ライズにおすすめのスタッドレスタイヤ4選
ここで紹介するのは、ライズに標準装備されている「195/65R16」「195/60R17」の2つの純正サイズに適合するスタッドレスタイヤです。ライズはグレードによってタイヤサイズが分かれるため、まずは自分の車がどちらのサイズなのかを確認してから選ぶと失敗がありません。
195/65R16タイヤを標準装備するライズのグレード
- X
- X“S”
- G
195/60R17タイヤを標準装備するライズのグレード
- Z
コンパクトSUVのライズに使われるこれらのサイズは、SUV専用設計ではなく乗用車用スタッドレスのラインナップから選ぶのが基本です。車両重量が1,100kg前後と軽めのため、乗用車用でも十分な制動力と安定感が得られます。ここでは国産4メーカーの代表的なモデルを取り上げます。
ライズの純正サイズ「195/65R16」「195/60R17」に適合するスタッドレスタイヤ

ライズの純正サイズのうち、195/60R17は流通量が少なめのサイズで、選べる銘柄が16インチより限られます。一方の195/65R16は採用車種が多く、各社のスタッドレスがそろっているため価格も探しやすいサイズです。
下の表にあるロードインデックスと速度記号は、タイヤ選びの基準になります。16インチのロードインデックス「92」は1本あたり最大630kg、17インチの「90」は最大600kgの負荷に対応し、ライズの車重に対して十分な余裕があります。速度記号「Q」は160km/hまで対応する意味で、スタッドレスとしては必要十分です。タイヤ外径を純正に近づけておくとスピードメーターの誤差が小さく収まるため、サイズ変更を考える場合も外径の近さを意識すると安心です。
なお、ここで紹介する4モデルは各ブランドの一世代前にあたります。現在は後継・新世代モデルが登場しており、ブリザックはVRX3および2025年9月発売のWZ-1、ウインターマックスは03、アイスガードは7/8、ガリットギズはGIZ Proへと進化しています。最新世代は氷上性能が一段上がっている一方、流通が落ち着いた前世代は価格と性能のバランスで選びやすく、予算と求める性能で見比べるとよいでしょう。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「ブリザック VRX2」はライズがしっかり止まる氷上ブレーキに加えて摩耗ライフや静粛性などの優れた総合性能を実現
BRIDGESTONE BLIZZAK VRX2 195/65R16 92Q
氷や雪の路面だけでなく乾いた路面や濡れた路面などの冬道での安全性を高めるブリヂストン ブリザック VRX2
| 車種 | ライズ |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | BLIZZAK VRX2 |
| タイヤサイズ | 195/65R16 |
| ホイールサイズ | 16インチ |
| タイヤ外径 | 665mm |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 14,400円~(2026年調べ) |
ブリザックVRX2は、氷上での止まりやすさを最優先したい人に向いたプレミアムスタッドレスです。発泡ゴムが凍結路の薄い水膜を吸い取り、進化した非対称パターンが接地性を高めることで、アイスバーンでもブレーキの効きが安定します。北海道や東北など本格的な雪国での装着実績が豊富で、凍結路の多い地域で選ばれてきた信頼感が魅力です。摩耗を抑えるゴム配合でライフ性能も確保しており、減りにくさと静粛性を含めた総合力の高さが、長く履く人にとっての安心材料になります。
ライズのスタッドレス BLIZZAK VRX2 17インチ
BRIDGESTONE BLIZZAK VRX2 195/60R17 90Q
ブリヂストン ブリザック VRX2の非対称サイド形状が横力変動を抑えることでライズがふらつきにくく快適な乗り心地に
| 車種 | ライズ |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | BLIZZAK VRX2 |
| タイヤサイズ | 195/60R17 |
| ホイールサイズ | 17インチ |
| タイヤ外径 | 670mm |
| ロードインデックス | 90 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 15,800円~(2026年調べ) |
こちらはZグレードの純正サイズ195/60R17に適合するブリザックVRX2です。前述のとおり17インチは選べる銘柄が少ないサイズで、氷上性能を重視する人にとってブリザックが選択肢に入るのは心強いところです。非対称のサイド形状が横方向の力の変動を抑えるため、扁平率が低く接地感の出やすい17インチでも、ふらつきの少ない落ち着いた乗り味につながります。価格は16インチより上がりやすいため、コストを抑えたい場合は後述のインチダウンも検討に値します。
ダンロップ(DUNLOP)の「ウインターマックス02」は効きモチ・ロングライフ・氷にギュッの3つの働きでライズの冬の走りがもっと安心・安全に
DUNLOP WINTER MAXX 02 195/65R16 92Q
凍結路面に密着して薄い水膜を押し出しライズの強力な氷上ブレーキを発揮するダンロップ ウインターマックス02
| 車種 | ライズ |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | WINTER MAXX 02 |
| タイヤサイズ | 195/65R16 |
| ホイールサイズ | 16インチ |
| タイヤ外径 | 660mm |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 14,541円~(2026年調べ) |
ダンロップのWINTER MAXX 02は、「効きモチ・ロングライフ・氷にギュッ」の3点を打ち出したモデルです。冷えても柔らかさを保つ液状ファルネセンゴムが氷に密着し、しっかり止まる氷上性能を発揮します。柔らかさが長持ちする設計で、4シーズン目でも氷上性能の落ち込みが少ないと案内されている点が特徴です。混ぜ物の少ない高密度ゴムで摩耗を抑えるため、氷上のグリップと長持ちの両方を求めるユーザーに向いています。氷上性能と寿命のバランスを取りたい人にとって、ブリザックと比較検討しやすい一本です。
ライズのスタッドレス WINTER MAXX 02 17インチ
DUNLOP WINTER MAXX 02 195/60R17 90Q
ダンロップ ウインターマックス02の排水性に優れた主溝がウェット/シャーベット路面でのライズの操縦安定性を高める
| 車種 | ライズ |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | WINTER MAXX 02 |
| タイヤサイズ | 195/60R17 |
| ホイールサイズ | 17インチ |
| タイヤ外径 | 669mm |
| ロードインデックス | 90 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 17,170円~(2026年調べ) |
WINTER MAXX 02の17インチは、Zグレードの純正サイズで氷上性能と長持ちを両立したい場合の選択肢です。排水性に優れた主溝が、雪解けのシャーベット路面やウェット路面で水を効率よく排出し、操縦安定性を保ちます。雪と水が混ざった春先のザクザク路面はスタッドレスが苦手とする場面ですが、排水性の高いパターンはこうした状況での安心感につながります。17インチは選べる銘柄が限られるため、ブリザックと並ぶ有力な候補になります。
ヨコハマタイヤ(YOKOHAMA TIRE)の「アイスガード6」は氷に効く・永く効く・燃費に効くの3つの性能にライズに求められるウェット性能と静粛性をプラス
YOKOHAMA iceGUARD 6 iG60 195/65R16 92Q
ピラミッド状の折りを4段に重ねて剛性を高めることでライズの走りのしっかり感がアップしたヨコハマ アイスガード6
| 車種 | ライズ |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | iceGUARD 6 |
| タイヤサイズ | 195/65R16 |
| ホイールサイズ | 16インチ |
| タイヤ外径 | 660mm |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 10,990円~(2026年調べ) |
ヨコハマのiceGUARD 6 iG60は、「氷に・永く・燃費に効く」を掲げた16インチ向けのプレミアムスタッドレスです。基本の氷上性能と性能の持続力に加えて、ウェット性能と低燃費性能を高めているのが特徴で、雪の少ない都市部で雨の日も含めて1台でこなしたい人に向いています。低燃費タイヤ「ブルーアース」で培った省燃費技術を採り入れているため、スタッドレスにありがちな燃費悪化を抑えやすい点も実用的なメリットです。今回の4モデルの中では比較的手に取りやすい価格帯で、静粛性も含めた快適性を重視する街乗り派に刺さる一本です。
トーヨータイヤ(TOYO TIRES)の「オブザーブ ガリットギズ」は吸水・密着・ひっかきの3つの効果を瞬間的に発揮してライズの制動性や旋回性を高める
TOYO TIRES OBSERVE GARIT GIZ 195/65R16 92Q
センターリブの3Dサイプが路面に均一に接地しながらエッジ効果を発揮するトーヨータイヤ オブザーブ ガリットギズ
| 車種 | ライズ |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | OBSERVE GARIT GIZ |
| タイヤサイズ | 195/65R16 |
| ホイールサイズ | 16インチ |
| タイヤ外径 | 660mm |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 8,800円~(2026年調べ) |
トーヨータイヤのOBSERVE GARIT GIZは、吸水・密着・ひっかきの3つの効果で氷をとらえるスタッドレスです。吸水性に優れた新素材配合のゴムがミクロの水膜を吸い取りながら路面に密着し、配合された鬼クルミの殻が氷を直接ひっかくことでグリップを生み出します。今回紹介する4モデルの中では価格を抑えやすく、まずは純正サイズのスタッドレスを手頃にそろえたい人や、降雪がそれほど多くない地域で予算を優先したい人に向いた、コストパフォーマンス重視の選択肢です。
ライズのスタッドレスタイヤの選び方:氷上性能・価格・使い方で絞り込む
銘柄が多くて迷うときは、次の3つの軸で考えると絞り込みやすくなります。住んでいる地域の路面、年間のコスト、そして雨の日や燃費まで含めた使い勝手です。
まず氷上性能を最優先するなら、ブリザックやウインターマックスのように凍結路の制動を重視したモデルが候補になります。アイスバーンが頻繁に発生する地域では、ここをケチると安全に直結するため妥協しないことが大切です。一方、降雪がそれほど多くなく雨の日の走行が中心なら、ウェット性能と低燃費を両立したアイスガードや、価格を抑えやすいガリットギズが現実的です。
SUVだからとSUV専用タイヤにこだわる必要はありません。ライズの195サイズはもともと乗用車用が主流で、車重も軽めのため乗用車用スタッドレスで十分な性能が得られます。重量級SUV向けの硬めのSUV専用設計より、乗用車用のほうが氷上の食いつきや乗り心地で扱いやすい場面も多いのが実情です。
ライズは4つのグレードにそれぞれ2WDと4WDをラインナップ

取り回しの良さと広々した車内空間が魅力のライズは、冬のレジャーでも活躍するコンパクトSUVです。「X」「X“S”」「G」「Z」のグレードには、前輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)の2つの駆動方式が設定されています。スタッドレタイヤ選びでは、このグレードと駆動方式の組み合わせが意外と重要になります。
グレードで変わるタイヤサイズ:16インチと17インチの違い
ライズはグレードによって純正タイヤサイズが分かれます。X・X“S”・Gは195/65R16の16インチ、最上級のZだけが195/60R17の17インチです。改良の前後でこのサイズ設定に大きな変更はありません。
Zだけ17インチなのは、上級グレードらしい見栄えとデザイン性を優先しているためです。扁平率が低い17インチはきびきびした接地感が得られる反面、段差での突き上げがやや強く、タイヤ価格も上がりやすい傾向があります。逆に16インチは乗り心地に余裕があり、銘柄も価格も選びやすいサイズです。自分のグレードがどちらかは、運転席ドアを開けたところにあるラベルや、装着中のタイヤ側面の刻印で確認できます。
2WDと4WD、雪道に強いのはどちら?
普段使いの街乗りが中心なら、燃費が良く小回りの利く2WDでも、スタッドレスタイヤを装着すれば多くの冬道に対応できます。ただし、雪の坂道での発進や、わだちの深い圧雪路では、4輪で路面をとらえる4WDのほうが明らかに有利です。冬のレジャーで雪道を走る機会が多いアウトドア派には、やはり4WDがおすすめです。
注意したいのは、4WDでも「曲がる・止まる」性能はタイヤ任せだという点です。発進や登坂は4WDが得意でも、ブレーキやコーナリングは結局スタッドレスの性能で決まります。4WDだから安心と過信せず、タイヤのグレードはしっかり選びましょう。
価格を抑えたいなら17インチからのインチダウンも選択肢
Zグレードの17インチは、16インチに比べてスタッドレスの価格が高く、選べる銘柄も限られます。そこで冬の間だけ16インチへインチダウンするという方法があります。サイズの選択肢が増えて価格も抑えやすく、乗り心地がやや柔らかくなるメリットもあります。
インチダウンする際は、タイヤ外径を純正に近づけることがポイントです。純正の195/60R17(外径約670mm)に対し、195/65R16(外径約665mm)は外径が近く、スピードメーターの誤差を保安基準の範囲に収めやすい組み合わせです。外径が大きくずれると車検に通らなかったり、速度計の表示が狂ったりするため、サイズの根拠を確認したうえで選んでください。
ホイールセットで買うときのサイズとPCDの注意点
組み替えの手間と工賃を省きたいなら、タイヤとホイールがセットになった商品が便利です。シーズンごとの履き替えも自分で行いやすくなります。購入時は、ホイールの取り付け規格を間違えないことが何より大切です。
ライズのホイール取り付け規格はPCD100、ハブ径約54mm、ボルトのネジ径はM12×P1.5です。インセット(オフセット)は40前後が基準になります。ここで見落としやすいのが穴数で、グレードや年式によって4穴と5穴の設定があるため、必ず装着中の実車で穴数を確認してから注文してください。ここを間違えると取り付けできず、返品の手間が発生します。
スタッドレスタイヤへの交換時期と寿命の目安
スタッドレスへの交換は、気温7℃以下が目安です。ゴムは気温が下がると硬くなり、夏タイヤでは7℃あたりから本来のグリップが出にくくなります。初雪の予報が出てからでは交換が間に合わないことも多いため、雪が降る1か月前を目安に早めに準備しておくと安心です。新品装着後は時速60km程度で100kmほど慣らし走行を行うと、表面の離型剤が取れて本来の性能が出やすくなります。
寿命の目安は、ゴムの硬化を考えると製造から3〜4シーズン、または5年程度です。スタッドレスには残り溝が50%まで減ると現れる「プラットフォーム」があり、これが露出したら冬用タイヤとしての使用限界です。溝が残っていても、ゴムが硬化していれば氷上性能は大きく落ちます。保管時は直射日光と雨を避け、空気圧を少し下げて屋内の冷暗所に置くと劣化を抑えられます。
スタッドレスでも過信は禁物:冬道で気をつけたいこと
スタッドレスタイヤを履いても、夏タイヤのように止まれるわけではありません。とくに圧雪やアイスバーンでは制動距離が大きく伸びるため、車間距離を広く取り、急ブレーキ・急ハンドル・急加速を避けた「急の付く操作をしない」運転が基本になります。橋の上やトンネルの出入り口、日陰のカーブは凍結しやすいポイントなので注意が必要です。
また、大雪時には国土交通省が「タイヤチェーン規制」の区間を指定することがあります。これはスタッドレスタイヤを装着していてもチェーンが必要になる特別な規制で、2018年に新設されました。雪山やスキー場へ向かう際は、スタッドレスに加えてチェーンを携行しておくと、こうした規制区間でも慌てずに済みます。
















