025年8月追加。専用16インチアルミ・TailorFitシート素材採用
AUTECH 2WD/4WD 2,548,700円〜(参考) 上質×スポーティ。専用ブルーステッチシート・本革巻ステアリング
AUTECH CROSSOVER 2WD/4WD 2,581,700円〜(参考) 最低地上高+25mm。クロスオーバーSUVスタイル

※価格は2025年8月仕様向上時の参考価格です。変更になる場合があります。最新情報はメーカー公式サイトをご確認ください。

X / X FOUR

「X」は現行ノートの実質的なエントリーグレードです。e-POWERシステムによるWLTCモード燃費28.4km/Lを達成しており、日常使いでの経済性に優れています。LEDヘッドランプを標準装備し、インテリジェント エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)や車線逸脱防止支援システムなど基本的な安全装備も充実しています。

X / X FOURグレードの主な標準装備

  • e-POWER(シリーズハイブリッド)
  • LEDヘッドランプ
  • インテリジェント エマージェンシーブレーキ(自転車・左右方向検知対応)
  • 車線逸脱防止支援システム(LDP)
  • 後席リマインダー
  • インテリジェントキー
  • オートエアコン
  • 16インチホイールカバー

「プロパイロット(高速道路同一車線運転支援)」はオプション設定となります。4WDモデルの「X FOUR」は、電動モーターによる本格電動4輪駆動システムを搭載し、雪道などの低μ路でも安定した走りを発揮します。寒冷地にお住まいの方や雪道走行が多い方にはX FOURが選択肢になります。

AUTECH LINE

「AUTECH LINE」は2025年8月の仕様向上で新たに追加されたグレードです。「X」をベースに、専用の内外装を施したモデルで、AUTECHブランドのエッセンスをよりリーズナブルな価格で体験できます。

AUTECH LINEの主な特別装備

  • 専用16インチアルミホイール
  • ダークメタルグレーフロントグリル
  • メタル調ドアミラー
  • 次世代素材TailorFit採用の専用シート

安全装備や走行性能は「X」グレードに準拠します。デザインにこだわりたいがフルAUTECHほどの費用はかけたくない、という方に向いたグレードです。

AUTECH / AUTECH FOUR

「AUTECH」は現行ノートの最上位プレミアムグレードです。オーテックが手がけるブランドコンセプト「プレミアムスポーティ」を体現しており、上質さとスポーティさを両立した内外装が特徴です。

AUTECHの主な特別装備

  • LEDヘッドランプ+アダプティブLEDヘッドライトシステム+LEDフォグランプ
  • 専用ブルー/ブラックコンビレザレットシート(AUTECHブルーステッチ)
  • 専用ブラック/ブルーコンビ本革巻ステアリング
  • AUTECH専用16インチアルミホイール(切削光輝)
  • 専用フロントグリル・グリルフィニッシャー(ダーククローム)
  • メタル調フィニッシュのサイドシル・フロント/リヤプロテクター
  • 専用シグネチャーLED

「X」と比べてAUTECH専用の内外装パーツが豊富に追加されており、コンパクトカーのクラスを超えた質感が魅力です。フロントグリルやバンパーのメッキ装飾、室内のブルーアクセントが上質な雰囲気を演出します。なお、プロパイロットや各種快適装備はオプション設定のものもあるため、購入時に確認が必要です。

AUTECH CROSSOVER / AUTECH CROSSOVER FOUR

「AUTECH CROSSOVER」は、AUTECHをベースにクロスオーバーSUVのスタイルと機能を融合させたモデルです。最低地上高をノーマルより25mm高め、専用チューニングサスペンションを採用することで、アクティブなシーンにも対応する走行性能を実現しています。

AUTECH CROSSOVERの主な特別装備

  • 最低地上高+25mm
  • 専用チューニングサスペンション
  • 専用前後ホイールアーチ・サイドシルプロテクター・ルーフモール
  • 専用16インチアルミホイール
  • 専用ブラック本革巻ステアリング
  • 専用チューニング車速感応式電動パワーステアリング

「AUTECH CROSSOVER +Active」仕様ではシルバーのフロントプロテクターとルーフモールを装備し、よりアクティブな印象を強調。4WDモデルの「AUTECH CROSSOVER FOUR」は電動4輪駆動システムを搭載しており、悪路走行や雪道での安心感が増します。

参考:2代目ノート(E12型)の主なグレード

2代目ノート(E12型)は2012年〜2020年まで販売されたモデルで、ガソリン車グレードとe-POWERグレードの両方が揃っていました。現在は新車購入できませんが、中古車市場では豊富な物件が流通しています。主なグレードの特徴を以下にまとめます。

S(先代2代目)

ノート Sグレード

先代ノートのエントリーグレードです。機能を最小限に絞り込むことで、最も手頃な価格帯を実現していました。駆動方式はFF(2WD)のみ、燃費は23.4km/L(JC08モード)で、当時の価格帯は139万円からでした。インテリジェント エマージェンシーブレーキや車線逸脱警報を標準装備し、基本的な安全性能を確保しつつ、コストを重視した仕様です。

Sグレードの主な標準装備

  • UVカットグリーンガラス
  • ハロゲンヘッドランプ
  • リモートコントロールエントリーシステム
  • マニュアルエアコン
  • アイドリングストップ
  • インテリジェント エマージェンシーブレーキ
  • 車線逸脱警報(LDW)
  • 14インチスチールホイール

X / X FOUR(先代2代目)

ノート Xグレード

先代ノートの標準中核グレードです。Sグレードをベースに快適装備を充実させており、フロントドアのスーパーUVカット断熱ガラスやプライバシーガラス、インテリジェントキーなどを標準装備。2WDの「X」に加え、モーターアシスト方式の4WDを採用した「X FOUR」も選択でき、当時の価格は150万円からでした。「X FOUR」では寒冷地仕様が標準化されており、雪国ユーザーにも対応していました。

X DIG-S(先代2代目)

ノート X DIG-Sグレード

「DIG-S(ダイレクト・インジェクション・ガソリン・スーパーチャージャー)」エンジンを搭載した高効率モデルです。直列3気筒1.2Lエンジンにスーパーチャージャーを組み合わせ、1.5L自然吸気エンジンに匹敵する走りと優れた燃費性能(26.2km/L・JC08モード)を両立。当時の価格帯は174万円からでした。高速道路の合流や追い越しでも余裕ある走りが特徴でした。

MEDALIST / MEDALIST X / MEDALIST X FOUR(先代2代目)

ノート MEDALISTグレード

先代ノートのプレミアムグレードです。LEDヘッドランプや15インチアルミホイール、ジャカード織物と合皮を組み合わせたシート、本革巻きステアリング、フロントメッキバンパーなど、コンパクトカーながら高級感のある内外装が特徴でした。エンジン形式により燃費は18.2〜26.2km/L(JC08モード)、当時の価格帯は「MEDALIST X」の163万円からでした。

ブラックアロー(先代2代目)

ノート ブラックアローグレード

「S」グレードを除く主要グレードに設定されたスタイリッシュ仕様です。ルーフやドアミラーをブラックで塗り分けたツートンカラーと、ピアノブラック調・ダークシルバー調の内装フィニッシャーが個性を際立てます。標準装備やパワートレインはベースグレードに準拠し、「X ブラックアロー」の価格は161万円からでした。

C-GEAR(先代2代目)

ノート C-GEARグレード

クロスオーバーSUVルックの特別仕様車です。ダーククロムフロントグリル、ダークメタリックのスタイリングガード、ルーフモール、グロスブラック15インチアルミホイールなど専用外装パーツを装備し、アクティブな外観を実現。ガソリン車(2WD・4WD)とe-POWERの両方を選択でき、当時の価格帯は177万円からでした。現行3代目の「AUTECH CROSSOVER」はこの系譜を受け継ぐコンセプトのモデルといえます。

C-GEARの主な特別装備

  • ダーククロムフロントグリル
  • ダークメタリックフロント・サイド・リアスタイリングガード
  • ルーフモール
  • ダークメタリックホイールアーチガーニッシュ
  • グロスブラック15インチアルミホイール
  • 専用シートクロス(ブラック・カーキ)

モード・プレミア(先代2代目)

ノート モード・プレミア

オーテック(AUTECH)がプロデュースした大人の上質さをテーマにしたグレードです。「X」グレードをベースに、専用フロントグリル・バンパー、フォグランプ、専用15インチアルミホイール、本革巻き3スポークステアリング、オートエアコンなどを装備。ガソリン車(2WD・4WD)とe-POWERに設定され、当時の価格は169万円からでした。このグレードは現行3代目の「AUTECH」グレードへと進化したと考えるとわかりやすいです。

先代2代目ノートのe-POWERグレードとNISMOグレード

ノート e-powerグレード

2代目ノートに設定されていたe-POWERグレード(e-POWER S・X・MEDALIST)は、当時としては画期的なシリーズハイブリッドシステムを採用し、34.0〜37.2km/L(JC08モード)という優れた燃費性能を誇っていました。現行3代目ノートはこのe-POWERシステムをベースに大幅に進化した第2世代e-POWERを全グレードに採用しており、モーター出力は6%アップ、トルクは10%アップ(最高出力116馬力・最大トルク280Nm)しています。

先代e-POWER専用の主な標準装備(参考)

  • e-POWER専用ファインビジョンメーター
  • 専用フロントブルーグリル / e-POWERエンブレム
  • 車両接近通報装置
  • インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)

ノート NISMOグレード

先代2代目に設定されていたNISMOグレードは、ガソリン仕様の「NISMO」、電動パワートレインの「e-POWER NISMO」、そしてハイパフォーマンス版の「NISMO S」の3種類でした。「NISMO S」は専用チューニングの1.6Lエンジンと5速MTを搭載した本格スポーツモデルで、現行3代目ノートには同等のNISMOグレードは設定されていません(上級派生車のノートオーラにはNISMOグレードが設定されています)。中古市場でNISMO Sを求める声は今もあります。

ノートのグレードは上質な空間や先進のe-POWERなど揃っている

ノート

現行3代目ノートは、全車e-POWER専用モデルとしてシリーズを一新し、プレミアムコンパクトとしての位置づけを明確にしました。標準グレードの「X」でもWLTCモード燃費28.4km/Lを達成し、衝突被害軽減ブレーキやLEDヘッドランプを標準装備するなど、装備の充実度は先代と比べて大幅に向上しています。

上質さとスポーティさを求めるなら「AUTECH」、クロスオーバーSUVのスタイルを楽しみたいなら「AUTECH CROSSOVER」、コストを抑えつつデザインにもこだわりたいなら新設の「AUTECH LINE」という選び方が基本です。また、雪道が多い地域なら4WDモデルの「FOUR」系を選ぶと安心です。先代2代目の中古車を検討する場合は、ガソリン車かe-POWERか、NISMO・モード・プレミアといった個性派グレードも豊富に流通しているため、予算や走りの好みに合わせた選択が可能です。