ライズのモデルチェンジ・マイナーチェンジの情報
ライズのエクステリア・インテリアデザインや基本スペックをまとめました。
ライズはトヨタ・ラッシュの後継モデルにあたり、「X」「XS」「G」「Z」の4グレードから構成される小型SUV。躍動感あふれるスポーティーなスタイリングで、全車に「衝突回避支援ブレーキ」や「車線逸脱警報機能」などの先進安全システムを標準装備します。価格はエントリーモデル「X(2WD)」の場合1,679,000円から。ディーラーでは既に先行受注がスタートしています。事前受注数は11月6日時点で6,500台と、既に月間目標台数の4,100台を超える反響があるとのことです。
OEM元となるダイハツのコンパクトSUV(ロッキー)とは異なる箇所もありますので、その点についても注目していきます。
ライズが2024年11月5日に一部改良 センサーを2個追加で後方支援を強化
ライズがリヤバンパーのソナー(センサー)を2個追加する一部改良を2024年11月5日に実施。バックセンサーの表示も変更することでユーザーへ後方支援を安全にサポート。OEM元のロッキーや兄弟車種のレックスも同様の一部改良を実施しています。
2024年一部改良後のライズの販売価格はエントリーグレードのXが1,800,700円から2,079,000円、中間グレードのGが1,958,000円から2,263,800円、上級グレードのZが2,152,700円から2,442,000円。
ライズOEM元モデルのロッキーに派生車種のロッキースペース追加か
ライズのOEM元になるダイハツのロッキーに、2024年頃派生モデルロングバージョン、ロッキースペースを追加する噂があります。
ロッキースペースは全長を4,400mmまで伸ばすことで居住性が向上、ダイハツには設定されないプチミニバンの役割を担うべく、3列シートを設定する可能性もあるようです。
OEM先になるライズにもライズスペースとして派生車種を設定するかどうかについて、トヨタにはプチミニバンとしてシエンタがあります。
ライズスペースが設定されるとなると、シエンタの購入ユーザー層が割れることにもなるため、派生車種の追加はダイハツのロッキー、同じくプチミニバンのないスバルにOEM提供するレックスだけで、ライズには設定しないと予想します。
ライズがロッキーとともに2022年11月1日一部改良を実施 法規対応で車両価格上昇
ライズの一部改良が2022年11月1日実施。
今回の改良は、排ガス規制や騒音規制の法規対応のみで兄弟モデルのロッキーも同日に一部改良を行っています。
エクステリア・インテリアも含め、ボディカラーやグレード構成などに変化はなく、ごく軽微な改良内容になりました。
車両価格は2021年モデルと比較すると10,000円上昇した1,994,800円から2,338,000円です。
ライズのマイナーチェンジを2021年11月1日に実施 100%モーター走行のハイブリッドグレード追加
ライズのハイブリッドは日産e-POWERと同じ100%電気で走るシリーズ方式を採用
ライズのパワートレインに、新開発の1.2L直列4気筒エンジン+モーターのe-SMART HYBRID(イースマートハイブリッド)というハイブリッドシステムを、2WD駆動のみに設定するマイナーチェンジを2021年11月1日に実施。
e-SMART HYBRIDとは日産のe-POWERと同じ、エンジンを発電のみに使用して、モーターのみで走行するシリーズ式のハイブリッドシステムで、WLTCモード燃費は28.0km/Lを達成します。
今回のマイナーチェンジでは安全装備も夜間の歩行者を検知する最新式のスマートアシストにアップデートするのに加え、ハイブリッドZとG、ガソリンZの上位モデルに電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドを標準装備。ボディカラーとグレードも整理され、販売価格も現在のモデルより値上げされます。
グレード | パワートレイン | 販売価格 |
---|---|---|
X | 1.0Lターボエンジン | 1,984,800円~ |
1.2L自然吸気エンジン | 1,707,000円~ | |
G | 1.0Lターボエンジン | 2,133,700円~ |
1.2L自然吸気エンジン | 1,857,000円~ | |
1.2Lハイブリッド | 2,163,000円~ | |
Z | 1.0Lターボエンジン | 2,299,200円~ |
1.2L自然吸気エンジン | 2,039,000円~ | |
1.2Lハイブリッド | 2,328,000円~ |
トヨタ・ライズが乗用車ブランド通称名別順位で2ヶ月連続1位に!
2020年3月5日、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が乗用車ブランド通称名別順位を発表しました。
トヨタ・ライズは1月の10,220台に続き2月は9,979台が販売されており、各月登録新車販売台数ランキングで2ヶ月連続1位という快挙を成し遂げています。
発売月2019年11月の台数は7,484台、2019年12月は9,117台と去年から順調なスタートを切っており、2020年2月にはあまりの人気ぶりで受注をストップ、納車までの期間も長期化しているとのことですが、2020年3月に受注が再開しました。
ライズの受注状況をトヨタが発表 月販目標の8倍にあたる32,000台に
ダイハツのロッキーと同時に発売されたコンパクトSUVライズの発売1か月の受注状況が公式発表されました。
ライズの月販目標は4,100台に設定していますが、この数字の8倍にあたる約32,000台を受注、好調な売り出しになっています。ライズの公式ページの納期(工場出荷時期目途)は2020年11月現在は1か月という表示なので、ある程度落ち着いた納期になっています。
5ナンバーサイズに収まるコンパクトボディ、駐車支援システムやスマートアシストなどの安全面の強化が人気の理由で、グレード別の販売割合は上位グレードのZがユーザーの7割、中間グレードのGがユーザーの2割に選ばれています。
購入しやすい車両価格のため装備が充実したグレードに人気が集中しているようです。
ボディカラー別に見ると、シャイニングホワイトパールが3割、ブラックマイカメタリックが2割ということで、他車種で圧倒的な人気の白黒カラーが5割程度になっています。
ライズはカラー展開が豊富なため、ユーザー好みの色を自由に選んでいるように感じます。どの色も可愛いく日本の道路事情にピッタリのライズは今後も販売台数を伸ばすと予想します。
ライズは1Lダウンサイジングターボエンジンを搭載!
ライズのパワートレインにはダウンサイジングされた1リッターターボエンジンを採用。「加速」「曲がる」「止まる」などの基本動作もスムーズで、コンパクトSUVクラスとしては非常にレベルが高く、気持ちの良い走りを実現しています。
また、4WD車にはダイナミックトルクコントロール4WDを搭載し、悪路走行性と燃費性能を両立。ZとGの4WD車の場合、マルチインフォメーションディスプレイにトルク配分をわかりやすく表示します。
ロッキーの最小回転半径は4.9mまたは5.0mに設定。小回りが利くので狭い路地などもスマートに走り抜けることが可能です。
アイポイントを高く設定することで、運転中も良好な前方視界を確保。リヤドアガラスも大きく、駐車操作もスムーズに行えます。
ライズのエクステリアは「ミニRAV4」とも言えるスポーティーなスタイリング
ライズのスポーティで魅力的なエクステリア
サイド・正面から見たライズのエクステリア 筋肉質で力強さを感じるデザイン
リヤスタイルもがっしりとしているトヨタ・ライズ 右側には「RAIZE」のロゴバッジが配置される
ライズはアグレッシブなフロントマスクがRAV4を思わせるようなエクステリアデザインで、ダイハツ・ロッキーとはまた違った雰囲気をまとった一台です。上位グレードZには17インチのアルミホイールが標準装備されており、足回りもかっこよくキマっています。上位グレードのZにはLEDフロントシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)を標準装備し、より先進性あふれるデザインに。ドアは軽いので開け閉めの操作は女性や子供でもスムーズに行うことができ、乗降性にも優れています。
- レーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
- ターコイズブルーマイカメタリック(新色)
- ファイアークォーツレッドメタリック
- ブライトシルバーメタリック
- ナチュラルベージュマイカメタリック(新色)
- シャイニングホワイトパール(新色/33,000円高)
- ブラックマイカメタリック
- マスタードイエローマイカメタリック(新色)
- ブラックマイカメタリック×ブライトシルバーメタリック(55,000円高/Zグレードのみ)
- ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール(77,000円高/Zグレードのみ)
- ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリック(55,000円高/Zグレードのみ)
ライズのボディカラーは全11色で、モノトーンカラーは8色、ブラックルーフを組み合わせた2トーンカラーは3色を用意。レーザーブルークリスタルシャインとシャイニングホワイトパールは有料色でプラス33,000円、2トーンカラーはブライトシルバーメタリックとターコイズブルーマイカメタリックが55,000円、シャイニングホワイトパールが77,000円です。
ライズのボディカラー
- レーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
- ターコイズブルーマイカメタリック(新色)
- ファイアークォーツレッドメタリック
- ブライトシルバーメタリック
- ナチュラルベージュマイカメタリック(新色)
- シャイニングホワイトパール(新色/33,000円高)
- ブラックマイカメタリック
- マスタードイエローマイカメタリック(新色)
- ブラックマイカメタリック×ブライトシルバーメタリック(55,000円高/Zグレードのみ)
- ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール(77,000円高/Zグレードのみ)
- ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリック(55,000円高/Zグレードのみ)
なお、ダイハツ・ロッキーには「コンバーノレッド」と「ブラック×コンバーノレッド」の設定がありますが、ライズにはその代わりに「ターコイズブルーマイカメタリック」と「ブラック×ターコイズブルーマイカメタリック」がラインナップしています。
ライズのボディサイズは全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,620mm、ホイールベースは2,525mmで、ダイハツ・ロッキーと同数値のコンパクトサイズ。最小回転半径はFFで4.9m、4WDが5.0mです。
ホイールサイズはXとXSが15インチの鉄チンホイール、Gが16インチのアルミホイール、Zが17インチのアルミホイールとなります。
グレード | X | XS | G | Z |
---|---|---|---|---|
全長 | 3,995mm | |||
全幅 | 1,695mm | |||
全高 | 1,620mm | |||
ホイールベース | 2,525mm | |||
エンジン | 排気量1.0L 直列3気筒ターボガソリンエンジン | |||
ミッション | D-CVT | |||
WLTC燃費性能 | 2WD:18.6km/L | |||
4WD:17.4km/L | ||||
価格 | 2WD:1,679,000円 | 2WD:1,745,000円 | 2WD:1,895,000円 | 2WD:2,060,000円 |
4WD:1,918,800円 | 4WD:1,984,800円 | 4WD:2,133,700円 | 4WD:2,282,200円 |
ライズのインテリアデザインは全グレード共通
ライズのコックピットとシート
ライズのインテリアはブラックをベースにレッドのパイピングをあしらったファブリックシートを全グレードに設定。スポーティーで遊び心のあるデザインです。シートはやや硬めな座り心地のため、ドライビングポジションをしっかりと維持することができます。
4WD全車と2WDのZにはシートヒーターが標準装備されますが、その他グレードにもメーカーオプションで装備可能です。
マルチインフォメーションディスプレイ付きLEDデジタルスピードメーター+7インチTFTカラー液晶ディスプレイは表示パターンを「先進」「ワクワク」「シンプル」「アナログ」の4種類からセレクト可能。自分好みにカスタマイズを楽しむことができます。
9インチディスプレイオーディオとT-Connectナビ
フルセグTVにも対応しているオプションの9インチディスプレイオーディオでは、スマートフォンと連携し、スマホで使用しているナビゲーションやオーディオアプリが利用可能です。
同じくオプションで用意されているT-ConnectナビはSmart Device Linkに対応。通常のナビゲーションだけでなく、オペレーターサービスも受けることができます。
スマホの充電に便利なUSB端子もフロントに1ヶ所、リヤに2ヶ所用意。9インチディスプレイオーディオをオプション装備した場合は、さらに一か所端子がプラスされます。
ライズのラゲッジルームは荷室容量369Lを確保
ライズのラゲッジスペースは5ナンバーのコンパクトSUVクラスの中でもトップクラスとなる369Lの荷室容量を確保しています。リヤシートにフル乗車しても、たくさんの荷物を積載可能です。
2段デッキボード構造を採用しているライズのラゲッジスペース。荷物の大きさ・形状に応じて取り外すことで積載性をアップできます。
シートアレンジ多彩なライズの室内
こちらは両側前倒し時と片側前倒し時の写真となります。カーペットやスノーボードのような長尺物や大きな家具などを運ぶ際に非常に便利です。
ライズのZとGにはプッシュ式オートエアコンを搭載。冬場の運転を快適にするシートヒーターはZと4WDモデルに標準装備、その他モデルにはメーカーオプションで装備できます。運転席には、全席のドアを解錠するワンモーションドアアンロックも設置されます。
UVカット・IRカット機能付きウィンドウシールドグリーンガラスとスーパーUVカット・IRカット機能つきグリーンガラスは、GとZの2グレードに標準装備。日差しの強い日の心強い味方となります。
電子カードキーを持った状態で、指先でタッチ式リクエストスイッチに触れるとドアの施錠・解錠が可能なキーフリーシステム。イモビライザー付きで盗難対策もばっちりです。
ライズは最新型のスマートアシストを全車に標準装備!
ライズには多彩な安全装備を用意しています。従来よりもパワーアップした車両事故防止システム「スマートアシスト」を標準装備し(Xを除く)、「車線逸脱警報機能」や「標識認識機能」、「オートハイビーム」などを搭載します。
ZとGの2グレードには、メーカーパッケージオプションで「パノラミックビュー」や「スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)」も装備可能です。
様々なシーンで毎日をサポートするライズのモデルチェンジ遍歴
ライズはトヨタの小型殺すオーバーSUVで、ダイハツのロッキーからOEM供給を受けるモデルです。「アクティブ・ユースフル・コンパクト」をコンセプトに掲げ、普段使いにもレジャーにも様々なシーンで毎日をサポートする車種として、トヨタからの要望をダイハツがデザインや開発を行いました。フロントフェイスには「キーンルック」が用いられ、トヨタのアイデンティティがいかされています。
ライズ A20#A/210A型:2019年~
2019年11月、「サプライズと出逢おう。」のキャッチフレーズのもと、ライズが発売されました。「X」「G」「Z」のグレードが設定されています。「Z」ではライズ専用のアルミホイールを装着し、ハイグレード仕様となります。発売から1か月となる12月時点での受注台数が、目標台数の8倍になったことを発表。
2021年11月一部改良でハイブリッド車の追加が行われました。安全装備も強化され、「スマートアシスト」を全車標準装備とします。
ライズのモデル | 販売年表 |
---|---|
A20#A/210A型 | 2019年~ |
ライズの今後の動向に注目!RAV4やC-HRに続くヒットモデルに
取り回しの良いボディサイズと男女問わず親しみやすいスポーティーなデザインが魅力のライズは、幅広いユーザーの心に響く一台となっています。モデリスタやTRDのパーツを装着して、自分好みのデザインにカスタマイズも楽しめます。
各車メーカーがコンパクトSUVを投入し熾烈を極めるSUV市場において、トヨタ・ライズが今後どのように改良を重ね新規ユーザーを獲得していくのか見守っていきましょう。